2回
2025/08 訪問
奥深い茨城の世界
ローズポークとトマトの塩角煮、黒胡椒風味。
前菜6種。わかさぎと蓮根の南蛮漬けが美味しい。薄切りの蓮根にマリネ液がしみてる。それでいてシャキシャキをしっかりキープ。キリッと強めの酸味も爽やか。
前菜6種。麦酒和牛のローストビーフに驚く。厚めに切ったビーフは柔らかく、綺麗なサシが入ってサクッとした歯ごたえ。玉ねぎのソースも絶品。玉ねぎのシャキシャキがちゃんと残ってる。
イカがねっとり柔らかい。鮪は炙ってあるので、血生臭さがなく食べやすい。
夏巻き2種。メヒカリと大葉に、かぼちゃとほうれん草の組み合わせ。レバーペーストは空気をたっぷり含んでフワッフワ。それでいて、ぷちっとした食感も面白い。メヒカリの苦味とレバーペーストのパンチが合う。
かぼちゃとほうれん草は、中に燻製ベーコンが入ってる。ジャーマンポテトのかぼちゃ版みたいなおつまみ感。
さわらのピーナッツ味噌焼き。ピーナッツの食感がいい。濃いめの焼き魚を青梗菜のお浸しがサッパリさせてくれる。
オプションの海苔巻き。海苔の味が濃い!
ほたて、かに、いくらをたっぷり巻いて。
ローズポーク柔らかい!
トリュフ香る川俣軍鶏のぱいたんらーめん。麺自体の味も美味しい。
メロンのコンポートを添えたバニラアイス。しっかり歯ごたえ残したコンポートで素晴らしい。
2025/08/15 更新
2025/06 訪問
毎月の楽しみが増える斬新な創作和食
気になってたニューオープンのお店。今月は新潟テーマの日本酒と料理。
めちゃ楽しみにしてたのに、あいにくの風邪で嗅覚味覚ゼロ状態で訪問することに…が、それでもこのお店の料理のおいしさは、充分満喫できた! 複雑な食感、舌触りや喉越し、舌に広がる五味の感覚、ワクワクする見た目。パリパリ、トロトロ、サクッ、シャリッ、ホロッ。次々訪れる変化に、香りや味わいのハーモニーを想像しながら満喫した。次は必ず万全の体調で臨みたい!
それにしても、香りの種類によって感じやすいタイプと感じにくいタイプがあることを体感できたのが面白かったなぁ。温度による香りや舌触りの違いとかも。人間の感覚器って奥深い。あらためて、料理にはいろんな楽しみ方があることを学んだ一日。
右は栃尾揚げの鯖味噌焼き。ビックリするほどサクサクで美味しい。左は四万十麦酒牛の山ワサビのせ。お肉が柔らかく、噛むと肉汁と脂の旨みがジュワッと出てくる。味覚なくても甘いとわかる
新潟郷土料理ののっぺ汁を春巻きにして、里芋クリームソースをまとわせた一品。パリッと齧ると、根菜がゴロゴロ。鮭がほろっと崩れる。トロリとしたクリームとパリパリ食感のギャップもたのしい
雪室熟成豚のタレカツ風。タレに漬け込んだ豚肉はしっとり柔らかで、焼き豚みたいな感じ。揚げニンニクとココナッツをまぶしたちょっと南国っぽい金沙粉も、食感がいい
蒸し鶏の中にとうもろこしの真丈が詰まってる!とうもろこしがシャリッシャリッ。甘いのわかる。郷土料理のふかし茄子が出汁を含んでトロトロに。
川俣しゃもの白湯ラーメン。とろり濃厚。
酒粕クリームを添えたコーヒーゼリー、めちゃくちゃ美味しい。本当にビター。
2025/06/22 更新
今月は茨城の郷土料理をさまざまにアレンジしたコース。
ローズポークとトマトの塩角煮。これ大好き!
豚バラと一緒にじっくり煮込んだ野菜のピューレが、ソースとして角煮にトッピングされている。このピューレに豚の旨味と野菜の甘みが凝縮されてて、めちゃくちゃ濃厚。トマト、玉ねぎ、にんじん、セロリ…なんか色んな野菜の美味しさが詰まってる。しっかり煮詰まってるけど、しょっぱくなりすぎない絶妙な塩梅なのがステキ。
この濃厚なピューレに、軽く火を通したトマトの青みと酸味が合わさることで、若々しさと円熟みの複雑な味わいになる。フレッシュ寄りのトマトを添えるか添えないかで、こんなにも全体の印象が変わるとは! セロリなどの香味野菜や胡椒も効いてるので、角煮だけど脂っこさを感じさせず、爽やかに食べ切れる。フレッシュなクレソンのピリ辛刺激とも、とっても相性が良かった。
結構なボリュームのコースで、お腹いっぱいに。締めのラーメンはこちらのスペシャリテでとっても美味しいのだけど、お腹の具合にあわせてお茶漬けとか選べると、さらに嬉しいかも!