2回
2020/02 訪問
競争率が高くてなかなか予約の取れないポワンさん。2ヵ月ぶりに平日の18時から2名でお邪魔できたこの日は2組でスタート。19時からは3名様が来られて満席に。@13,000円のお料理内容は、
・アミューズ:ケークサレ、雲丹と豆のタルト、
フォアグラとカカオのサンド
私の中で不動のNo.1のケークサレ、今回は
鳴門金時でやや甘め。タルトはインゲンや
うすいえんどう等がチーズで和えられ、雲丹と
キャビアが加わった優しい塩味。
フォアグラとカカオサブレは金柑のジャムで。
3つのバランスが絶妙のアミューズでした
・温前菜:ツブ貝とセリのロワイヤル
滑らかなロワイヤルにシャキシャキのセリ。
食感も楽しい定番ロワイヤルでした
・冷前菜:帆立と野菜のプレッセ
スライスされた様々なお野菜に今回は甘い
帆立がミルフィーユのごとく。
瑞々しいお野菜の旨味が堪能できる逸品。
今回も黄にんじんのピューレで優雅さをプラス。
そろそろやめるかも、とのことでしたが是非とも
定番にしていただきたいプレス料理です
・スープ:鱈白子と菊芋のスープ
菊芋のチップスも中多シェフのが私の中では
NO.1。久々にたっぷりいただけ幸せでした
・魚料理:金目鯛のちぢみほうれん草包み
サラダほうれん草で包まれたジューシーな鯛。
クラッシックなソースとネギのスプラウトの
食感が抜群でした
・肉料理:ホロホロ鶏のロースト
胸肉ともも肉を違うお味で楽しませてくださる
お得意のロースト。深みのあるソースに
食感が楽しめる黒トリュフ、贅沢でした
・小デセール:せとかとミントのジュレ
蜜柑とミントジュレで良いお口直しでした
・デセール:ピスタチオのムースと苺
ムースが入ったチョコレートドームと
あまおうが見え隠れする楽しいデセール。
この球体やスクランブルにされる所、昔から
ポワンさんらしいと思います
・食後:ドリンクと小菓子
お相手はカフェオレ、私はハーブティ。
小菓子はマカデミアとアールグレイのショコラ
そして自家製の美味しい丸パン1/2で満腹です。
オープンから2ヵ月、一般的なボリュームに落ち着かれてきたようで、すんなりお腹に収まりました。
ワインはカップリングで、全回同様に私は基本、お相手は1/2且つグラス数を減らしていただいて。
その日は白2、ロゼ・赤1種ずつとフォアグラサンド要に極甘ワイン。また、デセールに食後酒(1,100円)を追加でいただきました。
入店から3時間強で食べ終わり。お料理の様子やマダムの厳選ワインを楽しんで、今回も全くのストレスフリーでした。
出来上がりはサービス料10%に課税されて5万円弱の超明朗会計。今回も大満足のディナーでした。
2020/03/10 更新
2019/12 訪問
至福のポワンディナー
長らくの休業からやっと再始動された新生ポワンさん。
予約スタート時は電話回線がパンクしたそうです。待ちに待ってやっと予約できた平日の19時から2名で。その日は18時のお客様がいらっしゃらず、お料理は一斉スタートでした。@13,000円コース、その日の内容は、
・アミューズ:カダイフボール、温泉卵、フォアグラサブレ
一口大の3品。カダイフには生ハム、濃厚卵
には雲丹とキャビアという抜群の塩味と
素晴らしい食感を楽しませてくださいました。
サブレはカカオ味。分厚めのフォアグラの
コンフィに甘いチョコサブレのバランスが
絶妙でした
・温前菜:ずわい蟹のロワイヤル
中多シェフお得意の滑らかなロワイヤルに
カニの身がたっぷり。ポワンさん時代の
半分くらいの量でしたのでロワイヤル部分を
堪能できなかったことだけが不満でした(笑)
・冷前菜:オマール海老と野菜のプレッセ
オマールとスライスされた様々なお野菜が
ミルフィーユのごとく。
瑞々しいお野菜にオマール海老の甘み、
そして優しいアクセントに黄にんじんの
ピューレを少し付けて。優しいのに枠組みは
しっかりした逸品でした
・スープ:鱈白子と椎茸のスープ
白子はムニエルに、ショウガと胡椒が
よく効いたスープは一つ前の冷前菜が穏やか
だったので少しだけ勇ましい感じ。
相変わらずコースの流れも素晴らしいです
・魚料理:平目と海老芋のレタス包み
ふっくら柔らかい平目とねっとりした
海老芋をシャキシャキ感が残るレタスで
包まれていました。ケイパーと生ハムで少し
強めの塩気を挟まれるところ、お見事でした
・肉料理:シャラン鴨のロティ
昔から中多シェフの鴨の火入れが大好き。
皮目はシャクシャク、身は美しいロゼ色です。
今回は、ロティされたシャラン鴨を一人分ずつ
に切り分けられた塊でご提供のため見た目・量
とも非常にインパクトがありました。切る時は
少し硬いですが口に入れると柔らかい。
ポルト酒のソースも深みのあるお味、
黒トリュフの千切りの食感も最高。そして
付け合わせの菊芋と安納芋のソテーとも
合っている、素晴らしいメインでした
・小デセール:ル・レクチェと蜂蜜のムース
私にとっては珍しい洋なし。軽くコンポート
されていたと思います。ぽってりした洋なしに
きめ細かいムース、ライムジュースの
シャーベットのコロコロ感。一瞬でなくなった
美味しいフルーツカップでした
・デセール:チョコレートのテリーヌと紅マドンナのシャーベット
このチョコテリーヌが濃厚なのに軽く、お味も
舌触りも秀逸。アイスの上にふりかけられた
チョコレートリボンのパリパリ感も素敵で
美味。私はシャーベットの上にもう1枚
テリーヌを置いてほしかったくらいでしたが、
お隣の女性は「お腹がはち切れる・・・」と
残念そうに一口残してらっしゃいました
・食後:ドリンクと小菓子
お相手はカフェオレ、私はハーブティー。
小菓子は苺のタルトと塩キャラメルの
ボンボンショコラ。どちらも当然美味しい
ですが特にボンボンショコラはなぜ2階の
ショコラティエで売ってないの・・・買って
持ち帰りできそうなのに・・・と切望したく
なる美味しさでした
上記にパンが付きます。なんと自家製の丸いパン1/2。これがパン嫌いの私でも美味しいと思う生地自体のお味が良くて柔らかめのもの。残さずいただきました。
そしてもう一つ、コース終盤に大好物のケークサレ・・・この日はマロンゴールド(お芋)。やはりポワンが私の中でのNO.1ケークサレです。2階のショコラティエで売ってくれないかな
・・・チョコではないですが(笑)
ワインはカップリングで。基本は4種類+甘口1種類だそうです。その日は、白2種、ロゼ・赤1種ずつ、極甘ワイン。私は基本で、お相手は1/2かつグラス数を減らしてのオーダー。
マダムが厳選くださた素晴らしいアシストワイン達、大満足しました。
品数が多いのに入店から3時間弱で食べ終わり。下準備が完璧なのかお料理の提供は全くストレスフリーのタイミングでした。レストランはシェフおひとりでされると伺っていましたが「チョコレート販売とワインの準備だけ担当」とおっしゃっていたマダムが毎日ヘルプ(?)で入られていることもあってかもしれません(笑)。
出来上がりはサービス料10%に課税10%で5万円弱の超明朗会計。
私にとってはお高いディナーですが、お値段を大幅に超える価値ある内容ですのでこれからも通わせていただきたいです。
2020/01/02 更新
ラ・クロッシュのお料理も好きでしたがアキュイール時代から大ファンで通わせていただいているフレンチの名店です。
18時または19時一斉スタートのディナーは@13,000円。お値段はサービス料と税別です。お値段だけ見ると私にとってはお高いコースですが、全皿ひとつひとつのお味だけでなく、温度も流れも素晴らしいお値打コース。相変わらず数あるフレンチの中でも傑出していると思います。
質だけではありません。美味しければいくらでも食べられる私は完食しましたが、シェフのご確認に「メインもデセールも少なめで」と女性のお客様がおっしゃっていたほどの量です。
まだオープンしたてなのでわかりませんが、お料理はおそらく1.5ヵ月ごとくらいで変えられるという噂です。
シェフもマダムもソムリエさん。ワインはグラス、ボトル、コースとのペアリング、すべて準備されています。
普段はグラスで残念な思いをしたくないため基本はボトルでばかりいただきますが、アキュイール時代からこちらのグラス管理は間違いがなく、そしてお料理を引き立たせる素敵なアシストワインが
いただけるのでペアリングでお願いしています。
お店は桃山台駅方面からは急な登り坂の途中。銀杏並木の通りに面しています。数段階段をあがって入口玄関。ダイニングルームは1階、オープンキッチンのL字型カウンターに広々座れる6席だけです。お化粧室は玄関そばに男女兼用で1カ所。洗面台も中にあります。
[ご参考]移転前のポワンさん
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270108/27072593/
2020/01/02 更新