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香箱ガニの甲羅にカニの美味しさ「かに面 (1600円)」。 カニの全てを味わえる
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「どて焼き 2本 (600円)」。 白味噌の甘さがたっぷり!
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「ひろず (500円)」の中身です。 具だくさん♪ 銀杏うまい!
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お勘定は、木札で計算されます。 さすが金沢の老舗ですね。
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「くるま麩」も、金沢名物の一品
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どて焼きのできあがり♪ お味噌がこってりで、めちゃ美味しい!
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金沢では有名なおでんの種。 「かに面 (1600円)」
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最初の一杯は、「ひろず (500円)」「たにし 2本 (450円)」「ぎんなん 2本 (450円)」で。
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食べ終わった後に、甲羅酒で一杯。 カニのうまみが凝縮されたお酒です。
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珍味! 「カラストンビ」!
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サービスで頂いた「茶飯」一口分。 (もちろん普通はお茶碗に一杯です)
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お新香も頂きました。
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車輪の形をした麩なので、「くるま麩」
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昭和九年から守り続けられている、菊一おでんの味
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先代の写真が飾ってあります。 路面電車が走っています。
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金沢の香林坊交差点のすぐそばです。
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日本酒は金沢の地酒の日榮
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おでん種のメニューです
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飲み物のメニューです
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金沢の香林坊109の向かいに、昭和九年創業のおでん屋さんがあるのです
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金沢の香林坊109の向かいにある、昭和九年創業のおでん屋さんです。 香林坊の交差点の周りは近代的なビルなどで賑わっていますが、ここだけが、まさに昭和からの老舗の雰囲気を守っています。 仕事で金沢に来て、兼六園周りをちょっと散歩した後の夕食で伺いました。
本当は、何件か美味しそうな店をハシゴしようと思っていたのですが、一件目に行った「菊一」さんがあまりにも素晴らしく、雰囲気もよく、何を食べても美味しかったので、ついついこちらの一件でお腹いっぱいで、すっかりいい気分になってしまいました(笑)
店内に入ると、地元の方々と思われるお客様で賑わっています。 カウンターで10席に4人がけテーブルが1つと決して大きなお店ではありません。 ボクはたいてい最初の一杯はビールなのですが、カウンター席に座らせてもらったときに、「このお店では熱燗だな」と思う、そんな雰囲気でした。 そんなわけで、早速日本酒を燗で注文しました。 日本酒は金沢の地酒の日榮です。 こちらのお店ではお酒の種類などはメニューにはないので、それぞれ一種類ずつなのでしょう。
熱燗は、おでん船の横の熱燗用のカップで湯煎くれます。 これまた風情があっていいですね。 そして、最後まで「やっぱ熱燗にして正解!!」と思える料理でした。 日本酒が飲める方は、ここでは最初から熱燗がオススメですよ。
おでん鍋には、もうどれをとっても美味しそうな具がたくさん並んでいます。 まさに店主の先代からの味を守り続けた味、おでんに対する愛情がたくさん注がれている感じです。 ご夫婦でお店をまわしていらっしゃるようですが、このおでん鍋だけは、店主の方が守り続けているという気がしました。 おでんの出汁は、かなり薄味で、おでんの具を見ていても京風なイメージがありましたが、さらに独特な金沢風なのでしょうね。 かなり独特で、薄味のさっぱりとした出汁、これこそが老舗の長年守り続けてきた味なのでしょう。
さてさて、注文です♪ まずは、
■「ひろず (500円)」 まずは、一番のお目当ての注文です。 食べログで写真で見ていて、「あ~、これ食べたいな~」と思っていた一品です。
かなり大きい「がんもどき」という感じで、中には、銀杏・にんじん・ごぼう・たけのこが入っていました。 なるほど、これが金沢独特の飛竜頭ですね。 「ひりゅうず」→「ひろうす」から、「ひろず」と呼ばれるようになったらしいです。 具沢山で、めっちゃ味が染み込んでいてやわらかく美味しい♪ もう、これだけでも大満足です。
■「たにし 2本 (450円)」「ぎんなん 2本 (450円)」 懐かしさを求めました。
ちょっと変わり種な「たにし」。 最近、なかなか食べる機会がなかったの、メニューを見てすぐに注文を決定しました。 ちょっとコリコリしていながら独特の風味、お酒にもぴったりと合う最高な珍味だと思います。 「ぎんなん」も新鮮で、くにゃっとしていながらモッチリした食感。 「たにし」「ぎんなん」は、ボクにとっては何故か懐かしい思い出の味という感じでした。
そして、ここからこちらのお店の名物料理です。
■「どて焼き 2本 (600円)」
カウンター席で、ボクの目の前に焼き台が置かれていたのですが、まず目を引くのが端っこに山盛りに置かれている白味噌。 これが初めから気になって気になって。。。(笑) 注文すると、串にささった豚肉を焼くというか、煮てくれます。 時々、お湯を入れて味噌を割って味を付けていきます。 白味噌の甘さがたっぷりと染み込み、しっかりと煮込み焼いて、最後にコッテリと味噌をつけて完成♪ 見ているだけ、「これは美味しいだろっ! 間違いない!」とわかる感覚、豚肉が最高に美味しかったです。 うまく言葉で説明できないので、是非写真を一緒に見て頂きたいです。
■「かに面 (1600円)」
香箱ガニの甲羅にカニの美味しさがたんまりと詰められています♪ 注文すると、おでんの出汁の中にとポンと入れられます。 正直、「あれ、そんな食べ物だったの?」と思いました。 この「かに面」という呼び方が初耳だったのですが、金沢では有名なおでんの種なのですね。
香箱ガニの中身を一旦蒸して、おでんの出汁で軽く煮たものだそうです。 ハカマにびっしりと付いている茶色い外子が山盛りに乗っていて感動します。 そして中のほうには、たっぷりのカニの身が適度にほぐされていて、オレンジ色の内子、そしてカニミソが入っています。
そして、食べ終わった後にも感動が! 食べ終わった後に、甲羅酒にして一杯頂けるのです。 食べる前におかみさんが言ってくれたので、
これは、ちょっとだけミソを残しておこうと!
甲羅から染み出る旨みに、お酒一緒になって最高の風味♪ やっぱり独特ですよね、この味わい。 もう最高!!! そして、カニみそを少々残してお酒を入れてもらったのが正解! カニの風味がさらに増して、めっちゃ美味かった~♪ 1600円というとちょっと高めに感じますが、1600円以上の価値は余裕でありました。
ふいぃぃ~っと、すっかり満足したところで、追加のおでんを注文です。
■「くるま麩 (250円)」
「くるま麩」も、金沢名物の一品ですね。 車輪の形をした麩なので、「くるま麩」。 もともと味が淡白なせいか、おでんの具にすると麩に味が染み込んでめっちゃ美味しいですね。 この「くるま麩」が、「菊一」さんの、おでんの出汁の美味しさをハッキリと味わえる一品だと思います。
■「大根 (350円)」「玉子 (150円)」
それから定番の「大根」と「玉子」です。 これは、ボクの中でのおでんの必須。 どこに行っても、それこそコンビニでも必ず注文するおでん種。 こちらの「大根」がこれまた絶賛! 大根をおでん鍋に入れる前から、既にくたくたに煮込んであります。 それを、さらにおでん鍋で煮込み、しっかりと出汁を染み込ませて、さらにくたくたにしています。 そのため、箸を入れても大根特有の堅さは全く感じられず、ほっこりとした味わいでした。
それから、おばちゃんにお通しなのか、もしくはサービスで頂いたのが、なんと「カラストンビ」と「ホタテの貝柱」でした。
最初は、「え!? カラストンビ!?」という感じでしたが、イカの口の部分の顎だと教えてもらいました。 少し切れ目を入れて焼くと、カラスとトンビに分かれて似ていることから「カラストンビ」と呼ばれるようになったらしいです。 この中心の黒い部分、食べないのが一般的なようですが、食べる派と食べない派で分かれるそうで、こちらのご夫婦も、おやじさんは「食べる派」、おばちゃんは「食べない派」でした。 酒飲みは、一緒にコリコリと食べるんだそうですよ(笑) 柔らかい部分だけを美味しく食べるには黒い部分を取り除いて、周りの身のところだけを食べるのだそうです。
そして、いよいよ〆です!
■「茶飯 (450円)」
最後の〆に茶飯と思ってメニューを見ていて、最後に注文したのですが、残念ながら既に売り切れてました。。。残念(泣)
と思ったら、おばちゃんが、最後のほんのちょっぴりを茶碗に入れてサービスで出してくれました。 「よかったら、どうぞ」って、もう、こういうのがホントに泣けますね。 嬉しかったです。 おでんに茶飯、これも金沢風ですよね。 ほんのちょっぴりの茶飯にたっぷりの愛情を頂きました。
そして、茶飯が足りなかったのを気にしてか、ご夫婦のおやつに食べられていたパンを一切れ頂きました。 「これもよかったら食べな」と渡された一切れのパン。 もちろん、おでんとは何も関係もありません、しかし、なんて愛情なのでしょう。 東京から仕事で来たといったら、大雪のことを心配してくれて、雪国の生活のことも話をしてくれました。 そして、きっとボクのことを、お腹をすかした子供のように見えたのでしょうか。
おでん出汁だけではなく、ご夫婦の愛情もボクの心に染み込みました。
最後に、お会計です。
「菊一」さんの、これも名物でしょうね。 お勘定は、木札を使っています。 おでん種や飲み物を注文するごとに、目の前に木札が積み上げられていきます。 金沢でもほとんど見かけなくなったという勘定方法らしいですが、こちらの「菊一」さんでは、しっかりとその伝統を守られていました。 まさに、昔ながらの金沢のおでん屋を守ってらっしゃいますね。 最後に、おやじさんに木札のことを聞いたら、これもいろいろとコストがかかるのだそうです。 昔は、裏面に値段が焼印で押されていたそうですが、交換するにも木の値段がどんどん上がってしまったのだそうで、擦り減って見えなくなってきても、昔のまま使い続けているのだそうです。
店内の白黒写真には、路面電車が走っている昔の金沢の光景、そして初代のおやじさんと思われる写真。
店主のおやじさんは二代目だそうですが、「菊一」の味と歴史、金沢の伝統、このお店の雰囲気をずっと守り続けていって頂きたいと思いました。
昭和九年創業、金沢で一番古い老舗のおでん屋「菊一」さん、本当に素晴らしい。 そして、ボクがもう一度、金沢に行くことがあれば必ず立ち寄りたいお店です。