3回
2019/01 訪問
再び!心も胃袋も鷲掴みにされた路地裏割烹
前回初めて伺い、心も胃袋も鷲掴みにされた路地裏割烹かざぐるまさん。
また女将さんに会いたくなって訪問です。
今回は、ある程度女将さんにお任せして「1人5,000円くらいで」とお願いしました。
★女将さんお任せ5,000円コース
・ナマコ酢
・大根とスジ肉の煮物
・カワハギ刺身、肝付き
・金目鯛煮付け(半身)
・ふぐ白子
・カワハギのあら汁
・白菜お漬物
・ウニ1/2枚使った卵かけご飯
お任せ、とか言いながら、テーブルに載ったカワハギやふぐ白子が食べたい、とお願いしてしまったのですが。
どれもこれも、ほんま美味しすぎます。
お刺身の盛り付け方も相変わらず女将さん流で素敵。
金目鯛の煮付けも大根とスジ肉の煮物も、絶妙な匙加減でたまらない美味しさ。
今回は、ふぐ白子があって感激。
実はこの時期に門司港に来るなら、下関が目と鼻の先ですからふぐ白子があるかもしれない…とは思っていたんですよね。
でも、5,000円コースに入れて頂けるとは!
かなりのボリュームの白子。
甘みと、とろんとした食感、これはお酒が進んで進んで仕方ない。
つけて頂いたポン酢で頂くのも良いですが、そのままでも見事な美味しさですよ。
最後は女将さんお得意のTKGで。
こちらの卵ご飯は雲丹が載る豪華版です。
オレンジ色の卵は底にありますので、板雲丹をご飯にオンしてから混ぜて頂きます。
何も言葉のいらない至福。
あぁ、今夜も女将さんマジックにかかりましたよ見事に。
因みにこのマジック半年しか持たないらしいので、またそれまでに暖簾をくぐるしかありませんね。
ほんまオススメのお店です。
ごちそうさまでした。
2019/01/16 更新
2018/09 訪問
内緒にしたいくらい、心も胃袋も鷲掴みにされた路地裏割烹
門司港駅から山側に少し歩くと、栄町銀天街という商店街にあたります。
その商店街、路地裏にあるのがかざぐるまさんです。
もう、この路地といいお店の外観といい、見た瞬間にノックアウトですよ。
暖簾が出ていたので、静かに入店。
割烹着姿の女将さんが笑顔で迎えてくださったのですが、このきっぷの良い女将さんに後ほど心も胃袋も掴まれることになります。
店内は昭和の雰囲気で何とも良いんです。
カウンター8席ほどかな。
2階にはお座敷もあるようですが、このお店は断然カウンターがオススメです。
なぜなら、女将さんとのやりとりが愉しすぎるから。
そして、カウンター前に所狭しと並べられるその日の食材がみんな素晴らしい鮮度で、あれもこれも食べたい〜という気持ちになるから。
女将さんの声掛けがまた素敵。
「お腹空いてる?」
これがかざぐるま劇場の始まりの合図です。
女将さんはお若い頃からお家に遊びにくる友達に「お腹空いてる?」と聞いては手料理を振る舞っておられたそうで。
その頃から変わらない掛け声なんだそうです。
この一言は魔法ですよ。
何だか女将さんのお宅にお邪魔したような、こそばゆくも温かい気持ちになれるんです、一瞬で。
初めてのお店だ、なんて緊張は吹き飛びます。
後はもう、女将さんに全て委ねるのみ。
「お腹、ぺこぺこです!」
まずはお造りから。
カウンターのお魚を見ながら女将さんが説明してくださって、その中から気になった魚とオススメの魚を。
あれもこれも頂きたくなってしまって、気がつけばこんなに頂いていました。
★おこぜ
★丸々とした鰯
★鳥貝
★のどぐろ
一匹一匹捌いて頂きますが、このスピードが嘘かと思うくらい早いっ。そして盛り付けは薬味たっぷりで美しい。
女将さん曰く、
「よく魔法使いじゃないかって言われるんよね。魔女じゃなくて魔法使いやけんね」
うーん、女将さん茶目っ気もたっぷりで素敵です。
どのお造りも、唸るのを通り越してよく分からない低音が出るほどに新鮮で美味しい。
おこぜには赤唐辛子、鰯には柚子胡椒、といったふうに醤油にプラスした薬味もつけておられるのですが、これも初めて味わう美味しさになり、益々唸ります。
もう堪らなくなり、早々に日本酒に切り替え。
キーンと冷えた冷酒で頂きたかったのですが、そこは残念ながら常温のものしかなく。
癖がなくすっきりした飲み口なので、どんどん進んでしまいます。
付き出しのニナ貝は磯の香りが強く、日本酒のアテに良いですねぇ。
しかし、身の引っ張り出し方がなかなか難しい。
女将さんに教えて頂きながら、貝と睨めっこですよ。
蛤もオススメとのことでしたので、焼きと酒蒸しでお願いしました。どちらもプリッとを超えてブリンとした食感で、いけますねぇ。
こちらの看板である鯨のウネと大根の煮物は、鯨のコリコリ食感と優しくも奥深い味付けの大根がまた美味。
お出汁までしっかり頂いてしまいました。
鯖の煮付けも、塩味と甘味の割合が素晴らしく、濃い味ではないのに一度味わうとしっかり舌にインプットされる美味しさです。
最後に「また来てほしいから」と、女将さんからのご厚意でウニ卵かけごはんを頂いたのですが、これもたまらない一品で。
ウニと濃厚な黄身が溶け合い、赤米で頂くとそれはもう…。
最初に頂いたお造りのお魚のアラで出汁を取ったお味噌汁と合わせて頂くと、相乗効果でなお美味しく、お腹ははち切れんばかりになりました。
女将さんに「お腹いっぱいになった?」と聞かれ、深々と頷いたところで終了。
完全に胃袋と心を掴まれましたね、しかも鷲掴み。
気づけば、カウンターは地元のお客さんでいっぱい。
2階のお座敷席にもどんどん人が上がっていきます。
途中、予約に遅れる旨電話してきたお客さんには、
「気にせんでいいからしっかり仕事してからおいで」と温かい声をかける女将さん。
本当に地元に根付き、地元のお客さんに愛されているお店なんだなぁ、と。
ですが、私のような一見の観光客にも、きっぷの良い温かな接客をしてくださったのが嬉しい限りです。
今夜のお代は1人7,000円ほど。
高級魚もあれこれ頂き、お腹がはち切れんばかりのお料理を堪能してこのお値段なのも嬉しいです。
帰りは女将さんが外まで見送りに来て下さいました。
また必ず帰ってきます、と言い手を振り別れた帰り道、体がぽかぽかしていたのはお酒だけのせいじゃない筈です。
食べログでは殆どクチコミのないかざぐるまさん、実はミシュラン本にも載っていたりするのですがそれはさておき。
内緒にしておきたいくらい大切なお店になりましたが、この心地良さ、お料理の美味しさは多くの方にオススメしたくもあり、長文になってしまいました。
女将さんの「お腹空いてる?」の魔法にかかりに、門司港にいらっしゃいませんか?
ごちそうさまでした。
外観からノックアウトされました
おこぜ
のどぐろ
女将さんオススメの鰯
ニナ貝。マチ針で身を引っ張り出します。コツいりますよ
とり貝
はまぐりの酒蒸し
鯖の煮付け。撮るの忘れてパクリしちゃいました
女将さんのご厚意、赤米のウニ卵かけごはん
お刺身で頂いたお魚のアラがたくさん入ったお味噌汁。絶品です!
カウンター前には所狭しとその日の食材が並びます。これはまだ半分くらい
箸置きが可愛くって撮っちゃいました
あぁ、絵になるなぁ…うっとり
2018/10/14 更新
魔法のような早業でお料理を作り、魔法のようなおいしさ、温かさを感じられる門司港の名店。
気付けば、前回の魔法から5年以上経っていました。
お店のある細い路地に入った瞬間、帰ってきたような安心感に包まれます。
暖簾をくぐれば、変わらず割烹着姿の素敵な女将さん。
カウンターに座り、目の前に広がる海鮮から頂きたいものをあれやこれやとお願いして。
金目鯛のお造りは甘くてとろけるようだし、秋刀魚の塩焼きは脂のり抜群だし、目の前の女将さんは朗らかでいて落ち着く雰囲気を醸し出しておられるし。
あぁ、こんなお店が5年前と変わらずあることが幸せ。
またいつか魔法にかかりにきます。
それまでどうか女将さんお元気で。
ごちそうさまでした。