30回
2022/08 訪問
超高級食材を並べ立てなくても、ご主人の目利き、仕込み、技を駆使して極上の鮨に
天賦 純米吟醸 鹿児島
天賦 純米吟醸 鹿児島
梅酒ソーダ割り
蛸の桜煮
蛸の桜煮アップ
宮崎県日南鰹の乾燥熟成
宮崎県日南鰹の乾燥熟成アップ
炊き立てのシャリと山葵の巻物
鍋島 特別純米 佐賀
6日間熟成大分産鰯の巻物
水茄子の昆布出汁漬け
鰻炙り
鰻炙りアップ
山城屋 純米大吟醸 新潟
山城屋 純米大吟醸 新潟
甘海老出汁の茶碗蒸し
おつまみがりとフィンガーガーゼ
10日間熟成唐津のヤリイカ
紫雲丹
鍋島 吟醸 サマームーン 佐賀
鍋島 吟醸 サマームーン 佐賀
10日間熟成長崎県五島メイチダイ
19日間熟成長崎県壱岐の鮪
長崎県鯖
19日間熟成長崎県壱岐の中トロ
1ヶ月熟成福島県新物岩もずくの酢の物
1週間熟成長崎県対馬ののどぐろ炙り
北寄貝
佐賀県有明の煮蛤
芽ねぎの味噌汁
煮穴子
玉子焼き
熱い緑茶
雲丹シャリといくらの巻物を作成中
雲丹シャリといくらの巻物
自家製最中
2022/08/16 更新
2022/06 訪問
技もさることながら、素材に対して真摯に向き合い何十日間も仕込む労力
2022年6月中旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらの鮨店。
場所は、JR藤沢駅南口から徒歩5分ほどの雑居ビルの6F。
コースは1種類のみですので、
・しみづ季節のお任せコース およそ16500円~ × 2人前
を予約しての訪問になります。
エレベーターに乗って6Fで降り立つとそこはお店の目の前。
暖簾をくぐって店内に入ります。
すぐに女将さんとご主人と挨拶を交わし席に案内されます。
今宵はカウンターに9席分用意されていました。
我々はそのカウンター中央に案内されます。
お店は、ご主人と女将さん、女性スタッフ。そして奥の調理場に男性の板さん数名かな。
BGMはいつものジャズ。
席に座ってから手指消毒のセレモニー&お店オリジナルマスク入れのプレゼント。
この日のしみづ季節のお任せコースの内容は以下になります。
・天賦 純米吟醸 鹿児島 1540円
私のオーダーです。
鹿児島県日置市に蔵を構える、西酒造の造る純米吟醸。
酸味、甘味、旨みのバランスタイプ。
・梅酒ソーダ割り 880円
かみさんのオーダーです。
安心のチョーヤの梅酒。最近はかみさんはこればかり飲んでいます。
沈んでいる青梅が食いたいだけ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・有明のタイラガイ じゅんさいの芽添え
一週間熟成した有明のタイラガイを厚めのそぎ切りにし、
秋田のじゅんさいの芽を添えて、二杯酢のようなさっぱりとしたものを掛け、
穂紫蘇、煎り胡麻などを散らして仕上げたものです。
熟成したタイラガイはサクッと歯切れのよい食感で旨みが乗っています。
タイラガイの貝柱を目の前でそぎ切りにしていたのですが、
あれほどの厚みのあるものは見たことがありません。
秋田のじゅんさいの芽のぷるぷる食感。そこに穂紫蘇と煎り胡麻の香り。
タマランです (〃^▽^〃)
・炊き立てのシャリと山葵の巻物
これは前回は食べれなかったんですよね。
お客さんが同時間帯に揃わないと提供出来ないものなので。
今回はほぼ同時に皆さん18:30に揃いましたのでこちらを頂けました (〃^▽^〃)
目の前で白飯から赤酢のシャリに仕立てられていきます。
そして出来立てホヤホヤの赤酢のシャリを山葵とともに、
海苔で巻いたものを手渡しでサーブされます。
有明産の海苔と、最高品種である伊豆真妻種の山葵。
出来立てなのにこの美味しさ。毎回タマラン (〃^▽^〃)
・子持ちシャコ
シャコはシャコですが初めてみる雰囲気。
なんと子持ちシャコでした (*゚Д゚*) 私もかみさんも初めて食うと思います。
子持ちシャコを3日間もかけてゆっくりと火入れをしたものに、
ツメを塗り、カボスの皮を散らして仕上げたものです。
シャコは熟成したような味の濃さで、卵は一体化。
これも旨いなあ。
シャコは好きではないと公言していたかみさんが唸っとる (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・Nichi nichi ?円
私のオーダーです。
京都市伏見に蔵を構える、日々醸造の造る純米酒。
日々醸造は、同じく京都市伏見に蔵を構える、松本酒造の杜氏が辞めて、
新たに立ち上げた酒蔵だそうです。なんとなく大人の事情が垣間見えますが。
なのでもちろんお初ですしメニューには無いものでした。
飲んでみるとフレッシュさを感じます。そしてピリピリと来る微発泡。
甘みと程良い酸味もあって美味しいです。
・日南カツオの乾燥熟成
これまた新たな技を開発したようで。今度は乾燥熟成。
1本釣りした日南カツオの皮と身を何㎝か削いで、12日間熟成。
刻んだ生姜を添えられますがこれが何気に旨いんです。何かの出汁?を含ませたのか。
そして乾燥熟成した日南カツオの旨み。ナニコレ?
身はねっとりと濃厚な舌触り。なのに後口はスッキリと爽やか。
初鰹らしさに乾燥熟成という旨味を加えた極上の一皿。
削いだ身はもったいないのでジャーキーにしているそうです (* ̄∇ ̄*)b
こういうのが毎回ポンポン出てくるので「天才か?」と思うんですよ。
・梅酒ソーダ割り 880円
かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。
・安曇野二八蕎麦 雲丹和え
仕入れの関係上、安曇野にも伺うのですが、そちらで生蕎麦を仕入れて提供。
ただの二八蕎麦ではなくて雲丹和えですよ。
目の前で大きな器に箱雲丹をポンポン入れた挙句、蕎麦を入れて絡め始めたので、
「殿!ご乱心か!」と思いました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
毎年、この季節には提供する雲丹蕎麦なんだそうです。私はお初。
和製雲丹カルボナーラが如く、濃厚な味わい。蕎麦もシャッキリ食感で。
十割蕎麦にしていたときも有ったそうですが、プツプツ切れやすいので
二八にしてもらったそうです。
・鍋島 大吟醸 佐賀 ?円
私のオーダーです。
佐賀県鹿島市浜町に蔵を構える、富久千代酒造の造る大吟醸。
高貴なイメージを感じる心地良い酸味と甘みが印象的。
毎度のことながら旨いです。
・鰻炙り
鮨しみづでは登場回数の多い鰻。
福岡県柳川の放流鰻という半養殖で育ったもの。
天然ものにも近い状況で育っているんです。
キリッとしたれを塗って関西風にパリパリに焼き上げるのですが、
これがいつも美味しくてねえ (〃^▽^〃)
関東ではもちろん下焼きしてから蒸して、仕上げ焼きをするので
フワフワになるのですが、私はこの関西風のパリパリも大好きなんです。
鰻専門店も驚愕のクオリティですよ (* ̄∇ ̄*)b
おつまみがりとフィンガーガーゼが準備されました。
ここから握りのスタートです。
・20日間熟成イサキ
大分県で獲れた1.8kgのイサキを20日間熟成したものです。
口に含んだ瞬間の香りが良いんですよ (〃^▽^〃)
時間が経過して馴染んだ赤酢のシャリとの相性は抜群。
固めの炊き加減が私の好みにドンピシャなんですわ。
・唐津のヤリイカ
いつもながらに見事な飾り包丁。
ねっとりとした食感に旨み、甘みが乗っていて。
60センチ級の唐津のヤリイカをもちろん熟成したものです。
・菊姫 山廃純米 無濾過 生原酒
私のオーダーです。
石川県白山市に蔵を構える、菊姫の造る山廃純米。
しっかり辛口で米の旨みが芳醇。
酸味も強めでこれは通好みの一杯。
・25日間熟成本鮪漬け
佐渡の130kg級の本鮪赤身を25日間熟成し漬けにしたもの。
スッキリした漬けの味わいと、ねっとり濃厚な食感。
キリッとした醤油の塩梅が絶妙というか。
とにかく25日間寝かせないとこの味わいにはならんでしょうね。
・25日間熟成本鮪トロ
同じ佐渡の130kg級の本鮪のトロ。塩を乗せて。
口に入れると脂がスッと溶けます。透明感のあるくどくない脂。
脂の旨みだけではなく、わずかな赤身からも熟成した旨みが。
それらを塩味が上手く纏め上げてくれます。
・10日間熟成鯵
鹿児島の鯵を10日間熟成したものです。鯵は久しぶりかな?
相変わらず活き鯵とは比べ物にならない旨みを蓄えて。
・蛤出汁の茶碗蒸し
蛤の出汁で生地を作った茶碗蒸し。
シンプルに具は入れないで、蛤から取った出汁のみ。
鮨しみづは出汁を重要視していますが、その真骨頂でもありますね (* ̄∇ ̄*)b
・おつまみガリ
おつまみガリはお代わりが出来ますので、私もかみさんも有難くお代わりを (〃^▽^〃)
・のどぐろ炙り
のどぐろも割と登場回数が多いかも。
今回のはとろとろな脂の乗りでは無くて、わりとスッキリ。
それでものどぐろですので透明感のある脂を感じますよ。
・小肌
江戸前では無くて佐賀とか熊本あたりのものだと思います。
九州前の小肌も旨いですぜ。
・蛤ひも
蛤様のひもなので有難く頂きます。
すだちと塩でシャキシャキと美味しく。
・31日間熟成金目鯛
意外にも金目鯛の握りはこちらで初めて食べます。
これもとにかく香りが良いんですよ。噛むたびに旨味が出てくる感じで。
以前も言及した通り、鮨しみづの熟成技は香りがいいのが特長 (* ̄∇ ̄*)b
・2週間火入れの煮蛤
先ほどのひもの本体様。
蛤は2週間熟成というか、それだけの期間をかけて3回火入れしたもの。
しっかりとした食感があります。そして味が濃いです。
それにしても2週間もかけて火入れするなんて誰が考えます???
考えたとしても実行はしないでしょうね (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・熱い緑茶
お酒は以上でこちらを〆に。
・玉子焼き
普通の黄身の4倍の濃さを持つ卵を使用しているらしいです。
・熊本のとうもろこし
そろそろ出回ってきたとうもろこしシーズンですが、
これは走りにしては甘さがノリノリでしたね (〃^▽^〃)
・煮穴子 ?円 × 2貫
今宵はとうもろこしまでで終了とのことでしたのでこちらを追加。
やっぱこれを食って〆たいので (〃^▽^〃)
相変わらずふわふわで口の中で消えていきます。
・芽ねぎの味噌汁
シンプルに芽ねぎのみ。これまた香りが素晴らしいんです。
五臓六腑に染み渡りますぜ (* ̄∇ ̄*)b
これで〆て50960円。一人当たり25480円。カードでのお支払い。
今宵も超満足 (〃^▽^〃)
普通、何度も通っているとマンネリ感も出てくるとは思うのですが、
こちらは一切そんなことはありません。毎回驚きの皿を提供してくれます。
3日間火入れをした子持ちシャコ、日南カツオの乾燥熟成、2週間火入れの煮蛤等々、
技もさることながら、素材に対して真摯に向き合い何十日間も仕込む労力。
本当にこの仕事が好きでないと出来ないと思います。
その結果として、目の前のお客さんが笑顔で、溜息も交えながら鮨を堪能する。
その光景を見るためにご主人は今日も仕込みに励んでいるんだと思いますよ (〃^▽^〃)
ご馳走様です!(2022/6現在、3.11ポイント)
天賦 純米吟醸 鹿児島
天賦 純米吟醸 鹿児島
梅酒ソーダ割り
有明のタイラガイ じゅんさいの芽添え
有明のタイラガイ じゅんさいの芽添えアップ
赤酢のシャリ仕込み中
炊き立てのシャリと山葵の巻物
子持ちシャコ
子持ちシャコアップ
Nichi nichi
Nichi nichi
日南カツオの乾燥熟成
日南カツオの乾燥熟成アップ
安曇野二八蕎麦 雲丹和え
安曇野二八蕎麦 雲丹和えアップ
鍋島 大吟醸 佐賀
鍋島 大吟醸 佐賀アップ
鰻炙り
鰻炙りアップ
おつまみがりとフィンガーガーゼ
20日間熟成イサキ
唐津のヤリイカ
菊姫 山廃純米 無濾過 生原酒
菊姫 山廃純米 無濾過 生原酒
25日間熟成本鮪漬け
25日間熟成本鮪トロ柵
25日間熟成本鮪トロ
10日間熟成鯵
蛤出汁の茶碗蒸し
おつまみガリお代わり
のどぐろ炙り
小肌
蛤ひも
31日間熟成金目鯛
2週間火入れの煮蛤
玉子焼き
熊本のとうもろこし
煮穴子
芽ねぎの味噌汁
2022/06/15 更新
2022/04 訪問
これだけ美味しい鮨を出せる今でも、急速熟成技を開発したりと日々進化を怠らず
2022年4月初旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらの鮨店。
場所は、JR藤沢駅南口から徒歩5分ほどの雑居ビルの6F。
コースは1種類のみですので、
・しみづ季節のお任せコース およそ16500円~ × 2人前
を予約しての訪問になります。
エレベーターに乗って6Fで降り立つとそこはお店の目の前。
この日は18:30からの予約でしたので18:29にお店に到着。
暖簾をくぐって店内に入ります。
我々が一番客のようで、すぐに女将さんとご主人と挨拶を交わし席に案内されます。
今宵はカウンターに7席分用意されていました。
我々はそのカウンター右端に案内されます。
お店は、ご主人と女将さん、そして男性の板さん数名かな。
BGMはいつものジャズ。
席に座ってから手指消毒のセレモニー&お店オリジナルマスク入れのプレゼント。
この日のしみづ季節のお任せコースの内容は以下になります。
・黒龍 春しぼり 純米吟醸 福井 ?円
私のオーダーです。
福井県吉田郡に蔵を構える、黒龍酒造の造る純米吟醸。
本当は、冩樂 純米吟醸を飲みたかったのですが、
何とこの日は品切れでした (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
するとご主人がメニューに無いこちらをオススメしてくれました。
甘みと酸味と旨味のバランスがいいです。
しぼりたての吟醸原酒を瓶詰めした、春の華やかなフレッシュで爽やかな味わい。
旨いです。
・梅酒ソーダ割り 880円
かみさんのオーダーです。
安心のチョーヤの梅酒。最近はかみさんはこればかり飲んでいます。
というのも沈んでいる青梅がお目当て (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・熟成タイラガイ
熟成タイラガイとそのひものポン酢仕立て。
すだちを添えて、煎り胡麻を振りかけています。
熟成したタイラガイは不思議な食感。柔らかいけどシャキシャキというか。
ポン酢は飲み干せますし、何気に煎り胡麻の風味が効いていて素晴らしい。
・富山産 蛍烏賊 木の芽味噌添え
旬の蛍烏賊。下には木の芽味噌。
この味噌の香りと味が素晴らしいです。
・一週間熟成石鯛
3.5㎏の石鯛を一週間熟成したものです。
鮨しみづにとっては一週間熟成というのは早い方ですが、
急速熟成という技を編み出したそうで (*゚Д゚*)
口に入れた瞬間の香りが素晴らしい。そして熟成の味わい。
・九十九島産 蒸し牡蠣
ぷっくりと大きな蒸し牡蠣を半分にカットしてツメを垂らしています。
このツメが甘過ぎなくて牡蠣の風味を殺しません。
・清泉 純米吟醸 しぼりたて生酒 新潟 ?円
私のオーダーです。
新潟県長岡市に蔵を構える、久須美酒造の造る純米吟醸。
こちらもメニューに無いものからご主人がチョイスしてくれました。
最初に飲んだ黒龍よりも酸味は穏やかで他は似ているかも。
純米吟醸のしぼりたて生酒らしく、こちらも若々しくてフレッシュな香り。
旨いです。
・10日間熟成黒ムツ
とても10日程度の熟成には見えません。
ねっとりとした舌触り。そして香りも良いです。
もちろん旨味もバリバリ乗っていて旨いわあ・・・
・梅酒ソーダ割り 880円
かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。
・鮟肝
鮨しみづで食べるのは4回目となる鮟肝。
見た目は普通の鮟肝に見えるでしょうがさにあらず。
もの凄く手間のかかる工程を経て、いま私の前に供されているわけです。
もの凄く柔らかな食感。ほのかに甘みの付いた下味で。
絹仕上げのような鮟肝とでも申しましょうか。
そこにあるのはただただ旨みのみです。
これを食べれば鮨しみづの一端を垣間見ることが出来ますよ。
・鰻炙り
おそらく鰻は福岡県柳川の放流鰻という半養殖で育ったもの。
天然ものにも近い状況で育っているんです。
ご主人があると仕入れちゃいますねと仰っていましたので多分そうだろうなと。
きりっとしたれを塗って関西風にパリパリに焼き上げた鰻。
2022年としては初鰻になったのかも?
高騰しまくる鰻においてこのクオリティを頂けるのは感謝 (〃^▽^〃)
・のどぐろ炙り
ビジュアルからしてその脂の多さが分かります。
そこに芽ねぎと一味をトッピングして。
食べるとトロトロジューシー。旨味がノリノリ。
それをくどく感じさせないのが芽ねぎと一味のアクセント。
・鍋島 特別純米 佐賀 1540円
私のオーダーです。
佐賀県鹿島市浜町に蔵を構える、富久千代酒造の造る特別純米。
高貴なイメージを感じる心地良い酸味と甘みが印象的。
毎度のことながら流石の旨さ。かみさんも感嘆。
おつまみがりとフィンガーガーゼが準備されました。
ここから握りのスタートです。
・12日間熟成平目
12日間熟成した平目。
口に放り込んだ瞬間に「ナニコレ?」という美味しさ。
意外にも鮨しみづでは刺身では食べてきたのですが、握りで食べるのはお初。
・貝出汁茶碗蒸し
今まで登場してきた貝の出汁で作った具無しの茶碗蒸し。
絹のような滑らかな生地に貝出汁の旨み。ほんのり甘くてたまらんです。
・天賦 純米吟醸 鹿児島 1540円
私のオーダーです。
鹿児島県日置市に蔵を構える、西酒造の造る純米吟醸。
酸味、甘味、旨みのバランスタイプ。
〆の日本酒はこれにしてみました。
・梅酒ソーダ割り 880円
かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。
・63日間熟成マカジキ漬け
63日間も熟成したマカジキ。それを漬けに。
しっかり味付けで程よい柔らかさを残して。
急速熟成の技術を編み出してもこればかりは長期熟成が必要な模様。
・10日間熟成シマアジ
こちらも鮨しみづにしては短めの熟成期間。
先ほどから登場する急速熟成技ですが、
なんでも4日徹夜して短期熟成技術を編み出したそうで。
まだまだ進化を続けるのが凄い!!!
・6日間熟成白甘鯛
こちらも急速熟成。高級魚白甘鯛ですよ。
ねっとりと絡み付く旨さ。
どうも白身に対しては急速熟成技が光るようですね。
・30日間熟成鮪
塩で。旨すぎる。たまらん。
やはりこれは急速熟成出来ないらしいです。
マカジキもですが、白身以外は難しいんでしょうね。
・一週間熟成ヤリイカ
いつもながらに見事な飾り包丁。
ねっとりとした食感に旨み、甘みが乗っていて。
・煮蛤
しっかりとした食感があります。そして味が濃いです。
煮蛤は大好物なのでたまらん (〃^▽^〃)
・大分県産10日間熟成赤貝
赤貝も容赦なく10日間熟成しています。
熟成赤貝を食べるのは3回目ですが、今宵もシャキシャキ食感で、
赤貝らしい香りとともにじんわりと旨みが滲み出てきます。
・22日間熟成クエ
クエは白身ですが魚体が大きいこともあり、急速熟成技にも限界がある模様。
しかしながらこの手の白身は熟成しないと始まらんでしょうね。
捌き立てを食べてもコリコリするだけなので。
・小肌
おそらく江戸前の小肌じゃないけど旨いですよ。
程良い脂が乗っていて、〆加減も申し分のない酸味。
・蒸気雲丹
蒸気を当ててから急速に冷やした雲丹だそうです。
その方が甘みが増すそうで。確かに (* ̄∇ ̄*)b
・赤貝ひも
まさかの赤貝ひもだけが登場。これはサービスだろうなあ。
有難く頂きました <(_ _)>
・のどぐろ炙り
今宵は刺身に握りにと大活躍。
シャリと合わさることで旨みが倍増するので、
私はやっぱ握りの方が旨いなあ (〃^▽^〃)
・玉子
ほんのり甘み。ほんのり出汁。じんわり旨いなあ。
・煮穴子
今宵は煮穴子出ないのかな?と思いきやラストの握りで登場。
歯がいらないです。溶ける・・・
・生のあおさの味噌汁
生なのであおさもシャキシャキ食感。香りもいいですね。
味噌は白味噌にも近い甘めのタイプでした。
・自家製最中
こちらももはや定番ですが、ご主人の家紋を焼き印にしたバージョン。
サクサクの最中の皮の中には、小豆、花豆で作った餡に
コーヒーフレーバーを加えたもの。何度食っても旨い(^^)
これで〆て49830円。一人当たり24915円。
今宵も大満足(^^)/
この日も周りは常連さん中心でしたので、そこでの会話も聞こえてきます。
これがいい情報源になるわけですわ。
仕入れはご主人自ら現地に赴くことで、顔を売り、いいものを流してもらえるように
流通の開拓を怠らず、例えば今回の蛤にしても、見た目では分からず、
火を入れてみて善し悪しに気付くこともあるとか。
そういうものも何度も失敗を重ねて目利きの向上も図っていますし、
小肌の熟成技も研究中のようで、シャリと一緒に馴れ鮨のようにしたらどうかと
実験の最中だそうです。
これだけ美味しい鮨を出せる今でも、急速熟成技を開発したりと日々進化を怠らず。
とりあえず60歳までは頑張ってみて、そこでイケると判断すれば
イケるところまでいきますよ!との弁。
ここまで鮨しみづに惚れ込んでしまったからには、一生面倒を診てもらいたいので
少なくともあと30年は頑張って欲しいなあ。
あっ・・・ 俺がそこまで生きとらんか (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
ご馳走様です!(2022/4現在、3.17ポイント)
黒龍 春しぼり 純米吟醸 福井
黒龍 春しぼり 純米吟醸 福井
梅酒ソーダ割り
熟成タイラガイ
熟成タイラガイアップ
富山産 蛍烏賊 木の芽味噌添え
富山産 蛍烏賊 木の芽味噌添えアップ
一週間熟成石鯛
九十九島産 蒸し牡蠣
九十九島産 蒸し牡蠣アップ
清泉 純米吟醸 しぼりたて生酒 新潟
清泉 純米吟醸 しぼりたて生酒 新潟
10日間熟成黒ムツ
鮟肝
鰻炙り
鰻炙りアップ
のどぐろ炙り
鍋島 特別純米 佐賀
鍋島 特別純米 佐賀
おつまみがりとフィンガーガーゼ
12日間熟成平目
貝出汁茶碗蒸し
天賦 純米吟醸 鹿児島
天賦 純米吟醸 鹿児島
63日間熟成マカジキ漬け
10日間熟成シマアジ
6日間熟成白甘鯛
30日間熟成鮪
一週間熟成ヤリイカ
煮蛤
大分県産10日間熟成赤貝
22日間熟成クエ
小肌
蒸気雲丹
赤貝ひも
のどぐろ炙り
玉子
煮穴子
生のあおさの味噌汁
自家製最中
熱い緑茶
2022/04/07 更新
2022/02 訪問
40日間熟成 大間本鮪大トロ。これぞネタとシャリによる協演。鮨の神髄。
2022年2月初旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらの鮨店。
場所は、JR藤沢駅南口から徒歩5分ほどの雑居ビルの6F。
コースは1種類のみですので、
・しみづ季節のお任せコース およそ16500円~ × 2人前
を予約しての訪問になります。
エレベーターに乗って6Fで降り立つとそこはお店の目の前。
この日は17時からの予約でしたので17:01にお店に到着。
暖簾をくぐって店内に入ります。
我々が一番客のようで、すぐにご主人と挨拶を交わし席に案内されます。
今宵はカウンターに7席分用意されていました。
我々はそのカウンター中央付近に案内されます。
お店は、ご主人と女将さん、そして男性の板さん数名かな。
BGMはいつものジャズ。
席に座ってから手指消毒のセレモニー&お店オリジナルマスク入れのプレゼント。
この日のしみづ季節のお任せコースの内容は以下になります。
・田中六五 純米酒 福岡 1430円
私のオーダーです。
福岡県糸島市に蔵を構える、白糸酒造の造る純米酒。
6回連続これを飲みましたが、酸味と旨みと甘みのバランスがいいです。
・梅酒ソーダ割り 880円
かみさんのオーダーです。
安心のチョーヤの梅酒。なぜか今日は甘めに感じたな?
ものは同じはずなので私の舌がそう感じただけだと思います。
このように同じものでもその時の体調変化によって味なんていくらでも変わるんだなと。
そういうことも勘案してレビューを心がけたいと思います。
お店の味が変わったのではなくて自分が変わったときもあるので。
・長崎県九十九島産蒸し牡蠣
ちょうどいい型の蒸し牡蠣が2個。
ツメと柚子を散らして仕上げています。
食べてみるとミディアムレアの火入れ。これが素晴らしい(^^)
牡蠣特有の臭みなんか微塵もなくて牡蠣自体の甘み。
ツメをかけてもその甘みが負けて無いんです。
もちろん皿に張ってある極上のスープを残しちゃあいけませんぜ。
・長崎県平戸の平目
10日熟成したもの。エンガワも添えられます。味付けは塩。
熟成した旨味の極みでしょう。エンガワはコリコリ食感を残していました。
・蛸の桜煮
定番の蛸の桜煮。銛で突いて捕獲した蛸らしいです。
毎度のことながら旨い。ほんと幸せですよ(^^)
・炊き立てのシャリと山葵の巻物
こちらのお店の挨拶代わりの巻物。定番です。
出来立てホヤホヤのシャリを山葵とともに、
海苔で巻いたものを手渡しでサーブされます。
有明産の海苔と、最高品種である伊豆真妻種の山葵。
この後の握りで供される馴染んだシャリとの違いを愉しむ趣向。
・冩楽 純米吟醸 福島 1510円
私のオーダーです。
福島県会津若松市に蔵を構える、宮泉銘醸の造る純米吟醸。
飲み口はしぼりたてのようなフレッシュな酸味を感じます。
米の旨味、甘みがバランス良く口の中で広がり、
後味はすっきりとした切れ味のある印象。
好みの銘柄なのですが、ほんといつ飲んでも旨い(^^)
かみさんもこれには唸っていましたね。
・宮崎県日南沖の鮟肝
確かこれは以前も食べたことのある、鮟肝を裏ごししてどぶ汁に漬け込むものかな?
20kgの魚体から取れた鮟肝を55度で火入れしたもの。
その滑らかな食感といい、奥まで浸み込んだ深い味わいといい、
雑味も一切なくて、ざらつき感もゼロ。
そこにあるのはただただ旨みのみ。
手の込んだ仕込みの中で、余分な脂も取り除かれ、透明感のある美味しさに。
これを極上といわずして何といおうか。
これ食うとフォアグラって脂臭いかも?と思っちゃいますよ。
この鮟肝に勝てるフォアグラはそうそうお目に掛かれないと思います。
あああ・・・
フレンチ経験値の浅い私の中ではという話 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・梅酒ソーダ割り 880円
かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。
・数の子のクリームチーズ和え
おせちに向けて相当数の子を仕込んだので、おつまみでも登場。
単なるクリームチーズではなくて、鮨しみづお得意の出汁で伸ばしたもの。
これは箸休め的にちょこちょことつまみました。
・天賦 純米吟醸 鹿児島 1540円
私のオーダーです。
鹿児島県日置市に蔵を構える、西酒造の造る純米吟醸。
これの前に飲んだ冩楽に似ていてバランスタイプ。
つまりこれも好みのタイプで美味しいです(^^)
・のどぐろ炙り
長崎県五島列島で獲れた紅瞳というブランドのどぐろ。
はえ縄漁を改良した「地獄縄」で釣り上げ、厳しい品質基準をクリアしたもの。
のどぐろはそれなりに食べた経験はありますが、これは凄い・・・
無茶苦茶脂が乗っているのに、脂臭くなくて透明感があります。
高級魚のどぐろの中でもトップクオリティに位置づけられるブランド。
・自家製白たくあん
鮨しみづのたくあんは大好物で(^^)
今回のはさつま大根というものを使っているそうです。桜島大根では無くて。
ほぼ煎り糠だけで漬けこんだ余計なものは一切加えないたくあん。
とにかくその自然の味わい。自然の甘さ。たまらんですよ。
こちらも大事に箸休め的にちょこちょこ頂きました。
・大分産トラフグの白子炙り、身、皮のポン酢仕立て
トラフグの全てを一皿で味わう極上の一皿。
一番下にはトラフグの皮。その上に身、白子炙りを乗せて、
ポン酢を回しかけて、あさつき、一味を散らして仕上げ。
もったいないですが白子炙りも含めて良く混ぜて食べます。
大分産トラフグは10日間熟成したもの。
それだけでも淡白な白身に旨みが乗ってきているのですが、
そこに加えて白子炙りがソースになっちゃうんですから大変。
私もかみさんも唸りっぱなしの美味しさ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
何気に一味のピリッと来るアクセントがいいんですよ(^^)
・日高見 超辛口純米酒 宮城 1210円
私のオーダーです。
宮城県石巻市に蔵を構える、平孝酒造の造る純米酒。
超辛口というラベルですが、程よい辛口です。
かみさんも普通に飲める辛さとの評。
今回はこの日本酒で握りを迎え撃ちます。
・茶碗蒸し
出汁だけ茶碗蒸しです。
これを食べるのは3回目ですが、出汁の美味しさがストレートに分かります。
ホント美味しいんですよ(^^)
ガリとフィンガーガーゼが準備されました。
ここから握りのスタートです。
・ヤリイカ
いつもながらに見事な飾り包丁。かぼすと塩で頂きます。
こちらも熟成しているのは間違いないですが、
ねっとりとした食感に旨みが乗っていて。身が甘いわ。
・シマアジ
25日間熟成シマアジ。
そんなに熟成した感じは無くて自然に感じるのが凄い。
25日間も何度も面倒を見ながら熟成するんですから手間暇掛ります。
それも全てお客様の笑顔のために。
・マカジキ漬け
20日間熟成マカジキの漬け。
鮨しみづではこれでもまだ熟成が浅い方です。
それでも熟成してきめの細かい肉質になってるのが分かりますよ。
・桜鱒漬け
30日間熟成 青森県産桜鱒。
それだけ熟成してもちゃんと桜鱒の香りは残っているんです。
ねっとりとした旨みが出まくっていて、これも旨いわあ。
・22日間熟成 長崎県壱岐産本鮪中トロ
22日間熟成したもの。香りが良いです。
中トロらしい脂と赤身の旨み。凄い。
しかしながらこれですら挨拶代わり。
・40日間熟成 大間本鮪大トロ
怒涛の本鮪ラッシュ。
40日間熟成した大間本鮪大トロ。塩で。
口に含むとナニコレ状態。
赤酢のシャリに合わせて熟成をかけているそうです。
風味、香り、旨み、全てが極上・・・
40日間熟成 大間産本鮪大トロ。これぞネタとシャリによる協演。鮨の神髄。
・長崎県五島列島の〆鯖
今までは鯖寿司で供されることが多かったのですが、今回は握りでの登場。
とにかく青魚となる鯖ですがいつも香りがいいんです(^^)
・41日間熟成 対馬産鰤
こちらも容赦なく41日間熟成した鰤。
鰤の脂臭さがゼロ。熟成する前はもの凄い脂が乗っていたそうです。
それが熟成させることで程よく脂が抜けるんですね。
代わりに熟成した旨みが加わると。
ちなみに70日間以上熟成したことがあるそうですが、
それはもはや鰤じゃなくなっていたらしく(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!、
そうやって熟成期間の限界を見極めるんでしょうけど、
個体によって変わってきますのでなかなか応用が効かないのかも。
そこに鮨職人の勘が働いてくるんだと思います。
この魚体の大きさ、この脂の乗り。そういったものを見極めて。
・対馬の煮穴子
握りの〆または〆近くは定番のこちら。
何度食っても惚れ惚れする旨さ。
フワフワです・・・
・生海苔の味噌汁
こちらも定番です。生海苔の香りが素晴らしいです。
しかし日曜日のサザエさんを観ている心境。
もうすぐで極上の時間が終わるのかと思うと (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・北海道産雲丹の海苔巻き
この日2度目の海苔巻き。今度は馴染んだシャリで。
その上に極上の雲丹を従えてね。
雲丹に負けない海苔の香りもいいんだよなあ。
・比内地鶏の玉子焼き
2切れでのサーブ。
ほんのり甘みを伴ったもので、かみさんのドストライクゾーンの味付け。
・自家製最中
こちらも定番の最中。
前回はご主人の家紋を焼き印にしたバージョンでしたが
無印のノーマルバージョンに戻っていました。
サクサクの最中の皮の中には、小豆、花豆で作った餡に
さらに花豆を加え、コーヒーフレーバーを付けたもの。
・杏仁豆腐
前回からデザート2品構成になりましたが今回も(^^)
シンプルイズベストな杏仁豆腐。
杏仁の香りが満載で、ミルキーでプルプル食感。
これで〆て45950円。一人当たり22975円。
今宵も大満足(^^)/
この日は周りは常連さんばかりでした。
何か情報を聞き漏らしても、他の常連さんにも詳しく伝えているので、
そこでおさらいが出来るのがいいんですよね(^^)
やたらと詳細な情報に拘る食べロガーならではの悩みですが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
前回は「出汁」の部分が印象的だったのですが、今回は、
40日間熟成 大間本鮪大トロ。これぞネタとシャリによる協演。鮨の神髄。
という部分にある意味原点回帰したような印象でした。
20代の頃はやたらと高額な鮨には興味を示しませんでした。
なんか損したような気分になっていたんです。
しかしながら歳を重ねるにつれ、鮨職人の仕込みの大変さを知り、
最終段階として供される寿司一貫になるまでの苦労を鑑みると、
これだけの内容のお任せコースが2万円しないということに感謝すら覚えます。
また美味しい鮨を頂きに春頃伺えたらなと思います。
春はやっぱ貝類が美味しいのかなあ(^^)
さて、ここからは番外編。
2021年大晦日には年末のおせちとして、
・「鮨しみづ」「フィエルテ」コラボレーションおせち 50000円
を予約していましたので受け取りに行き、早速大晦日の晩と正月の晩に頂きました。
うちはおせちでも大晦日から食い始めるんです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
ググってみると別に珍しいことでも無さそうですね?
鮨屋が作るおせちと、フレンチが作るおせちのコラボレーションですが、
今回は、鮨しみづのレビューですのでそちらだけを紹介します。
特別なおせちですので正式なレビューには出来ませんが、
記念にもなりますので備忘録として残しておきたくて(^^)
以下がその内容となります。
・車海老煮
・鯨ウネ柚子味噌
・自家製からすみ
・数の子
・酢蛸
・おつまみがり
・いくら醤油漬け
・花豆
・九十檸檬煮
・鰆幽庵焼き
・煮あわび
・帆立貝柱
・海老油酢胡椒
・自家製たくあん
・フィエルテ合作 チョコレートテリーヌ
上段はお重に入っており、後半2つはサービスのような形に。
もちろんどの料理も鮨しみづクオリティですので絶品でしたよ(^^)
何気に重宝したのが自家製たくあん。大事に4日間くらいかけて頂きました。
おせちを食べていると、早くお店に伺いたい気持ちが逆に湧いて来ましたわ(^^;
ご馳走様です!(2022/2現在、3.17ポイント)
田中六五 純米酒 福岡
田中六五 純米酒 福岡
梅酒ソーダ割り
長崎県九十九島産蒸し牡蠣
長崎県九十九島産蒸し牡蠣アップ
長崎県平戸の平目
蛸の桜煮
蛸の桜煮アップ
炊き立てのシャリと山葵の巻物
冩楽 純米吟醸 福島
冩楽 純米吟醸 福島アップ
宮崎県日南沖の鮟肝
宮崎県日南沖の鮟肝アップ
数の子のクリームチーズ和え
天賦 純米吟醸 鹿児島
天賦 純米吟醸 鹿児島
のどぐろ(紅瞳)炙り
のどぐろ(紅瞳)炙りアップ
自家製白たくあん
大分産トラフグの白子炙り、身、皮のポン酢仕立て
大分産トラフグの白子炙り、身、皮のポン酢仕立てアップ
日高見 超辛口純米酒 宮城
日高見 超辛口純米酒 宮城
茶碗蒸し
ガリとフィンガーガーゼ
ヤリイカ
25日間熟成シマアジ
20日間熟成マカジキ漬け
30日間熟成 青森県産桜鱒
22日間熟成 長崎県壱岐産本鮪中トロ
40日間熟成 大間産本鮪大トロ
長崎県五島列島の〆鯖
41日間熟成 対馬産鰤
対馬の煮穴子
生海苔の味噌汁
北海道産雲丹の海苔巻き
比内地鶏の玉子焼き
自家製最中
杏仁豆腐
鮨しみづの段
車海老煮
鯨ウネ柚子味噌、自家製からすみ
数の子
酢蛸、おつまみがり
いくら醤油漬け
花豆、九十檸檬煮
鰆幽庵焼き
煮あわび、帆立貝柱
海老油酢胡椒
自家製たくあん
フィエルテ合作 チョコレートテリーヌ
「鮨しみづ」「フィエルテ」コラボレーションおせち
「鮨しみづ」「フィエルテ」コラボレーションおせち
「鮨しみづ」「フィエルテ」コラボレーションおせち
2022/02/07 更新
2021/12 訪問
鮨屋ですので、シャリとネタのバランスは抜群なのですが、「出汁」も素晴らしいんです(^^)
2021年12月中旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらの鮨店。
場所は、JR藤沢駅南口から徒歩5分ほどの雑居ビルの6F。
コースは1種類のみですので、
・しみづ季節のお任せコース およそ16500円~ × 2人前
を予約しての訪問になります。
エレベーターに乗って6Fで降り立つとそこはお店の目の前。
この日は18時からの予約でしたがまだ時間まで8分ほどありますので、
しばらく店頭で待っていると、常連さんが入っていかれましたので、
我々もその後に続いて入ります。
ちなみに我々程度の訪問回数・期間ですと「常連」と言うのはおこがましく(^^;
仮にいっぱしの訪問回数と期間になっても常連風を吹かせることはしません。
さて店内は、カウンター9席。
この日は4組9名での晩餐となります。
我々はそのカウンター中央に案内されました。ここがやっぱ特等席(^^)/
常連さんがひしめくと先に入ったもの勝ちなのかな???
お店は、ご主人と女将さん、そして男性の板さん3名かな。
BGMはいつものジャズ。
席に座ってから手指消毒のセレモニー&お店オリジナルマスク入れが置かれています。
この日のしみづ季節のお任せコースの内容は以下になります。
・田中六五 純米酒 福岡 1430円
私のオーダーです。
福岡県糸島市に蔵を構える、白糸酒造の造る純米酒。
5回連続これを飲みましたが、酸味と旨みと甘みのバランスがいいです。
・梅酒ソーダ割り 880円
かみさんのオーダーです。
安心のチョーヤの梅酒らしいですが、さすがに飲みなれた美味しさですよ。
・蛸の桜煮
定番の蛸の桜煮。毎度のことながら旨い。
柔らかさもさることながら、口に入れた時の香りの良さ、
噛んでいる時の溢れる旨味と煮汁との調和。とにかく旨いです。
・迷い鰹
本来黒潮に乗って北上する鰹の群れの一部が対馬海峡に入り、
萩、島根、佐渡へと北上、しばらく富山湾で回遊し、漁獲されるのが迷い鰹。
年末には本鮪と肩を並べるほどの高値が付き、知る人ぞ知る高級魚なんだとか。
その有難い迷い鰹の皮目を炙ってたれをかけて3切れでのサーブ。
ほんのり甘いたれの味。炙った皮目の香ばしさ。程良い切れのある脂。
こんな旨い鰹はなかなかお目にかかれませんぜ。
・鍋島 特別純米 佐賀 1540円
私のオーダーです。
佐賀県鹿島市浜町に蔵を構える、富久千代酒造の造る特別純米。
甘みが印象的。そこに酸味と旨味が重なりあってきます。
さすがは全国で名だたる銘酒の一つですがこれも旨いねえ。
と思ったら一升瓶は撮ったのに肝心の酒を撮ってない (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・五島のヒレナガカンパチ
ヒレナガカンパチはお初。カンパチという名が付いていますが、
似ているけど別種の魚の模様。
食べてみると脂臭くなくて香りが良いです。これも熟成してんだろうなあ。
・カラスミ餅の海苔サンド
なんと命名していいか分かりませんが、自家製の極上カラスミをスライスし、
焼いた細長い餅でサンドし、それをさらに海苔でサンドしたものです。
とにかく自家製極上カラスミがねっとりとした食感で濃厚でありながら、
塩気はジャストでとにかく旨いんです(^^)
このカラスミは人生No.1に美味しかったなあ。
・梅酒ソーダ割り 880円
かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。
・いろは島の牡蠣
いろは島は、伊万里湾東部、佐賀県唐津市肥前町と
長崎県松浦市福島の間の海域に浮かぶ、多数の無人島の総称。
そんな島々で育ったいろは島の牡蠣のポン酢仕立て。
小さな粒ですが、その代わり味が凝縮。
・長崎県平戸の真鯛
10日間熟成した真鯛。山葵を乗せて。醤油で頂きます。
相変わらず熟成した程よい弾力と真鯛の香り、味わい。
淡白では無いんだよなあ。その言葉では説明できないというか。
この美味しさが分からないと鮨しみづを堪能出来ないでしょうね。
・天賦 純米吟醸 鹿児島 1540円
私のオーダーです。
鹿児島県日置市に蔵を構える、西酒造株式会社の造る純米吟醸。
これも田中六五に似ていてバランスタイプ。
前回も飲んでいますが、今回の方が美味しく感じました(^^)
・炊き立てのシャリと山葵の巻物
こちらのお店の挨拶代わりの巻物。定番です。
挨拶代わりですが、この日はやや遅れての登場でしたね。
・シャリ煎餅
まさかのスナック菓子のようなものがサーブ。
ご主人から「エコですんで。」との説明がありましたので、
おそらく残ってしまったシャリを煎餅にしてエコに復活したんだろうなと。
揚げてしまうと酸味は分からないくらいになり、シャリ自体の味付けも相まって
これまたやめられない止まらないスナックに変貌(^^)
食材ロスを減らす素晴らしい料理だと思います。
・鱈の白子の蒸し物
白子は火の通し加減が最高(^^)フルフルの柔らかさで。
かけている出汁も極上なんだよなあ。
柚子かな?そのアクセントも絶妙です。
・梅酒ソーダ割り 880円
かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。
今回は梅酒で攻めるねえ。
・黒龍 秋あがり 純米吟醸 300ml 福井 ?円
私のオーダーです。
福井県吉田郡に蔵を構える、黒龍酒造の造る純米吟醸。
本当は、冩樂 純米吟醸を飲みたかったのですが、
私の前でちょうど品切れに (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
すると女将さんがこちらを持って来てくださいました。
癖の無い淡麗タイプかな。
この日は5合飲もうかなと企てていましたが、
300mlのものがサーブされましたので酒はこれでおしまいに。
ガリとフィンガーガーゼが準備されました。
ここから握りのスタートです。
・五島の鯖寿司
こちらで鯖寿司を食べるのは2回目。今回は海苔で巻いたバージョン。
赤酢のシャリと同じ大きさの、見事な厚みのある五島の鯖を乗せ、
昆布シートを被せ、さらにそれを海苔で巻いたものです。
鯖特有の臭みは一切なくてただただ旨味のみ。
赤酢のシャリとのバランスも素晴らしい。
鯖寿司のメッカ、京都もびっくりのクオリティ。
京都を含めて私が食べてきた鯖寿司の中でもトップレベル。
この鯖寿司とタメを張れるのは、京都の☆☆である和ごころ 泉くらいではと。
・唐津のヤリイカ
いつもながらに見事な飾り包丁。柚子と塩で頂きます。
とにかく甘みが素晴らしい(^^)そして熟成した旨さ。
イカは絶対に熟成した方が旨いとは他の寿司屋でも聞きましたが、
本当にそう思います。
10年くらい前までは活きイカの透明感のある刺身を有難がっていたのに。
・マカジキ漬け
35日熟成のマカジキ。まだ熟成出来るとの説明。45日くらいまでいくのかな?
熟成してきめの細かい肉質になってるのが分かりますよ。
・大間産中トロ
25日間熟成した大間の鮪の中トロ。珍しく塩で。
口の中に頬張ると。むふうっ・・・絶句ですわ(^^;
とにかく香りがいいです。赤身の濃い旨み。透明感のある脂。
最高でしょう・・・文句無し。塩も凄いなあ。
・大分県産赤貝
赤貝も6日間熟成しています。
貝でも容赦ないでっせ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
熟成赤貝を食べるのは2回目ですが、今宵もシャキシャキ食感で、
赤貝らしい香りとともにじんわりと旨みが滲み出てきます。
大分では大きい型のものが獲れるそうで。
・シマアジ
35日間熟成したシマアジ。
貝だけでは無く青魚でも容赦のない熟成期間。
その代わり銀皮を綺麗に剥がして熟成しないと痛むんです。
魚のことを知り尽くしているご主人だからこそ出来るのであって、
素人が手を出すと腐らせてしまうだけ。
今回のは3㎏近くの見事な型だったそうです。
・ノドグロ炙り
白身のトロ。ノドグロの登場。皮目を炙って。
脂がノリノリなのですがくどく無いんです。
それというのもシャリが有ってこそ。
だからこそ鮨で食べた方がより一層美味しく感じるんです(^^)
・茶碗蒸し
蛤の出汁で生地を作った茶碗蒸しに銀餡をかけて。
蛤の身は入っていませんが、その出汁だけでも驚異の旨さ。
出汁の素晴らしさを体感できる鮨屋でもあるんです(^^)
・雲丹
赤雲丹かバフンウニかな?
軍艦にはせずに握りでの提供。
甘くてとろとろ。
子供の頃は雲丹を好まなかったのですが、
昭和の頃の町の寿司屋で出された雲丹が悪いんですよ・・・
・生海苔の味噌汁
こちらも定番です。生海苔の香りが素晴らしいです。
・対馬の煮穴子
握りの〆または〆近くは定番のこちらですね。
何度食っても惚れ惚れする旨さ。
フワフワで溶けます・・・
・自家製最中
こちらももはや定番ですが、ご主人の家紋を焼き印にしたバージョン。
サクサクの最中の皮の中には、小豆、花豆で作った餡に
コーヒーフレーバーを加えたもの。何度食っても旨い(^^)
・杏仁豆腐
まさかのデザート2品構成。
杏仁の香りが満載で、ミルキーで美味しいです(^^)
これで〆て47030円。一人当たり23515円。
今宵も大満足(^^)/
今回印象的だったのは「出汁」でしょうか。
もちろん鮨屋ですので、シャリとネタのバランスは抜群なのですが、
それはもはや当たり前で何度も説明して来ましたので。
ご主人は元々が藤沢出身で、その後、博多に引っ越し、
その関係で博多で料理の世界に入ったそうです。
そのスタートは意外にも日本料理で15年間の修行から。
その後、鮨を10年間修業し、故郷であるこの藤沢にお店を開いたんです。
つまり鮨だけではなくてその他の料理も全てトップクオリティに美味しいのは、
日本料理出身というバックボーンもあるからなんです。
出汁を研究して30年の鮨職人。
2022年は何かがあるかも知れませんよ???
2021年の鮨しみづは今回で〆ですが、最後に年末のお楽しみが残っているんです(^^)
年末のおせちとして、「鮨しみづ」「フィエルテ」コラボレーションおせちが
提供されるのでもちろん前回訪問時に予約してるんです(^^)/
鮨屋が作るおせちと、フレンチが作るおせちが合体。
私は聞いたことが無いですし、気合が入っているそうです。
「鮨しみづ」「フィエルテ」コラボレーションおせちは、限定100個。
現金のみで50000円のお支払い。
予約・お支払いは「鮨しみづ」「フィエルテ」で受付中!
レビューの下書きのタイミングでは若干数残っていたはずなのですが、
売切れていたらごめんなさいm(_ _)m
ご馳走様です!(2021/12現在、3.30ポイント)
田中六五 純米酒 福岡
田中六五 純米酒 福岡
梅酒ソーダ割り
蛸の桜煮
蛸の桜煮アップ
迷い鰹
迷い鰹アップ
鍋島 特別純米 佐賀
五島のヒレナガカンパチ
カラスミ餅の海苔サンド
いろは島の牡蠣
いろは島の牡蠣アップ
いろは島の牡蠣リフトアップ
長崎県平戸の真鯛
天賦 純米吟醸 鹿児島
天賦 純米吟醸 鹿児島
炊き立てのシャリと山葵の巻物
シャリ煎餅
鱈の白子の蒸し物
鱈の白子の蒸し物アップ
黒龍 秋あがり 純米吟醸 300ml 福井
ガリとフィンガーガーゼ
ガリ
五島の鯖寿司
唐津のヤリイカ
マカジキ漬け
大間産中トロ
大分県産赤貝
シマアジ
ノドグロ炙り
茶碗蒸し
雲丹
生海苔の味噌汁
対馬の煮穴子
自家製最中
杏仁豆腐
2021/12/13 更新
2021/10 訪問
今回は「香り」が印象的。五感を総動員して「美味しい」という感情を形成しているので。
2021年10月初旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらの寿司店。
場所は、JR藤沢駅南口から徒歩5分ほどの雑居ビルの6F。
コースは1種類のみですので、
・しみづ季節のお任せコース およそ16500円~ × 2人前
を予約しての訪問になります。
エレベーターに乗って6Fで降り立つとそこはお店の目の前。
リニューアル後、3回目の訪問となります。
この日は17時からの予約でしたが16:55に到着。
まだ暖簾は掛かっていませんでしたが、5分前なのでいいかと思って店内へ。
店内に入ってすぐに気付いたのが女性スタッフの多さ。
店内は、いつも通りのカウンター8席のみ。
この日は2名3組の計6名での晩餐となります。
我々はそのカウンター中央に案内されました。ご主人の目の前の特等席(^^)
お店は、ご主人と女将さん、そして女性スタッフ3名とこの日は大所帯。
奥の厨房にも何人かの板さんがいます。
BGMはいつものジャズ。
そして手指消毒のセレモニー&お店オリジナルマスク入れのサーブ。
この日のしみづ季節のお任せコースの内容は以下になります。
・田中六五 純米酒 福岡 1430円
私のオーダーです。
福岡県糸島市に蔵を構える、白糸酒造の造る純米酒。
4回連続これを飲みましたが、酸味と旨みと甘みのバランスがいいです。
・かぼす酎ハイ 1000円
かみさんのオーダーです。
さっぱりと甘過ぎずかぼすの爽やかな香りと炭酸の爽快感。
寿司にも合うサワーで美味しいです。
・ボタン海老昆布酢仕立て
10日間熟成したボタン海老に、出汁を取った後の昆布をすり潰し、
土佐酢と合わせてかけたものです。昆布の旨味と熟成したボタン海老の甘みの協演。
いつもながら素晴らしいスタートです(^^)
昆布も成仏出来て本望ではと。
・大間産本鮪漬け
20日間熟成した大間産本鮪の赤身を軽く漬けに。
そんじょそこらの本鮪と何が違うかというと、口に入れた瞬間の香りが違うんです。
日本人は鮪好きと言われますが、これを食うと「そりゃあそうなるわ。」と
思いますもん。この漬け加減がこれまた絶妙で。
・炊き立てのシャリと山葵の巻物
こちらのお店の挨拶代わりの巻物。定番です。
出来立てホヤホヤのシャリを山葵とともに、
海苔で巻いたものを手渡しでサーブされます。
有明産の海苔と、最高品種である伊豆真妻種の山葵。
出来立てのシャリを味わってもらうための趣向ですが、
なぜかこれを食べると腹が減るんです。
胃の準備的な要素も秘めているものと。
・長崎平戸産カワハギ肝和え
カワハギの切り身に、肝と醤油と酢を合わせた肝だれを乗せたもの。
通常の肝醤油よりもマリネっぽく仕上がり、洋風チックなテイストを醸し出し。
これは仲良くしている鎌倉の人気フレンチであるフィエルテのアイデアだそうです。
お互いがお互いの知識・技術を持ち寄って高めあっていくという理想の関係。
後述しますが、その理想の関係の一つの集大成も控えています。
・蛸の桜煮
こちらもある意味定番ですね。毎度ながら相変わらず旨い。
柔らかさもさることながら、口に入れた時の香りの良さ。
大間の本鮪同様に美味いものは全て香りもいいんです。当たり前かも知れませんが。
「美味い」って五感を通して感じ取ることなので見た目も香りも重要ですよね。
その「見た目」を伝える義務があるのが食べロガーでは無いでしょうか。
文章でいくら詳しく書いたって百聞は一見にしかずですよ。
・天賦 純米吟醸 鹿児島 1540円
私のオーダーです。
鹿児島県日置市に蔵を構える、西酒造株式会社の造る純米吟醸。
これも田中六五に似ていてバランスタイプですが、やや酸味が効いています。
・熊本産馬肉
熟成した熊本産馬肉にたっぷりのおろし生姜を添えて。
まずはおろし生姜とともに食べますが、これまた香りがいいですし、
旨味が濃厚ですし、臭みなんか微塵もない。
先にかみさんが食べて「今までで食べた馬肉の中で一番!」と唸っていましたが、
私もその意見に賛成となりました。これは旨いわ・・・
2枚目は添えられた醤油に浸しておろし生姜とともに。
くはあっ・・・これも旨い。
九州の醤油だと思って甘口をイメージしていましたが、
そんなことはなく馬肉にさらに旨みを乗せるタイプの醤油でした。
うーん。絶品でしょう。
それにしても寿司屋で馬肉が出るとは思っていませんでした(^^;
九州の素材を使うご主人なので馬肉にもルートがあるんですよね。
・鰻炙り
鰻は福岡で半養殖で育ったもの。天然ものにも近い状況で育っているんです。
関西風にパリパリに焼き上げた鰻はこれまた香りが良くて程よい弾力が有って。
これもたまらんですよ。
・かぼす酎ハイ 1000円
かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。
・鍋島 純米吟醸 佐賀 1540円
私のオーダーです。
佐賀県鹿島市浜町に蔵を構える、富久千代酒造の造る純米吟醸。
米の旨味が濃厚で、同時にフルーティーな香り。
変に甘過ぎず、適度な酸もありますね。
さすがは全国で名だたる銘酒の一つ。
・蒸し鮑
この時期は名残りの鮑だそうです。
その代わり肝の旨さが際立っていて、それをソース代わりに食べます。
相変わらず無茶苦茶柔らかくて、仰る通りの肝の濃厚さ。これも旨い。
・真鯛の昆布締め
シャリの無い寿司のような形で2切れサーブされました。
真鯛と昆布の相性は鉄板ですが、昆布シートをさらにまとっていて。
ガリとフィンガーガーゼが準備されました。
ここから握りのスタートです。
ちなみにガリも厚みがあって旨いんですよ(^^)
これも生姜の仕入れ先にお願いして作っている拘りのある立派な料理なんです。
・山形正宗純米吟醸秋あがり ?円
私のオーダーです。
山形県天童市に蔵を構える、水戸部酒造の造る純米吟醸。
米の旨味、甘味、酸味が私にはやや穏やかに感じられました。
どちらかというと辛口タイプの印象。
名刀の切れ味を再現したのであれば、まさにこの切れの良さはその通り。
・梅酒ソーダ割り 880円
かみさんのオーダーです。
安心のチョーヤの梅酒らしいですが、さすがに飲みなれた美味しさですよ。
・五島の鯖寿司
こちらで鯖寿司を食べるのは初めて。
赤酢のシャリに乗るのは、見事な厚みの五島の鯖。
しっかりと〆た濃密さのようなものを感じます。
それにしても下書きのときに改めて写真を眺めると、
シャリよりも鯖の方が多いやん (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・クエ
塩とかぼすかな。これもたまらん。淡白ながらもクエらしい旨味の濃さ。
・鹿児島産鯵
これも熟成しているはず。
見た目からして旨いのが決定でしょう(^^)
生きた鯵ってプリプリの歯切れの良さがありますが、
熟成しても程よい弾力があって間違いなく新鮮なものよりも美味しいんです。
なにをもって新鮮というのか分からなくなってきます。
・唐津のいか
いつもながらに見事な飾り包丁。
見てくれだけでは無くて、ここに塩とかぼすがいい具合に入り込んで、
口に入れた時の感じ方が違うんですよ。柚子も効いてましたね。
・大間産本鮪中トロ
もはや芸術のような中トロ。輝いて見えますもん(^^)
やや脂多めの部位で旨味が濃厚でたまりませんぜ。
・茶碗蒸し
出汁だけ茶碗蒸しです。
これを食べるのは2回目ですが、出汁の美味しさがストレートに分かります。
・五島のシマアジ
30日間熟成した五島のシマアジ。
これもとにかく香りがいいです。
30日間も何度も面倒を見ながら熟成。手間暇かかるもんですよ。
それも全てお客様の笑顔のために。
・のどぐろ炙り
これはのどぐろらしい脂ノリノリですね。
なぜにこやつが白身なのかが分からんくらいに。
・新子
小肌の子供。新子らしい爽やかな味というか。
これは江戸前っぽい粋な寿司ですね。
・帆立の漬け
帆立の漬けは初めての経験のような?
帆立自身の甘みが強調されるような感じですね。
・鰯
3切れ使って1貫を構成。この小さな身から溢れる脂の旨味。
鰯って自宅でも重宝していますが、素晴らしき青魚。
・生海苔の味噌汁
こちらも定番です。生海苔の香りが素晴らしいです。
・穴子
寿司屋のネタの中でもトップレベルに好みなのが穴子。
もはや分かっているのですが、口に入れた瞬間に溶けました・・・
・いくらと雲丹のミニ丼
シャリの上に、10日間房のまま熟成したいくらを乗せ、
バフンウニをトッピングしたものです。
痛風丼ともいいましょうか (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
もちろん旨過ぎですぜ!
・自家製最中
こちらももはや定番かな。
サクサクの最中の皮の中には、小豆、花豆で作った餡に
コーヒーフレーバーを加えたもの。ホッとする味ですよ。
・熱い緑茶
まさにアガリ。最後にお茶で一服。
これで〆て47130円。一人当たり23565円。
いやあ、今回も期待通りというか期待以上の満足感(^^)/
今回のコースを通して印象的だったのが「香り」の要素。
料理って、調理風景を眺める「見た目」、調理の「音」、
出てきた瞬間の「見た目」、そこから漂ってくる「香り」、
口に入れた時の「触感」、噛んだ時の「食感」、食べた瞬間の「味」、
食べている最中の「香り」「味」、そして余韻の「後味」「風味」という風に、
五感を総動員して「美味しい」という感情を形成しているんだと思っております。
そこに、お店の雰囲気、店員さんの接客・サービス、周りの客層という要素も加わり、
「また、このお店で食べたいな。」と思わせるのでは無いでしょうか。
鮨しみづは対面カウンターのお店ですし、これらの要素を全て享受できます(^^)
冒頭で、鎌倉の人気フレンチであるフィエルテとの理想の関係の
一つの集大成も控えていますと記載しましたが、
なんと年末のおせちとして、「鮨しみづ」「フィエルテ」コラボレーションおせちが
提供されることになったんです(^^)/
前回訪問したときにそのさわりだけは聞き及んでいましたが。
鮨屋が作るおせちと、フレンチが作るおせちが合体。
私は聞いたことが無いですし、気合が入っているそうです。
もちろんその場で予約ですよ(^^)
「鮨しみづ」「フィエルテ」コラボレーションおせちは、
限定100個。予約は2021年11月30日締め切りまで。
50000円で現金のみでのお支払い。2021年11月30日までの前金制。
予約・お支払いは「鮨しみづ」「フィエルテ」で受付中!
常連さんですぐに予約は埋まると思いますが、皆さんも
「おうちで、鮨しみづ、フィエルテ」を堪能されてはいかがですか?
他にもいい情報をゲットしましたが、それはナイショ(^^;
ご馳走様です!(2021/9現在、3.30ポイント)
田中六五 純米酒 福岡
田中六五 純米酒 福岡
かぼす酎ハイ
ボタン海老昆布酢仕立て
ボタン海老昆布酢仕立てアップ
大間産本鮪漬け
大間産本鮪漬けアップ
炊き立てのシャリと山葵の巻物
長崎平戸産カワハギ肝和え
長崎平戸産カワハギ肝和えアップ
蛸の桜煮
天賦 純米吟醸 鹿児島
天賦 純米吟醸 鹿児島
熊本産馬肉
熊本産馬肉アップ
鰻炙り
鰻炙りアップ
鍋島 純米吟醸 佐賀
鍋島 純米吟醸 佐賀
蒸し鮑
真鯛の昆布締め
ガリとフィンガーガーゼ
山形正宗純米吟醸秋あがり
山形正宗純米吟醸秋あがり
梅酒ソーダ割り
五島の鯖寿司
クエ
鹿児島産鯵
唐津のいか
大間産本鮪中トロ
茶碗蒸し
五島のシマアジ
のどぐろ炙り
新子
帆立の漬け
鰯
生海苔の味噌汁
穴子
いくらと雲丹のミニ丼
自家製最中
熱い緑茶
大間産本鮪
2021/10/19 更新
2021/07 訪問
魚のことを知り尽くしているご主人。だからこそこれだけの熟成技を使いこなせると。
2021年7月初旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらの寿司店。
場所は、JR藤沢駅南口から徒歩5分ほどの雑居ビルの6F。
コースは1種類のみですので、
・しみづ季節のお任せコース およそ16500円~ × 2人前
を予約しての訪問になります。
エレベーターに乗って6Fで降り立つとそこはお店の目の前。
リニューアル後、2回目の訪問となります。
その暖簾をくぐり店内へ。
店内は、カウンター8席のみ。
この日は2名3組の計6名での晩餐となります。
我々はそのカウンター中央に案内されました。ご主人の目の前の特等席(^^)
お店は、ご主人と女将さん、そして女性スタッフ。
奥の厨房にも何人かの板さんがいるんだと思います。
BGMはいつものジャズ。
そして手指消毒のセレモニー&お店オリジナルマスク入れ。
この日のしみづ季節のお任せコースの内容は以下になります。
・日高見 超辛口純米酒 宮城 1210円
私のオーダーです。
宮城県石巻市に蔵を構える、平孝酒造の造る純米酒。
超辛口というラベルですが、程よい辛口です。下品な辛さでは無くて。
米の旨味もしっかりと感じ取られ旨いです。
・梅酒ソーダ割り 880円
かみさんのオーダーです。
安心のチョーヤの梅酒らしいですが、さすがに飲みなれた美味しさですよ。
・蛸の桜煮
相変わらず旨い。
もの凄く柔らかく仕上がっていて、煮汁が浸みていて、蛸の香りもよくて。
煮込むのもそうなのですが、相当な工数をかけて揉んでぬめりを綺麗に取るそうです。
そうしないとこのように美味しく煮上がらないんだとか。
単に洗って煮汁に放り込んだだけじゃ無いんですよ。
当たり前ですが、そのような見えない苦労の末に美味しい料理が出来上がるんです。
・メジマグロ 玉ねぎ酢仕立て
メジマグロとは本鮪の幼魚。その皮目を炙って自家製玉ねぎ酢と合わせたもの。
メジマグロは幼魚とは思えない脂の乗り。なにこれ?状態。
あまりにも見事なサシだったのでリフトアップしましたが
暗くて分からんがな (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
写真が下手くそだとお店の美味しさを正しく伝えられない典型・・・
玉ねぎ酢は酸味は穏やかで、玉ねぎの甘みが出ています。
サラダのドレッシングとして使っても最高だろうなあ。
かみさんも唸っていましたね。
・炊き立てのシャリと山葵の巻物
こちらのお店の挨拶代わりの巻物。定番です。
出来立てホヤホヤのシャリを山葵とともに、
海苔で巻いたものを手渡しでサーブされます。
有明産の海苔と、最高品種である伊豆真妻種の山葵。
出来立てのシャリを味わってもらう趣向ですが、
酢を合わせた瞬間は酢のきつい臭いが立ち込めるのですが、
そのわずか数分後には、まだ馴染んでいない状態なのに既に旨いんです。
海苔もパリパリと香りもよくて。
寿司屋じゃ無いとこのクオリティの海苔が食えんのだよなあ。
・長崎産 蒸しうちわ海老 土佐酢仕立て
蒸したうちわ海老とそのミソを土佐酢で和えて穂紫蘇をあしらったもの。
しっとりと甘みのあるうちわ海老の身。ミソの濃厚なコク。
土佐酢は穏やかな酸味でうちわ海老の香りを邪魔しません。
正直、伊勢海老よりも美味しいです。伊勢海老ってこういうところでは出ないですね。
・而今 特別純米生 三重 1320円
私のオーダーです。
三重県名張市に蔵を構える、木屋正酒造の造る純米酒。
銘酒の代名詞ともいえる存在。
フルーティーな芳香。飲んでもその通り。
そして程よい酸味。微発泡しているような舌の感覚も。
さすがの而今。かみさんもこれは旨いと。
・長崎県平戸の平目
鮨しみづお得意の白身の熟成。なので旨味がしっかりとあるんです。
そこに藻塩かな?この穏やかな塩気がその旨味を一層引き立てます。
後口に残るすだちの爽やかさもいいです。
エンガワも添えられましたが大事に最後に堪能(^^)
私は美味しいものは後に取っておく派ですので。
・梅酒ソーダ割り 880円
かみさんのオーダーです。
梅が入っているのがお気に入りで同じものをお代わりです。
・大分産 穴子の炙り
恥ずかしながら焼き上がった穴子を串から外し、包丁で切っているものを見ながら
私とかみさんは「鰻だな。」と勘違いしていましたが、
答えは穴子 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
いやあ、恥ずかしいですが、こうやって学んでいくんです。
こういうお店だと天然鰻とかも出しそうな勢いだったので(^^;
そういえば前回は握りの始まりが鰻の蒲焼だったんですよ。
その記憶があったということにしておきましょう。
カリッと焼き上げた穴子はほんのりと塩味。
脂はスッキリなのに旨味は濃いです。
・田中六五 純米酒 福岡 1430円
私のオーダーです。
福岡県糸島市に蔵を構える、白糸酒造の造る純米酒。
3回連続これを飲みましたが、酸味と旨みと甘みのバランスがいいです。
それでも今回は心地よい酸味が印象的で。
・さえずり
鯨の舌の部分です。それを薄くスライスして。
ほとんど脂なのにくどくないんです。それが鯨の不思議な魅力。
おそらくこれも手間暇かけて仕込んでんだろうなあと。
・蒸し鮑
前回も頂きましたが相変わらず旨いです。
柔らかく仕込んでいるのに香りは逃がさず。
旅館とかで踊り食いをしとる場合じゃ無いですぜ。
ガリとフィンガーガーゼが準備されました。
ここから握りのスタートです。
ちなみにガリも厚みがあって旨いんですよ(^^)
これも生姜の仕入れ先にお願いして作っている拘りのある立派な料理なんです。
・天賦 純米吟醸 鹿児島 1540円
私のオーダーです。
鹿児島県日置市に蔵を構える、西酒造株式会社の造る純米吟醸。
これもバランスタイプですが、やや酸味が効いているかな。
かみさんも旨いと言っていましたので飲みやすさもあるんです。
・かぼすジュースのソーダ割り ?円
かみさんのオーダーです。
これはノンアルコール。かぼすのストレートな味わいが素晴らしい。
・赤身漬け
1ヶ月くらい熟成した赤身。それをべっ甲色になるまで漬けたんでしょうかね。
味が凝縮していて赤身らしいアッサリ感は無いです。さすがの熟成の技。
・佐賀県産 ヤリイカ
いつもながらに見事な飾り包丁。
見てくれだけでは無くて、ここに塩とすだちがいい具合に入り込んで、
口に入れた時の感じ方が違うんですよ。
最初にヤリイカの甘みが来て、その後に塩とすだちの香りが来て。
・甘鯛
昆布シートを乗せています。なので甘鯛と昆布の旨味の協奏。
・シマアジ
なんと25日熟成!青魚でも容赦のない熟成期間。
その代わり銀皮を綺麗に剥がして熟成するそうです。じゃないとそこから痛むと。
うーん。魚のことを知り尽くしているご主人。
だからこそこれだけの熟成技を使いこなせるんだなと。
素人が手を出すと間違いなく腐らせるんでしょう。
・鹿児島県産 鯵
これも3日熟成。鮨しみづにしては浅いと (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
普通、鯵って新鮮なほど美味しいと思っている方も多いですが、
そんなことは無くて、ちゃんと〆たものを熟成するともっと旨いんです。
・中トロ
背に近いトロとのことでした。
スッキリとしながらも旨味が濃いです。
・対馬ののどぐろ
ご主人いわく「うちの大トロです。」とのこと。
まさにその通りで、のどぐろですから脂が乗っているのは想像できるのですが、
そのイメージのリアルに1.5倍脂が乗っていて舌でとろけるんです。
そして炙った香ばしさも加わって。これは凄い。
「ねっ?これがあれば大トロ要らないでしょ?」とご主人。
仰る通りです m(_ _)m
・クエ
塩とすだちで。これもたまらん。淡白ながらもクエらしい旨味の濃さ。
・茶碗蒸し
出汁だけ茶碗蒸しです。表面には緑の極小の粒々が。すだちの皮かな?
とにかくうちの出汁を味わってくれ的なストレートな茶碗蒸しで美味しいです。
箸休め的な要素もあるんでしょうね。
・車海老
こちらは握りでは無くてたれを塗ってそのまま提供。
こういう提供方法は初めてですが、握りの流れの中での緩急でしょう。
・唐津の赤雲丹
箱に入っているのを見て、そのビジュアルから「紫雲丹かな?」と言っていたら、
唐津の赤雲丹でした (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
いいんです。こういう風にちゃんと口に出して自分の予想を伝えて、
そこで間違えるから覚えるんです。その方が覚えやすいしね(^^)
貴重な赤雲丹ですので軍艦にはせずに握りでの提供。
なのでその甘みが存分に堪能できます。
・大分県産 赤貝
まさかの赤貝ですら5日間熟成していると(驚)
シマアジ、鯵の時にも驚きましたが、私の知っている常識では、
青魚と貝類は熟成しないということ。
しかしながら鮨しみづにおいては関係ねえぜ!と言わんばかり。
ご主人は全然OKですよと仰っていましたが、さすがに詳細は伏せて、
その一端だけ紹介すると、貝殻から外して〇に漬けて2日間。
赤貝の身を捌いて〇〇の〇〇に漬けて3日間。計5日間熟成したそうです。
それでいてシャキシャキ食感があって旨味が濃くて香りがいいんです(^^)
これは答えを聞いても真似できないと思います。その管理ができないので。
・対馬の穴子
肴で提供された大分県産穴子とは異なり、今度は対馬産。
もはや分かっているのですが、口に入れた瞬間に溶けました・・・
・青海苔の味噌汁
青海苔の香りが素晴らしいです。
今回は味噌の甘さが印象的でした。白味噌を押し出した味噌かな?
・自家製最中
定番化しつつある絶品最中。
サクサクの最中の皮の中には、小豆、花豆で作った餡に
コーヒーフレーバーを加えたもの。
・熱い緑茶
まさにアガリ。最後にお茶で一服。
これで〆て46460円。一人当たり23230円。
今宵も絶品の肴と寿司を堪能させて頂きました(^^)
ご主人は多くは語らずなのですが、聞くとそれにまつわるお話をいっぱい提供してくれます。
魚類学者でタレントのさかなクンに店に来てくれないかなあと仰っていました。
魚の生態系などに詳しいさかなクンと、魚の目利き、調理に関して詳しいご主人。
この両者のディスカッションは聴きごたえありますぜ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
これからも湘南・鎌倉エリアの若手料理人とのネットワークを土台に、
いろんな企画を催してくれるかも知れませんね?
近い将来にその企画に乗っかろうとは思っています(^^)
ご馳走様です!(2021/7現在、3.30ポイント)
日高見 超辛口純米酒 宮城
日高見 超辛口純米酒 宮城
梅酒ソーダ割り
蛸の桜煮
蛸の桜煮アップ
メジマグロ 玉ねぎ酢仕立て
メジマグロ 玉ねぎ酢仕立てアップ
メジマグロ 玉ねぎ酢仕立てリフトアップ
炊き立てのシャリと山葵の巻物
長崎産 蒸しうちわ海老 土佐酢仕立て
長崎産 蒸しうちわ海老 土佐酢仕立てアップ
而今 特別純米生 三重
而今 特別純米生 三重
長崎県平戸の平目
長崎県平戸の平目アップ
大分産 穴子の炙り
大分産 穴子の炙りアップ
田中六五 純米酒 福岡
田中六五 純米酒 福岡
さえずり
さえずりアップ
蒸し鮑
蒸し鮑アップ
ガリとフィンガーガーゼ
天賦 純米吟醸 鹿児島
天賦 純米吟醸 鹿児島
かぼすジュースのソーダ割り
赤身漬け
佐賀県産 ヤリイカ
甘鯛
25日熟成シマアジ
鹿児島県産 3日熟成鯵
中トロ
対馬ののどぐろ
クエ
茶碗蒸し
車海老
唐津の赤雲丹
大分県産 5日間熟成赤貝
対馬の穴子
青海苔の味噌汁
自家製最中
熱い緑茶
2021/07/06 更新
2021/05 訪問
このお店が藤沢に存在してくれることに感謝
2021年5月初旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらの寿司店。
場所は、JR藤沢駅南口から徒歩5分ほどの雑居ビルの6F。
本当は4月に再訪をしたかったのですが、店舗リニューアルのため、
2021年4月1日~5月1の間、一時休業をしていたんです。
5月2日から新生「鮨しみづ」として生まれ変わり営業を再開するとのことで、
5月初旬の再訪となった次第です。
コースは1種類のみですので、
・しみづ季節のお任せコース およそ16500円~ × 2人前
を予約しての訪問になります。
エレベーターに乗って6Fで降り立つとそこはお店の目の前。
リニューアルと祝5周年を祝う祝花で飾られています。
お店のプレート看板や暖簾も新調されていますね。
その暖簾をくぐり店内へ。
店内ももちろんリニューアルされており、テーブル席は無くなり、
9席あるカウンターのみになっていました。
我々はカウンター右手に案内されました。
お店は、ご主人と女将さん、そして女性スタッフ。
今回初めて勢揃いした顔ぶれを拝見しましたが、
奥の厨房には男性の板さんが3人いました。わりと大所帯だったんですね?
BGMは、ジャズが流れています。
そして手指消毒のセレモニー&お店オリジナルマスク入れのサーブ。
今宵の晩餐は、我々を含む5名で楽しむことになりました。
ソーシャルディスタンスの確保をしてね(^^)
この日のしみづ季節のお任せコースの内容は以下になります。
・田中六五 純米酒 福岡 1430円
私のオーダーです。
福岡県糸島市に蔵を構える、白糸酒造の造る純米酒。
前回もこれを飲みましたが、酸味と旨みと甘みのバランスがいいです。
そして適度なフルーティーさも持っていて。
相変わらず素晴らしい純米酒。かみさんもこれは美味しいと。
・すだち酎ハイ 1000円
かみさんのオーダーです。
さっぱりと甘過ぎずすだちの爽やかな香りと炭酸の爽快感。
寿司にも合うサワーで美味しいです。
・クエの炙り ポン酢がけ
皿の下にはクエの胃袋。その上にクエの身を炙ったものを乗せ、
芽ねぎを散らし、ポン酢をかけたものです。
ポン酢と芽ねぎを全体に和えて頂きます。
クエの身のクニュクニュ食感も心地よいですし、
さらにクニュクニュ食感なのが胃袋。これも旨いなあ。
炙った香ばしさと噛めば滲み出てくるクエの極上の白身の味わい。
・炊き立てのシャリと山葵の巻物
こちらのお店の挨拶代わりの巻物。定番です。
出来立てホヤホヤのシャリを山葵とともに、
海苔で巻いたものを手渡しでサーブされます。
有明産の海苔と、最高品種である伊豆真妻種の山葵。
出来立てのシャリを味わってもらう趣向ですが、
まだ馴染んでいない状態でも既に旨いんですよ。
山葵と海苔の素材の良さもあるんでしょうね(^^)
・長崎県平戸の真鯛
おそらく10日以上は熟成したと思われる真鯛。
食べてみるとそのような食感と味わいがしますんで。
白身は熟成してナンボだよなあ(^^)
塩と醤油が添えられましたが、2切れとも塩で頂きました。
・イサキ
こちらも熟成した味わい。歯がねっとりと身に入っていくというか。
こちらも旨い。やはり塩で頂きました。
・日高見 超辛口純米酒 宮城 1210円
私のオーダーです。
宮城県石巻市に蔵を構える、平孝酒造の造る純米酒。
超辛口というラベルですが、程よい辛口です。下品な辛さでは無くて。
米の旨味もしっかりと感じ取られ旨いです。
・自家製蛍烏賊の沖漬け
とにかくワタの香りがいいですよ。ほんと美味しい。
かみさんはこれを食べた瞬間に今まで食べたことのない美味しさと唸っていました。
・茨城県鹿島の蛤の茶碗蒸し
蛤の美味しさはもちろんのこと、茶碗蒸しの生地がこれまた旨くて(^^)
その滑らかさと出汁をたっぷりと含んだ味わいが。
そこに蛤の旨味たっぷりの出汁も加わって。
こういうところからして寿司だけではなくて日本料理の板さんとしても
超一流だなと感じるんですよ。
ご主人のバックボーンは、料理人としてのスタートが日本料理で15年の修行。
寿司が10年の修行ですので、実は日本料理の方が長いんです。
・福岡の蛸の桜煮
あっさりに見えるのですが、食べてみると香りが立って旨味が濃厚。
1時間以上かけて煮込んでいますので柔らかく仕上がっていて。
・越乃景虎 梅酒ロック ?円
かみさんのオーダーです。
メニューには無いのですが、オススメがロックとのことでしたので珍しくロックで。
・蒸し鮑
持った瞬間に分かりますが、無茶苦茶柔らかいです。
よくもまあここまで柔らかく仕上げられるもんだと驚嘆ですよ。
そしてもちろん旨いと。
・田中六五 純米酒 Precision polishing 福岡 ?円
私のオーダーです。
橘ケンチ(EXILE/EXILE THE SECOND)氏x白糸酒造のコラボ日本酒。
限定酒ではありますが、オリジナルを壊さない表情を見せます。
もちろんこれも旨いですよ。
・太刀魚炙り
玉ねぎ醤油をかけ白ごまを散らして仕上げ。
見事な厚みの太刀魚炙り。その身はふわふわ。
そこにドレッシングのように仕上げた玉ねぎ醤油の甘みと香り。
・宮崎県の鮟肝
吟醸豆腐のようなきめ細かいふわふわの食感。脂臭く無いんです。
鮟肝を裏ごししてどぶ汁に漬け込むそうです。
54℃を超えないように火を入れるのがポイントだそうで、
それにより雑味も出ませんし、ざらつき感も出さないと。
それらの仕込みの中で余分な脂も取り除かれ、透明感のある美味しさに。
これも素晴らしい仕事が施されているんですよ。
単に蒸して切っただけじゃ無いんですよ。
お客さんの口に入るまでに相当な工程を経て皿に盛られているんです。
若い方の多くが寿司屋に対して高いというイメージを持つのが、
これらの工程を経ていることを知らないからでしょう。
あくまでも目の前の板場で行っている作業は最終段階の調理であって、
そこに来るまでに相当な労力がかかっているんです。
・白州ハイボール 1450円
かみさんのオーダーです。
珍しくハイボールを飲みたいと。
ここ数年では貴重となった国産ウイスキー。
その芳香からしてウイスキーの良さを感じ取れます。
ただしかみさんは飲み過ぎで途中でギブアップ。私がヘルプさせて頂きました。
・自家製白たくあん
握りを乗せる皿に自家製の白たくあんがサーブされました。
煎り糠で漬けこんだものですが、固くなり過ぎずに程よい柔らかさを持っていました。
前回は握りの〆的な位置づけでサーブされたのですが、
今回はスタートの位置づけでのサーブ。
・而今 特別純米 無濾過生 三重 1320円
私のオーダーです。
これから握りに入りますので、これとともに楽しもうと。
三重県名張市に蔵を構える、木屋正酒造の造る純米酒。
銘酒の代名詞ともいえる存在ですよね。
バランスの良さはさすが。
これを美味しくないという方はいないのではと思われるくらいに。
かみさんも絶賛していました。
ガリとフィンガーガーゼが準備されました。
ここから握りのスタートです。
ちなみにガリも厚みがあって旨いんですよ(^^)
これも立派な料理です。
・鰻の蒲焼き
まさかの鰻からのスタート。
シャリの上に鰻の蒲焼を鎮座。木の芽をあしらって。
皮目がパリッとしていて身はふっくら。
熱々の白飯もいいけど、人肌のシャリも合うねえ(^^)
・佐賀県唐津のやりいか
飾り包丁を入れて、すだちと塩で。甘みが引き立ちますよ。
やりいかももちろん寝かせているんでしょうね。
サクサクした歯切れの良い食感がありつつも旨味が乗っていて。
・長崎県壱岐の鮪
きめの細かい色つやの赤身。
程よい脂と固めのシャリとのバランスの良さ。
とにかく香りがいいんですよ(^^)
・長崎県壱岐の20日熟成トロ
おおおっと!ここで早くもトロの登場。
もはや見ただけで旨いのが決定。感動する準備をしてから口の中へ。
目を瞑って余すところなく味わい尽くします。
20日熟成することで、赤身と脂身が中和された感じに。
ばらついた味では無くそれらが一体感となってトロを形成しているんです。
脂はまったくもってくどさはゼロで透明感のある味わい。
くはあっ・・・ 絶品でしょう・・・
・オコゼ
久しぶりに食べるオコゼ。
流通量も少ないので高級魚ですし貴重な魚なので。
食べてみるとしっかりとした弾力。淡白な旨味。
何も言われないでクイズを出されたらおそらくフグと答えると思います。
それだけ似たような印象があるんですよね。
どちらも高級魚で淡白ながらもじんわりと旨い白身という特長が。
・長崎県壱岐の中トロ
鮪の部位の中では中トロが一番好きかも(^^)
なのでこれが鮪の3貫目というのは私の嗜好の順番にも合っているというか。
ここで出して来たかあ的な。
赤身と脂身の旨味を同時に味わえるのがいいところなんですよね。
それにしてもこれも香りがいいんだよなあ。本鮪の良いところは香りの良さに。
・のどぐろ炙り
これまた出ましたぜ。中トロからのどぐろへのバトンリレー。
こちらもまた透明感のある脂なんですよ。
旨い魚って脂が乗っていてもくどく無いんです。
そのように仕上げるご主人の腕ももちろんあります。
・熊本の小肌
江戸前じゃないけど旨いですよ。
程良い脂が乗っていて、〆加減も申し分のない酸味。
そしてそれらのシャリとのバランスの良さ。
九州前を舐めんなよ!みたいな。
・蝦夷馬糞雲丹
ちょっと丸く握ったシャリの上に、蝦夷馬糞雲丹を直接乗せて。
時間が経つととろけますので賞味期限は短いですぜ。
海苔を巻かないので雲丹の甘さがストレートに来ます。
・茨城県鹿島の煮蛤
この日初のツメですね。
このツメが甘過ぎないで蛤の風味を壊さないんです。
・青海苔の味噌汁
青海苔の香りが素晴らしいです。あおさじゃなくて青海苔なので。
普段我々が目にしたり口にするのはあおさがほとんどだと思います。
お好み焼きやたこ焼きにかけたりするのは特にね。安いので。
・熱い緑茶
日本酒を飲み終えたのでここいらで熱いお茶を。
・長崎県対馬の穴子
こちらは塩でのサーブ。
身は期待通りのフワフワ加減。
口に入れると消えるが如く。
・玉子焼き
名残惜しいですがフィナーレが近づいて来たようです。
甘過ぎないでしっとりとジューシーな玉子焼き。
・蛍烏賊のなめろう巻
まな板の上で何やら蛍烏賊を薬味とともに叩き始めました。
「ご主人!ご乱心か?」と思いましたが、なんとなめろうを作り、
それを巻き寿司にしたんです。
生まれて初めて食べる蛍烏賊の巻き寿司ですが、
蛍烏賊の香りの良さと旨味、薬味の香りと海苔、シャリのバランス。
〆に相応しい極上の細巻でしたわ。贅沢だなあ(^^;
・自家製最中
サクサクの最中の皮の中には、小豆、花豆で作った餡に
コーヒーフレーバーを加えたもの。
コロナ禍の最中(さいちゅう)に考案した最中(もなか)(^^)
これで〆て43590円。一人当たり21795円。
いやあ、今宵も旨過ぎでしょう(^^;
それも総勢25品という顔ぶれですもん。それでいてこのお値段。
銀座の半値くらいのお値段で銀座を凌駕するクオリティですよ。
このお店が藤沢に存在してくれることに感謝ですよ。
生涯を通じて通いたいと思わせる藤沢の至宝。
そんな寿司店ですが、2021年5月12日から藤沢市が、
まん延防止等重点措置の対象地域に追加指定されることを受け、
酒類提供の終日停止を余儀なくされてしまいます。
それに伴いキャンセルが相次いでいるそうです・・・
これだけの実力がありながらも酒が飲めないとなると厳しい状況に。
どれだけお店が頑張って感染対策をしても、飲食店という一括りで
このような厳しい措置の対象になってしまうんです。
真面目に対策をしているお店は馬鹿を見るじゃないですか???
私の持論はお店の客層次第だと思っています。
しかしそれは目に見えるデータでは表せないので・・・
酒は飲めなくても、これだけの絶品の料理と寿司を味わえることに変わりはありません。
このレビューを読まれた方は是非とも足を運んで試してみて欲しいです。
本当に美味しいんですから(^^)/
レビューが長過ぎて誰もここまで読まんか(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
ご馳走様です!(2021/5現在、3.30ポイント)
田中六五 純米酒 福岡
田中六五 純米酒 福岡
すだち酎ハイ
クエの炙り ポン酢がけ
クエの炙り ポン酢がけアップ
炊き立てのシャリと山葵の巻物
長崎県平戸の真鯛
長崎県平戸の真鯛アップ
イサキ
日高見 超辛口純米酒 宮城
日高見 超辛口純米酒 宮城
自家製蛍烏賊の沖漬け
自家製蛍烏賊の沖漬けアップ
茨城県鹿島の蛤の茶碗蒸し
茨城県鹿島の蛤の茶碗蒸しアップ
福岡の蛸の桜煮
福岡の蛸の桜煮アップ
越乃景虎 梅酒
越乃景虎 梅酒ロック
蒸し鮑
蒸し鮑アップ
田中六五 純米酒 Precision polishing 福岡
田中六五 純米酒 Precision polishing 福岡
太刀魚炙り
太刀魚炙りアップ
宮崎県の鮟肝
宮崎県の鮟肝アップ
白州ハイボール
自家製白たくあん
而今 特別純米 無濾過生 三重
而今 特別純米 無濾過生 三重
ガリとフィンガーガーゼ
ガリ
鰻の蒲焼き
鰻の蒲焼きアップ
佐賀県唐津のやりいか
長崎県壱岐の鮪
長崎県壱岐の20日熟成トロ
オコゼ
長崎県壱岐の中トロ
のどぐろ炙り
熊本の小肌
蝦夷馬糞雲丹
茨城県鹿島の煮蛤
青海苔の味噌汁
熱い緑茶
長崎県対馬の穴子
玉子焼き
蛍烏賊のなめろう巻
自家製最中
私もこの精神をお手本に
2021/05/10 更新
2020/12 訪問
目で見て美しく、食べて美味しく。現状に甘んじることなく常に精進。
2020年12月中旬に再訪です。
ついこの間に伺ったと思っていたら既に1年近く経っているとは・・・
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらの寿司店。
場所は、JR藤沢駅南口から徒歩5分ほどの雑居ビルの6F。
こちらは鎌倉の絶品フレンチであるフィエルテのシェフのご推薦もあり、
2020年1月に訪問したのですが、鮨割烹という冠通りに寿司はもちろんのこと、
その前に出される料理も美味しかったので、今回も胸をワクワクさせての訪問(^^)
コースは1種類のみですので、
・しみづ季節のお任せコース およそ15000円~16000円(税抜) × 2人前
を予約しての訪問になります。
以前訪問した時には、月~水が11000円(税抜)で、
木~土が15000円(税抜)くらいの価格設定だったのですが変わったようです。
さらに木~土は2部制だったのですが、現在は1部制での営業になっております。
コロナ禍が鎮まって来れば元に戻すのではと思われますが。
エレベーターに乗って6Fの店舗の暖簾をくぐります。
入ると右手前方にカウンター。
この日は7脚分の椅子が用意されていましたが、実際には4名での利用となりました。
カウンター後方に小上りの座敷もあり、そこには4名掛けのテーブル席。
以前は使っていないスペースだったのですが、鍋のコースもありますし、
ソーシャルディスタンスの確保の意味もあり新設したようです。
我々はカウンター左手に案内されました。
お店は、ご主人と女将さん、そして女性スタッフの計3名で切り盛り。
もしかすると奥の厨房にも板さんがいるのかも知れませんが。
BGMは、ジャズが流れています。
手指消毒のセレモニー&お店オリジナルマスク入れのサーブがありました。
まずは、
・九頭龍 純米酒 福井 900円(税抜)
私のオーダーです。
どちらかというと酸味が効いていますね。
酸味が苦手なかみさんでもOKなくらいの程よい加減ですが。
飲み進めるとわりと端麗にも思えてきました。味の変化も楽しめると。
・山崎焙煎樽仕込み梅酒ソーダ割 900円(税抜)
かみさんのオーダーです。
甘過ぎないで純粋な梅の風味を感じます。
癖も無くスタンダードに美味しいです。
を頼んでカンパ~イ♪
この日のしみづ季節のお任せコースの内容は以下になります。
・炊き立てのシャリと山葵の巻物
挨拶代わりの巻物。
出来立てホヤホヤのシャリを山葵とともに、
海苔で巻いたものを手渡しでサーブされます。
有明産の海苔と、最高品種である伊豆真妻種の山葵。
シャリはまだ酢が馴染んでいませんので握りで使うものとは違いますが、
それでも尖ったような酸味が無いのがさすがだなあと。
海苔の風味と山葵のツンとした辛みだけでも十分に美味しい(^^)
・金目鯛炙りの燻製仕立て
ガラスの器でのサーブ。ビジュアルからして煙がこもっているのが分かります。
蓋を開けるとぶわっと煙が立ち込めました。
中には芽ねぎを添えた金目鯛炙り。すり胡麻も振りかけてポン酢仕立て。
炙った香ばしさと燻製香のハーモニー。すり胡麻の香ばしさも加わって。
・福岡 志賀島の蛸の桜煮
これは見た瞬間に旨いのが決定(^^)
1時間以上かけて煮込んで柔らかくし、味を染み込ませた蛸。
山葵との相性も抜群で、日本酒もススムわあ(^^)
・田中六五 純米酒 福岡 1300円(税抜)
私のオーダーです。
酸味と旨みと甘みのバランスがいいです。
そして適度なフルーティーさも持っていて。
これは素晴らしい純米酒ですね。かみさんもお気に入り。
・迷い鰹の叩き
時期外れの日本海で獲れた鰹。
それを叩きにして、一つは山葵、もう一つは生姜のブイヨン煮込みで。
ベースの味付けは塩です。
山葵ももちろん美味しいのですが、ブイヨンで煮込んだおろし生姜が素晴らしい。
新たな鰹の食べさせ方を切り開いたが如く。
あくまでも寿司屋からは逸脱しないで、絶えず探求する姿勢が凄いなあと。
ほんと感動しますよ。
・山崎焙煎樽仕込み梅酒ソーダ割 900円(税抜)
かみさんのオーダーです。
同じものをお代わり。
・宮崎産の鮟肝
有名なのは茨城県ですが、宮崎などの九州もよく獲れるそうで、
茨城県にも送っているくらいだそうですよ。需要と供給のバランスでしょうか。
今回のは20kgの鮟鱇から取れた鮟肝です。
とにかくざらつき感はゼロで、変な臭みも皆無。
舌で圧し潰しながらまったりと味わいました。
・福岡県柳川の放流鰻蒲焼き
私は知らなかったのですが柳川という地域も鰻の産地のようで、
そこで天然鰻に近いように放流された鰻を使った蒲焼きです。
蒲焼きとはいってもさっとたれを塗った程度であっさり加減。
関東風のふわふわ鰻と、関西風のサクサク鰻の中間程度の食感で、
どちらかというとサクサク寄りかな。
ご主人は少し泥臭いと仰っていましたが、私は全然感じませんでした。
2020年に食べた鰻の中ではトップレベルに感じましたけど。
・佐賀県いろは牡蠣のポン酢掛け
佐賀県のいろは島で獲れた牡蠣です。
いろは島は、佐賀県唐津市肥前町と長崎県松浦市福島の間の海域に浮かぶ、
多数の無人島の総称です。小ぶりな牡蠣なんですが味が濃いとのことで。
食べてみるとシャキシャキ食感なんです。小粒な牡蠣特有の食感ですね。
・天賦 純米吟醸 鹿児島 1400円(税抜)
私のオーダーです。
これは田中六五 純米酒 福岡と似ています。つまりこれも美味しいです。
・白子の茶碗蒸し
鱈の白子の茶碗蒸しです。
これが絶品!超滑らかで、出汁の透明感が凄い。
スッキリした出汁が鱈の白子の濃厚さを強調してくれるんです。
濃厚さだけでは単調になるので柚子皮のアクセントも加えて。
日本料理でも15年間の修行をしていますので、その成果なんでしょうね。
涙が出るくらいに旨いですよ(^^)
ガリとフィンガーガーゼが準備されました。
ここから握りのスタートです。
・長崎県平戸のカワハギ
こちらは小皿に入れてのサーブ。
肝酢をかけていて、淡白な白身に濃厚な旨味が加わります。
・山崎焙煎樽仕込み梅酒ソーダ割 900円(税抜)
かみさんのオーダーです。
またもや同じものをお代わり。
・佐賀県唐津のヤリイカ
綺麗な飾り包丁を入れて塩で頂きます。
イカですのでもちろん寝かせているのですが、それでもサクサク食感。
甘みが素晴らしいよね。飾り包丁のおかげで食感も良くなって。
・鹿児島県出水の鯵
相模湾でも鯵は獲れますが、遠路はるばる鹿児島の鯵の登場。
もちもちとした食感で旨いですぜ。
・甘鯛昆布締め
昆布締めした甘鯛の上にも極薄のシート状の昆布を乗せているので、
昆布の旨味が半端ないです。
それを受け止めるだけの甘鯛の旨味があってこそ。
・大間の鮪の赤身
くはあっ・・・久しぶりに眺める大間の鮪。
神々しささえ感じる光沢のある赤色。
目をつぶって一噛み一噛み大事に食べます。
本鮪は年間を通して何度も食べているのですが、
やはり同じ本鮪でも全然違うんです。これぞ大間ブランドの意地なのか。
・大間の鮪の中トロ
怒涛のラッシュ!
限りなく大トロに近い中トロ。黒毛和牛がごとくサシが入っています。
自らの脂による光沢と、うっとりするようなピンク色。
ゆっくりと口に入れて噛みしめます。
むふうっ・・・ タ・マ・ラ・ン。
凄い旨味と甘み。透明感のある切れの良い脂。
確か1ヵ月くらい寝かせてここまで熟成したと言っていたような。
そうなんですよねえ。
魚って新鮮だから美味しいんじゃないんですよ。
であれば漁港で食えば一番旨いはずなのですが、そうじゃないでしょ?
漁師の作る漁師めしがミシュランを取らないでしょ?
青魚や貝類以外であれば、大抵のものは寝かせることで
美味しくなると聞いたことが有ります。
柵を切って乗っけるだけじゃ無いんです。
お客さんの口に入るまでに相当な工程を経て、やっと握りが出来上がると。
・佐賀県の小肌
わりとスッキリとした〆加減だったような。
・七田 純米吟醸 佐賀 1500円(税抜)
私のオーダーです。
純米吟醸らしいフルーティーな芳香が特徴。
甘みもありますね。
・雲丹軍艦
産地も聞いたのですが聞き間違えたようでぐぐっても出てこん(涙)
昆布を食べて育った昆布雲丹。
とにかくとろける食感で濃厚な旨味ですよ。
昆布食ってるから雲丹って旨いんだよねえ。
ここら辺でガリのお代わり。ここのはつまみになるガリなので(^^)
・カラスミの磯辺巻
海苔で、薄くした餅とカラスミをサンドにして食べる趣向。
こちらのお店の自家製カラスミですぜ。餅絡みですが酒もススム君。
ネーミングは私が勝手に付けたものですが、写真とともにイメージは伝わるかなと。
・有明の煮蛤
今回初登場の貝&ツメの握り。
貝類は大好物ですが、特にこの手の火を通したものも大好物(^^)
・対馬の煮穴子
こちらもツメを塗って。
前回同様にフワフワで溶けますわ・・・ 至福。
・有明の生海苔の味噌汁
生海苔の風味が豊かです。ほんと味噌汁って旨いよねえ。
・玉子
ほんのり甘い味付け。
焦げ目は付けないで綺麗な色に仕上げていますね。
・白たくあん
自家製の白たくあんです。
甘みは一切加えずに、麹と大根自身の甘さのみ。
・コーヒー餡最中
小豆をコーヒーで炊いたつぶ餡を使った最中。
なのでコーヒーフレーバーがしっかりと感じ取れるんです。
ほんと色々と考えるもんですねえ。
なんでもコロナ禍の最中、お客さんが来ない時に何もしないで待っていないで、
色々と試行錯誤、研究を重ねたようですよ。
そういう姿勢があるからこそ、ここまでの美味しい料理を提供出来るんです。
これで消費税10%を加えて、〆て44800円。一人当たり22400円。
いやあ、超満足(^^)/
前回訪問時よりも、満足感がさらにアップしましたので、
評価もばっちし上げさせて頂きます!
2度目の訪問になると例えばワンパターンなのが目に付いたり、
以前ほどの感動を得られないことも多いのですが、
こちらのお店はそんな心配どこ吹く風が如く、
次々と感動を与えてくれる皿や握りを提供してくれました。
そうそう。料理という意味合いでの皿もそうですが、
こちらのお店は、皿そのものや器、酒器に至るまで素晴らしいものを揃えていて、
目で見てもその美しさを感じることが出来るんです。
目で見て美しく、食べて美味しく。現状に甘んじることなく常に精進。
その結果として、満足の表情で食べ進めるお客さんを見て、ほほ笑むご主人。
コロナ禍の影響もあり、今回の再訪までには期間が開いてしまいましたが、
感動しましたので定期的にリピートしたいお店に加えることにしました。
これで、日本料理 幸庵、こころや、RISTORANTE IL NODO、フィエルテに続いて、
鮨割烹 しみづも、定期訪問のローテーションに入りました。
私は新規開拓型レビュアーですので、ローテーションに加えるのも、
せいぜいあと1店舗くらいに抑えないといかんでしょうね。
こちらのお店のような感動を与えてくれるお店に出逢うためにも、
新規開拓も重要なのでね(^^)/
ご馳走様です!(2020/12現在、3.30ポイント)
九頭龍 純米酒 福井
山崎焙煎樽仕込み梅酒ソーダ割
炊き立てのシャリと山葵の巻物
金目鯛炙りの燻製仕立て
金目鯛炙りの燻製仕立て
金目鯛炙りの燻製仕立てアップ
金目鯛炙りの燻製仕立てリフトアップ
福岡 志賀島の蛸の桜煮
福岡 志賀島の蛸の桜煮アップ
福岡 志賀島の蛸の桜煮リフトアップ
田中六五 純米酒 福岡
田中六五 純米酒 福岡
迷い鰹の叩き
迷い鰹の叩きアップ
宮崎産の鮟肝
宮崎産の鮟肝アップ
福岡県柳川の放流鰻蒲焼き
福岡県柳川の放流鰻蒲焼きアップ
佐賀県いろは牡蠣のポン酢掛け
佐賀県いろは牡蠣のポン酢掛けリフトアップ
天賦 純米吟醸 鹿児島
天賦 純米吟醸 鹿児島
白子の茶碗蒸し
白子の茶碗蒸しアップ
ガリとフィンガーガーゼ
長崎県平戸のカワハギ
佐賀県唐津のヤリイカ
鹿児島県出水の鯵
甘鯛昆布締め
大間の鮪の赤身
大間の鮪の中トロ
佐賀県の小肌
七田 純米吟醸 佐賀
七田 純米吟醸 佐賀
雲丹軍艦
カラスミの磯辺巻
有明の煮蛤
対馬の煮穴子
有明の生海苔の味噌汁
玉子
自家製の白たくあん
コーヒー餡最中
2020年12月のメニュー
2020/12/14 更新
2020/01 訪問
まさに私の理想とする鮨割烹というスタイル
この日はかみさんと飲み。
やって来たのがこちらの寿司店。
場所は、JR藤沢駅南口から徒歩5分ほどの雑居ビルの6F。
最近は、旨い寿司店を積極的に巡ることにしているのですが、
こちらは鎌倉の絶品フレンチであるフィエルテのシェフのご推薦になります。
これだけの料理を提供するシェフが通っているお店であれば、
間違いがあろうはずも無いため、速攻予約をしての訪問です。
お店自体は、2016年5月13日にオープンしているようですので、
既に4年近くの年月が経っている状態です。
こちらのシステムは少々変わっており、曜日に応じてコースのお値段と、
営業スタイルが変わるんです。
【月~水】
・しみづ季節のお任せコース 11000円(税抜)
・営業スタイルは18時~
【木~土】
・しみづ季節のお任せコース 15000円(税抜)
・営業スタイルは18時~20時、20時半~の2部制
ということで、
・しみづ季節のお任せコース 15000円(税抜)× 2人前
を18時スタートで予約をしての訪問になります。
エレベーターに乗って6Fの店舗の暖簾をくぐります。
入ると右手前方にカウンター。
MAXで8名座れるのですが、この日は7名での利用となりました。
カウンター後方に小上りの座敷もあるのですが、使って無いようです。
我々は特等席となるご主人の板場の真ん前に案内されました。
ラッキー(^^)/
お話をしていて分かったのですが、ご主人は元々が藤沢出身で、
その後、博多に引っ越し、その関係で博多で料理の世界に入ったそうです。
そのスタートは日本料理で15年間の修行を。
その後、寿司を10年間修業し、故郷であるこの藤沢にお店を開いたと。
こういうバックボーンがあるので、鮨だけではなくて鮨割烹というスタイルに。
まさに私の理想とするスタイルですやんか(^^)
てっきりその店名から、新ばし しみづの出身かと勘違いしましたわ(^^;
お店は、くだんのご主人。比較的にお若くて体格の良い方です。
そして奥様である女将さんと女性スタッフが1名の計3名で切り盛り。
BGMは、ジャズが流れています。
まずは、
・五橋 純米酒 山口 1100円(税抜)
私のオーダーです。
癖がない味わい。オールラウンドなタイプの純米酒です。
ややスッキリ寄りで。
女将さんにスタートのお酒としてオススメを伺ったところ、
こちらを勧められましたが、美味しかったですよ(^^)
かみさんの方がかなり気に入ったようで、やたらと横から飲んでましたが。
・山崎焙煎樽仕込み梅酒ソーダ割 900円(税抜)
かみさんのオーダーです。
甘過ぎないで純粋な梅の風味を感じます。
これは旨いね(^^)
7名全員が揃ったところで今宵のしみづ季節のお任せコースのスタート。
・炊き立てのシャリと山葵の巻物
なんと炊き立てのご飯に、赤酢や米酢、黒酢など4種類をブレンドした
寿司酢を混ぜ合わせ、その出来立てホヤホヤのシャリを山葵とともに、
海苔で巻いたものを手渡しでサーブされました。
この後出てくる握りのシャリとの違いを味わって欲しいとの趣向。
出来立てのシャリはまだ酢が馴染んでいないのと、熱いので、
ちょっと角の立った感じを受けます。それでも旨いんですよ。
有明産の海苔と、最高品種である伊豆真妻種の山葵だけで旨いんです。
この味を握りまで覚えておきましょう。
・佐世保 大村湾の赤なまこ
赤なまこは高級品になります。久しぶりに食うなあ。
赤なまこにはしっかりと味が滲みていて、コリコリとした食感。
さらに自家製の煎り胡麻が香ばしさのアクセントを加えてくれます。
この煎り胡麻はその後も出てきましたが、ほんと香りがいいですよ。
天日干しもご自分でされていてかなりの拘りです。
・長崎のクエ
醤油と山葵で頂きました。淡白な味わいでした。
・鯨のさえずり
ぱっと見、ベーコンのようなビジュアル。
さえずりとは鯨の舌の部位になります。
生の鯨を仕入れて、3日間じっくりと火をいれたそうです。
これが無茶苦茶旨いんです(^^)
脂の旨味が濃厚で冷凍鯨にある臭いは全く無し。
これは上等な肉ですよ。皆さん唸っていましたよ。
何気に九州の醤油をブレンドした濃厚な醤油が合ってるんですわ。
・河豚の皮、身、白子炙り
河豚の全てを一皿で味わう趣向。
一番下には河豚の皮。その上に身、白子炙りを乗せて、
ポン酢を回しかけてあさつきを散らして。
混ぜて食べてくださいとの案内。
生の河豚の身の上に、熱々の白子炙りを乗せることで、
ほんの少しだけ身にも火が入るのも面白いんですよね(^^)
とにかく白子の旨味をまとった皮と身。不味いわけが無かろう。
これも至福の一皿。
・作 純米酒 三重 1500円(税抜)
私のオーダーです。
これは五橋 純米酒 山口よりも米の旨味が強め。
やや辛口でもあります。酸味もありますね。
これはさすがに外さない美味しさですよ。
通好みの純米酒でしょう。
・かぼす酎ハイ 800円(税抜)
かみさんのオーダーです。
メニューにはすだち酎ハイと書かれていたのですが間違いだそうで、
かぼす酎ハイが正解でした。まあ誤差のようなもんですけどね(^^)
これが甘くなくて自然な果汁のみの味なんですよ。寿司にも合いますよ。
途中、焼魚に添えられたすだちの果汁を搾って加え、
かぼす・すだち酎ハイにしてフィニッシュ。
・香箱蟹の茶碗蒸し
滑らかな茶碗蒸しの生地に、香箱蟹の身、外子、内子を乗せ、
銀餡をかけて仕上げたものです。
生地にもほんのり茶色い色が付いていましたので、何か混ぜてるのかも。
1月中旬ですので名残りの香箱蟹だと思いますが、
若干の蟹臭さを感じました。重箱の隅レベルですが。
この日の唯一の重箱の隅です。
・甘鯛の焼物
2週間熟成させた甘鯛を皮はパリパリに焼き上げたものです。
何度も食ったことがありますが、何度食っても旨いよね(^^)
しっとりふっくらの身も美味しいんだけど、何と言ってもこの皮。
周りも「皮が旨い!」と絶賛していました。
・河豚のあらの出汁
この後に出てくる料理の副産物。
河豚雑炊ではお馴染みの河豚の出汁ですが、
これだけ飲んでも旨味が凄いわ。河豚って淡白じゃ無いから。
・河豚のあらのほぐし身寿司
炊き立てから時間が経過し、程よく慣れてきたシャリの上に、
河豚のあらのほぐし身を盛り付け、あさつきを散らして。
確かにシャリは酢と馴染んでいてさらに美味しくなっています。
あらの部位のほぐし身なので旨味は濃厚でっせ(^^)
ガリとフィンガーガーゼが準備されました。
ここから握りのスタートです。
ちなみにガリはスライス状ではなく、新生姜を食べるがごとくのスティック状。
これは生姜好きにはたまらんぜ(^^)これだけでも肴になるし。
修行先のものですか?とお尋ねするとご主人のオリジナルとのことでした。
酒飲みの心を考えてのことだそうで(^^)
・長崎県平戸の真鯛
15日間熟成した真鯛です。なので食感は柔らか。
その代わりに旨味が乗ってますぜ!
・鰯
見るからに脂が乗ってそうですが、食べてみると程よい脂加減。
あと少し〆てもありますね。このバランスがいいですよ。
・鰤
なんと25日間熟成した鰤。
新聞紙で巻いてマイナス2度で熟成しているそうです。
新聞紙を巻くのは表面が凍るから。それを防止するために。
それだけ熟成した鰤の皮を炙って握りに。
鰤の脂は乗っているのですが、これだけ熟成させると丸みを帯びますね。
一度、70日間以上熟成したこともあるそうですが、
腐っては無いのですが、もはや鰤では無くなっていたので以降はやめたと(^^;
あれはやり過ぎたとの弁(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・甘鯛炙り
これは鉄板の美味しさですよ。焼魚の時とは全くの別料理。
握りで食うと美味しさも全然変わって来ますよ(^^)
・バッテラ
九州の定番でしょうか。
鯖の臭みは一切無くて、程よい脂と昆布の旨味、シャリの旨みの協演。
・大分産車海老
男性のは1尾まるごと、女性には半分にカットしてのサーブ。
私は一口でぱくりと。頭側に海老ミソの旨みがありましたので、
かみさんには尻尾の方から食べた方が良いとアドバイス。
それを聞いていたご主人からも旨みの濃さが変わりますのでと。
・北海道浜中産バフンウニ
目の前にはウニ箱。見るからに濃厚そうなオレンジ色。
予想ではバフンウニだろうなと。それを軍艦にしてサーブされました。
見た目通りに甘みとこくが濃厚。これはたまらん(^^)
お伺いしてみるとやはりバフンウニとのことでした。
・有明の生海苔の味噌汁
生海苔の風味が豊か。白味噌多めかな。麦味噌のような風味も。
・対馬の煮穴子
この日初めてのツメを塗って。
フワフワで溶けるわ・・・
寿司屋の穴子握りは、穴子料理の中でもトップレベルだと思います。
・玉子
出汁がジューシーですよ。
甘いのですが、出汁もしっかりと感じるので私でも美味しかったです。
これで消費税10%を加えて、〆て39800円。一人当たり約20000円。
あれ?2070円ほど計算が合わんな?サービス料とかあるのかな?
フィエルテのシェフのご推薦で伺いましたので、
ハードルを上げまくりで伺ったのですが、そのハードルを難なくクリア(^^)
食べログで3.09ポイントなんか全く関係のないハイクオリティな鮨割烹ですよ。
やはり今も昔も、人による口コミが一番信頼できるわ。
もちろん信頼できる人じゃないといけませんが。好みの違いとかもありますし。
握りのフィナーレ近くになってから、
そういえば鮪を一切使っていないことに気付きました。
九州の寿司屋でも言われたのですが、いい鮪は全て豊洲(旧築地)に
持ったいかれてしまうので、それをわざわざ買うことはしないと。
こちらのお店もそのスタイルを踏襲していて、
鮪以外でも勝負出来るようにしているようですね。
鮪の写真もありますので、出さないということは無いようですが。
いずれにせよ商売は繁盛しているようですし、
このクオリティの寿司を銀座で食べるとこんなものじゃ済みません。
すぐ近くにこれだけの鮨割烹があるのは有り難いことです。
フィエルテもそうですが、こちらもリピートさせて頂くと思います!
ご馳走様です!(2020/1現在、3.09ポイント)
五橋 純米酒 山口
山崎焙煎樽仕込み梅酒ソーダ割
炊き立てのシャリと山葵の巻物
佐世保 大村湾の赤なまこ
佐世保 大村湾の赤なまこアップ
長崎のクエ
長崎のクエアップ
鯨のさえずり
鯨のさえずりアップ
河豚の皮、身、白子炙り
河豚の皮、身、白子炙りアップ
河豚の身リフトアップ
作 純米酒 三重
かぼす酎ハイ
香箱蟹の茶碗蒸し
香箱蟹の茶碗蒸しアップ
甘鯛の焼物
甘鯛の焼物アップ
河豚のあらの出汁
河豚のあらのほぐし身寿司
河豚のあらのほぐし身寿司アップ
ガリとフィンガーガーゼ
スティック状の大きなガリ
長崎県平戸の真鯛
鰯
鰤
甘鯛炙り
バッテラ
大分産車海老
北海道浜中産バフンウニ
有明の生海苔の味噌汁
対馬の穴子
玉子
2020/01/29 更新
2022年8月中旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらの鮨店。
場所は、JR藤沢駅南口から徒歩5分ほどの雑居ビルの6F。
コースは1種類のみですので、
・しみづ季節のお任せコース およそ16500円~ × 2人前
を予約しての訪問になります。
エレベーターに乗って6Fで降り立つとそこはお店の目の前。
暖簾をくぐって店内に入ります。
すぐにご主人と挨拶を交わし席に案内されます。
今宵はカウンターに8席分用意されていました。
我々はそのカウンター中央に案内されます。
お店は、ご主人と女将さん、女性スタッフ。そして奥の調理場に男性の板さん数名かな。
BGMはいつものジャズ。
席に座ってから手指消毒のセレモニー。
この日のしみづ季節のお任せコースの内容は以下になります。
・天賦 純米吟醸 鹿児島 1540円
私のオーダーです。
鹿児島県日置市に蔵を構える、西酒造の造る純米吟醸。
酸味、甘味、旨みのバランスタイプ。
・梅酒ソーダ割り 880円
かみさんのオーダーです。
安心のチョーヤの梅酒。最近はかみさんはこればかり飲んでいます。
沈んでいる青梅が食いたいだけ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・蛸の桜煮
定番の蛸の桜煮。ノンストレス蛸です。
海中で銃で撃って、銛で突いて捕獲し、海中で〆る技を駆使したもの。
究極の素早さで〆るため身が硬直しないそうです。
それを濃いめの煮汁で仕上げたもの。
毎度のことながら旨い。ほんと幸せですよ (〃^▽^〃)
・宮崎県日南鰹の乾燥熟成
1本釣りした日南鰹の皮と身を何㎝か削いで5日間熟成。
辛子を添えてのサーブ。
身はねっとりと濃厚な舌触り。なのに後口はスッキリと爽やか。
初鰹らしさに乾燥熟成という旨味を加えた極上の一皿。
・炊き立てのシャリと山葵の巻物
目の前でシャリの仕込みが始まります。
そして出来立てホヤホヤの赤酢のシャリを山葵とともに、
海苔で巻いたものを手渡しでサーブされます。
有明産の海苔と、最高品種である伊豆真妻種の山葵。
出来立てなのにこの美味しさ。毎回タマランです (〃^▽^〃)
シャリを食いながら酒を飲むと。究極でしょう (* ̄∇ ̄*)b
・鍋島 特別純米 佐賀 1540円
私のオーダーです。
佐賀県鹿島市浜町に蔵を構える、富久千代酒造の造る特別純米。
酸味が印象的。そこに甘味と旨味が重なりあってきます。
さすがは全国で名だたる銘酒の一つですがこれも旨いねえ。
・6日間熟成大分産鰯の巻物
6日間熟成した大分産鰯。
そこに細切りにしたおつまみがり、煎り胡麻とともに海苔巻きにしたもの。
口に放り込むと全てが混在した美味しさ。特に煎り胡麻がいい仕事しています (〃^▽^〃)
・水茄子の昆布出汁漬け
昆布と藻塩で漬け汁を調整し、そこに水茄子を漬け込んだもの。
しっかりとタッパーの中で漬け込んでいたのに、
水茄子のフレッシュ感を残しているのが凄いです。
・梅酒ソーダ割り 880円
かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。
・鰻炙り
鮨しみづでは登場回数の多い鰻。
福岡県柳川の放流鰻という半養殖で育ったもの。
天然ものにも近い状況で育っているんです。
キリッとした特製醤油を塗って関西風にパリパリに焼き上げるのですが、
これがいつも美味しくてねえ (〃^▽^〃)
今回知ったのは焼きの段階で、焼きながらうなぎの身をくねらせる
福岡独自の「こなし」という技法を使っているということ。
これを行うことで皮のゼラチン質が落ちて、表面がパリパリに仕上がるそう。
今宵もそのパリパリとした鰻に鮨しみづ特製醤油の旨みがタマランです (〃^▽^〃)
間違いなく鰻専門店でさえ凌駕する美味しさ。
・山城屋 純米大吟醸 新潟 1540円
私のオーダーです。
新潟県長岡市に蔵を構える、越銘醸の造る純米大吟醸。
一杯目に飲んだ天賦の甘みにも似ていてこれも旨いですよ。
・甘海老出汁の茶碗蒸し
甘海老の出汁で生地を作った茶碗蒸し。
シンプルに具は入れないで、甘海老から取った出汁のみ。
甘海老のひげの香ばしさまで出汁に出ている印象。旨いです。
おつまみがりとフィンガーガーゼが準備されました。
ここから握りのスタートです。
・10日間熟成唐津のヤリイカ
10日間熟成した唐津のヤリイカ。
いつもながらに見事な飾り包丁。
ねっとりとした食感に旨み、甘みが乗っていて。
味付けはすだちと塩かな。
・紫雲丹
柔らかくてフワフワで甘みがストレートに来ます。
・鍋島 吟醸 サマームーン 佐賀 ?円
私のオーダーです。
メニューに無いオススメからこちらを選んでいただきました。
佐賀県鹿島市浜町に蔵を構える、富久千代酒造の造る吟醸酒。
まさに夏酒らしさが満開。爽やかな酸味が旨いです。
これはかなり好みでしたねえ。季節酒なので常備は出来ないのですが。
・10日間熟成長崎県五島メイチダイ
10日間熟成していますので身が柔らかいです。そしてとろけるような旨味。
とても白身とは思えない変貌を遂げています。
・19日間熟成長崎県壱岐の鮪
170㎏の魚体を19日間熟成したもの。
あっさりと柔らかな酸味を感じる旨味。
・長崎県鯖
〆ているのですが脂のノリが凄いことが分かります。
・19日間熟成長崎県壱岐の中トロ
赤身で出された同じく170㎏の魚体を19日間熟成した中トロ。
もはや大トロと言ってもよいほどの脂の乗り具合。
その脂の旨みがこれまた凄いと。
その旨味をストレートに味わってもらうために塩で頂きました。
・1ヶ月熟成福島県新物岩もずくの酢の物
珍しく福島産の食材を活用。新物だったので仕入れたと。
もずくを1ヶ月熟成したもの。もの凄く細くてジュンサイのようなぬめりが満載。
細いのにシャキシャキと旨いです。
リフトアップ写真撮れば良かったなあ。それが凄く分かるので。
・1週間熟成長崎県対馬ののどぐろ炙り
なんと鮪の中トロも出たのにさらにはのどぐろ様まで登場する豪華キャスト (* ̄∇ ̄*)b
炭火焼の香ばしさと透明感のある脂の旨味が凄い。
・北寄貝
これまた単なる北寄貝では無く。
北寄貝を揚げて、紐とかを一緒にしたスープに漬け込んで、
3日間落ち着かせてから握ったという手の込んだもの。
それなのに北寄貝らしいシャキシャキ食感は残しつつ、
揚げたことによる香りと甘み、旨みの濃さも表現しつつ。
どうやったらそういう仕込みを考えつくんだろう???
鮨しみづは本当の意味での天才なのかも知れません。
努力だけでは説明が付かないですもん。
・佐賀県有明の煮蛤
これも熟成したんだろうなあと思います。
シャキシャキしつつも煮汁に負けない蛤自身の旨みを携えて。
貝類ってほんと鮨にすると旨いよねえ (〃^▽^〃)
やっぱそこは生のものを出すのではなく、仕事を施してるからこそ。
・芽ねぎの味噌汁
シンプルに芽ねぎのみ。これまた香りが素晴らしいんです。
五臓六腑に染み渡りますぜ (* ̄∇ ̄*)b
・煮穴子
定番の味。ふわふわでとろけるわ。たまらん・・・
・玉子焼き
普通の黄身の4倍の濃さを持つ卵を使用しているらしいです。
ほんのり甘い味付けで、かみさんのドストライクゾーン。
・熱い緑茶
お酒は以上でこちらを〆に。
・雲丹シャリといくらの巻物
なんと最後にこれが提供されました。
痛風巻きでしょうか (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
これが出された時にはカウンター全員が一体感を醸し出して一緒に喜びました (〃^▽^〃)
雲丹を仕入れるとどうしても緩くなる部分が出てくるそうで、
それを活用してボウルで雲丹と赤酢のシャリとを混ぜ合わせて、
海苔に敷き詰めて、さらにはいくらも乗せて巻いたものです。
それを1切れずつカットしてからサンド用の海苔も添えて。
巻く用の海苔と添えたサンド用の海苔は種類が違うという拘り。
味ですか?
旨いに決まっとるやんけぇ~っ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・自家製最中
こちらももはや定番ですが前回は珍しく出なかったんですよ。
ご主人の家紋を焼き印にしたバージョン。
サクサクの最中の皮の中には、小豆、花豆で作った餡に
コーヒーフレーバーを加えたもの。それがたっぷりと入っていて。
何度食っても旨い (〃^▽^〃)
これで〆て48800円。一人当たり24400円。カードでのお支払いです。
あ~っ、今宵も終わっちゃったかあと名残惜しさ満載。
でもそのくらいで終わる方がまた来たい!って気持ちが強くなるのでいいんですよね (〃^▽^〃)
鮨しみづは5万円とか取るような超高級鮨店ではありません。
酒を飲まないでコースのみであれば大抵の場合は2万円以内に抑えられると思います。
超高級食材を並べ立てなくても、ご主人の目利き、仕込み、技を駆使して極上の鮨に。
そこで得られる満足感は5万円級なんですよ (* ̄∇ ̄*)b
お世辞抜きに無茶苦茶安いと思いますし、フレンチシェフ複数人がそのCPに驚いています。
次はいつ行こうかなあとお店を出るときには既に考えているんです。
秋になるんでしょうけど、11月に伺ったことが無いんだよなあ。でも間が空くしなあ。
9月下旬、11月中旬という線で行ってみるか (* ̄∇ ̄*)b
ご馳走様です!(2022/8現在、3.51ポイント)