hidekimiさんが投稿したBraceria Buffa(東京/六本木)の口コミ詳細

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Braceria Buffa六本木、乃木坂、麻布十番/イタリアン、ステーキ、ダイニングバー

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.1
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク 4.8
1回目

2024/06 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.1
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

東京で1番コスパの優れたイタリアン



六本木 食が集まるビルGEMSにオープンしたばかりのイタリアンレストラン。

大阪のNishideraで地元の友人からおいしいと評判が良く伺った際、本当に美味しくてコストパフォーマンスも素晴らしく、東京にもあったら良いのにと、その時に思ったのものだが、六本木に間も無くオープンすると聞いており、楽しみにして予約して伺った。

ほどよく照明を落とした店内は、個室も用意されている。
この個室が、ちょっとイタリアのお宅に伺ったような雰囲気で、騒々しさもなくシックで落ち着く。
余談だが、以前入っていた店舗に来たことあり、個室だったが、雰囲気が良かったとはあまり記憶なし。

ファーストドリンクはシャンパーニュ。
すっきりとしてキレがあり、若干感じる苦味がいい。セレクトも抜群だ。
シャンパーニュをいただきつつ、まるでライブショーのように18ヶ月熟成させた生ハムを、目の前でスライスしていかれる様子を眺める。
なんとドラマチックなシーンなのだろうか?

■Inizio
18ヶ月熟成生ハム パルマ仕立て

薄い和紙のように、うまい具合にスライスされた生ハムはそれだけでも美味だが、薄くスライスされたハードチーズやメロンと一緒にいただくと、塩気と熟成された旨味、甘味などがミックスされ、その調和がとても良い。

■Antipasto Freddo
グリーンピースのパンナコッタと 烏賊のポルペッタ 

小さなガラスの器に入ったパンナコッタは、まるでスイーツのように可愛らしく、そして色鮮やか鮮やだ。初夏を感じさせてくれるグリーンがよく映え、舌触りもなめらか。
烏賊のポルケッタ セモリナ粉フリットは、口に含んだ瞬間、烏賊の味がしっかりと感じられる。
和食に例えれば、弾力のある食感も加味すれば、烏賊をたっぷりと入れて練り込んだボール状の上質な薩摩揚げ、というと陳腐だろうか。
イタリアンだが、フュージョンのような、そんな遊び心のある調理法が魅力なのだということが、anti pastからわかると言うのがクオリティーの高さであろう。 

■Insalata
日本各地の漁港より 炭の香りを纏わせた鮮魚のインサラータ 
ヒラメのカルパッチョは、とても深い椀のような食器に入って登場する。そう、食器にもこだわっているのだ。
お箸でいただくカルパッチョは、玉ねぎのスライスとともにいただくが、ヒラメ自体かなりの甘みが感じられ、素材の良さには抜群だ。


ホワイトワイン、レアル ビアンコ ドゥエに合わせていただいたが、この組み合わせも言葉は無い。

■Antipasto Caldo
グリーンアスパラの炭火焼き 卵黄コンフィと卵白スクランブルエッグ

大きなお皿にアスパラガスが2本置かれ、真ん中には、白身のみをスクランブルに仕上げたスクランブルエッグ。
炭火で焼かれているからこその香ばしさと、焼き上がりの加減がとても良いアスパラは、シャキ、ホクッとした食感がいい。
ナイフを入れると、ゆっくりととろけるような濃厚な卵黄をアスパラにつけていただく。
ソースももちろん、文句なしの美味しさで、お皿に残ったソースは丁寧に特製パンで取り除いていただいた。
このパンも、モチモチとした食感がとても良く、持ち帰りたいほどの美味しさだ。

この料理に合わせたのは、ホワイトワイン ローンバーチ ピノグリージョ

どのワインも一般的なペアリングのワインよりも多めに注いでいただけると言うのも、コストパフォーマンスの良さに加え、旺盛なサービス心に尽きるかもしれない。

ワインは赤にチェンジされ、サーブされたのはアルタモーラエトナロッソアル

■Pesce
大分県 豊後水道 直送の鮮魚
魚料理はカマガリ。
あまり聞き慣れない魚ではあるが、クセのない白身魚。産地では、当たり前に食べられていると言う。
パリパリとした香ばしい皮、ふっくらしているが引き締まった身は、白身魚と言う概念を取り除いてくれる。
淡白なはずだが、しっかりとした魚の旨味、甘みがあり、バルサミコ酢テイストのナスと一緒にいただくと、何と言うのだろうか、エキゾチックなテイストとでも言えば良いのだろうか。
コリアンダーなどのスパイスが、料理の邪魔をしない程度に使われて、不思議なパンチを与えてくれる。

魚料理=白ワイン
一般的にはコーダーが、この料理に関しては赤が合う。


■Carne
石川県 黒毛和牛 能登牛 3種食べ比べ
かなりお腹がいっぱいな状態ではあるが、ようやくメインとも言える能登牛3種を食べ比べる。
炭火焼きされた希少な肉を、イチボ、サーロインと、40グラムずつ順番にサーブされていく。
目の前にサーブされた瞬間から、角の素晴らしい香ばしさが漂うのだが、ほんの少しカットして、口に含んだだけでも、その香ばしさを本当に何も言う言葉がないほどだ。

ふと気づいたが、一般的にビルの中に入っている飲食店の場合、炭を使うことが難しいのであるが、よくやってくれた。そんな感じである。

肉質はもちろん文句なしの美味しさであるが、やはり部位ごとにいただくと、それぞれの持つ、甘味、食感、ジューシーさなどを感じることができ、イタリアンと言う括りではあるが、肉好きにはたまらないものだ。

40グラムずつ3種類、120グラム、これぐらいでちょうどいいのかもしれない。
3種類、少しずついただくので、かなり食べたような気分にもなる。

こちらに合わせたワインは、レアルロッソ ドゥエ


■Pasta
この日は、ほんのりとガーリックの効いたポモドーロ。
生パスタのモチモチとした食感を楽しみつつ、えの唐辛子、ビネガー、粉チーズなどを自分の好みで加えていただくスタイルで、味の変化は楽しめるのもいい。
   
トレゼッラ プロセッコ ロゼ と合わせて。


■Dolce
実は、事前にInstagramを見て楽しみにしていたドルチェは、濃厚なチョコレートアイスクリームだ。
単なるアイスクリームではなく、まるで空から降ってきた隕石のようなカカオニブの大きな塊を見せていただけて、それを削って、お皿の上に振っていただけるのだ。
アイスクリーム自体、本当に濃厚でカカオそのものをいただいているように感じるほどの濃厚さだが、そこにカカオニブの削り立てが降りかかっているときては、味の評価は言わずもがな。
とにかく、こんなに美味しく贅沢すぎるチョコレートアイスクリームは、今後存在しないのではないかと思うほどだ。
カフェタイムでもあれば、このデザートだけでもたくさん食べたいと思うほど。
大人のためのチョコレート、アイスクリーム、そんな感じだ。

とにかくボリュームがとてもあり、あっという間の2時間半。
お腹もいっぱい、心もいっぱい。
満足度200%
本当にコストパフォーマンスに優れ、クオリティーの高いイタリアン。
東京にできてくれてありがとうと言う気持ちになる。

ランチなら、もっとお手頃価格。
近所なら週に1度は通いたい。それぐらいコストパフォーマンスの高いイタリアンレストランだ。
コスパが良いだけではなく、もちろんホスピタリティーにも優れている。


2024/07/05 更新

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