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夜の点数:4.3
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¥8,000~¥9,999 / 1人
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料理・味 4.4
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|サービス 4.4
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|雰囲気 4.4
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|CP 3.8
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|酒・ドリンク 4.4
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[ 料理・味4.4
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| サービス4.4
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| 雰囲気4.4
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| CP3.8
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| 酒・ドリンク4.4 ]
神楽坂の素敵な空間 料理を楽しむということとは
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2014/03/26 更新
東京出張のついでに御無理を言って一人で予約させて頂きました。夜の7時過ぎ、いつものように一通り道に迷ってから到着、一番乗りでカウンターの真ん中に座らして頂きご主人と談笑した後、さて蕎麦屋酒が始まります。日本酒お勧めの銘柄4種の中で、余り酒に強い方ではない旨を伝えると、では癖の無い景虎をと。確かにすっきりとした飲み口でありながら飲み応えもあり、料理も進む、酒も進むという素敵な日本酒でした。こちらのお店では日本酒をお願いすると、色とりどり、大小、形も様々な猪口を見せて頂き、その中から好みのひとつを選んでお酒が頂けます。またお酒は錫のちろりで提供されるのも楽しい限りです。前菜は4種、山クラゲ、鰻の肝のゼリー寄せ、お豆、海苔。続いて蕎麦のポタージュ、クリーミーなスープに煎った蕎麦の実。香り、食感、味わい、至福の一品でした。続いて蕎麦寿司、既にお酒は福島の大七に代わっています。そして圧巻の一品、長いプレート上の皿の上に色彩豊かに酒肴が絵画のように並んでいます。ボラの白子、鉄こんにゃく、甘い卵焼き、酢にんじん、アンキモ、ごぼう、ピリ辛酢蓮根、たこ、紫蘇板、甘酸梅などなど。目の前でご主人が作った蕎麦掻きの風味、蕎麦掻きを作るところを始めて間近に見ましたが凄いですね。ピリ辛が楽しい蕎麦クレープ、締めの蕎麦は深山とせいろの2種盛。いずれも香り、喉ごしともに素晴らしく最後まで楽しめました。この日は私を含め3組のお客だけでしたが、その3組が主人の巧みな話術のおかげですっかり打ち解け楽しい時間を過ごすことができました。確かに料理は冷たいものが多く、酒肴が中心ですので下戸の方は楽しめないでしょうし、手の混んだ料理を期待される方には物足りないでしょう。しかしこちらは洗練された蕎麦屋酒を楽しむお店なのです。席はご主人の前カウンター10席、その日のお客は最大この10人だけなのです。そしてお客と会話を楽しみながら酒肴の進み方を確認し仕事を進めます。提供されるのは主人ができる最上のもてなしと料理、そこには虚飾も驕りもなく、ただ楽しんで欲しいというご主人の気持ちが溢れています。このお店の最大の魅力は酒でもなく、料理でもなく、蕎麦でもない、この部分なのではという気がします。ゆったりとした気分で素敵な時間が流れていく、そんな素敵なお店でした。