KEN21さんが投稿した美くりや(神奈川/鎌倉)の口コミ詳細

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KEN21の食べ飲み歩き

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美くりや鎌倉、和田塚/日本料理

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.7
      • |CP 4.6
      • |酒・ドリンク 3.8
1回目

2015/12 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.7
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク3.8
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

【3500件目レビュー】鎌倉に和食の新星。味はもちろん丁寧な仕事と柔軟な対応が魅力!

新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたしますm(_ _)m

新年一発目は、3500件目レビューです(^^)/

この日はかみさんと二人で鎌倉でディナー。

やって来たのがこちらの日本料理店。

場所は、JR鎌倉駅東口の大町通りの一角。
駅方面から大町四ツ角交差点を少し過ぎたところの左手路地奥にあります。
お店は路地に面していませんので、路地近くにある看板を目安にした方がいいです。
駅からだと徒歩15分ほどですね。

こちらは公式HPもあり、ご主人の経歴も紹介されています。

ご主人は、辻調理師専門学校を卒業後、大阪の老舗料亭にて10年修行、
銀座の会席料理店にて料理長を3年勤め、その後しばらくしてから
こちらのお店を2015年9月5日にオープンしました。

料理の写真も公式HPには掲載されていますので、それを拝見し、
ご主人の経歴を考えると、私の経験上はほぼ間違いなく旨いと想定。

早速予約の電話をしての訪問になります。

コースは15000円でお願いしました。
15000円になると色々と内容をカスタマイズできるようで、天ぷらだったり、
すっぽんだったりとお客様の要望を考慮した内容にしてくれるそうです。

私はとにかく懐石や会席が大好きですのでそれでお願いしました。

ご主人は電話での対応も非常に丁寧でこの時点で好感が持てましたね(^^)

店内は、カウンター2席に、4名掛けテーブルが2卓とこじんまり。
というのもご主人お一人で全てを切り盛りしているためこれが限界のようです。

我々はカウンターでお願いしていましたのでカウンター席に。
まさに目の前が板場ですので特等席ですね(^^)

その上この日は貸切状態。ご主人とのトークも独占ですわ(^^)

BGMは、ジャスが流れる中、今宵の15000円コースが始まります。
食前酒でご主人から柚子酒をまずは注いでいただきます。

その後私は、

・神川(芋) 600円
  キリッとした芋焼酎。600円とは良心価格。

かみさんは、

・柚子酒 600円
  さっき食前酒で飲んだやつね。

を頼んでカンパ~イ♪

この日の15000円コースの内容は以下になります。

・八寸
  いきなりの八寸!つまりいきなりの酒全開モードに突入!
  渡り蟹の身のミソ添え、あん肝のぬた、玉子カステラ、鯛の煮凝り、
  薩摩芋煮、カマスの炙り寿司、ミニトマトの含め煮、春菊と菊花なます、
  鴨ロースの白髪ねぎ巻き、スモークサーモンのイエロートマト巻き、
  八幡巻き、鯛の手毬寿司、とこぶし煮、銀杏、酢蓮になります。
  私が八寸が好きと電話で伝えたのでこれだけの八寸を用意してくれたんですね(^^)
  渡り蟹は爪の身をふんだんに使用。ミソも余分なものを丁寧に取り除いて、
  臭みを一切排除した手間のかかったもので、それが味に如実に表れています。
  カマスや八幡巻きの香ばしい香りも良かったですし、銀杏のもちもち感も。
  鴨ロースは脂を適度に落し、その脂で白髪ねぎを茶色になるまで炒めて
  それを巻いたものです。鴨がネギしょわなくて巻いてきました(爆)
  これが絶品で(^^)ねぎが主役じゃないかというくらいに。
  どれも一口サイズなのですが、手間は掛かっているものばかりですねえ。
  八寸好きにはたまらんかったです(^^)/

・椀物
  蛤の真薯椀です。
  吸地には蛤の旨味がこれでもかと出ています。
  真薯の中には蛤の身が入っていますが、そちらも旨味をたっぷりと保っていて。
  まさに蛤そのものの味。旨いなあ。

・向付
  真ハタ、やりいか、鯛、鮪の刺身です。
  味はもちろんどれも美味しいのですが、あしらいも丁寧な仕事で。

・凌ぎ
  稲庭うどんの雲丹和えです。
  まったりとした旨味があるのですが、酸味のあるジュレも掛かっており、
  これのおかげで全体的に重くなり過ぎずに調和の取れた味わいに。
  いやあ、これも旨いなあ(^^)
  それにしても稲庭うどんってこういう高級割烹でも使いやすい食材で。
  逆に讃岐うどんはうどん自体の主張が大きいので使いにくいんですよねえ。

・焼物
  赤むつと黒むつの焼物です。
  赤むつは塩焼きでおろしポン酢を添えて、黒むつはつけ焼きで
  南瓜を裏ごししたものを添えています。
  どっちも美味しいのですが、やっぱ赤むつの方が脂の乗りと
  旨味が一歩上ですねえ。いわゆるのどぐろと呼ばれている魚ね。

・強肴
  真ハタの腹身焼きです。意外にも弾力のある食感でした。
  もっと脂がジュジューと柔らかいかと思いきや。
  しっかりと焼いて適度に脂を落したのかも。

・蒸し物
  甘鯛と海老の蕪蒸しです。
  今宵はたった二人なのに、使われている食材は多種多様で。
  全然飽きさせないですねえ。

・食事
  鯛のお頭の土鍋ご飯、香の物、赤出汁になります。
  鯛のお頭は見事な型のもので。ご主人が丁寧にお頭の身をほぐした後、
  海苔、青ねぎ、大葉、茗荷、山椒を乗せて混ぜ込んで完成になります。
  これが旨いのなんの(^^)
  鯛というだけでも美味しいのは決定なのに、それのお頭だけですからね。
  それこそ鯛の旨味のオンパレードですよ。そしてたっぷり混ぜ込んだ薬味が
  いいアクセントになって、何杯食べても飽きない。
  つうことで2合くらいはあった土鍋ご飯は完食ですわ。もちろん。残さん。
  私が1.5合くらい食べたと思います。

・洋菓子
  和栗のモンブランです。栗は熊本産だったかな。
  土鍋でじっくりと火を通すことで極限まで栗本来の甘さを出したと。
  なので砂糖もギリギリの量しか使ってないそうで。
  中は生クリーム。そして手間暇かけたマロンクリームを周りにまとって、
  金箔をあしらっています。
  栗だけだと実は甘さってほとんど無いなあと昔から思っていましたが、
  こちらのは本当に甘さが出ていましたねえ。

・水菓子
  焦がしはったい粉のアイスです。あんことクリームを添えて。
  はったい粉とかきな粉とかは好きですのでそのアイスももちろん好き(^^)
  つうか和食の料理人の作る洋菓子は大好きなんですよねえ。
  バター、クリーム、砂糖を使い過ぎないからかも。
  なので甘党じゃない私でも美味しく感じるのではと。

上記以外に私は、

・綾花 純米酒 800円
・丹沢山 純米酒 900円
・大地 純米吟醸酒 1000円
  吟醸香を抑えたお酒だそうで。確かに普通の純米酒みたいでした。
・鍋島 純米 1000円

かみさんは、

・梅酒 600円
・柚子酒 600円

を頼んで、〆て36200円。一人当たり18100円。税込でサービス料無しの明朗会計。

その上カードも使えるのが嬉しい限り。
こじんまりした個人店になると使えないところが多いですからね。

それにしてもこれだけの内容で2万円を切るとは素晴らしいCPです。
ドリンク類が比較的に良心価格なのもありますね。種類は少ないのですが。

ご主人はまだ30代半ばとお若いのでまだまだこれからも期待できますね(^^)

今回はカウンターで独占状態でしたのでたっぷりとお話も出来てその点でも満足!

それにしても辻調出身者はいままで外れた試しが無いのですが、
今回もその認識はくつがえるどころかさらに強まった次第。

鎌倉はイタリアン、フレンチの方が活気づいていますが、
是非とも和食も頑張ってもらいたいですね(^^)/

ご馳走様です!(2016/1/1現在、3.12ポイント)

  • 八寸

  • 蛤の真薯椀

  • 真ハタ、やりいか、鯛、鮪の刺身

  • 稲庭うどんの雲丹和え

  • 赤むつと黒むつの焼物

  • 真ハタの腹身焼き

  • 甘鯛と海老の蕪蒸し

  • 鯛のお頭の土鍋ご飯

  • 鯛のお頭の土鍋ご飯に薬味を乗せて

  • 鯛のお頭の土鍋ご飯、香の物、赤出汁

  • 和栗のモンブラン

  • 焦がしはったい粉のアイス

  • 八寸の渡り蟹の身のミソ添えアップ

  • 八寸のあん肝のぬたアップ

  • 八寸アップ

  • 八寸アップ

  • 真ハタアップ

  • やりいかアップ

  • 鯛アップ

  • 鮪アップ

  • 稲庭うどんの雲丹和えアップ

  • 赤むつの塩焼きアップ

  • 黒むつのつけ焼きアップ

  • 柚子酒ロック

  • 神川(芋)ロック

  • 綾花 純米酒

  • 梅酒ロック

  • 丹沢山 純米酒

  • 大地 純米吟醸酒

  • 鍋島 純米

  • テーブル席

  • テーブル席

  • カウンターから見える厨房の様子

  • こちらの路地の奥にあります

2016/01/01 更新

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