レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2014/05訪問 2014/05/10
全てが最高のお店だと思います。初めて満点をつけさせていただきました。
ゴールデンウィークに妻と関西に遊びに行き、夜に2人でこちらのお店に伺いました。
たまたま見た雑誌にこちらのお店の姉妹店であるロッジというお店の紹介記事を見て、食べログを調べてこのお店のことを知り、伺ってみたいと思っていました。
生ビールと前菜の盛り合せ(2,800円)、グリーンアスパラの塩ゆでゴルゴンゾーラソース(1,200円)を注文してスタートしました。
前菜の盛り合わせはイタヤ貝、フルーツバター、ガッチョ(雑魚)の素揚げ、生ハム、海老のカクテル、サーモンのマリネ、タンの生ハム、コールドビーフ、穴子のフリット、焼き茄子のマリネ、手羽の唐揚げ…。本当に盛りだくさんで、しかも全てが美味しい!(全てをちゃんと説明してもらったのですが、こちらが覚えきれません。あとで妻と写真を見ながらこれだけは思い出しました。)
すぐに白ワインをボトルでお願いしました。
グリーンアスパラはゴルゴンゾーラソースが無茶苦茶美味しい! ワインがいくらあっても足りそうにありません。
追加で注文した3種のチーズのオムレツ(1,200円)もワインによく合います。オムレツに付いていたバケットでゴルゴンゾーラソースを食べていると、ガーリックトーストが登場。これはゴルゴンゾーラソースを食べた僕たちが注文しようかどうしようか、悩んでいるのを見たお店の人がサービスで持ってきてくれたもの。しかも、表面はカリカリで中はふっくら、絶品です。
さらに追加注文のシャトーブリアンのカツレツ(3,000円)。人生最高のカツレツです! 3回も噛むと口の中で溶けて消えていきます。デミグラスソースがこんなにも美味しいのならビーフシチューやハヤシライスも食べたいところですが、そんなにはお腹に余裕がありません。
妻がデザートを注文するかどうか悩んでいると、牛乳のジェラートがサービスで登場。僕たちは常連でもなければ、お店の人の知り合いでも何でもありません。こんなにサービスしていいの!?
こちらのお店は店員の人もとっても気さくで、これまでうけたサービスの中でも最高だと思います。
さいごはオーナーシェフの勝井氏と店長の手島君に見送りまでしていただいて、ほんとうに気持ちよくお店を後にしました。
満点です! ごちそうさまでした。
3位
1回
2014/10訪問 2014/10/17
友人たちとの北海道旅行の3日目は友人夫婦と4人で札幌市内観光へ出かけました。他のメンバーはもう1日ゴルフをしています。僕たちはこちらのお店でランチをいただくことにしました。ミシュランの星を持つフレンチのお店で、事前に予約はしてあります。
めったに来ることのできない所だからと、2つの前菜と魚料理、肉料理の両方が食べられる5,000円(税サ別)のランチコースをお願いしました。
まずは季節のスープ。この日は赤ピーマンのムースで桜海老のクロックムッシュが添えてあります。赤ピーマンの風味がよく、上には毛蟹までがのっています。クロックムッシュは名前の通りにカリッと焼きあがっています。
2品目はお好きな前菜。3種類のメニューの中から選ぶことができ、僕と友人は「北寄貝と茸の軽い煮込み ブルゴーニュ風」を妻と友人の奥さんは「根室産一本立ち秋刀魚のマリネ クスクスのサラダと共に」をお願いしました。北寄貝はエスカルゴバターのような風味でワインが欲しくなる味だったので、友人と共に白ワインをお願いしました。
3品目は温かい前菜。この日は栗とトリュフのフリット。
4品目はお魚料理。「厚岸産の平目 マッシュルームソース」皮はパリパリ身はホクホクです。ソースはバターの風味で香ばしい。
5品目はお肉料理。こちらも3種類のメニューの中から選ぶことができ、僕と友人が豚肉で、妻と友人の奥さんが骨付きの仔羊をお願いしました。豚肉はシェリービネガーソースがとても美味しい。
6品目は小さなデザートで麦茶のプリン。ほのかに麦の香るプリンで口の中が爽やかになります。
7品目はお好きなデザート。4種類のメニューから選ぶことができ、さっぱりわからなかった僕はメニューの1番上に書いてあることを理由に「ココナッツのブランマンジェ ヨーグルトシャーベット添え」をお願いしました。妻と友人はそれぞれ「モンブラン アールグレイ風味」と「パッションフルーツのクルスティヤン」をお願いしていました。
最後はカフェと小菓子。小菓子は6種類が4名分出されましたが、一口づつしか食べなかったので、残りは綺麗にパックしていただき、お土産にしていただきました。
味はもちろん美味しかったのですが、給仕のタイミングなど細かなところにまでサービスが行き届いていると感じました。本当に素敵な時間を過ごすことができました。
北海道フレンチ最高でした。ごちそうさまでした。
4位
1回
2014/07訪問 2014/07/09
東京出張時にランチを食べに伺いました。こちらのお店は食道楽の友人から「御徒町にあるトンカツ屋でトンカツも旨いけど、タンシチューがとんでもなく旨い店がある。」と教えてもらった。教えてもらってからしばらく経つが、御徒町という土地柄なかなか伺うことができずにいたお店です。
お店に入ると1階は4席だけのカウンター。1人なのでそのカウンターに座り、まずはビールを小瓶で注文。メニューを見るがタンシチューはメニューに載っていません。仕方なくビーフシチュー(4,320円)にご飯と赤だし(540円)を注文しました。
ビールには付きだしが付いており、この日はイカと青菜の和え物でとっても美味しく、午後からの仕事がなければ本格的に飲みたくなる味です。
ビーフシチューは思っていたよりも大きく、どう表現すればいいのか分からないほど柔らかい。まさにトロッとろといった感じで、デミグラスソースも無茶苦茶美味しい! さすがに食道楽の友人が勧めるだけの事はあります。
会計のときにタンシチューのことを聞いてみると、良いタンが入荷した時にだけ提供されているそうです。
再訪決定! 次はタンシチューを食べに来ます。ごちそうさまでした。
5位
1回
2014/05訪問 2014/05/26
休日に妻と2人でドライブがてらにこちらのお店にランチを食べに伺いました。新見にある手打ち蕎麦とフレンチのお店です。食べログで見て以前から行ってみたいと思っていたお店で、以前に1度予約の電話を入れたのですが、その時はタイミングが悪く満席で伺うことができませんでした。今回は早めに予約したこともあり、何とか席を確保することができました。
お店に到着すると、開店からすぐだったこともあり他のお客さんはまだいらっしゃいませんでしたが、3テーブルだけの席は全て予約で埋まっているようです。予約時に千屋牛と蕎麦のフレンチコース(3,500円)をお願いしておいたので、席に着くとすぐに食事がスタートしました。
まずはアミューズ。ウドとイカのウニ和え、フキの梅和え、グリーンアスパラと桜海老の新玉ネギドレッシング、スペイン産生ハムとクリームチーズのカナッペ。アスパラに新玉ネギのドレッシングのほのかな酸味がとてもよく合っていて美味しい。
前菜は空豆の素揚げと豚肉のテリーヌ。オレンジとトマトのソースが味を引き立てています。
続いてはスープとパン。この日はグリンピースとリンゴのスープにヨモギとオレンジピールの自家製パン。オレンジピールの香りが口の中に広がりとっても爽やかな味です。
肉料理は千屋牛のリソレ。表面だけをしっかりと焼き上げた焼き加減が絶妙で、さらにオニオンピクルスのソースが絶品です。付け合せの野菜もグリルする前にマリネしてあるそうで、千屋牛のソースとマッチしています。
お蕎麦は盛り蕎麦、ぶっかけ、かけ蕎麦の3種類から選ぶことができ、蕎麦も殻を抜いた「なみ」と殻付きのまま引いた「田舎そば」を選べます。僕がなみの盛り蕎麦、妻が田舎蕎麦のぶっかけをお願いしました。なみの方がのど越しがよく、田舎蕎麦のほうが風味が強いといわれましたが、どちらお蕎麦も風味は十分でのど越しもよいお蕎麦でした。
デザートはべーりマリネ、抹茶アイス、フロランタンの3品。ベリーマリネがバルサミコが効いていて後味がさっぱりとしました。
新見という地元に住んでいなければはなかなか行きにくい場所ですが、皆さんがわざわざ行かれる気持ちがわかりました。最初から最後まで美味しく、たいへん満足しました。
ごちそうさまでした。
6位
1回
2014/11訪問 2014/11/10
出張で川越に行く機会があり、思っていたよりも早く川越に着くことができたので、江戸時代の風情が残るという地域の散策をかねてお昼を食べることにしました。蔵の残る町並みから駅に向かって歩くと、こちらのお店のある大正時代の街並になります。「大正ロマン夢通り」と名づけられた通りにあるこちらのお店は外観も風情があります。
お店に入ると、店内も以前の面影を残す、どこか懐かしい造りになっています。2階にも座敷があるようです。席に案内され、3種類あるうな重からまん中の上(3,400円)をお願いしました。骨せんとビールもお願いしたいところですが、この後に仕事があるので我慢しました。
うなぎは肉厚なのにとっても柔らかい。ものすごく脂がのっており、口の中に入れると溶けていくようです。これまで食べた鰻の中でも最高クラスに入ると思います。肝吸いは鰹ダシが利いており、こちらもとっても美味しい仕上がりです。
東京からも思っていたより近く、これだけ美味しい鰻を食べることができるのであれば、このお店を目的に川越に来るのもありかなと感じました。
ごちそうさまでした。
7位
1回
2014/05訪問 2014/05/08
ゴールデンウィークに妻と京都に行き、京都の大学に通う姪っ子と3人でこちらのお店に伺いました。一人暮らしの大学生では普段はなかなか行くことができないようなお店に連れて行こうと思い、京料理とフレンチのこちらのお店を予約しました。
龍のひげコース(5,500円)と生ビール、白ワイン(ボトル)をお願いしました。
まずは京料理でスタート。季節の京野菜を使った八寸、まさに彩り豊かで目で料理を楽しむことのできる一品です。
2品目はサラダ。初夏の収穫した畑をイメージしているという、初めて見るサラダの形態で驚きです。3層からなるサラダは1番上が空豆のムース。2段目が黒豚のリエット。3段目が新じゃがのカステラ。合わせるのは黒ゴマのソース。そういえばこの姪っ子は小さい頃は野菜が大嫌いで「ウサギじゃないから草は食べない!」と泣いていましたが、これなら当時の彼女でも食べられそうです。
3品目はお造り。この日は本マグロとヒラメ。本マグロには橙のゼリーとゴマのソース、金山寺山葵に刻み大葉。ヒラメには酢橘味噌と奈良漬け、水菜の浅漬けが合わせてあります。
4品目は若鶏の味噌幽玄焼き。フォアグラと重ねてグリルされたそうで、ゴボウとグレープフルーツのソースで爽やかな味になっています。
5品目は初夏の冷製。季節の京野菜を生姜のムースとバジルのソースでさっぱりといただくことができます。ここで、早くも2本目のワインをお願いしました。
6品目は明石鯛と新玉葱のグリル。新玉葱の甘さとふんわりとやかれた明石鯛でワインともよく合う味付けです。
7品目は黒毛和牛の炙りステーキ。レアに焼かれたお肉を岩塩と山葵でいただくことで、肉自体の味と脂身の甘さを楽しむことができました。
8品目は釜めし。5・6種類ほどある釜めしのメニューの中から筍をチョイスしました。(メニューを選んだのは、2品目が終わったころです。)
最後はデザート。この日のデザートは苺のシャーベット、コーヒーのシフォンケーキとホワイトチョコレートの
ムース、抹茶のティアミスは木苺と杏のソースいただきました。
全ての料理に驚きがあり、またきれいに盛り付けられた料理は目でも楽しませていただくことができました。大学生の姪っ子も「これは凄い!」と味と雰囲気がとっても気に入ったようで叔父としての面目も保て、大満足でお店を後にしました。ごちそうさまでした。
8位
1回
2014/05訪問 2014/05/29
6月を前にだいぶ日も長くなり、6時半を過ぎてもまだ明るいということで、妻と2人で散歩がてらにこちらのお店まで歩いて伺いました。駅前通りに今年の3月にオープンしたイタリアンバルです。
まだ外は明るかったのですが、すでに多くのお客さんが飲んでおられます。僕ら2人はカウンターに案内されました。
生ビールと色とりどりの農園サラダ生ハム付(680円)、大山鶏のフリット(630円)にすぐに来る物をアンチョビキャベツ(380円)を注文しました。
サラダは最初生ハムとルッコラのサラダをお願いしたのですが、ルッコラがなくなったということで、色とりどりの農園サラダに生ハムを乗せていただきました。アンチョビキャベツは狙い通りにすぐに運ばれてきました。アンチョビの風味がビールによく合います。
この後、白ワインをボトルでお願いして、クアットロフォルマッジ(550円)とムール貝の白ワイン胡椒蒸し(500円)を注文。ピッツァは生地が美味しい。ガスとはいえ、さすがに自家釜で焼かれるだけのことはあります。さらに色々キノコのマリネ(380円)を注文。これは調理が忙しそうだったので、すぐにできそうなものをと思い注文しました。思った通りにすぐにでき、しかもワインによく合います。
僕らの席がカウンターで釜のすぐ前の席だったので、他の人のピッツァが焼かれていくのが見えており、もう1枚ピッツァを食べたくなって思わずマルゲリータ(500円)を注文してしまいました。
こちらのお店は、おつまみ類は380円~と非常に安く、ピッツァも500円台で用意されています。しかも旨い! コスパは抜群だと思います。
調理は1人だけでされていますが、かなり手際がよく、見ていて気持ちがいいです。ハートランドのマスターに勝るとも劣らない手際の良さだと思います。
ごちそうさまでした。
9位
1回
2014/08訪問 2014/10/31
夕方に妻と2人で散歩がてらにこちらのお店にお寿司をいただきに伺いました。米子市の繁華街朝日町にあるお寿司屋さんです。まだ早い時間だったので、他のお客さんはいらっしゃいません。奥には座敷席も見えましたが、当然カウンターに陣取りました。
とりあえず生ビールとお寿司の前に、おつまみを適当におまかせでお願いしました。お通しは赤貝のひも。いきなり日本酒が欲しくなるアテです。生ビールは最初の1杯だけにして、すぐに冷酒をお願いしました。おつまみはあごの子の煮付けと岩牡蠣。あごの子は薄味の上品な味が良く染み込んでいます。岩牡蠣はとっても大きく、あらかじめ食べやすいように三つに切られていましたが、それでも口いっぱいに海の旨みが広がっていきます。
つづいてにぎり寿司をおまかせでお願いしました。
まずは海老、頭は別に焼かれてでてきます。日本酒が進む肴です。こちらのお店は醤油や塩などそのネタに最もよいものを事前に付けられて出されるので、手元に醤油はありません。続いて、生マグロ、鯵、白イカと出されていきました。白イカには藻塩がかけられています。イサキは炙りで出されました。穴子は煮穴子でなく塩で味付けされています(写真撮りそこないました)。ウニは昆布塩がかけられており、イクラの軍艦が出されたところで「こちらで〆になります。」と言われました。
もう少し食べたかったので、撮影出来なかった穴子をお願いすると、今度は骨切りで出されました。見た目は鱧のようですが、口の中に入れると穴子であることがはっきりと分かります。ホタテと卵焼き、〆にネギトロ巻きをお願いしました。ホタテは塩がかかっているのですがとっても甘く、ネギトロ巻きは海苔の風味が強く、食べると口の中で溶けていくようでした。
あまりに美味しかったので、冷酒を飲みすぎてしまいました。
ごちそうさまでした。
10位
1回
2014/05訪問 2014/05/07
ゴールデンウィークに妻と2人で京都に出かけました。お昼は食べログで調べてこちらのお店に伺いました。ミシュランの星を持つという京都市内のお蕎麦屋さんです。電話で予約し、オープンしてすぐの時間に行ったのですが、すでに何組かのお客さんが店内で待たれています。予約しといて良かったと思いながら、お店に中に入りました。
料理3品盛り合わせと天ぷらという「旬采セレクト(2,160円)」を2名分に僕が「おろしそば(1,180円)」、妻が「京鴨と九条葱の南ばんそば(1,650円)」を注文しました。
この日の旬采セレクトは京鴨のロース煮、真鯛の昆布〆カルパッチョ、具だくさんの卯の花の3品。京鴨はマリネ仕立てになっており、ほのかな酸味が絶妙です。真鯛も昆布の味がとてもよく染み込んでいます。
旬の天ぷらも明石産の穴子、空豆、甘長唐辛子、スナップエンドウ、筍、ペコロスと盛りだくさんです。
おろしそばは極細でのど越しが非常にいい蕎麦です。辛味大根がとっても辛く、蕎麦の味を引き締めます。
鴨南ばんの鴨は桜色で甘みがあり、とっても柔らかくてこれまでに食べた鴨とは別物でした。鴨南ばんの蕎麦つゆも鴨のダシが溶け出しているようで、上品な甘みのある味でした。
こちらのお店は蕎麦を食べることを目的にするお店ではなく、蕎麦や他の料理を肴にお酒をいただくことを目的に行くお店だと思います。
帰るときにはお店の外にも、多くのお客さんが待たれていました。
ごちそうさまでした。
イタリアの炭酸飲料メーカーなどが後援している「世界のベストレストラン50」が先月ロンドンで発表された。
その中で日本のレストランが2店選出された。こちらのお店はそのうちの1店で、今年で5年連続の選出になるらしい。この日はこの店の常連である先輩と共通の友人の3人でこちらのお店に伺いました。(このお店の常連である先輩の奢りです。)
まずは、本日のメニューが封筒に入って渡される。日本龍吟の切手に、この日の消印まで押されている。心にくい演出です。メニューを確認し、食べられないものがないことを確認したところで料理のスタート。
まずはビールでのどを潤しスタートする。一品目は「春菜 貝尽くし “蛤”の出汁を 一口添えて」と名づけられた料理。蛤の出汁がとっても美味しい。
二品目の前に料理に合った日本酒をお願いすると、お猪口の並んだ盆を持って来られて各自がお猪口を選びます。そして日本酒は静岡磯自慢の大吟醸。さらに台湾産の「金萱烏龍茶」をチェイサーとしてお願いする。この烏龍茶はワインボトルに入れてこられて、ワイングラスに注がれる。この烏龍茶のフルーティーな香りがすばらしく、ワイングラスに注がれた理由がわかる。香りを楽しむお茶なのだ。
二品目は「“焼ホタルイカ”と“蒼豆” 茶碗蒸し仕立て」。ホタルイカが炭火で焼かれ、炭の薫りがとっても香ばしい一品で、スナップエンドウの食感もいい。
三品目は「“鱧”の葛叩き椀 “加茂茄子”を包んで…」。合わせる日本酒は新潟の洗心。もちろん先にお猪口を選び直します。
四品目は「海の幸七皿の盛り合わせ 龍吟仕立て」。えぼ鯛、アオリイカ、燻した鰹、オコゼ、海老、アン肝、鮑の肝と毛蟹の七品。一品一品がとっても手が込んでいる。酒飲みだけにアン肝はたくさん食べてきたが、こんなに濃厚なアン肝は初めてです。
五品目は「“白子”炭火醤油焼」。合わせるお酒は白ワイン(銘柄は覚えていません)。白子の季節の最後に型の良い白子が手に入ったそうで、濃厚!。感嘆するだけで言葉が出ません。
六品目は「“桜マス” “松の実和え”を添えて」。お酒はフランスのロワールはサンセールの白ワイン。先ほどの白ワインとは別の銘柄です。桜マスは素材も素晴らしいが、火の入れ加減も絶妙です。
七品目は「阿蘇あかうし“フィレ”の炭火すき焼き仕立て 脆壊玉子と共に」。お酒はカベルネフランの赤ワイン。味のしっかりした肉に負けない味のワインだということです。衣をまとった烏骨鶏の半熟玉子を崩しと阿蘇のあかうしを一緒に食べることですき焼のような味を楽しむことができます。炭火の風味が強く、本当に美味しい。
八品目は「“桜茶”の香る 炊き込みご飯 駿河湾の“桜海老”と共に」。桜海老の香りが半端でない。
九品目はメニューにはない一品。もう少しご飯が食べたいとわがままを言って、用意していただいた一品「みる貝のひもとワカメ・筍のご飯」。
十品目はデザート。「一粒の苺が…」と名づけられたデザートで、苺に見立てた飴にパウダー状のいちごミルクが包まれており、これをスプーンで割って熱々の苺ジャムをかけて食べる。口の中で弾けるような食感が何とも言えない。
デザートはさらにもう一品、「熱燗と冷酒」と名付けられており、このネーミングは山本氏の遊び心。何だろうと思っていると、お酒を使ったスフレと酒粕を使ったソフトクリーム。どちらもとってもフワフワで柔らかく、お酒の風味もしっかりとしている。
最後は薄茶で〆ました。
お腹も一杯ですが、大きな満足感で胸もいっぱいです。
ごちそうさまでした。