幸庵のレビューですが、15000文字の制限に引っかかっていますので
過去のレビューを日記として退避・保存しておきます。
2013/7月下旬に再訪です。
この日はカウンター席。
飲み物は私は、前回にボトルキープしていた、まぼろしの五石橋という芋焼酎をロックで、
かみさんは、魔王で有名な白玉酒造が作った梅酒をロックで。この梅酒がすっきりと
飲みやすいとのことで気に入ったようです。
この後に頼んだ、沖縄産紅芋梅酒は原料に泡盛が入っており、それが気になるらしく
イマイチだった模様。なので最後はマンゴー梅酒で〆ていました。これはほぼジュース。
この日のお目当ては、釣り鮎!
果たして今年は釣れたのかな?と思いきやいきなり桶を持ってきて活き鮎のプレゼン!
おおお、ピチピチはねとります(^^) 写真を撮ってもピントが合わん(^^;
小田原の酒匂川でご主人自ら友釣りで釣った鮎です。なんと40匹も釣れたとか。
趣味と実益を兼ねてますよねえ(爆)
さて、この日に頂いたのは以下になります。
・あられ湯
・前菜
山葵の入った梅ジュレの上に焼霜の鱧、雲丹、アオサ海苔、アスパラガスを乗せて、
穂紫蘇と金粉をあしらったもの。梅のジュレが程よい酸味でさっぱりといただけました。
鱧は歯ごたえも残しつつ、炙った部分は香ばしくて美味しかったです。
・椀物
鮑、仙台豆、牛蒡、芋茎に、つる紫の花と柚子をあしらった椀です。
この日の吸い地は鰹出汁が効いていました。鮑の煮汁とだんだんと混ざっていき、
味の変化が楽しめました。鮑は隠し包丁を細かく入れて食べやすくなっています。
・向付
焼霜の鱸、本鮪、真子がれい、真蛸の造りに、白瓜、おかひじき、アオサ海苔、
糸瓜をあしらっています。辛子醤油、ちり酢、醤油の3種類でいただきます。
焼霜の鱸の身の弾力が凄かったです。ぶりんぶりんで。
・揚物
松茸、鰻、とうもろこしの揚物です。この松茸のでかいこと!まだ香りは強くないのですが、
食感がぼりんぼりんしていてたまりません(^^)
そしてこの季節の鰻。それを贅沢にも天ぷらに。これらは竹炭塩と山椒塩でいただきます。
とうもろこしは甘みをそのまま感じるために最初は何も付けずに。
でも最後に竹炭塩でいただくとより一層甘みが強調されました!うまい!
とうもろこしはギリギリまでつなぎを少なくしているので、とうもろこしそのものの味。
・焼物
本日のメインディッシュ。小田原の酒匂川の釣り鮎です。塩焼きでいただきます。
米酢で作った蓼酢も添えられましたが、付けずにそのままいただく方が好きですね(^^)
もちろん頭からバリバリに食べられます。筋肉質で旨みが濃厚(^^)
万願寺唐辛子も添えられました。
・八寸
蚊帳に入っての登場。からすみ大根、ブルーチーズと梅肉の紫蘇巻き、浅利の酒蒸し、
味噌松風、生姜の甘酢、椎茸の山椒煮です。
・煮物
身欠きニシン、揚げ茄子、焼き九条ネギの煮物です。濃いめの出汁餡でいただきます。
揚げ茄子は秀逸でしたね。たっぷりと出汁を含んでるにも関わらず、茄子自身の持つ
香りと味は負けていないと。
・食事
焼きおにぎりの冷やし茶漬けです。具にはしらす、とびこ、梅肉、しば漬け、かつお節、
あられ、海苔など。お新香は、胡瓜、山芋の糠漬けに昆布の佃煮。
この時点でお腹はパンパンなのですが、もちろん完食!
お替りはいかがですか?と勧められましたが、さすがに今回はギブアップ(^^;
いやあ、食ったあ!
・和菓子
究極の水羊羹。勝手に私が究極と言っていますが、何がというと、とにかく寒天の量が
究極に少ないため、ふるふるで溶けるんです。しばらく室温に置いておくと溶けるそうです。
スプーンですくう時も優しくすくわないといけません。そして口に入れると、すうっと
消えてなくなります。幸庵の夏の和菓子の定番ですが、これは日本一の水羊羹だと思います!
・お薄
・水菓子
メロンと桃にブランデーゼリーを乗せたものに紫蘇のアイスクリーム。
ブランデーゼリーは本当にブランデーの香りがしますが酔っぱらうほどじゃ無いので!
琥珀の色が美しいんですよねえ。紫蘇のアイスは〆に相応しくさっぱりいただけます。
今回は11回目の訪問にして、やっと念願の釣り鮎をいただけました(^^)
9月頃になると、それまでに釣られなかった鮎が大きく成長し、尺鮎に育つそうです。
それを開いて一夜干しにして焼いて食べるとこれまたたまらなく美味しいんだそうで(^^)
ただし、それまでに釣られなかった狡猾な鮎ですので当然釣るのも難しいとか。
でも、その可能性を求めて9月下旬に予約を入れました。
今度はすっかりと秋の食材に様変わりするんでしょうねえ。また楽しみです。
今回も美味しい料理をありがとうございます!
ご馳走様です!(2013/8/10現在、4.32ポイント)