2回
2017/11 訪問
季節を変えてお伺いしたい!
河原町今出川を北上してすぐのところ。人気の和菓子屋「出町ふたば」のすぐ近くになります。
ご主人様は、今はなき伝説の割烹「桜田」で修行された前田翔氏。ミシュランガイド京都で一つ星を獲得している割烹であります。
この日はランチ訪問。
ランチは、5000円、7000円の2コースが基本ですが、夜と同じ内容のおまかせ料理(10000円)を頂くことも出来ます。折角ですので、夜のおまかせ料理を頂くことに。
お料理は水物2品を含む全部で12品。
写真を見ていただくと分かりますが、素材はもちろん、演出・盛り付けも「秋」を全体に感じる内容。
食べて楽しい、見て楽しい、ワクワクする構成になっています。それでいて、いちいち手が込んでいます。
特に「八寸」は力を入れておられると感じました。
限られた空間に、前田氏が造り出す物語・世界が拡がる。八寸は本当にセンスだと思います。弧玖さんの八寸は数ある京都割烹の中でも秀でているのでは、と思います。
クラシカルな伝統の部分を重んじながらも、30代という若いご主人様の風をしっかりと取り込まれています。
また、お料理とマリアージュする日本酒のラインナップも充実。この日のラインナップを、カウンターにずらーっと並べて頂きました。
「ここまでくると趣味ですね」とご主人様(笑)
栃木県の大那を筆頭に、鶴齢、小左衛門、山和、南など、薫酒から爽酒まで全国の銘酒が一様に揃っています。これだけありますと、食中酒の選択には困らないですね。日本酒好きには嬉しいポイントだと思います。
また季節を変えてお伺いしたい、そう思える割烹と久しぶりに出会えました。
2017/11/26 更新
今出川河原町にある「弧玖」さんへ再訪。
今回は初めて夜の訪問となりました。
伝説の名店「桜田」出身の若いご主人様。
伝統を重んじながらも、新しい風を取り込もうとする姿勢が随所に感じられます。
他店にはない豪華さ・斬新さもあり、最後まで飽きることなく楽しめます。
特に桜田仕込みの「八寸」は魅力的です。
見た目も内容も気合いが入ってますね。
最近は「八寸」を提供されないお店も見られますが、やはり割烹コースを構成する上で大切な要素だと思います。
また「日本酒のラインナップ」も素敵。
酸とうま味を感じる重厚な顔ぶれですが、不思議とお料理に寄り添ってくれます。
日本酒好きにも是非オススメしたい1軒です。
少し郊外に位置していますが、祇園割烹とはまた違った雰囲気があるのも面白い部分です。
また季節を変えてお伺いできればと思います。
ご馳走さま様でした☆
2018年1月の内容
●貝柱の蕪蒸し
●白味噌のお雑煮
●向付:明石鯛、青森のトロ
●雲丹と蛤の雑炊仕立て
●八寸
●焼物:半レアの能登黒、大根おろし
●蟹の足身、ほんのり湯に通して。
●小鍋:てっさ、河豚の白子
●蟹たっぷりの土鍋御飯
●さちのか、ラフランス、クリームブリュレ
●金柑と干し柿のきんとん