★2013年4月1日訪問 芳醇柚子塩ラーメン(4.3点)
「黒味噌」を食べるつもりで行きましたが、隣の客が食べてるラーメンがやたら美味しそう。
豚骨でもないようなので、店員に尋ねたら新メニューの【芳醇柚子塩ラーメン(650円)】であるとのこと。
黒味噌と悩んだけどそちらを選択。
黒味噌が中太麺と後で知り、やっぱりそっちにしとけば良かったとも思いましたが、結果は柚子塩でOKでした(*^_^*)
届いたのはトッピングの色彩が豊かなラーメン。
チャーシューは薄くもなく大振りなのが一枚。
他は水菜、細切りのシナチク、白髪ネギ、糸唐辛子、揚げ葱(最初は細切りの揚げ玉葱だと思っていました)、茹で卵半個、白ごま、海苔三枚といった内容。
スープは他店の塩と同じような、淡い黄色に色付いた透明なものです。
黒胡椒が浮いています。
麺は白いストレート細麺(角打ち)だけど、角が削れているようなタイプ。
まずスープから飲みます。
スープは柚子の香りと、黒胡椒のぴりっとした味がアクセントになっています。
スープ単体としても美味しいですが、このアクセントでより良くなっている印象です。
柚子胡椒をよく食べる地域柄ですし、俺もそうなので好みの味です。
相変わらず塩は、どこそこの岩塩を使用とのことで、拘っていらっしゃいますね。
麺の味・食感は別に俺好みのものという訳ではありません。
麺の硬さを指定しないでお任せしたら、普通麺くらいの茹で加減。
加水率がそれなりにありそうな、ツルツルした食感の麺。
カタメン大好きな俺でも、塩ラーメンならこれでOK。
俺はトッピングは二の次と思っていますので、通常ならばこの時点でラーメンの味は判断できるのですが・・・。
でも秀逸だったのはそのトッピングでした。
全ての野菜は細く切ってあり、これを麺と一緒に箸で摘み、口に運ぶと、それぞれ変化があり飽きずに楽しめます。
手間かけていますが、このサイズがいいのだと思えます。
まぁ水菜は彩りとして入れてあるのか、そう美味しいとは思わないものでした。
これはわずかな塩味のある茹で卵(半熟とは言えない茹で加減(^_^;))や、白髪ネギの上に乗っていて味がほとんどないような糸唐辛子も同じ。
しかし海苔や、揚げ葱、シナチク、白髪ネギなんかは麺と一緒に食べるとそれぞれ触感が違い楽しいんですよね。
交互に食べることで飽きもきません。
特に揚げ葱は、香ばしさとそれに含まれた油が非常に美味しいものでした(*^_^*)
白髪ネギというチョイスも心憎いですねぇ。
これが普通に青ネギの小口切りであったなら、ラーメンの印象がガラッと変わっていたかもしれません。
チャーシューは焼肉屋の豚肉か!と思うくらいの味。
周囲は焦がしてあり、程良い肉の食感があるモノです。
これはダシブタじゃないでしょ。多分。
これほどチャーシューに拘るラーメン屋さんも珍しい。
麺料理なのに、麺は脇役という感じでした。
もちろん無くてはならない名脇役ですけどね。
俺はそう塩ラーメンを好みませんが、それは途中で飽きがくることが多々あるからです。
でも、虎辰ではそれがなかったです。
かなり満足しました(*^_^*)
行徳屋や、〇龍、むらまさなど、塩で有名なお店にも行ったことあるけど、正直こちらが一番おいしかった。
創作系のラーメンとしては相当イイお店だと思います。
こちらの店長、料理人としてのセンスが相当高そうです。
次回は黒味噌ラーメンを食べてみたいと思っています。
.
接客面ですが、店長らしきややメタボだけどカッコイイ感じの人がお茶を汲みに店内に出てきましたが、鋭い視線で周囲は見渡すものの、「いらっしゃいませ」などの言葉はなし。
退店する客への挨拶はしっかりされていましたけどね。
そういえば、最近地元のフリーペーパーに、つけ麺の食べ方を啓蒙するような広告を1ページ出しておられました。
やはり、「スープが冷たい」と言われているのを知っての事なのでしょうね。
温度差を楽しむという食べ方は俺はそう好まないと思います。
それでしたら、最初からスープも冷たいほうが俺としては食べやすいですから。
途中から冷めていくモノは、料理として苦手。
そのうちまたつけ麺も食べるつもりですけど、この時温度差を楽しめるかどうか。それも楽しみです。
★2012年2月再訪 とろとろ豚骨ラーメン(3.6点)
今回は夫婦で来店。
妻がつけ麺(200g)。俺がとろとろ豚骨ラーメン(650円)を注文。
【つけ麺】
魚粉(?)が以前より少なくなってるという口コミを見かけ少し気にしていました。
味見をすると、俺にはそこまで薄くなったような感じはありません。
なんとなく以前よりは濃厚ではない気もしますが、勘違いでも済まされるくらいの範疇。
スープは前回よりはアツアツでしたね(^_^)
ただ、麺が冷たい。
中太麺くらいの麺が冷えていると、つけ汁がアツアツでも口に運ぶ時には冷えてしまっていると妻。
早めに焼石を頼みましたが、それでも改善はしなかったとか。
前回より、スープを温かくしているのは努力の跡が見えて素晴らしいのですが、もしかしたら麺も一緒に温かくした方がこの弱点はより改善するのではないでしょうか?
つけ麺の味に関しては、妻は満足してました。
【とろとろ豚骨ラーメン】
トッピングはチャーシューが1枚、キクラゲ、青ネギ、白胡麻、小さな正方形の海苔といった所。
ドンブリは白色で、虎辰オリジナルのグレーの模様が入っています。
スープは白濁した極薄茶色の色調。
トロミも結構あります。
スープのところどころに、濃い茶色の香味油がかけられています。
麺は淡黄色の角打ち細麺。
食感は、こちらも細麺ながら、モチモチと表現したいもの。
加水率はおそらく高めでしょう。
豚骨と書いてありますが、スープは純粋な豚骨ではありません。
魚醤に入っているらしい、烏賊の風味が結構強く感じられます。
かけてある香味油にホタテが入っているとは俺にはわからなかったですが、また違う味わいが感じられてアクセントになっています。
スープでこんなに楽しめるとは思いませんでしたね(*^_^*)
このお店の材料に対するこだわりや、他の店がチャレンジしていない味付けの工夫など、俺は評価していいものだと思います。
ただ、後半は全ての味が混ざってしまい、味を楽しむという食べ方が出来ない上、ちょっと飽きも来てしまいました(^_^;)
メニューにはない替え玉(100円)も出来るとのことだったので注文しましたが、替え玉になんらかの調味料(魚介系の油・タレだと感じましたが)が、かかってはいるものの、替え玉をすることで薄まるスープや飽きのきたスープを変えるほどの量ではない・・・。
ラーメンのタレなどの味を変化させる物がちょっと欲しいと思いました。
つけ麺はリンゴ酢などを置いていますが、ラーメンにはありませんでしたから・・。
また、チャーシューはトロトロに煮込まれ美味しかったのですが、大振りとはいえ1枚だけだったのはちょっと残念(^_^;)
いや、でも満足できました(*^_^*)
接客の点数も前回は、オープン当初でモタモタしていた印象があり辛目にしてましたが、今回のちょっとワイルドなお兄さんは丁寧な応対をしてくださいました。
味に関しても、前回はヌルいという一点で辛目の採点をしていましたが、今回は1ランク評価を上げています。
元々それだけのポテンシャルは感じられたお店(*^_^*)
次回はちゃんぽんジェノバあたりを食べてみたいと思います。
★2012年11月初回訪問 つけ麺(3.4点)
地元諫早に新規オープンのつけ麺屋があると食べログで知りました。
これは行ってみねば、とさっそく訪問。
テナントは以前はリーズナブルな服屋が入っていた所でした。
その二階。
道路から見て、建物の裏側の階段から上っていきます。
駐車場は、このお店専用ではないのでしょうが、お店によると25台は停めれるほど大きなものがあります。
急な階段に、段差のある入口(階段下だけではなく、階段上のドアのところもです)。
居ぬきのテナントなんで仕方ないですが、残念ながら車椅子の方などは訪問できないお店でしょうね。
店内はオシャレです。
美容室っぽい感じの内装。
窓には「11月20日オープン」の張り紙が・・。あれ、15日じゃなかったのかな?
店員さんも20日オープンだと話されていました。
玄関には長崎のラーメン屋からの花輪もありました。
メニュー表を見ると、つけ麺だけではなく、豚骨や魚介ダブルスープのラーメン、創作系のチャンポンもあります。
正直悩みました。
結局こちらの売りであろう、つけ麺(700円で麺200g)を選択。
こちらはスープのダシである魚介系の材料(煮干し、焼アゴ、鰹節、サバ節)を長崎県産にし、麺も国産の全粒粉を使用しているとか。
いつもならば、ラーメン一杯に700円支払うお店のCPは辛目に採点しますが、これなら仕方ないかな・・とも思います。
こういうポリシーのお店は嫌いじゃないです♪
待つことしばし・・。
つけ麺が出てきました。
ドンブリもオシャレ。
白い陶器のドンブリには、何模様というのかわかりませんが、薄いエンジ色で円形の模様が入っています。
「KOTATSU」の文字も。
レンゲは黒。箸も黒。
麺は縮れた淡黄色の太麺で角打ち。
極太と表記されていますが、もっと太い麺のラーメンを食べたこともありますので、これで極太とは言えないかな
個人的には中太麺という印象。
しかし食べごたえはあります。
加水率は高めの印象で、モチモチとした食感。
スープも良く絡みます。
スープは濃い茶色で、少々粘度もありサバ節鰹節等のザラザラした食感があります。
豚骨ベースにイワシやアジの煮干し、焼アゴ、サバ節、鰹節、自家製帆立の香味油で作ったスープなんだとか。
俺の舌ではそこまでわかる訳もなく、濃厚な魚介系のダシが入っていることだけはわかります。
他のつけ麺屋みたいに濃すぎて飲めないってことはありません。
薄切りのチャーシューにぶつ切りの焦げたチャーシューもスープの中に混在。ネギやナルト、メンマもあります。
旨味も十分にあり美味しかった。
しかし・・・・
最初のひと口からスープがヌルイんですよ。
美味しかっただけに残念でした・・・。
時間が経てば経つほど、スープはどんどんぬるくなり、食べ終わる頃には冷たいスープで麺をすすっていました。
ちょっと作ってから配膳するまでに時間がかかったのかな?
そういや結構待たされましたし・・・。
ただ、もともとそういう温度のお店なのかも。
残ったスープには、カツオ出汁を入れて薄め、焼石を投入してたぎらせて飲むというやり方もありましたが・・。
これはそう美味しいモノでもなかったです。
俺が残ったスープの量に対して、ダシを入れすぎたのかもしれません。
「スープがヌルい。」という一点においてのみ、辛目に点数をつけてしましましたが・・・。
これはつけ麺好きな友人に言わせると相当な減点対象みたいなんで、人によってはもっと辛辣な点数をつけるのかもしれませんね。
普通にアツアツのスープであったならば、もっと高得点をつけれたと思います。
スープがぬるかったのは残念でしたけど、今後に期待が出来そうなラーメン屋さんが、また新たに地元に出来たという印象です。