10回
2020/02 訪問
菊菜のリゾット
今回も@8,500円のディナーを2名でいただきました。この日の内容は、
・アミューズ:紅芯大根で包んだ毛蟹
昨年4月にいただいたものより毛蟹増量の
パワーアップ版。レモンビネガー漬けの
大根、サワークリームとのバランスも抜群
・冷前菜:ホワイトアスパラのムース・スライス
ウニ卵黄ソース
こちらも昨年4月と同じメニューで大好物。
しかし今年はかなり塩辛かったです
・温前菜:牡蠣のフリット
厚めの衣のフリットは熱々でサックサク。
タラの芽・コゴミ・ひよこ豆が衣に入って
いるとか。ソースはケッパー・パセリ・
アンチョビ・ゆで卵などのサルサ・カッポン
マーグロというそう。フリットに乗せられた
「うるい」等も手伝い、香草好きとしては
かなり好みの一皿でした
・魚料理:鯛 お野菜のスープ掛け
白インゲン豆、黒キャベツ、にんじん、セロリ
がクタクタに煮込まれたスープに、塩がかなり
強めの鯛。ラルドでコクを足されていました
・パスタ1:スパゲットーニ
スパゲティより太めの自家製麺。モチモチ
して粉が美味でした。ソースは仔羊と空豆。
ペコリーノチーズを振りかけられ美味でした
・パスタ2:リゾット
私にとってこの日のNO.1。馬肉の冷製タル
タルが添えられた菊菜の熱々リゾット。
温度の対比も、タルタルとリゾットどちらも
枠組みがしっかりしていて最高でした
・肉料理:シャラン産鴨胸肉
ラディッキオというチコリの仲間が添えられ
た堂々たるメイン。甘味は金柑で、ロゼ色の
弾力ある立派な鴨をいただきました
・ドルチェ:チョコレートケーキ 杏仁のソース
冷たいチョコケーキに温かい杏仁ソース。
ヘーゼルナッツのチュイールで食感も
良かったです
・食後:カフェオレとハーブティ、小菓子2種
(抹茶フィナンシェ、カシスのギモーブ)
・白ボトルワイン(6,000円)
赤グラスワイン(1,400円)
今回のボトルは苦手な苦みを感じましたが
お料理にはしっかり合いました。
赤グラスは苦手。白で通したほうが満足感が
あったかも
出来上がりはサービス料5%に課税されて28,000円強でした。
平日の19時頃で一番乗りでしたが20時過ぎには1階は7割ほどになっていました。
しかしながらお料理の提供はテンポよく、入店から2.5時間弱でお店を出られて有り難かったです。
2020/03/22 更新
2019/11 訪問
大麦のスープとタヤリン
今回も@8,500円のディナーを2名でいただきました。この日の内容は、
・アミューズ:ズワイガニ・ウニ カリフラワーのムース
蟹の甘味をしっかり感じる幸せな一品目。カリフラワーのムースは
いい意味で何をも邪魔しない素晴らしいアシストでした
・冷前菜:平目のカルパッチョ
状態のいい干しカブラがこんなに平目と合うなんて。
ちりばめられた香草それぞれが抜群に力を発揮する逸品でした
・温前菜:トリッパと大麦のスープ
大麦好きにはたまらないスープ。鶏のスープを吸った大麦のお味も
柔らかさも完璧。
そして栗やポロネギも馴染んで溜息ものの美味しさでした
・魚料理?:つぶ貝
オンブラの頃からのスペシャリテ、にんにくスープを少し
使われたものでしたが、珍しくぼんやりした味でした
・パスタ1:タヤリン
ソースはウサギとポルチーニ茸ですが、頼りなげなタヤリンに
ぴったりのあっさりさ。私の中でのタヤリンNO.1は北口シェフ製です
・肉料理:牛ほほ肉
添えられたじゃがいものピューレと菊名も美味しかったです
・パスタ1:リゾット
ホタテ、豚の背脂(ラルド)、トレビスと、魚・肉・野菜・お米が
一皿でいただけました
・ドルチェ:リンゴのチョコクレープとキャラメルジェラート
・食後:カフェオレとハーブティ、小菓子2種
・白ボトルワイン:8,500円
単体では苦手でしたがお料理と合わせるとなんとか飲めました。
南アフリカのシュナンブランは好きな物が多かったですが私の
味覚が変わったのかも。
出来上がりはサービス料5%に課税されて29,000円強でした。
平日の18:30頃で先客は1組のみ。お料理の提供はいつもより速めで
入店から2.5時間弱でお店を出られて有難かったです。
2019/12/01 更新
2019/09 訪問
今回の予約も2名で@8,500円のコース。その日の内容は、
・アミューズ:赤貝とモッツアレラ。ミルクでのばされてなめらかになった
モッツアレラとトマトのゼリーをベースに、弾力ある赤貝の食感が素晴らしかったです
・前菜1:カツオのたたき。焼きナスとタップナードのディップに近いソースで
イタリアンになっていました
・前菜2:馬肉のタルタル。ぐっと濃縮された馬肉とイチジクがよく合ってました
・パスタ1:イカ墨のトロフィエ。イカ墨でひじきみたいな形のショートパスタ。
モッチモチで、煮ダコの弾力と呼応。
美味しいラグーソースに松の実が仕込まれて軽やかな食感も楽しめました
・魚料理:コテキーノ(ブタのいろんなお肉の団子?)と手長海老。何とも言えない
コテキーノの食感と、完璧なやわらかさに火入れされた手長海老の美味しいこと!
・パスタ2:ジロール茸とポルチーニのリゾット。上品なしいたけチップス、
濃厚なのに全く臭みのないウサギ肉と卵黄をからめて最高に幸せな気分になりました
・肉料理:シャラン鴨。とろけたカチョカヴァロの上にロゼ色の鴨。甘味は鳴門金時でした
・ドルチェ:洋ナシのチーズケーキ
・食後:ドリンクと小菓子
・白ボトルワイン(5,500円)、食後酒グラス(1,200円)。
今回の白ボトルもコースを通してよくあう1本。1皿目の赤貝&トマトゼリーに
自然になじんだ後、意外にもリゾットとのマリアージュが私の中ではNO.1でした
出来上がりは27,000円弱の超明朗会計です。平日の19時から、その日は珍しく2組のみ。
お料理を抜群のタイミングでテンポよく提供いただけ2.5時間弱でお店を出られて
有り難かったです。
2019/10/21 更新
2019/07 訪問
2年目の新コース
1年目は毎回8,000円のディナーをいただいていたので、新ディナーコースも
お値段が近い8,500円で。4つ設定されている中から2番目にお安いコースです。
バケット付きで、その日の内容は、
・アミューズ:キングサーモンの低温調理
甘さが極限まで引き出された最高に美味しいサーモンからスタート。
ビーツのソース、ラディッシュのムース、ディルが素敵なアクセントでした
・スープ:ガスパチョ 穴子入り
ミントと豚の背脂詰め穴子入りガスパチョ。ガスパチョ嫌いでも問題ない一皿
・前菜1:トリッパのインサラータ
白インゲン豆とトリッパの少し温かいサラダ。北口シェフの豆使い、好きです
・前菜2:牛タンの煮込み
いわゆるボッリートを、菜園ソースで。すべてが完璧で、端正な逸品でした
・パスタ1:イカスミのリゾット
苦みを活かした稚鮎、うずら豆が硬めのリゾットを盛り立てていました
・パスタ2:手打ちパッパルデッレ
ソースは鴨、オレンジピール、ローズマリーという軽めのラグーでした
・肉料理:仔羊のロースト
違う部位をそれぞれの火入れで。万願寺とうがらし、枝豆のローストも絶品でした
・ドルチェ
トルタ・カプレーゼ。軽い食感なのに濃厚チョコケーキと焼きナスのジェラート
・食後
お相手はカフェオレ、私はハーブティ、小菓子(抹茶のフィナンシェ、カンノーリ)
・白ボトルワイン(5,800円)、食後酒(1,300円)
今回の白ボトルは単体でもかなり好み。コース全てを通してよく合う素晴らしい
高コスパボトルでした
出来上がりはサービス料5%に課税されて27,000円強でした。
平日の18:30頃からで一番乗りでしたが19時頃からお客様が増えてこられて
1階は8割ほどになっていました。一番乗りだったからでしょうか、お料理はテンポよく
提供いただけ入店から2時間強でお店を出られたのも有り難かったです。
2019/08/16 更新
2019/06 訪問
オープン当初メニューでの最後のディナー
1周年を迎えられた2019年7月から営業日やコース内容を変更されますので、
1年目のコースとしては最後のメモです。今回も2名で@8,000円の素敵な
ディナーをいただきました。その日の内容は以下、バケット付きです。
・アミューズ:水茄子と赤貝・ハッサクのサラダ仕立て
瑞々しい水茄子に炙って粗みじん切りされた赤貝。赤貝の初めての食べ方で
食感とお味のよさに感激しました。モッツァレラチーズも良い“繋ぎ”でした
・前菜1:アジの香草和え
ネギ・アンチョビ・ハーブのソースが美味で、トッピングされたキュウリの
ピクルスやフレッシュハーブなど様々なお味の組み合わせが抜群でした
・前菜2:生ハムとうもろこし
ゴールドラッシュの甘さでいただく生ハムとは、イタリアンらしい組み合わせ。
生ハムの状態は最高でしたし、とうもろこしを練りこまれて粉もまぶされた
自家製グリッシーニも美味でした
・パスタ1:カミッチャ イカと緑のピューレ
イカゲソ・イカ墨・トマトピューレを練りこまれたというカミッチャという薄くて
柔らかいシート状のパスタ。そのシートの下にはバジルやズッキーニのピューレと
半生のイカがたっぷり。非常に美味でした
・魚料理:鰻とかぼちゃのピューレ
皮目をパリッと焼かれた白ワイン蒸しされた鰻に、かぼちゃとそうめんかぼちゃが
入ったピューレ、ソースは鰻のスーゴ。凛としたお魚のメインでした
・パスタ2:タヤリン なにわ黒牛のトマトソース
生地自体が美味しい北口シェフの絶品タヤリンを、贅沢にもトマトソースをからませて
食感を楽しむパスタ料理に。コロコロ入ったお肉の旨みとコクがある洗練された
トマトソースパスタでした
・肉料理:鳩のロースト
モモ肉にはさくらんぼソース、低温ローストされた胸肉はシンプルに塩コショウで。
静かに美味しいメインでした
・ドルチェ:マンゴーのムース、ホワイトチョコのガナッシュ
パッションフルーツのソースで全体が調和。鉄板の美味しさでした
・食後:お相手はカフェラテ、私はハーブティ。小菓子(抹茶のフィナンシェ)
今月から小菓子も出されるようになったそうです。7月からの新メニューにも期待
・白ボトルワイン(5,800円)、赤グラスワイン(1,500円)、持込ボトルのグラス代(2,000円)
今回の白ボトルは単体では好みではありませんでしたがお料理といただいた途端に
美味しく感じる、ほどよい厚みがコースを通して合ういいワインでした
平日の19:30過ぎ、1階も2階も団体さんが入られていてカウンター以外は満席。
いつもよりお料理の提供は遅く、入店から3.5時間ほどかかってお店を出られました。
出来上がりはサ5%・課税されるだけで29,000円弱の明朗会計です。
最後記念にコースのお料理内容をすべて写真でアップします。
~以下は、「おすすめポイント」に記載していた変更前の内容抜粋です~
夜は8皿の「おすすめコース」と「スペシャルコース」の他に、5皿のショートコース。
アラカルトも少しありますが、予約状況等によって対応できないこともあるそうです。
北口シェフのお料理は、流れも良いので断然コース、また、ショートコースには
秀逸ドルチェが付いていないので私は「おすすめコース」をいただき続けます。
一皿の量は少なめなので大食漢の方とご一緒した際やワインをもっと楽しみたく
なった場合はアラカルトのチーズ盛り合わせを追加するのもいいかもと思っています。
ドリンクのペアリングも7種と5種があります。ボトルは赤白とも5,000円弱から
置かれているとのことでワインリストは作られていません。幅広く選びやすい、
また面白い種類も置かれています上に、お値付も非常に良心的だと思います。
2019/07/07 更新
2019/04 訪問
今回も2名で@8,000円の絶品ディナーをいただきました。
・アミューズ:紅芯大根で包んだ毛蟹
サワークリームと毛蟹とマリネされた大根のバランスが絶妙でした
・温前菜:蛤とえんどう豆のスープ
えんどう豆はまろやかなムースと炒られたもので食感も面白く。絶品でした
・冷前菜:ホワイトアスパラのムース・スライスにウニ卵黄ソース
完全に割烹。絶品ですが静かで底力のある一皿でした
・魚料理:フリット
甘めのホタルイカと、ほのかに苦味のあるタラの芽に筍のバーニャカウダ。
アツアツの軽い衣のフリットは、私の人生の中で一番美味しいフリットで、
バーニャカウダソースも上品で美味でした
・パスタ1:タヤリン
具はウサギと芽キャベツ、そして優しいトマトソースという風味豊なパスタ料理。
やわらかい、でもしっかりしたお味のタヤリンも、イルチェントリーノさんのものが
私の中ではNO.1です
・パスタ2:カヴァテッリ
具はサザエ、赤ワインの肝ソース。モッチリ感あるショートパスタで、
赤グラスワインともよく合いました
・メイン:仔羊のロースト 新玉ねぎと空豆のグラチネ
レアの仔羊に滋味深いソース。食べ応えがありました
・食後:ピスタチオと抹茶のブリュレ、お相手はカフェラテ、私はカモミール
・白ボトルワイン(4,800円)、赤グラスワイン(1,500円)、食後酒(1,300円)
今回のボトルワインは6,500円までの5種類の候補の中からいち推しされた一番
リーズナブルなもの。単体でも非常に好みでコースにもよく合う秀逸ワインでした。
赤グラスはグラスでいただいてもいいの?と嬉しい驚きのもの。静かに盛り上がる
上品なイタリアン後半に抜群。
食後酒も面白い組み合わせ。甘すぎなくドルチェと重なる脱帽もののチョイスでした。
出来上がりはサービス料5%加算されるだけで27,000円弱の超明朗会計。
素敵で高コスパなお店です。
平日の19時頃から、先客はおふたりさまだけでしたが、21時前に団体様が入られて
一階は満席に。それでもお料理はタイミングよく提供くださって入店から2.5時間ほどで
お店を出られたのも有り難かったです。
2019/05/04 更新
2019/02 訪問
感服ものの洗練されたコースでした
2ヶ月ほど前に2名で予約したイルチェントリーノさん。コースの設定が
変わっていましたが、お安い方(@8,000円)でご用意くださっていました。
その日の内容は、
・アミューズ:牡蠣のフリシュー
いわゆるフリットですが、レタスと青のりを入れられた衣がサクサク。
瑞々しい香草による味の追加と水分の投入も完璧、珍しくやや強めの塩味と
ライムの粒での酸味が抜群に美味しい一皿でした
・前菜1:イカとうずら豆のインサラータ
うずら豆・セリ・ミョウガをイカ墨で和えられ、かなりレアな火入れで
弾力がありながら柔らかいイカが添えられた温サラダ。
「うるい」というシャキシャキ感のある山菜で食感にも変化がありました
・スープ:そら豆のポタージュ
滑らかにピューレにされていますが100%お豆?と思うほどのぽってり具合。
美味しくグリルされた天使の海老と、焼き加減を変えられた菜の花で
香ばしさと苦味、甘みが1皿に満載でした
・前菜2:椎茸の肉詰め(ブルターニュの仔牛のミンチ)
薄い椎茸にこんもり盛られたミンチがたっぷりの黒トリュフで隠れていました。
ソースは黄身とチーズの美味しいフォンドゥータ。塩味が優しく絶妙でした
・パスタ1:タヤリン
細くて柔らかい玉子麺に淡白なホウボウとフレッシュなアーティチョークが
入っていました。最適量のカラスミもお味に華やかさを添えるアクセントに
・パスタ2:ビゴリ
タヤリンに比べて粉感ある噛み応えのある麺を蝦夷鹿のラグーで。
ラズベリーで果実味を投入されることで重すぎないパスタになっていたのにも感服。
ラズベリーはフリーズドライや生、ソースなど形状も様々でした
・メイン:シャラン鴨
添えられたラディッキオ・タルディーヴォというチコリ系のお野菜のソテーも、
それに塗されたチーズも、すべてが照準の合った素晴らしいお料理でした
・食後:チョコレートケーキと食後のドリンク
ボネをチョコレートケーキにアレンジされたもの。軽いドルチェで美味。
選んでくださったデザートワインと一緒にいただくと、ドルチェが少し妖艶に、
更に引き立ちました
・白ボトルワイン(6,800円)、デザートワイン(1,000円)
今回のボトルワインは大好きなシリーズのもの。単体でも美味しいのは当然として、
コースの途中で温度を変えられたりと、始めからお肉料理までを引き立てる優秀な
アシストワインにされるシニアソムリエさん、さすがです
グルメ本で紹介されたそうで先月までは忙しかったそうですが、
この日(平日の19時頃から)は珍しく私たち1組だけ。それもあってか、お料理は抜群の
タイミングで提供いただけ、入店から2時間で食べ終わることができ有り難かったです。
出来上がりはサービス料5%に課税8%されて27,000円弱の超明朗会計。
大満足の本当に素晴らしいイタリアンです。
2019/02/24 更新
2018/11 訪問
静かな秋コース
今回も2名で、@8,000円の絶品コースと素晴らしいワインをいただきました。
その日のお料理は、
・アミューズ:フォアグラのムース
美味しくコーティングされた柔らかいクルミがフォアグラとも合い、
紅茶のパウダーで全体に統一感を持たせられていました
・冷前菜:カツオ
皮目だけ焼かれた戻り鰹。焼きナスの香ばしいピューレとオリーブ&ドライトマト
のソースで上品なイタリアンになっていました
・温前菜:エスカルゴとポロネギの煮込み
ほっこりしたおネギの濃厚ポタージュに柔らかく洗練されたエスカルゴ。感服しました
・魚料理:牡蠣のソテー
これ以上ない絶妙な火入れで輪郭がはっきりした牡蠣に、菊芋のコンフィ。
それだけで非常に美味しいアンチョビクリームソースで秋感がアップしていました
・パスタ1:渡りガニのブザーラ 全粒粉のタリオリーニ
ピリ辛トマトソース。全粒粉のパスタが儚く、繊細なカットのカリフラワーで
全体の調和がとれていました
・パスタ2:猪のラグー 栗粉のピカッジェ
ジビエと思えない洗練されたラグー。栗の甘さ・素朴さも美味しいパスタでした
・肉料理:牛のロースト ポルチーニ茸のソース
綺麗なルビー色のなにわ黒牛。熱の加減も素晴らしかったです
・食後:ティラミス、珈琲
「オンブラ」時代の絶品ティラミスの上品さが増していました
・白ボトルワイン(5,800円)、赤グラスワイン(1,500円)、デザートワイン(1,000円)
今回のボトルワインは最高に好みで、単体でも素晴らしく、お料理にもぴったりと寄り添う
受容力の大きな1本。赤グラス、そして珍しいデザートワインも、シニアソムリエさん
ならではの抜群のチョイスでした。
平日の19時頃から、3回目にして初めて客は私たちだけという状況。相変わらず
お料理構成が素晴らしい流れのよいコースをタイミングよく提供いただけ、
至福の2.5時間弱でした。
お会計は税込表示でサービス料5%しか加算されず、出来上がりは28,000円弱の
超明朗会計。イル・チェントリーノさん、ますます大好きになりました。
2019/01/01 更新
2018/09 訪問
アッチューゲ・リピエーニとマルタリアーティ
1ヶ月前に2名で、今回も@8,000円のコースを予約してお邪魔しました。
・アミューズ:ガスパチョ
トマトの酸味が強めでキュウリ・セロリのカキ氷とパプリカが青みを
主張しつつもまろやかなガスパチョ。ムール貝・燻製リコッタチーズで
スペシャル感ありでした
・冷前菜:海老を包んだウサギのインヴォルティーニ
ほどよい弾力のある柔らかなウサギ。にんじん・レモンビネガーの
ピューレとお出汁で、苦手だったウサギが好物になりました
・温前菜:アッチューゲ・リピエーニ
イワシとレタスのミルフィーユ状の詰め物とのことで、サラダの
フリットみたいで非常に美味でした
・魚料理:鰻 パルミジャーノ・メランザーネ
白焼きで非常にあっさりしていました
・パスタ:ほうれん草を練りこんだマルタリアーティ 牡蠣とジロール茸添え
柔らかな京都の生八つ橋のようなパスタ。初めていただく絶品パスタでした
・リゾット:鮎のコンフィ うずら豆とイカスミ、鮎の肝のリゾット
うずら豆が適度な甘さで美味。滋味深いリゾットでした
・肉料理:黒牛カイノミ サルサ・クレン
さすが“なにわ黒牛”。絶妙な火入れで抜群の弾力でした
・ドルチェ:パイナップルとココナッツのムース“ピニャコラーダ”
デザートワインに抜群に合いました
・食後のドリンク(珈琲とハーブティ)
・白ボトルワイン5,600円。グラス:赤・デザートワイン(各1,500円)
バケット付きです。すべて美味しかったですが、一番は?と聞かれて
一生懸命絞ると件名の2品。またいただきたいです。
今回のワインも高コスパな一本。また、グラスもお料理にはもちろん
好みも探求くださって、お料理と空間を極上のものにアシストくださる
ワインを提供くださいました。
平日の19時頃。お客さまは1階だけで8割ほど。お料理の提供はややゆっくりめ
でしたがワインもゆっくり楽しめるタイミングで全くのストレスフリーでした。
入店から2.5時間ほどでお店を出られて有り難かったです。
出来上がりはサービス料5%に課税され28,000円、超明朗会計でした。
2018/10/28 更新
2018/07 訪問
初イル・チェントリーノさん。1週間以上前に8皿いただける
おすすめコース(@8,000円)を2名で予約してお邪魔しました。
その日の内容は、バケット付きで
・アミューズ:サクラマスのマリネ
低温調理されて非常に柔らかくなったサクラマスに、
ビーツのピューレとサワークリーム、そしてキリッとした
キュウリのピクルスの食感。素敵な初夏を感じる逸品でした
・冷前菜:トリッパの白ワイン煮込み
塩味が絶妙なあっさりした煮込み。白いんげん豆を使ったソースも抜群でした
・温前菜:牛タンの煮込み
ほうれん草の上には旨みを封じ込められた柔らかい牛タンの煮込み。
「菜園風ソース」も良いアクセントに
・パスタ1:“ニョッケッティ・クアドラーティ”
モッチリ感はなく非常に柔らかいアツアツのニョッキ。
鱧・枝豆・からすみでいただきました
・貝料理:焼きツブ貝にニンニクスープ
オンブラ時代から私はスペシャリテだと思っている濃厚ニンニクの
絶品スープをかけてくださって。今回のお料理の中で唯一コッテリ感あり
・パスタ2:手打ち麺“ビゴリ”
鴨とトレビス合え。こちらも洗練されたパスタ料理でした
・肉料理:カイノミ グリーンペッパーのソース
焼き加減はかなりのレア。これがこのお肉には完璧な火入れでした。
また、グリーンペッパーと言いつつ刺激のない旨味あふれるソース。
添えられたアスパラも美味でした
・ドルチェ:80℃トルタ・カプレーゼ
チョコレートケーキと焼きナスのジェラート。
やはり北口シェフのドルチェは絶品です
・食後のドリンク:珈琲・紅茶・エスプレッソから珈琲を選択。
丁寧に、たっぷり入れてくださって有り難かったです
・白ボトルワイン(4,800円)、赤グラスワイン(1,000円)
ワインは、コースに合うボトルで相談し、8種類ほどの中から
好み且つお料理を寄り添う白ボトルを選んでくださいました。
ご提案くださる際に特徴に加えてお値段もきちんと教えてくださるので
安心して選べます。今回は4,800~6,000円でご提案くださったのも
有り難い。ご提案・お値付けとも非常に、非常に良心的でした。
出来上がりはサービス料5%と消費税8%加算されるだけで
25,000円弱の超明朗会計です。
平日の19時過ぎ。先客は8名様という団体。それもあってかもしれませんがお
料理の提供はややゆっくりめで入店から3時間でお店を出られました。とはいう
ものの、美味しいお料理の余韻とワインを楽しんでいたら全く苦にならないタイ
ミング。幸せで大満足なひとときでした。
2018/07/21 更新
2018年7月1日にオープンされたイル・チェントリーノさんは、絶品イタリアン
でしたオンブラの北口さんがオーナーシェフを務められる素敵なお店です。
2019年7月から営業日とコース設定が変更されました。ご案内によりますと
7/ 1~ ランチ :3,500円(6皿)、5,500円(8皿)
7/15~ ディナー:6,500円(6皿)、8,500円(8皿)、10,500円(10皿)
7/15~ 季節のスペシャルコース:15,000円~ (3日前までに要予約)
どの料理も、パン、ドルチェ、食後のドリンク含まれ、お値段表記は従来どおり
サービス料5%と消費税別の超明朗会計です。
北口シェフのお料理は、よくあるコッテコテのイタリアンでも陽気なイタリアン
でもなく、シャープであっさりしていながらも滋味深い。静かで洗練されている系で
コースの流れも良いです。
ドリンクのペアリングも7種と5種があります。ボトルは赤白とも5,000円弱から
置かれているとのことでワインリストは作られていません。幅広く選びやすい、
また面白い種類も置かれています上に、お値付も非常に良心的だと思います。
お店はお洒落。白と茶色をベースにシンプルで温かい雰囲気。1階は8人掛けの
テーブルとカウンター、2階は4人掛けテーブルでプライベート空間っぽいです。
お化粧室は2階で男女兼用、洗面台も中にあります。階段が少し急なので
酩酊したら気をつけます。
2019/07/07 更新