KEN21さんが投稿した八寸(京都/祇園四条)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

KEN21の食べ飲み歩き

メッセージを送る

この口コミは、KEN21さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

八寸祇園四条、京都河原町、三条京阪/日本料理、すっぽん

1

  • 夜の点数:4.4

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.4
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 3.8
1回目

2014/12 訪問

  • 夜の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク3.8
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

常連さんも一見さんも分け隔てない接し方が素晴らしかったです

京都食い倒れツアー3日目のディナーで利用しました。

場所は、祇園で四条通の北側に位置しています。

予約時間近くに外観写真を撮っていると大将が中から出てきました。
お客様をお迎えのようですね。って俺か(爆)

早速大将と挨拶を交わして店内へ入っていきます。

入って右側に個室があり、その奥にオープンキッチンのカウンター席が12席。
お盆が5つ並べられています。つまりこの日の予約客は5名ということですね。

我々はその手前側の2席に案内されます。

もう1組は3名で常連さんでした。

厨房には大将の他に4名の板前さんがいます。全員男性。接客担当専任は居ません。
後で分かったのですが、板前さんのうちNo.2に見えた方が実は大将のご子息で
二代目となる方でした。どうりで大将と互角にしゃべってるなあと思いましたが。

大将はどうやらおしゃべり好きのようで料理はお弟子さんに任せ、
一見の我々にかなり話しかけてくれます。

私は、

・芋焼酎ロック ?円
  大将のお勧め。芋が苦手な大将がこれなら飲めると。
  度数は20度なのでアルコールは弱め。すっきりした味わいでぐいぐい飲めます。
  日本料理には合っている芋焼酎ですね。確かに飲みやすくて美味しくて、
  料理の味を壊しません。

かみさんは、

・梅酒のソーダ割り ?円
  自家製の梅酒。こちらもすっきりとした甘さで美味しいです。

を頼んでカンパ~イ♪

この日は、21600円のコースをいただきました。以下の内容になります。

・先付
  雲子豆腐と呼ばれる真鱈の白子豆腐に間人で採れた岩のりと雲丹を乗せて
  蒸しあげたものです。豆腐の濃厚な旨み、岩のりの風味、雲丹の甘み、
  ちょっと濃い目の出汁加減の相乗効果で先付にしては酒の進む逸品。

・八寸
  見事な皿での提供。120万円するらしいです・・・ 割ったらやばいなあ(^^;
  その皿に乗るのは、錦玉子、鴨ロース、つくねのつけ焼き、銀杏とむかごの串、
  もろこの山椒煮、鰻の八幡巻、こっぺと呼ばれる間人蟹のメスです。
  どれもこれも基本に忠実な料理でしょうか。
  こっぺは外子と内子を従えており、これまた酒の進む逸品。
  ちなみに間人蟹は人生において2度目(^^)

・向付1
  蒸しあわびの肝ポン酢添えです。
  あわびは薄くスライスされており、それを肝ポン酢につけて食べると絶品(^^)
  肝ポン酢が良かったですねえ。肝の濃厚な旨みと酸味が合ってます。

・向付2
  天然ふぐの刺身と皮の湯引き、天然車海老の刺身です。
  ふぐとその皮はポン酢でいただき、車海老はうに醤油でいただきます。
  このうに醤油が絶品で(^^)車海老本来の甘みに、うに醤油が濃厚な旨みをプラス。
  それにしても見事な型の車海老でした。
  大将いわく、うちは何でも天然以外は使わんと。

・椀物
  すっぽんの椀物です。まさかのすっぽん。
  そこに焼餅、焼豆腐が入り、たっぷりの青ねぎを浮かべています。
  生姜の効いたすっぽんの出汁。反則なくらい旨いでしょう。そりゃあ。
  こちらのお店は基本に忠実な料理で素材重視なんですねえ。

・強肴
  おおお、今度は間人蟹のオスです(^^)
  蟹味噌も添えられます。そのまま食べて欲しいのでかに酢は出しません。
  いやあ、旨い! しばらく無言状態。あ、大将はずっとしゃべり続けてますが(爆)
  大将「ちゃんと器も撮ってなあ。」
  私「大丈夫です!器も全部入るように撮ってますんで!」  

・煮物
  聖護院蕪の煮物です。田楽味噌は白味噌ベースで仕込むのに数ヶ月かかるとか。
  出汁は鯛の骨で取ったそうです。隠れた部分で仕事をするのが日本料理っすねえ。

・凌ぎ
  鯖寿司です。京都の鯖寿司は今のところ外れなし。ここも旨い!
  ちなみにガリも何気に旨い。厚めにスライスされていて甘すぎない。

・焼物1
  松茸の炭火焼です。この時期にまさかの松茸が食べれるとは。
  それも丹波の松茸。おそらく2014年初の国産松茸(^^)
  冬の時期は狩猟が解禁になっているので松茸採りには入らないそうで珍しいと。
  松茸を採っていると間違って鉄砲で撃たれるらしいので(怖)
  それにしてもやっぱ国産の松茸ってなぜにこうも旨いんだろう。
  シャクシャク感と香りが全然違うんですよ。2014年に他で食べてきた海外ものとは。
  その代わりお値段もべらぼうにするそうで(^^;
  昔は丹波ではなんぼでも採れたのになあと大将談。

・焼物2
  猪の炭火焼です。この猪は鉄砲で撃ったのではなく、槍で心臓を一突きにして
  仕留めた貴重なもの。つまり肉に血が回っていないため、肉の味を損なってないと。
  カリカリに焼かれた猪のロース部分を、これまた貴重な自然薯でいただきます。
  猪の肉を一口。こりゃあ旨い!!!人生で一番旨い猪です(^^)/
  なんじゃあこりゃあああと思いましたよ。思わず目の前にいた二代目に感想を
  伝えたほどです。臭みなんてものはひとかけらもありません。カリカリの甘い脂身、
  赤身の旨み。炭火の香り。イベリコ豚なんかよりも全然美味しいです。
  はあああ。猪もこのように仕留められ熟成するとここまで旨いんだ。感心しました。
  二代目も「使うつもりが無くても、連絡が有った時に買わないと他に回されて、
  二度と売ってくれなくなるんで、とにかく連絡が来たら即現金で買うようにしています。」
  との談。それだけ貴重な槍突きの猪。失敗すると命を落とすそうです。

・食事
  ピカピカの炊きたて白飯、香の物、そして猪と一緒に出された自然薯です。
  今回の締めくくりには最高ですな(^^)
  白飯と自然薯はお替りしました。

・水菓子
  りんご、柿、洋梨です。これは平凡でしたね。

上記に加え私は、

・芋焼酎ロック ?円 × 2杯
・蟹の甲羅酒 ?円
  間人蟹の甲羅を炭火で焼いて日本酒にその旨みを抽出したもの。
  ふぐのひれ酒の蟹バージョンですね。無茶苦茶濃厚な出汁が出ていました。

かみさんは、

・梅酒のソーダ割り ?円

を追加で飲んで、〆て50000円。一人当たり25000円。や、やっすう!
いやもちろん50000円という数字そのものは高いのですが、今回いただいた素材を
思い返すとそんな値段じゃないでしょうと思いましたもん。
あわび、ふぐ、すっぽん、間人蟹、松茸、槍突きの猪などなど・・・

ただし評価が難しいのが、料理が古典的過ぎて面白みが無いところ。
これはその日の気分や好みもありますのでねえ。
でもこの素材の数々をいただけるのは面白かったのではとも思いますし。
特に猪には感動したのは事実。

あとは大将の、常連さんも一見さんも分け隔てない接し方が素晴らしかったですね(^^)
お隣の常連さん3名の方と、我々とで話し方や話す量は全然差が無かったです。
むしろ私の方と良くしゃべったかも?
何せその常連さんとはその後一緒に飲みに出かけたほどの関係にも関わらず。

しかし一方で、大将のマシンガントークに対する好みも分かれると思います。
静かに食事をしたい方には不向きかも(爆)
私は料理人のうんちくを聴いたりするのは大好きなので(^^)勉強にもなるし!

最後は大将から握手をしていただき、皆さんに角送りをされながら店をあとにしました。

ご馳走様です!(2014/12/15現在、3.60ポイント、ミシュラン☆☆)

  • 雲子豆腐、岩のりと雲丹を乗せて

  • 八寸

  • 蒸しあわびの肝ポン酢添え

  • 天然ふぐの刺身と皮の湯引き、天然車海老の刺身

  • すっぽんの椀物

  • 間人蟹

  • 間人蟹の蟹味噌アップ

  • 聖護院蕪の煮物

  • 鯖寿司

  • 松茸の炭火焼

  • 猪の炭火焼 自然薯添え

  • 白飯、香の物、自然薯

  • りんご、柿、洋梨

  • 雲子豆腐、岩のりと雲丹を乗せてアップ

  • 八寸アップ

  • こっぺと呼ばれる間人蟹のメスアップ

  • 蒸しあわびアップ

  • 天然車海老の刺身アップ

  • 天然ふぐの刺身と皮の湯引きアップ

  • 間人蟹アップ

  • 鯖寿司アップ

  • 松茸の炭火焼アップ

  • 猪の炭火焼アップ

  • 梅酒のソーダ割り

  • 芋焼酎ロック

  • 蟹の甲羅酒

2014/12/15 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ