この口コミは、ルー・フランクさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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昼の点数：4.5
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￥1,000～￥1,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 3.8
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|雰囲気 3.6
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|CP 3.6
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|酒・ドリンク -
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［ 料理・味4.5
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| サービス3.8
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| 雰囲気3.6
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| CP3.6
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| 酒・ドリンク- ］
奇跡のカレーつけ麺
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2015/07/20 更新
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ある休日のお昼前。
JR環状線の中で50過ぎと見える男が目を閉じて腕組みをし、眉間に皺を寄せて
若干脂汗を流しながら深く考え事をしていた・・
その男の前に座っていた30代半ばの男がたまたま男の表情を目の当たりにして
思わずこう考えてしまった。
どうしたんだろう、この男の人・・
何かひどく悩まれている様だ・・
大丈夫かな？
年齢的に見て、何かご家族かお仕事の事でひどく悩まれている様だ。
会社を経営されている方なのだろうか・・・
もしかして会社の経営が思わしくなくって・・何か誤った事をされなければ良いんだけど・・
本当に心配だな・・・
だが・・男が悩んでいるのは別の理由があったのだ。
もうじき電車がJR大阪駅に到着する！それまでにJR茨城駅の「真（しん）」を訪問するか
阪急茨城市駅の「麺やなないち」のいずれを訪問するか決断せねばならぬ！きんせいブランドの
DNAを引き継ぐ真で見事なスパイシー感のカレーラーメンを食するか、はたまた蕎麦屋出身の
ラーメン屋で新鋭店主のラーメンを堪能するか？・・だが、読めぬ！天の声が聞こえぬ！
「ならば！」
青年：「はっ？」
「天の声を聞かせるまで！」
青年：「て・・天ですか・・？」
「蕎麦ではカレーに勝てぬ。」
青年：「えっ・・蕎麦・・カレー・・・えっ？・・えっ？」
「愛する者に伝えるがよい。きんせいを知り、きんせいを愛し、そして
きんせいと共に散った男がいたと・・」
青年：「きんせい・・・何ですかきんせいって？・・あっ！共に散るってまさかあなた！」
「しん（真）よ！」
青年：「あ！やっぱり心中！やめなさい、やめ・・」
プシュー！（ドアが閉まる音）
さて場所は変わりJR茨木駅。
本日も方向音痴爆裂モード。
地図を見れば東口を出て北へ向かって200メートル程進むだけだがそれでもぐるぐる
訳の分からない道を回り迷いに迷って所要時間3分のところを15分かけて到着。
小さい商店街の中にこの店はある。
この店はきんせいグループの中核、「栄町本店」出身の岡本店長が独立して出来た店で
流派が多岐に分かれている「きんせい一家」の中でもそのきんせい本来の味を忠実に再現してきた
栄町本店のスパイシーカレーラーメンが食べられるとの噂を聞きやって来た次第。
きんせい革命派ときんせい保守派があるとすれば私は断然きんせい保守派ラバーである。
未だ持ってどのきんせい独立店もその味を超えていないかつての「東成きんせい」は
きんせい本来の味を忠実に再現していたと言う。ある意味東成きんせいの再来をこの店で
体験出来るのではとの期待MAX感が押し寄せる。
待ち人4人。美しい女性3人組みと男性客１人。天下のきんせいにしては待ち人が少ない方だが
こういう12時過ぎというのは返って一番混み易い時間を錯覚して皆が避けるものだから
意外と空いているのだ。おそらく私が店を出た頃からは行列が出来るのであろう。
見事なぐらい回転が良くあっという間に4人が店内に。1人になったので優雅気ままに表に
貼られているメニュー群を見ていると。
・・・・
見つけてしまった。
「期間限定カレーつけ麺」
勿論カレーラーメンは中止。
サイドメニューも今日は中止。大盛りで行きましょう。
こつこつラーメン屋に通っているとたまにはこういういい事もある。
お店の店主と仲良くなったり、ウエブ情報等をこまめにキャッチしてこういった限定情報を
仕入れるのが「ハイテク派」なら、私の場合はぶっつけ本番の「ローテク派」または
「現場100回派」だな（笑）
さてあっという間に店内にお呼び立て。愛想の良い美しい女性は奥さんでしょうか？
まだ半年なので店内は綺麗ですっきりしています。
こぎれいなカウンターに座り予定通りカレーつけ麺の大盛りをオーダー。
次にトッピング類を確認してデフォで入っていない煮玉子を追加オーダーです。
岡本店主が目の前に。正直栄町本店に行った時の店主とのイメージが合致しないが、
若き熱血店主という印象がある。
待っている間に先ほどの美しい女性3人組のオーダーが先に到着です。
塩を注文された様ですね。
「わー、めっちゃ美味しそう！やばーい！！」
これですよ、これ・・・
グルメってこれが全てちゃいます？
麺が中太とか、多加水とか、魚粉がまんべんなくとか、返しがどうとか・・・
どうでもええですがな、そんなこと。
うまい！めっちゃうまい！うまそうに見える！めっちゃうまそうに見える！しあわせー！！
これが全てですわ。
これが聞きたいがために料理人の方々日々奮闘されてるんじゃないんですか？
私もシンプルに行きますわ。
って言うか目の前にカレーつけ麺来ましたけど・・・
これホンマメチャメチャ美味そうですやん・・・
まじでこれ、武者震いがきまっせ・・
あつあつの冷めないうちに食べたいのでパパッと写真を撮って・・・
いただきます！
うわっ・・・
美味い！これホンマ美味い！何これ！マジで美味い！
やばいですこれ！
今まで食ったカレーつけ麺の中でダントツの1位ですわ！
人ってホンマに美味いって感じた時ふざけないんですよね。
いつもの大げさの描写でなく、全身全霊で美味さを真面目に表現しました。
いやーーー
今日は来て良かった。
食った瞬間に4.5にしようと決めましたよ（笑）
多分自身最高点とちゃいますかね？
食べログをする上で5.0を付ける可能性は極めて低く、実は4.5も疑わしかったのですが
ついに付けてしまいました。
実はきんせいのカレーつけ麺と言えば今はもうメニュー化していないかつてのJET福島と
JET600のカレーつけ麺があり、若干和風チックなつけ汁とプリップリモッチモチの麺との
相性が抜群で大ファンだったのですが、この店では別のタイプのカレーつけ麺が味わえると
期待してた矢先、見事にそれを具現化してくれました。
まずつけ汁が素晴らしい。その量の多さも魅力なんですよね。
やっぱりつけ汁はちまちま少量ではなくどかーんと大盛りでないとね。
もっとも大盛りで頼んだのでそれに合わせる形で量が多かったかも知れませんが。
栄町のカレーラーメンがスパイシーだったのでスパイシーチックなつけ汁を予想して
いたのですがどちらかと言えばまろやか、しかしまろやかな中にもガツンとくるシャープさや
攻撃性があり、これはもう無敵のつけ汁です。間違っているかも知れませんがかくし味に
ごま油を使っているんじゃないでしょうか？以前自宅でカレーを調理した際レシピに
ごま油を使用する事により香ばしさが際立つと書かれていた記憶があります。
そしてこの無敵のつけ汁に対抗するのはやはりきんせいならではの見事な平打ち太麺、
もう言葉がいらないほど弾性、つるつる感、伸長感、全てにおいて非の打ちどころがありません。
こうなるともう具も当然完璧。食べごたえたっぷりのチャーシューむね肉、穂先メンマ、
味玉煮玉子、貝割れ大根は胚軸の部分に食紅で色付けされており些細な部分にも細やかな
演出。店主の才能が見事に発揮されております。
いやあーーもう無我夢中。
結局つけ汁は絶対余ると思ってましたが麺の量が多かったのでほとんど無くなり最後は
普通に飲みました（笑）
超満足ですが・・・麺の量ちょっと多かったな（苦笑）。
余裕で400グラムはあると思います。大食いじゃない方は並盛をお勧めします。
もう二度とこんなうまいつけ麺には出会えないと思うほど素晴らしかった。
お蔭で〆のボケが浮かびませんがな（笑）