4回
2023/03 訪問
アルデンテとは無縁の世界線
仕事で有楽町へ行く用事があり、そのまま夜になりまして。「なんか食べて帰ろうかなー」なんて思いつつ駅前をふらふら歩いていたんですが。どうにもこの辺のラーメン事情ってのがよくわからず、「いっそ秋葉原まで行って、ほん田にでも行こうかねぇ…」なんて思っていたんですが。交通会館のあたりを冷やかしがてら歩いていたら「ジャポネがすぐそこじゃん」と思い出しまして。時計を見ると19時40分。20時閉店とは知ってるんですが、はたしてLOには間に合うのだろうか…まぁ間に合わなければその時考えよう、と俺会議を終わらせ、一路ジャポネへ。一路っつっても、交通会館を出て道路一本超えればすぐなんですけどね。
雑居ビルに入り、店を目指すと…あれ、並びがない。もうLO終わっちゃったのかな…と店前へ行くと、普通に営業はしてて、満席の状態。うーむ、並びがないってことは、もうLO締め切ったってことなのかな…と思っていたところに空席が生まれ、「どうぞー」と通されました。ふむ、セーフだったみたいですね。
とりあえず前回はジャポネを食べたので、今回はジャリコをば。「横綱(特盛)!」と言おうかとも思ったんですが、もう自分もいい年になってるので「すいません、食べきれませんでした…」とは言いづらい。というわけで「大盛りで…」と気弱なオーダー。完成を待ちます。
しかし、ここの厨房、「スパゲッティ屋だ」と知らなければ、とてもじゃないけどスパゲティ屋には見えないですねぇ。麺を茹で揚げる行程を一切見ないし。オーダーが入ると醤油の香りをまき散らしながらフライパンがジュージュー言ってるし。私以外に直近のオーダーがなかったのか、5分くらいで完成と相成りました。
うーん、実に「和的な」良い匂い。ホント、焼うどんみたいですね。では久々に頂きます…うーん、うめぇ。個人的な好みの話で、自分は香味野菜とかが結構好きなタイプでして。口の中にトマトの酸味と紫蘇の爽やかさが広がりつつ、小松菜の食感、海老の食感、申し訳程度の肉の食感が醤油味でまとめ上げられながら追っかけてくる感じ。イタリアンのシェフとかに言わせると「パスタはアルデンテに茹で上げられた麺の食感と、それが皿の中で進行していくリズムを楽しんで欲しい。味付けに合わせてパスタの細さも変わるのだから」みたいな「パスタ自体」の美味しさを追求する感じになるんでしょうが、ここのは世界線が違うんでしょうね。もちろん本格イタリアンのパスタも美味しいとは思いますが、こういう「ただただ美味い」「多い」「安い」って文化の方が、好みではありますね。
というわけで、「やっぱり横綱にすれば良かった」とちょっと後悔しながら、あっという間に完食。いやー、美味かった。これで800円は破格ですね。閉店間際はあまり並ばずに入れることもわかったので、また近々来ようかな、と。
2023/03/17 更新
2021/08 訪問
ジャリコとジャポネ、一番の違いは…
午後出勤の平日の朝、いつも通り目が覚めてしまい、これは普段食べられない朝飯(兼昼飯)を喰らうチャンスだな…と思い、朝風呂に入りつつ何を食おうか思案してましてね。コメダ珈琲あたりで海老カツサンドを喰らいつつ、かき氷を頬張ってから出社するも良し、戸田のびんびん豚まで足を伸ばして限定麺を喰らうも良し…なんて色々夢は広がってたんですが、「その後出勤しなきゃいけない」ってのがなかなかネックでして。かき氷なんて喰らったら、その後汗だくになりそうだし、二郎系なんか食べたらその後人に会いにくいし。となると、無難なランチか…と様々なシミュレーションをした結果、これはひとつ、会社からも近いジャポネに行こう、と俺会議で決定しまして。身支度を整え一路有楽町線へ。JRの有楽町駅から歩いても良いんですが、地下鉄の方が地下街を移動する分若干日照りから逃げられるような気がしましてね。まぁ駅から近いんで、あんまり気にするほどの距離ではないんですけども。
店に着いたのが11時40分。空席は3つほど。テイクアウトの並びがパラパラとおり、コロナ禍でもなかなか繁盛しているようです。何にしようかな…と考えながら空席に滑り込むと「何にしましょ?」と店員さんが目の前にいたので、さして悩む間もなく「ジャポネの横綱(特盛)で…」と注文したのですが。
よくよく考えると、昔から「ジャリコ」ばっかり食べてて、ジャポネを食べるのなんて十数年ぶり。たしか初めてここに来た時にジャポネを食べて、それ以来食べてないような気がするんですよね…。ジャポネが口に合わなかったとすればこの店に何度も足を運ぶことはなかったわけで、なんでジャリコばっか食べるようになったのか、その理由が全然思い出せないんですよ。というわけで、ちょっと久々のジャポネを楽しみにしつつ、完成を待ちます。
毎回麺を茹で揚げるわけではなく、茹で置きの麺を注文が入るたびにフライパンで煽るスタイルなので、タイミングによっては10分以上待たされることもあるんですが、この日はタイミングが良かったようで、5分そこそこで完成。おお、横綱ということもあるんですが、ビジュアル的にもなかなか迫力がありますね。匂いも実に良い。で、ひと口頬張ると…おお、ジャリコよりもグッと和風寄り。豚肉と小松菜の存在感も良いですね。ちょっと食べ進めてから卓上の粉チーズをぶっかけるとまた美味い。あああっという間に完食しました。これで800円なんで、コスパは銀座でもトップクラスだと思います。
さて、ジャポネを頼まなくなった理由ですが、食べてすぐに思い出しました。ジャリコはトマトが具材として使われてる分、「パスタ感」が結構色濃く出てるんですが、ジャポネは醤油味ベースで小松菜と豚肉なんで、食べてる感じは「焼うどん」。別に焼うどんが嫌いなわけではないので、これはこれで美味しいんですが、「和風スパゲッティを食ってるな」という感じを味わいたいのであれば、ジャリコの方がおススメです。どっちも美味しいですけどね。
2021/08/30 更新
2020/05 訪問
銀座でパスタランチ、と言えば聞こえは良いが
かれこれ10年以上前、有楽町に仕事で行くことが多くてですね。そこで定期的に行っていたのが、この「ジャポネ」さん。ラーメンだけでなく大盛りパスタも大好きな私にとって、ここの「喫茶店的スパゲッティ」は、強烈に脳内に焼き付いている思い出の味でありまして。有楽町に行かなくなってからも「たまには行きたいなぁ」なんて思っていたんですが、いかんせんいつも混んでるイメージしかなくてですね。平日は20時までやっているんですが、仕事帰りに有楽町にスパゲッティだけを食べに行くのもいかがなものかね、という感じで足が遠のいていたら、いつの間にか10年以上経っていた、と。
で、土曜日、午前中に有楽町に行く用事があったので、これは久しぶりのチャンスだ! とばかりに有楽町線に乗り込み、一路有楽町へ。交通会館寄りの出口を出て、ちょいと歩けばすぐ目当てのジャポネが入っている、銀座インズ3という商業施設に着きます。
こんなご時世なので、あまりに並んでいたらまたの機会にしようかな…などと考えつつ店前に着くと、並びはゼロ。空席が5つくらいある状態で、これ幸いと空席に滑り込みます。醤油味のパスタを欲していたので「ジャポネ」か「ジャリコ」のどちらかにしようと思っていたんですが、「確か昔はジャリコが一番好きだったハズ…」という記憶を頼りにジャリコを注文。昔は横綱とか会長なんていう特盛メニュー(会長は裏メニューだったような)を掻っ込んでいたんですが、いささか歳をとったので、ここはひとつ大盛りで。パスタは作り置きですが、毎回フライパンで炒めるためちょっと時間が掛かるのもなかなか懐かしい。ぼんやり厨房を見ていると、テイクアウトのお客さんが結構多いみたいです。これも時世柄ですかね。
さて、注文してから5分ほどで完成。昔の喫茶店のような太めのパスタに炒めた醤油の香りが漂い、実に食欲をそそります。で、一口食べると…すっげぇ美味い。小松菜と玉ねぎの食感に加え、時折紛れている豚肉、そしてその全てを包み込む醤油の味で、フォークが止まりません。何と言うか、イタリア人が食べたら「こんなのパスタじゃない!」と怒りそうだな、という背徳感すら感じるほど、日本人の口に寄せた味付けです。というわけで、瞬く間に完食してお会計。700円(だったかな?)という金額も、「ここはホントに銀座なのだろうか?」という感覚に陥らせてくれるほど良心的です。
自粛が明けるとまた混みそうな感じですけど、近々今度は横綱を食べに来ようかな、と。
2020/06/01 更新
しばらくご無沙汰だった銀座のジャポネさん。以前は夜20時まで営業してたので、仕事の帰りに寄れるようならワンチャン…みたいな感じで行けたんですけども、どうやら営業時間が変わったようで。平日は
10時半~12時15分
14時~15時
18時~19時
の3部制、土曜日は18時~19時の部がなく、お昼のみの2部制になった…とのことで、銀座で働いてない私にしてみると、平日に行くのはなかなかハードルが高くてですね。必然的に土曜日にしか行くことができないわけです。しかも14時~15時の部は、多分混むよね…と予想されるので、狙うは開店直後の10時半。というわけで、土曜日の予定を全てなくして、朝10時半に行ってみることにしました。
有楽町線の銀座一丁目駅を下車して、3番出口を出たところが、一番近いですかね? とぼとぼと階段を上って地上に出たのが10時20分。…あれ? 銀座インズ3(ジャポネが入っている商業施設)の前まで行っても、扉が開いてませんよ? 10時半にならないと開かないのかな…特に周囲に並んでいる人もいないし、前までやってたマクドナルドも休業中みたいだし。なんか中途半端に待つのもねぇ…ということで、道を挟んだ隣のビルのインズ2に移動。2Fに喫煙所があることを確認していたので、そこで一服して10時半を待ちます。
で、10時半になったのでお店に行くと…いつの間に!? と言う感じで、すでにカウンター席(10席)は満席。並びも5人くらいいます。おおぅ、完全に油断してましたね。どこかに並ぶところがあったのか、10時25分くらいに一斉にお客さんが集合したのか…まぁ仕方ない。自分も列の最後尾に接続します。
しかし…なんかこう、キッチンが見えるのがこのお店は楽しいですね。注文が入ると麺を焼く担当の人がじゃじゃっと麺を炒め、途中から調味係の人へフライパンを渡してマンテカトゥーラを繰り返しつつ味付け…みたいな流れ作業がずーっと見てられる感じ。なんかメニューが減ったみたいですけど、多くの人がジャポネかジャリコを注文してるみたいですね。
で、私が先頭になり(大体並びは30分くらいでしたかね)、ジャリコを頼むのは決めていたんですが、サイズをどうしようか…前回は確か大盛りを頼んで「余裕だったな」と思ったハズなので、勇気を出して横綱(特大)をお願いしました。さすがに親方(超特大)は頼む勇気がなかったですね。ちなみにさらにその上に理事長というサイズがあったんですが、今は出してないそうです。
カウンター席に座り、ぼーっと待つこと5分くらいで完成。おお、相変わらずパスタなんだか焼うどんなんだかわからない見た目。焦げた醤油系の香りが凄く良いですよ。しかしすげぇボリュームだな…ちょっとしたスケートボードくらいの大きさですよ。食べきれるかな…と一抹の不安を抱きつつ、頂きます。
…おおぅ、和風パスタの頂点みたいな味。しっかり醤油ベースの味付け。焼きうどんと言えば焼うどん。ちょっとベタっと茹で過ぎな感じのパスタと相性抜群です。で、トマトが入っているから、時折酸味も感じるんですけど、これがまた良いアクセントになってますね。小松菜のシャキッとしたリズムも良いし、時折当たる豚肉とエビも実に美味しい。まぁ具材は若干控えめですけど「麺を食わすパスタ」って感じなので、物足りなさは全然感じないですよ。どんどん食べ進めてしまいます。
で、途中卓上の粉チーズを掛けると、味変でまた美味い。なんかここの粉チーズって独特なんですよね。パルメザン系の粉チーズってわけではなくて、粉薬くらい細かい粒子の粉チーズ。ついつい掛け過ぎてしまう中毒性があります。
そんな感じで食べ進めてたら、最初の不安もどこ吹く風、あっという間に平らげてしまい、退店となりました。あ、注意点として、退店の際は使った麦茶用のグラスだけはお会計カウンターまで持って行くルールらしいです。忘れずに。
こんだけ満腹になって満足になって、お会計950円。ふむー、ここ銀座だよね? どういう値段設定なんだ…といつも疑問に思うんですが、まぁここら辺で働く人のオアシス的なお店なんでしょうね。近隣のインズ2の2Fとか、結構美味しそうなお店が並んでますけど、ここがぶっちぎりの一番人気なのがよくわかりました。あんまり頻繁に行ける店ではないですが、またチャンスがあれば伺いたいですね。ごちそうさまでした。