KEN21さんが投稿した松川(東京/六本木一丁目)の口コミ詳細

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松川六本木一丁目、虎ノ門ヒルズ、神谷町/日本料理

1

  • 夜の点数:4.5

      • 料理・味 4.5
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク 3.0
1回目

2012/08 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク3.0

極上の素材をたたみかけてくる直球勝負の店

藤沢の3つ星店、幸庵のご主人から2011/10月くらいに「私の先輩が赤坂で店を出してるんですよ。
良かったら是非伺ってみてください。」と紹介されていました。幸庵もその当時は3つ星ではなく、
その1か月後くらいに赤いタイヤ本で3つ星に輝くことになったのですが。

そしてかなり時間が経っての今回訪問となりました。実は先ほどの幸庵のご主人とのやり取りは
あまり記憶に無かったのですが、なんとなく”松川”に行きたいなと思いまして。高評価ですし。

ちなみに予約の時に危うく断られるところでした。予約の電話を入れると実は紹介制でした。

「うちには以前来店されたことがありますでしょうか。」
「いえ、初めてです。」
「どなたかの紹介になりますでしょうか。」
「いえ、特に。」
「あのう、大変申し訳ないんですが、うちは紹介制になっておりまして・・・」

まさかの紹介制と知り、頭が一瞬パニック(笑)
しかし、以前の幸庵とのやり取りを奇跡的に思いだし、確か”松川”っていう店だったよなと。

「あのう、藤沢の幸庵というお店はご存知でしょうか?」
「はい。後輩になります!」
「あああ、良かった!その幸庵のご主人からの紹介になります。」
「あああ!それなら全然大丈夫です!」

無事予約です。

店は結構分かりにくいところにありますが、ホテルオークラの近くと覚えておけば分かりやすいですね。
アメリカ大使館の隣のマンションの1階になります。

席はカウンターではなく、個室に通されました。掘りごたつになっていたので座るのは楽です。

ちなみにここはお任せのコースのみです。価格もその日の仕入れ次第ですが、大体3万円くらいとのこと。

以下、この日のお料理になります。

・鮑と雲丹のジュレ
  ものすごく分厚い鮑です。ここまで分厚いのはそうそう見れませんね。
  この日の昼は、鮨水谷で握りを食べたのですが、そこの雲丹にも引けを取らない極上の雲丹でした。

・お椀
  あこう鯛と冬瓜になります。吸地は、昆布の旨みが良く出ていたなと思います。
  同じく招福樓出身の桜田幸庵とも違う感じがしました。

・お造り一品目
  鱧の背ごし、伊勢海老になります。伊勢海老の味噌、梅だれ、醤油が添えられます。
  鱧の背ごしは絶品でしたね。噛めば噛むほど旨みが出て。最初は鮎と聞き間違えたのかと思いました。
  鱧の尻尾の方を包丁で骨をくり抜いて作ったそうです。本来捨てるところですが手をかければ
  こんなに美味しいのにもったいないということで。

・お造り二品目
  するめいかのルイベです。肝が濃厚で美味いですね。今までの中で一番美味しいルイベです。(^^)

・笹冷麦
  笹の葉の粉末を入れて作った冷麦を、氷で作った器に入れ、極上の出汁をかけたものになります。
  これは絶品!冷麦のコシが素晴らしいですが、とにかく冷えた出汁が美味しくて、
  手が滑らないように気を付けながら、全部飲み干しました。ついでにかみさんのも飲み干しました。(笑)
  幸庵でも中身は違いますが氷の器を出すので、もしかすると招福樓の定番なのかも???

・鮎の塩焼き
  丸ごと食べるのには丁度良いサイズの鮎が2匹です。蓼酢が添えられます。
  宮城県産の鮎とのこと。骨まで柔らかくて美味かったです!

・ぐじの焼き浸し
  ぐじとはいわゆる甘鯛ですが、そのお頭になります。これを食べ始めると会話が止まりますんで。
  蟹を食うのと同じで、骨をしゃぶったりと食べるのが忙しくなるので(笑)

・近江牛ととうもろこしのかき揚げ
  ここまで来ると実はお腹いっぱいになっていて、逆にとうもろこしが良かったです。

・毛蟹の酢の物
  毛蟹自体食べる機会が少ないのですが、それでもここまで太い身は初めて見ました。
  酢のジュレがかかっていてさっぱりとしています。腹がいっぱいでもこれはいいですね。

・鱧のしゃぶしゃぶ
  先ほどは尻尾を背ごしで食べたので、今度は身の方をしゃぶしゃぶで食べて全て成仏ですね(笑)
  しゃぶしゃぶのスープは鱧の骨で出汁を取っています。

・鱧の雑炊
  そしてしゃぶしゃぶした後は、鱧雑炊です。これは別腹で食べれました。さらさらと優しい味。

・白いご飯におかずの数々
  もはや腹がいっぱいなのですが、少しは食べてみたいので、かみさんは止めておいて、
  私だけもらいました。
  おかずは、いくら醤油漬け、生からすみ、海苔、ちりめん山椒です。どれも好物やん。
  このうち、いくらと海苔は全て成仏させてあげました。満腹!

・和菓子
  水羊羹です。口に入れると本当に溶けます!ぎりぎりで固めている感じですね。素晴らしい味です。

・お薄

・水菓子
  宮崎産マンゴー、ピオーネのゼリー寄せ。あああ、美味い・・・

もっと腹を減らして来れば良かったあああ!

全体的な印象としては、どれもこれも直球勝負という感じですね。そしてこれでもかと極上の素材を
使ってきます。そしてボリュームもすごいです。それでも最後のご飯をお替りする人もいるそうですが。

味は相当なレベルだと思います。しかし3万レベルのコース1本勝負は私にはきついなあと思います。
できればその半分くらいのコースも用意してもらいたいのが本音。なのでCPは3.0ポイントにします。
でも、商売からすると逆に試練を自分に課しているようなものですので、それが信念なんでしょうね。

最後はご主人から名刺をいただき、角送りされながら帰りました。

ご馳走様です!

  • 鮑と雲丹のジュレ

  • あこう鯛と冬瓜のお椀

  • 鱧の背ごし、伊勢海老のお造り

  • 氷の器の笹冷麦

  • するめいかのルイベ

  • 冷麦アップ

  • 鮎の塩焼き

  • ぐじの焼き浸し

  • 近江牛ととうもろこしのかき揚げ

  • 毛蟹の酢の物

  • 鱧のしゃぶしゃぶ

  • 鱧のしゃぶしゃぶのスープ

  • 鱧の雑炊

  • 白いご飯

  • いくら醤油漬け、生からすみ、海苔、ちりめん山椒

  • 水羊羹

  • お薄

  • 宮崎産マンゴー、ピオーネのゼリー寄せ

  • 梅酒のソーダ割

  • 芋焼酎ロック

  • 食前のお茶

2012/08/31 更新

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