3回
2023/02 訪問
ひっさびさのバイキング。質のいい品ばかりでステキ
朝食は、半個室ダイニング「あじさい」にてバイキング。
コロナもあって、宿での朝食でバイキングというのがそもそも久しぶり。
夕食が半個室食事処、朝食がバイキングというのが一番理想的なので、私にとっては最高。
消毒をして手袋もして、感染対策バッチリな感じでスタート。席は自由。
さっそくざっと見渡すと、和食のおかずが多めながら、パン、ベーコン、サラダなど洋食もあり。
お約束のおかゆや温泉卵はもちろん、カレーシチューなる変わり種もある。
飲み物も豊富。牛乳、豆乳、オレンジ、アップル、野菜ジュースにアイスコーヒーも。
私は生野菜が食べたかったので、レタスや千切りキャベツ、コールスローを多めにいただき、
あとはパン、茶わん蒸し、カレーシチューなどをチョイス。パンにはちゃんとトースターもあり。
席についてさっそく食べてみると、なんとまあ朝食なのに繊細な味付けでおいしい!!
それなりの高級旅館でも、市販品っぽい料理や味付けなことは珍しくないのに、ここの料理はちゃんとおいしい。
例えばドレッシングなんて市販品を置いてあってもおかしくないところ、本格的な味のドレッシング。
食パンも雑味のないシンプルなパンでステキ。
それから、和のおかずが夕食みたいにおいしい。
いい出汁を使っているというのがわかる。舌の上でピリッとしない。香りがいい。食材の味を殺していない。
そして忘れられないのがカレーシチュー。
ちょっとアクセントがほしいな、と思って選んだのだけど、これがほんのり辛いながらもマイルドで、奥深い味わいで、朝にピッタリ。
和食尽くしの後にこれをいただくと、気分も変わっていいですね。
ヨーグルトがあるのも嬉しかったし、それがまたなめらかでおいしかったし、カットフルーツも瑞々しかったし。
朝食でガッカリしない、ってこんなに大切なのかと思うほど、満足度の高いお食事となりました。
あれこれ置きすぎてないのも素晴らしい。品数多すぎると食べすぎちゃったりしますからね。
いつもより少し多いかな?くらいの量で済ませることができたので、その後の観光でも食べ歩きできたし、その日の夕食もおいしくいただけました。
この、痒いところに手が届く感。すごいなあ…と純粋に感動です。
2023/02/06 更新
2023/02 訪問
センスが光る。心遣い最高。出汁の繊細さがすごい。
初の有馬温泉で、こちらに宿泊。
どの旅行サイトでも評価が高く、かつて皇太子であった上皇様が泊まったというのだから間違いないだろうということで。
お食事は半個室の食事処「あじさい」にて。
部屋食だと提供が大変だから、こういうスタイルの方が好き。
まずびっくりしたのが、甲殻類NGへの対応。
HPからの予約で伝えた時、折り返し確認の電話があったので、その時点で随分丁寧だなあとは思っていたけど…
実際行ってみたら、なんとお品書きまで専用のものが用意されている!!
先付の蟹をふぐに、白ばい貝を子芋に。お造りの車海老を鮪に、帆立貝柱を鯛河霜づくりに。
なんと大根餅に練りこんであるエビまでコーンに変えてあった。
アレルギーじゃなくて好き嫌いだから、できる範囲で…と伝えていたのに、この丁寧さ。
そして何より、どのお料理も本当に絶品。
味付けが絶妙で、素材の味を活かしつつ食べやすく仕上げてあって、見た目も豪華。
少量ずつ沢山の品数があって、色々なものを少しずつ味わえて、次から次へと楽しい。
お酒を頼むつもりはなかったのだけど、これは絶対日本酒に合う!と、飲み比べ3種を頼むことに。
これがもう大正解で、お互いがお互いの味を引き立てあって、何とも言えない幸福感。
初日のこの日は神戸牛の網焼きコースで、見た目も麗しい神戸牛を贅沢に焼いていただきました。
お肉以外もおいしくて、椎茸はプリプリ、こんにゃくは味噌に合って、大根餅はもっちもちで甘かった。
そして印象に残っているのが、オリジナルのポン酢。
辛くないもみじおろしが入っていて、マイルドで何にでも合う。
お野菜もお肉もサッパリとさせてくれて、飽きずに食べることができました。
途中で水菓子も入り、そこには炭酸煎餅も。有馬らしさをさりげなくイン。
鍋は鴨鍋、これがまた最高の出汁で、うどんに合って止まらないおいしさでした。
わかってるな~と感動したのは、最後の白ごはん。
美しいお茶碗に、ごくごく軽く。そう、これでいいのよ最後のご飯は!!もうお腹いっぱいなんだから!!お米で締めたいだけなんだから。
香の物もおいしかった…。お米の炊き加減も最高だった。
デザートまで高級だった。
これはちょっと、と思う品が一つもなくて、最初から最後まで大満足。
お料理の提供のスピードもちょうどよくて、サービスも行き届いていて、それでいて押しつけがましくない。
そして、なんと床暖房が入っていた!足元が暖かくて心地よくお食事に集中できた。
ハイクラスとは名ばかり、と言いたくなるような宿もあるけど、ここは本物でした。
2023/02/06 更新
二日目の夕食、今日は基本の会席。
メイン以外は昨日と同じかなー、くらいの気持ちで会場へ。
すでに置かれていた先付を見てびっくり。昨日とはすべてが違う!
もしやと思ってお品書きを確認すると、オールチェンジ。何もかぶっていない。
連泊する人もいるから、コースが違えば先付から何から全て違うものにしている模様。
おいしいから全く同じでもいいくらいだったけど、そうは言ってもやっぱり色々味わいたいから、嬉しい。
今日も今日とて、甲殻類NGのダンナには専用のお品書き。
先付の蟹は鯛に、前菜の蟹玉豆腐は鶏そぼろ豆腐に、などなど。
このお気遣い、本当に素晴らしいわあ。
もちろん味も最高。
繊細な出汁の味、まろやかな酢の酸味、素材の良さ。
本日も日本酒飲み比べセットでちびちびやりながら、舌鼓を打たせていただきました。
料理提供のスピード、火を入れるタイミング、細やかな気遣いなど、非の打ちどころがなくて素晴らしいものでした。
すごくいい思い出ができたのも、このお食事のお陰、という気がする。
ご飯がおいしい、は正義ですね。
とても満足しました。