この口コミは、麺也さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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昼の点数:3.3
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~¥999 / 1人
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料理・味 3.3
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|サービス 3.5
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|雰囲気 3.5
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味3.3
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| サービス3.5
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| 雰囲気3.5
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク- ]
お店の情を感じるボリュームの「レジェンドラーメン」
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ラーメン600円(2,017.6)
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ラーメン600円(2017.6)
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ラーメン600円(2017.6)
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店舗外観(2017.6)
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お店近くの球磨川(2017.6)
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お店近くの球磨川(2017.6)
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国宝青井阿蘇神社(2017.6)
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2017/07/19 更新
十年以上前からその名前を知っていた有名老舗ラーメン店。
後に有名店を開業する事になる弟子を次々に輩出してきたこちらは、まさにレジェンド的な存在のラーメン店だと思う。
ラーメンのビジュアルも真っ黒。
他の熊本ラーメンのお店とは、マー油使いの振り切り方が違う。
ずっと行きたいと思っていた名店であったのだが、人吉という立地のために今まで訪問する事が出来ないでいた。
今回の熊本遠征の最大目標はこちら「好来らーめん」だった。
人吉の「天琴」を出発し、人吉市の中心部に向かうが、10分前後くらいで好来に到着した。
古さを感じる外観で、これが名を轟かせたお店とはちょっと想像しにくいが、まぁラーメン屋あるあるの範囲内。
駐車場は店舗前にも2台程あるが、ほんのちょっと離れた場所にも看板があったような気がする。
お店に入るとテーブル席のみの店内。
先客が数名ラーメンを啜っている。
確かに大盛のラーメンではあるが、モヤシがこんもりと盛られている以外は、普通の大盛に見え一安心した。
場合によってはラーメン仲間とのシェアをする必要もあるのではないか?という可能性も考えていたからだ。
噂の通り、店内にメニュー表はない。
サイドメニューのないラーメンだけのお店で、大盛も替え玉すらも無いから表示する必要性も然程ないのだろう。
お弟子さんらしき若い男性が「○杯でいいですか?」と人数分のラーメンの確認に来られた。
この方も、いずれは有名店の店主になられるのかもしれない。
値段は先行レビューを読んだ限りでは550円が多かったが、600円と書いてたレビューもあった気がする。
値上りしていても650円だろうと思いつつ、注文した。
●ラーメン(600円)
先客の食べているラーメンをみて、大方のサイズ感の予想はついていたが、やはり間近で見ると大きい…。
鮮度の良さそうな真っ白い芽付き・根付きのモヤシがこんもりと盛られ、綺麗な脂身のついたチャーシュー2枚とキクラゲのトッピングのラーメンだ。
スープは黒色だがそれ一色ということはなく、明るめの茶がわずかに混在している。
マー油らしいニンニクの欠片などもあり、後半は濃茶の混濁もある黒色といった印象。
麺は中~中太の黄色麺。
スープを一口啜る。
想像していた強烈なマー油の風味は、意外にもなかった。
というより、ちょっとビックリするくらい軽いスープだ。
マー油の風味はあるものの、ベースはドッシリ感がなく、旨味もほとんど感じられない。
初回訪問のラーメンでは大事なインパクトが、俺には皆無に近かった。
幾ら連食のラストとはいえ、訪問してラーメンを食べるスタート時の味覚は結構フラットなのだ。
前半だけは空腹時ほどではないとはいえ、そのラーメンの良さを理解できる位ではあるのだ。
そうでないと食べる意味ないし。
食べ始めであっても、このスープのアッサリさ(というのか?)には拍子抜け感があった。
次にトッピングと麺を味わう。
チャーシューは適度に厚切り。
味付けはされていないが、脂身が甘くて美味しいチャーシューである。
おそらくほとんど煮豚に使ってはいないと思われ、肉に旨味が残っていた。
チャーシューは絶賛クラス♪
こんもりと盛られた新鮮なモヤシのシャキシャキ感はよかった。
芽付き・根付きのモヤシであったが、前者は茎部とは別の食感の良さが時々プラスされていたし、後者は食べにくいという事もなかった。
キクラゲもあったのだが、ほとんど印象には残っていない。
自家製と聞く黄色麺だが、最初は中麺であったのだが後半はスープを吸って中太麺に変貌していた。
加水率は不明。
食べるのに一生懸命で覚えてもいない。
というかスープを吸った後半からは、ラーメンの麺とは感じなくなってしまった。
「俺が食べているのはチャンポン麺なのか?」と食べながら思ってしまう、太さと柔らかさ。
大盛とは聞いていたが、ドンブリのサイズ以上に麺が入っている。
麺も太いが、想像以上に麺量も多いのだ。
店主が、片付けのため近くに来たので、麺量を尋ねてみた。
「2玉入ってますよ。」
そして、フードファイト状態の俺らを見て、「どっかで食べてきたでしょ。」と少し苦笑いをされていた。
例え嫌いな物であっても、食べ物を残すのは大嫌い。
このラーメンの材料となっている動物の生命、生産者・調理者の苦労。
それを考えると、食べ物を残すなんて出来る訳がない、と思ってしまうタイプの人間なのだが。
…そろそろ本格的にヤバくなってきた(汗)。
初のラーメンお残しか??
ラストスパートのため卓上調味料2種に頼る事にする。
唐辛子を入れて食べてみるが、辛味がプラスされる感じ。
胡椒は…、スパイス感がプラスされた。
…食べやすい味変には全然ならねー(大汗)。
「これは食えないや」とか何度か頭の中に浮かぶが、それでもなんとか…なんとか完食した。
店を出た後は、あまりの腹満感に車に乗ることなどできず、渓流「球磨川」までちょっと歩いて気分転換をしてみた。
当然、それで体調が良くなる訳でもない。
長崎までの長距離移動など出来る訳もなく、なんとなく目についた「国宝青井阿蘇神社」に参拝して時間を潰した。
禁断の手法(リ●●ス)も使って、なんとか激烈な腹痛などは起こす事なく済ませる事が出来たのだが…。
反省しかないな、今回は。
こちらのラーメンの量をちょっと舐めていた。
そしてそのお店を、食べ歩きのラストにしてしまうという愚挙。
せめて3軒目にすれば、そこで満腹・ラーメン遠征終了と平和に終わっていたはずなのに…。
落ち着いてから好来のラーメンについて再考してみる。
通常のラーメンは、麺料理と言いながらフォーカスされる1番はスープ。
ラーメンはスープを味わうための料理と言ってもいいものだ。
だがこちらの好来らーめんはちょっと違う気がする。
麺や大盛のモヤシと美味チャーシューがメインであって、スープはつけ汁的に味わうラーメンなのだろうか??
例えば、博多のガンナガのように。
多分そうなのかもしれない…。
ただ600円でこれだけのボリュームを出されている事には、感嘆するしかない。
「麺は2玉」「モヤシはタップリ」「チャーシューは上質」
この一杯で客に満腹になってもらおう、という店主の情を感じる。
そういうラーメンを出すこのお店には、自然と頭が垂れる想いがする。
連食で食べに来た俺等が馬鹿だっただけなのだ。
おそらく2度とラーメンの食べ歩きで、こちら好来ラーメンを訪問しないだろう。
ただ、家族で人吉に遊びに行く事があれば、こちらのラーメンを頂く事は今度も充分にあると思う。
レジェンドのラーメンを家族にも味わって欲しいからだ。
当然、人数分より少ない杯数で注文してシェアする事になるとは思うが…。