麺也さんが投稿した来々軒(福岡/宮若市その他)の口コミ詳細

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掲載保留来々軒宮若市その他/ラーメン

1

  • 夜の点数:5.0

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2016/04 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

透明度と深遠な旨味のある清湯豚骨ラーメン…!!!

★2016年4月初回訪問

この時の北九州ツアーの〆は、こちらのお店にしました。
透明度の高いスープが、この1年位ずっと気になっていた「来々軒」。

宮若に到着したのは夕方でした。
駐車場がないかお店に確認すると、目の前の「宮若コミュニティセンター」に駐車して良いとの事。
そちらに駐車して、お店に向かいます。
駐車場のツツジが見ごろで、とても綺麗でした。

外観はレトロです。
現在の屋根はトタンで覆ってありますが、あれ下は藁葺じゃないのかな?
が、お店に入ると、古いながらも清潔感のある店内。
頑固オヤジが一人で営業しているのかと思ったのですけど、店内は広いし、男女の若者スタッフも2名いらっしゃる。
30代後半~40歳前後の、昔の俳優さんのような爽やかな男性が、店主かどうかはわかりませんが、主な調理者のようです。
高齢女性のスタッフもいらっしゃいましたが、その方の母親かどうかは不明です。
イメージと違い、店の規模は予想よりも大きかったです。

ラーメン専門店という訳ではなさそうです。
オデンも煮えていましたし、チャンポンや、焼き物・炒め物などのサイドメニューもそれなりにありますし、アルコールも置いてあります。
夜からはお爺ちゃん仲間の飲み会が開催されるようでした。

勿論、俺の目的はあの透明スープのラーメンですので、そちらをオーダーします。

●ラーメン(530円)

サーブされたラーメン。
雷紋の描かれた、シンプルな白い丼に入って提供されました。

事前情報でわかっていたとはいえ、その透明度には驚かされます。
ここまで澄んだスープとは…。
全くの無色透明という訳ではなく、肉汁の生成りの色が、僅かに、仄かに、混じっているような色合いをしています。
大小の綺麗な油の粒子が浮いており、キラキラと輝いていました。

トッピングはチャーシュー、メンマ、青葱、きくらげ。
麺は細麺~中細麺の白色です。

ひと口スープを啜ると、驚きました。
美味い…。
深い…、深い旨味のスープでした。
よく出汁が美味しいお店というのは、何段階にも変化するような伸びのある旨味を、突き抜けるような上方へ感じたり、沈み込むように下方へ感じたりする事があるのですが…。
そういう数段変化のある伸びのある旨味というよりは、一段階だけなのですけれど、それがとにかく深い。

北九州の濃厚系豚骨を3軒食べた後の訪問でしたし、期待をしていたとはいえ、それでもそこそこ美味しいくらいのお店だと予想していました。
それなのに、美味しくて笑みがこぼれ、口からは自然と「うめぇ…。」と声が漏れていました。

今日食べた3軒はどこも美味しかったのに、4軒目に食べたここが一番美味しい!
普通は連食した日の最後に食べるお店は、満腹感というハンデがあるモノなのに、それを微塵も感じませんでした。

このスープには、柔らかく茹で上げられた麺が合います。
柔らかな食感の麺にも、不満ひとつありません。
どこがどう違うとは上手く言えないのですけど…、こういう白色ストレートのヤワ麺を出すお店はあちこちにありますが、その中でもこちらの麺はとても美味しいと感じます。

トッピングに至っても完璧と感じました。
青葱は新鮮なものですし、キクラゲも食感が良い。
ダシブタのようですが、薄切りでパリっとしたチャーシューも美味。
そして、特筆すべきはメンマでしょう。
薄切り角形のメンマは、珍しいと思いました。
他店のような既製品感やクセのある味などはありません。
この薄切りタケノコの、食感が素晴らしいと感じるメンマでした。

スープ・麺・トッピングの相性は完璧でした。
このスープに合うモノを、追究されたのではないでしょうか?

あまりの満足感に、1時間くらい時間潰して、もう一杯食べに来ようか?と本気で考えたくらいでした。

ゲンコツのみを数時間炊いたスープだと教えていただきました。
炊く時間は、4~5時間とも6~7時間ともとれる言い方でしたが…ある時間を超えるとやはり濁ってくるそうです。
それにしても、あのゲンコツをどう炊いたら、こんなに旨味の素晴らしい出汁が出るのでしょうか?
不思議でなりません。

飯塚市の「来来」の修行先ではないか?と思っていたのですけど、これは違うとのこと。
「よく言われますけど。向こう(来来)はうちに食べに来た事があるとは聞きます。」という返事でした。
修行先ではないのでしょうけど、相当な影響をこちらのお店に来来は受けているのではないでしょうか?
来来店主の、嗜好の変遷を聞いたことがありますので、そう思ってしまいました。

それにしてもこれ程のお店が、無名に近い状態で埋もれているとは…。
九州の地は、他にも知られざる名店が、きっといくつもあるのでしょうね。

夕方一番という、夜営業の出汁が出ている時間帯の訪問だったのかもしれません。
それにしても、とんでもなく美味しい一杯でした。
ご馳走さまでした。
また、近いうちに再訪します。


  • ラーメン530円(2016.4)

  • ラーメン530円(2016.4)

  • メニュー(2016.4)

  • 店舗外観(2016.4)

  • コミュニティセンターのツツジが綺麗でした。(2016.4)

2017/05/08 更新

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