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夜の点数:4.6
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¥20,000~¥29,999 / 1人
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料理・味 4.6
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.6
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|酒・ドリンク 3.8
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[ 料理・味4.6
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.5
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| CP4.6
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| 酒・ドリンク3.8 ]
【4500件目レビュー】料理のビジュアル、味付け、ボリューム、構成、器と、どれをとっても好み(^^)
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店名の無いロゴマークだけのこの看板が目印
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この階段を降りてすぐ右手が入口
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2016/10/26 更新
4500件目レビューです(^^)/
この日は表参道でディナー。
やって来たのがこちらの日本料理店。
場所は、表参道駅から根津美術館前交差点を少し過ぎたあたりのビルのB1F。
マイレビ様に誘われての訪問になります。
2015年11月16日にオープンしたのですが、ご主人は京都の未在ご出身。
未在は私も夏と冬にそれぞれ一回ずつお伺いした経験が有りますが、
とにかくそのボリュームに圧倒されました。
もちろん豪華絢爛な料理も凄かったのですが。
未在出身だからというわけでは無いのでしょうが、こちらも料理写真はNGとのことで。
私は、文章でいくら書いても百聞は一見にしかずですので、
なるべく料理を写真で伝えたい欲求が強い人間です。
なので料理写真NGなのは涙ちょちょぎれ状態(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
本来は食事をする場所ですので写真NGのポリシーはしょうがないんですけどね!
路上には店名の書かれた看板も無く、階段を下りると無機質な鉄の扉が。
実はこれがお店のドアでして。
しかしドアを開けて中に入ると、一変してシックで落ち着いた和モダンな雰囲気に。
一枚板のカウンターは8席。
我々は、左端の席に案内されます。
BGMはありません。逆にこの雰囲気には必要ないですね。
私が未在に伺った頃にはご主人も在籍していましたので2度お見かけしているはず。
確かに初めて会った気はせず、お見かけしたような感じがありました。
はっきりと覚えているわけでは無いのですが。
まず私は、
・プレミアムモルツ生ビール
を頼んでカンパ~イ♪
この日にいただいたお任せコースの内容は以下になります。
・先付
ぐじと胡麻豆腐の蒸し物です。菊花と芹が添えられます。
あっさりとした出汁の銀餡をかけて熱々に仕上がっています。
この味加減が非常に好みで、料理の温度も熱々で好み(^^)
いいスタートが切れました!
こちらの器は江戸後期のものを使用されていました。
・向付
大間の103kgの鮪3切れ、愛媛県八幡浜産鯛3切れになります。
昆布のとろみが出まくった昆布醤油と、柑橘の搾り汁に塩を加えたものが
添えられました。
大間の鮪は赤身と中とろの中間の部位で、赤身の美味しさに加え、
適度な脂の旨味の両方が味わえる一番好きなタイプ(^^)
昆布醤油との相性も抜群で。
瀬戸内の明石の鯛が有名ですが、豊後水道側の鯛は珍しいですね。
こちらでは良く使われるそうですが愛媛出身としては嬉しいです(^^)
ちなみにこちらは明の時代の皿を使用されていました。
・椀物
松茸と汲み上げ湯葉の真薯の椀物です。白芋茎、青柚子が添えられます。
真薯の周りには蟹の身もまとわれており、松茸の香りも良くて(^^)
鰹の風味の効いた出汁も旨いわあ。ほんとここの味加減は好みだなあ。
・焼物
太刀魚の焼物 山椒ソースがけです。下には丹波篠山の無農薬野菜やハーブ。
なんといっても太刀魚の焼き加減が素晴らしい。ミディアムレアなんですよ。
このように焼いて欲しいというお手本のような焼き加減。もろ好み。
・箸休め
焼き茄子と蕪、車海老の蒸し物です。こちらも熱々の仕上がりで。
味加減は一番優しい味付けでしたね。
というのも焼き茄子の香ばしい風味を壊さないためだと思います。
この料理はあくまでも焼き茄子が主役なんだと思います。
これも素晴らしかった(^^)
・八寸
おおおっ!酒飲みにはたまらん肴の数々が出て来ましたわ(^^)
ほんと写真に撮れないのがもったない・・・
その内容は、銀杏松葉刺し、焼き栗、鯛の手毬寿司、ガリ、赤芋茎、
秋刀魚の甘露煮、つる菜のお浸し、いくらの柚子釜 煮凝り醤油乗せ、
小肌と糸もずく、紫雲丹と汲み上げ湯葉、姫さざえ煮。
銀杏松葉刺し、焼き栗は出来立ての熱々ですのでまずはこれから頂きました。
目で見て楽しいし食べても美味しいと。そして酒の肴のオンパレード。
なので私の場合は、八寸が一番ワクワクしますね(^^)/
・煮物
宮崎の煮穴子、里芋、春菊の煮物です。穴子は臭みも一切無いです。
出汁の色味は濃かったのですが、こちらも見た目ほど濃く無くて優しい味加減。
・強肴
佐島産の蛸、鮑、金目鯛の炙りです。
このタイミングで向付のようなものが供されるのは未在に似ていますね。
まさに強肴でしょうか。ラストスパートの酒が進みます。
・食事
揚げ芋の赤出汁、茄子、胡瓜、蕪2種、京菜の漬物と昆布の佃煮、
丹波篠山の万願寺唐辛子の牛巻揚げが添えられます。
御飯は滋賀県産近江米とのこと。土鍋で炊いてくれます。
まずは煮えばなの状態で一口。米の表面はぬめりのある状態で、芯が少し残ります。
米のアルデンテのような状態でしょうか。既にこの状態でも美味しいのですが。
お替りをしていくうちにどんどんと御飯の状態が変わっていくのが分かります。
一番好みだったのが3杯目のとき。私の大好きなやや固めながらもふっくらとして。
ラストの4杯目がいわゆるジャストな炊き加減とのことでしたが、それも旨い(^^)
結果的には、煮えばなの1杯目、2杯目、やや固めの3杯目、ジャストの4杯目、
それぞれの特徴があって美味しかったなあ(^^)
御飯ってすげえなあ。
・和菓子
上用饅頭です。中には新栗の餡。甘過ぎないでなかなかの美味しさ。
・お薄
ご主人自ら抹茶を点ててくれます。濃いめに点ててくれますね。
しっかりと苦かったです。茶葉の甘みも欲しかったな。
今回唯一の難癖(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・水菓子
最初はバカラかと思いましたが、切子の器でのサーブです。
たっぷりのグレープフルーツゼリーの上に、ぶどう2種、マンゴー、梨、洋梨、
いちじく、マイクロトマト、ストロベリートマト。そしてステビアの葉をトッピング。
ステビアって甘味料でしか聞いたことがありませんが、初めてその葉を見ました。
ストロベリートマトもお初ですねえ。見た目はほおずきみたい。そして甘いと。
上記に加えて、日本酒を4合ほど飲んだかな。
それで〆て59600円。一人当たり29800円。いいんじゃない(^^)
先付から始まり、その時点で期待通りの料理にいいスタートが切れたと思いましたが、
その後もずっと満足度が維持するばかりか徐々に上がっていきました。
料理のビジュアル、味付け、ボリューム、構成、器と、どれをとっても好み(^^)
そしてご主人のとっつきやすい接客。
お店の雰囲気は凛としているのですが、終始和やかな晩餐になりました。
来年辺りには予約の取れない人気店になるんだと思います。
ご主人はそれが嫌なので1か月先の予約しか受け付けないそうですが、
その1か月に殺到してしまうのでやはり取れなくなるんですわ(^^;
ご馳走様です!(2016/10/26現在、4.42ポイント)