abtabetaiさんが投稿したシターラ 青山店(東京/表参道)の口コミ詳細

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シターラ 青山店表参道、明治神宮前、外苑前/インド料理、インドカレー

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥5,000~¥5,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 3.6
      • |酒・ドリンク 4.2
1回目

2014/03 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.6
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

ビューティフル。

 美しい。
洗練された空間はまるで美術館だ。インド料理が並ぶ南青山のミュージアム。オレンジの間接照明に包まれた店内のカラーバリエーション。白を基調としたシックなトーン。静けさと、どこかミステリアスなムードに包まれている。

 おしぼりの香りがいい。
サーブは淀みないし、抜かりない。静かなで落ち着いたサービス。優雅なムードを演出する。

 厨房はアトリエなのか?ボクは思った。インドから来たアーティストが生み出した作品は、最大限の手間暇かけて最低限のスパイスで厳選素材を鮮やかに彩っている感じがした。

 アトリエでは毎シーズン新たな作品が生まれているそうだ。劇団四季が定期的にオペラ座の怪人やってるように、シターラさんは四季毎にシーズナブルメニューを生み出しているそうだ。

 真っ白なお皿。そこに旬の素材を使った新しい作品を描くため、みんなでイメージを共有し、試作し、調整を加えて試行錯誤をするのだろう。

 その生みの苦しみは夜更けまで続くだろう。時には衝突もあるだろう。諦めようか・・そんな想いが頭をよぎった夜もあっただろう。

 そんな葛藤の末に生まれたメニューが食の美術館を彩る。紳士淑女はそれを優雅に堪能する。アイズワイドシャット。三角メガネかけて秘密の舞踏会。そんな、幻想的な妖艶さがある。
 
 インド料理の美術館。華麗で上品、確かな美味しさのグランドメニューと、斬新かつ繊細なシーズナブルメニューに触れ、ボクは誓った。

  恥ずかしい話。ボクはイケてない。ほとんど女の人にも話しかけることができない。だけど、ボクだっていつかデートがしたい。シターラさんのような素敵なお店でディナーを頂きたい。そこで壁ドンして結ばれたい。だから、ダメな自分を変えたい、いや、変えようと・・

 お店を出て少し歩くと、こどもの樹がある。力強い生の躍動。それでいて楽しげなモニュメントについて、作者のアーティストはこう言ったそうだ。

「人間はその数だけ、それぞれ、その姿のまま、誇らしくなければならない」

料理もアートなのだろう。
心に響く。
心を変えるちからがある。
ビューティフル。

(同席のみなさま。まことにありがとうございました)

~レギュラーメニュー~
・ワイン
お値段は一本3、4千円ほど。イタリアワインは軽く爽やか。インドワインは深みと酸味が楽しめました。ソムリエ常勤のお店。オーダーした料理に合うワインをお任せするのが一番だと思います。

・アチャール盛り合わせ
四種程のインド漬け物とペースト。爽やかなスターターです。

・空豆タンドリー
ほくほく。マッシュポテトのよな空豆のタンドリー。
マメのあまみと香りが爽やかでオードブルにいい。

・タンドリープル
こちらもホクホク。カリフラワーのタンドリー。
スモーキーな風味を纏ったカリフラワーそのものを味わえます。

・ラムのカバブ。
カバブというより、ラムとひよこ豆のパテ。旨味たっぷりのラムが柔らかなひよこと融合。香りたつような深い味。テイクアウトしてバケットなんかに合わせてみたい。

・ムルギチャンプ
コリアンダー、ペッパーの程よいスパイス感で、二度焼き(このあたりに秘密がある)した、しっとりジューシーなタンドール。

・ポークヴィンダルー
甘酸っぱい恋の味。巷で流行りの(?)ヴィンダルー。グレービーにうまみを預けポークがパサつき気味。普段なら全く気にならないレヴェルですが、なぜか気になったのは、それほど他の品々が素材の持つ食感とうまみを引き出されていたからでしょう。

・バイガン(ナス)カレー
極限まで焼き上げた焼きナスさん。凝縮されたうまみが溶け込んだ煮込んだコクうまマイルドカレー。これにパスマティごはんをテイクアウトしたいと思い出しました。

・マトンカレー
激しいスパイス感はなく、ゴロッ入ったマトンの臭みはなく、重厚でマイルド。マトンが苦手な方でも美味しく頂けそうです。

・ローガン・ジョシュ
複雑なうまみが溶け込んだ、マイルドなラムカレー。

~シーズナブル~
2014・春冬
・タラとシラコカレー
ココナッツをふんだんに使ったマイルドカレー。タラの脂やクリーミーなシラコろナッツのあまみが心地よい。

・カキカレー
カキシチューか!?
つい叫んでしまいそうな、カキのうまみたっぷり。クリーミーでマイルドなカレー。

2014・春夏。
・カツオのタンドリー。
ミディアムレアなカツオのタタキステーキ。見事な火入れ、コリアンダーなどのスパイスは必要最低限。シソが香り、インド料理だという事を忘れちゃった。

・さわらカレー
黄色いヨーグルトソースに焼きさわら。一口味見するとヨーグルトの主張がかなり強く、少し単調な味。しかしお店の指示でさわらをほぐして混ぜると味が一変。
さわらの脂がソースに溶け込む。
コクと甘みが広がる。
濃厚なさわらシチューのようなカレーに変身する。
聞けばいろんな魚を試した結果、さわらに落ち着いたとのこと。

・モリーユ茸カレー
モリーユ茸の旨味が凝縮されたマイルドカレー。ビスクのようなコクが特徴的。

2014・秋夏

・冷製 白瓜の詰め物焼き
瓜にコーン、チーズを詰めたもの。
フルーツトマト、ココナッツ、マンゴーのチャツネはスパイスの刺激よりもまろやかさが際立つ甘く柔らかいソース。

・野生鹿と夏野菜の炭火焼き
中までしっかり火が通ったスパイシーな鹿のタンドール。グリーントマトのソースが爽やか。個人的にはもうちょっとレアでもいいかなと。

・鱧のスープカレー
カレーリーフが浮かぶ、サラサラながらコクのあるカレー。鱧のうまみ、ココナッツのあまみ、ほのかなタマリンドの酸味のバランスが素敵です。

・イカ墨カレー
南青山の夜、漆黒の闇を表現するような黒く濃厚なカレー。北インド系のマイルドカレーがベースのようで、イカスミの深いコクをカシューナッツのほのかな甘みとクミンが比較的強く感じるスパイスがひきたてる感じ。一番のおすすめです!

・ ジンジャージュレップ
桃のコンポート。生姜とシナモンとクローヴが効いたシャーベット。奥行きを感じ、夏にピッタリのデザート。

  • タラとシラコカレー

  • オクラカレー

  • ナスカレー

  • カキカレー

  • マトンカレーm

  • 鴨タンドリー

  • ムルギチャンプー

  • 鰹タンドリー

  • タンドリープル

  • パスマティごはん

  • パパド

  • アチャール盛り合わせ

  • 内観

  • 外観

  • さわらカレー

  • ポークヴィンダル

  • キノコカレー オープン後

  • キノコカレー

  • ラムカバブ

  • タンドリープル

  • 空豆タンドリー

  • イカスミカレー

  • 鱧のスープカレー

  • 野生鹿の詰め物焼き

  • 瓜の詰め物焼きうr

  • ジンジャージュレップ

2014/08/25 更新

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