KEN21さんが投稿したIZA(神奈川/鎌倉)の口コミ詳細

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KEN21の食べ飲み歩き

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IZA鎌倉、和田塚、由比ケ浜/イタリアン、フレンチ、イノベーティブ

17

  • 夜の点数:4.6

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.6
      • |酒・ドリンク 4.5
17回目

2024/08 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

鰹とラズベリーってこんなに合うんだとびっくりしましたね(〃^▽^〃)

2024年8月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りから少し脇道に入ったビルの2F。

完全予約制でコースは1種類のみですので、

・menu IZA (13品~14品) 16500円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

エレベーターに乗って2Fに上がり、手指消毒をしてからドアを開けて店内へ。

店内は入って正面に4名掛けテーブル1卓。右手前方に厨房に沿ってカウンター6席。
我々はカウンターの中央に案内されました。

お店は、オーナーシェフと、男性スタッフ2名で切り盛り。

BGMはジャズが適度な音量で流れています。

コース代金にはミネラルウォーターまたはスパークリングウォーターが
含まれていますのでどちらかをチョイス出来ますが、我々は毎回スパークリングウォーター。

ドリンクメニューをチェックして、

私は、

・エキストラアルコールペアリング 7杯 12400円   
  スパークリング120mlとワインを中心としたお酒70mlを6杯

かみさんは、

・ミックスペアリング 7杯 5900円
  スパークリングワイン1杯とノンアルコール6杯

をオーダーすることにしました。

今宵のmenu IZAは以下の内容になります。

・VEZZOLI FRANCIACORTA BRUT S.A.
  私とかみさんのペアリング1杯目。
  イタリア・ロンバルディアのスパークリングワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  ほんのりとした甘みが印象的ですが、爽快な泡で同時に辛口でもあり美味しいです。

・とうもろこしとキャビアのタルト
  定番の自然木を生かしたプレートに乗ってのサーブ。
  サクサクのタルト生地のカップに、とうもろこしピューレ、茹でたとうもろこしを乗せ、
  キャビアとチャービルで仕上げたタルト。
  とうもろこしの甘みとキャビアの塩気と旨味の協演。

・スパークリングウォーター
  チェイサー代わりにグビグビとアルコールと交互に飲み進めていきます。

・パン
  自家製フォカッチャです。小さな切り株に乗ってのサーブ。
  まずは熱々の状態で一口。
  その後は貴重なソースを拭うために大事に活用します。

・赤海老とビーツ、アメリカンチェリーのマリネ
  ガラスの器の中に、ローストビーツ、レアな赤海老、チーズ、フォアグラ、
  アメリカンチェリー、ディルで仕上げたマリネ。
  赤海老の甘さとアメリカンチェリーの甘酸っぱさが合いますね。

・カラモヒート
  かみさんのミックスペアリング2杯目。
  柑橘系の酸味を効かせたモヒートを模したノンアルカクテル。

・Ro.Sa.
  私のワインペアリング2杯目。
  イタリア・シチリアのロゼワイン。
  酸味が効いていてナチュラルなニュアンスも有ります。
  タンニンもしっかりと有りますね。

・人肌タコの冷製
  生とボイルの中間のような火入れをした人肌タコを冷製にし、
  パプリカピューレ、アーモンド、コルニッション、ペッパーミントと合わせたもの。
  相変わらずクニュクニュ食感の人肌タコは秀逸ですが、
  合わせるものを変えることで違った様相を醸し出していますね。今回は冷製ですし。

・鰹のカルパッチョ ラズベリーソース
  鰹の叩きに、ラズベリーソース、ザクロ、赤紫蘇、レッドソレルと、
  紫にちなんだ素材を合わせた一品。
  最初は鰹とラズベリーって合うのかなと思いましたが一口食べて納得。
  納得どころかこんなに合うんだとびっくりしましたね(〃^▽^〃)
  これは印象に残る一皿の候補だなあと感じました。

・シーグルト
  かみさんのミックスペアリング3杯目。
  シークワーサーとヨーグルトのノンアルカクテル。

・ZETA Terre Siciliane IGT Bianco 2022
  私のワインペアリング3杯目。
  イタリア・シチリアの白ワイン。
  ぶどうは、カタラット、ジビッボ。
  色味に反してマスカットフレーバーですっきりとした美味しさ。

・メカジキの冷製 スモーク仕立て
  軽くスモークしたほぼレアのメカジキに、トマトスープ、松の実、
  ドライトマト、マイクロセロリなどで仕上げた一皿。
  何と言ってもメカジキのミリミリっというか、むっちりというか、
  肉質が面白い食感でしたね。脂はノリノリなのですがトマトスープや
  ハーブなどですっきりと頂けました。

・リモンチェッロ
  私のワインペアリング4杯目。
  レモンのビター感が出まくっていて美味しい(〃^▽^〃)

・レモントニック
  かみさんのミックスペアリング4杯目。
  レモンとトニックウォーターのノンアルカクテル。

・つぶ貝ととびっこのワンスプーン
  スプーンの上に、つぶ貝、とびっこ、レモンジャム、ヘーゼルナッツ、チコリ、
  グリーンオリーブ、マジョラムなどを乗せたものです。
  食べる準備をしてシェフの合図とともに咀嚼の開始です。今回は咀嚼回数15回以上指定。
  それに合わせてシェフの実況中継開始。
  毎回的確に口内の状況を説明してくれるのが面白いですよ(〃^▽^〃)
  単一な味では無くて複合的な味と食感を一度に楽しめるのが醍醐味でしょう。

・ネロダーヴォラ
  かみさんのミックスペアリング5杯目。
  ブルーベリーとレモンでネロダーヴォラを模したノンアルカクテル。

・Grün Lack Herrgottströpfchen Bereich Wonnegau Kerner Kabinett Feinherb 2022
  私のワインペアリング5杯目。
  ドイツ・ラインヘッセンの白ワイン。
  ぶどうは、ケルナー。
  酸味がしっかりと立ったテイストでしたね。

・太刀魚の春巻き
  春巻きの皮で、太刀魚、茄子、大葉を巻き上げて揚げて、
  下にツルムラサキ、甲殻類ソースを敷いて仕上げた一皿。
  太刀魚と大葉は鉄板の相性で、甲殻類ソースを合わせるのは甲殻類好きとしては嬉しい(〃^▽^〃)

・S.Basilio 2021
  私のワインペアリング6杯目。
  イタリア・シチリアの赤ワイン。
  ぶどうは、ネロダーヴォラ。
  酸味が主体で、タンニンは程良く。フルボディではなくてさっぱりタイプ。
  なのでこの後のサラダにも合いましたね。

・桃のビネガーカクテル
  かみさんのミックスペアリング6杯目。
  桃のビネガーとリースリングを使ったノンアルカクテル。
  私には甘かったです。

・鎌倉野菜のサラダ 昆布とブラックオリーブパウダー仕立て
  様々な種類の鎌倉野菜を焼いたり、フレッシュなままだったりと積み重ね、
  昆布とブラックオリーブパウダーをかけてドレッシング代わりに。
  IZAでサラダが出るのは珍しいですが、特に焼いた野菜が味が濃くて美味しいです。

・小柱、冬瓜、しらす、鱒の卵の冷製カッペリーニ
  冷たく締めたカッペリーニに、小柱、冬瓜、しらす、鱒の卵を乗せ、
  カラスミパウダーをかけて仕上げています。
  それぞれの素材の味をカラスミパウダーが引き締めてくれていますね。

・ズッパディペッシェ
  漁師のごった煮料理がズッパディペッシェ。
  スープは今までの皿で出された赤海老の頭、貝のひもなどの端材を集めたスープになります。
  IZAのスペシャリテになる料理ですが、2021年11月から継ぎ足したものです。
  今回はもずくと海苔もプラスして。

・キャンティ
  かみさんのミックスペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  名前を失念(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  酸味が効いていたような記憶。
  無題はつまらんのでキャンティということにしておこう。

・IGT Toscana Le Balze 1999
  私のワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  イタリア・トスカーナの赤ワイン。
  ぶどうは、サンジョヴェーゼ95%、コロリーノ5%。
  酸味、タンニン、果実味のバランスの取れたフルボディ。
  いかにも高級な味わいがしますぜ。

・豚肉煮込みのラビオーロ
  ラビオーロとはラビオリの単数形。なので1個なんです。
  豚肉煮込みのラビオーロに、セージバター、ペコリーノチーズ、
  ジュニパーベリーで仕上げた一皿。
  この日の中では一番まったりと濃厚な一皿でしょうか。
  かみさんはこれを気に入っていましたね。

・極黒牛肩ロースのステーキ
  かみさんは羊肉が苦手ですのでこちらがサーブされました。
  黒毛和種の上質な霜降りと米国牛の赤身力を兼ね備えた極黒牛肩ロースのステーキ。
  サマートリュフを散らし、マスタードを添えています。

・羊肉のロースト ポルチーニ茸とサマートリュフ添え
  こちらが本来のメイン。
  羊肉のローストに、中国産のポルチーニ茸のソテー、サマートリュフ、
  グリーンペッパーを添えた一皿。
  久しぶりに食べる羊肉ですが、ミルキーな味わいがありますよ。
  羊肉のトラウマを脱しきれないかみさんは味見も結構と(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  
・バジルアイス
  レモンクリーム、ピスタチオクリームの上に、バジルアイスを鎮座。
  清涼感のある爽やかさが口内を支配します。

・ミニャルディーズ
  今回は石板に乗ってのサーブ。
  この日は、白味噌ラズベリーのフィナンシェ、塩キャラメル、カントゥッチ、
  バーチ・ディ・ダーマ、クッキー、サブレなど。

・ハンドドリップコーヒー
  私のオーダーです。
  シェフがペーパードリップで淹れてくれます (〃^▽^〃)
  今回の豆はジャワ。

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。

これで〆て51300円。一人当たり25650円。タッチレスのPayPayでお支払い。

今宵も真夏の恵みをたっぷりと堪能させて頂きました (〃^▽^〃)

今回もシェフからどの料理が印象に残ったのかを問われましたが、
私は前半戦での感動を忘れられなかったので、

・鰹のカルパッチョ ラズベリーソース

を選出しました(〃^▽^〃)

かみさんは意外にも、

・豚肉煮込みのラビオーロ

を選出。珍しく濃厚系を選んでいましたね。

次回はちょっと期間が開いてしまうかも知れませんが、日本の和の食材も活用した
イノベーティブなイタリアンを頂きに参上したいと思います(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2024/8現在、3.76ポイント)

  • VEZZOLI FRANCIACORTA BRUT S.A.

  • とうもろこしとキャビアのタルト

  • とうもろこしとキャビアのタルトアップ

  • 自家製フォカッチャ

  • 赤海老とビーツ、アメリカンチェリーのマリネ

  • カラモヒート

  • Ro.Sa.

  • 人肌タコの冷製

  • 鰹のカルパッチョ ラズベリーソース

  • シーグルト

  • ZETA Terre Siciliane IGT Bianco 2022

  • メカジキの冷製 スモーク仕立て

  • リモンチェッロ

  • レモントニック

  • つぶ貝ととびっこのワンスプーン

  • つぶ貝ととびっこのワンスプーンアップ

  • ネロダーヴォラ

  • Grün Lack Herrgottströpfchen Bereich Wonnegau Kerner Kabinett Feinherb 2022

  • 太刀魚の春巻き

  • S.Basilio 2021

  • 桃のビネガーカクテル

  • 鎌倉野菜のサラダ 昆布とブラックオリーブパウダー仕立て

  • 小柱、冬瓜、しらす、鱒の卵の冷製カッペリーニ

  • ズッパディペッシェ

  • キャンティ

  • IGT Toscana Le Balze 1999

  • 豚肉煮込みのラビオーロ

  • 極黒牛肩ロースのステーキ

  • 羊肉のロースト ポルチーニ茸とサマートリュフ添え

  • 羊肉のロースト ポルチーニ茸とサマートリュフ添えアップ

  • バジルアイス

  • ミニャルディーズ

  • ハンドドリップコーヒー

  • ハーブティー

2024/08/16 更新

16回目

2024/06 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

鶏の内臓のコクと旨味を絡ませたタリオリーニと、バルベーラのフルボディのアッビナメント(* ̄∇ ̄*)b

2024年6月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りから少し脇道に入ったビルの2F。

完全予約制でコースは1種類のみですので、

・menu IZA (13品~14品) 16500円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

エレベーターに乗って2Fに上がり、手指消毒をしてからドアを開けて店内へ。

店内は入って正面に4名掛けテーブル1卓。右手前方に厨房に沿ってカウンター6席。
我々はカウンターの中央に案内されました。

お店は、オーナーシェフと、男性スタッフ2名で切り盛り。

BGMはいつもの洋楽ポップス系が適度な音量で流れています。

コース代金にはミネラルウォーターまたはスパークリングウォーターが
含まれていますのでどちらかをチョイス出来ますが、我々は毎回スパークリングウォーター。

ドリンクメニューをチェックして、

私は、

・エキストラアルコールペアリング 7杯 12400円   
  スパークリング120mlとワインを中心としたお酒70mlを6杯

かみさんは、

・ミックスペアリング 7杯 5900円
  ノンアルコール5杯とアルコール2杯(1杯あたり30ml)

をオーダーすることにしました。

今宵のmenu IZAは以下の内容になります。

・Franciacorta Nausica Sec Vezzoli
  私のペアリング1杯目。
  イタリア・ロンバルディアのスパークリングワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  ほんのりとした甘みが印象的ですが、爽快な泡で同時に辛口でもあり美味しいです。
  生産量が僅か500本という超希少な1本。
  Nausica(ナウジーカ)とはギリシャ神話に登場するスケリア島の姫の名前で、
  風の谷のナウシカのモデルになったと言われています(* ̄∇ ̄*)b

・梅ミントソーダ
  かみさんのミックスペアリング1杯目。

・スパークリングウォーター
  チェイサー代わりにグビグビとアルコールと交互に飲み進めていきます。

・焼き茄子とキャビアのタルト
  定番の自然木を生かしたプレートに乗ってのサーブ。
  サクサクのタルト生地のカップに、焼き茄子とキャビア。
  焼き茄子は大好物なのでラッキー(〃^▽^〃)

・パン
  自家製フォカッチャです。切り株に乗ってのサーブ。
  まずは熱々の状態で一口。
  その後は貴重なソースを拭うために大事に活用します。
  今回のパンはわりとしっかり食感に思えました。

・赤海老とズッキーニのマリネ
  ガラスの器の中に、レアな赤海老、ズッキーニのピューレとマリネ、
  ストラッチャテッラ、パルメザンチーズのせんべい、バジルを合わせたもの。
  IZA定番の赤海老のマリネですが、各種チーズの味わいに柑橘の爽やかさも加わって旨いです。

・人肌タコとメークインのピューレ
  生とボイルの中間のような火入れをした人肌タコに、フェンネルシードピクルス、
  2年間雪の下で寝かせて糖度を上げたメークインのピューレ、新じゃがいものチップスを重ねて。
  相変わらずクニュクニュ食感の人肌タコは秀逸ですが、メークインのピューレは
  メークインとは思えないくらいの甘み。2年間寝かせた味わいがそこにあります。

・ジャスグルト
  かみさんのミックスペアリング2杯目。
  ジャスミンティーとヨーグルトのカクテル。

・Sacava Sulle Bucce 2018
  私のワインペアリング2杯目。
  イタリア・サルデーニャのオレンジワイン。
  ぶどうは、ヴェルメンティーノ。
  オレンジワインにしてはわりとマイルドな印象。

・鮎コンフィ ヨーグルトソース
  低温で火入れをした鮎のコンフィに、焼いた胡瓜、野菜のソース、
  マイクロセロリ、スプラウトを合わせ、ヨーグルトソースで仕上げた一皿。
  鮎のワタの苦味が秀逸で、それをヨーグルトソースの酸味が旨く纏め上げています。

・グレリング
  かみさんのミックスペアリング3杯目。
  グレープフルーツとリースリングのカクテル。

・帆立のスコッタート
  表面は焦がし、身はレアに火入れをした帆立に、ブルグルという
  デュラム小麦を、粉末にせず全粒のまま湯通しした後に挽き割りしたものを敷き、
  ピンクグレープフルーツジュースを煮詰めたものとディルで仕上げた一皿。
  ブルグルを見た瞬間にクスクスと勘違い (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  でも似たような食感がありましたので答えを知っても明確な違いは判別できず。
  その場で食べ比べてみないと分かんないんでしょうね。
  いずれにせよ表面が香ばしくてレアに仕上げた帆立の甘みを
  ピンクグレープフルーツジュースを煮詰めたジュースが引き出していました。

・Giocondo Caffé Cabaret
  私のワインペアリング3杯目。
  イタリア・カラブリアのリキュール。
  コーヒーテイストの甘いリキュールになります。

・カカオワイン
  かみさんのミックスペアリング4杯目。
  チョコレート味のノンアルコールワイン。

・豚バラ肉コンフィとフォアグラのワンスプーン
  スプーンの上に、豚バラ肉のコンフィ、フォアグラのテリーヌ、カカオニブ、
  杏のジャム、ミルクチョコレート、胡瓜のピクルス、ナッツ、マジョラムなど。
  食べる準備をしてシェフの合図とともに咀嚼の開始です。今回は咀嚼回数20回以上指定。
  それに合わせてシェフの実況中継開始。
  毎回的確に口内の状況を説明してくれるのが面白いですよ(〃^▽^〃)
  単一な味では無くて複合的な味と食感を一度に楽しめるのが醍醐味でしょう。

・クラフトビール
  かみさんのミックスペアリング4杯目。
  ノンアルらしいです。

・パニーノ
  しっかりと噛み応えのあるフォカッチャで、サルシッチャ、
  パプリカのマリネ、チーズをサンドしたパニーノ。
  紙袋に包んだまま手で掴んでかぶりつきます。
  サルシッチャの力強い旨味が印象的でいわゆるB級的な味わい。あくまでも洗練された。
  シェフのミラノ時代の夜食だったそうです。
  イタリアの夜はコンビニとか自販機とか無いので、夜になると営業する屋台で食べたんだとか。

・SEGRETO DI BIANCA 2021
  私のワインペアリング4杯目。
  イタリア・プーリアの白ワイン。
  ぶどうは、フィアーノ・ミヌートロ。
  華やかなテイストで酸味が心地良いです。

・和紅茶
  かみさんのミックスペアリング5杯目。

・ホワイトアスパラガスの温玉仕立て
  器の中央に温玉を鎮座。その周りにホワイトアスパラガスとポルチーニ茸のソテー、
  生ハム、ペコリーノチーズ、ベーコンの出汁、ナスタチウムを加えて。
  主役はホワイトアスパラガスになるのですが、ポルチーニ茸の香りと旨味に
  ベーコンなどの旨味が合わさり、器の中が天国に。

・Ferracane Camaleonte Rosato
  私のワインペアリング5杯目。
  イタリア・シチリアの赤と白のブレンドワイン。
  なのでRosatoと表記されていますが正式なロゼでは無いんですよね。
  ぶどうは、カタラット、グリッロ、ネロ・ダーヴォラ、メルロー。
  色味はまさにロゼですが、味もロゼと言えばロゼですね。辛口タイプの。

・イカスミのオルゾット
  オルゾットとは大麦のリゾットのこと。
  コーン、カラスミパウダー、レモンの皮なども合わせています。
  大麦の食感が楽しくて、そこにイカスミのコクやカラスミの旨味や塩気。

・Forti del Vento Podej 2018
  私のワインペアリング6杯目。
  イタリア・ピエモンテの赤ワイン。
  ぶどうは、バルベーラ。
  これぞフルボディという濃厚でまったりとした味わい。酸味もしっかりと。

・ズッパディペッシェ
  漁師のごった煮料理がズッパディペッシェ。
  スープは今までの皿で出された赤海老の頭、貝のひもなどの端材を集めたスープになります。
  IZAのスペシャリテになる料理ですが、2021年11月から継ぎ足したものです。
  今回はもずくと青ねぎもプラスして。
  この日もSDGsというメニュータイトルで紹介していましたが、
  端材などを活用して海の恵みに感謝している部分は、SDGsの精神そのもの(* ̄∇ ̄*)b

・赤紫蘇ザクロ
  かみさんのミックスペアリング6杯目。

・鶏内臓のタリオリーニ
  玉子風味のタリオリーニのシコシコ食感に、鶏レバーパテを乗せ、
  砂肝やハツ、レバーで作ったラグーソースも添えたパスタ。最後は胡椒をかけて。
  よく混ぜて食べましたがこれは飲めるパスタの味わい。
  様々な鶏の内臓のコクと旨味がタリオリーニに絡み合って、
  フルボディのForti del Vento Podej 2018との相性は鉄板以上(〃^▽^〃)
  これぞイタリア版マリアージュのアッビナメントでしょう(* ̄∇ ̄*)b
  私はパスタは大好きなのですが、それでもコースを通して考えると
  それを超える秀逸な皿が出るので2番手以降に甘んじてきましたが今宵はちょいと違うぜ。

・Magico Bianco 2022
  かみさんのミックスペアリング7杯目。
  イタリア・シチリアの白ワイン。
  ぶどうは、グリッロ。
  さっぱりとした酸味が特徴。

・Etna Rosso 'Neromagno' Sciacca 2019
  私のワインペアリング7杯目。
  イタリア・シチリアの赤ワイン。
  ぶどうは、ネレッロ・マスカレーゼ、ネレッロ・カプッチョ。
  酸味の効いたわりとさっぱり味。なのでこの後の魚にも合います。

・北海道産平目のミキュイ 粒マスタードと和の赤ワインソース
  平目は熟成させたものを使用。それをしっとりとした火入れのミキュイに。
  赤ワインソースは粒マスタード以外にも、大葉や茗荷などの和の素材も加えて。
  平目は皮目は香ばしくて身はレアの火入れで、酸味と香りのあるソースも美味しいです。

・薩摩ハーブ鶏
  薩摩ハーブ鶏のむね肉をソテーし、手羽先はコンフィに。下にはささみも忍ばせて。
  周りには、サルサヴェルデとパプリカソルトを添えています。
  どっちかというと塩で食べた方が鶏の味わいを強く感じたかな。
  手羽先のコンフィは手でつかんでむしゃぶるように食べました。

・ローリエとルイボスティー、オレンジのアイスクリーム
  ラズベリーソースも加えています。爽快感のある味わい。

・ミニャルディーズ
  今回も木箱に入っての登場。これらの焼菓子ももちろん全部手作り。
  この日は、サラミドショコラータ、カントゥッチ、バーチ・ディ・ダーマ、
  クッキー、カルダモン風味のメレンゲ菓子。

・ハンドドリップコーヒー
  私のオーダーです。
  シェフがペーパードリップで淹れてくれます (〃^▽^〃)
  今回の豆はコロンビア。イエローブルボン種。
  柑橘類の酸とか豆自体の香りが強いです。
  この日は8人中6人がコーヒーを選んでいました。人気っすね(* ̄∇ ̄*)b

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。

これで〆て51300円。一人当たり25650円。タッチレスのPayPayでお支払い。

今宵も初夏の恵みをたっぷりと堪能させて頂きました (〃^▽^〃)

今回もシェフからどの料理が印象に残ったのかを問われましたが、

・赤海老とズッキーニのマリネ
・人肌タコとメークインのピューレ
・鮎コンフィ ヨーグルトソース
・帆立のスコッタート
・パニーノ

がノミネートされましたが、鶏の内臓のコクと旨味をまったりと絡ませたタリオリーニと、
バルベーラのザ・フルボディというForti del Vento Podej 2018とのアッビナメントが素晴らしく。
これぞ料理とワインとの協演による総合力の勝利というか(* ̄∇ ̄*)b

ということで、

・鶏内臓のタリオリーニ

を選出しました(〃^▽^〃)

かみさんは、

・人肌タコとメークインのピューレ

を選出。メークインの甘みに驚いたようです。

次回は真夏の恵みを頂きに8月に伺いたいと思います。
その頃には新体制も馴染んできてさらに素晴らしいコースが完成しているかもね(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2024/6現在、3.76ポイント)

  • Franciacorta Nausica Sec Vezzoli

  • 梅ミントソーダ

  • 焼き茄子とキャビアのタルト

  • 自家製フォカッチャ

  • 赤海老とズッキーニのマリネ

  • 人肌タコとメークインのピューレ

  • ジャスグルト

  • Sacava Sulle Bucce 2018

  • 鮎コンフィ ヨーグルトソース

  • 鮎コンフィ ヨーグルトソースアップ

  • グレリング

  • 帆立のスコッタート

  • 帆立のスコッタートアップ

  • Giocondo Caffé Cabaret

  • Giocondo Caffé Cabaret

  • カカオワイン

  • 豚バラ肉コンフィとフォアグラのワンスプーン

  • 豚バラ肉コンフィとフォアグラのワンスプーンアップ

  • クラフトビール

  • パニーノ

  • パニーノアップ

  • SEGRETO DI BIANCA 2021

  • 和紅茶

  • ホワイトアスパラガスの温玉仕立て

  • Ferracane Camaleonte Rosato

  • イカスミのオルゾット

  • イカスミのオルゾットアップ

  • Forti del Vento Podej 2018

  • ズッパディペッシェ

  • 赤紫蘇ザクロ

  • 鶏内臓のタリオリーニ

  • 鶏内臓のタリオリーニアップ

  • Magico Bianco 2022

  • Etna Rosso 'Neromagno' Sciacca 2019

  • 北海道産平目のミキュイ 粒マスタードと和の赤ワインソース

  • 北海道産平目のミキュイ 粒マスタードと和の赤ワインソースアップ

  • 薩摩ハーブ鶏

  • 薩摩ハーブ鶏アップ

  • ローリエとルイボスティー、オレンジのアイスクリーム

  • ミニャルディーズ

  • ハンドドリップコーヒー

  • ハーブティー

2024/06/18 更新

15回目

2024/04 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

IZAでは花椒や蕗の薹など通常のイタリアンでは使わない食材を使うことで、イノベーティブな一皿に

2024年4月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りから少し脇道に入ったビルの2F。

完全予約制でコースは1種類のみですので、

・menu IZA (13品~14品) 16500円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

エレベーターに乗って2Fに上がり、手指消毒をしてからドアを開けて店内へ。

店内は入って正面に4名掛けテーブル1卓。右手前方に厨房に沿ってカウンター6席。
我々はカウンターの中央に案内されました。

お店は、オーナーシェフと、男性スタッフ3名で切り盛り。

BGMはいつもの洋楽ポップス系が適度な音量で流れています。

コース代金にはミネラルウォーターまたはスパークリングウォーターが
含まれていますのでどちらかをチョイス出来ますが、我々は毎回スパークリングウォーター。
もはや何も言わなくてもコップに注がれます。

ドリンクメニューをチェックして、

私は、

・エキストラアルコールペアリング 7杯 12400円   
  スパークリング120mlとワインを中心としたお酒70mlを6杯

かみさんは、

・アルコールハーフペアリング 7杯 6400円   
  スパークリング100mlとワインを中心としたお酒30mlを6杯

をオーダーすることにしました。

今宵のmenu IZAは以下の内容になります。

・Franciacorta Nausica Sec Vezzoli
  私とかみさんのペアリング1杯目。
  イタリア・ロンバルディアのスパークリングワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  ほんのりとした甘みが印象的ですが、爽快な泡で同時に辛口でもあり美味しいです。
  生産量が僅か500本という超希少な1本。
  Nausica(ナウジーカ)とはギリシャ神話に登場するスケリア島の姫の名前で、
  風の谷のナウシカのモデルになったと言われています(* ̄∇ ̄*)b

・スパークリングウォーター
  チェイサー代わりにグビグビとアルコールと交互に飲み進めていきます。

・新玉ねぎと蛍烏賊のタルト
  定番の自然木を生かしたプレートに乗ってのサーブ。
  サクサクのタルト生地のカップに、新玉ねぎピューレ、蛍烏賊、生姜、茗荷、キャビア、
  エディブルフラワー、ハーブを積み重ねたもの。
  新玉ねぎの甘み、蛍烏賊のワタのコク、キャビアの塩気と旨味がたまらんです。

・パン
  自家製フォカッチャです。切り株に乗ってのサーブ。
  まずは熱々の状態で一口。
  その後は貴重なソースを拭うために大事に活用します。

・赤エビとグリーンピースのマリネ
  ガラスの器の中に、赤海老、フランス産グリーンピースピューレ、サワークリーム、
  チーズ、柑橘ジャム、バイマックルー、ミントのグラニテ、ピーテンドリル、
  ナスタチウムを積み重ねたマリネ。
  良く混ぜて頂きますが、グリーンピースピューレの春の旨味や、
  バイマックルー、ミントの清涼感が、赤海老の旨味を押し上げてくれています。
  相変わらず美味しい。
  ピーテンドリルとはスナップエンドウの新芽になります。そういう新芽の香りも。

・人肌タコとそら豆のサラダ
  生とボイルの中間のような火入れをした赤ワイン煮の人肌タコを、チコリ、そら豆、
  ミント、アーモンド、黒胡椒、ペコリーノチーズ、シチリア産オレガノでサラダ仕立てに。
  そら豆は極力火を入れ過ぎないように薄皮を剥いて半分に割ってさっと湯通しし、
  すぐに冷凍庫で冷やして色止めをしたそうです。
  相変わらずクニュクニュ食感の人肌タコは秀逸ですが、見事な火入れのそら豆に、
  ペコリーノチーズ、オレガノ、ミント、黒胡椒がアクセントになってこれも美味しい(〃^▽^〃)

・Pedro Ximenez
  私とかみさんのペアリング2杯目。
  スペイン・アンダルシアのシェリー酒。
  ぶどうは、ペドロ・ヒメネス。
  いわゆる甘口のデザートワインですが、コーヒーのような濃い褐色。
  飲んでみると黒蜜のようなまったりとした甘みにビターな後口。
  かみさんはシェリー酒はそれほど得意では無いのですが、これは感動していました(〃^▽^〃)

・砂肝コンフィとフォアグラのワンスプーン
  スプーンの上に、砂肝コンフィ、ヘーゼルナッツ、バルサミコゼリー、フォアグラ、
  酔っ払いチーズと言われるウブリアーコ、粒マスタード、生姜シロップ、マジョラム。
  食べる準備をしてスーシェフの合図とともに咀嚼の開始です。今回は咀嚼回数20回以上指定。
  それに合わせてスーシェフの実況中継開始。
  毎回的確に口内の状況を説明してくれるのが面白いですよ(〃^▽^〃)
  単一な味では無くて複合的な味と食感を一度に楽しめるのが醍醐味でしょう。

・Casa di Campagna Bianco 2020
  私とかみさんのペアリング3杯目。
  イタリア・カンパーニャのオレンジワイン。
  ぶどうは、ファランギーナ50%、グレコ50%。
  ナチュラルのオレンジワインで、おりも残したままです。
  しかしながら癖が無くてオレンジワインらしいビターなテイスト。
  美味しいです。

・豚のパテとゴルゴンゾーラのクレープ
  豚のパテとゴルゴンゾーラチーズを甘くないクレープで包み込み、
  トレビス、ルッコラでサラダ仕立てにしたものです。
  豚のパテとゴルゴンゾーラチーズの相性は鉄板でこれも旨いなあ。
  シェフがイタリア修業時代にこの料理を良く作っていて、
  昔の写真を見て思い出して作ったそうです(* ̄∇ ̄*)b
  今までの皿も美味しいのですが、これはちょいと頭一つ抜けたかも(* ̄∇ ̄*)b

・穴子とサルシッチャのイタリアン春巻き
  皿の上に、エシャロットとシェリービネガーのソースを敷き、
  その上に、穴子、サルシッチャ、生ハム、エゴマを春巻き仕立てに巻いて揚げて、
  スプラウト、炭化させたガーリックパウダー、花椒を振りかけて完成。
  穴子とサルシッチャを合わせるのはイタリアの定番らしいですが、
  どちらもメイン級の食材なのにそれを合わせるのは和食の世界では普通しないこと。
  こういうのが洋食ならではの楽しみなんですよね(〃^▽^〃)
  その上、花椒のピリッとした痺れも効かせていてこれがたまらんのです。
  先ほどのクレープは頭一つ抜けたと思いきやすぐにこの皿が抜き去るデッドヒート。

・ズッパディペッシェ
  漁師のごった煮料理がズッパディペッシェ。
  スープは今までの皿で出された穴子の頭などの端材を集めたスープになります。
  IZAのスペシャリテになる料理ですが、2021年11月から継ぎ足したものです。
  今回は海苔の風味もプラスして。
  この日もSDGsというメニュータイトルで紹介していましたが、
  端材などを活用して海の恵みに感謝している部分は、SDGsの精神そのもの(* ̄∇ ̄*)b

・モダン仙禽 亀の尾 2024
  私とかみさんのペアリング4杯目。
  栃木県さくら市に蔵を構える、せんきんの造る無ろ過生原酒。
  第一印象は甘みを感じます。その後ヨーグルトドリンクみたいな酸味の後味。
  これはかみさんも美味しいとの評。

・赤イカとモロッコインゲンのカルパッチョ
  皿にイカスミのソースを敷き、春菊のソース、赤イカ、モロッコインゲン、
  芽キャベツ、あやめ蕪、イタリアパセリ、チャービルを添え、ケールパウダーで仕上げ。
  赤イカの甘みも秀逸ですが、芽キャベツとあやめ蕪の火入れが好みで(〃^▽^〃)
  あとは春菊のソースも個人的には大好物。

・パン
  自家製フォカッチャです。お代わりです。
  普段は1個で済ませるのですが、この日は腹が減っていたのか、
  ソースなどを拭っていると足りなくなったのでお願いして追加したものです。
  それでも翌朝はびた一文体重増加は無かったんです。
  IZAの料理はこれだけの皿数を誇るのに消化も良くてヘルシーなんですよ(* ̄∇ ̄*)b

・Vino Bianco Sa Mama‘E Su Sole 2022
  私とかみさんのペアリング5杯目。
  イタリア・サルデーニャのオレンジワイン。
  ぶどうは、ヴェルメンティーノ。
  綺麗なオレンジ色。
  少し甘みを感じますがこれも美味しいですよ。

・カヴァテッリ エイヒレと香味野菜のソース
  南イタリアで広く作られているカヴァテッリの生パスタ。
  そこにカリフラワー、コルニッションピクルス、ケイパー、パプリカソース、
  エイヒレと香味野菜のソース、ディル、レモンの皮などを加えています。
  もちもちとした生パスタにこれらのソースの旨味や酸味などが加わって美味しいです。

・カラスミのスパゲッティ
  スパゲッティに、北寄貝、もずく、トマトを合わせ、
  ハーブを散らし、仕上げにカラスミパウダー。
  良く混ぜて頂きますが、カラスミの旨味と塩気はもとより、
  もずくのネバネバ感がスパゲッティに絡んで面白い食感に。
  そのネバネバにカラスミがまとわりつくのが具合がいいです。

・Sergio Marani Òppano Verdicchio di Matelica 2020
  私とかみさんのペアリング6杯目。
  イタリア・マルケの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルディッキオ。
  複雑なブーケのニュアンス。甘みと酸味のバランスもあります。これも美味しい。
  前回飲んだ時には、程良い酸味にバニラのニュアンス。
  パイナップルのようなテイストもというコメントでしたが全然違うね。
  やはり料理によって感じ方が変わるのか体調の影響なのか。

・真鯛のソテー サフランソース
  白い皿にサフランソースを敷いて、バター風味満載の真鯛のソテーを鎮座。
  下にはウドのピクルスも忍ばせて。
  サイドには菜の花のソテーに蕗の薹の香り付けをしたパン粉を振りかけて。
  しっとりとした真鯛の旨味が凝縮していますが、先ほどの花椒同様に
  IZAでは蕗の薹など通常のイタリアンでは使わない食材を使うことで、
  イノベーティブな一皿に仕上げているんです(* ̄∇ ̄*)b
  それが旨いんだよねえ。

・Emilio Sciacca Rossobrillo
  私とかみさんのワインペアリング7杯目。
  イタリア・シチリアの赤ワイン。
  ぶどうは、ネレッロ・マスカレーゼ、ネレッロ・カップッチョ。
  赤ワインが苦手なかみさんでも、これは軽めなので全然OK(〃^▽^〃)

・ホロホロ鳥むね肉のソテー
  この日の皿もダークグレー系の和食器と思われますが渋いっすねえ(〃^▽^〃)
  その皿の上に、セージ、ローズマリー、アニス、クローブを使ったクリームソースを敷き、
  その上にほうれん草のソテーと、極限までしっとりとジューシーに焼き上げた、
  岩手県石黒農場産ホロホロ鳥むね肉のソテーが鎮座。
  サイドにはスモークソルトも添えられます。
  IZAでホロホロ鳥を食べるのは3回目ですが、相変わらずパサつき感ゼロで、
  しっとりとジューシーな火入れ。皮の脂もくどく無くて。
  というか今までで一番しっとりとしていた印象です。肉質も柔らかくて。
  キジ科の鳥ってパサつくイメージがあるのですが皆無ですよ。
  ちなみに味付けには沖縄のヒハツという島胡椒も使っているんです。
  よくもまあ、そういう調味料を探してきますよね (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・ヨーグルトとライムのソルベ グラニテ添え
  ガラスの器の下にはフレッシュはっさくを敷き詰め、
  青りんごとマスカットビネガーのグラニテ、
  ヨーグルトとライムのソルベを積み重ねたドルチェ。
  爽やかさが満載で旨いっす(〃^▽^〃)

・バスク風チーズケーキ チョコレートとバルサミコのアイスクリーム添え
  これまた珍しくバスク風チーズケーキですよ。とろとろですわ。
  IZAらしいのがパルミジャーノやペコリーノチーズで作ったそうです。
  そこにバルサミコの酸味のあるチョコレートアイスクリームが合わさります。

・ミニャルディーズ
  今回も木箱に入っての登場。これらの焼菓子ももちろん全部手作り。
  この日は、カレー風味フィナンシェ、サラミドショコラータ、クルミっ子オマージュ、
  とうもろこしクッキー、カルダモン風味のメレンゲ菓子。

・ハンドドリップコーヒー
  私のオーダーです。
  スーシェフがペーパードリップで淹れてくれます (〃^▽^〃)
  今回の豆は中国雲南省。0度で2年間熟成したそうです。
  熟成すると分子が均等に並ぶため、淹れムラが軽減されるそうです。
  香りは独特で苦味はしっかり系。

・エルダーフラワーとマスカットのハーブティー
  かみさんのオーダーです。

これで〆て51800円。一人当たり25900円。タッチレスのPayPayでお支払い。

今宵も春の恵みをたっぷりと堪能させて頂きました (〃^▽^〃)

今回もシェフからどの料理が印象に残ったのかを問われましたが、

・豚のパテとゴルゴンゾーラのクレープ
・穴子とサルシッチャのイタリアン春巻き
・ホロホロ鳥むね肉のソテー

がノミネートされましたが、穴子とサルシッチャを合わせ、
その上、花椒のピリッとした痺れも効かせていたのがヘブンだったので、

・穴子とサルシッチャのイタリアン春巻き

を選出しました(〃^▽^〃)

かみさんは、

・豚のパテとゴルゴンゾーラのクレープ

を選出。赤エビは永久欠番にした上で。

次回は初夏の恵みを頂きに6月に伺いたいと思います。

そして次回訪問するときにはIZA創業当時からスーシェフとして働いていた方が
とうとうIZAを卒業して修行の旅に出るので居ないんです(涙д涙)
セブ島を皮切りに、行く行くは北欧で働くそうです。
もう日本には戻らずに北欧で骨を埋めるかもと (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

優秀な料理人が日本を離れるのは惜しいのですが、世界中で日本人シェフが
活躍することがひいては日本の料理界の発展につながるんだと思います(* ̄∇ ̄*)b
「日本人はスゲーな!」と言われるように頑張ってください(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2024/4現在、3.77ポイント)

  • Franciacorta Nausica Sec Vezzoli

  • 新玉ねぎと蛍烏賊のタルト

  • 新玉ねぎと蛍烏賊のタルトアップ

  • 自家製フォカッチャ

  • 赤エビとグリーンピースのマリネ

  • 人肌タコとそら豆のサラダ

  • Pedro Ximenez

  • 砂肝コンフィとフォアグラのワンスプーン

  • 砂肝コンフィとフォアグラのワンスプーンアップ

  • Casa di Campagna Bianco 2020

  • 豚のパテとゴルゴンゾーラのクレープ

  • 豚のパテとゴルゴンゾーラのクレープアップ

  • 穴子とサルシッチャのイタリアン春巻き

  • 穴子とサルシッチャのイタリアン春巻きアップ

  • ズッパディペッシェ

  • モダン仙禽 亀の尾 2024

  • 赤イカとモロッコインゲンのカルパッチョ

  • 赤イカとモロッコインゲンのカルパッチョアップ

  • 自家製フォカッチャお代わり

  • Vino Bianco Sa Mama‘E Su Sole 2022

  • カヴァテッリ エイヒレと香味野菜のソース

  • カヴァテッリ エイヒレと香味野菜のソースアップ

  • カラスミのスパゲッティ

  • カラスミのスパゲッティアップ

  • Sergio Marani Òppano Verdicchio di Matelica 2020

  • 真鯛のソテー サフランソース

  • 真鯛のソテー サフランソースアップ

  • Emilio Sciacca Rossobrillo

  • ホロホロ鳥むね肉のソテー

  • ホロホロ鳥むね肉のソテーアップ

  • ヨーグルトとライムのソルベ グラニテ添え

  • バスク風チーズケーキ チョコレートとバルサミコのアイスクリーム添え

  • ミニャルディーズ

  • ペーパードリップ中

  • ハンドドリップコーヒー

  • エルダーフラワーとマスカットのハーブティー

2024/04/18 更新

14回目

2024/02 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

これだけの素材を使って複雑な味わいなのに全てが合わさるとヘブン

2024年2月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りから少し脇道に入ったビルの2F。

完全予約制でコースは1種類のみですので、

・menu IZA (13品~14品) 16500円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

エレベーターに乗って2Fに上がり、手指消毒をしてからドアを開けて店内へ。

店内は入って正面に4名掛けテーブル1卓。右手前方に厨房に沿ってカウンター6席。
我々はカウンターの中央に案内されました。

お店は、オーナーシェフと、男性スタッフ3名で切り盛り。
常時はいないらしいのですが、この日もイケメンソムリエの方はいらっしゃいましたね(〃^▽^〃)

BGMはいつもの洋楽ポップス系が適度な音量で流れています。

コース代金にはミネラルウォーターまたはスパークリングウォーターが
含まれていますのでどちらかをチョイス出来ますが、我々は毎回スパークリングウォーター。
もはや何も言わなくてもコップに注がれます。

ドリンクメニューをチェックして、

私は、

・エキストラアルコールペアリング 7杯 12400円   
  スパークリング120mlとワインを中心としたお酒70mlを6杯

かみさんは、

・アルコールハーフペアリング 7杯 6400円   
  スパークリング100mlとワインを中心としたお酒30mlを6杯

をオーダーすることにしました。

今宵のmenu IZAは以下の内容になります。

・Alain Bernard Blanc de Blancs Brut Champagne Premier Cru
  私とかみさんのペアリング1杯目。
  フランスのシャンパン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  ゴールドの色味。いつまでも立ち続けるきめ細かい泡。
  飲んでみると最近飲んだシャンパンやスパークリングワインの中では一番ドライかも。
  そして同時に美味しい(〃^▽^〃)

・スパークリングウォーター
  チェイサー代わりにグビグビとアルコールと交互に飲み進めていきます。

・赤イカとキャビアのタルト
  定番の自然木を生かしたプレートに乗ってのサーブ。
  サクサクのタルト生地のカップに、安納芋ペースト、赤イカ、キャビアを重ね、
  チャービルを飾り、ラベンダーオイルで香りづけ。
  キャビアの塩気が赤イカの甘さを引き出していて、ラベンダーオイルが爽やかにまとめます。
  いきなりうんまい(〃^▽^〃)

・フォアグラのパテ パウンドケーキ添え
  下にはドライフルーツとナッツパウンドケーキを敷き、その上にフォアグラのパテ、
  フレッシュな苺のスライスを乗せ、生姜シロップ、マイクロ赤紫蘇、ビーツのパウダー、
  バルサミコ酢で仕上げた一皿。
  パウンドケーキとフォアグラのパテだけだと濃厚で重たさを感じるのですが、
  フレッシュな苺の酸味が素晴らしい働きをしてくれるんです(〃^▽^〃)
  苺だけだと甘みが足らないので生姜シロップも添えたのかな?
  フォアグラと甘みって鉄板の相性ですもんね。これも旨いなあ。

・パン
  自家製フォカッチャです。
  石板プレートに乗ってのサーブ。
  まずは熱々の状態で一口。
  その後は貴重なソースを拭うために大事に最後まで活用します。
  お代わりは出来ますが、コース全体を通してボリュームがありますので、
  初めて来られた方は残りの料理数も見ながら食べ過ぎないようにした方がいいです。
  ドリンクペアリングを頼まれた方は席上にメニューのカードが置かれますので、
  そのカードを見ればコース全体の概要が掴めますよ(* ̄∇ ̄*)b
  ちなみにかみさんは珍しく2個目をお代わりしていました。

・赤エビと金柑のサラダ仕立て
  ガラスの器の中に、カリフラワーピューレ、チコリ、赤エビ、金柑スライスを積み重ね、
  ディルを配し、エシャロットビネガーを加え、最後に席上でシェフ自ら
  ココナッツの雪を振らせて完成です。もはや見ていても旨いのは決定。
  混ぜ合わせて頂きましたが、これだけの素材を使って複雑な味わいなのに全てが合わさるとヘブン。
  周りのお客さんからもため息がもれています。かみさんもいきなりのイチオシ。
  これは旨い。

・南部美人 天恵 酒未来 純米吟醸 岩手
  私とかみさんのペアリング2杯目。
  岩手県二戸市に蔵を構える、南部美人の造る純米吟醸。
  フルーティな香りが広がり、ひと口含むと果実感。
  甘口ではありますが酸味も爽やかでスッキリとした純米吟醸。
  何も言われなければワインとも間違うかも。
  これはかみさんも美味しいとの評。

・人肌タコと2種大根
  生とボイルの中間のような火入れをした人肌タコを、紫大根ピューレ、
  赤大根ピクルス、蓮根フリット、セロリのスプラウトで仕上げた一皿。
  相変わらずクニュクニュ食感の人肌タコは秀逸ですが、
  赤大根ピクルスの酸味と蓮根フリットの香ばしさが、
  なんとなく紅生姜やたこ焼きの周りのカリカリ感を彷彿させて、
  たこ焼きっぽさも醸し出していたのが面白いです。
  かみさんが気付いたのですが言われてみると確かに似ているかもと。
  シェフにそんな狙いは無かったと思いますが。

・赤貝とウブリアーコのワンスプーン
  スプーンの上に、酔っ払いチーズと言われるウブリアーコ、コルニッションピクルス、
  柑橘ジャム、大葉、ドライいちじく、赤貝、ローストヘーゼルナッツ、柚子の皮を乗せたもの。
  食べる準備をしてシェフの合図とともに咀嚼の開始です。今回は咀嚼回数15回以上指定。
  それに合わせてシェフの実況中継開始。
  毎回的確に口内の状況を説明してくれるのが面白くて(〃^▽^〃)
  今回も初めてのお客さんが多かったので、皆さん驚いていましたよ。

・TUMA PRIMITIVO IGT 2021
  私とかみさんのペアリング3杯目。
  イタリア·プーリアの赤ワイン。
  ぶどうは、プリミティーボ100%。
  無茶苦茶海の近くのぶどう畑らしく、果皮に塩の層が出来るのですが、
  そのままの状態で仕込むために後味にわずかな塩味を感じるんです。
  全体的には果実味が印象的ですよ。この後のマグロに合わせて。

・熟成鮪赤身のグリル 焼きみかんのソース
  熟成した鮪赤身をグリルし、火入れをしたトレビス、オレンジ、ミント、
  ケールのフリットを乗せ、下には焼きみかんのソースを敷いた一皿。
  まず鮪そのものが旨いです。確か6日間熟成と仰っていましたが、
  実際の熟成期間よりも熟成した印象を受けるくらいに味が濃い感じがします。
  そこに愛媛の郷土料理からヒントを得た焼きみかんのソースの柑橘系の甘さと酸味。
  ケールのフリットは揉んでパラパラにして振りかけて苦味のアクセントに。
  これが何というか滋味深く旨い。静かに地味に美味しいというか。
  使っている食材は鮪赤身に柑橘系などですので珍しくは無いのですが。
  この味は印象に残った一皿を考える際にじわじわと頭をもたげてきました。

・Sergio Marani Òppano Verdicchio di Matelica 2020
  私とかみさんのペアリング4杯目。
  イタリア・マルケの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルディッキオ。
  程良い酸味にバニラのニュアンス。パイナップルのようなテイストも。

・カニクリームコロッケ
  蟹と鱈の身をベシャメルソースでまとめたカニクリームコロッケに
  鱒のいくら、ディルを乗せ、オマール出汁、白いオイスターソース、
  ジェノベーゼソースで仕上げた一皿。
  サクサク衣の中のカニクリームの風味がたまらんです(〃^▽^〃)
  もちろん普通の洋食のレベルを超えたカニクリームコロッケですよ。

・真鯛とポロネギの蒸し煮
  こちらのスープは、ハマグリの殻が開いて出て来た出汁を限界まで煮詰めたもの。
  それを使って真鯛とポロネギを蒸し煮にしてオレンジの香りのオリーブオイルで仕上げ。
  とにかく無茶苦茶スープが美味しいです。濃縮コハク酸の旨味というか。
  そして熱々なのが素晴らしい(〃^▽^〃)
  このスープを吸ったポロネギが旨いのは言うまでも無く。
  かみさんはこの美味しさに驚いていました。
  当然自家製フォカッチャを投入して一滴残らず成仏です(* ̄∇ ̄*)b

・Villa Ilangi
  私とかみさんのペアリング5杯目。
  イタリア・トスカーナの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨンブラン。
  青い香りというか爽やかさが特長です。

・パンチェッタとブロッコリーのオレキエッテ
  耳たぶという意味のオレキエッテというショートパスタ。
  ブロッコリーはクタクタにしてソース代わりに。
  さらにパンチェッタとタイムを一緒に炒ったパン粉を加えてアクセントに。
  まさにもともち食感のパスタが主役の料理ですね。

・Pallagrello Bianco 'Riccio' Alepa 2015
  私とかみさんのペアリング6杯目。
  イタリア・カンパーニアの白ワイン。
  ぶどうは、パラグレッロ・ビアンコ100%。
  なんとぬる燗でのサーブ。
  色味もテイストも含めてオレンジワインのような味わい。
  ビターな辛口で甘みは穏やか。
  ぬる燗にしたことでこの後のロングパスタとの温度の一体感が見られるんです。
  ワインをぬる燗にするのはチープなワインだと台無しになってしまうようで、
  このくらいのしっかりとしたボディを持つワインじゃないとダメと仰っていました。

・大分県産原木椎茸トヨチーニのトンナレッリ
  パスタは太い卵麺のトンナレッリを使用。
  そこに大分県産原木椎茸トヨチーニのスライスを加え、
  パルメザンチーズと黒胡椒で仕上げたロングパスタ。
  こちらもパスタが主役の皿ですが、トヨチーニは初めて耳にしました。
  実はIZAでは何度か登場しているのですが言及したのは初めてかもと。
  その形がポルチーニに似ているからトヨチーニ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  この黒胡椒の効かせ方が好みで美味しい(〃^▽^〃)

・Andrea Marchetti Resistencia Natural
  私のワインペアリング7杯目。私のペアリングラスト。
  イタリア・ロンバルディアの赤ワイン。
  ぶどうは、カベルネ・ソーヴィニヨン40%、ロンディネッラ30%、メルロー25%、グロペッロ5%。
  非常にスパイシーなニュアンス。シラーが入っていないのにシラーみたいな。
  そしてフルボディ。この後の牛肉に合わせて。

・Cerutti Riva Chardonnay 2018
  かみさんのワインペアリング7杯目。かみさんのペアリングラスト。
  イタリア・ピエモンテの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  飲み口はミネラルを感じるニュアンスにバニラのような樽香も。
  シャルドネらしいしっかりボディ。
  フルボディの赤が苦手なかみさん用にセレクトした白ワイン。

・ズッパディペッシェ
  漁師のごった煮料理がズッパディペッシェ。
  スープは今までの皿で出された魚介類などの端材を集めたスープになります。
  IZAのスペシャリテになる料理ですが、2021年11月から継ぎ足したものです。
  今回は海苔の風味もプラスして。
  この日もSDGsというメニュータイトルで紹介していましたが、
  端材などを活用して海の恵みに感謝している部分は、SDGsの精神そのもの(* ̄∇ ̄*)b

・極黒牛肩ロースのステーキ
  黒毛和種の上質な霜降りと米国牛の赤身力を兼ね備えた極黒牛肩ロースのステーキ。
  エシャロットのソースを敷いて、キャベツと林檎のピクルス、ビーツのピクルス、
  青トマトジャム、スモーク塩を添えて。
  私はオッサンになってからはA5ランクの黒毛和牛にそれほど興味が無く。
  逆に若い頃は金が無くて食えんかったのですが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  なのでこのような赤身の旨味も併せ持つ肉は好きなんです(〃^▽^〃)
  肉自体の実力もありますが、これだけの味変アイテム。
  肉が足らないくらいに感じました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  なのでかみさんから一口拝借。
  かみさんは珍しくパンをお代わりしたので腹一杯 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  だから言ったのに。

・プリン
  シンプルなプリンです。濃い目のキャラメルソースをかけて。
  食べてみると昭和の頃の喫茶店の焼きプリンみたいな美味しさ。
  ご年配の方にしか通じない表現なので申し訳ないですが子供の頃を思い出して美味しい(〃^▽^〃)

・ピスタチオとラズベリーのティラミス仕立て
  マスカルポーネチーズを使って、下に忍ばせたパイ生地にはグラッパを染み込ませていて。
  まさに大人味のドルチェですよ。

・ミニャルディーズ
  今回も木箱に入っての登場。これらの焼菓子ももちろん全部手作り。
  この日は、カレー風味フィナンシェ、クルミっ子オマージュ、生チョコ、マシュマロ、サブレ。
  いつもワクワクする顔ぶれですね。

・ハンドドリップコーヒー
  私のオーダーです。
  シェフがペーパードリップで淹れてくれます (〃^▽^〃)
  今回の豆はインドネシア・ジャワでした。しっかりと苦味の効いたテイスト。

・ハーブティー 熊野水木蜂蜜添え
  かみさんのオーダーです。
  熊野水木蜂蜜はスプーンに添えられて。

これで〆て51800円。一人当たり25900円。タッチレスのPayPayでお支払い。

今宵も晩冬の恵みをたっぷりと堪能させて頂きました (〃^▽^〃)

今回もシェフからどの料理が印象に残ったのかを問われましたが悩むわ。

・赤イカとキャビアのタルト
・フォアグラのパテ パウンドケーキ添え
・赤エビと金柑のサラダ仕立て
・熟成鮪赤身のグリル 焼きみかんのソース
・真鯛とポロネギの蒸し煮

あたりで悩んだのですが、もはや甲乙つけがたいので、

・熟成鮪赤身のグリル 焼きみかんのソース

を選出しました。鮪自体の美味しさもさながら焼きみかんソースも秀逸だったので(〃^▽^〃)
愛媛の郷土料理にヒントを得たというのも良かったですしね。
つうか俺は焼きみかんなんか知らんけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

かみさんは、

・赤エビと金柑のサラダ仕立て

を選ぶと思っていたのですがなんとそれを超えたらしくて、

・真鯛とポロネギの蒸し煮

を選出していました。ハマグリの旨味を極限まで引き出してたもんねえ。

次回は春の恵みを頂きに4月に伺いたいと思います。
春もアスパラとか貝類とか筍とか美味しい食材はいっぱいありますもんねえ。

何度通っても大満足でお店を後に出来る喜び。
その喜びを味わうために次回の訪問をワクワクしながら待ちます(〃^▽^〃)
ちゃんと稼いでね (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

ご馳走様です!(2024/2現在、3.77ポイント)

  • Alain Bernard Blanc de Blancs Brut Champagne Premier Cru

  • 赤イカとキャビアのタルト

  • 赤イカとキャビアのタルトアップ

  • フォアグラのパテ パウンドケーキ添え

  • フォアグラのパテ パウンドケーキ添えアップ

  • 自家製フォカッチャ

  • 赤エビと金柑のサラダ仕立て

  • 南部美人 天恵 酒未来 純米吟醸 岩手

  • 人肌タコと2種大根

  • 人肌タコと2種大根アップ

  • 赤貝とウブリアーコのワンスプーン

  • 赤貝とウブリアーコのワンスプーンアップ

  • TUMA PRIMITIVO IGT 2021

  • 熟成鮪赤身のグリル 焼きみかんのソース

  • 熟成鮪赤身のグリル 焼きみかんのソースアップ

  • Sergio Marani Òppano Verdicchio di Matelica 2020

  • カニクリームコロッケ

  • カニクリームコロッケアップ

  • 真鯛とポロネギの蒸し煮

  • 真鯛とポロネギの蒸し煮アップ

  • Villa Ilangi

  • パンチェッタとブロッコリーのオレキエッテ

  • パンチェッタとブロッコリーのオレキエッテアップ

  • Pallagrello Bianco 'Riccio' Alepa 2015

  • 大分県産原木椎茸トヨチーニのトンナレッリ

  • 大分県産原木椎茸トヨチーニのトンナレッリアップ

  • Andrea Marchetti Resistencia Natural

  • Cerutti Riva Chardonnay 2018

  • ズッパディペッシェ

  • 極黒牛肩ロースのステーキ

  • 極黒牛肩ロースのステーキアップ

  • プリン

  • ピスタチオとラズベリーのティラミス仕立て

  • ピスタチオとラズベリーのティラミス仕立てアップ

  • ミニャルディーズ

  • ハンドドリップコーヒー

  • ハーブティー 熊野水木蜂蜜添え

  • スパークリングウォーター

  • ドリンクメニュー

  • ドリンクメニュー

  • ドリンクメニュー

  • ドリンクメニュー

2024/02/14 更新

13回目

2023/12 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

2023年も四季の恵みやイタリアと日本の食材の融合などを存分に堪能

2023年12月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りから少し脇道に入ったビルの2F。

完全予約制でコースは1種類のみですので、

・menu IZA (13品~14品) 16500円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

エレベーターに乗って2Fに上がり、手指消毒をしてからドアを開けて店内へ。

店内は入って正面に4名掛けテーブル1卓。右手前方に厨房に沿ってカウンター6席。
我々はカウンターの右手に案内されました。

お店は、オーナーシェフと、男性スタッフ3名で切り盛り。
新たにシェフの卵の方と、スポット的に登場するイケメンソムリエが加わっていました(〃^▽^〃)

BGMはいつもの洋楽ポップス系が適度な音量で流れています。

コース代金にはミネラルウォーターまたはスパークリングウォーターが
含まれていますのでどちらかをチョイス出来ますが、我々は毎回スパークリングウォーター。

ドリンクメニューをチェックして、

私は、

・エキストラアルコールペアリング 7杯 12000円   
  スパークリング120mlとワインを中心としたお酒70mlを6杯

かみさんは、

・ミックスペアリング 7杯 5500円
  ノンアルコール5杯とアルコール2杯(1杯あたり30ml)

をオーダーすることにしました。

今宵のmenu IZAは以下の内容になります。

・スパークリングワイン
  私とかみさんのドリンクペアリング1杯目。
  Kalkreich Brut Nature NV Christoph Hochです。
  オーストリア・ニーダーエステライヒのスパークリングワイン。
  ぶどうは、ヴァイスブルグンダー80%、リースリング10%、グリューナー・ヴェルトリーナー10%。
  綺麗なオレンジの色味、きめ細かい泡が立っています。
  飲んでみるとビターな印象とはちみつのような甘い芳香も。
  しっかりと辛口で旨いです(〃^▽^〃)

・スパークリングウォーター
  チェイサー代わりにグビグビとアルコールと交互に飲み進めていきます。

・ズワイガニとウズラのポーチドエッグのタルト
  定番の自然木を生かしたプレートに乗ってのサーブ。
  サクサクのタルト生地のカップに、ズワイガニ、ウズラのポーチドエッグ、キャビア。
  甲殻類大好きですし、それと卵との相性は鉄板。
  さらにはそこにキャビアが加わりますので美味しいことが約束されたタルト(〃^▽^〃)
  10個くらいは食べたい衝動に駆られます (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・赤海老のエクレア
  エクレアの上に、赤海老の切身を並べ、柿、大葉、茗荷ピクルス、ベリーシート、
  アマランサス、マイクロ赤紫蘇などで仕立てた料理。
  まずはその美しいビジュアルを愛でてからパクつくとヘブン(〃^▽^〃)
  シェフから色々なものが使われている説明があったのですが、
  それだけの種類のものを使っているのに味が取っ散らからず、
  それら全てが赤海老の味を昇華させるために協力し合っているというか。
  いきなりの印象に残る一皿の登場ですよ。これは凄い。

・赤イカと鱒の卵の燻製のカルパッチョ
  皿の下にはチコリとりんごのコンポート。
  その上に赤イカのそぎ切り、鱒の卵の燻製を乗せ、マイクロコリアンダーを散らして。
  赤イカの甘みを鱒の卵の燻製の塩気が引き立てる一皿。

・パン
  自家製フォカッチャです。
  今までは小さな切り株に乗ってのサーブでしたが石板プレートに変更してますね。
  まずは熱々の状態で一口。
  その後は貴重なソースを拭うために大事に最後まで活用します。
  お代わりは出来ると思いますが、全体を通してコースのボリュームがあるので、
  初めて来られた方は残りの料理数も見ながら食べ過ぎないようにした方がいいです。
  ドリンクペアリングを頼まれた方は席上にメニューのカードが置かれますので、
  そのカードを見ればコース全体の概要が掴めますよ(* ̄∇ ̄*)b

・Madrighe Bianco
  私のアルコールペアリング2杯目。
  イタリア·サルデーニャの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルメンティーノ。
  甘みが来てその後にミネラル感やハーブのニュアンスも。
  サルデーニャらしい味わいというか(〃^▽^〃)

・スダチTea
  かみさんのミックスペアリング2杯目。
  まさに酢橘テイストのお茶の味ですよ。

・人肌タコ カラスミ仕立て
  生とボイルの中間のような火入れをした人肌タコを、
  クリーミーなソース、酢橘、ペッパーミント、クルトン、
  そして仕上げにカラスミパウダーをかけて仕上げた一皿。
  そのままでも美味しい人肌タコですが、カラスミのアクセントでさらに旨みアップ。

・TUMA 2021
  私のアルコールペアリング3杯目。
  イタリア·プーリアの赤ワイン。
  ぶどうは、プリミティーボ100%。
  無茶苦茶海の近くのぶどう畑らしく、果皮に塩の層が出来るのですが、
  そのままの状態で仕込むために後味にわずかな塩味を感じるんです。
  全体的には果実味が印象的ですよ。この後のマグロに合わせて。

・トニックミン
  かみさんのミックスペアリング3杯目。
  トニックウォーターとクミンの合わせ技。なのでクミンがしっかりと効いています。

・4日間熟成マグロとイベリコチョリソー
  4日間熟成した鮪赤身を拍子切りにし、短冊にカットしたイベリコチョリソー、
  セルフィーユ、菊花、黒トリュフを散らし、イベリコチョリソーで作った
  ラビゴットソースで仕上げた一皿。
  熟成した赤身単体でも美味しいのですが、それらをイベリコ豚を筆頭に盛り上げると。
  そして魚系の旨みと動物系の旨みの融合ですなあ。

・トリッパのコロッケ
  当たり前のコロッケじゃ無いよなあと思いながら、鹿のコロッケかな?と
  素人の考えそうなことを予想していたのですが、見事に外れてトリッパのコロッケ。
  上からペコリーノチーズを削り、オレンジの香りのオリーブオイルを回しかけて。
  トリッパのジューシーなモツ系の旨み。そこにオレンジの香りが素敵にマッチ(〃^▽^〃)
  シェフ曰く、マッシュポテトが必ず添えられる料理ってコロッケに向くんだろうなあ
  という発想から生まれたそうです。なるほど。

・ズッパディペッシェ
  漁師のごった煮料理がズッパディペッシェ。
  スープは今までの皿で出された赤海老の殻、タコの煮汁、イカのワタなどの、
  端材を集めたスープになります。
  IZAのスペシャリテになる料理ですが、2021年11月から継ぎ足したものです。
  なんというかホッとする味なんですよね。
  こういう料理って国を超えて美味しいと思いますよ(〃^▽^〃)
  この日はSDGsというタイトルで紹介していました。
  端材などを活用して海の恵みに感謝している部分は、SDGsの精神そのもの(* ̄∇ ̄*)b

・Tsuchida 99 STUDY 5
  私のアルコールペアリング4杯目。
  群馬県利根郡川場村に蔵を構える、土田酒造の造る生もと純米酒。
  麹歩合99%の日本酒「Tsuchida 99」をベースとして、
  製麹時間を5段階に分けて造った「Tsuchida 99 STUDY」の5番目の商品。
  通常の製麹時間は33時間なのですが、5番目は49時間になります。
  色味は黄色味がかっています。
  飲んでみるとみりんにも近い甘みを感じますね。
  酵母の種類や精米歩合などの原料由来の要素ではなく、
  「製麹時間の長さによって、どれだけ味わいに違いが出るのか?」
  という部分に着目したそうですが確かに以前飲んだSTUDY 2とは全然違います。

・甘酒
  かみさんのミックスペアリング4杯目。
  もちろん当たり前の甘酒ではなくて、ハーブやらスパイスでカクテルちっくに。
  甘みはしっかりと残っていました。

・牡蠣と生ハムのワンスプーン
  スプーンの上に、生ハム、牡蠣、ヘーゼルナッツ、コーラジャム、マジョラム、
  粒マスタード、ベルモットで煮込んだ牡蠣のペーストなどを乗せたもの。
  食べる準備をしてシェフの合図とともに咀嚼の開始です。今回は咀嚼回数25回。
  それに合わせてシェフの実況中継開始。
  毎回的確に口内の状況を説明してくれるのが面白くて(〃^▽^〃)
  今回は初めてのお客さんも多かったので、その驚きの表情を眺めたりと。

・BIANCOPIGLIO ROCK
  私のアルコールペアリング5杯目。
  イタリア·シチリアのオレンジワイン。
  ぶどうは、カッリカンテ、カタラット、グレカニコ・ドラート。
  酸味をしっかりと感じます。そして果皮のようなビターな味わい。
  これは好みで旨いなあ。かみさんの評価も高かったです。

・ザッフェラーノ
  かみさんのミックスペアリング5杯目。
  ザッフェラーノとはいわゆるサフランのことですが、まさにサフランフレーバー満載。
  インネパ系で黄色く色づいたものはサフランライスではなくてほとんどがターメリックライス。
  これを飲めばサフランの香りが分かると思います(* ̄∇ ̄*)b
  サフランって高価なのでなかなかインネパでは使えんらしいですよ。

・アノリーニ イン ブロード
  皿の中に、アノリーニという円形のラビオリとしめじ、ミニトマト、マイクロセロリ。
  そこに鶏ガラと牛すじのブイヨンを注いで完成。
  アノリーニには牛・豚・鶏のオールキャストを詰め込んでいて、
  さらにリコッタチーズとパルメザンチーズでコク出し。
  このブイヨンの濃厚なコクがこれまたたまらんわけで。

・メカジキのタリオリーニ
  平打ちパスタのタリオリーニに、メカジキとポルチーニの燻製ラグーソース、
  赤玉ねぎのビネガー漬け、レモンの皮、ディルで仕上げた一皿。
  モチモチ、シコシコの卵風味の香るタリオリーニに、濃厚なラグーソース。
  これだけだと重ために感じるのですが、赤玉ねぎのビネガー漬けが秀逸で。
  これを加えたことで濃厚ながらもサッパリという真逆のニュアンスも併せ持つことに。

・2021 Nestri Bianco
  私のアルコールペアリング6杯目。
  イタリア·フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ30%、フリウラーノ30%、
  マルヴァジア&リボッラ・ジャッラ&リースリング&ピノ・グリージョ10%。
  樽香と思われるバニラのフレーバーが印象的。
  飲むと意外にも苦味が。悪い意味の苦味ではなくて味の構成要素の一つとしての。
  あえてビターではなくて苦味と記載したいイメージの。
  ただしいわゆる高級白ワインのような全体像があるんです。

・情熱のジャスミン茶
  かみさんのミックスペアリング6杯目。
  ジャスミンティーにパッションフルーツを加えたノンアルカクテル。
  まさに情熱的な味わい。

・金目鯛と白子の白菜包み
  白菜の中に金目鯛と白子を入れて蒸し煮にしたのかな。
  そこに白ワインソースと春菊ソースの2色のソースを合わせ、
  シブレットやピンクペッパー、柑橘の皮で彩りを。
  これまた美しくもあり旨そうなのがヒシヒシと感じる皿ですよ(〃^▽^〃)
  食べてみるとその期待通りの味わい。中に包まれた金目鯛と白子の旨みは
  白菜にも吸収されていますので白菜が極上の味わいに。
  白ワインソースがまったり感やコクを与え、春菊ソースがその苦味で引き締めます。
  これも無茶苦茶旨いわ。

・Guancianera Nero d'Avola
  私のアルコールペアリング7杯目。これでラスト。
  イタリア·シチリアの赤ワイン。
  ぶどうは、ネロ・ダーヴォラ。
  スパイシーな印象。酸味とタンニンもしっかりとあり、ミネラル感もありますね。

・すぐりBeer
  かみさんのミックスペアリング7杯目。これでラスト。
  いわゆるカシスビアカクテルの味わいですよ。ビールはノンアルですけど。

・真鴨のロースト
  真鴨のむね肉をローストし、煮込んだレンズ豆の上に鎮座。
  赤ワインソースと燻製塩で頂きます。
  銃で撃って仕留めた天然の真鴨。なので弾に当たることも。
  福井県越前市の龍泉刃物のナイフで頂きますが、相変わらずの切れ味。
  細胞を壊すことなくスッと切れるので料理の味を壊さないんです。
  そのままで食べたり、赤ワインソースをまとわせて食べたり、
  燻製塩をパラリとかけて食べたり、それぞれの美味しさが味わえます。
  真鴨らしい風味の味の濃い肉です。個人的には燻製塩がいい鴨(* ̄∇ ̄*)b

・パンナコッタ
  パンナコッタの上に、ヘーゼルナッツリキュール、オリーブオイル、塩。
  パンナコッタは凄い滑らか。そして甘じょっぱさがアクセントに。
  これは旨いなあ。意外とIZAでパンナコッタはお初。

・アールグレイのジェラート
  まさかの写真を撮る前にスプーンを入れてしまった事件 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  なので奥の方の形が崩れてるんです。シェフのせいじゃありませんので(u_u*)
  皿の下に、ピスタチオ、カボチャの種、クランブル、ライスパフを敷き詰め、
  その上にアールグレイのジェラートを鎮座。
  これが無茶苦茶アールグレイフレーバーを出しまくりなんです(*゚Д゚*)
  アールグレイを飲むよりも出ていないか?ちゅーくらいに。
  鎌倉でジェラートと言えば、ジェラテリア・イル・ブリガンテが超人気なのですが、
  1カップ2000円を超えるようなそちらのジェラートよりも何倍も美味しく感じます。

・ミニャルディーズ
  今回も木箱に入っての登場。これらの焼菓子ももちろん全部手作り。
  この日は、白味噌フィナンシェ、シナモンビスケット、生チョコ、
  クルミっ子オマージュ、コーヒーヘーゼルナッツマシュマロ。

・ハンドドリップコーヒー
  私のオーダーです。
  スーシェフがペーパードリップで淹れてくれます (〃^▽^〃)
  今回の豆はコロンビアでした。ナッツのような香ばしさと苦味ですね。

・ハーブティー 熊野水木蜂蜜添え
  かみさんのオーダーです。
  熊野水木蜂蜜はスプーンに添えられて。

これで〆て50500円。一人当たり25250円。タッチレスのPayPayでお支払い。

今宵も冬の恵みをたっぷりと堪能させて頂きました (〃^▽^〃)

今回もシェフからどの料理が印象に残ったのかを問われましたが、普段であれば、

・金目鯛と白子の白菜包み

を選出していたと思うのですが、

・赤海老のエクレア

があまりにも素晴らしすぎて、この皿の印象を超えることが出来ませんでした。
かみさんも全く同じ意見でこちらの皿を選出です(〃^▽^〃)

次回は晩冬の恵みを頂きに2月に伺いたいと思います。
2月も気候的には冬ですので、食材の宝庫という点では12月と遜色無いでしょうね(〃^▽^〃)

つうか、今回は訪問する前から2月の予約を取っちゃってたし (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
お店に訪問する前からさらに次の予約を取ったのは生涯初(^^;

2023年も四季の恵みやイタリアと日本の食材の融合など、存分に堪能させて頂きましたが、
2024年もまた違った形でのワクワク感を味わってみたいと思います(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/12現在、3.84ポイント)

  • Kalkreich Brut Nature NV Christoph Hoch

  • ズワイガニとウズラのポーチドエッグのタルト

  • ズワイガニとウズラのポーチドエッグのタルトアップ

  • 赤海老のエクレア

  • 赤イカと鱒の卵の燻製のカルパッチョ

  • 赤イカと鱒の卵の燻製のカルパッチョアップ

  • 自家製フォカッチャ

  • Madrighe Bianco

  • スダチTea

  • 人肌タコ カラスミ仕立て

  • TUMA 2021

  • トニックミン

  • 4日間熟成マグロとイベリコチョリソー

  • 4日間熟成マグロとイベリコチョリソーアップ

  • トリッパのコロッケ

  • トリッパのコロッケアップ

  • ズッパディペッシェ

  • Tsuchida 99 STUDY 5

  • 甘酒

  • 牡蠣と生ハムのワンスプーン

  • 牡蠣と生ハムのワンスプーンアップ

  • BIANCOPIGLIO ROCK

  • ザッフェラーノ

  • アノリーニ イン ブロード

  • メカジキのタリオリーニ

  • メカジキのタリオリーニアップ

  • 2021 Nestri Bianco

  • 情熱のジャスミン茶

  • 金目鯛と白子の白菜包み

  • 金目鯛と白子の白菜包みアップ

  • Guancianera Nero d'Avola

  • すぐりBeer

  • 真鴨のロースト

  • 真鴨のローストアップ

  • パンナコッタ

  • パンナコッタリフトアップ

  • アールグレイのジェラート

  • ミニャルディーズ

  • ハンドドリップコーヒー

  • ハーブティー 熊野水木蜂蜜添え

2023/12/13 更新

12回目

2023/10 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

サーモンをここまで美味しく料理してくれる洋食って滅多にないなあと感じて

2023年10月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りから少し脇道に入ったビルの2F。

完全予約制でコースは1種類のみですので、

・menu IZA (13品~14品) 16500円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

エレベーターに乗って2Fに上がり、手指消毒をしてからドアを開けて店内へ。

店内は入って正面に4名掛けテーブル1卓。右手前方に厨房に沿ってカウンター6席。
我々はカウンターの中央に案内されました。

お店は、オーナーシェフと、男性スタッフ1名、女性スタッフ1名の計3名で切り盛り。

BGMはいつもの洋楽ポップス系が適度な音量で流れています。

コース代金にはミネラルウォーターまたはスパークリングウォーターが
含まれていますのでどちらかをチョイス出来ますが、我々は毎回スパークリングウォーター。

ドリンクメニューをチェックして、

私は、

・エキストラアルコールペアリング 7杯 12000円   
  スパークリング120mlとワインを中心としたお酒70mlを6杯

かみさんは、

・ミックスペアリング 7杯 5500円
  ノンアルコール5杯とアルコール2杯(1杯あたり30ml)

をオーダーすることにしました。

かみさんがミックスペアリングを頼むのは初めてですが、
前回お隣のお客さんが頼んでいて美味しそうだったので試してみようとのこと。

今宵のmenu IZAは以下の内容になります。

・スパークリングワイン
  私のワインペアリング1杯目。
  2019 Brut Reserve, Gusbourne Estateです。
  今回もイギリスのスパークリングワイン。ヴィンテージは2019で。
  ぶどうは、シャルドネ、ピノノワール、ピノムニエ。
  深みのあるリッチなゴールドの色調。
  飲んでみると林檎のような酸とビターな味わい。キリっと辛口で旨いわ。
  全くもってシャンパンに引けを取らないクオリティ。素晴らしいです。

・ベリーモヒート
  かみさんのミックスペアリング1杯目。
  ベリー系ジュース、紅茶、レモン果汁、ミントで作ったカクテル。
  ライトレッドにミントグリーンの映える目でも楽しめるカクテル。
  甘酸っぱい美味しさです。

・スパークリングウォーター
  チェイサー代わりにグビグビとアルコールと交互に飲み進めていきます。

・柿とキャビアのタルト
  定番の自然木を生かしたプレートに乗ってのサーブ。
  サクサクのタルト生地のカップに、ヨーグルト、柿、キャビア。
  そしてベルガモットオイルとすだちの皮で仕上げて。
  柿の甘みとキャビアの塩気。ベルガモットオイルとすだちの柑橘系の風味。
  相変わらずアミューズとしての役割をしっかりと果たしています。
  要は腹が減ると(* ̄∇ ̄*)b

・赤海老とアボカドのマリネ
  レアの赤海老に、巨峰スライス、ビネガーシート、チコリ、梨、サワークリーム、シブレット。
  赤海老の甘みをビネガーやサワークリームの酸味、チコリの苦味などが引き立てています。
  そこに巨峰の甘酸っぱさや梨の瑞々しくて穏やかな甘みと風味も加わって。

・パン
  自家製フォカッチャです。
  小さな切り株に乗ってのサーブ。
  熱々の焼き立て。本当に熱いので気を付けて。
  まずは熱々の状態で一口。
  その後は貴重なソースを拭うために大事に最後まで活用します。
  お代わりは出来ると思いますが、全体を通してコースのボリュームがあるので、
  初めて来られた方は残りの料理数も見ながら食べ過ぎないようにした方がいいです。
  大体15品ほど提供されますので、それを参考にしてください。

・白イカのソテー
  ミディアムレアくらいに火入れをした白イカのソテーに、ライスペーパーのフリット、
  赤スグリをサンブーカに漬けたもの、ウイキョウ、ディル、甲殻類ソース、
  イカスミソースで仕上げたものです。
  赤スグリをサンブーカに漬けたものは見た目はピンクペッパーに見えましたが、
  食べてみると穏やかな酸味が白イカにも合っていますね(〃^▽^〃)
  白イカはこうあって欲しいと思う火入れが好み。

・Emilia Bianco Ageno La Stoppa 2018
  私のワインペアリング2杯目。
  イタリア・エミリア ロマーニャの自然派オレンジワイン。
  ぶどうは、マルヴァジア、トレッビアーノ。
  オレンジワインらしい綺麗なオレンジ色。
  タンニンもしっかりと感じ取れますがコクも感じますね。

・エルダーリング
  かみさんのミックスペアリング2杯目。
  ほんのりとした酸味を感じますね。

・人肌タコと白茄子
  生とボイルの中間のような火入れをした人肌タコを、
  ドライトマト、白茄子のピューレ、ペコリーノチーズ、シチリアのオレガノで仕上げた一皿。
  相変わらずクニュクニュ食感の人肌タコは秀逸ですが、
  シチリアのオレガノは「俺様こそがオレガノだ!」と言わんばかりのフレーバー。
  一般的なオレガノと匂いの違いを比べさせてもらいましたが、シチリアの方が何倍も強く。
  なのでこれだけの食材に埋もれることなく己を主張しています(* ̄∇ ̄*)b

・サーモンのファゴット
  レアなサーモンを使った包み料理。
  下にはマッシュルームソースを敷いてサーモンのファゴットを鎮座、
  舞茸パウダーを振り掛け、アマランサス、ハーブをあしらって。
  サーモンの中身はらっきょうなどを使ったタルタルソースちっくな味わいで、
  これが私の好みにドンピシャなんですわ(* ̄∇ ̄*)b
  洋食でサーモンが出るとあまり美味しいというイメージが無いのですが、
  この料理に関して言えば素晴らしく美味しくて超ウェルカムでしたね(〃^▽^〃)

・南部美人 山田錦 ふっくら輝く心白 おおらか 純米吟醸 岩手
  私のワインペアリング3杯目。
  岩手県二戸市に蔵を構える、南部美人の造る純米吟醸。
  しっかりとした吟醸香に甘みが印象的。
  これはかみさんも好みだろうなと思ったらその通りみたいでしたね(* ̄∇ ̄*)b

・甘酒
  かみさんのミックスペアリング3杯目。
  単なる甘酒では無くて鰹出汁を加えたもの。なので料理にも合うんですよ。

・帆立のマリネ カボチャソースとゴルゴンゾーラソース仕立て
  帆立の貝殻にレアな帆立の切身。そこにカボチャソースとゴルゴンゾーラソース。
  さらにアマレッティ、寒天、カボチャの種、ミント、セルフィーユで仕上げたもの。
  表情の異なる2種ソースに、アマレッティや寒天、カボチャの種などの食感の違い。
  これらが合わさって一つの料理が完成するのですが、とっちらかっていないのが凄い。

・サザエのワンスプーン
  スプーンの上に、生ハム、サザエ、ヘーゼルナッツ、生姜シロップ煮、
  アンチョビ、大葉、茗荷ビネガー漬け、サザエの肝ゼリーなどを乗せたもの。
  食べる準備をしてシェフの合図とともに咀嚼の開始です。今回は咀嚼回数20回。
  それに合わせてシェフの実況中継開始。
  毎回的確に口内の状況を説明してくれるのが面白くて(〃^▽^〃)
  今回は他のお客さんとは時間帯がズレたため、シェフは我々だけのために実況中継。
  お互い慣れた間柄ですので、実況中継の的確さもドンピシャですわ(* ̄∇ ̄*)b

・Frappato Due Terre 2020
  私のワインペアリング4杯目。
  イタリア・シチリアの赤ワイン。
  ぶどうは、フラッパート。
  良く冷やして飲む赤ワイン。程良いタンニンと酸味でキリっと冷えて美味しく。
  この後のタコスに合わせて。

・自家製コーラ
  かみさんのミックスペアリング4杯目。
  もちろんコカ・コーラではありません (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  無茶苦茶スパイス満載の自家製コーラになります(* ̄∇ ̄*)b
  超スパイシーなジンジャーエールっぽさもあるかな。

・タコス
  IZA定番の手掴みで頬張る今回の皿は、メキシコ料理の代表格タコス。
  コーンフラワー2に対して小麦粉1を配合して作ったソフトトルティーヤに、
  豚のスペアリブ、豚のモツ、頬肉を、コーラとスパイスで煮込んだものを乗せ、
  サワークリーム、トマト、パクチーを加えたもの。ライムも添えて。
  タコスの本場メキシコ風を再現したものですが、ライムをたっぷりと搾ってかぶりつくと
  無茶苦茶ジューシーで豚の様々な旨みと、パクチーなどのハーブ、
  ライムの柑橘系の味、トマトの旨みとジューシーさが混ざり合いB級とは異なる美味しさ。
  つうかいつも本場を超えていると思います (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・ズッパディペッシェ
  漁師のごった煮料理がズッパディペッシェ。
  スープは今までの皿で出された魚介の出汁。この日は海苔も加えて。
  IZAのスペシャリテになる料理ですが、2021年11月から継ぎ足したものです。
  なんというかホッとする味なんですよね。
  こういう料理って国を超えて美味しいと思いますよ(〃^▽^〃)

・Sergio Marani Òppano Verdicchio di Matelica
  私とかみさんのペアリング5杯目。
  イタリア・マルケの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルディッキオ。
  程良い酸味にバニラのニュアンス。パイナップルのようなテイストも。

・北寄貝のタリオリーニ
  平打ちパスタのタリオリーニに、北寄貝、ひよこ豆、鮪のカラスミ、
  レモンの皮、イタリアンパセリで仕上げた一皿。
  鮪のカラスミの塩気が北寄貝の甘みを引き立てますね(〃^▽^〃)

・KOVAL BARRELED GIN
  私とかみさんのペアリング6杯目。
  ウイスキー熟成で使用したアメリカンホワイトオーク樽で6ヶ月以上熟成したジン。
  ウイスキーの樽香のニュアンス。そのフレーバーは甘みすら感じます。
  これは美味しい。かみさんも感動していました(〃^▽^〃)

・蝦夷鹿のラザニア
  蝦夷鹿を赤ワインソースで煮込んだものに、ベシャメルソース、
  ジンに使われるジュニパーベリーも合わせたラザニア。
  このラザニアは無茶苦茶とろとろで蝦夷鹿の旨みもたっぷりで酒のつまみになりますね。
  ジュニパーベリーも合わせているのでKOVAL BARRELED GINとも相性がいいんです(* ̄∇ ̄*)b

・Pallagrello Bianco 'Riccio' Alepa 2015
  私のワインペアリング7杯目。
  イタリア・カンパーニアのオレンジワイン。
  ぶどうは、パラグレッロ・ビアンコ100%。
  色味もテイストも含めてザ・オレンジワイン。
  ビターな辛口で甘みは穏やか。栗のような芳香も。

・レッドアイ
  かみさんのミックスペアリング7杯目。
  トマトジュースにノンアルコールビール、黒胡椒を加えたレッドアイ。
  ノンアルでもの足りなさを感じさせませんね。

・青森シャモロックのソテー
  青森シャモロックのむね肉ともも肉を使ったソテー。
  大黒本しめじのような見事な太さのしめじを添え、
  椎茸とイベリコ豚のチョリソーソースで仕上げた一皿。
  青森シャモロックはわりとアッサリとした肉質ですが、
  チョリソーソースの旨みとコクがそれらを補強しているような印象。
  このソースは抜群に旨かったなあ(〃^▽^〃)

・Tresbingias Vino Rosso Sa Defenza
  私のワインペアリング8杯目。ペアリングラスト。
  イタリア・サルディーニャの赤ワイン。
  ぶどうは、ボヴァーレ、カンノナウ。
  タンニンと酸味はしっかり。ボディはミディアム。
  次なる甘鯛に合わせた一杯。

・サングリア
  かみさんのミックスペアリング8杯目。ペアリングラスト。
  ノンアルのサングリアでした。
  芳香なスパイスを使っていたのが特長。

・甘鯛の松笠焼き
  下にはほうれん草のソテーを敷いています。
  ふわっふわの身に、カリッカリの鱗が素晴らしく美味しい(〃^▽^〃)
  魚の骨で作った赤ワインソースで仕上げているので赤ワインを合わせてきたんです(* ̄∇ ̄*)b

・カルピスアイス
  Emilia Bianco Ageno La Stoppaを使ったゼリーに、シャインマスカットも添えて。

・ヘーゼルナッツとマスカルポーネチーズのジェラート
  記憶が怪しいのですが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  確か、ヘーゼルナッツとマスカルポーネチーズのジェラートにコーヒーパウダー。
  下には栗とチョコレートクッキーを忍ばせ、グラッパで仕上げたドルチェ。
  ちょっとティラミスっぽいニュアンスを出していますね。

・ミニャルディーズ
  今回も木箱に入っての登場。これらの焼菓子ももちろん全部手作り。
  この日は、白味噌フィナンシェ、サラミドショコラータ、クルミっ子オマージュ、
  コーヒーサブレ、梅シロップマシュマロ、、カントゥッチ。

・ハンドドリップコーヒー
  私のオーダーです。
  シェフがペーパードリップで淹れてくれます (〃^▽^〃)
  今回の豆はエルサルバドルでした。しっかりとした苦味だったような。

・ハーブティー 熊野水木蜂蜜添え
  かみさんのオーダーです。
  熊野水木蜂蜜はスプーンに添えられて。

これで〆て50500円。一人当たり25250円。タッチレスのPayPayでお支払い。

今宵も秋の恵みをたっぷりと堪能させて頂きました (〃^▽^〃)

今回もシェフからどの料理が印象に残ったのかを問われましたが、

・サーモンのファゴット

を選出することにしました。
他にも美味しい料理は目白押しだったのですが、サーモンをここまで美味しく
料理してくれる洋食って滅多にないなあと感じて、それで印象に残ったんです(〃^▽^〃)
味付けも私の好みにドンピシャだったこともあり。

かみさんは、

・タコス

を選出していました。毎回赤海老だったのですがやっとそれ以外を (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
パクチーが苦手なかみさんでも食べられたのが嬉しかった模様。
確かにこれも抜群に旨かったもんねえ。ラザニアとかも含めて。

次回は冬の恵みを頂きに12月に伺いたいと思います。
あらゆる料理ジャンルにおいて、冬って食材の宝庫で一番期待出来るんですよねえ(* ̄∇ ̄*)b

そうこうしていると2023年も終わってしまうと。
オッサンになると1年があっちゅーまで (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

ご馳走様です!(2023/10現在、3.86ポイント)


  • 2019 Brut Reserve, Gusbourne Estate

  • ベリーモヒート

  • 柿とキャビアのタルト

  • 柿とキャビアのタルトアップ

  • 赤海老とアボカドのマリネ

  • 赤海老とアボカドのマリネアップ

  • 自家製フォカッチャ

  • 白イカのソテー

  • 白イカのソテーアップ

  • Emilia Bianco Ageno La Stoppa 2018

  • エルダーリング

  • 人肌タコと白茄子

  • 人肌タコと白茄子アップ

  • サーモンのファゴット

  • サーモンのファゴットアップ

  • 南部美人 山田錦 ふっくら輝く心白 おおらか 純米吟醸 岩手

  • 甘酒

  • 帆立のマリネ カボチャソースとゴルゴンゾーラソース仕立て

  • 帆立のマリネ カボチャソースとゴルゴンゾーラソース仕立てアップ

  • サザエのワンスプーン

  • サザエのワンスプーンアップ

  • Frappato Due Terre 2020

  • 自家製コーラ

  • タコス

  • タコスアップ

  • ズッパディペッシェ

  • Sergio Marani Òppano Verdicchio di Matelica

  • 北寄貝のタリオリーニ

  • 北寄貝のタリオリーニアップ

  • KOVAL BARRELED GIN

  • 蝦夷鹿のラザニア

  • 蝦夷鹿のラザニアアップ

  • Pallagrello Bianco 'Riccio' Alepa 2015

  • レッドアイ

  • 青森シャモロックのソテー

  • 青森シャモロックのソテーアップ

  • Tresbingias Vino Rosso Sa Defenza

  • サングリア

  • 甘鯛の松笠焼き

  • 甘鯛の松笠焼きアップ

  • カルピスアイス

  • ヘーゼルナッツとマスカルポーネチーズのジェラート

  • ミニャルディーズ

  • ハンドドリップコーヒー

  • ハーブティー 熊野水木蜂蜜添え

2023/10/12 更新

11回目

2023/08 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

とことん突き詰めて考え抜いた料理。そんなお店の料理だから美味しいんです(〃^▽^〃)

2023年8月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りから少し脇道に入ったビルの2F。

完全予約制でコースは1種類のみですので、

・menu IZA (13品~14品) 16500円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

エレベーターに乗って2Fに上がり、手指消毒をしてからドアを開けて店内へ。

店内は入って正面に4名掛けテーブル1卓。右手前方に厨房に沿ってカウンター6席。
カウンターの右手に案内されました。

お店は、オーナーシェフと、男性スタッフ2名の計3名で切り盛り。
この日はイギリスに留学中の方が一時帰国をしており、
その間だけIZAのスタッフとして働くことになったんです。
なんと七里ガ浜のリストランテ シーヴァ時代にも料理に興味があるとのことで、
中学生だったにも関わらずバイトで働いた経験があるんです。
シェフいわく凄い才能の持ち主だそうですよ(〃^▽^〃)
そんな才能ある若い方が料理の世界に入ってくれるのは無茶苦茶嬉しいですよね(* ̄∇ ̄*)b

さて、BGMはいつもの洋楽ポップス系に加えてジャズも掛かっていたかな。

コース代金にはミネラルウォーターまたはスパークリングウォーターが
含まれていますのでどちらかをチョイス出来ますが、我々は毎回スパークリングウォーター。

ドリンクメニューを念のためチェックして、

私は、

・エキストラアルコールペアリング 7杯 12000円   
  スパークリング120mlとワインを中心としたお酒70mlを6杯

かみさんもいつもの、

・アルコールハーフペアリング 7杯 6000円   
  スパークリング120mlとワインを中心としたお酒30mlを6杯

をオーダーすることにしました。

今宵のmenu IZAは以下の内容になります。

・スパークリングワイン
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  2018 Brut Reserve, Gusbourne Estateです。
  今回もイギリスのスパークリングワイン。
  ぶどうは、シャルドネ、ピノノワール、ピノムニエ。
  深みのあるリッチなゴールドの色調。
  飲んでみると林檎のような酸とビターな味わい。キリっと辛口で旨いわ。
  全くもってシャンパンに引けを取らないクオリティ。素晴らしいです。

・スパークリングウォーター
  チェイサー代わりにグビグビとアルコールと交互に飲み進めていきます。

・鮪のタルタルのタルト
  定番の自然木を生かしたプレートに乗ってのサーブ。
  サクサクのタルト生地のカップの中に、ヨーグルト、鮪のタルタル、すだち。
  そしてキャビアとハーブをあしらって。
  夏らしい爽やかサラダ感覚の鮪のタルタルのタルトでした。
  アミューズの一番の役目は胃を活性化させることですが、
  無茶苦茶腹が減ってきました(* ̄∇ ̄*)b

・赤海老とアボカドのマリネ
  レアの赤海老に、メロン、エルダーフラワーシート、アボカドクリーム、ディル、大葉。
  これらを混ぜ合わせて食べることで料理は完成します。
  基本は洋のテイストなのですが、そこに現れる和の大葉のエッセンス。
  単に大葉を切って混ぜるのではなく、どの大きさでどのくらい入れると、
  口の中で咀嚼されてどのように感じるのかを計算しているんです。
  料理という仕事において、突き詰めるとそこまで考えて仕込みをしているんですよ。
  そういうお店の料理だから美味しいんです(〃^▽^〃)
  つうことで赤海老大好きなかみさんは唸りながら食ってました。

・Forti del Vento Maia 2020
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・ピエモンテのオレンジワイン。
  ぶどうは、コルテーゼ。
  淡いオレンジの色味にナチュラルらしいフレーバーが印象的。
  飲むとミネラル感を感じ、後味にコクも感じます。美味しいです。

・パン
  自家製フォカッチャです。
  小さな切り株に乗ってのサーブ。
  熱々の焼き立て。本当に熱いので気を付けて。
  まずは熱々の状態で一口。
  その後は貴重なソースを拭うために大事に最後まで活用します。
  お代わりは出来ると思いますが、全体を通してコースのボリュームがあるので、
  初めて来られた方は残りの料理数も見ながら食べ過ぎないようにした方がいいです。
  大体15品ほど提供されますので、それを参考にしてください。
  今回は私はペース配分を間違えて途中で無くなっちゃいました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・人肌タコとズッキーニ
  生とボイルの中間のような火入れをした人肌タコを赤ワインで煮て、
  炙って炭化させたズッキーニのピューレ、ニンニク、胡桃、アンチョビ、
  酢漬けのケッパー、ミントなどで仕上げたもの。
  もはやこの人肌タコの味わいは鉄板の美味しさなのですが、
  加えるものを変えることで全く異なる表情を見せてくれます(* ̄∇ ̄*)b

・穴子のワンスプーン
  スプーンの上に、アメリカンチェリー、穴子、イベリコサラミ、生姜シロップ、
  ローストアーモンド、バルサミコ酢ゼリー、らっきょ、マジョラムなどを乗せたもの。
  食べる準備をしてシェフの合図とともに咀嚼の開始です。
  それに合わせてシェフの実況中継開始。
  毎回的確に口内の状況を説明してくれるのが面白くて(〃^▽^〃)
  大抵初めての方も同席されますので、新鮮な驚きを味わっていると思いますよ。
  もちろん面白いだけではなくて、これらの食材をどのように合わせると
  どのように食べている人に感じるかを計算してレシピを作っているんです。
  決してスプーンを逆さに放り込んで、3口程度で飲みこまないように (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Mattei Visciola Vino e Visciole Selezione
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  イタリア・マルケの果実酒。
  ぶどうは、サンジョヴェーゼ、モンテプルチャーノ、ヴィショラ。
  ヴィショラとはマルケ州特産の酸味の強いサクランボで、
  生食用ではなくデザートワイン造りに昔から使われており、
  このヴィショラと赤ワインで造る伝統的なデザートワイン。
  この手の甘いデザートワインはかみさんは大好物。
  穴子のワンスプーンに合わせたものですが、マジョラムの芳香と相性がいいです。

・南部美人 雄町純米酒 オリガラミ 生原酒 2022
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  岩手県二戸市に蔵を構える、南部美人の造る純米酒。
  飲み口は辛口ですが、その後に甘みも酸味も感じ取れます。
  いわゆる生原酒らしい美味しさがありますね。

・甘鯛松笠焼き
  皿に白ワインとヨーグルトベースの甘酸っぱいソースを敷き、パセリのソースも合わせ、
  茄子、ズッキーニのソテーの上に甘鯛松笠焼きを鎮座。
  マイクロセロリ、レッドソレルをあしらって仕上げています。
  甘鯛は敢えて小さい甘鯛を仕入れて、小さな鱗のパリパリ食感を味わってもらう趣向。
  その甘鯛を惹きたてるためにこれだけの脇役を揃えて。

・Emilio Sciacca Rossobrillo
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  イタリア・シチリアの赤ワイン。
  ぶどうは、ネレッロ・マスカレーゼ、ネレッロ・カップッチョ。
  赤ワインが苦手なかみさんでも、これは軽めなので全然OK(〃^▽^〃)

・チチャロン
  IZA定番の手掴みで頬張る今回の皿は、ペルーの郷土料理となるチチャロン。
  本場のチチャロンを食べたことが無いシェフのオリジナルで、
  揚げ焼きにした豚バラ肉、さつまいもピューレ、赤玉ねぎ、ライムなどを
  チャバタでワイルドにハンバーガーにしたものです。
  本来はチャパタではありませんし、さつまいもは揚げたものを使うのですが、
  この方が食べ合わせ的にも美味しいだろうと考えてアレンジしたそうです。
  いずれにせよガブリと食らいついて食べるペルーのハンバーガーは美味しくて、
  これだけで専門店を開けるのではと思いますもん(〃^▽^〃)

・鮑のカツレツ 肝ソースとトリュフ味噌を添えて
  なんと大胆不敵にも鮑様をカツレツに(*゚Д゚*)
  皿に肝ソースを敷き、さらに粒マスタードを従え、鮑のカツレツを鎮座。
  ハーブやエディブルフラワーをあしらい、脇にはトリュフ味噌。
  鮑をカツレツにしてしまうという贅沢。
  これはあらゆる料理ジャンルの中でも初めての経験かも知れません。
  シェフの遊び心の一つなのかも知れませんが、もちろん美味しいのが大前提。
  これはたまらん美味しさですよ。鮑の風味と旨味を閉じ込めていますので。
  肝のソースまでは分かるのですが、そこにトリュフ味噌も添えるところがIZAならでは。
  和のエッセンスと、旨みの相乗効果で複雑な味わいを醸し出すというか。

・ズッパディペッシェ
  漁師のごった煮料理がズッパディペッシェ。
  スープは今までの皿で出された魚介の出汁。この日はもずくも加えて。
  IZAのスペシャリテになる料理ですが、2021年11月から継ぎ足したものです。
  なんというかホッとする味なんですよね。
  こういう料理って国を超えて美味しいと思いますよ(〃^▽^〃)

・Magico Bianco 2022
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。
  イタリア・シチリアの白ワイン。
  ぶどうは、グリッロ。
  柑橘系のスッキリとしたニュアンスに、桃のようなフレーバーも。
  塩っぽいミネラル感もありますね。わりとしっかりとしたボディ。

・オルゾット
  大麦のリゾットです。
  サルディーニャ島のカラスミとレモンの皮、赤玉ねぎなども加えて。
  ベーコンのような旨味も感じましたね。
  大麦らしいプリプリ、シコシコ食感が心地よく。

・ホヤの冷製カッペリーニ
  冷たく仕上げたカッペリーニに、ホヤ、コーン、ホワイトショコラコーン、
  マスの子、トビコ、青ねぎなどを合わせ、アーリオオーリオベースのソースで和えたもの。
  この皿の何気に凄いところがホヤの美味しさ。
  関東で食べるホヤって寿司職人ですら好き嫌いが分かれるほどの臭いがあるんです。
  しかしながらこれには皆無。ホヤと何度も聞いたのでホヤと思って食べましたが、
  言われなければ大きなツブ貝とかトコブシとかと勘違いするかも。
  とにかくホヤを処理するスピードと調理に掛かるまでの時間が勝負とのことでした。
  東北の方がホヤが大好物という理由がこれを食べれば分かると思います(* ̄∇ ̄*)b

・金目鯛の白ワイン煮
  7日間熟成した金目鯛を白ワインで煮たもの。
  白ワイン、白ワインビネガー、サンブーカというイタリアのアニス系リキュールを使って。
  最後にオレンジの香りのするオリーブオイルで仕上げていますが、
  これが無茶苦茶オレンジ風味になっていて全然想像と違う味わいになっていました。
  こういう食べ方もあるんだなあと。
  金目鯛はやっぱ熟成すると身の旨みが凝縮するよね(* ̄∇ ̄*)b

・Segreto Di Bianca Fiano Salento IGT 2021
  かみさんのワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  イタリア・プーリアの白ワイン。
  ぶどうは、フィアーノ 。
  かみさんは赤ワインが苦手ですので肉料理の前ですがこちらをサーブされました。

・Villa Ilangi Chianti Riserva 2016
  私ののワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  イタリア・トスカーナの赤ワイン。
  ぶどうは、サンジョベーゼ。
  サンジョベーゼらしい果実味が印象的。酸味とタンニンもしっかりとしたフルボディ。

・ブルゴーニュ産銘柄豚の肩ロースソテー 夏野菜添え
  肩ロースですが脂身と赤身がくっきりと分かれ、焼き加減はギリギリの火入れ。
  しっとりとジューシーで美味しい豚ですよ。これでとんかつ作ったら旨いんだろうなあ。
  そこにフレッシュな白ゴーヤ、ヤングコーン、カブ、オクラ、ヘチマ、甘長唐辛子も添えて。
  ヘチマを食べるのは沖縄以外では珍しいですね。

・カルピスのソルベとメロンのグラニテ
  果肉も加えたメロンのグラニテの上にカルピスのソルベ。
  それぞれ食べても美味しいですし、後半は混ぜて食べてもウマウマ(* ̄∇ ̄*)b

・バジルアイスクリーム
  フルーツのコンポートも添えて、ライムで仕上げています。
  バジルの風味が効いていてこれも旨いなあ。いかにも真夏らしいドルチェが続きます。

・ミニャルディーズ
  今回も木箱に入っての登場。これらの焼菓子ももちろん全部手作り。
  この日は、白味噌フィナンシェ、サラミドショコラータ、クルミっ子オマージュ、
  梅風味のマシュマロ、カントゥッチ、ラムネ。

・ハンドドリップコーヒー
  私のオーダーです。
  男性スタッフの方がペーパードリップで淹れてくれます (〃^▽^〃)
  今回の豆はわりとボディがありましたね。

・ハーブティー 熊野水木蜂蜜添え
  かみさんのオーダーです。
  熊野水木蜂蜜はスプーンに添えられて。

これで〆て51000円。一人当たり25500円。タッチレスのPayPayでお支払い。

今宵も真夏の恵みをたっぷりと堪能させて頂きました (〃^▽^〃)

今回もシェフからどの料理が印象に残ったのかを問われましたが、

・鮑のカツレツ 肝ソースとトリュフ味噌を添えて

を選出することにしました。
鮑様をカツレツにしてしまう大胆不敵さが凄かったのと実際に美味しかったので(〃^▽^〃)

かみさんは、

・赤海老とアボカドのマリネ

を選出していました。毎回赤海老やんけ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

今回も洋の食材や調理法に、和の食材を合わせるIZAらしい皿が目白押しで
楽しませて頂きましたが、文中でも述べさせていただいた通り、
単に差別化としての和食材の活用とかではなくて、そこにはとことん突き詰めて
考え抜いた料理としての哲学があり、そんなお店の料理だからこそ美味しいんです(〃^▽^〃)

次回は秋の恵みを頂きに10月頃に参上いたします(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/8現在、3.83ポイント)

  • 2018 Brut Reserve, Gusbourne Estate

  • 鮪のタルタルのタルト

  • 鮪のタルタルのタルトアップ

  • 赤海老とアボカドのマリネ

  • 赤海老とアボカドのマリネアップ

  • Forti del Vento Maia 2020

  • 自家製フォカッチャ

  • 人肌タコとズッキーニ

  • 人肌タコとズッキーニアップ

  • 人肌タコとズッキーニリフトアップ

  • 穴子のワンスプーン

  • 穴子のワンスプーンアップ

  • Mattei Visciola Vino e Visciole Selezione

  • 南部美人 雄町純米酒 オリガラミ 生原酒 2022

  • 甘鯛松笠焼き

  • 甘鯛松笠焼きアップ

  • Emilio Sciacca Rossobrillo

  • チチャロン

  • チチャロンアップ

  • 鮑のカツレツ 肝ソースとトリュフ味噌を添えて

  • 鮑のカツレツ 肝ソースとトリュフ味噌を添えてアップ

  • ズッパディペッシェ

  • ズッパディペッシェリフトアップリフトアップ

  • Magico Bianco 2022

  • オルゾット

  • オルゾットアップ

  • ホヤの冷製カッペリーニ

  • ホヤの冷製カッペリーニアップ

  • ホヤの冷製カッペリーニリフトアップ

  • 金目鯛の白ワイン煮

  • 金目鯛の白ワイン煮アップ

  • Segreto Di Bianca Fiano Salento IGT 2021

  • Villa Ilangi Chianti Riserva 2016

  • ブルゴーニュ産銘柄豚の肩ロースソテー 夏野菜添え

  • ブルゴーニュ産銘柄豚の肩ロースソテー 夏野菜添えアップ

  • カルピスのソルベとメロンのグラニテ

  • カルピスのソルベとメロンのグラニテアップ

  • バジルアイスクリーム

  • バジルアイスクリームアップ

  • ミニャルディーズ

  • ハンドドリップコーヒー

  • ハーブティー 熊野水木蜂蜜添え

2023/08/15 更新

10回目

2023/06 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

日本人がポテンシャルを発揮できる場を自分が作って、世界に発信しよう。

2023年6月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りから少し脇道に入ったビルの2F。

完全予約制でコースは1種類のみですので、

・menu IZA (13品~14品) 16500円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

エレベーターに乗って2Fに上がり、手指消毒をしてからドアを開けて店内へ。

店内は入って正面に4名掛けテーブル1卓。右手前方に厨房に沿ってカウンター6席。
カウンターの真ん中右手に案内されました。

お店は、オーナーシェフと、男性スタッフ2名、女性スタッフ1名の計4名で切り盛り。

BGMは、いつもの洋楽ポップス系。

コース代金にはミネラルウォーターまたはスパークリングウォーターが
含まれていますのでどちらかをチョイス出来ますが、我々は毎回スパークリングウォーター。

ドリンクメニューを念のためチェックして、

私は、

・エキストラアルコールペアリング 7杯 12000円   
  スパークリング120mlとワインを中心としたお酒70mlを6杯

かみさんはいつもの、

・アルコールハーフペアリング 7杯 6000円   
  スパークリング120mlとワインを中心としたお酒30mlを6杯

をオーダーすることにしました。白ワインメインのチョイスでお願いして。

今宵のmenu IZAは以下の内容になります。

・スパークリングワイン
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  2018 Brut Reserve, Gusbourne Estateです。
  今回もイギリスのスパークリングワイン。
  ぶどうは、シャルドネ、ピノノワール、ピノムニエ。
  深みのあるリッチなゴールドの色調。
  飲んでみると林檎のような酸とビターな味わい。キリっと辛口で旨いわ。
  全くもってシャンパンに引けを取らないクオリティ。素晴らしいです。
  ソムリエ曰く、イギリスで一番旨いとの弁。

・スパークリングウォーター
  チェイサー代わりにグビグビとアルコールと交互に飲み進めていきます。

・キャビアとカンパチタルタルのタルト
  定番の自然木を生かしたプレートに乗ってのサーブ。
  サクサクのタルト生地のカップの中に、ヨーグルト、カンパチタルタル、キャビア。
  そしてエディブルフラワーをあしらって。
  カンパチのタルタルの歯切れのよい食感と程よい脂の旨みに、
  ヨーグルトの酸味とキャビアの旨みと塩気が絶妙にマッチ。

・赤海老とそら豆のマリネ
  食べやすくカットしたレアな赤海老に、旬のそら豆、ライム、ナスタチウム。
  仕上げに青りんごのグラニテをかけて完成。
  赤海老の甘みに、そら豆の風味とライムや青りんごのグラニテの爽やかさが絶妙にマッチ。
  青りんごのグラニテが有るのと無いのとでは大違い。これは必然です (* ̄∇ ̄*)b
  赤海老大好きのかみさんは既に唸っています。

・Château Langlet Graves Blanc 2021
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  フランス・ボルドーの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
  いかにもソーヴィニヨン・ブランらしいフローラルで爽やかなテイスト。

・人肌タコとグリーンピース
  生とボイルの中間のような火入れをした人肌タコを赤ワインで煮て、
  グリーンピースのピューレ、芽キャベツのフリット、ケールパウダー、
  赤玉ねぎビネガー漬け、ディルなどで仕上げた一皿。
  もはやこの人肌タコの味わいは鉄板の美味しさなのですが、
  今回はグリーンピースと芽キャベツと合わせることで表情を変えてきましたね (* ̄∇ ̄*)b
  ホント初夏の恵みだなあと。

・パン
  自家製フォカッチャです。
  小さな切り株に乗ってのサーブ。
  熱々の焼き立て。本当に熱いので気を付けて。
  まずは熱々の状態で一口。
  その後は貴重なソースを拭うために大事に最後まで活用します。
  お代わりは出来ると思いますが、全体を通してコースのボリュームがあるので、
  初めて来られた方は残りの料理数も見ながら食べ過ぎないようにした方がいいです。
  大体15品ほど提供されますので、それを参考にしてください。

・Churton Marlborough Viognier 2019
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  ニュージーランド・マールボロの白ワイン。
  ぶどうは、ビオニエ。
  甘みを感じるのですが同時に苦味とミネラル感を感じるテイスト。

・ミル貝のワンスプーン
  スプーンの上に、ミル貝、マジョラム、バルサミコ酢ゼリー、山うど、クラッカー、
  赤玉ねぎのジャム、生姜のシロップ煮、生の胡椒を乗せたもの。
  今回は咀嚼回数20回以上でお願いされました。
  準備をしてシェフの合図とともに咀嚼の開始です。それに合わせてシェフの実況中継開始。
  毎回的確に口内の状況を説明してくれるのですが、今回は後半の生の胡椒の部分が、
  シェフの実況と、私とかみさんの口内でのテイストが寸分も違わずにアジャスト!
  これにはさすがにシェフに「まさに今その通りなんすけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!」
  とお伝えしました (〃^▽^〃)
  我々は何度も体験していますので、咀嚼スピードや噛み方などが、
  シェフの意図するところに合わせるようになっているんだと思います。
  まさに共同作業 (* ̄∇ ̄*)b

・帆立のスコッタート
  レアに火入れをした帆立に、焼き茄子ピューレ、甘めのソース、
  マスの卵、トビコを加えた料理。火傷という意味を持つ料理名だそうです。
  これは見た瞬間にこの日の印象に残る一皿にノミネート。
  食べてみると縦方向に繊維状にサクッとほぐれる帆立貝柱に、
  マスの卵、トビコの2種類の異なるプチプチ食感。
  そこになぜか癖になりそうな少し甘めのクリーミーなソース。
  これは旨いわ。

・Rosato 2021 SRC 2021
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  イタリア・シチリアのロゼワイン。
  ぶどうは、ネレッロ・マスカレーゼ、サンジョヴェーゼ、カッリカンテ、
  カタラット、ミネッラという土着品種。
  シチリアのロゼらしくミネラル感溢れる味わい。
  しっかりとした酸味と辛口で美味しいです。

・ケバブの春巻き
  羊肉を生春巻きの皮で包み、パプリカと供にさらに春巻の皮で包み込んで揚げ、
  マイクロセロリ、ケバブソースなどをあしらったものです。
  羊肉を包んでいる生春巻きの皮がクニュクニュするので、フォークやナイフでは食べにくく、
  箸で崩しながら食べると塩梅もいいです。程良い羊肉の風味にスパイス。旨いわあ。
  シェフのイタリア修行時代にお金が無かったので、1食でお腹にたまるケバブサンドなどは
  何度もお世話になっていたそうです。それを思い出した一品。
  羊肉が苦手なかみさんは、秋田牛バージョンで提供されていました。
  全然別のものではなくて、肉の部分だけ変えてくれるとは有り難い話です <(_ _)>
  これも印象に残る一皿の候補ですわ。

・ズッパディペッシェ
  漁師のごった煮料理がズッパディペッシェ。
  スープは今までの皿で出されたミル貝の肝、帆立の紐、
  赤海老頭と野菜の出汁をベースに煮詰めたもの。この日は生海苔も加えて。
  寿司屋で出される〆の生海苔の入った味噌汁が旨いのでそれをリスペクトしたそうです。
  IZAのスペシャリテになる料理ですが、2021年11月から継ぎ足したものです。
  イタリア郷土料理と生海苔という日本の食材の協演は素晴らしい出来映え (* ̄∇ ̄*)b

・鰹のカルパッチョ
  赤く染まった鰹のカルパッチョ。
  赤の正体は、ビーツのマリネ、ビーツパウダー。そこにオゼイユを添えて。
  初夏の鰹は適度な脂で身の美味しさを味わうものですね。
  そこにビーツらしい風味が加わります。

・エイリアンズ 特別純米
  私のワインペアリング5杯目。
  高知県香南市に蔵を構える、高木酒造の造る特別純米酒。
  なぜにエイリアンズかというと、『宇宙を旅した酵母とお米』で醸された日本酒だから。
  「宇宙に酵母を打ち上げてみよう」という土佐人の夢とロマンが詰まったお酒だそうです。
  冗談のような酒ですが味は大まじめで、通好みの旨口タイプ。
  酸味も有って土佐らしい辛口で美味しいです。

・ジンソーダ
  かみさんのワインペアリング5杯目。
  ボルドー産ジン Sorginを使ったジンソーダ。
  ボルドーで初めての「ワイン」から出来たジンです。
  ぶどうは、ソーヴィニョン・ブラン。
  普通のジンと比べるとさすがにフルーティーな印象があって柔らかいですよ。
  なのでかみさんにはこれを勧めたんでしょうね。

・鮎のコンフィ
  おおおっ。今シーズンの初鮎 (〃^▽^〃)
  フワッフワに煮込んだ鮎のコンフィに、マイクロセロリ、ズッキーニ、
  ボリジというハーブのソース、バイマックルーパウダーで仕上げた一皿。
  どうしたって和食の鮎の塩焼きには近づけないので、自分らはコンフィで勝負とのことで。
  こういう鮎の食べ方もあるんだなあと勉強になりました (* ̄∇ ̄*)b
  骨も含めてトロトロのフワッフワなので非常に食べやすく、
  爽やかな瓜系の風味のするソースや、コブミカンの柑橘系の爽やかさがマッチ。
  これも印象に残る一皿の候補に入りました。

・Sauvignon Bortolusso 2022
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
  2杯目に飲んだフランス・ボルドーのソーヴィニヨン・ブランと比べると、
  さらにフルーティーに感じました。かみさんはこっちの方が好み。

・ニョッキ
  ジャガイモを使ったニョッキに、グリーンアスパラを加え、ミントバターで和え、
  たっぷりのペコリーノロマーノをかけて完成。
  このニョッキはつなぎを最小限にしか使って無いため、粉っぽさがゼロで口の中で溶けます。
  これは美味しい。実は私はニョッキのすいとん、ちくわぶのような粉っぽさが好みじゃ無くて。
  しかしながらこれはそんな重たさも感じさせず、するっと胃に収まっていきます。
  IZAのコースは品数が多いため、終盤に重たいものを持ってくると厳しいため、
  このような工夫をしているそうです。

・豚ミンチのタリオリーニ
  平打ちパスタのタリオリーニに、豚ミンチ、リコッタサラータ、筍、バジル。
  タリオリーニのシコシコ食感に、豚やチーズの旨み、筍の食感、バジルの風味。
  混ぜ混ぜしながら箸で頂きました。

・CasalFarneto Cimaio Marche Bianco 2015
  かみさんのワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  イタリア・マルケの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルディッキオ。
  かみさんは赤ワインが苦手ですのでこちらが提供されました。
  そういえば味見するのを忘れてたわ・・・

・Santenay 1er Cru Clos Rousseau 2018
  私のワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
  ぶどうは、ピノ・ノワール。
  まさにピノ・ノワールらしい丸みのある果実感。
  そしてフルボディの味わい。これで鴨を迎え撃ちます。

・鴨胸肉のロースト
  オレンジと蜂蜜のソースに、プラムとシナモンのジャム、
  ヤングコーン、カブ、紫大根のローストも添えて。
  むっちりとした鴨肉を切って、たっぷりと甘いソースやジャムに浸けて。
  こういう果実の甘みと鴨肉を合わせるのって欧米だなあと思いますねえ。
  この皿で、フォカッチャのソースを拭う役目も終了です。

・パッションフルーツのジェラート ココナッツのグラニテ添え
  ここで一気にクールダウン。さっぱりとしたパッションフルーツの酸味に
  ココナッツの控えめな甘みと風味が心地よく。

・Grappa Di Nebbiolo Da Barolo "Top" 1300円
  私のオーダーです。
  普段は追加オーダーはしないのですが、シェフ兼ソムリエの方が7月を最後に、
  スロベニアに修行に出向いてしまうんです。タイミング的に我々とはこの日が最後。
  なので何かその門出じゃないですけど追加オーダーをしました。
  イタリアのグラッパです。ブランデーの一種になります。
  桜の樽で10年間の熟成。桜の木でグラッパのアルコールをまろやかにし、
  グラッパ本来の風味を損なわないです柔らかいグラッパに仕上がっています。
  なんと24時間365日クラシックを聴かせているそうで (* ̄∇ ̄*)b
  ちなみにかみさんは匂いを嗅いだだけでアウト (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  
・黒蜜のジェラート 白玉添え
  黒蜜のジェラートの下には、抹茶カスタード、抹茶サブレ、ポン菓子を忍ばせて。
  まさに鎌倉らしい甘味処をイメージしたんだと思います (〃^▽^〃)
  こういうのがまさにIZAらしいなあと。

・ミニャルディーズ
  今回も木箱に入っての登場。これらの焼菓子ももちろん全部手作り。
  この日は、クルミっ子オマージュ、実山椒のフィナンシェ、ラベンダーのマシュマロ、
  サラミドショコラータ、ビスコッティ、カルダモンのラムネ。

・ホットコーヒー
  私のオーダーです。
  この日はブルンジの珈琲豆。
  シェフがペーパードリップで淹れてくれます (〃^▽^〃)
  前回もブルンジでしたが、今回は酸味をさらに上げて紫陽花シーズン仕様に。

・エルダーフラワーハーブティー 熊野水木蜂蜜添え
  かみさんのオーダーです。
  熊野水木蜂蜜はスプーンに添えられて。
  熊野水木蜂蜜は、4年に1度しか採れない貴重な蜂蜜なんですよ。

これで〆て52300円。一人当たり26150円。タッチレスのPayPayでお支払い。

今宵も初夏の恵みをたっぷりと堪能させて頂きました (〃^▽^〃)

今回もシェフからどの料理が印象に残ったのかを問われましたが、

・帆立のスコッタート
・ケバブの春巻き
・鮎のコンフィ

が候補に残りました。

特に帆立と鮎はもはやどっちも甲乙つけがたかったのですが、

・帆立のスコッタート

を選出することにしました。もはや優劣ではなくてイタリアンらしさの要素も加味して。

かみさんは結局は、

・赤海老とそら豆のマリネ

を選出していました。毎回赤海老やんけ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

日本人がポテンシャルを発揮できる場を自分が作って、世界に発信しよう。
それを実現させる舞台が「IZA」。

そんなコンセプトでオープンをしたと思うのですが、
とうとうその「IZA」を卒業して、スロベニアとイタリアでの修行に旅立つスタッフ。

「IZA」という舞台で経験したことは必ずや欧州でも生きてくることでしょう。
そして新たな経験を積んで、一回りも二回りも大きくなって帰国して欲しいです (〃^▽^〃)

つうことで次回は真夏の8月っすねえ (* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/6現在、3.83ポイント)

  • 2018 Brut Reserve, Gusbourne Estate

  • キャビアとカンパチタルタルのタルト

  • キャビアとカンパチタルタルのタルトアップ

  • 赤海老とそら豆のマリネ

  • Château Langlet Graves Blanc 2021

  • 人肌タコとグリーンピース

  • 人肌タコとグリーンピースアップ

  • 自家製フォカッチャ

  • Churton Marlborough Viognier 2019

  • ミル貝のワンスプーン

  • ミル貝のワンスプーンアップ

  • 帆立のスコッタート

  • 帆立のスコッタートアップ

  • Rosato 2021 SRC 2021

  • ケバブの春巻き

  • ケバブの春巻きアップ

  • ズッパディペッシェ

  • ズッパディペッシェリフトアップ

  • 鰹のカルパッチョ

  • 鰹のカルパッチョアップ

  • エイリアンズ 特別純米

  • ジンソーダ

  • 鮎のコンフィ

  • 鮎のコンフィアップ

  • Sauvignon Bortolusso 2022

  • ニョッキ

  • 豚ミンチのタリオリーニ

  • 豚ミンチのタリオリーニアップ

  • CasalFarneto Cimaio Marche Bianco 2015

  • Santenay 1er Cru Clos Rousseau 2018

  • 鴨胸肉のロースト

  • 鴨胸肉のローストアップ

  • パッションフルーツのジェラート ココナッツのグラニテ添え

  • Grappa Di Nebbiolo Da Barolo "Top"

  • 黒蜜のジェラート 白玉添え

  • ミニャルディーズ

  • ブルンジの珈琲をハンドドリップ

  • ブルンジの珈琲

  • エルダーフラワーハーブティー 熊野水木蜂蜜添え

2023/06/13 更新

9回目

2023/04 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

和の素材も重視するIZAらしい料理が今宵も連発

2023年4月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りから少し脇道に入ったビルの2F。

完全予約制でコースは1種類のみですので、

・menu IZA (13品~14品) 16500円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

エレベーターに乗って2Fに上がり、手指消毒をしてからドアを開けて店内へ。

店内は入って正面に4名掛けテーブル1卓。右手前方に厨房に沿ってカウンター6席。
カウンターのどちらでもどうぞとのことでしたので中央に座ることにしました。

お店は、オーナーシェフと、男性スタッフ2名、女性スタッフ2名の計5名で切り盛り。
いつもよりも大所帯でそれも女性が2名も加わっていましたのでびっくり (*゚Д゚*)
ランチも始めたことで一層人気が高まってきたんでしょうねえ (〃^▽^〃)
公式インスタグラムでもバイトの募集をしていますし。

BGMは、いつもの洋楽ポップス系。

コース代金にはミネラルウォーターまたはスパークリングウォーターが
含まれていますのでどちらかをチョイス出来ますが、我々は毎回スパークリングウォーター。
もはやどちらにするかは聞かれません (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

ドリンクメニューを念のためチェックして、

私は、

・エキストラアルコールペアリング 7杯 12000円   
  スパークリング120mlとワインを中心としたお酒70mlを6杯

かみさんはいつもの、

・アルコールハーフペアリング 7杯 6000円   
  スパークリング120mlとワインを中心としたお酒30mlを6杯

をオーダーすることにしました。白ワインメインのチョイスでお願いして。

今宵のmenu IZAは以下の内容になります。

・スパークリングワイン
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  2018 Brut Reserve, Gusbourne Estateです。
  今回もイギリスのスパークリングワイン。
  ぶどうは、シャルドネ、ピノノワール、ピノムニエ。
  深みのあるリッチなゴールドの色調。
  飲んでみると林檎のような酸とビターな味わい。キリっと辛口で旨いわ。
  全くもってシャンパンに引けを取らないクオリティ。素晴らしいです。

・スパークリングウォーター
  チェイサー代わりにグビグビとアルコールと交互に飲み進めていきます。

・キャビアとスモークリコッタチーズのタルト
  定番の自然木を生かしたプレートに乗ってのサーブ。
  サクサクのタルト生地のカップの中に、スモークリコッタチーズ、ビーツパウダー、
  キャビア、ボリジを乗せています。
  ボリジとは生牡蠣のようなフレーバーを放つ面白いハーブで、
  確かに口に含んだ瞬間にそのニュアンスを感じました。
  そこにスモークリコッタチーズの燻製香と塩気とコク、キャビアの塩気と旨み。
  何気にビーツパウダーも主張していますね。

・赤海老とグリーンピースのマリネ
  食べやすくカットしたレアな赤海老に、エシャロットと鶏の出汁でピューレ状にした
  スペイン産グリーンピースのピューレを和え、イースト使わないタラッリ、ストラッチャテッラ、
  ナスタチウムを合わせたものです。これを混ぜて食べると至福 (〃^▽^〃)
  赤海老を使うのは定番なのですが、毎回異なる表情を見せてくれて全然飽きないです。
  赤海老好きのかみさんは既に恍惚の表情。

・Filippi Castelcerino 2021
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・ベネトの白ワイン。
  ぶどうは、ガルガーネガ。
  これは心地良い酸味が印象的で美味しいです。

・人肌タコとカブ
  生とボイルの中間のような火入れをした人肌タコをベースに、
  焼いたカブ、ヘーゼルナッツ、ニンニクパウダー、アンチョビオイル、
  オカヒジキ、八丁味噌のチュイルを合わせたものです。
  相変わらず人肌タコのクニュクニュ食感は心地良くて美味しいですし、
  焼いたカブって香ばしくて旨いんだよなあ。大地の力を感じるというか。
  そして八丁味噌のチュイルが素晴らしいアクセントに (* ̄∇ ̄*)b
  味噌の渋みと塩気と旨みが、この皿の方向性を決定付けていましたね。
  これは和の素材も重視するIZAらしい料理だなと感じました。美味しい (〃^▽^〃)

・ヤリイカのソテー イカ墨のチュイル添え
  見事な火入れのヤリイカのソテーに、スナップエンドウ、タプナードを添え、
  イカ墨のチュイルで飾り付け。このチュイルも何気にかじると旨いんです。
  これも美味しかったなあ。火入れの加減が私好みなんです (〃^▽^〃)

・牛ハラミ肉のワンスプーン
  今回は盛り付け方法が変わっていましたね。コルク材のスプーンホルダーでのサーブ。
  スプーンの上に、スライスアーモンド、牛ハラミ肉、ラルド、赤玉ねぎビネガー、
  クリームチーズ、オレンジマーマレード、マジョラムなどを乗せたものです。
  咀嚼回数25回以上縛りで、シェフからの合図とともに一斉にスプーンを口に入れ咀嚼開始。
  それに合わせてシェフの実況中継が始まります。
  的確に口内の状況を説明してくれるのですが、いつも見事にその通りになって、
  毎回それが面白くて (〃^▽^〃)
  最後にはマジョラムの清涼感が口内を支配して終了です。

・2020 Les Cassagnes de la Nerthe Blanc, Château La Nerthe
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  フランス・ローヌの白ワイン。
  ぶどうは、ルーサンヌ40%、グルナッシュブラン40%、マルサンヌ10%、ヴィオニエ10%。
  花のようなフレーバー。飲むと乳酸発酵したようなヨーグルトのニュアンス。
  この後のホワイトアスパラガスがサワークリームを使ったソースですので、
  それに合わせた白ワインになります。

・パン
  自家製フォカッチャです。
  小さな切り株に乗ってのサーブ。
  熱々の焼き立て。本当に熱いので気を付けて。
  まずは熱々の状態で一口。
  その後は貴重なソースを拭うために大事に最後まで活用します。
  お代わりは出来ると思いますが、全体を通してコースのボリュームがあるので、
  初めて来られた方は残りの料理数も見ながら食べ過ぎないようにした方がいいです。
  その日の料理数に関しては卓上に簡単な料理、素材名が書かれたプレートがありますので、
  そちらを見れば分かります。ドルチェ以外はそこに書かれていますので目安にして。

・ホワイトアスパラガスのソテー サワークリームソース
  見るからに旨そうな一皿。
  クタクタになるまで焼き上げた発酵ホワイトアスパラガスを乗せ、
  鱒の卵も入れたサワークリームソース、ケールパウダー、菊芋のフリット、
  ハーブサラダなどで仕上げた一皿です。
  食べてみると見た目の期待よりもさらに超えてくる美味しさ (〃^▽^〃)
  クタクタのホワイトアスパラガスがこのソースをまとって極上の味わいに昇華。
  そして土というか大地の香りのする菊芋のフリットもいい役割に。
  サワークリームソースに鱒の卵を入れることで旨みの相乗効果がありますしね (* ̄∇ ̄*)b
  これは私の想像を超えて来ましたので非常に印象に残りましたよ。
  今回はサワークリームを使うことで北欧ちっくな料理にしたそうです。
  バターを使うとフレンチっぽくなりますしね。

・理系兄弟 純米吟醸
  私のワインペアリング4杯目です。
  福島県白河市に蔵を構える、有賀醸造の造る純米吟醸。
  「理系兄弟」は、「日本一理系な兄弟蔵元が造る究極の食中酒」というテーマのもと、
  母の後を継いだ薬剤師の兄と、遺伝子レベルで免疫を研究していた杜氏の弟という、
  日本一理系な兄弟蔵元が、綿密な酒質設計をもとに造った究極の食中酒です。
  飲んでみると冗談っぽいエチケットとは裏腹に、シンプルに美味しい純米吟醸。
  これは癖が無くて確かに食中酒としてはいいですね。
  かみさんもこれは美味しいとの評。

・Etna Bianco 2021 SRC
  かみさんのワインペアリング4杯目です。
  イタリア・シチリアの白ワイン。
  ぶどうは、カッリカンテ80%、グレカニコ、ミネッラ、カタラット。
  飲んでみると酸味が凄いです。でも嫌じゃなくて美味しいんです。

・ニシンのマリネ
  マリネしたニシンのスライスに、のらぼう菜、マイクロ青じそ、
  アップルビネガー、ウドの皮パウダーを合わせた一皿。
  のらぼう菜は日本料理では出てきますが、さすがはIZA。イタリアンでも出してきますね。

・2011 De Martino Syrah Single Vineyard Alto Los Toros
  私のワインペアリング5杯目です。
  チリの赤ワイン。
  ぶどうは、シラー。
  シラーらしい酸味とスパイシーな味わい。ミディアムボディくらいですね。

・Valdespino Pedero Ximenez El Candado
  かみさんのワインペアリング5杯目です。
  スペインのシェリー酒。
  ぶどうは、ペドロヒメネス。
  飲んでみるとデザートワインのような甘み。
  一般的なシェリーだとかみさんは好まないと考え、このタイプを持ってきました。
  その作戦は成功でかみさんは喜んでいましたね (* ̄∇ ̄*)b

・ズッパディペッシェ
  漁師のごった煮料理がズッパディペッシェ。
  スープは今までの皿で出された魚介類と野菜の出汁をベースに煮詰めたもの。
  この日はイカ墨も入ったので黒っぽい色味になったとのこと。
  IZAのスペシャリテになる料理ですが、2021年11月から継ぎ足したものです。
  サラサラとしたスープなのですが、旨味は凝縮。決して濃くは無くて。
  もちろん一滴も残したくないのでパンで綺麗に拭って成仏。

・アニョロッティダルプリン
  牛、豚、鶏、鹿肉を入れたラビオリに、レーズンを忍ばせ、
  ペコリーノロマーノ、シナモンで仕上げた一皿。
  いろんな獣肉の味わいがいっぺんに楽しめます。
  総合するとジビエっぽい味わいになるんですよねえ。

・Crealto Anime Bianco
  かみさんのワインペアリング6杯目です。
  イタリア・ピエモンテのオレンジワイン。
  ぶどうは、バラトゥチャット。
  これも心地良い酸味があって美味しいです。
  基本的に白ワインやオレンジワインは酸味があるのが好みなので。

・2019 Longarico Terre Siciliane Nostrale
  私のワインペアリング6杯目です。
  イタリア・シチリアのオレンジワイン。
  ぶどうは、カタラット。
  独特のフレーバーを持っていますが、飲むと渋みのあるオレンジワインの美味しさ。

・カラスミのパスタ
  モチモチ食感の太めの生パスタに、サルディーニャ産のカラスミ、
  セロリのスプラウト、唐辛子を合わせたロングパスタ。

・2019 Longarico Terre Siciliane Nostrale
  かみさんのワインペアリング7杯目です。ペアリングラスト。
  先ほど私が飲んだオレンジワインと同じものになります。

・2018 Bandol Rouge, Domaine Terrebrune
  私のワインペアリング7杯目です。ペアリングラスト。
  フランス・プロヴァンスの赤ワイン。
  ぶどうは、ムールヴェードル主体。
  タンニンが効いていて、しっかりとしたフルボディの味わい。

・羊肉のロースト
  ラムチョップの部位です。レアに焼き上げていますね。
  下には、デュラム小麦100%の挽き割り小麦「ブルグル」を敷き、
  オレンジソース、香草オイル、粒胡椒、燻製塩をあしらっています。
  羊肉はラムチョップの部位ですが、ミルキーな味わい。
  ずっと羊肉は大好きだったのですが、1998年頃にかみさんの友達がお土産に買ってきた
  ジンギスカンのレトルトを家で焼いて食べたところ、部屋中ピス臭に包み込まれ・・・
  その時はそれでも我慢しながら食べたのですが、徐々にその記憶がトラウマになり(涙д涙)
  そして2000年頃には羊肉が苦手な二人になってしまっていたんです。
  羊肉が苦手となると、かなりの国の料理が食べられないことになり、
  食いしん坊の私としては死活問題。なので以降もそれなりには克服のために食べており、
  2020年3月に某焼肉店で食べたときに、昔と同じような気持ちで美味しく食べられて、
  晴れてトラウマを克服した次第です (* ̄∇ ̄*)b
  かみさんはそれほど努力もしていませんので現在進行中ですが、
  このままではイカンという気持ちはあるようです。

・鳩のもも肉のコンフィとむね肉のサルミソース
  羊の次は鳩です。ダブルメインのような構成ですなあ。
  バナナのソテー 五香粉仕立ても添えられて。
  もも肉のコンフィは柔らかく煮こまれていますので骨離れも良く。
  むね肉に合わせるサルミソースは、柑橘系、山椒、ビネガーなども加えることで、
  フレンチの王道のサルミソースよりもさっぱりと頂ける仕上がりになっています。
  和の素材も使っており、これもIZAらしい料理と言えるでしょう (* ̄∇ ̄*)b

・ローズマリーのグラニテ
  口直しです。
  パインコンポートも加えたローズマリーのグラニテ。
  ローズマリーの清涼感にパインの酸味。これぞまさに口直し (* ̄∇ ̄*)b

・ジャスミンのわらび餅 ココナッツアイス添え
  ジャスミンを使ったわらび餅に、アップルマンゴー、アールグレイクッキーを
  砕いたものに、ココナッツアイスを乗せたものです。
  私はわらび餅が大好きなのですが、生まれて初めてのジャスミンのわらび餅。
  本当にジャスミンの風味がして美味しいわらび餅でした (〃^▽^〃)
  わらび餅業界もこういうフレーバーを試せばいいのに。
  和三盆、きなこ、黒蜜だけに留まらず。

・ミニャルディーズ
  今回は木箱に入っての登場。いろいろと変えていますね。
  これらも全部手作り。
  この日は、白味噌のフィナンシェラズベリーパウダー、伝統の硬質クッキー、
  ラベンダーのマシュマロ、クルミっ子オマージュ、ビスコッティ、カルダモンのラムネ。

・ホットコーヒー
  私のオーダーです。
  この日はブルンジの珈琲豆。
  シェフがペーパードリップで淹れてくれます (〃^▽^〃)
  酸味とまったりとしたコクが特長。
  2ヵ月に一回、コースに合わせて豆を変えているので嫌いじゃなければコーヒーがオススメ。

・エルダーフラワーハーブティー 熊野水木蜂蜜添え
  かみさんのオーダーです。
  熊野水木蜂蜜はスプーンに添えられて。
  熊野水木蜂蜜は、4年に1度しか採れない貴重な蜂蜜なんですよ。

・アニバーサリーデザート
  予約時には滅多にお祝い事は記載しないのですが、
  この日は結婚23周年当日だったので、さすがに予約時のコメント欄に書き込んでおきました。
  これが1日でもずれていたらスルーしていたのですが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  しかしながらもはやそのことを忘れていて、突如こちらがサーブされて思い出した次第。
  ホワイトチョコレートを使って塔のように作り上げ、その中にはろうそくの火。
  イタリア語でお祝いのメッセージが書かれています (〃^▽^〃)
  私は味見程度に食べて、あとはかみさんに任せました。

これで〆て51000円。一人当たり25500円。タッチレスのPayPayでお支払い。

今宵も旨かったなあ。特に前半は印象に残る一皿の候補だらけで (〃^▽^〃)

今回もシェフからどの料理が印象に残ったのかを問われましたが、

・赤海老とグリーンピースのマリネ
・人肌タコとカブ
・ヤリイカのソテー イカ墨のチュイル添え
・ホワイトアスパラガスのソテー サワークリームソース

が候補に残りました。

悩みましたが、食べた瞬間に残りの3候補にわずかながら勝ったと感じた、

・ホワイトアスパラガスのソテー サワークリームソース

を選出しました。

かみさんはそれほど悩まずに、

・赤海老とグリーンピースのマリネ

を選出していました。今回も大好物の赤海老を選びましたが予想通り (* ̄∇ ̄*)b

冒頭で女性が2名も加わって一気に大所帯になったIZAですが、それには理由があるんです。
IZAを支えてきたシェフの一人がスロベニアとイタリアへの修行に旅立つことになったんです。
なるほど。とうとうそういう時期が来たんだなあと (〃^▽^〃)

スロベニアでの行先は決まっているのですが、イタリアはまだ何も決まっていないそうです。
そのために英語とイタリア語も勉強してきたんですから頑張って欲しいですね。
2023年7月に旅立つとのことしたので、次回のIZA詣でのときはまだ在席中 (* ̄∇ ̄*)b

いつも不思議に思うのが、イタリアンやフレンチのシェフって大抵の場合、
それらの国に修行に行かれるのですが、皆さん言葉はどうしているんだろうと思い、
IZAのシェフに聞いてみると、最初はやはり何も分からないので語学学校に入るのですが、
とにかく言葉が出来ないと仕事にならないので死活問題で、必死に覚えるんだそうです。

人間、必死になればもの覚えもいいようで (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

そして前回から文字数を減らそうと思っているのに、今回も7093文字 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

ご馳走様です!(2023/4現在、3.79ポイント)

  • 2018 Brut Reserve, Gusbourne Estate

  • キャビアとスモークリコッタチーズのタルト

  • キャビアとスモークリコッタチーズのタルトアップ

  • キャビアとスモークリコッタチーズのタルト

  • キャビアとスモークリコッタチーズのタルトアップ

  • Filippi Castelcerino 2021

  • 人肌タコとカブ

  • 人肌タコとカブアップ

  • ヤリイカのソテー イカ墨のチュイル添え

  • ヤリイカのソテー イカ墨のチュイル添えアップ

  • 牛ハラミ肉のワンスプーン

  • 牛ハラミ肉のワンスプーンアップ

  • 2020 Les Cassagnes de la Nerthe Blanc, Château La Nerthe

  • 自家製フォカッチャ

  • ホワイトアスパラガスのソテー サワークリームソース

  • ホワイトアスパラガスのソテー サワークリームソースアップ

  • 理系兄弟 純米吟醸

  • Etna Bianco 2021 SRC

  • ニシンのマリネ

  • ニシンのマリネアップ

  • 2011 De Martino Syrah Single Vineyard Alto Los Toros

  • Valdespino Pedero Ximenez El Candado

  • ズッパディペッシェ

  • アニョロッティダルプリン

  • アニョロッティダルプリンアップ

  • アニョロッティダルプリンリフトアップ

  • Crealto Anime Bianco

  • 2019 Longarico Terre Siciliane Nostrale

  • カラスミのパスタ

  • カラスミのパスタアップ

  • 2019 Longarico Terre Siciliane Nostrale

  • 羊肉のロースト

  • 羊肉のローストアップ

  • 鳩のもも肉のコンフィとむね肉のサルミソース

  • 鳩のもも肉のコンフィ

  • 鳩むね肉のサルミソース

  • ローズマリーのグラニテ

  • ジャスミンのわらび餅 ココナッツアイス添え

  • ジャスミンのわらび餅 ココナッツアイス添えアップ

  • ミニャルディーズ

  • シェフがペーパードリップで淹れてくれます (〃^▽^〃)

  • ブルンジの珈琲

  • エルダーフラワーハーブティー 熊野水木蜂蜜添え

  • アニバーサリーデザート

2023/04/25 更新

8回目

2023/02 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

それ単独で美味しすぎるフルーツではなく、料理と合わせることで双方が輝くフルーツ

2023年2月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りから少し脇道に入ったビルの2F。

完全予約制でコースは1種類のみですので、

・menu IZA (13品~14品) 16500円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

エレベーターに乗って2Fに上がり、手指消毒をしてからドアを開けて店内へ。

店内は入って正面に4名掛けテーブル1卓。右手前方に厨房に沿ってカウンター6席。
そのカウンターの中央に案内されます。

お店は、オーナーシェフと、男性スタッフ2名の計3名で切り盛り。
スタッフの方は全員シェフ志望でお一人はソムリエ資格も持たれています。
いつもの顔ぶれですのでリラックス出来ます (〃^▽^〃)

BGMは、洋楽ポップス系。

コース代金にはミネラルウォーターまたはスパークリングウォーターが
含まれていますのでどちらかをチョイス出来ますが、我々は毎回スパークリングウォーター。

ドリンクメニューを眺めてみると前回よりもバージョンアップされたメニューが追加。

ということで私はそのバージョンアップとなる、

・エキストラアルコールペアリング 7杯 12000円   
  スパークリング120mlとワインを中心としたお酒70mlを6杯

かみさんはいつもの、

・アルコールハーフペアリング 7杯 6000円   
  スパークリング120mlとワインを中心としたお酒30mlを6杯

をオーダーすることにしました。白ワインメインのチョイスでお願いして。

今宵のmenu IZAは以下の内容になります。

・スパークリングワイン
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  2018 Brut Reserve, Gusbourne Estateです。
  今回は珍しくシャンパンでは無くてスパークリングワイン。
  それもイギリスのものになるんです。イギリスってお初だよなあ。
  ぶどうは、シャルドネ、ピノノワール、ピノムニエ。
  深みのあるリッチなゴールドの色調。
  飲んでみると柑橘系のようなビターな味わい。キリっと辛口で旨いわ。
  全くもってシャンパンに引けを取らないクオリティ。素晴らしいです。

・ミル貝とそら豆のタルト
  定番の自然木を生かしたプレートに乗ってのサーブ。
  サクサクのタルト生地のカップの中に、ミル貝とそら豆、ブリーチーズ。
  このブリーチーズの深い旨味がタルト全体を昇華させてくれます。

・赤海老と苺のマリネ
  エシャロットビネガーでマリネした赤海老を敷き詰め、フレッシュな苺、
  ストラッチャテッラチーズを乗せ、発酵苺のゼリーシートを被せ、
  ラズベリーソース、バジルオイルを配した一皿。
  これぞIZAの真骨頂であるフルーツの合わせ技ですが、今回も凄いわ。
  20年前の私であれば苺を使った料理なんかあり得なかったのに、
  上手く苺の酸味を生かしており、さらには発酵苺のゼリーシートが旨味まで与えてくれて。
  同じ赤海老料理でも毎回異なる表情を見せてくれます。
  かみさんも唸りっぱなしでした。
  いきなり印象に残った一皿の候補が出ちゃいましたわ(^^;

・パン
  自家製フォカッチャです。
  小さな切り株に乗ってのサーブ。熱々の焼き立て。
  まずは熱々の状態で一口。
  その後は貴重なソースを拭うために大事に最後まで活用します。
  お代わりは出来ると思いますが、全体を通してコースのボリュームがあるので、
  初めて来られた方は残りの料理数も見ながら食べ過ぎないようにした方がいいです。
  コースの説明には13品~14品と書かれていますが実際には17品ほどサーブされますので。
  シェフ曰く、多い分には怒られないかなと思ってとのこと (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・ELFENHOF Zauberhafte Gelber Muskateller 2021
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  オーストリアの白ワイン。
  ぶどうは、ゲルバー・ムスカテラー。いわゆるマスカット。
  色味は透明に近いです。フルーティーなフレーバーで。
  しかしながらちゃんと酸味もあり、しっかりと辛口で美味しいんです。

・赤イカとバナナのラベンダーオイルカルパッチョ
  赤イカの下にはフィリピンバナナとクリームを忍ばせ、上にはキャビアとナスタチウム。
  仕上げにラベンダーオイルをかけているのですが、これがもうラベンダーそのもの。
  かみさんはラベンダーの香りが大好きなので小躍りして喜んでいました (〃^▽^〃)
  バナナの控えめな甘さがこれまた逆に美味しくて。

・Alexandro Sherry Palo Cortado
  私のワインペアリング3杯目。
  スペインのシェリー。酸化熟成型のオロロソスタイル。
  ぶどうは、パロミノ100%。
  ナッツや樽の香りが印象的でコクを感じます。度数はしっかり。
  全体的にはやや穏やかめの紹興酒に近い味わい。

・Vino Bianco Macerato "Argo" N.V. V.d.t. 2020
  かみさんのワインペアリング3杯目。
  イタリア・ピエモンテのオレンジワイン。
  ぶどうは、ティモラッソ100%。
  パッションフルーツやライチなどの香りが力強く感じられます。
  まさにオレンジワインらしい酸味とビターな味わい。

・ポルチーニ茸と半熟卵 イベリコサラミソース
  やや固めに仕上げた半熟卵を中央に配し、大きめにカットしたポルチーニ茸を
  その周りに添え、ペコリーノチーズとハーブを散らして仕上げた一皿。
  半熟卵をスプーンでぐじゃっと混ぜて頂きました。
  朝食のエッグベネディクトみたいなものをイメージしたそうです。
  ポルチーニ茸の芳醇な香りがたまらん (〃^▽^〃)

・人肌タコとビーツ
  生とボイルの中間のような火入れをした人肌タコをベースに、
  シャキシャキビーツ、ローストアーモンドを忍ばせ、
  アリオリのようなまったりとしたピューレを合わせ、
  セルフィーユを飾ったものになります。
  何度食べても人肌タコのクニュクニュ食感は心地良くて美味しくて (〃^▽^〃)

・秋田牛もも肉のワンスプーン
  相変わらず豪華な盛り付け。
  スプーンの上に、秋田牛もも肉、レモンシャーベット、ローストヘーゼルナッツ、
  生ハム、茗荷ピクルス、粒マスタード、マジョラムなどを盛り付けたもの。
  この日はスーシェフによる実況中継で、咀嚼回数は20回以上でお願いされました。
  スーシェフからの合図とともに一斉にスプーンを口に入れ咀嚼開始。
  それに合わせてスーシェフの実況中継が始まります。
  スーシェフによる実況中継は私は初めてなのですが、シェフと同様に
  的確に口内の状況を説明してくれるのでおかしくなってきます (〃^▽^〃)
  今回は両サイドが初めてのお客さんでしたので愉しんでいましたね。

・2020 Blauer Zweigelt Kellermeister privat
  私のワインペアリング4杯目。
  オーストリアの赤ワイン。
  ぶどうは、ブルーツヴァイゲルト100%。
  酸味とフルーティーな果実味が印象的です。
  ミディアムボディくらいの重たさで美味しいです。

・ヒューガルデン・ロゼ 250ml
  かみさんのワインペアリング4杯目。
  ご存じベルギービールです。
  ヒューガルデン・ホワイトに、ラズベリー、ストロベリー、エルダーベリー、
  りんご、コリアンダーシード、オレンジピールを加えたフルーツビール。
  オレンジの色味で、甘みと酸味のバランスが良く、軽くて爽やかな味わい。
  アルコール度数も3%ですのでかみさんでも余裕で飲める度数。
  これはかみさんもかなり気に入っていましたね (〃^▽^〃)

・ソフィチーニ
  南イタリアの揚げパンです。IZAで頂くのは2回目。
  今回は、蝦夷鹿、ポルチーニ茸、黒トリュフ、チーズを入れていました。
  ジビエとポルチーニ茸、黒トリュフの協演。
  それをまとめあげるのがチーズ。
  揚げパンで具材を蒸し焼き状態に包み込んでいるので、それぞれの香りが凄いわ。

・八丈島レモンリキュール EIGHT ソーダ割り
  かみさんのワインペアリング5杯目。
  希少な八丈島レモンを皮ごと丸ごとたっぷり贅沢に使った、
  「甘くない自然な味わい」を楽しめるレモンリキュール。
  アルコールは八丈島本格麦焼酎「情け嶋」原酒を無加水でブレンド。
  果肉のつぶつぶ感が凄くてビターな味わいの極致か。これも旨いわ。

・モダン仙禽 無垢
  私のワインペアリング5杯目。
  栃木県さくら市に蔵を構える、せんきんの造る無ろ過原酒。
  第一印象は甘みを感じます。その後フルーティーな酸味の後味。
  これはかみさんも好みなのではと思ったらビンゴで美味しいとの評。
  モダン仙禽はイタリアンに合うとの評判を聞いたことがありますが本当にそうですね。

・ズッパディペッシェ
  漁師のごった煮料理がズッパディペッシェ。
  スープは今までの皿で出された魚介類と野菜の出汁をベースに煮詰めたもの。
  この日は貝類の出汁が多めとのことでした。
  IZAのスペシャリテになる料理ですが、2021年11月から継ぎ足したものです。
  今回はシンプルに青ねぎを散らしただけのもの。
  サラサラとしたスープなのですが、無茶苦茶濃厚ですよ。皆さん唸ってますもん。
  もちろん一滴も残したくないのでパンで綺麗に拭って成仏。

・鮟肝ソテー 縮みほうれん草添え
  白い皿にソースと縮みほうれん草のソテーを敷いて、その上に鮟肝ソテーを鎮座。
  サイドにはペコロスと金柑のスライスを添えて。
  鮟肝ソテーは外側はカリッと焼かれていて、中はトロトロの状態。
  これが濃厚でなんという美味しさというか・・・たまらんわ(^^;
  上に乗せたディルのおかげで清涼感も加わり、それが鮟肝の味をさらに昇華。
  もっと言えば、サイドのペコロスと金柑。これも一緒に食べると
  甘みとビター感も加わって味変アイテムになるんです。

・蟹のほぐし身 コンソメジュレ仕立て
  蟹のほぐし身、根セロリのピューレ、生姜のピクルス、クルトンあたりを混ぜて、
  上からコンソメジュレ、ハーブを乗せて仕上げた冷製カクテル。
  甲殻類大好き人間ですし、根セロリ系も大好物。
  それらを濃厚な出汁のコンソメジュレが纏め上げてくれて秀逸なカクテルに。

・Ilaria Addi ABiSSi
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。
  イタリア・サルデーニャの白ワイン。
  ぶどうは、サルデーニャの在来種。
  色味は濁りのあるレモンイエロー。
  飲んでみると心地良い酸味と、グレープフルーツのようなビター感。
  これは美味しい。かみさんもお気に入りの模様。

・オレキエッテ 菜の花ソース
  菜の花が美味しい季節になって来ました。
  それをソースにして耳たぶ型のショートパスタであるオレキエッテに和えたもの。
  菜の花の春の香りとモチモチ食感が心地良く。

・タリオリーニ エスニック風
  平打ちパスタのタリオリーニに、しらす、パンチェッタ、柚子皮、
  イタリア魚醤、パクチーで仕上げた一皿。
  サルディーニャで食べられているレシピと言っていたかな?
  タリオリーニのシコシコ食感に、魚醤などの旨味がまとわりつきます。
  パクチーが添えられているのでアジアンなテイストに。

・Giocondo Caffè Cabaret Amaro
  かみさんのワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  イタリア・カラブリアのリキュール。
  いわゆるコーヒーリキュールで、ミルクも添えられました。
  そのまま飲むと甘さと苦味が味わえ、ミルクも入れるとカルーア・ミルクに味変。
  カルーア・ミルクはかみさんの好きなカクテルの一つですので喜んでいました。
  この後のメイン2皿が珈琲豆とチョコレートを加えたソースなので、
  このリキュールを合わせたんだと思います。相性いいもんね (* ̄∇ ̄*)b

・Tresbingias 2019 Isola dei Nuraghi IGT
  私のワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  イタリア・サルデーニャの赤ワイン。
  ぶどうは、カンノナウ、シラー。
  色味は深いルビー色、いかにもフルボディの様相。
  飲んでみるとしっかりとした果実味。見た目通りの完璧フルボディ。
  タンニンと酸味も好みの加減で効いていてこれは旨い。
  逆に言うとかみさんは完全アウトの赤ワイン (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  かみさんはこの手のフルボディの赤は苦手なんですよ (* ̄∇ ̄*)b
  タンニンを抑えたミディアムボディ程度ならOKなのですが。
  なので白ワインメインのペアリングでお願いしてるんですよね。
  でも赤も挑戦してみたいというワガママも。

・房総 仔猪ロース マデラソース珈琲風味
  仔猪ロースに合わせるのは、挽きたての珈琲豆パウダーも加えたマデラソース。
  紫キャベツのマリネとハワイの塩も添えられます。
  仔猪ロースは赤身と脂身がくっきりと2層に分かれていて、しっかりとした歯応え。
  仔猪だからって舐めんなよみたいな。
  しかしながらミルキーな肉質でもありますので、マデラソースの珈琲風味と合うんだわ。

・牛タン 赤ワインとチョコレート煮込み
  牛タンは赤ワインとチョコレート、シナモンと煮込んでドライフルーツを添えて。
  上には薬味的なものがどっさりと。
  これまた珈琲味とは異なり、チョコレートも肉には合うよねえ (〃^▽^〃)
  牛タンはシチューのようにトロトロには煮込まず、ナイフでしっかりと切れるほどの
  食感を残した仕上がり具合でした。逆に牛タンらしい歯応えで好きです。

・ジャスミンのグラニテ
  口直しです。
  オレンジビネガーも加えたジャスミンのグラニテ。
  無茶苦茶清涼感とさっぱり感があります。これぞまさに口直し (* ̄∇ ̄*)b

・ギネスのジェラート
  ギネスビールに卵などを加えたジェラート。
  下にはチョコレート、クランブル。上にはチュイルを添えて。
  
・ミニャルディーズ
  これらも全部手作り。
  この日は、サラミドショコラータ、クルミっ子オマージュ、白味噌のフィナンシェ、
  ラベンダーのマシュマロ、ブルッティ マ ブォーニ、カルダモンのラムネ。
  この順番で食べていくとそれぞれの個性を引き出して美味しく頂けます (* ̄∇ ̄*)b
  この日は白味噌のフィナンシェが新作でしたね。IZAは和の素材を大事にしていますので。

・ホットコーヒー
  私のオーダーです。
  この日はインドネシアの珈琲豆。
  今回はスーシェフがペーパードリップで淹れてくれます (〃^▽^〃)
  豆は粗挽きで早めに落とすようにして。
  2ヵ月に一回、コースに合わせて豆を変えているのでお嫌いじゃなければコーヒーがオススメ。
  程良い苦味に後口の酸味も心地良く。

・ハーブティー 熊野水木蜂蜜添え
  かみさんのオーダーです。
  熊野水木蜂蜜はスプーンに添えられて。
  熊野水木蜂蜜は、4年に1度しか採れない貴重な蜂蜜なんですよ。

これで〆て51000円。一人当たり25500円。タッチレスのPayPayでお支払い。

この日は超ペイペイジャンボの期間中でしたが、
私は3回抽選のチャンスがあるにも関わらず全て外れ (u_u*)
当たる確率が1/4ですので3回抽選出来るということは、3/4という高確率。
それが外れたと (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

今宵もコース全体の構成を鑑みても楽しくて美味しくて (〃^▽^〃)

今回もシェフからどの料理が印象に残ったのかを問われましたが、私は、

・鮟肝ソテー 縮みほうれん草添え

を選出。

仔猪ロースとも迷ったんですけどねえ(^^;

私は前回も、

・大間産アンコウのソテー アラの赤ワインソース仕立て

を選出していますので、2回連続で鮟鱇絡み。どうやら好きなようで (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

かみさんは悩んだ末に、

・赤海老と苺のマリネ

を選出していました。元々赤海老は大好物なので殿堂入りにしていたのですが、
今回はそれでも選びたくなるほど感動したそうです。私も感動しましたもん。

今回もIZAお得意のフルーツを活用した皿、魚介類を活用した皿、
和の素材も活用した皿、パスタ、メイン、ドルチェなどを堪能。

同じ素材でも使うフルーツやソースを変えることで全く異なる表情を見せてくれて。

日本料理に通うようになってから果物を料理に使うことに抵抗感が無くなってきたのですが、
イタリアン、フレンチでは普通に使いますので、そちらの経験値も上げることで、
さらにフルーツに対する抵抗感が無くなりました。

しかしながらIZAほどフルーツを使う料理のポテンシャルを感じたお店はありません。
それ単独で美味しすぎるフルーツではなく、料理と合わせることで双方が輝くフルーツ。
そんな組み合わせを考えてくれているのかも知れませんね。

2023年のIZA詣でのスタート。次回は春真っ只中ですなあ (* ̄∇ ̄*)b

ところで全然関係ない話ですが、ちょっとここ数年私のレビューの文字数が多過ぎるなあと・・・
かみさんからも
「そんな文字だらけのレビューを誰が読むの?だから食べログは参考にされないんだよ!」
とディスられる始末 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

以前は、自分自身に対する勉強の意味や、2年後の自分が読んでも
思い出せるようにとの思いから詳細に書くように努めていたのですが、
それでもここまで文字数が多くなると確かに誰が読むの?レベルですわ・・・

と、思いながら書いても7180文字だし (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

ご馳走様です!(2023/2現在、3.75ポイント)

  • 2018 Brut Reserve, Gusbourne Estate

  • ミル貝とそら豆のタルト

  • ミル貝とそら豆のタルトアップ

  • 赤海老と苺のマリネ

  • 赤海老と苺のマリネアップ

  • 自家製フォカッチャ

  • ELFENHOF Zauberhafte Gelber Muskateller 2021

  • 赤イカとバナナのラベンダーオイルカルパッチョ

  • 赤イカとバナナのラベンダーオイルカルパッチョアップ

  • Alexandro Sherry Palo Cortado

  • Vino Bianco Macerato "Argo" N.V. V.d.t. 2020

  • ポルチーニ茸と半熟卵 イベリコサラミソース

  • ポルチーニ茸と半熟卵 イベリコサラミソースアップ

  • 人肌タコとビーツ

  • 人肌タコとビーツアップ

  • 秋田牛もも肉のワンスプーン

  • 秋田牛もも肉のワンスプーンアップ

  • 2020 Blauer Zweigelt Kellermeister privat

  • ヒューガルデン・ロゼ 250ml

  • ソフィチーニ

  • ソフィチーニアップ

  • 八丈島レモンリキュール EIGHT ソーダ割り

  • モダン仙禽 無垢

  • ズッパディペッシェ

  • 鮟肝ソテー 縮みほうれん草添え

  • 鮟肝ソテー 縮みほうれん草添えアップ

  • 蟹のほぐし身 コンソメジュレ仕立て

  • 蟹のほぐし身 コンソメジュレ仕立てアップ

  • Ilaria Addi ABiSSi

  • オレキエッテ 菜の花ソース

  • オレキエッテ 菜の花ソースアップ

  • タリオリーニ エスニック風

  • タリオリーニ エスニック風アップ

  • Giocondo Caffè Cabaret Amaro

  • Tresbingias 2019 Isola dei Nuraghi IGT

  • 房総 仔猪ロース マデラソース珈琲風味

  • 房総 仔猪ロース マデラソース珈琲風味アップ

  • 牛タン 赤ワインとチョコレート煮込み

  • 牛タン 赤ワインとチョコレート煮込みアップ

  • ジャスミンのグラニテ

  • ジャスミンのグラニテアップ

  • ギネスのジェラート

  • ギネスのジェラートアップ

  • ミニャルディーズ

  • スーシェフがペーパードリップで淹れてくれます (〃^▽^〃)

  • インドネシアの珈琲

  • ハーブティー 熊野水木蜂蜜添え

  • ドリンクメニュー

  • ドリンクメニュー

  • ドリンクメニュー

  • ドリンクメニュー

2023/02/28 更新

7回目

2022/12 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

旬の食材や和の素材に主眼を置いていますが、実はソースも秀逸 (* ̄∇ ̄*)b

2022年12月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りから少し脇道に入ったビルの2F。

完全予約制でコースは1種類のみですので、

・menu IZA (13品~14品) 16500円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

エレベーターに乗って2Fに上がり、手指消毒をしてからドアを開けて店内へ。

店内は入って正面に4名掛けテーブル1卓。右手前方に厨房に沿ってカウンター6席。
そのカウンターの中央に案内されます。

お店は、オーナーシェフと、男性スタッフ2名の計3名で切り盛り。
スタッフの方は全員シェフ志望でお一人はソムリエ資格も持たれています。
いつもの顔ぶれですのでリラックス出来ます (〃^▽^〃)

BGMは、洋楽ポップス系。

コース代金にはミネラルウォーターまたはスパークリングウォーターが
含まれていますのでどちらかをチョイス出来ます。
我々は毎回スパークリングウォーターを選びますのでそちらをお願いして。

今宵もドリンクは私が、

・アルコールペアリング 7杯 9000円   
  シャンパーニュ (100ml) + ワイン6杯 (50ml)

かみさんは、

・アルコールハーフペアリング 7杯 6000円   
  シャンパーニュ (100ml) + ワイン6杯 (30ml)

をオーダーすることにしました。白ワインメインのチョイスでお願いして。

今宵のmenu IZAは以下の内容になります。

・シャンパン
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  GOSSET GRANDE RESERVE BRUTです。
  ぶどうは、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ。
  リンゴ果汁のようなニュアンスがあり、爽快感とともに旨いです。
  甘みの調節として糖分を含んだリキュールを添加する
  ドザージュを行わないためキリっとドライな仕上がりになっています。

・スパークリングウォーター
  チェイサー代わりにグビグビとアルコールと交互に飲み進めていきます。

・サーモンと梨のタルト
  定番の自然木を生かしたプレートに乗ってのサーブ。
  サクサクのタルト生地のカップの中に、刻んだサーモンと梨、鱒の卵、
  エディブルフラワーをあしらい、カルダモンオイルを効かせたアミューズ。
  カルダモンの爽やかなフレーバーがサーモンと梨、鱒の卵を包み込みます。

・赤海老とゴールドキウイのマリネ
  フレッシュな赤海老を敷き詰め、ケフィア、ホエー、ビネガーでマリネし、
  厚めにスライスしたゴールドキウイをその上に乗せ、
  発酵キウイシロップのゼリーシートを被せ、マイクロ青紫蘇、ライムの皮で仕上げた一皿。
  IZAお得意のフルーツとの合わせ技が続きますが、これも旨いです (〃^▽^〃)
  12月頃はキウイの旬に入るそうで使った模様。
  かみさんはIZAの赤海老料理が大好きなのですが、いきなりヒートアップですね。

・パン
  自家製フォカッチャです。
  小さな切り株に乗ってのサーブ。熱々の焼き立て。
  まずは熱々の状態で一口。
  その後は貴重なソースを拭うために大事に最後まで活用しました。
  お代わりは出来ると思いますが、全体を通してコースのボリュームがあるので、
  初めて来られた方は残りの料理数も見ながら食べ過ぎないようにした方がいいです。
  その日の料理数に関しては卓上に簡単な料理、素材名が書かれたプレートがありますので、
  そちらを見れば分かります。ドルチェ以外はそこに書かれていますので。

・Emilia Bianco Ageno La Stoppa 2018
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・エミリア ロマーニャの自然派オレンジワイン。
  ぶどうは、マルヴァジア、トレッビアーノ。
  オレンジワインらしい綺麗なオレンジ色。
  タンニンもしっかりと感じ取れますがコクも感じますね。

・赤イカと生ハム、柿の冷製
  赤イカ、生ハム、花模様に象った和歌山県産柿をベースに、
  カリフラワーを忍ばせ、ペコリーノチーズ、マーガレットの花びらで仕上げた一皿。
  赤イカの旨味に、生ハムの塩気、柿の甘みがペコリーノチーズで纏め上げられています。

・Alexandro Sherry Palo Cortado
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  スペインのシェリー。酸化熟成型のオロロソスタイル。
  ぶどうは、パロミノ100%。
  ナッツや樽の香りが印象的でコクを感じます。度数はしっかり。

・人肌タコのキャベツソース仕立て
  生とボイルの中間のような火入れをした人肌タコをベースに、
  生姜の甘酢ピクルスを忍ばせ、キャベツソース、胡桃、
  ケールパウダー、ディルで仕上げた一皿。
  シェフの出身地である大阪の味、粉もんをインスパイアさせるテイスト。
  どこにも青のりやソースは使っていないのに、確かにそんな雰囲気を感じます。
  相変わらずタコが旨くて、もったいなくてなかなか飲みこめん (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・鮑のワンスプーン
  相変わらず豪華な盛り付け。スプーンも本望でしょう (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  スプーンの上に、鮑、生ハム、ロースト胡桃、柿のゼリー、レモンのシャーベット、
  赤玉ねぎビネガー、マジョラムを乗せたものです。
  シェフからの合図とともに一斉にスプーンを口に入れ咀嚼開始。
  それに合わせてシェフの実況中継が始まります。
  的確に口内の状況を説明してくれるのですが、いつも見事にその通りになって、
  毎回それが面白くて (〃^▽^〃)
  最後にはマジョラムの清涼感が口内を支配して終了です。

・Faustine Vieilles Vignes Rosé
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  フランス・コルシカの自然派ロゼワイン。
  ぶどうは、スキアカレロ100%。
  ロゼなのですが色味はライトなオレンジ色。
  飲んでみると、ロゼから連想される甘ったるさは皆無で、
  フルーティーなフレーバーは感じるものの、すっきりと辛口。

・アメリカンドッグ
  IZAでは定番ともいえる遊び心のある一品。
  愛媛県のみかん畑を荒らしていた猪を食べてみたら美味しかったそうで、
  以来、みかん猪というブランドで捕獲して食べるようになったそうです。
  そのみかん猪をセージやローズマリーなどのハーブを使ってソーセージにし、
  アメリカンドッグに仕上げ、ピリ辛ケチャップとマスタードをかけたものです。
  猪らしいジビエ的な風味は感じつつも、臭みという意味合いの香りは皆無。
  私も大阪生まれの愛媛育ちでみかんで育ったので、猪の気持ちは分かるかも (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・ズッパディペッシェ
  漁師のごった煮料理がズッパディペッシェ。
  フランスのブイヤベースとイタリア・トスカーナのカチュッコの合いの子みたいな。
  スープは今までの皿で出された魚介類と野菜の出汁をベースに煮詰めたもの。
  今回は贅沢にも鮑の煮汁やカニの甲羅なども使っているそうです。
  IZAのスペシャリテになる料理ですが、2021年11月から継ぎ足したものです。
  今回はストレートにズッパディペッシェのみでの勝負。青ねぎを散らして。
  飲んでみると塩分濃度は穏やかに調整されているのですが、
  スープ自体のコクと旨みが凄いんです。
  とにかく麺を入れたい衝動に駆られる美味しさでしたね。
  すでに1年以上継ぎ足されてきた出汁。今後何十年と続いていくんでしょうね (〃^▽^〃)

・大間産アンコウのソテー アラの赤ワインソース仕立て
  見事な魚体で筋肉質の鮟鱇の身をソテーし、
  骨、皮、頭、ヒレなどの鮟鱇のアラをローストして、
  それとともに、赤ワイン、カシスなどとともにソースに仕上げ、
  セルフィーユ、イタリアンパセリなどのサラダで飾り付け。
  福井県越前市の龍泉刃物のナイフで頂きますが、筋肉質の鮟鱇でしたので、
  シェフはこれを魚では無く肉として見立ててこの皿を作ったそうです。
  なので肉料理に使う切れ味抜群のナイフを添えたんですね。
  鮟鱇の身自体はまさに筋肉質の弾力を感じて美味しいのですが、
  それよりも秀逸だったのがソース。
  アラの全ての旨味を凝縮していて、さらには山椒などの和スパイスがアクセントを。
  そういうのが複合的に絡み合って、得も言われぬ美味しさを醸し出していたんです。
  シェフは元々フレンチ出身ですが、これはフレンチの手法ですね (〃^▽^〃)
  これには感動しました。

・Clos Du Val D'eleon Marc Kreydenweiss 2018
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  フランス・アルザスの自然派白ワイン。
  ぶどうは、リースリング、ピノグリ。
  酸味とレモンの香りが印象的な白ワイン。

・赤貝の青りんごグラニテ仕立て
  赤貝の切り身を赤マスタードと粒マスタードで和えて、
  胡瓜スライス、アルファルファ、キャビア、ナスタチウムをあしらい、
  最後に席上でシェフが青りんごのグラニテをかけて完成。
  混ぜて食べると洋風酢の物のような味わいでシェフの狙い通りに (〃^▽^〃)
  IZAで赤貝を食べるのはお初ですが、冬が旬だったんですね。
  下書きの時に思い起すとこれも秀逸だったんだよなあ。

・Tsuchida 99 STUDY 2
  私のワインペアリング6杯目。
  こちらはワインでは無く生もと純米酒。
  群馬県利根郡川場村に蔵を構える、土田酒造の造る生もと純米酒。
  麹歩合99%の日本酒「Tsuchida 99」をベースとして、
  製麹時間を5段階に分けて造った「Tsuchida 99 STUDY」の2番目の商品。
  2番目の製麹時間は37時間になります。通常は33時間らしいです。
  色味は薄く黄色がかっていますね。
  飲んでみると、切れのある酸味が心地よいです。
  ワインにも似たようなニュアンスを感じましたね。
  かみさんに飲ませてみると、これに関しては悪くない印象でした。
  この日本酒はIZAの料理に合っていると思いました (〃^▽^〃)

・Kreydenweiss Lune à Boire Orange
  かみさんのワインペアリング6杯目。
  フランス・アルザスの自然派オレンジワイン。
  ぶどうは、ゲヴェルツトラミネール、シルヴァーナー。
  ブーケのような華やかなフレーバーが特長的で、飲むとしっかりとした果実味。
  かみさんは1杯目のオレンジワインよりはこちらが好みのようでした。
  かみさんはタンニンが強いのをあまり好まないのでその差かも知れません。
  なので赤ワインもフルボディになってくると好みじゃ無くなるんです。

・アノリーニ イン ブロード
  皿の中に、アノリーニという円形のラビオリとポルチーニ。スプラウトを添えて。
  最後にシェフが席上でブイヨンを注いで完成する一皿。
  アノリーニには牛・豚・鶏のオールキャストを詰め込んでいます。
  ブイヨンのコクも凄いですね。まったりと濃厚な味わいで。
  そこにポルチーニ茸の香りが重なり合います。

・キタッラ 白子仕立て
  生パスタのキタッラに鱈の白子を和えて、サルデーニャのからすみ、
  粒あられ、黒七味、柚子皮をかけて完成です。
  これはまさに和を強調したパスタ料理ですね (〃^▽^〃)
  IZAは和の素材も活用することを主眼に置いていますので。
  イタリアでは白子を食べないそうですが、もったいないよね (* ̄∇ ̄*)b
  からすみも入れているので尿酸値もヒートアップ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・牛肉のボリート サルサベルデ添え コンソメ仕立て
  ボリートとは煮込み料理のこと。なので牛肉の煮込みです。
  一口サイズの牛肉の煮込みが3切れ入っていますので、
  まずは1切れをそのままで頂きます。ホロホロに煮込まれていて美味しいです。
  その後にシェフが席上でコンソメを注いで味変。
  サルサベルデの他に、黒ニンニクパウダー、舞茸パウダーも入っていて、
  それらがコンソメと混ざり合って違った味が楽しめるんです (〃^▽^〃)
  この日は席上で仕上げる料理が多いなあ。

・Château Rousselle Côtes de Bourg 2018
  私のワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  フランス・コート・ド・ブールの赤ワイン。
  ぶどうは、メルロー、マルベック、カベルネ・ソーヴィニヨン。
  しっかりとしたタンニンで、後味にチョコレートテイスト。
  この後の鹿をこれで迎え撃ちます。ちなみにかみさんはこのタイプは苦手。

・HERNO OLD TOM GINソーダ割り
  かみさんのワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  スウェーデンのクラフトジン。
  ベーススピリッツに小麦を使用し、ハンガリー産のジュニパーベリーを始め、
  8種類のオーガニックなボタニカルで仕上げたジン。
  ジンそのものが既にカクテルのような味わいですので、
  ソーダで割っただけでも美味しいカクテルの出来上がりです。
  これはかみさんもお気に入りでしたね (〃^▽^〃)
  ジンの美味しさに目覚めたのでは無いでしょうか。
  なぜに私がマティーニやギムレットを好むのかを分かったかな?

・2週間熟成蝦夷鹿のステーキ 赤ワインソース
  薪で焼いた2週間熟成蝦夷鹿のステーキに、わさび菜、からし菜、
  オカヒジキ、レッドソレル、赤スグリなどで彩りを添え、
  グリーンペッパーを2粒乗せて、スパイシーな赤ワインソースで仕上げた一皿。
  レアに火を入れた蝦夷鹿の肉自体も見事なのですが、
  シナモン、スターアニスなども加えた赤ワインソースがこれまた秀逸で (〃^▽^〃)
  かみさんは特にこのソースに惚れ込んだようですね。

・ゴルゴンゾーラチーズとアマレッティアイス
  ここからドルチェです。
  器にクランブルを敷き詰め、リンゴのコンポート、ゴルゴンゾーラチーズ、
  アマレッティアイスを積み重ねたものです。
  杏仁の香りとゴルゴンゾーラチーズの青カビ特有の香りとコク、塩気が合わさり、
  そこにリンゴのコンポートの甘酸っぱさと、クランブルのサクサク食感。

・ヨーグルトのシャーベット ブルーベリーとビネガーのエスプーマ仕立て
  ガラスの器に、フレッシュなオレンジとぶどうを敷き、
  その上から ブルーベリーとビネガーのエスプーマをかけて、
  最後にヨーグルトのシャーベットを乗せたものです。
  それぞれ異なる爽やかな酸味の共演でしょうかね。

・キャラメルムース 黒トリュフ仕立て ピスタチオジェラート添え
  シェフがコロコロとした黒い物体をスライス。黒トリュフです。
  それをたっぷりとキャラメルムースにかけて仕上げてくれました (〃^▽^〃)
  トリュフチョコレートというのが世の中にはありますが、
  何なら本物の黒トリュフを使っちゃえとのノリで (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  黒トリュフ自体は穏やかな芳香でしたので、ドルチェ全体にも馴染んでいました。
  ピスタチオジェラートはウイスキーも加えているそうですが、
  通常のレシピの4倍のピスタチオを使っていてピスタチオフレーバー満載。
  ジェラート専門店でもこれだけのピスタチオフレーバーは食べたことが無い (* ̄∇ ̄*)b

・ミニャルディーズ
  これらも全部手作りなんですよ。
  この日は、サラミドショコラータ、クルミっ子オマージュ、カルダモンのラムネ、
  ブルッティ マ ブォーニ、ラベンダーのマシュマロ、ガラムマサラののフィナンシェ。
  この順番で食べてくださいと案内があります。
  最初にガツンと重たいものを食べて、間は爽やか系でまとめ、
  最後にカレー味で締めくくるみたいな。
  ブルッティ マ ブォーニを食べるのはIZAでは初めてですが、
  「不格好だけどおいしい」という意味合いを持つ焼菓子。
  もともとはピエモンテ州のボルゴマネーロという街で古くから伝わる伝統菓子。
  そこの特産品でもあるヘーゼルナッツを入れるのが基本。
  ナッツフレーバーのメレンゲ菓子のようなイメージで美味しいんです (* ̄∇ ̄*)b
  
・ホットコーヒー
  私のオーダーです。
  この日はペルーの珈琲豆とエチオピアのゲイシャのブレンド。
  いつもシェフ自らペーパードリップで淹れてくれます (〃^▽^〃)
  2ヵ月に一回、コースに合わせて豆を変えているのでコーヒーが実はオススメ (* ̄∇ ̄*)b
  華やかな香りもありながら、わりと苦味もしっかりとしていました。

・エルダーフラワーとマスカットのハーブティー 熊野水木蜂蜜添え
  かみさんのオーダーです。
  熊野水木蜂蜜はスプーンに添えられて。
  熊野水木蜂蜜は、4年に1度しか採れない貴重な蜂蜜なんですよ。

これで〆て48000円。一人当たり24000円。タッチレスのPayPayでお支払い。

この日は超ペイペイジャンボ(2022年10月~12月)の期間中ですので、
精算後には抽選が始まるのですが、PayPay後払いの設定にしていますので、
3回抽選のチャンスがあるんです。当たる確率が元々1/4ですので3回抽選出来るということは、
3/4という高確率で当選するということ (* ̄∇ ̄*)b

特にこちらのように高額精算の場合はその当選金額も桁が違いますので、
ドキドキしながら見つめていると、1回目外れ、2回目外れ・・・
マジっすか?と思いながら見ていると3回目で3等が当選しました ヾ(*´∀`*)ノ

元々1%還元ですので480円はゲット出来るのですが、3等(+0.5%)に当たったことで
さらに240円が上積みされ、合計で720円お得に。PayPayやってないと損ですぜ (* ̄∇ ̄*)b
私はPayPayの回し者じゃありませんが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

今宵もどの皿にしても美味しくて楽しませてくれて非常に満足です (〃^▽^〃)

今回もシェフからどの料理が印象に残ったのかを問われましたが、私は、

・大間産アンコウのソテー アラの赤ワインソース仕立て

を選出。かみさんも悩んだ末に同じものを選出しました。

今回かみさんは、

・2週間熟成蝦夷鹿のステーキ 赤ワインソース

とも迷ったそうです。共通点はどちらもソースが秀逸だったこと (〃^▽^〃)
私もそういわれればこのソースも美味しかったよなあと。

旬の食材や和の素材に主眼を置いていますが、実はソースも秀逸 (* ̄∇ ̄*)b
そのソースにも和の素材を活用していますので当たり前じゃない美味しさがそこにも。

2022年は四季の恵みを存分に堪能させて頂きましたが、
2023年もこれまた楽しませて頂こうかなと思っています。

次回は2月初旬頃にしようかなあと画策しておきます (* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2022/12現在、3.73ポイント)

  • GOSSET GRANDE RESERVE BRUT

  • サーモンと梨のタルト

  • サーモンと梨のタルトアップ

  • 赤海老とゴールドキウイのマリネ

  • 赤海老とゴールドキウイのマリネアップ

  • 自家製フォカッチャ

  • Emilia Bianco Ageno La Stoppa 2018

  • 赤イカと生ハム、柿の冷製

  • 赤イカと生ハム、柿の冷製アップ

  • Alexandro Sherry Palo Cortado

  • 人肌タコのキャベツソース仕立て

  • 人肌タコのキャベツソース仕立てアップ

  • 鮑のワンスプーン

  • 鮑のワンスプーンアップ

  • Faustine Vieilles Vignes Rosé

  • アメリカンドッグ

  • アメリカンドッグアップ

  • ズッパディペッシェ

  • ズッパディペッシェリフトアップ

  • 大間産アンコウのソテー アラの赤ワインソース仕立て

  • 大間産アンコウのソテー アラの赤ワインソース仕立てアップ

  • Clos Du Val D'eleon Marc Kreydenweiss 2018

  • 赤貝の青りんごグラニテ仕立て

  • Tsuchida 99 STUDY 2

  • Kreydenweiss Lune à Boire Orange

  • アノリーニ イン ブロード

  • アノリーニ イン ブロードアップ

  • キタッラ 白子仕立て

  • キタッラ 白子仕立てアップ

  • 牛肉のボリート サルサベルデ添え

  • 牛肉のボリート サルサベルデ添えアップ

  • 牛肉のボリート サルサベルデ添え コンソメ仕立て

  • Château Rousselle Côtes de Bourg 2018

  • HERNO OLD TOM GINソーダ割り

  • 2週間熟成蝦夷鹿のステーキ 赤ワインソース

  • 2週間熟成蝦夷鹿のステーキ 赤ワインソースアップ

  • ゴルゴンゾーラチーズとアマレッティアイス

  • ヨーグルトのシャーベット ブルーベリーとビネガーのエスプーマ仕立て

  • キャラメルムース 黒トリュフ仕立て ピスタチオジェラート添え

  • キャラメルムース 黒トリュフ仕立て ピスタチオジェラート添えアップ

  • ミニャルディーズ

  • シェフ自らペーパードリップ

  • ペルーの珈琲豆とエチオピアのゲイシャのブレンド

  • エルダーフラワーとマスカットのハーブティー 熊野水木蜂蜜添え

  • スパークリングウォーター

2022/12/12 更新

6回目

2022/10 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

IZAってフルーツを使うのが定番なのですが、フルーツの特性と素材との組合せが絶妙だなあと

2022年10月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りから少し脇道に入ったビルの2F。

完全予約制でコースは1種類のみですので、

・menu IZA (13品~14品) 16500円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

エレベーターに乗って2Fに上がり、手指消毒をしてからドアを開けて店内へ。

店内は入って正面に4名掛けテーブル1卓。右手前方に厨房に沿ってカウンター4席。
そのカウンターの右手に案内されます。

席に座ると今度は検温のセレモニー。

お店は、オーナーシェフと、男性スタッフ2名の計3名で切り盛り。
スタッフの方は全員シェフ志望でお一人はソムリエ資格も持たれています。
いつもの顔ぶれですのでリラックス出来ます (〃^▽^〃)

BGMは、洋楽ポップス系。

コース代金にはミネラルウォーターまたはスパークリングウォーターが
含まれていますのでどちらかをチョイス出来ます。
我々は毎回スパークリングウォーターを選びますのでそちらをお願いして。

今宵もドリンクは私が、

・アルコールペアリング 7杯 9000円   
  シャンパーニュ (100ml) + ワイン6杯 (50ml)

かみさんは、

・アルコールハーフペアリング 7杯 6000円   
  シャンパーニュ (100ml) + ワイン6杯 (30ml)

をオーダーすることにしました。

今回はかみさんは好みを伝えてペアリングをアレンジしてもらうことにしました。
かみさんはボディやタンニンの強い赤や、旨みのかなり強い系の日本酒が苦手ですので。
赤でもタンニンが穏やかなものや、日本酒だと、飛露喜、天美、而今、写楽、鶴齢、
鍋島、白龍、会津娘、紗利、王禄、紀土、田中六五、天賦、作のような、
心地良い酸味のあるものは大好きになるんですよ (〃^▽^〃)
あとはシュワシュワとした炭酸系も好みですね。

そんなこんなで今宵のmenu IZAは以下の内容になります。

・シャンパン
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  GOSSET GRANDE RESERVE BRUTです。
  ぶどうは、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ。
  リンゴ果汁のようなニュアンスがあり、爽快感とともに旨いです。
  甘みの調節として糖分を含んだリキュールを添加する
  ドザージュを行わないためキリっとドライな仕上がりになっています。
  寿司にも合わせやすいそうです。

・スパークリングウォーター
  チェイサー代わりにグビグビとアルコールと交互に飲み進めていきます。

・柿と魚卵のタルト
  定番の自然木を生かしたプレートに乗ってのサーブ。
  まずはサワークリームを敷いて、その上にサクサクのタルトの器を置き、
  その中に、柿、鱒の子、キャビア、ディルを乗せ、
  オレンジの香りのオリーブオイルと青柚子を振りかけて完成。
  一口でパクっと。
  柿の甘さと、魚卵の塩気と旨み、ディル、オレンジ、青柚子の爽やかさ。
  アミューズとしては最高の出だしでしょうね (〃^▽^〃)

・赤海老と巨峰のマリネ
  赤海老と巨峰のスライス、リコッタチーズを合わせ、
  その上に、巨峰のゼリーシートを覆い被せ、すだちの皮を振りかけたものです。
  スプラウトもブロッコリーなのかな。紫で統一されて彩られていて美しい。
  食べても赤海老のねっとりとした旨みに、巨峰らしい甘みと酸味と風味が加わり、
  リコッタチーズがそれらを纏め上げる役目に。
  IZAってフルーツを使うのが定番なのですが、毎度のことながら
  そのフルーツの特性と素材との組合せが絶妙だなあと感じます。

・赤イカとラルド、梨のヨーグルトソース
  赤イカはねっとりとした熟成の味わい。
  ただしそれほど熟成したわけでは無く、スライスして3日ほどとのこと。
  スライスして熟成したので早業でここまで出来たのかも。
  その赤イカにラルドという豚の背脂を塩漬けにしたもの、梨、アリッサムを合わせ、
  ヨーグルトソースを敷いて、パセリとカルダモンのオイルで仕上げたものです。
  パセリとカルダモンの清涼感・芳香が効いていましたね。

・パン
  自家製フォカッチャです。
  小さな切り株に乗ってのサーブ。熱々の焼き立て。
  お代わりは出来ると思いますが、全体を通してコースのボリュームがあるので、
  食べ過ぎないようにした方がいいです。我々は今回も1個で終了。
  貴重なソースを拭うために大事に最後まで活用しました。

・CHATEAU-CHALON VIN JAUNE Pierre Lamotte 2011
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  フランス・ジュラの白ワイン。
  ぶどうは、サヴァニャン100%。
  その一番の特長は、紹興酒のような芳香。
  飲んでみると酸味が印象的でしっかりと辛口。
  シェリー酒にもかなり近いニュアンスがあります。
  ただしシェリー酒のように酒精強化はしていなくて、
  樽の中で寝かせて出来た偶然の産物らしいです。

・人肌タコとゴボウ
  生とボイルの中間のような火入れをしたタコをベースに、
  ゴボウを煮たものや、フリットを加え、マイクロセロリで飾り付け。
  タコのクニュクニュ食感に、ゴボウの様々な食感と土の香りの妙。

・京鴨むね肉と三州三河みりんゼリーのワンスプーン
  ワンスプーンのためにこれだけの豪華な飾り付け。まずはそれを愛でます。
  私の場合は激写も (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  スプーンの上に、京鴨むね肉、三州三河みりんゼリー、アーモンドキャラメリゼ、
  生の胡椒、フォアグラ、茗荷の酢漬け、マジョラムあたりが乗っていました。
  シェフからは今回も咀嚼回数20回を指定されます。
  合図とともにスプーンを口に入れ咀嚼開始。
  それに合わせてシェフの実況中継が始まります。
  シェフの意図した味わいを体現したいのであれば、咀嚼スピードは普通にした方が良いです。
  普通ってどの程度?と言われても文章では難しいのですが、TVとかでタレントが
  噛んでいるスピードを想像してもらえばと。
  それに応じてシェフが的確に口内の状況を説明してくれるんです (〃^▽^〃)
  初めて体験するときには不思議な感覚に陥って笑っちゃいますよ (* ̄∇ ̄*)b
  今回秀逸だったのが、三州三河みりんゼリー。
  日本に現存する数少ない本物のみりんを作る会社のもの。
  三州三河みりんをストレートで味見させてもらいましたが、
  食後酒のようなリキュール感があり本当に美味しいんです。

・ソフィチーニ
  南イタリアの揚げパンです。
  本来はチーズとハムのような具材を包むらしいのですが、
  北イタリアで修業したシェフは秋用にそれをアレンジして、
  ボルチーニ、カマンベールチーズを包み込んだものです。
  サクサク衣のパン生地の中に、こってりとして風味の良い
  ボルチーニとカマンベールチーズ。
  まさにこれはイタリアのファストフードなんでしょうね (〃^▽^〃)

・PARASCHOS SAUVIGNON SPECIAL VINTAGE 2016
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  イタリア・フリウリのオレンジワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン100%。
  オレンジワインらしい濃い暖色の色味にしっかりとビターな味わい。

・ズッパディペッシェ 生海苔と万能ねぎ仕立て
  漁師のごった煮料理がズッパディペッシェ。
  フランスのブイヤベースとイタリア・トスカーナのカチュッコの合いの子みたいな。
  スープは今までの皿で出された魚介類と野菜の出汁をベースに煮詰めたもの。
  IZAのスペシャリテになる料理ですが、毎回アレンジが異なり
  今回は、 生海苔と万能ねぎを加えたものになります。
  なんでもシェフが寿司屋のコースの途中で出された生海苔の味噌汁にインスパイアされ、
  早速自分の店でも取り入れたものです。
  塩分濃度も味噌汁と同じようにして、ほっこりするお味に (〃^▽^〃)
  それにしても無茶苦茶出汁の効きまくった味噌汁ですが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  私の場合は後半は、フォカッチャを細かくちぎって中に沈めて食べました。
  やっぱ何かを入れたくなるよね (* ̄∇ ̄*)b

・Disaronno Amaretto
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  イタリアのアマレットリキュール。
  それを氷で割ってレモンを添えたものです。
  レモンは絞ってグラスに沈めて飲みます。
  アーモンドの中にアプリコットの繊細な味わいと香り。
  28度なのですが割っていますのでそれほど強くは感じません。
  リキュールのみだと舌がだれるのですが、レモンが一役買っています (* ̄∇ ̄*)b
  これはかみさんも超お気に入りに。

・カボチャのトルテッリ
  トルテッリとはラザニアのような包みパスタです。
  カボチャを包んだトルテッリに、アマレッティ、バルサミコレーズン、
  シナモン、セージバター、パルミジャーノあたりで仕上げたものです。
  カボチャの甘さを生かしたパスタ。アマレッティの食感もアクセントに。
  ここでアマレッティを使うので、Disaronno Amarettoを合わせたんです (* ̄∇ ̄*)b

・GREYWACKE CHARDONNAY 2017
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  ニュージーランド・マールボロの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  シャルドネには珍しく飲むとバニラのニュアンスを感じました。

・ホウボウのソテー エシャロットと焦がしバターのソース
  ホウボウのソテーに、エシャロットとケッパー、焦がしバターで作ったソースをかけ、
  ペコロスの酢漬け、レッドソレル、ナスタチウムのハーブを添えたものです。
  ホウボウは、イタリアンではアクアパッツアとかで見かけることが多いのですが、
  このようにソテーにしたのは意外にも初めて食べるかも知れません。
  白身なのに旨いんだよねえ。ホウボウって。ブサイクな魚って旨いので (* ̄∇ ̄*)b
  それを後押しするのがエシャロットと焦がしバターのソース。
  なんというかエシャロットのシャクシャク食感と辛味と風味と、
  焦がしバターのコクが相まって、ホウボウの白身の旨みとベストマッチだったんです。
  これは旨かったなあ。

・サーモンのパイ包み焼き
  サーモンと帆立とパセリのムースをパイ包み焼きにしたものです。
  IZAとしては珍しくザ・フレンチという皿でしたね。
  パイで包むことで蒸された状態になり、それぞれを食べるよりも相乗効果があるというか。

・Tsuchida 12
  私のワインペアリング6杯目。
  こちらはワインでは無く生もと純米酒。
  群馬県利根郡川場村に蔵を構える、土田酒造の造る生もと純米酒。
  通常、日本酒は黄麹を使うのですが、こちらは白麹で仕込んだもの。
  飲んでみると甘みがあって酸味があって面白い味わいに。
  これはかみさんも好みでした。

・Bianco Saladero
  かみさんのワインペアリング6杯目。
  イタリア・リグーリアのオレンジワイン。
  ぶどうは、ボスコ40%、アルバローラ30%、ロッセーゼビアンコ30%。
  最初のオレンジワインに比べるとふくよかな味わいですね。
  でもちゃんとビター感もあって美味しいです。

・カラスミとポルチーニのタリオリーニ
  タリオリーニが無茶苦茶シコシコ食感で私の好みのドストライク (〃^▽^〃)
  そこにカラスミをおろしたものとポルチーニが加わるので不味いわけもなく。
  特にカラスミとTsuchida 12との相性はベストマッチ。
  かみさんも今回のTsuchida 12だったら好みだったのにね。

・Belle Glos Las Alturas Vineyard Pinot Noir 2019
  私のワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  アメリカ・カリフォルニアの赤ワイン。
  ぶどうは、ピノ・ノワール100%。
  果実味たっぷりのテイスト。タンニンもありますね。
  この後の皿のソースに合わせた1杯。

・Koval Cranberry Gin Liqueur
  かみさんのワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  アメリカのリキュール。
  アメリカ中西部の契約農家のオーガニック・クランベリーを
  KOVALドライジンにブレンドしたものです。
  ボタニカルが持つ鮮やかで豊かな香りに包まれ、フルーティーでほろ苦い甘さ。

・熊本県産赤牛のリブロース 赤ワインソース
  赤牛ですがリブロースの部位ですので、適度な脂が入っています。
  私は黒毛和牛のA5ランクの肉質は、すき焼きとしゃぶしゃぶ以外では好まず、
  基本的には赤身中心の部位を好みます。
  このくらいがまさに肉の美味しさを堪能できると思っています。
  そこに添えるのは、焼き茄子、焼きリンゴ、燻製塩。
  赤ワインソースもいいのですが、この燻製塩がそれだけ食べても旨味があって。
  塩をつまみに出来るくらいですよ (* ̄∇ ̄*)b

・バジルのグラニテ
  苔テラリウムのようなビジュアル。これは見とれちゃいますね(^^;
  下にはダイス状の梨と生姜を使ったゼリーかな。
  無茶苦茶バジルの香りと味が生きていました。

・無花果と栗のセミフレッド
  愛でた後は、上から崩して頂きます。
  無花果ソースなども加わり、モンブランのようでいてモンブランじゃないというか。
  無花果の印象の方が勝っていましたね。構成を変えることで印象も変わるんです。

・ミニャルディーズ
  これらも全部手作りですよ。
  この日は、サラミドショコラータ、カントゥッチ、カルダモンのラムネ、
  クルミっ子オマージュ、ガラムマサラのフィナンシェ、ミントのマシュマロ。
  記載した順番で食べるといいですよとのアドバイスに従って食べ進めました。
  この順番で食べると食べ合わせや後口がいいんですよね。
  最後にミントのマシュマロで清涼感を得て〆ると。

・ホットコーヒー
  私のオーダーです。
  この日は中国雲南省の珈琲豆。
  いつもシェフ自らペーパードリップをしてくれます (〃^▽^〃)
  なのでIZAではコーヒーをオススメしてるんですよ。
  2ヵ月に一回、コースに合わせて豆を変えているんです。
  2杯分抽出出来ました。
  中国のコーヒーは初めて飲みますがしっかりとした苦味。
  腐葉土の土地らしいですが、言われてみればそのようなニュアンスも。

・オレンジピールとレモングラスのハーブティー
  かみさんのオーダーです。

これで〆て48000円。一人当たり24000円。タッチレスのPayPayでお支払い。

今宵も最初から最後まで笑顔を絶やさずに、美味しい料理とお酒、
そしてシェフやスタッフの皆さんとの会話を愉しませて頂きました (〃^▽^〃)

今回もシェフからどの料理が印象に残ったのかを問われましたが、
食べている最中から迷うだろうなあと思っていましたが、わずかの差で、

・ホウボウのソテー エシャロットと焦がしバターのソース

を選出。

かみさんは、

・ズッパディペッシェ 生海苔と万能ねぎ仕立て

を選んでいました。

ホウボウのソテーを選んだ理由は、ホウボウが大好物というのもあるのですが、
前述した通り、それに合わせたエシャロットと焦がしバターのソースが無茶苦茶相性良くて。
定番とも言えるようなソースらしいのですが、私には新鮮に感じたんですよね (〃^▽^〃)
他のテーブルのグループの方もお二人が選出したそうですので、
やはり何かしら感ずるものがある料理だったのではと思います。

2022年も残すところ約2ヵ月。
次回は、2022年12月を目指して伺いたいと思います。
もちろん我々は書き入れ時のクリスマスシーズンは外して、
その前のタイミングくらいに伺おうかなと企てています。

やっぱ、クリスマスシーズンは特別なので、普段来店されない方や、
カップルの方を優先してIZAを愉しんでもらいたいですからね (* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2022/10現在、3.54ポイント)

  • GOSSET GRANDE RESERVE BRUT

  • 柿と魚卵のタルト

  • 柿と魚卵のタルトアップ

  • 赤海老と巨峰のマリネ

  • 赤海老と巨峰のマリネアップ

  • 赤イカとラルド、梨のヨーグルトソース

  • 赤イカとラルド、梨のヨーグルトソースアップ

  • 自家製フォカッチャ

  • CHATEAU-CHALON VIN JAUNE Pierre Lamotte 2011

  • 人肌タコとゴボウ

  • 人肌タコとゴボウアップ

  • 京鴨むね肉と三州三河みりんゼリーのワンスプーン

  • 京鴨むね肉と三州三河みりんゼリーのワンスプーンアップ

  • ソフィチーニ

  • ソフィチーニアップ

  • PARASCHOS SAUVIGNON SPECIAL VINTAGE 2016

  • ズッパディペッシェ 生海苔と万能ねぎ仕立て

  • Disaronno Amaretto

  • Disaronno Amarettoアップ

  • カボチャのトルテッリ

  • カボチャのトルテッリアップ

  • GREYWACKE CHARDONNAY 2017

  • ホウボウのソテー エシャロットと焦がしバターのソース

  • ホウボウのソテー エシャロットと焦がしバターのソースアップ

  • サーモンのパイ包み焼き

  • サーモンのパイ包み焼きアップ

  • Tsuchida 12

  • Bianco Saladero

  • カラスミとポルチーニのタリオリーニ

  • カラスミとポルチーニのタリオリーニアップ

  • Belle Glos Las Alturas Vineyard Pinot Noir 2019

  • Koval Cranberry Gin Liqueur

  • 熊本県産赤牛のリブロース 赤ワインソース

  • 熊本県産赤牛のリブロース 赤ワインソースアップ

  • バジルのグラニテ

  • 無花果と栗のセミフレッド

  • 無花果と栗のセミフレッドアップ

  • ミニャルディーズ

  • シェフ自らペーパードリップ

  • 中国雲南省の珈琲

  • オレンジピールとレモングラスのハーブティー

  • スパークリングウォーター

2022/10/04 更新

5回目

2022/08 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

甘さとコクの妙。温かさと冷たさの妙。サクサク食感とさらっと溶ける食感の妙。

2022年8月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りから少し脇道に入ったビルの2F。

完全予約制でコースは1種類のみですので、

・menu IZA (13品~14品) 16500円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

エレベーターに乗って2Fに上がり、手指消毒をしてからドアを開けて店内へ。

店内は入って正面に4名掛けテーブル1卓。右手前方に厨房に沿ってカウンター6席。
そのカウンターの真ん中に案内されます。

席に座ると今度は検温のセレモニー。

お店は、オーナーシェフと、男性スタッフ2名の計3名で切り盛り。
スタッフの方は全員シェフ志望でお一人はソムリエ資格も持たれています。
いつもの顔ぶれですのでリラックス出来ます (〃^▽^〃)

BGMは、ヒーリングインスト系のナンバー。

コース代金にはミネラルウォーターまたはスパークリングウォーターが
含まれていますのでどちらかをチョイス出来ます。
我々は毎回スパークリングウォーターを選びますのでそちらをお願いして。

今宵もドリンクは私が、

・アルコールペアリング 7杯 9000円   
  シャンパーニュ (100ml) + ワイン6杯 (50ml)

かみさんは、

・アルコールハーフペアリング 7杯 6000円   
  シャンパーニュ (100ml) + ワイン6杯 (30ml)

をオーダーすることにしました。

今回もヘルプする気でいましたが、ほとんどかみさんは飲み干していました。
最後の日本酒を半分くらいヘルプした程度で。残念 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

そんなこんなで今宵のmenu IZAは以下の内容になります。

・シャンパン
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  DRAPPIER BRUT NATUREです。
  ぶどうは、有機栽培のピノ・ノワール。
  自然派シャンパンで、甘みの調節として糖分を含んだリキュールを添加する
  ドザージュを行わないため残糖分は3g/l以下とドライに仕上がっています。
  飲むのは2度目ですが、今回もキリっと爽快な辛口。これは美味しい (〃^▽^〃)

・鮎のタルト
  定番の自然木を生かしたプレートに乗ってのサーブ。毎度映えます (〃^▽^〃)
  サクサクのタルトの器の中に、鮎と胡瓜、キャビアを載せて、マジョラムを効かせて。
  一口でパクっと。
  鮎は身とかワタとかも全て使っているんだと思いますが、
  この小さな中にもそれら全部の味わいが凝縮。
  そこに胡瓜のジューシーさと食感、キャビアの塩気、マジョラムの風味が加わり、
  スターターとしては申し分のないアミューズですよ (〃^▽^〃)

・スパークリングウォーター
  チェイサー代わりにグビグビとアルコールと交互に飲み進めていきます。

・赤海老と白桃のマリネ
  ディルとコリアンダーでマリネした赤海老に、白桃、
  コリアンダーと白バルサミコ酢、エシャロットで作ったクリームをまとい、
  白桃ビネガーで作ったゼリーシートで覆い、レモンの皮を散らしたものです。
  赤海老はIZAの定番食材ですが、これまた旨いわ (〃^▽^〃)
  白桃の高貴な香りと甘み、そこにハーブの香りが加わり、
  ちょっと高級なタルタルソースをも思わせるソースが全体をまとめあげて。
  
・ELFENHOF Zauberhafte Gelber Muskateller 2021
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  オーストリアの白ワイン。
  ぶどうは、ゲルバー・ムスカテラー。いわゆるマスカット。
  しかしながらしっかりと辛口で美味しいんです。

・白桃サラダ
  白桃を主体に、カラフルなトマトに、トマトジャム、
  ラッテリア ベベ カマクラのストラッチャテッラ、バジルのグラニテという内容。
  こちらも白桃の高貴な香りと甘みを生かすために、トマトや、バジルのグラニテ、
  ストラッチャテッラという異なる食感、テイスト、温度の食材が支え合います。

・Vie di Romans Piere Sauvignon Blanc 2019
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
  まずはフルーティーなフレーバー。
  飲むとキリッとしたエレガントな芳香に、ハーブやレモンををかじっているような
  爽やかな酸を感じるようなテイスト。
  こういうのはかみさんが好みですね (〃^▽^〃)

・赤イカのカルパッチョ
  皿の上に、鰹出汁や白醤油を加えた胡瓜のソースを敷き、
  フレッシュな赤イカでグリルしたズッキーニを巻いて、
  上にはイカ墨のチュイルとハーブを被せ、
  周りにケイパー、松の実、ライムの皮を散らしたものです。
  これまた食べてびっくりの胡瓜のソースのテイスト。
  まさか和の出汁を感じるとは思いませんでしたもん。
  IZAは食器やカトラリーもそうですが、食材も含めて、
  すべてをMADE IN JAPANに拘っているんです。
  なので料理自体も和を意識させるエッセンスも取り入れるんですよね (〃^▽^〃)
  すべてを総動員して赤イカの甘みを引き出しているんだと思います。

・金目鯛のグリル
  皿にグレープフルーツのソースを敷き、その上に金目鯛のグリルを鎮座。
  周りには、シシトウ、ゴーヤ、万願寺とうがらしのグリル、フレッシュピーマンを従え、
  山椒オイル、ナスタチウムで仕上げた一皿。
  金目鯛の皮はパリパリで、身はしっとりかつふわふわ。
  青い野菜の苦味と、山椒オイル、ナスタチウムのピリッとしたアクセントが秀逸。

・Vino del Poggio Bianco Andrea Cervini
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  イタリア・エミリア・ロマーニャのオレンジワイン。
  ぶどうは、マルヴァジア・ディ・カンディア・アロマティカ100%。
  ナチュラルワインですが、それを匂わせるニュアンスはありながらも、
  しっかりとオレンジワインらしいビターな仕上がりでこれも好みで美味しいです。

・鮑と鶏レバーのパニーノ
  パンはチャパタを使用。
  その間に、鮑のスライス、鶏レバーパテ、鮑の肝のソース、レモン、コリアンダーをサンド。
  ソースは煮込んだ鮑の肝にスイートチリとナンプラーを混ぜてバインミーも意識。
  パニーノとバインミーの融合でしょうかね。
  バインミー専門店では味わえないようなものを試作したそうですが、
  辿り着いたのが鮑を使うこと。これなら被らないだろうと。
  こんな贅沢なバインミーは一生被らないのではと (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・パン
  自家製フォカッチャです。
  小さな切り株に乗ってのサーブ。熱々の焼き立て。
  お代わりは出来ると思いますが、全体を通してコースのボリュームがあるので、
  食べ過ぎないようにした方がいいです。我々は今回も1個で終了。
  貴重なソースを拭うために大事に最後まで活用しました。

・人肌タコとクスクスのズッパディペッシェ仕立て
  様々な魚介の出汁にビネガーを加えたズッパディペッシェに、
  48℃で低温調理した人肌タコとクスクスを加え、タイムの葉を散らして仕上げたものです。
  毎度のことながら、半生という表現では説明のつかない人肌タコのクニュクニュ食感が素敵。
  そこにズッパディペッシェを吸いまくったクスクスが合わさり。

・ホタテのソテー
  超レアなホタテのソテーを主体とし、おかひじきのサラダ、ブラックオリーブパウダー、
  カモミールのアリオリソース、リンゴチップスを添えたものです。
  カモミールは、大地のリンゴという意味のギリシャ語「カマイ・メロン」に由来しています。
  なのでリンゴチップスも合わせているんです。意味も無く合わせて無いんですよ (* ̄∇ ̄*)b
  カモミールの風味と甘さが、超レアなホタテのソテーを引き立てる一皿。
  丁寧にカモミールの花に仕立てたトッピングも、リンゴチップスも、
  1分間ほど愛でてから、グチャグチャに砕いて混ぜ合わせて食べました。
  何気におかひじきのサラダのシャキシャキ食感が心地よく。
  和の素材を食感のアクセントとして少量加えたんでしょうね。

・Lerchenberg Pinot Gris Marc Kreydenweiss 2019
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  フランス・アルザスのオレンジワイン。
  ぶどうは、ピノグリ100%。
  Vino del Poggio Bianco Andrea Cerviniよりもビターな印象は穏やかです。

・炙り馬肉のワンスプーン
  定番のワンスプーンです。毎度のことながら見事な飾り付けで。
  スプーンの上に、熊本産馬肉もも肉炙り、ラルド、らっきょう、ローズマリー、
  ピンクペッパー、ゴルゴンゾーラシャーベット、アマレッティを砕いたもの、
  アマレーナチェリーシロップを乗せ、赤いペンタスの花を添えたものです。
  シェフからは今回も咀嚼回数20回を指定されます。
  合図とともにスプーンを口に入れ咀嚼開始。
  それに合わせてシェフの実況中継が始まります。
  まずは、アマレッティの軽いサクサク食感、ゴルゴンゾーラシャーベットの冷たさ、
  その後、ラルドやらっきょうの甘酢加減や食感、アマレーナチェリーシロップの甘さも来て、
  それらと供に熊本産馬肉もも肉の弾力のある肉の味わいが混ざり合って来ます。
  ピンクペッパーをかじった時の香味や、最後はローズマリーの余韻。
  載せる素材、載せる順番、咀嚼回数は計算されつくした結果なんです。
  なので5回くらい噛んだだけですぐに飲みこんじゃダメよ (* ̄∇ ̄*)b
  ちゃんとシェフの指定回数を守ってくださいね!
  噛むスピードも標準的なスピードで行うことで、実況中継通りに味わえますので。

・カンパチのグリル
  渋いグレーのプレートに、白いヨーグルトソース、緑のエストラゴンオイルを敷き、
  超レアなカンパチのグリル、焼き茄子、イチジク、生ハム、マイクロ赤紫蘇、
  茗荷をラズベリービネガーで漬けたもの、ゆかりを積み重ねたものです。
  カンパチはシェフの好きな食材だそうですが、ブリンブリンの歯応え。
  イタリア人はアルデンテを好むように、魚介に対してもそれを求めるようで、
  シェフもそんな食感を生かして調理をしているそうです。
  そこが寿司と違うところなんですよね。
  寿司は、ネタとシャリのみ。あとは醤油、塩、山葵、すだち程度ですので、
  上に乗るネタが単独で美味しくないと成り立たないんです。
  しかしながらイタリアンは素材の味は生かしつつも、これだけの手を加えることで、
  単独では味わえない美味しさと見た目の美しさ、香りなどを演出出来るので。

・稚鮎の春巻き
  アミューズでも登場した鮎ですが、今度は春巻きになっての登場。
  稚鮎を大葉で包んで春巻きにし、ハーブのサラダとサマートリュフを添え、
  魚の骨の出汁と赤ワインのソースで仕上げたものです。

・Votano wine 洗馬K-4 メルロー 2017
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。
  長野県塩尻市の株式会社VOTANO WINEの造る赤ワイン。
  ぶどうは、メルロー100%。
  力強さは感じるものの、タンニンは滑らかでかみさんでも飲みやすいとのコメント。
  50代で脱サラをした方が造られているそうです。すげえなあ。

・穴子のキャラメリゼ フォアグラのグラニータ仕立て
  重量感のある台にマデラ酒のソースを敷き、
  パイ生地、杏、砂糖をまぶして焼いた穴子のキャラメリゼを鎮座。
  そこの上にマイクロセロリを散らしたものです。
  ここまでは穴子のキャラメリゼはなかなか珍しいなあと思っていたのですが、
  その後さらに驚くことに。
  なんと上からたっぷりとフォアグラのかき氷であるグラニータをかけたんです (*゚Д゚*)
  まじっすか!
  目の前で繰り広げられる光景は、食材と調理法を考えると理屈的には旨いのが確定。
  実際に食べてみるとハードルを上げていたにも関わらずそれをも超えていきました。
  甘さとコクの妙。温かさと冷たさの妙。サクサク食感とさらっと溶ける食感の妙。
  この組合せは鉄板を超えていて、ジルコニウム銅ワイヤですわ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  これが意外と考えつきそうで考えつかないです。ド素人が偉そうに言いますが(^^;
  冷たいフォアグラのグラニータをかけたところが凄いなあと思ったんです (〃^▽^〃)
  グラニータなので冷たさというアクセントを与えれますし、
  全体的にフォアグラの濃厚なコクを行き渡らせやすくなるので (* ̄∇ ̄*)b

・シン・ツチダ 生もと純米酒
  私とかみさんのワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  こちらはワインでは無く生もと純米酒。
  群馬県利根郡川場村に蔵を構える、土田酒造の造る生もと純米酒。
  何も足さない。何も引かない。お米のうまみを凝縮した自然な完全無添加醸造。
  まさに米の旨みがストレートに来るタイプ。個性的な味わいでもあります。
  この後のホロホロ鳥に合わせて。

・ホロホロ鳥のむね肉グリル
  肉料理の時にはいつも、福井県越前市の龍泉刃物のナイフで頂きます。
  これがなんの抵抗も無く細胞を壊すことなくスッと切れるので料理の味を壊さないんです。
  そういえばいつも写真を撮り忘れるなあ(^^;
  もちろん皿も和のもののはずですが渋いですよ (* ̄∇ ̄*)b
  その皿の上に、キャラウェイとクミンを使ったパプリカソースを敷き、
  ホロホロ鳥のむね肉グリルに、焼き茄子、焼きとうもろこしを添えたものです。
  IZAでホロホロ鳥を食べるのは2回目ですが、相変わらずパサつき感ゼロで、
  しっとりとジューシーな火入れ。皮の脂もくどく無くて。
  キャラウェイとクミンを使ったパプリカソースが爽やかさもプラスしてくれます。
  添えられた塩で食べても旨いんだなあ。

・カッペリーニ・イン・ブロード
  器の中には冷製カッペリーニ。
  その上に、刻んだオクラ、ジュンサイ、釜揚げしらす、鱒の卵、青ねぎを乗せて。
  仕上げに冷たいブイヨンを注いで完成です。
  〆的な位置づけでの冷製パスタは日本人には馴染み深いものですが、
  イタリア人って基本的には冷たいパスタは食べなかったんです。
  冷製パスタの発祥は、1970年代にイタリア料理界の巨匠である、
  グアルティエーロ・マルケージ氏が、冷たいキャビアのパスタを出したのが最初とも。
  氏が来日した際に冷たい蕎麦にヒントを得たという逸話もありますので、
  日本もそのルーツには無関係では無さそうですね (* ̄∇ ̄*)b
  仕上げに注いだブイヨンは、ホロホロ鳥のガラスープと鮑の煮汁を使っており、
  焦がしたアンチョビ、フライドガーリックオイルなどで仕上げたそうです。
  ちょっとラーメンっぽくなったかなとのシェフの弁。
  この器だけを見ると、ぶっかけラーメンにも見えますもんね。

・梨と葡萄とミントゼリー
  刻んだ梨と葡萄にミントゼリーを添え、レモングラスとミントを添えたものです。
  爽やかさと甘さ。生姜も効いていたかな。
  この器も渋くていいですね。好み。

・大人の雪見だいふく
  薄い餅皮の中には、シナモン、生姜、黒胡椒、丁字、バニラを煮込んだセミフレッド。
  スパイス香るまさに大人の雪見だいふく。
  このドルチェを試作するにあたり、シェフは久しぶりに雪見だいふくを試食。
  子供の頃に食べた感動は無かったそうです。私も発売当初から何度も食べていますが、
  今食べると子供の頃の感動まではいかないんだろうなあ(^^;
  今の世の中、コンビニスイーツもバカに出来ないくらいレベルが上がっていますので。

・ミニャルディーズ
  今宵のお茶菓子も魅せてくれます。全部手作りですよ。
  この日は、ミントのマシュマロ、カントゥッチ、IZA風ブラックサンダー、
  カルダモンのラムネ、クルミっ子オマージュ 塩キャラメルバージョン、
  山椒のフィナンシェの盛合せでした。
  ブラックサンダーとか子供の遊び心を忘れないのがいいっすね (* ̄∇ ̄*)b

・エルダーフラワーとマスカットのハーブティー 熊野水木蜂蜜添え
  かみさんのオーダーです。
  熊野水木蜂蜜はスプーンに添えられて。
  熊野水木蜂蜜は、4年に1度しか採れない貴重な蜂蜜なんですよ。

・ホットコーヒー
  私のオーダーです。
  この日はエルサルバドルの珈琲豆。
  いつもシェフ自らペーパードリップをしてくれるのですが、
  今回はドリップ方式が特徴的で、粗挽きの豆に一気に高温のお湯を注いで、
  そのまま一気に落としきる方式を取っていました。
  蒸らしも、何度も注ぎ分けることもしません。
  業者の方に豆を替えるたびに淹れ方のレクチャーを受けるのですが、
  今回の豆にはこの湯温と淹れ方でお願いしますと教わったそうです。
  なるほど。
  私は在宅勤務が始まってから、自宅でペーパードリップの真似事をしているのですが、
  2年以上続けることで色々な知識も備わってきました。
  今回の方式は、前半の美味しいドリップだけを抽出して、
  後半の雑味のあるドリップを落とさないのと似たようなスタイルだなと。
  それが蒸らしもしないで高温で一気に落としきるスタイルなんです。
  一気にやることがミソで、ちんたらと3分間も落としていたら
  後半の雑味のドリップまで出ちゃうからなんだと思います。
  コーヒー一つを取ってもここまで深いんだから、飲食業って終わりのない世界。
  そして素晴らしい世界なんだと思いますよ (〃^▽^〃)

これで〆て48000円。一人当たり24000円。タッチレスのPayPayでお支払い。

毎回ウキウキ、ワクワクしながらの訪問ですが、今宵も超満足 (〃^▽^〃)

いつもたっぷりとシェフやスタッフの方とお話出来るのが嬉しいんですよねえ。
そういうタイミングにたまたま遭遇しているというか。

そして一番嬉しかったのが、前々回(2022年4月)に訪問した口コミで、
17件の口コミがアップされていて、その平均評価も4.26ポイントなのに、
それでも3.12ポイントにしかならないという食べログアルゴリズムの不思議に関して、
不平・不満を書き連ねたのですが、2022年8月に3.52ポイントに跳ね上がったこと (〃^▽^〃)
現在色々な問題を抱えている食べログ本部がアルゴリズムを見直したのは自明。

食べログ総合評価が全てではありませんが、お店にとっては死活問題ですし、
利用客に取っても贔屓にしているお店が高評価になるのは嬉しいことなんです。
予約が1年待ちとかになるとビミョーですが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

今回もシェフからどの料理が印象に残ったのかを問われましたが、
全ての料理を頂いてみて、迷うことなく決まりました。

今回は、

・穴子のキャラメリゼ フォアグラのグラニータ仕立て

の料理に対して一番感動しましたし、印象に残りました (〃^▽^〃)
なんと珍しくかみさんとも意見が一致 (*゚Д゚*)

甘さとコクの妙。温かさと冷たさの妙。サクサク食感とさらっと溶ける食感の妙。

それらのバランスをも含めてこの料理を編み出したIZAに脱帽です。
前から思っていましたが、シェフって天才じゃない???

ご馳走様です!(2022/8現在、3.52ポイント)


  • DRAPPIER BRUT NATURE

  • 鮎のタルト

  • 鮎のタルトアップ

  • 赤海老と白桃のマリネ

  • 赤海老と白桃のマリネアップ

  • ELFENHOF Zauberhafte Gelber Muskateller 2021

  • 白桃サラダ

  • 白桃サラダアップ

  • Vie di Romans Piere Sauvignon Blanc 2019

  • 赤イカのカルパッチョ

  • 赤イカのカルパッチョアップ

  • 金目鯛のグリル

  • 金目鯛のグリルアップ

  • Vino del Poggio Bianco Andrea Cervini

  • 鮑と鶏レバーのパニーノ

  • 鮑と鶏レバーのパニーノアップ

  • 自家製フォカッチャ

  • 人肌タコとクスクスのズッパディペッシェ仕立て

  • 人肌タコとクスクスのズッパディペッシェ仕立てアップ

  • ホタテのソテー

  • Lerchenberg Pinot Gris Marc Kreydenweiss 2019

  • 炙り馬肉のワンスプーン

  • 炙り馬肉のワンスプーンアップ

  • カンパチのグリル

  • カンパチのグリルアップ

  • 稚鮎の春巻き

  • 稚鮎の春巻きアップ

  • Votano wine 洗馬K-4 メルロー 2017

  • 穴子のキャラメリゼ フォアグラのグラニータ仕立て

  • 穴子のキャラメリゼ フォアグラのグラニータ仕立てアップ

  • シン・ツチダ 生もと純米酒

  • ホロホロ鳥のむね肉グリル

  • ホロホロ鳥のむね肉グリルアップ

  • カッペリーニ・イン・ブロード

  • カッペリーニ・イン・ブロードの完成形アップ

  • 梨と葡萄とミントゼリー

  • 大人の雪見だいふく

  • ミニャルディーズ

  • エルダーフラワーとマスカットのハーブティー 熊野水木蜂蜜添え

  • エルサルバドルの珈琲

2022/08/25 更新

4回目

2022/06 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

ランチを始めたことで、昼でもIZAを存分に堪能できるようになりましたよ (* ̄∇ ̄*)b

2022年6月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りから少し脇道に入ったビルの2F。

完全予約制でコースは1種類のみですので、

・menu IZA (13品~14品) 16500円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

エレベーターに乗って2Fに上がり、手指消毒をしてからドアを開けて店内へ。

店内は入って正面に4名掛けテーブル1卓。右手前方に厨房に沿ってカウンター6席。
そのカウンターの右手に案内されます。

席に座ると今度は検温のセレモニーです。
カウンターにはマスク入れも置かれています。
毎度のことながら感染対策はばっちりです。

お店は、オーナーシェフと、男性スタッフ2名の計3名で切り盛り。
スタッフの方は全員シェフ志望でお一人はソムリエ資格も持たれています。
いつもの顔ぶれですのでリラックス出来ます (〃^▽^〃)

BGMは、洋楽ポップス、ジャズあたり。

コース代金にはミネラルウォーターまたはスパークリングウォーターが
含まれていますのでどちらかをチョイス出来ます。
我々は毎回スパークリングウォーターを選びますのでそちらをチョイスして。

今宵もドリンクは、私が、

・アルコールペアリング 7杯 9000円   
  シャンパーニュ (100ml) + ワイン6杯 (50ml)

かみさんは、

・アルコールハーフペアリング 7杯 6000円   
  シャンパーニュ (100ml) + ワイン6杯 (30ml)

をオーダーすることにしました。

かみさんは毎回飲み干していましたが、それだと飲み過ぎになることを
やっと勉強したようで、後半は適宜私がヘルプすることにしました。

そんなこんなで今宵のmenu IZAは以下の内容になります。

・シャンパン
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  DRAPPIER BRUT NATUREです。
  ぶどうは、有機栽培のピノ・ノワール。
  自然派シャンパンで、甘みの調節として糖分を含んだリキュールを添加する
  ドザージュを行わないため残糖分は3g/l以下とドライに仕上がっています。
  まさにキリっと爽快な辛口。これは美味しい (〃^▽^〃)

・キャビアのタルト
  定番の自然木を生かしたプレートに乗ってのサーブ。毎度映えるよね (〃^▽^〃)
  サクサクのタルトの器の中に、ズッキーニと焼き茄子のソテー、
  ストラッチャテッラ、レモンバジル。
  一口でパクっと。
  レモンの爽やかさが来て、ズッキーニと焼き茄子の食感と香ばしさ、
  キャビアのコクと塩気が混然一体に。

・スパークリングウォーター
  コースに含まれています。
  大事なチェイサー代わりに。その都度スタッフの方が注いでくれます。

・ELFENHOF Zauberhafte spätlese 2018
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  オーストリアの白ワイン。
  華やかでライチのようなフレーバー。
  甘みもありますが、酸を上手く出しています。
  この後のマンゴーと相性がよいのでセレクト。

・赤海老とアップルマンゴー 梅塩仕立て
  赤海老の甘みとアップルマンゴーの甘みが調和。
  その役割を果たすのが、梅で酸味のある塩に仕立てたものに竹炭で黒を加えた塩。
  そしてマイクロ赤紫蘇、トレビスのソテー。バルサミコソースも添えて。
  定番となりつつある赤海老ですが、今宵もまた違った表情を見せてくれます (〃^▽^〃)

・Madeira Sercial 10 Years Old
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  ポルトガル・マデイラのマデイラワイン。
  マデイラワインとは、北大西洋の沖に浮かぶマデイラ諸島で造られる酒精強化ワイン。
  ブドウ果汁の発酵途中または発酵後にアルコール度数96%のブランデーを
  添加して造られる保存性に優れたワインで、こちらのは19度の度数があります。
  つまり一般的なワインよりもアルコール強め。
  色味はブランデーや紹興酒のような濃いめの琥珀色。温めてのサーブ。
  飲んでみると不思議なことにこれまた紹興酒のようなテイスト。
  甘みもしっかりとあります。

・豚頬肉コンフィのワンスプーン
  定番のワンスプーンです。毎度のことながら見事な飾り付けで。
  スプーンの上に、豚頬肉コンフィ、フォアグラ、ローストクルミ、コルニッション、
  チーズ、甘酸っぱいジャム、甘酸っぱいゼリー、オレンジ、マジョラムを乗せたものです。
  シェフからは今回咀嚼回数20回を指定されます。
  そして全員一斉に口の中に放り込んで咀嚼を開始。
  それに合わせてシェフの実況中継が始まりますが、初めての方は面白くて
  吹き出しそうになりながら咀嚼しています (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  というのも口の中の味覚の状況を全て言い当てているからです (* ̄∇ ̄*)b

・パン
  自家製フォカッチャです。
  小さな切り株に乗ってのサーブ。熱々の焼き立て。

・鮑とサマートリュフのサラダ
  鮑のソテーを中心に配し、鮑の肝のソース、黒トリュフのペースト、
  パセリバターで周りを囲み、サマートリュフをたっぷりと振りかけたもの。
  鮑のクニュクニュとした食感と旨みに、サマートリュフの芳香。
  それらにアクセントを加える各種ソース。タマランです (〃^▽^〃)

・Emilia Bianco Ageno La Stoppa 2016
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  イタリア・エミリア ロマーニャの自然派オレンジワイン。
  ぶどうは、マルヴァジア、トレッビアーノ。
  赤に近い味わいでタンニンもしっかりと感じ取れます。
  それにしても絵にかいたような綺麗なオレンジ色に仕上がっていますね。

・人肌タコとジャガイモのズッパディペッシェ仕立て
  48℃で低温調理した人肌タコに、ジャガイモ、オレガノを加えています。
  まずは一口だけ人肌タコだけの味を楽しみ、それからズッパディペッシェを注いで完成。
  スペシャリテとなるズッパディペッシェですが、今回は人肌タコに応用。
  スペシャリテといえども使う場面を変えることでコース全体の幅を持たせたいそうです。
  必ず魚とズッパディペッシェを合わせると、魚料理を出すタイミングが無くなるので。
  一滴も残さずにズッパディペッシェを含めて皿を綺麗にしてね (* ̄∇ ̄*)b

・白イカのソテー
  慎重に火入れをした白イカのソテーに、玉ねぎ、ベーコン、
  ベーコンの香りをつけた牛乳の泡、マイクロパクチーで仕上げた一皿。
  白イカのプリプリ食感に、玉ねぎの甘みとベーコンの旨みが効いています。

・白イカの肝のリゾット
  松の実、カラスミ、刻んだローズマリーを散らして仕上げています。
  シェフがスペインを旅行した時に何気なく入ったレストランで食べた
  イカ墨のパエリアを思い出しながら作りあげたそうです。
  もちろん松の実は使って無いでしょうし、そもそもパエリアでは無いのですが、
  味わいの部分を模倣出来たのではないかと。
  スタッフもこれを味見することでスペインの味を疑似体験出来たそうです (〃^▽^〃)

・Vie di Romans Piere Sauvignon Blanc 2018
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
  キリッとしたエレガントな芳香に、ハーブやレモンををかじっているような
  爽やかな酸を感じるようなテイスト。

・グリーンアスパラガス 北寄貝添え
  プチトマトのピクルス、日向夏、マイクロ青紫蘇、エディブルフラワー、
  パセリを添えていますが、特に日向夏の柑橘系のビター感が効いていました。
  シェフはフルーツを巧みに操りますが、この皿もそんな印象です。

・スモーブロー IZA風
  スモーブローとは、ライ麦やポンパニッケルなど薄切りのパンに
  たっぷりとバターを塗り、その上に新鮮な魚介類やチーズ、ハム類、
  野菜類などをのせた北欧のオープンサンドのこと。
  シェフの友人が都内にスモーブロー専門店をオープンしたので、
  それにインスパイアされて作った一皿。
  薄くスライスした自家製ライ麦パンに、鰹のスモーク、ブルーチーズ、
  ケッパーの実、水茄子、赤キャベツのマリネ、自家製粒マスタード、ディル、
  バスクの一味、等々をこんもりと盛り付けたものです。
  これが何というか混然一体となって旨いんですよ (〃^▽^〃)
  北欧には行ったことがありませんが、その風を感じますし、
  同時に和のテイストも感じてIZAらしい一皿に仕上がっていて。
  バスクの一味が何気に素晴らしいアクセントになっていましたし、
  この一皿のためにわざわざライ麦パンを手作りするんですから凄い (*゚Д゚*)

・平目のソテー モズクとともに
  カリカリにソテーした平目に、アサリとモズク、
  ドライトマトとイタリアンパセリのスープで仕上げた一品。
  モズクのとろみがいい感じに平目に絡んで旨いんですよ。
  ソムリエの方が沖縄料理店で働いていたことによる発想だそうです。
  メニューを考えるときはスタッフ総出でアイデアを出し合うそうですよ (〃^▽^〃)

・Sforzato 2016 - Alfio Mozzi
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。
  イタリア・ロンバルディアの赤ワイン。
  ぶどうは、ネッビオーロ。
  少しぶどうを乾燥させてレーズンでワインを作るみたいな製法で作った赤ワイン。
  色味は淡くなるのですがタンニンはしっかりと感じ取れました。

・イノブタのソテー シェリービネガーソース
  イノブタとは珍しい。まさに猪と豚の合の子。
  ししとうと万願寺唐辛子のソテー、バリ島 太陽の塩、山椒オイルで仕上げたもの。
  とにかくイノブタの脂が甘いです。これは素晴らしい。
  それをさらにキリっと引き締めるのが山椒オイル。
  これが有るのと無いのとでは大違い。

・土田 研究醸造 DATA.15
  私とかみさんのワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  こちらはワインでは無く純米酒。
  群馬県利根郡川場村に蔵を構える、土田酒造の造る生酛純米酒。
  「アミノ酸のうまみ爆弾」と銘打ったこちらの商品。
  なんでもアミノ酸が多いと雑味に感じるとかで業界ではアミノ酸を
  多く出すなというのが常識なんだそうです。
  そんな常識に一石を投じ、平均値の「2.8」倍という驚異のアミノ酸を叩き出した
  まさに「アミノ酸のうまみ爆弾」。
  飲んでみると雑味なんかは感じませんし、確かに旨みが濃いです。
  これはこれで悪く無いのではと思いました。
  かみさんは苦手だったそうです。なるほど。

・とうもろこしのタリオリーニ
  とうもろこしに加え、青唐辛子、しらす、茗荷、おかひじき、鮪のカラスミ、
  鱒の卵など、これまた和の食材もふんだんに活用したIZAらしいパスタ。
  モチモチ食感のタリオリーニにカラスミや卵などがしっかりと絡んで、
  とうもろこしの甘さを一層引き立ててくれます。

・鮎のコンフィ 冷や汁仕立て
  骨まで柔らかくした鮎のコンフィに、イタリアの大麦、刻んだオクラと胡瓜、
  ライムの果肉、ナスタチウムを添えて、山形のだしのように仕立てた一品。
  ぐじゃッと鮎の身を崩して混ぜて食べるとウマウマ (〃^▽^〃)
  いろんな食感やフレーバーが交じり合い、洋でも和でもなく、どちらの要素も。
  これもIZAらしい逸品ですよ (〃^▽^〃)
  他のイタリアンレストランでは絶対に食べられないので。

・豆花 グレープフルーツのグラニテ添え
  台湾スイーツの豆花をベースに、グレープフルーツのグラニテ、
  グレープフルーツの果肉、レンズ豆の甘煮、五香粉、生姜などでアクセントを。
  まさにIZAらしく、単なる豆花ではなく、様々な要素を加えてきます。
  レンズ豆の甘煮はソムリエの方のアイデアですが、ひよこ豆の甘煮と勘違いして
  出来上がったレシピ。シェフは間違っているのは分かっていたのですが、
  試作をしてみるとイケんじゃね?みたいになり、であれば五香粉や生姜も加えちゃえと。
  わりとそういうノリでメニューが構成されていくようです (* ̄∇ ̄*)b

・さくらんぼとリコッタチーズ、チョコレートのロールスイーツ
  さくらんぼのシロップ漬け、リコッタチーズ、チョコレートを
  サクッとした油で揚げた生地で巻いて作ったスイーツ。
  コースの終盤ですのでかなり小さめに作りましたが、それでもズドンと来るパワー。
  イタリアの伝統菓子のようで。

・ミニャルディーズ
  今宵のお茶菓子も魅せてくれます。全部手作りですよ。
  サラミドショコラータ、日向夏ゼリー、カルダモンラムネ、クルミっ子オマージュ、
  ライチのマシュマロ、実山椒のフィナンシェ、アーモンドビスコッティの盛合せ。
  ちょこちょこと色んな味わいで腹一杯でも美味しく食べられます (〃^▽^〃)

・エルダーフラワーとマスカットのハーブティー 熊野水木蜂蜜添え
  かみさんのオーダーです。
  既に熊野水木蜂蜜を入れた後に実飲。
  熊野水木蜂蜜は、結構独特のフレーバーがありますね。力強い芳香で。
  4年に1度しか採れない貴重な蜂蜜なんだそうで。

・ホットコーヒー
  私のオーダーです。
  この日はルワンダの珈琲豆。
  エスプレッソマシンではなくてシェフ自らペーパードリップ。
  どっしりとしたボディがありますのでミニカップでのサーブ。
  飲んでみるとしっかりとした苦味と油分。いうなればフルボディの美味しさ。
  これは私好みで美味しいです (〃^▽^〃)
  かみさんに飲ませてみるとさすがにこのレベルになると苦いとのコメント。
  それでも数年前に比べると飲めるようになってきましたよ。
  昔だったら顔をしかめていたのが、今では冷静に苦味を判断していましたので。

これで〆て48000円。一人当たり24000円。タッチレスのPayPayでお支払い。

いやあ、今宵も大満足です (〃^▽^〃)

相変わらずシェフやスタッフの方との会話も楽しいですし、料理や酒も美味しい。

シェフから恒例のどの料理が印象に残ったのかを問われましたが、
今回は、スモーブロー IZA風と鮎のコンフィ 冷や汁仕立てで迷いました。
どちらもIZAらしさを出しまくった独創性に溢れた料理でしたが、
わずかにスモーブロー IZA風の方が印象が強かったかな (〃^▽^〃)
もちろんその他の皿も無茶苦茶美味しいのでそこから選ぶのは毎回困難なんですよ。

最近のレストランでは料理名を詳細に記載せず、素材名だけを書くのが主流になっていますが、
IZAでは素材すら書かずに、タルト、スプーン、サラダ、リゾット、スモーブロー、
PESCE、CARNE、タリオリーニのように、大枠の素材や調理法を記載。
もちろん赤エビやタコなどのスペシャリテは素材名を書いていますが、
こうすることで、その日に調達できた素材を臨機応変にコースに組み込めるので、
これまたコース構成の自由度が上がるからなんです。
これってお店側にとっても客側にとってもWin-Winですよね (〃^▽^〃)
一体どんな料理が出てくるんだろう?とワクワクしながら皿を待っていられますし。
正直、年がら年中同じメニューを公式HPに掲載しているお店には
訪問するモチベーションが沸き上がりませんので今でも放置したままです。
いつ行ってもワクワク出来るような料理を期待して伺いたいですもんね (* ̄∇ ̄*)b

そうそう。
IZAも2022年4月26日からランチ営業(12:00(L.O.12:30))~15:30)を始めたんです。

ランチもディナーと同様で、

・menu IZA (13品~14品) 16500円

になります。

鎌倉って昼に観光して夜は宿泊ホテル近くに戻る観光客の方が多いと思うのですが、
ランチを始めたことで、昼でもIZAを存分に堪能できるようになりましたよ (* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2022/6現在、3.16ポイント)

  • DRAPPIER BRUT NATURE

  • キャビアのタルト

  • キャビアのタルトアップ

  • スパークリングウォーター

  • ELFENHOF Zauberhafte spätlese 2018

  • 赤海老とアップルマンゴー 梅塩仕立て

  • 赤海老とアップルマンゴー 梅塩仕立てアップ

  • Madeira Sercial 10 Years Old

  • 豚頬肉コンフィのワンスプーン

  • 豚頬肉コンフィのワンスプーンアップ

  • 自家製フォカッチャ

  • 鮑とサマートリュフのサラダ

  • 鮑とサマートリュフのサラダアップ

  • Emilia Bianco Ageno La Stoppa 2016

  • 人肌タコとジャガイモ

  • 人肌タコとジャガイモアップ

  • 人肌タコとジャガイモのズッパディペッシェ仕立て

  • 白イカのソテー

  • 白イカのソテーアップ

  • 白イカの肝のリゾット

  • 白イカの肝のリゾットアップ

  • Vie di Romans Piere Sauvignon Blanc 2018

  • グリーンアスパラガス 北寄貝添え

  • グリーンアスパラガス 北寄貝添えアップ

  • スモーブロー IZA風

  • スモーブロー IZA風アップ

  • 平目のソテー モズクとともに

  • 平目のソテー モズクとともにアップ

  • Sforzato 2016 - Alfio Mozzi

  • イノブタのソテー シェリービネガーソース

  • イノブタのソテー シェリービネガーソースアップ

  • 土田 研究醸造 DATA.15

  • とうもろこしのタリオリーニ

  • とうもろこしのタリオリーニアップ

  • 鮎のコンフィ 冷や汁仕立て

  • 鮎のコンフィ 冷や汁仕立てアップ

  • 豆花 グレープフルーツのグラニテ添え

  • さくらんぼとリコッタチーズ、チョコレートのロールスイーツ

  • ミニャルディーズ

  • エルダーフラワーとマスカットのハーブティー 熊野水木蜂蜜添え

  • ペーパードリップ中

  • ルワンダの珈琲

  • 2022年6月下旬のドリンクメニュー

  • 2022年6月下旬のドリンクメニュー

  • 2022年6月下旬のドリンクメニュー

  • 2022年6月下旬のドリンクメニュー

2022/06/30 更新

3回目

2022/04 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.7
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

【ゴ・エ・ミヨ 2022選出店】ホスピタリティの高いサービスを受けながら極上の料理を

2022年4月初旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りから少し脇道に入ったビルの2F。

かみさんも私もお気に入りのお店の一つ。
人生における食事回数は限られてるので、再訪するお店は厳選しないとね (* ̄∇ ̄*)b

完全予約制でコースは1種類のみですので、

・menu IZA (13品~14品) 16500円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

予約時間の2分前にビルの前まで伺うとなんと今回もシェフ自らがビルの入口でお出迎え(驚)
毎度毎度恐縮でございます <(_ _)>

一緒にエレベーターに乗って2Fに上がり、手指消毒をしてからドアを開けて店内へ。

店内は入って正面に4名掛けテーブル1卓。右手前方に厨房に沿ってカウンター6席。
そのカウンターの真ん中に案内されます。もちろん特等席 (〃^▽^〃)

席に座ると今度は検温のセレモニーです。
カウンターにはマスク入れも置かれています。
毎度のことながら感染対策はばっちりです。

お店は、くだんのオーナーシェフと、男性スタッフ2名の計3名で切り盛り。
スタッフの方は全員シェフ志望でお一人はソムリエ資格も持たれています。
いつもの顔ぶれですのでリラックス出来ますね (〃^▽^〃)

BGMは、ヒーリング系のインストナンバー、ジャズ、洋楽ポップスあたり。

コース代金にはミネラルウォーターまたはスパークリングウォーターが
含まれていますのでどちらかをチョイス出来ます。
我々は毎回スパークリングウォーターを選びますので、
そちらで宜しいですか?との確認だけがありました。

今宵もドリンクは、私が、

・アルコールペアリング 7杯 9000円   
  シャンパーニュ (100ml) + ワイン6杯 (50ml)

かみさんは、

・アルコールハーフペアリング 7杯 6000円   
  シャンパーニュ (100ml) + ワイン6杯 (30ml)

をオーダーすることにしました。

かみさんには多いので私がヘルプする気満々だったのに、
今回も全部飲み干しちゃって、帰る電車の中では少々酔っぱらってましたが。
次回は無理やり俺がヘルプだな (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

そんなこんなで今宵のコースは以下の内容になります。

・シャンパン
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  GOSSET GRANDE RESERVE BRUTです。
  ぶどうは、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ。
  リンゴ果汁のようなニュアンスがあり、爽快感とともに旨いです。

・キャビアのタルト
  今回も自然木を生かしたプレートに乗ってのサーブ。映えるよね (〃^▽^〃)
  サクサクのタルトの器の中に、焼いた胡瓜、アボカド、キャビア、マイクロパクチー。
  一口でパクっと。
  焼いた胡瓜の瑞々しさとキャビアの塩気とコクが合いますね。
  かみさんはパクチーが苦手ですが、このパクチーはカメムシ臭く無いです。
  これくらいなら美味しいとの弁。

・赤海老とイタリア産そら豆 青リンゴのグラニテ仕立て
  赤海老、5秒だけ火を通したイタリア産の半生そら豆の上に、
  マイクロセロリ、青リンゴのグラニテ、ペコリーノチーズをかけて仕上げたもの。
  良く混ぜて頂きます。
  シェフお得意のフルーツとの合わせ技ですが、赤海老の甘さ、美味しさを
  引き立てるために、色々と加えているんだなあと。
  半生のイタリア産のそら豆の食感もコクもいいっすね (* ̄∇ ̄*)b

・スパークリングウォーター
  コースに含まれています。
  大事なチェイサー代わりに。その都度スタッフの方が注いでくれます。
  そういえば今回は写真に収めるのを忘れたわ・・・

・Rheingau Koshu Mittelheimer Edelman 2019
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  ドイツ・ラインガウの白ワイン。
  ぶどうは、甲州100%。
  日本の固有品種である「甲州」の苗木・500本を、2003年にドイツ・ラインガウに移植。
  特級畑に公認されているリースリングの畑を、甲州に植え替え、
  2005年にファーストヴィンテージが完成。それの2019年もの。
  甲州らしい甘みもあるのですが、同時にビターでもあるんです。
  わりとどっしりと。日本の固有種でもドイツで造るとドイツらしくなるんだなあと。
  さらには2005年の新EU法で、日本などEU外からの葡萄品種持ち込みが禁止に。
  日本以外で甲州を公認栽培しているのは、こちらのワイナリーだけなんです。

・赤イカのタルタル
  蕗の薹マヨネーズ、赤イカのタルタル、芽キャベツ、インゲン、マイクロ青じそ、
  エディブルフラワーなどを積み重ね、カルダモンオイルパウダーで仕上げたもの。
  フレーバーはこれぞカルダモン!というストレートな香り。
  カルダモンってどんな匂いがするの?という方にはこれを出せばすぐに分かるでしょう。
  爽快感のある香りで、エッセンシャルオイルか?と思うほどに。
  こちらも良く混ぜて頂きます。
  カルダモンオイルパウダーの爽快感とともに、蕗の薹マヨネーズのほろ苦さが素晴らしい。
  蕗の薹を揚げて、そのオイルとマヨネーズ材料とともにそのままミキシング。
  なので蕗の薹そのままの味のするマヨネーズに仕上がっているんです。
  これらの相乗効果で赤イカがこれまた美味しいわけですよ (〃^▽^〃)

・パン
  自家製フォカッチャです。
  小さな切り株に乗ってのサーブ。
  お代わりは出来ますが、全体を通してコースのボリュームがあるので、
  最初から食べ過ぎないようにした方がいいです。我々は今回も1個で終了。
  貴重なソースを拭うために大事に最後まで活用しました。

・人肌タコのグリーンピースピューレ仕立て
  48℃で低温調理した人肌タコに、スペイン産グリーンピースピューレ、
  ライム、塩漬けリコッタチーズ、クルトン、ディルなどで仕上げたものです。
  毎度のことながら、半生という表現では説明のつかないクニュクニュ食感が素敵。
  タコが主役の皿ではありますが、グリーンピースの甘みも秀逸。

・Madeira Vinhos Barbeito Sercial 10 Year Old
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  ポルトガル・マデイラのマデイラワイン。
  ぶどうは、セルシアル100%。
  マデイラワインとは、北大西洋の沖に浮かぶマデイラ諸島で造られる酒精強化ワイン。
  ブドウ果汁の発酵途中または発酵後にアルコール度数96%のブランデーを
  添加して造られる保存性に優れたワインで、こちらのは19度の度数があります。
  つまり一般的なワインよりもアルコール強め。
  色味は白ワインとしては濃いめの琥珀色。
  しっかりとした酸味と19度の度数由来のドッシリ感もあります。
  
・チコリのロースト チョコレート仕立て
  じっくりと火を通したチコリに、カカオニブを加えたチョコレートソース、
  松の実、アイスプラント、菊の花をあしらい、ハーブオイルで仕上げたものです。
  これぞ素材の組み合わせの妙技というか、甘くてしょっぱくて苦いと。
  そこに松の実のクリスピーな食感と香ばしさも加わります。
  チョコレートも甘いのとビターな2種類の印象を持っていて、
  秀逸だったのがアイスプラントの塩気。これがこの皿をぐっと引き締めるというか。
  アイスプラントが有るのと無いのとでは大違いですよ (* ̄∇ ̄*)b

・鮑のワンスプーン
  定番のワンスプーンです。毎度のことながら見事な飾り付けで。
  スプーンの上に、アーモンド、山うど、フォアグラ、黒蜜ゼリー、鮑、
  エストラゴン、苺、塩昆布を乗せたものです。
  シェフからは今回咀嚼回数25回を指定されます。
  いつもより10回多いです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  私とかみさんが一斉に口に放り込むとシェフの実況が始まります。
  アーモンドのカリカリ、山うどのシャクシャク、フォアグラのとろり食感とコク、
  黒蜜ゼリーのクニュクニュ食感と風味、甘味、鮑のクニュクニュ食感と旨み、
  エストラゴンの香り、苺の甘酸っぱさ、塩昆布の塩気。
  それらが混然一体となって口の中で一つの料理が完成するんです。
  おそらく咀嚼回数25回は余裕でクリアしたのではと思います。

・Pallagrello Bianco 'Riccio' Alepa 2015
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  イタリア・カンパーニアの白ワイン。
  ぶどうは、パラグレッロ・ビアンコ100%。
  色味もテイストも含めてオレンジワインのような味わい。
  ビターな辛口で甘みは穏やか。

・ズッパディペッシェ
  漁師のごった煮料理がズッパディペッシェ。
  フランスのブイヤベースとイタリア・トスカーナのカチュッコの合いの子みたいな。
  前回から頂くようになりましたがスペシャリテのような位置づけにするそうです。
  スープは今までの皿で出された魚介類と野菜の出汁をベースに煮詰めたもの。
  そこに赤メバルのポワレ、青ねぎを添えて。
  とにかく超濃厚なスープが秀逸。そこに旬の赤メバル。
  シェフは釣りもするので、赤メバルを見ると春だなあと感じるそうで (〃^▽^〃)
  赤メバルを食べ終えると、スープを注ぎ足して春菊の焼きリゾットを添えてくれます。
  リゾットを添えるのも定番になりそうですね。
  ちなみにかみさんは春菊も苦手なのですが、やはりこちらのは美味しいとの評。
  高級店なら食えるんかい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・COSTA D'AMALFI FURORE BIANCO FIORDUVA 2018
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  イタリア・カンパーニャの白ワイン。
  ぶどうは、リッポリ40%、フェニーレ30%、ジネストラ30%。
  ボディのある白ワイン。しっかり辛口ですが少しだけ甘みも。

・ランプレドット
  イタリア・フィレンツェの伝統料理。屋台とかで普通に食べられるもの。
  牛の第4の胃であるギアラを柔らかく煮込み、サルサベルデ、唐辛子オイルと合わせ、
  小さなサクサク食感のチャパタでハンバーガー仕立てにしたものです。
  ギアラは焼肉屋で見かけると大抵頼むくらいに好きですが、
  そのイメージとは裏腹にホント柔らかいんです。なのでチャパタとも合うんでしょうね。

・タリオリーニ 鮪のカラスミソース
  タリオリーニに、魚醤にも似た鮪のカラスミをソース代わりに絡め、
  ズッキーニ、レモン、コリアンダー、糸唐辛子で仕上げたものです。
  実際に鮪のカラスミを見せてもらいましたが、匂いからして魚醤ですよ。
  これは発酵食品にも慣れ親しんだ日本人の琴線に触れるかも。

・ホワイトアスパラガスのソテー バッサーノ風
  皿の上に、レモンやオレンジ、アンチョビなどを混ぜて作ったゆで卵ソースを敷き、
  ホワイトアスパラガスのソテーを鎮座。
  カリカリと焼いたパンチェッタ、ハーブを彩り仕上げた一皿。
  北イタリアで良く食べられる料理だそうです。
  ホワイトアスパラガスのソテーはそのままでも美味しいものですが、
  そこにあっさりとしたゆで卵ソースに、パンチェッタの塩気と旨みが合います。

・シン・ツチダ 純米酒
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。
  こちらはワインでは無く純米酒。
  群馬県利根郡川場村に蔵を構える、土田酒造の造る純米酒。
  IZAで日本酒は初めてですが、米の旨みがストレートに来るタイプでしょうかね。
  ナチュラルな味わいとともに。この後のホロホロ鳥に合わせた1杯。

・岩手産ホロホロ鳥のロースト
  岩手産ホロホロ鳥のローストに、ケールの素焼き、菜の花のソース、
  茄子を使った酸味のあるペースト、ハーブなどで仕上げた一皿。
  ホロホロ鳥ってパサつくイメージがあるのですが、しっとりとジューシーな火入れ。
  無茶苦茶ナーバスなホロホロ鳥をエサをあげるときにも足音を立てずに
  細心の注意を払って育て上げているそうです。
  とにかく皮の脂もくどく無くてじんわりと美味しい。

・レバーペースト
  サクサクと軽いメレンゲ生地の上に、人参ピクルス、丁字を加えた
  レバーペーストに赤紫蘇をトッピングしたもの。
  濃厚なレバーペーストの洋の味わいに、赤紫蘇という和のエッセンスが光りますね (〃^▽^〃)

・Barolo Perno Oreste Stefano 2015
  私とかみさんのワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  イタリア・ピエモンテの赤ワイン。
  ぶどうは、ネッビオーロ100%。
  見るからにフルボディを想起させる濃いルビー色。
  まったりとした飲み口で無茶苦茶果実味が来ます。
  ラズベリーの香りと上品なタンニン。これぞバローロと言わんばかりのテイスト。
 
・WAGYUUイチボのステーキ
  和牛では無くWAGYUUイチボのステーキ。
  というのも鹿児島で育てた黒毛和牛の仔牛をオーストラリアで育てたもの。
  なので純粋黒毛和牛ではないので海外ではWAGYUUと表記される模様。
  下には意外なところで牡蠣のソース、赤ワインソースを敷き、
  ゴルゴンゾーラのムース、ナスタチウムを被せた金柑ビーツ、燻製塩を添えています。
  鹿児島県産黒毛和牛の75%に相当する血統ですが、オーストラリアで育てると
  こうも違うのかというくらいに赤身の美味しい肉質になっています。
  私は正直言って黒毛和牛の多すぎる脂があまり好きでは無く、
  特にステーキなどの料理では赤身の肉を好みます。
  焼肉屋でもサシの入ったカルビとかは2切れ食えば十分なんです。
  黒毛和牛の血統の良さと、育て方の相乗効果で私好みの赤身肉に (〃^▽^〃)
  旨過ぎて薫製塩を使うのを忘れた (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  ちなみにすき焼きやしゃぶしゃぶの場合にはサシが入っていた方が具合がいいです。
  赤身であれをやると肉がカチカチ、パサパサになるので・・・

・ポンカンとライチゼリー ジャスミンティーのエスプーマ仕立て
  ここからドルチェです。
  ポンカン、ライチゼリー、ジャスミンティーの泡で仕上げたドルチェ。
  愛媛で育った私は基本的に柑橘系が大好物 (〃^▽^〃)
  白ブドウのようなライチの風味、ジャスミンティーの爽やかさと相まって旨いわ。

・チーズケーキとトンカ豆のジェラート
  下にポレンタというトウモロコシパウダーで作ったビスケットを敷き、
  チーズケーキ、トンカ豆のジェラートを添え、ホワイトチョコレートで
  作ったメレンゲ、ベルガモットパウダーで仕上げたドルチェ。
  個人的にはトンカ豆の杏仁のようなフレーバー、テイストが好きで (〃^▽^〃)

・ミニャルディーズ
  最後のお茶菓子まで抜かりなく魅せてくれます。
  これらは全部手作り。
  この日は、サラミドショコラータ、エルダーフラワーシロップのマシュマロ、
  レモンのグミ、ラムネ、ガラムマサラフィナンシェ、クルミっ子オマージュ、
  あと一つは忘れた (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  コースを通してずっとですが、シェフとのお話に夢中なのでね (* ̄∇ ̄*)b

・ホットコーヒー
  私のオーダーです。
  この日はエルサルバドルの珈琲豆。
  エスプレッソマシンではなくてシェフ自らペーパードリップ。
  ソムリエが淹れてくれるお店はありますが、シェフ自らって珍しいですよ。
  しっかりとした苦味がありますが嫌味では無く。

・エルダーフラワーとマスカットのハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  エルダーフラワーの酸味が効いていましたね。
  そういえば写真を撮り忘れ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

これで〆て48000円。一人当たり24000円。タッチレスのPayPayでお支払い。

いやあ、今宵も大満足でしょう (〃^▽^〃)
私もかみさんも終始笑顔でこの日のコースを愉しむことが出来ました。
シェフともたっぷり過ぎるくらいにお話が出来ましたしね (* ̄∇ ̄*)b

シェフからどの料理が印象に残ったのかを問われましたが、
今回は料理の素材を記載したカードが卓上にあったので思い出しやすく。
どれかなあとカードを指しながら考え、指が止まったのがチコリ。
チコリに甘いチョコレートソースを合わせるという大胆なアレンジ。
そこにアイスプラントを加えることで、塩気も演出したのが印象的だったので (〃^▽^〃)
単純に塩を使わなかったのも凄いなあと。
ちなみにかみさんは赤海老を選んでいました。

これだけのクオリティ、ホスピタリティのあるイタリアンなのですが、
食べログ評価的には不思議な現象になっているんです。

2022年4月中旬現在口コミ数は17件。その評価(中央値)を計算してみると、

5.0 × 2名 = 10
4.7 × 4名 = 18.8
4.2 × 6名 = 25.2
3.7 × 5名 = 18.5
合計:72.5 / 17 = 4.26ポイント

もちろん食べログの総合評価は単純計算では無くて、
口コミを書いた方のそのジャンルに対する食通度や、口コミ件数なども加味されて、
他にも謎のアルゴリズムを通して算出されるのですが、
17名の方の口コミ件数などを拝見しても錚々たるレビュアーに思えますし、
17件の口コミ数がアップされていますので、それなりの評価を得てもいいはず。
4.26ポイントとは言いませんが、いくらなんでも3.12ポイントは低過ぎ無い???
食べログ会員店舗が優遇されるというのは都市伝説です (涙д涙)

不思議な現象と思える証拠をもう一つ挙げると、
藤沢に2022年3月3日にオープンしたばかりのベトナム料理店、
Le Mekongは、たった5件の口コミ数で平均評価もIZAと比べるとかなり低いのに、
IZAと同じく3.12ポイントなんです。Le Mekongの評価は納得できますよね?
納得できないのが、Le Mekongよりも長く1年近くも営業していて、17件の口コミがあり、
平均評価も4.26ポイントなのに、それでも3.12ポイントにしかならないということ。

まあ、食べログの評価が悪くても、フランス発のガイドブック
「ゴ・エ・ミヨ」はちゃんと評価してくれてIZAは選出されてますよ (〃^▽^〃)

皆さんも一度IZAに訪れてみてください。一見だろうが関係なく、
無茶苦茶ホスピタリティの高いサービスを受けながら極上の料理をたんまりと頂けます。

ご馳走様です!(2022/4現在、3.12ポイント)

  • GOSSET GRANDE RESERVE BRUT

  • キャビアのタルト

  • キャビアのタルトアップ

  • 赤海老とイタリア産そら豆 青リンゴのグラニテ仕立て

  • 赤海老とイタリア産そら豆 青リンゴのグラニテ仕立てアップ

  • Rheingau Koshu Mittelheimer Edelman 2019

  • 赤イカのタルタル

  • 赤イカのタルタルアップ

  • 自家製フォカッチャ

  • 人肌タコのグリーンピースピューレ仕立て

  • 人肌タコのグリーンピースピューレ仕立てアップ

  • Madeira Vinhos Barbeito Sercial 10 Year Old

  • チコリのロースト チョコレート仕立て

  • チコリのロースト チョコレート仕立てアップ

  • 鮑のワンスプーン

  • 鮑のワンスプーンアップ

  • Pallagrello Bianco 'Riccio' Alepa 2015

  • ズッパディペッシェ

  • ズッパディペッシェ(赤メバル)

  • 春菊の焼きリゾット

  • COSTA D'AMALFI FURORE BIANCO FIORDUVA 2018

  • ランプレドット

  • ランプレドットアップ

  • タリオリーニ 鮪のカラスミソース

  • タリオリーニ 鮪のカラスミソースアップ

  • ホワイトアスパラガスのソテー バッサーノ風

  • ホワイトアスパラガスのソテー バッサーノ風アップ

  • シン・ツチダ 純米酒

  • 岩手産ホロホロ鳥のロースト

  • 岩手産ホロホロ鳥のローストアップ

  • レバーペースト

  • レバーペーストアップ

  • Barolo Perno Oreste Stefano 2015

  • WAGYUUイチボのステーキ

  • WAGYUUイチボのステーキアップ

  • ポンカンとライチゼリー ジャスミンティーのエスプーマ仕立て

  • チーズケーキとトンカ豆のジェラート

  • チーズケーキとトンカ豆のジェラートアップ

  • ミニャルディーズ

  • シェフ自らペーパードリップ

  • ホットコーヒー

  • ゴ・エ・ミヨ 2022に選出されました!

2022/04/19 更新

2回目

2021/12 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

今宵も全16皿。全ての皿が全力投球。そして食べていて楽しい(^^)

2021年12月初旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りから少し脇道に入ったビルの2F。

2021年10月中旬に初めてお伺いしたのですが、
移転前のリストランテ シーヴァとは、料理の構成、素材、皿、
提供方法、ワインペアリング、雰囲気など全てがグレードアップされていて、
しかしながらサービスはアットホームで温もりを感じるものでした。

かみさんも私も気に入ったので今回もお邪魔をした次第(^^)
リピートするお店は厳選しないとね!人生における食事回数は限られてるので。

完全予約制でコースは1種類のみですので、

・menu IZA (13品~14品) 16500円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

予約時間の4分前にビルの前まで伺うとなんとシェフ自らがビルの入口でお出迎え(驚)
前回は男性スタッフの方でしたが、毎度毎度恐縮でございますm(_ _)m

一緒にエレベーターに乗って2Fに上がり、手指消毒をしてからドアを開けて店内へ。

店内は入って正面に4名掛けテーブル1卓。右手前方に厨房に沿ってカウンター6席。
この日は珍しくテーブル利用者4名の予約があり、その関係でカウンターは2席のみ。
つまりカウンターは我々だけの占有空間になっていたんです(驚)
当初は全員カウンター利用にしていたようですので一旦は満席にしたんだと思いますが、
その後にテーブル利用に変更した関係で、カウンターがポッカリ空いたんだろうなと。
いずれにせよこんなシーンは今後見られない光景ではと思います(^^;

さて、我々はそのベリーウッドの一枚板が映えるカウンターのど真ん中へ。
シェフの目の前となる特等席ですぜ(^^)/

お店は、くだんのオーナーシェフと、男性スタッフ2名の計3名で切り盛り。
スタッフの方は全員シェフ志望でお一人はソムリエ資格も持たれています。

BGMは、ヒーリング系のインストナンバー。

コース代金にはミネラルウォーターまたはスパークリングウォーターが
含まれていますのでどちらかをチョイス。
私もかみさんも炭酸水派ですので今回もスパークリングウォーターをお願いして。

ドリンクを聞かれましたので前回と同様に私は、

・アルコールペアリング 7杯 9000円   
  シャンパーニュ (100ml) + ワイン6杯 (50ml)

かみさんは、

・アルコールハーフペアリング 7杯 6000円   
  シャンパーニュ (100ml) + ワイン6杯 (30ml)

をオーダーすることにしました。
かみさんにはやや多めなので、今回も私がヘルプする気満々でしたが
結果的に全部飲まれちゃいました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
その代わりかみさんは珍しく少々酔っぱらっていましたが(^^;

テーブル席は19時からの予約でしたので1時間はカウンターを含めて店内は
我々だけという贅沢空間の中、今宵のディナーのスタートです。

・シャンパン
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  Huré Frères Invitationです。
  ぶどうは、ピノムニエ40%、ピノノワール40%、シャルドネ20%。
  シェリー酒と同じような製法で、80年間継ぎ足しながら造っているそうで。
  飲んでみるとどっしりとした辛口で確かに継ぎ足したようなボディを感じますね。
  
・ウニとうずらのタルト仕立て
  今回も自然木を生かしたプレートに乗ってのサーブ。魅せますよね(^^)
  サクサクのタルトの器の中に、うずらの卵、うにクリーム、
  フランス産冬トリュフとキャビアを乗せたものです。
  一口でパクっと。
  冬トリュフの芳香、キャビアの塩気と旨み。そしてうにとうずらの卵。
  見事に調和されていて旨いです(^^)

・赤海老のカルパッチョ
  赤海老の臭み消しにカルダモンを使い、エシャロットを刻み、
  シャインマスカットをスライスし、シャルドネのビネガーゼリーと、
  アボカドソースを合わせ、ライムの皮、ディルを散らしたものです。
  爽やかさが口いっぱいに広がり、そこに赤海老の甘みと食感。
  ふんわりとカルダモンも香ってきて。なんというか複合的な美味しさがあります。
  単一じゃ無くて多方向から迫ってくるような。

・スパークリングウォーター
  コースに含まれています。
  大事なチェイサー代わりに。その都度スタッフの方が注いでくれます。
  私の場合はちょうどコースの最終で無くなるくらいのペースでした。
  かなり飲んだ印象ですので、大抵の方は残ると思います。

・Alte Rosso Blanc 2015
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  フランス・コルスの白ワイン。
  ぶどうは、バルバロッサ100%。
  この後の3皿に合わせます。
  酸味は穏や。甘みはふんわりと。全体的に穏やかな白ワイン。

・パン
  自家製フォカッチャです。
  小さな切り株に乗ってのサーブ。
  お代わりは出来ますが、全体を通してコースのボリュームがあるので、
  最初から食べ過ぎないようにした方がいいです。我々は1個で済ませました。
  貴重なソースを拭うために大事に活用。

・赤イカのカルパッチョ
  カリフラワーを赤イカで包んで、カボチャチップスとエディブルフラワーをあしらい。
  フェンネルの種をピクルスにしたものも添えています。
  これぞフェンネルという香りが立ちますね。赤イカの熟成した旨味を後押し。

・タコの赤ワインマリネ仕立て
  48℃で低温調理したタコを赤ワインでマリネ。
  半生という表現では説明のつかないクニュクニュ不思議食感。
  ポロネギのピューレとグリル、アーモンド、小玉ねぎを合わせ、
  マイクロセロリに焦がしたネギをパウダーにしたものを散らし、
  ネギのソースで仕上げたものです。
  もちろんタコが主役の皿なのですが、これも複合的な美味しさがあります。
  なので混ぜて食べることをお勧めします。
  シチリアの漁師町で昔から食べられているのがこのタコらしいです。
  低温調理なんて言葉が無かった時代から肌感覚でこの温度が旨いと知ってたんですね。

・フォワグラの茶碗蒸し
  フォアグラを生地に加えたフルフル食感の茶碗蒸しに、
  ポルチーニを刻んだもの、くるみを加え、オレンジジャムも効果的に忍ばせ、
  ミルクのエスプーマで仕上げたものです。
  とにかく良かったのが名わき役のオレンジ(^^)
  これが有るのと無いのとでは大違い。オレンジの柑橘系のフレーバー、
  テイストのおかげで、フォアグラをしつこく感じず料理全体として纏まっていて。
  シェフはとにかく効果的にフルーツを使ってくるんですよね(^^)

・Ugolforte Brunello di Montalcino 2015
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  イタリア・トスカーナの赤ワイン。
  ぶどうは、サンジョヴェーゼ・グロッソ100%。
  次なるうなぎに合わせての赤ワイン。
  素敵なタンニンが印象的。そして程よい酸味があります。
  確かにうなぎとかにはベストマッチのミディアムボディでしょう。

・うなぎのワンスプーン
  ワンスプーンのためにこれだけの豪華な飾り付け。今回も魅せます。
  スプーンの上に、うなぎ、ラルド、マジョラム、フォワグラテリーヌ、
  ピスタチオ、ドライフィグ、らっきょう、ポルト酒のゼリー、
  山椒を使ったチョコレートを乗せたものです。
  シェフがライブで実況説明をしてくれますので私とかみさんは同時にパクリと。
  咀嚼回数は今回も15回以上を指定されて。
  まず来るのはピスタチオのカリカリ食感と風味。
  その後にクニュクニュとしたポルト酒のゼリーの食感と味。
  らっきょうのシャクシャク食感、マジョラムの爽快な香りとともに、
  山椒を使ったチョコレートの香りも合わさり、うなぎとラルドとともに、
  うなぎの蒲焼風のテイストを醸し出すんです。
  もちろん美味しいのですが、我々の口の中を見透かしたように、
  シェフが前述したようにライブで説明をしてくれ、そしてその通りなので
  思わず笑っちゃいましたよ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  お客さんとの一体感を醸成できるというシェフの心憎い演出なんです(^^)
  租借回数を数える余裕も無かったのですが、結果的には超えていたそうです。

・Novum Marlborough Chardonnay 2020
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  ニュージーランド・マールボロの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  温度を低めにして酸を立たせているそうです。
  次なる皿の焦がしバターに合わせて。

・白子のムニエル 焦がしバターソース
  白子のムニエルに焦がしバターソースを絡めたものに、
  鬼柚子の果肉、クルトン、松の実、ケイパーを添えて、
  ナスタチウムの葉で飾り付け。
  焦がしバターソースの香りが調理中から充満していて(^^)
  その香りと濃厚なコクがこれまた濃厚な白子に合いますよ。
  それだけだと濃厚過ぎるので、鬼柚子やケイパーも合わせ、
  クルトンや松の実で香ばしさや食感も加えて。
  これまた複合的な美味しさを醸し出しています。単調じゃねえぜ!的な。

・鮑のサラダ
  柔らかくした鮑をスライスし、焦がしたエシャロットとアンチョビ、
  菊芋、サラダ春菊を添えて、カラスミのパウダー、バジルソース、
  柚子果汁のエスプーマで仕上げたものです。
  とにかく鮑の柔らかさが秀逸ですし、菊芋の土の香りも素晴らしい。
  サラダ春菊も癖が無くて春菊が苦手なかみさんでも美味しいと太鼓判。
  これも旨いなあ・・・

・Château de Haute-Serre Malbec 2017
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  フランス・カオールの赤ワイン。
  ぶどうは、マルベック100%。
  果実味がしっかりと感じ取れます。
  そして適度なタンニンと酸味。ビターな印象も。
  次なるパスタに合わせてのサーブ。

・タリオリーニ オッソブーコソース
  タリオリーニに、骨と穴という意味のオッソブーコソースを絡め、
  ペコリーノチーズをたっぷりかけたものです。
  ソースには牛スネ肉の煮込み、赤玉ねぎ、コルネッティを加えています。
  レーズンも合わさり、しこしこパスタに酸味と甘みと旨味のある味わい。
  これは赤ワインとも合いますね(^^)

・ズッパディペッシェ
  漁師のごった煮料理がズッパディペッシェ。
  フランスのブイヤベースとイタリア・トスカーナのカチュッコの合いの子みたいな。
  スープは今までの皿で出された魚介類の出汁をベースに煮詰めたもの。
  そこに黒鯛のソテー、青ねぎを添えて。
  とにかくスープの旨味が超濃厚。全ての旨味を出し尽くしていて。
  途中、サフランの焼きリゾットがシェフからサーブされ実は完成なんです。
  この焼きリゾットがカリカリでたまらん(^^)
  最初は食感と風味を楽しみ、その後黒鯛とともにスープと一体化して食べました。
  今後はこのスープはスペシャリテみたいにして、
  毎回秘伝のたれみたいな感じで継ぎ足していこうかと仰っていました。
  黒鯛や焼きリゾットの内容を変えれば無限に広がりますもんね(^^)
  これで今まで出された魚介類も成仏出来たことでしょう。

・Herdade do Rocim Amphora Branco 2019
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。
  ポルトガル・アレンテージョの白ワイン。
  ぶどうは、アンタン・ヴァズ、ラボ・デ・オヴェーリャ、ペルム。
  土器のようなもので漬け込んだワインらしいです。
  次なる皿のうずらに合わせて。
  辛口で好みのワインです。オールマイティーな美味しさでもありますね。

・うずらの白菜ロール
  うずらのもも肉は軽くボイルし、むね肉は生のまま白菜で巻いて蒸して、
  冬トリュフ、うずらのスープをかけたものです。
  もちろんうずらの肉自体も淡白ながらに旨味があるのですが、
  その旨味を白菜が吸いまくっていてウマウマ(^^)
  うずらの頑張りのおかげで白菜が極上のディッシュに様変わり。

・La Piu Belle 2018
  私とかみさんのワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  チリ・ミリャウエ・ヴァレーの赤ワイン。
  ぶどうは、シラー、カルメネール、カベルネ・ソーヴィニヨン。
  しっかり辛口でスパイシーなテイスト。シラー由来かな。
  同時にスモーキーな印象も受けました。
  この後の蝦夷鹿をこれで迎え撃ちます。
  そういえばピーマンの青臭さを感じますと説明を受けましたが、
  後半によくよく味わってみると本当にそのテイストを感じました。
  私は嫌じゃなくて好みでしたね(^^)

・蝦夷鹿シンタマの炭火焼き ドクターペッパーソース
  30日熟成した蝦夷鹿のシンタマ。シンタマとはモモ肉の中心部分。
  それを炭火焼きにし、ドクターペッパーを使ったソースを敷き、
  リンゴと赤キャベツと赤スグリで作ったタルトを添えたものです。
  ソースのわきにはおろしリンゴも添えていました。
  蝦夷鹿シンタマは蝦夷鹿とは思えない味わい。獣臭は一切感じず旨味のみ。
  しっとりとした火入れも見事。とにかく赤身らしい味わいが旨いわ。
  ドクターペッパーは小・中学生の頃に流行った記憶ですが、
  その頃の日本人には賛否両論というか否の方が多かったような(^^;
  しかしながら元々スパイシーな飲み物ですので、そこにさらにスパイスを
  加えて煮詰めていけば美味しいソースに仕上がるのは自明の理。
  それにしてもアイデアが凄いなあ。ドクターペッパーを使うかあ。

・パインのコンポート ヨーグルトアイス添え
  ここからドルチェです。
  パインのコンポート、シークワーサーシーゼリーと積み重ね、
  一番上にヨーグルトアイスをトッピング。 
  ベルガモットの香りもつけていますのでシークワーサーと供に
  柑橘系フレーバー満載。

・いちごのヌーヴォラ
  ヌーヴォラとは「雲」という意味で、
  それを象徴するようなシュワシュワと口の中で溶けるマシュマロみたいなお菓子。
  今回のは冷たく冷えていました。

・モンブラン
  モンブランですがいわゆる一般的なものではなくて分解したものなのかな?
  よくあるのは再構築しますがそれはせずのパターンですね。
  マロンクリームを皿の上に細長く敷いて、キャラメルコーンのアイスクリーム、
  栗の甘露煮を中心に据え、金柑のスライス、パン・デピスという
  スパイスクッキーを砕いたもの、カシスソースを添え、
  チョコレートパウダーとバニラ塩でアクセントを加えます。
  全体を通して甘くなりがちなところを金柑が上手く仲介。
  パン・デピスとカシスソース、バニラ塩も名脇役でしょうね。

・ミニャルディーズ
  最後のお茶菓子まで抜かりなく。
  これらは全部手作りなので仕込みが大変だそうで。
  この日は、ブラッドオレンジのマシュマロ、パート・ド・フリュイ、
  コリアンダーのラムネ、クルミっ子のオマージュ、ガレットブルトンヌ、
  ガラムマサラとラムのフィナンシェ、カヌレの計7種類。
  プチサイズなのでお腹一杯でも別腹でつまめます(^^)
  コーヒーとの相性は鉄板ですぜ。

・ホットコーヒー
  私のオーダーです。
  この日はタンザニアの珈琲豆。
  エスプレッソマシンではなくてシェフ自らペーパードリップ。
  こんなイタリアンはそうそう無いでしょうね。手間が掛かるのに。
  小さめのカップに注いでくれました。ビーカーにも残り0.5杯分が入っていて。
  飲んでみると苦味がしっかりと効いているのに、
  後口に果実由来のフルーティーさも感じるんです。酸味ではありません。
  あくまでもフルーティーさです。これは旨いなあ。
  酸味系の珈琲が苦手なかみさんもこの果実感は旨いと言ってました。

・マリアージュフレール カサブランカ ハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  フランスのマリアージュフレールブランドのお茶。
  モロッコミント緑茶と、シシリアベルガモットの香る紅茶です。
  どちらかというとミントの効いた清涼感溢れるハーブティー。

これで〆て48000円。一人当たり24000円。タッチレスのPayPayでお支払い。

今回も期待をしての訪問でしたが期待以上の結果に超満足(^^)
その上、お店側としては微妙だと思いますが、カウンターを我々だけで独占。
シェフもほぼ独占ですので、楽しく食事をしながら会話を楽しむことが出来ました。

今回はたっぷりお話を伺えましたので、シェフの考え方も共有させてもらえました。
洋食は和食に比べると封建主義的な考え方も少なくなっているとは思いますが、
それでも海外と比べると日本の現状はまだまだ厳しいんです。

なのでシェフは若い方たちが活躍できる場としてIZAを立ち上げ、
実際にシェフ志望のスタッフが働いています。
皿洗いじゃ無いですよ。ちゃんとシェフの右腕として料理を作って。
今後はスタッフの考えた創作料理を選出して数皿程度デビューさせようかとも。

一方で、和食の世界はいまでも封建主義。
重鎮という方たちが業界を牛耳っていて、若い人の独立を阻んでいます。
「生意気」というレッテルを貼られると仕入れ先に圧力をかけられたり。
それでも40代くらいの和食のご主人になるとそういう考えも無くなり、
自分たちとは同じ思いをさせないようにしようという動きを感じます。
例えば日本料理 幸庵のご主人なんかはそのタイプで、
弟子の独立や幸庵を卒業するときにはしっかりと応援していますので。

師匠、弟子、先輩、後輩、修行元、独立先の如何に関わらず、
調理技術や食材の情報は共有し、お互いが同じ土俵のもとで
切磋琢磨することでその業界自体のレベルの底上げが図られるので、
結果的には業界全体としてもいいことになるんだと考えます。
「同じルートでは仕入れさせない。」とか言っているようではおしまいですよ。

今宵も全16皿。全ての皿が全力投球。そして食べていて楽しい(^^)
シェフからどの料理が印象に残ったのかを問われましたが、
全てが全力投球で美味しいのでパッと思いつきません(^^;
一つ一つの皿で何が光っていたかは言えるのですが。

何とか捻り出した答えがうずら肉を巻いていた白菜。
あんな白菜鍋を正月に食べれたら幸せだろうなあと思って(^^)
白菜というありふれた食材なのに極上の一皿に仕上がったのが印象的で。
それもこれもうずらの頑張りが有ってこそ!

2022年1月4日から新年の営業を開始するそうですが、
同時にメニューもガラッと変えるそうです。2か月単位で。
つうことで、2022年2月頃を目がけて伺いたいなあと企てておきます!

ご馳走様です!(2021/12現在、3.13ポイント)

  • Huré Frères Invitation

  • ウニとうずらのタルト仕立て

  • ウニとうずらのタルト仕立てアップ

  • 赤海老のカルパッチョ

  • 赤海老のカルパッチョアップ

  • スパークリングウォーター

  • Alte Rosso Blanc 2015

  • 自家製フォカッチャ

  • 赤イカのカルパッチョ

  • 赤イカのカルパッチョアップ

  • タコの赤ワインマリネ仕立て

  • タコの赤ワインマリネ仕立てアップ

  • フォワグラの茶碗蒸し

  • フォワグラの茶碗蒸しアップ

  • Ugolforte Brunello di Montalcino 2015

  • うなぎのワンスプーン

  • うなぎのワンスプーンアップ

  • Novum Marlborough Chardonnay 2020

  • 白子のムニエル 焦がしバターソース

  • 白子のムニエル 焦がしバターソースアップ

  • 鮑のサラダ

  • 鮑のサラダアップ

  • Château de Haute-Serre Malbec 2017

  • タリオリーニ オッソブーコソース

  • タリオリーニ オッソブーコソースアップ

  • ズッパディペッシェ

  • ズッパディペッシェアップ

  • サフランの焼きリゾットを途中から追加

  • Herdade do Rocim Amphora Branco 2019

  • うずらの白菜ロール

  • うずらの白菜ロールアップ

  • La Piu Belle 2018

  • 蝦夷鹿シンタマの炭火焼き ドクターペッパーソース

  • 蝦夷鹿シンタマの炭火焼き ドクターペッパーソースアップ

  • パインのコンポート ヨーグルトアイス添え

  • いちごのヌーヴォラ

  • モンブラン

  • モンブランアップ

  • バニラ塩

  • ミニャルディーズ

  • タンザニアの珈琲豆

  • タンザニアの珈琲豆抽出中

  • タンザニアの珈琲完成

  • マリアージュフレール カサブランカ ハーブティー

  • ドリンクメニュー

  • ドリンクメニュー

  • ドリンクメニュー

  • ドリンクメニュー

2021/12/06 更新

1回目

2021/10 訪問

  • 夜の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.4
    • | 酒・ドリンク4.4
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

シェフの神髄を遺憾なく発揮できる舞台が整ったという期待

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りから少し脇道に入ったビルの2F。

オーナーシェフは専門学校卒業後、ミクニ マルノウチ葉山ホテル音羽ノ森を経て、
イタリア・エミリアの☆レストランであるRistorante Rivaでイタリアンを修行。
帰国後、イル テアトリーノ ダ サローネでシェフに就任し、
2016年2月1日に鎌倉の七里ガ浜でリストランテ シーヴァを独立オープン。
そして2021年4月26日に新天地となるこちらで移転オープンしたものです。

単なる移転だけではなく店名も新たにし、食材はもちろん、
食器、家具、装画など、すべてをMADE IN JAPANに拘ったそうです。

ベリーウッドの一枚板が映えるカウンターが中心となった、
ナチュラルで温かみの宿る店内では、13~14品の料理をお鮨屋さんのように
少量ずつテンポよくサーブしていくスタイルになっています。
もちろんそこに合わせるワインペアリングも揃えて。

オープン当初から伺いたかったのですが、鎌倉はまん延防止やら
緊急事態宣言やらでなかなか禁酒が解けない日々が続き、
やっとこさの訪問となりました。やっぱワインと一緒に愉しみたいので(^^;

完全予約制でコースは1種類のみですので、

・menu IZA (13品~14品) 16500円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

皿数だけではなくコース料金もグレードアップ。
シェフの神髄を遺憾なく発揮できる舞台が整ったという期待を感じますね(^^)

予約時間の4分前にビルの前まで伺うとなんとスタッフの方がビルの入口でお迎え(驚)
これはこれはということで一緒にエレベーターに乗って2Fに上がり、
手指消毒をしてからドアを開けて店内に入ります。
あ~、ちょいとエントランスの写真も撮ってね。
スタッフさんも見ているのではずかちいけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

普段は18時からの営業なのですが、緊急事態宣言が解けても
営業時間の制限は残っていますので、17時から営業をしていました。
その17時に予約をしましたので我々が一番乗りという格好に。

入った正面には4名掛けテーブル1卓がありますが、
こちらはそういうシチュエーションにならなければ使用しないスペースらしいです。
基本は右手正面にある、ベリーウッドの一枚板が映えるカウンター6席を使います。
目の前で繰り広げられる調理のライブを見ながらの方が断然楽しいし(^^)

我々はそのカウンターの右端に案内されました。席の間にはアクリル板を設置。
あとはマスク入れも置かれていました。

お店は、オーナーシェフの方と男性スタッフ2名の計3名で切り盛り。
スタッフの方は全員シェフ志望でお一人はソムリエ資格も持たれています。

BGMは、ヒーリング系のインストナンバー。

コース代金にはミネラルウォーターまたはスパークリングウォーターが
含まれていますのでどちらかをチョイス。
私もかみさんも炭酸水派ですのでスパークリングウォーターで。

ドリンクメニューを頂き、当初の予定通りに私は、

・アルコールペアリング 7杯 9000円   
  シャンパーニュ (100ml) + ワイン6杯 (50ml)

かみさんは、

・アルコールハーフペアリング 7杯 6000円   
  シャンパーニュ (100ml) + ワイン6杯 (30ml)

をオーダーすることにしました。
かみさんにはやや多めと思われますがどうせ私がヘルプしますので(^^)

さて全ての準備が揃ったところで今宵のディナーのスタートです。

・シャンパーニュ
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  Andre Clouet Chalky Blanc de Blancsです。
  しっかりとした辛口なのですが、はちみつのような芳香も持ちます。
  これは旨いシャンパンですぜ。

・北海道産バフンウニのタルト仕立て
  のっけから見事なプレゼンテーション。
  自然木を生かしたものに乗ってのサーブです。これは魅せるねえ。
  ちなみに料理名はこれ以降も食べた印象で適当に付けたものですので悪しからず。
  人参のタルトで作った器の中に、クッキーを砕いたものと
  ピクルス、アーモンドなども入れて、北海道産バフンウニを乗せたものです。
  雲丹の甘みとフェンネルかな?の芳香が見事にマッチ。
  期待通りにいいスタートです(^^)

・スパークリングウォーター
  大事なチェイサー代わりに。シュワシュワで旨いねえ。
  これは何度もお代わりをして酔っぱらわないように。

・赤海老と和歌山の柿のサラダ仕立て
  フレッシュな赤海老の上にフレッシュな柿のスライス、
  エルダーフラワーのゼラチンシートを積み重ね、
  ペンタス、オキサリスというエディブルフラワーで飾り付け、
  ホワイトバルサミコソースを添えたものです。
  ホワイトバルサミコソースの酸味が赤海老と柿の甘みを引き出します。

・Bortolusso Malvasia
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、マルヴァジーア100%。
  海水を畑に引き入れているのが特徴のワイナリー。
  ほんのりとした甘みのあとにミネラルを感じるようなテイスト。

・帆立貝のハーブ仕立て
  フレッシュな帆立貝のスライスに、バジルソース、キャビア、ディル、
  パクチーを合わせたもの。仕上げにライムの皮も散らして。
  特にバジルとディルが効いていてパクチーは奥に潜んでいます。
  なのでパクチーが苦手なかみさんでも美味しいとの評。
  これらハーブの総合力で帆立の甘みと旨みを引き出していますね。

・パン
  自家製フォカッチャです。
  小さな切り株に乗ってのサーブ。これも魅せるねえ。
  貴重なソースを拭うために大事に活用しました。

・Glaser Himmelstoss Sylvaner trocken
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  ドイツ・フランケンの白ワイン。
  ぶどうは、シルヴァネル100%。
  コニャックとかが入ってそうなボトルですが、
  ドイツでは定番のようで、ヤギの睾丸をイメージしているとのこと。
  ヤギの睾丸をなぜに模したのかはそこまで調べていませんがユニークです。
  白ワインの味としてはコクを感じる芳香とナッツ系のニュアンス。

・タコの赤ワインマリネ仕立て
  生とボイルの中間のような火入れをしたタコをベースに、
  刻んだ赤玉ねぎ、ローストしたくるみ、マッシュルームソースを合わせたもの。
  上に乗っている葉っぱは何かを聞くのを忘れましたが。
  くるみの香ばしさ、赤玉ねぎのシャリシャリ食感、
  マッシュルームソースのコク、そしてクニュクニュ食感の半生のタコ。
  これは食感の妙でしょうねえ。

・Green Songs Amber Pinot Gris 2020
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  ニュージーランド・ワイララパのオレンジワイン。
  ぶどうは、ピノグリ100%。
  生産地はニュージーランドですが、日本人の方が造ったオレンジワイン。
  色味はロゼワインに見えますが、オレンジワイン製法で作られたワイン。
  甘く見えるビジュアルとは裏腹にしっかりと辛口。
  タンニンもありますので赤ワインとしても飲めますぜ。
  だからこの次の馬肉に合わせたんでしょうね。

・馬肉のタルタル 各種ソース仕立て
  馬肉を薄く削ぎ切りにし、パプリカ ソース、ピリ辛トマトソース、
  サフランソースで周りを彩り、エシャロット、ピクルス、ペッパー、
  ペコリーノ・ロマーノ、セルフィーユで仕上げたものです。
  シェフは北イタリアで修行をした関係上、馬肉はよく使う模様。
  まずもってもも肉を使った馬肉の香りが良いです。
  そして周りのソースが肉の旨味を引き立てて、チーズなどがさらにそれを昇華。
  なかなかこのレベルの馬肉料理は食えませんぜ。

・Dom. Pignier Cellier des Chartreux 2017
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  フランス・ジュラの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  色味が綺麗なゴールドなのが惚れ惚れします。
  ナッツやバニラなどを思わせる芳香。
  しかしながら飲み進めるとブランデーにも近い力強さも併せ持ち。
  全体的には個性的な印象を持ちますが、私は好みですね(^^)

・フォアグラとパルミジャーノのワンスプーン
  ワンスプーンのためにこれだけの豪華な飾り付けを。魅せるねえ(^^;
  詳細を聞き漏らしたので間違っているかも知れませんが、
  フォアグラ、パルミジャーノ・レッジャーノ、何かのゼリーを角切りにし、
  マルサラワインゼリーを添えたものかな?マジョラムも挟んで。
  とにかく15回以上噛んでくださいという指示だけはハッキリと覚えています。
  咀嚼回数を指示されたのは初めて (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  良く噛むと食材が糖分に変わったりして味が変わるもんねえ。

・黒豚バラ肉のコンフィとソテー
  黒豚の脂身の多いバラ肉の部位をコンフィにしたものと、
  カリカリに焼き上げたソテー。
  そこに林檎の千切り、紫キャベツのマリネ、スプラウトを添えて。
  アクセントにはクミンと柚子胡椒。仕上げには青柚子の皮も散らして。
  これはとにかく黒豚の脂身の甘みと旨みを味わう一皿。
  そのために脇役を固めたという印象ですね。

・Dom. Pignier Cellier des Chartreux 2017
  なんと私とかみさんのグラスにこちらをサービスで注ぎ入れてくれました(^^)
  呑兵衛ならではのサービスを受けて感動です!

・サーモンのマリネ アボカドソース
  小玉ねぎのピクルスをソテーしたものと、
  舞茸ジュースを発酵させたエスプーマ仕立てになるのかな。
  下には、エリンギとしめじのソテーも忍ばせて。
  しっとりとしたサーモンマリネにアボカドソースが秀逸。

・Chablis Grand Cru Valmur Maison Roche De Bellene
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  日本人でも一度は聞いたことがあるのではというシャブリ。
  しっかりと辛口で王道の辛口白ワインの代表でしょう。

・鮑のソテーと白ゴーヤ バジルソースとヘーゼルナッツペースト
  バジルが効いているのかなと思いきや、全体的にはペペロンチーノ的なテイスト。
  赤大根のピクルスかな?も効いていて酸味のアクセントもありました。

・ポルチーニ茸とカラスミのタリオリーニ
  2ヶ月塩漬けにしたレモンを使っているのが特長。
  クリーミーでポルチーニ茸の香りがたまらん。
  そこにカラスミの塩気と旨み、レモンの熟成した角の取れた酸味と塩気。

・愛媛の真鯛 ロワイヤルソース
  真鯛は皮目をカリッとソテー。
  大葉も合わせたロワイヤルソースだったかな。しゃきしゃきの野菜も刻んだ。
  真鯛の皮目と身のしっとり感の対比が素晴らしい。

・パン
  自家製フォカッチャの追加がサーブされました。
  この後の肉料理のためのスタンバイでしょう。
  もちろんソースを綺麗に味わうための。

・Figuero 15 Tempranillo Crianza 75 cl.
  私とかみさんのワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  スペイン・カスティーリャ・イ・レオンの赤ワイン。
  ぶどうは、テンプラニーリョ100%。
  色味はそれほど濃くはないが、しっかりとしたタンニン。
  程よい辛口でこの後の鳩に合わせます。

・鳩の炭火焼き 赤ワインソース
  むね肉はしっとりジューシーに、もも肉はカリカリに焼き上げています。
  ソースには鶏がらなども使用している模様。
  シンプルに鳩を食します。特にむね肉が旨かったなあ。
  鶏はもも肉が重宝されますが、鳩とか鴨はむね肉が旨いかも。
  もちろん鶏も素晴らしい鶏で、素晴らしい技術を持ったお店では、
  断然、むね肉の方が旨いんです。

・パルメザンチーズと洋梨のリゾット
  まさかのセコンドピアットのあとにリゾット。
  和食のような締め方でしょうか。MADE IN JAPANではありませんが和式だと。
  パルメザンチーズのリゾットはド定番ですが、そこにダイス状にカットした
  洋梨、松の実を入れてブラックペッパーでアクセント。
  パルメザンチーズのコクと塩気、洋梨のシャリシャリ食感。
  米はしっかりとアルデンテ。洋梨を使うのはイタリアでは定番だそうで、
  つまりこの料理はイタリアではド定番だったんですね。
  サーブされるときに、お腹の具合は大丈夫ですか?と聞いてくれて
  大丈夫です!と答えたら多めに入れてくれました(^^)
  冷静に考えると食い過ぎだったのかも知れませんが余裕で食えるもんねえ。

・ヘーゼルナッツのヌーヴォラ
  ここからドルチェに突入。
  ヌーヴォラとは「雲」という意味で、
  それを象徴するようなシュワシュワと口の中で溶けるマシュマロみたいなお菓子。

・巨峰とオレンジのヨーグルトアイス添え
  巨峰とオレンジをカットし、ザクロで作ったゼラチンシートを合わせ、
  その上にヨーグルトアイスを乗せたものです。

・黒無花果とチョコレートのブラウニー 黒無花果の葉アイス添え
  真紅と白のコントラストが美しいドルチェ。
  下にはベリー系のソースを敷いて、その上に黒無花果、ブラウニー。
  そして黒無花果の葉を抽出して作ったアイス。
  このアイスが無花果そのものを食べるよりも無花果していて絶品。
  シェフも不思議と凄く風味が出るんですよねえと。

・ホットコーヒー
  私のオーダーです。
  エスプレッソマシン抽出ではなくて珍しくもペーパードリップ。
  豆はエチオピアと他にも何かをブレンドしているそうです。
  苦味の効いた一杯。

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  ベリー系の甘い芳香のするハーブティー。

・お茶菓子
  最後にもまだありまっせ!
  小人の国のお菓子のようなプチサイズの菓子の盛合せ。
  コリアンダー風味のラムネ、パートドフリュイ、アーモンドチョコレート、カヌレ、
  ヘーゼルナッツのマシュマロ、ガレットブルトンヌ、クルミっ子のオマージュ。
  クルミっ子のオマージュはクッキー部分をスポンジにしていて
  本物よりもこっちの方が好みなんすけど(^^)

これで〆て48000円。一人当たり24000円。
タッチレスのPayPayでお支払い。PayPayとしては人生最高額のお支払いに。

いやあ、期待をしての訪問でしたが期待以上なんすけど(^^)

漠然とリストランテ シーヴァの頃を思い描いて訪問しましたが、
冒頭で述べたように以前とは全然異なるコンセプトに進化していたんです。

料理の構成、素材、皿、提供方法、ペアリング、雰囲気等々。
変わらないのはハードルを感じさせないスタッフさんの人懐っこさでしょうか(^^)

鎌倉野菜や三浦野菜を仕入れ、四季折々の食材を使い、
2ヵ月毎に内容を大幅に変更してご提供しているそうです。
もちろん2ヵ月の間にもマイナーチェンジはその都度行われるそうですが。

日本人がポテンシャルを発揮できる場を自分が作って、世界に発信しよう。
それを実現させる舞台が「IZA」。

ご馳走様です!(2021/10現在、3.07ポイント)

  • Andre Clouet Chalky Blanc de Blancs

  • 北海道産バフンウニのタルト仕立て

  • 北海道産バフンウニのタルト仕立てアップ

  • スパークリングウォーター

  • 赤海老と和歌山の柿のサラダ仕立て

  • 赤海老と和歌山の柿のサラダ仕立てアップ

  • Bortolusso Malvasia

  • 帆立貝のハーブ仕立て

  • 帆立貝のハーブ仕立てアップ

  • 自家製フォカッチャ

  • Glaser Himmelstoss Sylvaner trocken

  • タコの赤ワインマリネ仕立て

  • タコの赤ワインマリネ仕立てアップ

  • Green Songs Amber Pinot Gris 2020

  • 馬肉のタルタル 各種ソース仕立て

  • 馬肉のタルタル 各種ソース仕立てアップ

  • Dom. Pignier Cellier des Chartreux 2017

  • フォアグラとパルミジャーノのワンスプーン

  • フォアグラとパルミジャーノのワンスプーンアップ

  • 黒豚バラ肉のコンフィとソテー

  • 黒豚バラ肉のコンフィとソテーアップ

  • サーモンのマリネ アボカドソース

  • サーモンのマリネ アボカドソースアップ

  • Chablis Grand Cru Valmur Maison Roche De Bellene

  • 鮑のソテーと白ゴーヤ バジルソースとヘーゼルナッツペースト

  • 鮑のソテーと白ゴーヤ バジルソースとヘーゼルナッツペーストアップ

  • ポルチーニ茸とカラスミのタリオリーニ

  • ポルチーニ茸とカラスミのタリオリーニアップ

  • 愛媛の真鯛 ロワイヤルソース

  • 愛媛の真鯛 ロワイヤルソースアップ

  • 自家製フォカッチャの追加

  • Figuero 15 Tempranillo Crianza 75 cl.

  • 鳩の炭火焼き 赤ワインソース

  • 鳩の炭火焼き 赤ワインソースアップ

  • パルメザンチーズと洋梨のリゾット

  • パルメザンチーズと洋梨のリゾットアップ

  • ヘーゼルナッツのヌーヴォラ

  • 巨峰とオレンジのヨーグルトアイス添え

  • 巨峰とオレンジのヨーグルトアイス添えアップ

  • 黒無花果とチョコレートのブラウニー 黒無花果の葉アイス添え

  • 黒無花果とチョコレートのブラウニー 黒無花果の葉アイス添えアップ

  • ホットコーヒー抽出中

  • ホットコーヒー

  • ハーブティー

  • プチサイズの菓子の盛合せ

2021/10/18 更新

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