スリーパットさんのマイ★ベストレストラン 2012

平日の夕方、妻と２人で訪問。米子市内の繁華街にある老舗の寿司屋だ。
生ビールを飲みながら、コノシロのしそ巻き、胡麻豆腐と穴子の蒸し物をつつく。どちらも手の込んだ一品だ。コノシロのしそ巻きはコノシロにしそと生姜を巻き、胡麻をあしらっていてさっぱりとして美味しい。胡麻豆腐と穴子の蒸し物は胡麻豆腐の上に、この店自慢の穴子を乗せ、たまり醤油とかつお出汁のタレをかけて蒸したもので、これが本当においしい。
飲み物を冷酒に切り替えて、この後何品かつまみを食べた後、握りをお願いする。
ヒラマサ、鯛、イサキ、玉子、いくら、ウニ、白イカ、車エビ、赤ニシ貝、と進み最後に穴子をお願いする。ヒラマサは脂が乗っていて美味しく、この日のウニは美保関産でとっても甘く口の中で溶けていく。しかし、この店に来たら必ずお願いしなければならないのが、最後に注文した穴子だ。
まず、大将から『水で手を冷しておいてください』と言われ、カウンターに流れる水で手を冷しておくと、熱々の穴子が直接手の上に置かれる。熱さに我慢しながら口に入れると、とっても香ばしく、とってもやわらかい絶品の穴子を堪能できる。

この店は井上陽水さんも気に入られていて何度か来られたことがあるらしく、５月の松江でのコンサートの後にも、車を飛ばしてわざわざこの店に来られたようです。このお店はわざわざでも、行きたくなるお店です。ごちそうさまでした。

平日の夜に妻と２人で訪問。
米子市内の繁華街からは少しははずれた場所にある１軒屋のダイニングバーだ。以前は米子駅前にあったのだが、数年前にこの場所に移ってきた。場所柄、近所のマンションの住人が中心のようだが、僕らのようにわざわざここを目指してくる客も少なくない。マスターと女の人の2人で切り盛りしているのだが、料理は全てマスター1人で調理している。驚くのはマスターの手際のよさ。混み合ってくると７､８品ぐらいの料理を、1人で並行して調理している。

まずは、生ビールを２つとアスパラ・ベーコンサラダ、ささみのチーズ巻フライを注文。この店のサラダはどれもハーブが効いていて美味しい。ささみのチーズ巻フライはオーロラソースとよく合っていて、ビールのつまみに最高だ。
ここで、白ワインをボトルでお願いして、ピッツァマルゲリータのハーフサイズとキノコのオムレツを注文。このお店のピッツァはハーフサイズが選べるので、色々なものを少しづつ食べたい僕らにはうれしいサービスだ。キノコのオムレツも卵の焼き加減がちょうどいい。とても他の作業を行ないながら作っているとは思えない。さらに、追加で注文したタンシチューはとってもやわらかく、口の中でとろけていくようだ。この店のメニューはどれも本当に美味しい。
ワインも空いたので、〆に卵かけご飯を注文。この店の卵かけご飯はただの醤油ではなく出汁がよく効いた麺つゆが入っているようで、お酒の〆にはぴったりだ。

繁華街からは少し外れた場所ではあるが、わざわざ訪れたいと思えるお店です。ごちそうさまでした。

GW寝台特急『北斗星』に乗車。
鉄ちゃんではないが、一度は乗ってみたいブルートレイン。
食事は当然グランシャリオのフレンチを予約。

お酒はもちろんグランシャリオのハウスワイン。ワインの味をとやかく言える程の舌も持ち合わせてはいないので、雰囲気重視、質より量だ。

前菜はサーモンとホタテのマリネ。ワインに合う合う。
魚料理は海老と白身魚のワイン蒸し。ワインが進む進む。

ここでワインが空いたので２本目を注文。次は小樽の白ワインをお願いした。これは同じ小樽ワインでも前夜に飲んだ小樽のワインと違い、少し辛目で料理に良く合うワインだ。

肉料理は牛フィレ肉のソテー野菜添え。ワインが美味しい。
デザートはアイスクリームとケーキのフルーツ添え。さすがにこれはコーヒーか。

味もさることながら、雰囲気が最高でした。
もし、次があれば懐石御膳と冷酒だね。

出雲神話博に行った際に妻と２人で訪問。
予約も何もしていなかったが、カウンターでもよければと入ることができました。
合わせ御膳の松(2,000円)を注文。天ぷらとお刺身を合わせたセットメニューで、天ぷら、お刺身（3種）の他、煮物、茶碗蒸し、酢の物、ご飯、味噌汁、漬物とデザートのパインが付いています。
天ぷらは、エビ(2尾)、穴子、カボチャ、ナス、ピーマン、玉ネギ、さつま芋、椎茸、ししとうと10品。天ぷらつゆは薄口で素材の味が引き立ちます。
後から出された、タコと里芋の煮物がとっても柔らか。辛子がほんの少しのっていて、味のバランスが絶妙でした。

僕らは運よく入ることができましたが、基本的には予約が必須のお店だと思います。ごちそうさまでした。

妻が友達と行って『よかったよ』と言っていたので、平日のお昼に1人で訪問。
１日１０食限定の『ゆり』を注文。１０食限定といっても限定メニューは点心が中心の『こころ点心』、お造りが中心の『桜』、天ぷらが中心の『ゆり』と３種類あり、お店の規模を考えると、どれかは選べると思われます。また、限定メニュー以外でも美味しそうなメニューが並んでいるので心配は要らないと思います。

『ゆり』は天ぷらの盛り合わせに野菜の煮物、小鉢が２つに茶碗蒸し、ご飯、お吸い物に漬物が付いて1,200円です。天ぷらの盛り合わせはエビ、タコ、イカ、白ネギ、椎茸、ナス、カボチャなど、特に白ネギの甘さに感動しました。野菜の煮込みもナス、カボチャ、タコ、椎茸などが入っており、味がよくしみ込んでいて美味しい。茶碗蒸しも凝っていて、餡かけに山葵が入っていてちょっとだけツンとし、さらに底のほうに梅肉が隠れていて、最後はさっぱりとした感じで食べ終えることができました。

お昼時だったためか、予約をされているご夫人の２～３人連れが多く、オジサン１人はちょっと浮きますが、カウンターもあるので大丈夫でした。ごちそうさまでした。

会議後に立食の懇親会があり、十分には食べることができなかったので、呑み直しも兼ねて、宿泊のホテルの地下にある焼鳥のお店に伺いました。１人でもあり、焼場の前のカウンターに陣取りました。
メニューは焼鳥１０種類に鶏スープの付いたフルコースのみ。軽く食べてきたことを伝えると、『コースを順にお出ししますので、お腹が膨れたところで、ストップをかけてください。』と言われ、日本酒の八海山とともにスタート。
ささみ、きも、すなぎも、…と食べ進め、結局８品でストップしました。本当は４～５本でストップするつもりだったのですが、あまりの美味しさとお酒の進み具合で８本も頂いてしまいました。
きもは、口の中で溶けていくほど柔らかく、だんご(つくね)は軟骨の食感が最高、もも肉も鶏の味がしっかりと感じられ、これまで食べた焼鳥と比べることも失礼に思われるほど。

大将はまさに職人と言った感じで、話しかけてもぶっきらぼうに、短く答えられるのみ。しかし、その間も手を止められることは無く、まっすぐに焼き鳥を見つめていらっしゃいます。

本物の職人さんが焼くおいしい鶏とお酒が楽しめます。ごちそうさまでした。

平日の昼に１人で訪問。
この店は腕のいいテーラーだった先代が仕立て屋をやめてはじめたお店だ。当時米子にも全国チェーンの紳士服専門店が出始め、テーラーの先行きに見切りをつけたご主人が、和食のお店を借りて店じまいセールを行ったときにはじめて、ご主人の打った蕎麦を食べたのだが、仕立ての腕がいいだけあって、手先が器用でいきなり美味しいお蕎麦を打ってみせたので、びっくりしたのを覚えている。『上代』というお店の名前は先代の出身地から由来するものだという。
今日は田舎そばの大盛りを注文した。息子さんに代わってからも蕎麦の味は変わらない。これまで通りの蕎麦の香りにこだわった味だ。ネギと山葵、おろし大根が薬味として付いてくる。このおろし大根がちゃんと辛くて蕎麦の味を引き立てる。つゆも甘ったるくなく蕎麦の味をそこなう事はない。そして、なによりのど越しが旨い蕎麦だ。

当時仕立てたジャケットは今では太りすぎて袖も通らない。お昼を蕎麦にすれば、少しはダイエットになると思いたい。ごちそうさまでした。

この店のご主人は僕の飲み仲間が銀座でたまたま入ったお店で修行されていて、その縁でオープン当初からよく利用させてもらっている。しかし、飲み仲間と来るとレビューどころではなくなるので、今回は平日のお昼に１人でランチ利用。

づけあな丼を注文。シャリの上に海苔と大葉を敷きつめ、その上に穴子の白焼きに漬けマグロ。さらにシャリの中に海老、イカ、イクラ、鮭、とび子とサイコロ状の玉子焼きまで入っている。僕の座った位置からはご主人がつくる様子が見えたので、シャリの下に色々と入っているのがわかったが、知らないほうが驚きがあって良かったかもしれない。シャリは大盛りもできるらしいが普通盛りで十分お腹はいっぱいになる。
写真を撮り忘れたが、鮭の味噌汁も付いていました。

夜も割り勘のときにも「それでいいの？」と驚くことが多いが、コストパフォーマンスの非常によいお店だと思います。ごちそうさまでした。

このゴルフ場のレストラン『キャロット』のオーナーはコンテストで何度も入賞している。このレストランでも「食のみやこ鳥取県」特産品コンクールで21年度優秀賞の『白ネギと牛スジのスパイシーカレー』と22年度優秀賞の『カニとかぶらのソットアチェト』を頂くことができる。

この日は『白ネギと牛スジのスパイシーカレー』を注文。最初口に入れたときはフルーツの甘さを感じる甘めのカレーのように感じるのだが、食べ進めていくうちにスパイスの辛さが効いてくる。この甘さと辛さのバランスが絶妙で何度食べても、思わず『ウマイ！』と叫んでしまう。まさに絶品のカレーだ。

ここのオーナーはこの店だけでなく、ウインズ米子とホープタウンの中にもお店を持たれており、そこでもこのカレーを食べることができる。いつも、たまには違うものを食べてみたいと思っているのだが、結局このカレーの魅力に勝てず、同じものを注文してしまう。ごちそうさまでした。

GWの後半は北海道旅行
小樽の寿司屋へ行ってきました。
昼過ぎに予約の電話を入れると、「当日のご予約はお受けできません」とのことで、
予約の状況を聞くと、結構いっぱいで難しいとの返事。
これにも負けずに飛び込みで伺うと、「二人さまなら…」と何とかなんとか入れてもらえました。

まずは生ビールつぶ刺身、ほっきの塩焼きを注文。
どちらも美味しく、酒の肴にぴったりです。

ここで、冷酒（千歳鶴）に切り替えて、宝握りを注文。
シャリは小さめでやわらかく、鮑はコリコリ、ボタン海老はプリップリで、トロとホタテは口の中でとけていくようです。
追加で鮭と穴子を注文しましたが、どれも本当に美味しかったです。

ご主人との話も盛り上がってしまい、千歳鶴を５杯も頂いてしまいました。
たいへん楽しく過ごすことができました。ごちそうさまでした。


その後、この店のご主人に勧められた屋台のようなお店（お店の名前は覚えていません）でワインのボトルを空けてしまい、飲み過ぎた事を翌日の朝に反省することとなりました。