4回
2025/11 訪問
二度、三度たのしいスープ・ド・ポワソン
スープ・ド・ポワソン。クルトン、チーズ、サフランのマヨネーズをお好みでトッピングして、味変をたのしむ仕掛け。
アミューズ。手前はモッツァレラチーズと水蛸にカラスミでアクセント。チーズと蛸の食感の違いが面白い。噛めば噛むほど出てくる蛸の旨みに、自家製カラスミの絶妙な塩加減がよく合う。
奥はカッペリーニと生ハム。やさしい卵のような風味も感じるカッペリーニだった。
このパン、最高!おこげ部分が風味豊か。
オードブル。豚足とピクルスのゼリーよせ。野菜のなますシュー。カラメリゼしたレバームースをのせたパテドカンパーニュ。マッシュルームと松茸のキッシュ。竹炭をまとわせたポークリエット。フォアグラどら焼き。
なますシューのバランスが最高。ほんのり八角風味?甘みと酸味が効いたビーツのソースがよく合う。ポークリエットは以前よりも塩気がマイルドに?竹炭感がより感じられた。どら焼きはラフランスのジャム。
スープドポワソン。ベースのスープは塩気が穏やかで、見た目の濃厚さからは意外なほどサッパリ。クルトン、チーズなどを加えることで、コクが足されて奥深さが増していく。サフランのマヨネーズとの相性が抜群。
ぷりぷりの牡蠣に下に、滑らかでフワフワなブルーテ。しっかりした歯ごたえの残るレンズ豆やカリフラワーが満足感につながる。牡蠣のエキスがソースに溶け込んでて、丸ごと余す所なく牡蠣まんまって感じ。
カリフラワーを薄切りにしたのも愛らしい。歯ごたえちゃんと残ってる!
真鯛のポワレ。毎度のことながらパリパリの皮と身のしっとり感のバランスが絶妙。白いおソースと思っていたら、真鯛の下にはビーツが敷かれていて、食べ進めるにつれて、とってもフルーティな味わいに変化してく。
国産牛ほほ肉赤ワイン煮。ナイフいらずのホロホロさ。
本州鹿もも肉。低温調理だからしっとり、うまみ凝縮。全く臭みはない。ベリーソースの野性っぽさも相まって、森の生きものを感じる一皿に。
チーズケーキタルト。タルト生地の小麦の香り、バターの風味が豊かで、とても美味しい。
クレームブリュレ。
小菓子。パッションフルーツにアールグレイのゼリー、焼きみかんの三位一体感に驚いた。焼きみかんて、おいしいんだなぁ。焦げ目が絶妙。
毎度ながら、身体が熱くなるくらいのスパイスクッキー。クミンが効いている〜!
2025/11/24 更新
2025/05 訪問
心温まる時間をくれる場所
今日この日、ここで過ごしたことを、忘れられない思い出にしようと誠心誠意向き合ってくれる素敵なお店。今日もまた、ほっこりさせていただきました。同じような愛着を抱いてる人がいっぱいいるんだろうな…と思わせる繁盛ぶり。これからも、いつまでも楽しませてほしい。
国産牛ほほ肉の赤ワイン煮。ほろほろとほぐれる柔らかさ。
アミューズ。手前は人参のムースをコンソメジュレで包んだもの。人参のムースがスイーツみたいに濃くて美味しい。奥はエビのタルタルにカラスミをトッピングしたもの。一口で食べて一体感を味わうべし。
フォアグラを挟んだどら焼きは、季節によってジャムが変わるみたい。今回は文旦?かなにか柑橘のジャムで爽やかだった!
中央は、野菜の酢漬け(なます的なもの)の上にひらまさのお刺身をトッピングしたもの。これ、さっぱりして最高に美味しい。左上はサクラマスのキッシュ。相変わらずタルト生地が絶品。
サクラマスとホワイトアスパラ。オランデーズソースとブロッコリーなど野菜を凝縮したソースが添えられてる。サクラマスの火入れが絶妙で、半生だけど生臭さは一切ない。
野菜を凝縮したソースがとってもおいしい。オランデーズと2種まぜてサクラマスに添えて食べると美味!パリパリのチュイルも味変によし!
富山県産ホタルイカのリゾット。ホタルイカの旨み、エキスがリゾット全体に染み渡ってる。満足感ある一皿。
真鯛のポワレ。皮目の香ばしさと身のしっとり感が絶妙。ウニの旨みが詰まったスープドポワソンとミルキーな泡のソースを、しっとりした真鯛の身にたっぷり染み込ませていただきます。
牛ほほ肉のワイン煮。ピンクペッパーとよく合う。こちらには、ふくよかで角のない厚みのあるワインを合わせて。ワインがお肉をまーるく包み込んでくれる。
霧島豚ロースのロティ。しっとり柔らかい。サッパリ食べられる。マスタードのソースと粒胡椒がよく合う。これにスパイシーなワインを合わせると、ワインも含めてお肉を彩るソースのような一体感。
いつもながらスパイスクッキーがおいしい!
2025/05/09 更新
2024/12 訪問
幸せの詰まったあったか料理店
2度目の訪問。こじんまりした店内は年末の夜も大賑わいで、お客さんに愛されてる様子。丁寧な料理、美味しいお酒はもちろん、ギャルソンの方の気さくさと気配りも素敵なごちそうでした。
ほたてと菊芋のブルーテが特に好きだったな。ほたての旨みがなめらかなスープに凝縮されてて、ほくっとこうばしい菊芋との相性が良かった。
アミューズ。シャルキュトリやキャロットラペたちもさることながら、シューやタルト、パン、どら焼きの皮など小麦モノ部分が風味豊かで美味しい。特にこちらのシュー生地が好き。
流木の器にのってるのは、竹炭パウダーでコーティングされたポークリエット。口の中でほろほろッと解けるポークリエットと、パリパリに揚げたおさつチップスの食感の違いや、塩気と甘みの対比がクセになる。
テリーヌと甘海老のタルタル。テリーヌは色んなお肉をぎゅっと詰め込んだ野生的な味わい。
甘海老のタルタル。林檎のゼリーが甘海老のねっとり感に合う。ハーブっぽい青さも感じる。添えられたトマトの輪切りが、こんなに薄いのにめちゃ味が濃厚で良いアクセントに。
活ほたてと菊芋のブルーテ。粘度の高い濃厚なスープは旨みたっぷり。こんがり炙ったホタテの食感もいい。薄く切った菊芋も入ってる。
ポルチーニ、白子、マッシュルーム、固めに炊いた米、色々な食感が楽しめる贅沢なリゾット。白子は表面にカリッと焼き目を付けてるので、香ばしくもあり、中はとろーりでもあり。
真鯛のポワレ&スープドポワソン。鯛の出汁がぎゅぎゅっと詰まったスープをつけながらいただく。パリパリチーズのチュイルが味変に良い。
真鯛の焼き加減が絶妙。皮目はパリっと香ばしく、中は思った以上にレアでしっとり。スープをたっぷり身に吸い込ませて、蕪で巻いてぱくりといただけば、味も歯ごたえも華やかなハーモニーに。
ラムもも肉のロティ。しっとり柔らかくて食べやすいラム。生トマトソースが美味しい。黒すぐりや木苺といった森の果実をゆっくり煮詰めたような濃厚さ。ラム特有の脂にはこの甘酸っぱいソースがよく合う。
北海道乳飲み仔牛もも肉のロティ。赤ワインソースで。ひと切れ口に入れた瞬間に広がるミルキーな香り。お肉自体が真っ白なチーズのようにやさしい味わい。しっとりキメの細かいお肉だった。ありがたや。
2025/01/03 更新
2024/05 訪問
料理も接客も素晴らしい
気になってたお店に初訪問。
アミューズのシャルキュトリですでに大満足。
レバーペーストの表面をキャラメリゼしたの、最高に美味しい。塩気と甘さ、ほろ苦さのバランスが絶妙。パンに塗って食べるのがおすすめとのこと。
フォアグラを挟んだどら焼きも面白い。こちらも甘塩っぱさがあと引く美味しさ。
牡蠣のスープは、旨みがギュッと凝縮された濃厚な味わい。ブイヤーベースを独り占めしたような満足感。
メインのお肉ももちろん美味しかったが、感動したのは真鯛のポワレ。ふわっふわの身とパリパリの皮の食感のギャップが楽しい一皿。
こじんまりと肩肘張らずに過ごせる雰囲気も素敵。とっても居心地の良いお店に出会えた!
シュー生地で海老を挟んだアミューズの一品。
シャルキュトリ。繊細な味わい、野生味溢れる味わい。使ってるお肉によって個性が全く異なるのが飽きない。パテドカンパーニュは鹿肉だそうで、ワイルドな食味だった。
モッチモチのどら焼きでフォアグラとジャムを挟んでる。
牡蠣のスープ。牡蠣の上にはビーツの泡が!カリカリのクルトンにたっぷりスープを吸わせて。
黄身のソースで食べるホワイトアスパラ。カリカリにした生ハムがトッピングされてる。ちょっぴりスモーキーなのも風味のアクセントになって良し。
真鯛のポワレ。ホタルイカの旨味と白ワインのソースが合う。
真鯛の下には厚めに切ってローストしたマッシュルームが敷かれている。ソースをたっぷり吸って贅沢な味わいに。トッピングには薄切りの生マッシュルームを、サラダのようにサッパリと。奥深いマッシュルームの世界
イベリコ豚のロースト。低温でじっくり焼き上げてるから、しっとり。マスタードのソースがよく合う。旨みが詰まってる。付け合わせの野菜の下に敷いたそら豆のソースも絶品。
鴨のロースト。皮目、肉、脂それぞれがちょうどいいバランスで調和。弾力のある引き締まったお肉で、食べ応えあり。
ふわっふわのチーズケーキ。結構あまめ。
バスク風チーズケーキ。パッションフルーツのムースが添えられている。
小菓子。シナモンクッキーがとっても美味しい。スパイスがしっかり効いてて、かじった瞬間から身体がポカポカしてくる。クミンのような味もする。
2024/05/05 更新
いつもながら、どの料理も凝っていて、五感で味わえる個性派ぞろい。毎回楽しみにしているスープドポワソンが、リーヌ風と冠してさらに進化を遂げていた!私的、本日のナンバーワン。滑らかでクリアに研ぎ澄まされた魚介の旨み。鼻腔の奥で色んな表情を見せてくれる一筋縄ではいかないスープなのでした…!