幸庵のレビューですが、15000文字の制限に引っかかっていますので
過去のレビューを日記として退避・保存しておきます。
2014年2月初旬に再訪です。
今回もいつものコースで予約しました。
内容は以下になります。
・昆布茶
・前菜
つぶ貝、ウド、フキに加減酢の煮凝りをかけたものです。
加減酢には木の芽のみじん切りも入っていてアクセントになっています。
ウドは癖の無い味で、逆にフキは香りが鮮烈という香りのコントラストがありました。
周りには煎った大豆が添えられているのですが、この大豆が無茶苦茶旨い(^^)
どうやら煎り方にこだわりがあるようです。
・凌ぎ
この日はかみさんの誕生祝いということで訪問しましたので赤飯を出してくれました。
相変わらず美味しい赤飯。上に乗っかっていたのは葉唐辛子の佃煮かな?多分。
・お椀
牡蠣とフキノトウ豆腐の吹雪仕立てです。芽かぶと柚子をおろしたものが添えられます。
ぷりんぷりんの立派な牡蠣が2粒。濃厚な旨味で美味しかったです(^^)
フキノトウ豆腐は春の息吹を感じますね。この苦みがぐー!
・造り
赤貝、平目、平目の肝、アオリイカ、メジマグロの造りに、水前寺海苔をあしらったもの。
梅だれと醤油でいただきます。平目の肝が濃厚で素晴らしい。
・揚物
太刀魚の唐揚、車麩のコロッケ、つぼみ菜と平貝のてんぷらです。
山椒塩とちり酢でいただきます。
太刀魚はたまらんですねえ。外はカリッと中はフワフワ。身は柔らかく独特の香りも良く。
山椒塩との相性は鉄板です。
つぼみ菜って初めて聞きましたが、からし菜の変種で葉では無くて、芽の部分を食べるそう。
厨房からつぼみ菜を持って来ていただきました。さっそく激写(爆)
たしかにちょっとピリッとして炒め物とかにも合いそうですね。
・八寸
オーイエー!という感じ(^^)
焼き松葉蟹、鴨ロース焼き、鮑の柔らか煮、いくらと鱈の白子、〆鯖。
どれ一つとしてどうでもいいものはありません。どれも素晴らしい。
いつも感心するのがここの〆鯖。湘南地区だとレベルの高い〆鯖をいただく機会が
多いのですが、その中でもこちらのは頭一つ抜けているのではと思います。
・煮物
ハマグリ、わかめ、花わさび、百合根の汁物。とにかくハマグリの出汁を味わう料理。
そこに花わさびがぴりっとアクセントを加えています。百合根は硬めに仕上がっており、
シャリシャリした食感。これは私の好みですね(^^)
クライマックスに相応しい汁物でした。
・食事
フキノトウと釜揚げしらすの炊き込みご飯。赤かぶ、高菜の漬物、昆布の佃煮が
添えられます。食事中はほうじ茶が汁物代わりに。釜揚げしらすがフワフワで。
さすが幸庵の釜揚げしらすはトップレベル。
大森 茶々のしらすめしに匹敵!
結果私は3杯食べました。食い過ぎ(爆)
・和菓子
百合根と山芋で作った餡で、白つぶあんを包んだもの。椿の葉に乗っています。
ザ・和菓子ですなあ。
・お薄
信楽焼の器で登場。焼物とかには造詣は無いのですが、これが渋いのは分かります。
こういうのが家にあればかっちょいいのですが、相当高いと思います(^^;
・水菓子
いつもの豪華なお誕生日バージョンですね(^^)/
かみさんと私のでは中身が少々違います。
かみさんのは、とちおとめ、とちおとめのアイス、マンゴーとコアントローゼリー。
私のは、とちおとめ、獺祭の酒粕のアイス。獺祭ですよ、獺祭!
その酒粕で作ったアイスはまさに酒粕の芳醇な香りに包まれてます。濃厚。
酒に弱い人はこれだけで酔っぱらっちゃいます。試行錯誤してアイスに仕立てたとのこと。
日々、探究ですねえ。その姿勢がこの評価につながっているんだと思います。
飲み物は私は、ボトルキープしていた宮崎県の正春酒造のノマンネ・コンネという
芋焼酎をロックで。
かみさんは、日本酒系の梅酒ロックを2種類飲んでましたね。
しらすの炊き込みご飯を3杯も食べたのでお腹はパンパン!
この日も美味しかったなあ(^^) 次回来るときは春真っ盛りかな。
そういえば一度もランチにお伺いしていないので、たまにはランチもいいかな。
ご馳走様です!(2014/2/25現在、4.34ポイント)