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夜の点数:4.5
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 3.0
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|サービス 5.0
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|雰囲気 5.0
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 3.0
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[ 料理・味3.0
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| サービス5.0
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| 雰囲気5.0
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク3.0 ]
世界一「すかたんな」居酒屋
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2014/09/07 更新
ついにこの恐ろしい店を世間に公表する日がやって来ましたか。
私の胸の中で封印し、墓場まで持って行こうと思っていましたが、
やはり世間様には「真実」を知ってもらわねばなりますまい。
そのおぞましい恐るべし真実を・・(汗)
まあ簡単に紹介すりゃ、本町駅の構内の奥まった場所にある
狭っ苦しい立ち飲み屋ですわ。まあこれだけなら別にその辺にある
さして珍しくもない店なんでしょうけど。
まあ何ちゅうても・・・マスターですな、この店は。
さて、どの珍道中からいきましょ。
まあさしずめお客とマスターとのこんなやり取りから行きましょか。
あ、最初に言うときますけど、この店の正式タイトル、「たこ焼き居酒屋 ぼちぼち」
ですので・・それ取り敢えず覚えておいて下さいね。
ある日の夜、いつもの様に常連で賑わう店。
この客はそろそろ常連になりかけてるレベルかな?
しかし、まだこの店の「真髄」をご存知ない模様。
客:「マスター、何かアテちょうだい。取りあえずたこ焼き頼むわ、たこ焼き。」
マスター:「たこ焼き? そんなんないで。」
客:「あ・・今日たこ焼き出来へんのかいな?」
マスター:「いや、うちたこ焼きなんかやってへんで。」
客:「いや、マスター・・(笑) ここたこ焼き居酒屋ちゃうんかいな?」
マスター:「どこにたこ焼き居酒屋って書いてんねん。よう見てみ。すみっこの方に
たこ焼きの様にこつこつと市民に愛されますようにをモットーに日々奮闘を重ねる
居酒屋って書いてるがな。」
客:「嘘を言うな、嘘を(苦笑)どこにそんなスペースあんねん。はあーー、もうええわ
マスター、ほなえいひれでも頼むわ。」
マスター:「あかん!今日は気が乗らん!」
客:「あのなー、マスター(笑)。俺客やで・・・頼むからえいひれぐらい・・」
マスター:「あ!せや!とっておきのアテがあんねん。今日入荷したばかりのすごい奴が
あんねん。他ではなかなか手にはいらんで・・・これや!見てみい。「はごろも缶詰」や!」
客:「・・・・確かによそじゃなかなか手に入らんわな。はごろも缶詰を堂々とアテに出す
居酒屋はなかなかないで・・」
マスター:「まあ、そうスネんときいな。ほれ、赤玉ワイン氷入り。おまっとうさん。」
客:「いや!頼んでへんし!ほんで何でワインに氷やねんな?」
マスター:「わたいの生まれたパリのローマではワインは氷で飲むのが通やねん。」
客:「どこの国やねん、それ(笑)。それにマスター、どっからどうみてもコテコテの
大阪以外の空気吸うたら急死しそうなほど大阪丸出しやけど・・・」
マスター:「そうかー、やっぱりパリジェンヌの性が出てしもうたか・・・照れるがな。」
客:「(溜息)・・もうええわマスター。あ、マスター!この店客の好きな曲かけてくれんねやろ。
ハードロックやけど構へん?」
マスター:「ええでー、ええでー、何でもかけたんでー、「ヘビー・チャペル」ちゅうやつやろ
わしもよう聞いてるなが。
客:「「ヘビー・メタル」やがな、マスター。(苦笑)ようそんなうまいごろ合わせするな。(笑)
マイケル・シェンカー・グループや。頼むで」
マスター:「よしきた!ボリューム一杯でかけたるわ。いくでーーー」
音楽スタート!
ギュワーーーーーン♪ (マイケル・シェンカーのギター音)
マスター:「あかん!気にいらん!」
ブチッ!
客:「・・・・・・・・・」
どうです、皆さん?(笑)
一部やとご紹介しましたけど、これで大体分かったでしょ、この店のおそろしさが(笑)
まあ、それでも常連が後を絶たないのはやっぱりこのマスターの素晴らしさやな。
どの立ち飲み屋もそうかも知らんけど、ここはまるで我が家や。
わたいもこの店そんなに常連やないけど、今日久々に金曜の夜、この店ゲリラ訪問や。
店が近付いてきてもう50メートル先から客の笑い声が聞こえてくる。
店の入り口に差し掛かって・・・
うわっ、今日も常連のオンパレードや。冷やかされそうやな~。
「おおお、毎度、毎度。」「おおお、毎度、毎度。」
毎度、毎度のオンパレードですわ。
マスター:「おお!ラーメン屋や!ラーメン屋や!」
誰がラーメン屋やねん。(爆)
相方さんもびっくりですわ。
しかしいつきても素晴らしい雰囲気やなー。
常連さんの一人で、僕の仕事のお得意さんでもあるH氏はギター持ってご機嫌ですわ。
まあ、この人のギターのうまい事。で、みんな歌ってるし。(笑)
多少酔ってるけど、いやいや、もう入った瞬間に雰囲気で酔っ払ってしもたわ。
これは酒が進むなー、このアカペラで。
マスター:「ラーメン屋、堺でどっか美味いラーメン屋知らんか?」
先に注文聞かんかいな!(笑)
マスター:「あ、せや!今日とっておきのウイスキーが手に入ったんや。サントリートリスや!」
もうええわマスター・・・(苦笑)
相方さん:「すいません、たこ焼きもらえますか?」
あ、言ってはならぬ禁句を・・・
マスター:「ごめん、兄ちゃん、今たこ焼き切らしてんねん。」
あ、バージョンが変わった!(爆)
でもね・・私思うんですよ。実はこのマスター本気で料理したら実は相当
上手いんじゃないかと。僕の様なまだ常連にはなりきれていない客はわからないけど
常連には時々とびっきりのアテを出すんじゃないかとね・・・
それでマスターきっと「ちょけよる」訳ですわ。
「一回・・・に挑戦してみてんけどな・・・不味いかも知れんけど食ってみて。」
で、めちゃめちゃ美味い訳ですよ、これが・・・
でなかったらこれだけ毎日客きませんで。
まあ狭いからすぐ一杯になるのは仕方がないとして・・・雰囲気だけじゃ
客は来ませんで。
とはいうものの・・・この店アテって何があるんやったけ・・・
アテ食った事あったかな、この店で(笑)
なんかメニューを見ていった様な、いやメニューはなかったかな。
せや、マスターに聞いたんや。
「マスター、取りあえず何かアテない?」
マスター:「ホルモンあるで、ホルモン。美味いでー、注文するか?」
へえー、ホルモンなんかあるんや、これは意外。
ほな、よばれるとしますか。
おお!マスターが真剣に料理してる!
これはちょっと失礼か(笑)
店内にはアコーステックギターの生演奏が鳴り響く。店が狭いから反響して
ええ感じやわー。かつて山下達郎が日本一音響効果を誇るのコンサートホールと
絶賛した大阪フェスティバルホールよりええんとちゃうか(笑)
店内には天井にBBキングのポスターが貼ってあったり。
このマスターはどっちかと言えばビートルズ、ブルース派。
ヘビー・ペチャルはあかんみたいですわ(笑)
おお、来ましたよ、来ましたよ、ホルモン焼きが!
おお、めちゃめちゃ美味そうやないのー。
やっぱりマスターただものやないなー、実は元ミシュランの店長やったんちゃうの。
仕事中に酒飲んだのがバレて辞めたかな?(笑)
では、いただきます!
・・・・・・・
メチャメチャ美味いがなああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
唯一これが美味い料理やいうたら怒りまっせ(笑)
飲み物はハイボール。
ここはすべての酒がちょっときつめ。
ハイボールもどこやらの居酒屋風に言えば「男のハイボール」ってな感じですわ。
いやー、今日も楽しかったね。
おおっと、これがまた常連の歌姫が来ましたぜ・・・いや、彼女はキーボード担当やったかな。
ふざけたおっさんと、不透明な料理と、鳴り響くギターと・・・これからもこの素晴らしいパフォーマンスは
続くやろな。
最後に食べログの読者、特にすぐに新しい店に行きたがる食べロガーさんにお願いです。
この店に行っていただくのは大歓迎なのですが、
「食べログ見てきましたよ。」とか、
「マスター、何か面白い事言ってよ」とか、
それは絶対やめて下さいね。
さすがにマスター可哀そうです。
・・・・・・
冗談です。
そんなん言うたら、
返り討ちにあいまっせ!(爆)