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吾流旅人のレストランガイド
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吾流旅人 (70代以上・男性・大阪府) 認証済
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1回
夜の点数:4.6
2020/07 訪問
最高のご馳走
有名な猿沢の池から南へ上がった奈良町の中、路地を一つ入った落ち着いた通りにある老舗の鉄板焼き屋さんです。前のオーナーが始められてから14年、そのお弟子さんである今のオーナーシェフになって4年、旧い街によく馴染んでいます。靴を脱いでゆっくりくつろげるお店の中はこじんまりとしていて、カウンターが4人、テーブルが8人まで座れます。料理は、ステーキだけか、ステーキを中心にアワビなどの入ったコースか聞かれます。私たち3名はちょっといいことがあったので、美味しいものを食べようと贅沢な方をお願いしました。まず、前菜盛り、これがなかなか凝っていて、ローストビーフ、フォアグラ入りパテ、ビーフシチュー、冷たいスープの4点が一つひとつ小さな器に入ってお皿に乗っています。それぞれに野菜やピクルス、粒マスタードなどが添えられていて、温かいもの冷たいものが盛りだくさん、これだけで楽しめます。いよいよ鉄板、まずはフォアグラのソテーから。どんどん小さくなるまでじっくりと、焦げ目がおいしくなるまでしっかり焼いて脂を出し、甘く味付けしておいた大根の輪切りの上に焼き添えて出されます。大根の甘みと香ばしいフォアグラがよく合います。次にアワビ。一人一つづつ貝殻に入ったままのものを焼き、切り分け、味付けし貝殻に盛りなおして供されます。適度な塩加減と磯の香り、うれしいです。添えられたヒラタケとも呼ばれる大きなシメジもおいしいです。次にたくさんの種類の野菜焼き、ニンニクをじっくり炒め、その油で丁寧に焼いて、ご主人自慢の小皿にきれいに盛って出されます。ソースは特別の岩塩、ワサビポン酢、ニンニクと玉ねぎをすりおろして醤油で味付けしたもの、少し甘めのものの4種類が用意され、野菜とソースの組み合わせを楽しみながらいただきます。いよいよステーキ、フィレかサーロインかと聞かれ、せっかくなので両方を混ぜてお願いしました。まずはフィレから。フィレによくある赤黒いものとは違い、適度にサシの入った明るい色の肉で、その両面をゆっくり焼いて丁寧に切り分け、すべての面をさらに丁寧に焼き、おすすめのミディアムでこれまたきれいに盛って出されます。フィレはさっぱりしているのが特徴で、それが好きな方もおられますが、ここのは少し脂が乗っており、やわらかいうまみが感じられます。次は鮮やかなサーロイン、こちらは逆にあまりしつこくなく、ミディアムレアで出していただきました。合わせて100グラムほどでしょうか、50代60代80代の私たちには十分な量でした。そのあと再び野菜、万願寺唐辛子、小松菜、そしてもやしをたっぷりと焼き交ぜたものが出ます。このあたりでもう満腹、ガーリックライスやカレーなどのご飯を問われましたが、シンプルに黒米を炊いたものを一椀だけいただき、3人で分けて食べました、それで十分。最後のデザートも、ライチーなどをゼリーで固めたコンポート、チョコの上に乗ったアイスクリーム、それにフルーツがたくさん添えられて豪華!コーヒーをお願いしたら、豆を挽いて淹れていただきました。最後の最後にクッキーとキャンディーも。少し長くなりましたが、それほどに盛り沢山であり、一つ焼き終わるとその都度、鉄板をきれいに掃除し拭きなおしてから次を焼くという、徹底した丁寧さであり、気持ちのいいものでした。最後に、このお店の一番の魅力をご紹介しておきます。それはオーナーシェフのお人柄です。穏やかで優しく、控えめでありながら気さくに相手をしてくださる、そのお人柄と楽しいお話こそが最高のご馳走でした。もともと考古学を極めるために来られたのが奈良とのご縁とか、ありがたいことです。料理の手際を見ながら食す、鉄板焼きは和食ですとおっしゃってました、なるほど!あっという間の3時間、美味しかったね、楽しかったね、よかったねと、うなづきあいながら、シェフに見送られて家路につきました。
2020/07/17 更新
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ソファー席
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有名な猿沢の池から南へ上がった奈良町の中、路地を一つ入った落ち着いた通りにある老舗の鉄板焼き屋さんです。
前のオーナーが始められてから14年、そのお弟子さんである今のオーナーシェフになって4年、旧い街によく馴染んでいます。
靴を脱いでゆっくりくつろげるお店の中はこじんまりとしていて、カウンターが4人、テーブルが8人まで座れます。
料理は、ステーキだけか、ステーキを中心にアワビなどの入ったコースか聞かれます。
私たち3名はちょっといいことがあったので、美味しいものを食べようと贅沢な方をお願いしました。
まず、前菜盛り、これがなかなか凝っていて、ローストビーフ、フォアグラ入りパテ、ビーフシチュー、冷たいスープの4点が一つひとつ小さな器に入ってお皿に乗っています。
それぞれに野菜やピクルス、粒マスタードなどが添えられていて、温かいもの冷たいものが盛りだくさん、これだけで楽しめます。
いよいよ鉄板、まずはフォアグラのソテーから。
どんどん小さくなるまでじっくりと、焦げ目がおいしくなるまでしっかり焼いて脂を出し、甘く味付けしておいた大根の輪切りの上に焼き添えて出されます。
大根の甘みと香ばしいフォアグラがよく合います。
次にアワビ。
一人一つづつ貝殻に入ったままのものを焼き、切り分け、味付けし貝殻に盛りなおして供されます。
適度な塩加減と磯の香り、うれしいです。
添えられたヒラタケとも呼ばれる大きなシメジもおいしいです。
次にたくさんの種類の野菜焼き、ニンニクをじっくり炒め、その油で丁寧に焼いて、ご主人自慢の小皿にきれいに盛って出されます。
ソースは特別の岩塩、ワサビポン酢、ニンニクと玉ねぎをすりおろして醤油で味付けしたもの、少し甘めのものの4種類が用意され、野菜とソースの組み合わせを楽しみながらいただきます。
いよいよステーキ、フィレかサーロインかと聞かれ、せっかくなので両方を混ぜてお願いしました。
まずはフィレから。
フィレによくある赤黒いものとは違い、適度にサシの入った明るい色の肉で、その両面をゆっくり焼いて丁寧に切り分け、すべての面をさらに丁寧に焼き、おすすめのミディアムでこれまたきれいに盛って出されます。
フィレはさっぱりしているのが特徴で、それが好きな方もおられますが、ここのは少し脂が乗っており、やわらかいうまみが感じられます。
次は鮮やかなサーロイン、こちらは逆にあまりしつこくなく、ミディアムレアで出していただきました。
合わせて100グラムほどでしょうか、50代60代80代の私たちには十分な量でした。
そのあと再び野菜、万願寺唐辛子、小松菜、そしてもやしをたっぷりと焼き交ぜたものが出ます。
このあたりでもう満腹、ガーリックライスやカレーなどのご飯を問われましたが、シンプルに黒米を炊いたものを一椀だけいただき、3人で分けて食べました、それで十分。
最後のデザートも、ライチーなどをゼリーで固めたコンポート、チョコの上に乗ったアイスクリーム、それにフルーツがたくさん添えられて豪華!
コーヒーをお願いしたら、豆を挽いて淹れていただきました。
最後の最後にクッキーとキャンディーも。
少し長くなりましたが、それほどに盛り沢山であり、一つ焼き終わるとその都度、鉄板をきれいに掃除し拭きなおしてから次を焼くという、徹底した丁寧さであり、気持ちのいいものでした。
最後に、このお店の一番の魅力をご紹介しておきます。
それはオーナーシェフのお人柄です。
穏やかで優しく、控えめでありながら気さくに相手をしてくださる、そのお人柄と楽しいお話こそが最高のご馳走でした。
もともと考古学を極めるために来られたのが奈良とのご縁とか、ありがたいことです。
料理の手際を見ながら食す、鉄板焼きは和食ですとおっしゃってました、なるほど!
あっという間の3時間、美味しかったね、楽しかったね、よかったねと、うなづきあいながら、シェフに見送られて家路につきました。