『げんこつ家 過去ログ②』麺也さんの日記

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日記詳細

★2016年5月訪問(4.1点)

げんこつ家の営業時間が、本日6月6日から11:30~18:30までと延長されました。
夕方も食べにいけるのは嬉しい限りです♪

今回は、再訪までに2ヶ月かかりました。
こちらのお店のファンになってからは、初めてかもしれません。

●ラーメン大盛650円

スープはまだまだ澄んでいますね。
呼び戻しスープの濃度は、まだまだ2~3割という印象を持ちました。
が、これは先月の話であり、現在はほとんど元に戻っていると聞いています。
この5月上旬くらいであっても、日によっては濃さが出ている日もあったそうです。

表面に浮いている油は鶏油でしょう。
鶏の香りがプ~ンと漂います。
肝心の豚骨出汁の方ですが、サッパリとした出汁の旨味はしっかり出ていますが、呼び戻し的な濃厚さはあまり感じられません。
しかし、俺は好きですし、久しぶりのげんこつ家は美味いですね。

麺は、やはりスープに合わせてなのか、柔めの茹で加減。
中麺なので食べごたえがあります。

チャーシューは薄く周囲が茶色に色づいています。
以前のようなパリっとした食感を予想させる見た目でしたが、食感は普通でした。
少なめのネギと海苔は主張はありませんでした。

こちらに、呼び戻しスープの濃厚さを求めて来る人には、インパクトは弱いのではないでしょうか?
それでもこの日の店内は、お客さんが多かった。
このラーメンで良しとする人や、以前からのファンが通っているのでしょうね。

ご馳走さまでした。
次回はホント楽しみにしています♪★2016年1月訪問② 2月訪問(4.1点)

今回は2回分をまとめて報告。
大きな味の変化はなかったですし、これからはこのようなまとめて報告のレビューに移行しようと思っています。
まだ携帯の中にある、2月分の写真は後日ということで。

●ラーメン大盛(650円)

前回の黄色い発色が気になっていた麺でしたが。
あの時だけで、それ以降は通常の白っぽい麺にもどっていました。
せいぜい中麺サイズの畑瀬の麺ですが、モッチモッチとした食感があり、美味しいです。

チャーシューも変わらず美味しいです。
多めにトッピングされた青葱の色合いも鮮やかでした。

スープですが、これまた前回気になっていた酸味はなくなっており、一安心しました。
明るめの濃い茶色で、髄が多め。
一時期のように、スープを飲めば髄によってサラサラした飲み口がある、という程ではないですけど。

1月の訪問では、スープの旨味がやや乏しかった感じがありました。
この日は出汁が出尽くしていたのかもしれません。
スープにいつものような旨味があれば、満足だったのですけど。
同時にガッカリすることもないのが、こちらの魅力です。

それでも、ひさしぶりに連れて行った妻は前回ほどは感動していませんでした。
前回は確か1年くらい前。
あの頃は、こちらのお店のスープは当たりが続いていた時期でしたからね・・・。

2月の訪問では安定した旨さが、スープにはありました。
理想を言うと、もうひと伸びの旨味が欲しいところですが…。
最近、大当たりに出会わないなぁ、という想いもあります。

そして2月下旬。
またもスープが壊れてしまい、げんこつ家は臨時休業に入りました。
もっとも3月4日現在は、すでに営業を再開されています。
1週間ほどの休業であったようです。

が、再開後のスープは、これまた大きく変わっていました…。

★2016年1月訪問(4.0点)

今年初訪問の「げんこつ家」さんです。
今年は何回食べることになるのでしょう…。
30杯くらいかなぁ…、と予想。

●ラーメン大盛(650円)

この日のスープは、いつもより明るい茶色でした。
スープに上澄みがあるのは、いつもと変わりありません。

スープを一口啜ると、後味に酸味があります。
こういうのは初めてでした。
後半はいつものスープのように感じましたが、一月中旬頃に行かれた方には、同じように酸味を感じた人が他にもいらっしゃいました。

また、麺も柔めの茹で上げで珍しかったです。
いつもは白っぽい麺が、淡黄色でした。
黄色の発色がいつもより強い上に、柔い麺でしたので、麺を変えたのか?と思ったくらい。
しかし、いつもの麺であったようです。
佐賀市内のお店ならば、同じ畑瀬食品の麺であっても、出来てすぐの麺のためか、こういう黄色っぽくて柔らかい麺にあたることが多いんですけど。
げんこつ家さんは真空パックのためか、白色であまり発酵していないような麺でしたので、ちょっとしたレアケースでした。

チャーシューは、相変わらず薄切りながらも美味なモノでした。
ご馳走さまでした。

★2015年12月訪問②(4.1点)

2015年最後の「げんこつ家」は、閉店間際ギリギリでの訪問でした。

この日はもう出汁が出切ったと判断されたのでしょうか?
待ち時間は大丈夫かと聞かれた後、別の釜から小振りの丸鶏を2尾、釜に入れて出汁を取ってくれました。(←後日判明しましたが、しっかりと肉のついた鶏ガラでした。)

鶏ガラではなく、丸鶏であったことにちょっと驚きました。
以前、鶏油の風味が強かった時は、丸鶏予想もしていましたが。まさか本当にそうだとは。
ただ、こういうお店は創意工夫を常にしておられます。
現在は丸鶏を使ってみよう、って段階であり、以降の変更もガンガンにあると思います。

●ラーメン大盛(650円)

スープですが、やはり閉店間際のためか、アップ系・ダウン系ともに深い深い旨味というものはないです。
が、充分に満足できます。
先程投入された、鶏の風味は結構感じ取れました。
もうちょっと鶏出汁が強目でも俺はOKだったので、この後食べた客のラーメンの方が、より美味しかったかもしれません。

麺はちょい柔で仕上げられていました。
珍しく、湯切りが微妙に悪い感じもありました。
でも、不満はないです。

青葱。時間の経過のためか、やや色が悪いです。
海苔は味海苔とまでは思わないですけど、やっぱり焼き海苔とちょっと違う海苔です。

チャーシューは相変わらずの美味♪
サクっとした歯ごたえがありながらもやわらかい。
脂身ほとんどない、赤身部分のみのチャーシューなのに、なぜこんなにも柔らかい食感に仕上げられるのか不思議です。
チャーシューを煮ている、醤油具合も美味しい。
チャーシューの煮汁をタレに転用されていると思うのですけど、それがラーメンに一体感が出ている要因なのかもしれませんね。

ご馳走さまでした。
2016年も期待しております。

★2015年11月訪問(4.0点)

●ラーメン大盛(650円)

いつものオーダーです。

見慣れた、薄切りの不定形チャーシュー3枚に、青葱、海苔のトッピング。
海苔は最近ちょっと変わったのでしょうかね?
焼き海苔とはちょっと違う風味の海苔。
味海苔ではないんだけど、なんとなく風味は味海苔に似ているとも感じます。

麺の茹で加減は、いつものごとく硬くも柔くもない、絶妙な普通麺です。

スープには、細かな油の粒子と、白い浮遊物が浮いています。
前回、油の粒子が芸術的な紋様を作っている時が無くなってきた、と書きましたが…。
薄茶色のスープは、ともすると、扁平な色合いとも見える色合いです。

スープを一口啜ると、塩味は強めと感じます。
が、それを感じるのは前半のみで途中からは慣れてきます。
鶏油の風味も、強めに感じるスープでした。
沈殿する骨粉の量は、以前のように多いとも感じない量でした。

ジンワリとした旨味ですけど、以前のようなそのダウン系の旨味がビンビンする訳でもない。
美味しくて満足はするのですけど、やはり休業前の状態には、まだ一歩戻っていない印象です。

営業再開後は、これくらいの旨味のスープが続いています。
もうしばらくは、これが続くのだろう、と思ってもいましたが…。
この次の訪問では、良い方向に期待を裏切られました♪

★2015年10月訪問③(4.0点)

最近は女性のバイトさんを雇われており、店主さんはラーメン作りに専念されています。

この日もラーメン大盛を注文。
大盛の麺は、畑瀬食品の1.5玉と考えられますので、約180gという所でしょうか?

並ラーメンですと、こちらの決して小さめではない丼に、なみなみに近いくらい入ったスープが余ってしまうので、俺はラーメン大盛を好んでいます。
チャーシューメンも悪くはないのですが、今度はチャーシューが多過ぎるように感じるので、これまたあまり頼みません。

●ラーメン大盛(650円)

いつものチャーシュー3枚に、海苔、青葱のトッピング。

スープは、上澄みのある薄茶色で、中小の油の粒子と、白い浮遊物が浮いています。
最近思ったのですが、以前のような複雑深遠な油の紋様を見なくなったな、と。

スープを一口啜ると、出汁感はなかなかのモノです。
こちらの店主が出汁重視なのがわかる一品。
これを、旨味調味料などは使わず、骨だけで抽出しているんだから凄いと感心してしまいます。

が、同時に感じるのは、それでも以前よりはベーススープが軽い事。
旨味の重厚さが休業以前に比べると、ちょっと欠けるように感じます。
が、重層性の旨味はいずれ戻ってくるもの、と思っています。

今日のチャーシューは、周囲があまり色づいていませんでいた。
このためか、味があまり付いてはおらず、最近の美味チャーシューではなかったのが、少しだけ残念でした。
ま、チャーシューは俺にとって、オマケでしかないのですけど。

ご馳走さまでした。

★2015年10月訪問②(4.0点)

●ラーメン大盛(650円)

オープン直後に訪問しました。

今日のスープは、前回よりやや薄く、油分も少なめと感じます。
スープの油の粒子が少なく、澄んでいます。
丼の底に沈む、骨粉もやや少な目でした。

前回のようなアップ系の旨味は、あまりありません。
今日のスープはややハズレたかな、と思いましたが。
こうなると営業再開初日のスープがどれだけのモノだったのか?と、気になります。

麺はいい茹で加減でしたが、後半はやや伸び気味となっていました。
今回はオープン直後だったためか、青葱が実に青々としており綺麗でした♪

最近、海苔はどのお店でも最初に食べるようにしています。
微細な風味は、後半になると感じれなくなりますので…。
やはり海苔に風味のある店、ない店がありますね。
げんこつ家さんの海苔は、風味を感じるタイプでした。

前回よりはちょっと物足りないものの、それでも充分満足できる味わいです。

この日は平日の昼間。
まだ12時前です。
それでも、客がどんどん入ってきていますし、「どこに店があるのか?」という問い合わせの電話まで、お店にかかってきています。

「美味しいけど客が少ない」という、去年の状況とは大違い。
閉店しないか、心配すらしていたんですけど、杞憂であったようです。
ホント有名になってきた…、というか「知っている人は知っている」お店になってきたんだなぁ…と、思わず感慨に耽ってしまいました。

★2015年10月訪問(4.1点)

無事に営業再開となった「げんこつ家」。
この2ヶ月間、こちらのラーメンを食べる事が出来ないという状況は辛かったです。

このタイプのラーメンを頂くならば、片道2時間かけて佐賀県まで行くしかないのですけど。
スープコンディションでの味の影響の大きい豚骨ラーメンは、有名店で食べたからと言って美味しいとは限らない…。
比較的近所にあるこのお店の存在は貴重で、俺にとってなくてはならないお店になってしまっています。

●ラーメン大盛(650円)

いつものオーダー、いつもの麺の茹で加減はお任せ。
佐賀ラーメンタイプのお店ですけど、デフォルトの茹で加減であっても、絶妙なコシのある麺を提供してくれるお店ですので、安心してお任せが出来ます。
最近は、客が多くても茹で過ぎるという事がありません。

逆に、デフォルトがヤワ麺であることが多い佐賀ラーメンを食べ慣れている人には「カタい」と言われるらしいですけど…。
この日も、麺は言う事がありませんでした。

スープは美味しいです。
このお店の売りである、出汁の旨味が出ています。
以前のような、沈み込むような旨味っていうよりは、伸びのあるアップ系の旨味。

スープからは、フレッシュさも感じます。
以前は、ある意味古さを感じるスープだったのですけど、そういう部分は無くなっていました。
濃厚さも以前よりは感じませんが、一時休業前のスープに戻ってきていると感じます。
スープの色合いは、まだまだ以前ほどの濃さがありませんけど、それでも前回(9月)訪問時とは、味も見た目も別モノとなっていました。

周囲が薄茶色に色づいたチャーシューは、シットリしつつも、食感はザクっとたもので美味しいですね。
味も結構しっかり付けてあります。
最近、こちらのチャーシューが美味しくなってきています。

食後に、美味しかったと店主に伝えました。
「昨日の方が出汁出てましたよ。(今日は)まぁ食えはしますね。」との返答。

…このラーメンで「食えはしますね。」ですか。
この人の理想は、本当に高い。

ご馳走さまでした。

★2015年8月訪問(4.1点)

現在臨時休業中の「げんこつ家」。
明日より再開との情報が入ってきております。⇒16日のみ営業し、また臨時休業に入りました(涙)。

お盆前に実は訪問していました。

●ラーメン大盛(650円)

スープの表面に数ミリの油の上澄みがあり、混濁具合はいつもと同じようですが…。
今回はスープの茶の色合いが、明るい感じがあります。

スープは美味いです。
でも前回が良かっただけに、落差を感じます。
それでも、呼び戻しの財産があるので、チープなスープになることはありません。

麺は珍しく結構柔く茹でてありました。

トッピングですが、薄切りのチャーシューは4枚。
周囲が明るい茶色に色づいおり、綺麗な極薄茶。
酸化とは無縁のチャーシューでした。

この後、お盆に三連休された際にスープがダメになってしまい、この一カ月は作り直しをされていたようです。
フレッシュなスープとなっての営業再開でしょうが、楽しみです。

★2015年7月訪問(4.5点)

ラーメン遠征ばかりをしていた7月。
久しぶりの「げんこつ家」訪問でした。

いつもの「ラーメン大盛」をオーダーします。
麺の茹で加減は、安心してお任せです。

●ラーメン大盛(650円)

いつものトッピングのラーメン。
スープは、やや茶色が強く感じます。
濃茶色で、上層には油の上澄みがあります。

一口啜ると、じんわりとした滋味深い味わいのスープ。
沈み込むような、深い、ダウン系の旨味がありました。
間違いなくこのお店が、佐賀や福岡の名店に引けを取らない事が、このスープからわかります。
あまりの旨味に、唸ってしまいます…。

スープの油分は、今日は高め。
ちょっとスープを放っておけば、膜が張ってしまうでしょうね。
鶏油系、鶏ガラ由来と思われる油を感じます。

スープのスタートダッシュの美味さは、素晴らしいレベル。
ただ滋味っているので、最後までグイグイ食べさせる力は弱いのかもしれません。
それでも十分満足出来ますが、旨味の流れとしては高→低へと、勾配があるようにも感じます。

麺の茹で加減は最高・申し分なし。
柔くもなく、かと言って硬くもない、わずかに芯があるけど決してカタメンではない、絶妙な茹で加減です。
店主の麺上げの技術も素晴らしいですけど、畑瀬食品の麺もとても美味しいです。

青葱の鮮度が良く、香りも良いものでした。
海苔はそう風味はありませんでしたね。

この日の一杯は、滅茶苦茶美味しかったです♪♪

★2015年6月訪問③(4.3点)

●チャーシューメン大盛(800円)

今日のスープは、いつもよりもやや薄茶色のように見えます。
油の粒子は浮いてますけど、まだら模様の油膜等は無し。
上層は透明の油に分離しています。

多層性の旨味があるタイプのお店ではありませんが、ジンワリと染みるような味わい深い旨味が特徴のスープです。
久しぶりの訪問だったためか、かなり美味しいと感じる一杯。

また、スープが美味しいだけではなく、スープ・麺・トッピングのバランスがイイと感じるお店です。
今回の麺は、後半ちょっとノビていましたけど、許容範囲内のノビです。

チャーシューは脂身の少々ついた肉が十数枚。
いつも思うのですが、俺にはこの枚数はちょっと多いんですよね^^;
連れがいて、分けてあげれてたら、丁度好い位の枚数に調整出来るのですけど、一人で食べるとなるとちょっとキツイかな。

故に、俺の一押しは「ラーメン大盛」です。
おにぎりも美味しいですけど。

ご馳走さまでした。

★2015年6月訪問②(4.3点)

閉店間際に、滑り込むようにして訪問しました。

●ラーメン大盛(650円)

薄茶色の色合いで、油の粒子が散在したスープです。
スープの表面は、透明な油が分離した層が数ミリくらいの厚さであります。

チャーシューは不定形のものが3枚と、青葱、海苔という、いつものトッピング。

この日のラーメンは、麺もスープも申し分ない程の美味しさでした。
前回あった油分の物足りなさも、今回はありませんでした。
「美味しいラーメンを頂いた」という満足感も、相当なものがありました。

ただ、今回はスープの塩味が強かったです。
今までにない位の塩分濃度でした。
例えるなら、隆砲ラーメンくらいの塩辛さ。

ま、塩が強い方が美味しくはあるんですけどね。
ちょっと気になりました。

ご馳走さまでした。

★2015年6月訪問①(4.0点)

●ラーメン大盛(650円)

スープは油膜の模様が少ない、やや赤みがかったように見える茶系。
この色合いは一昨年くらいに、時々見られていたのを思い出します。
写真でもそう赤く発色はしていませんので、一昨年ほどではないですけど。
最近は髄からもフレッシュさを感じる事が多いので、豚骨の鮮度が上がっているのでしょうね。
おそらく4月頃に、大幅にスープを変更したっぽいのは前述の通りです。

今回は青葱の色合いは良くはありませんでしたが、海苔の風味が良かった♪
普段はあまり感じませんが、この日は何故か気づきました。
肉の下味の塩気も美味しかったです。

スープの旨味は、正直こちらのお店にしてはイマイチな方。
勿論、このお店のスープと比較したらの話であり、満足するクオリティはキープしています。
油分の物足りなさもありましたね。
もう少し油っ気が欲しかったと感じました。
たまたまかもしれませんが、芸術的ともいえる紋様を油が描いている時は、スープも当たりますからね♪

こちらのお店は、お客さんの年齢でも油分調整をされています。
若い人には油分を多くし、そうでない方には普通に提供するそうです。
こういう配慮は素晴らしいと感じますね。

麺は美味いです。
いつも通り、食べ応えがありますし、茹で加減も申し分なし♪
ただこの日は、、ちょっとだけ麺とスープのマッチ感が無かった感じもありました。
麺のスープの持ち上げが悪かったのかな?

★2015年5月訪問②(4.3点)

●ラーメン大盛り650円。

この日は実にラーメンの写真が上手く撮れました。
携帯で撮る時は、画質や色合いに不満があることが多いのですが、それが無かった♪
が、パソコンの画面でみるとそうでもないですね…。
やっぱりデジイチで撮って、ラーメンの画像を残したいお店です。

スープの色合いは、前回と同じく油で上澄みを成している、薄茶色の色調。
油の粒子による、斑模様はほとんどありませんが、やはり色調から期待させてくれます。
チャーシューは中心がやや薄桃色が残っている、綺麗な色合い。
青葱の鮮度もよく、海苔も黒緑色に輝いています。

見ただけで美味しいのであろうことは予想できましたが、期待を裏切らない出来です♪

そしてやっぱり美味かった!
前回と同じく、髄感のない飲み口のスープは、アッサリながらも分厚い旨味があります。
秀逸なスープを、堪能させていただきました…。

茹で方指定なしの麺は、しっかりとコシを残した絶妙な茹で加減。
佐賀の柔麺が好きなタイプには、硬いと言われそうなくらいですけど、俺はこれくらいが一番好きです。

最近なかなか訪問することができないですが、やっぱり週1で訪問したいお店ですね♪
御馳走さまでした。

★2015年5月訪問①(4.3点)

●ラーメン大盛り650円。

隣りの客の食べるラーメンの匂いが良く、期待して待ちました。

見た目はそう以前と変わった印象のないラーメン。
スープは茶系の色合い。
上澄みには油膜が数ミリ張っており、浮かぶ油の粒子の模様も期待させます。

スープを啜ってまず気づいたのは、髄の無さ。
いつもはサラサラと喉ごし・口当たりを感じる髄感が、今回は無くなっていました。

スープは以前よりアッサリとしていますが、旨味はシッカリあります♪
多層性ではないですけど、厚みのある旨味。
「来たー!!」と、ガッツポーズをしたくなるような気分になりました(笑)。

後半からわずかな髄の飲み口を感じましたが、ドンブリの底に僅かな赤茶色のフレッシュな骨粉が沈殿しているのみでした。

スープの路線変えたなぁ。
色合いは違うものの、黄色みがかってあっさりとしてて鶏油の風味もあった昨年末までのスープに戻ったかのような印象。

普通麺はしっかりコシを残した茹で加減。
チャーシューは、味付けなしのペラっとしたのが3枚。
青葱は色も風味もイイものでした。

髄が多く、醤油(もしかしたら塩)で味の調整をして一見濃厚なんだけど、旨味が少々物足りないというスープが最近続いていたんです(いま思えば、三月頃の点数ってやや甘め採点してますね。)
そういう最近感じていた不満な部分を、キチンと修正してきたと感じる一杯♪
メッチャ旨かったです!

★2015年4月訪問(3.9点)

●ラーメン(550円)

この日のラーメンは、今までで一番旨味が少ない感じがしました。
当然不味いラーメンがこちらで出るはずはないし、好みの系統ですからそれなりに美味しくはあります。
が、いい日のげんこつ家のラーメンと比べると、どうも・・・。

タレは多めにしてあるようで、一見濃い目のラーメンのようにはなってますけど、醤油系の味が濃いだけで一時期の深い旨味がほとんどありません。
夜営業を始められた頃から、旨味に関してはちょっと気になっていたのですが、今までは味の調整でうまくまとめられてもいたんですよね。

こうなると12月中旬までの、「タレは薄いけど出汁は満足」ってタイプのスープも懐かしくなってきてしまいます。
俺の気分的な問題かもしれませんが、あの頃よく見た芸術的な油の紋様も最近はとんとみかけない気もします。

店主がこの事に気付いていない訳はありません。
一時的なものだとは思っていましたが、4月の時点ではかなり心配していました。

が、こちらが非凡なラーメン店であることを、この次の訪問で改めて思い知らされました…。

★2015年3月下旬訪問(4.2点)

男は長崎という砂漠の中の一粒の砂であり、基本千円以上の現金を持ち歩かない、孤独で吝嗇な男だった。
決して、財布の紐を細君に握られている訳ではない・・・はずだ。

男は長崎県雲仙市千々石町丙1457-1 「げんこつ家」の前に立っていた。
国道57号線の前に佇むそのお店の前には、「営業中」の幟がはためいていた。

男は店に向かう車中、どのラーメンを注文するか脳内シミュレーションをしていた。といってもこのお店には、「ラーメン」と「月見ラーメン」と「チャーシューメン」しかないのだが・・・。
脳内シミュレーション(以下NS)の結果は「チャーシューメン大盛」であったが、男の懐事情がそれを許さなかった。

男が暖簾を潜ると、店内はほぼ満席であった。
「ラーメン大盛。麺は普通で。」と注文する。
いや、「麺は普通で」とは言わなかったかもしれない。
カタメン至上主義だった以前とは違い、お店に茹で加減を任せるのが、男のマイブームであった。

チャーシューが3枚、海苔が一枚と青葱が盛り付けてあるラーメン。
濃い茶色のスープから立ち上る湯気から、ぷぅんと豚骨の匂いが鼻腔をくすぐる。
醤油の味が強く、飲み口の髄感も強いスープだった。
旨味も、このお店にしてはやや不満ながらも、結構ある。

男は思った。
「おいしいなぁ」

畑瀬製麺の麺は、今日も畑瀬製麺の麺であった。
つまりは「おいしいなぁ」と思う麺だ。
普通麺で注文したが、この日はなぜかカタメンであった。
マイブームの意味がない。

スープまで飲み干した後、男は「お会計!」と高らかに声を発した。

カウンター横のレジで、百円玉を6枚と十円玉を5枚店主に渡した。
「良かった、ギリギリ足りた。」・・・という心の内を店主に見透かされないよう、男は努めて冷静を装っていた。

今月四回目の「げんこつ家」は満足であったが、「最近通い過ぎて、顔を覚えられてしまったかもしれない・・・。」という一抹の不安が、男の頭の片隅をよぎった。
店主に「コイツ、よく来るなぁ。『私の血の半分は、豚骨スープで出来ています』とか思っている莫迦じゃなかろうか?」と思われていないかが心配であった。

でもそれは杞憂であろう。
なぜなら店主も、元はラーメンマニアだったらしいのだから。

男は、橘湾からの風の吹き荒ぶ、桜満開の店の外へと消えていった・・・。

★2015年3月下旬訪問(4.5点)

再度、夜営業に訪問しました。

●ラーメン大盛(650円)

茹で方指定なしの麺は、ちょっとだけ芯のある固さで好みの食感です。
さすがの茹で加減♪

スープは濃茶で、表面に細かな油の粒子があります。
色合いのとおり、髄濃度が高く、醤油も強い味わいです。
しっかりとした、芯があるかのような旨味を感じます。

前回、こちらにしてはちょっと旨味が物足りなかったスープが、今回はもちなおしていますね。
印象としては、出汁スープから当たった訳ではなく、店主さんが色々調整したような味の濃さでもありました・・・。
その調整が、上手くいったように感じるスープでした。
出汁スープの出来としては、ちょっと当たりとはいえないのかもしれませんが、総合的には美味しくなっています。

ご馳走様でした。

★2015年3月中旬訪問(4.1点)

当初の予定より少し遅れましたが、3月17日より「げんこつ家」さんが夜の営業を開始されました。
夜の「げんこつ家」のラーメンも食べたかったので、すぐに訪問♪

初訪問の第一印象は・・・「看板が暗すぎる」という事・・・。
赤色灯に照らされているだけの看板は、光量が足りない印象ですし、幟には光があたらず暗闇ではためいています。
営業しているとは、気づきにくいかも・・・。

●ラーメン大盛(650円)

サーブされたラーメン。
立ち上る香りが、いつもとちょっと違います。
一瞬ふわっと来た香りが、かぐわしくはなかったですね。
色合いも濃茶であるのはいつも通りですが、やや単調な色合いのようにも見えます。
店主も自信なさげな事を仰っており、「今日はハズレかも・・・」と、さすがに思いましたね。

でも、スープを啜ってみると全然悪くはありません。
旨味の奥深さこそ、物足りない感じはあるものの、十分に美味しいラーメン。
麺もシコシコと固めの茹で加減で、食感がいいです。
海苔も香しいし、青葱だって鮮度が良いものでした。
チャーシューも変わらず美味しい。

確かに、スープが当たりの日ではなかったです。
でもハズレでもなかったですね♪

ついこの間までは、日曜日に訪問するしかなかった、こちらのお店。
日曜にお休みを振替されたら、お預けされた犬のような状態になるのもザラでしたが・・・。
夜の営業開始で、今までより訪問しやすくなりました♪
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