愛妻家14号さんが投稿した酒肴 佐々山(東京/田原町)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

愛妻家14号の下町B級グルメ巡り

メッセージを送る

この口コミは、愛妻家14号さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

酒肴 佐々山田原町、浅草(つくばEXP)、蔵前/日本料理、そば、日本酒バー

2

  • 夜の点数:4.5

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.1
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.8
2回目

2025/02 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.1
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

通常利用外口コミ

この口コミは試食会・プレオープン・レセプション利用など、通常とは異なるサービス利用による口コミです。

佐々山酒蔵会に飛び入り参加

<2025年2月再訪>
東京メトロ田原町駅から徒歩2分ほど。。。2024年12月にオープンしたお店です。

 前店舗からお世話なっている佐々山さんの新装オープンに先月訪問させていただきましたが、その後ご主人から訪問のお礼とともに第2回となる酒蔵会へのお誘いが・・・

 正直、そこまで日本酒に詳しいわけでもなく、場違いかなとも思いましたが、美味しいお酒と料理があればきっと楽しいだろうと思い空気も読まずに参加させていただきました。。。

 とある平日。。。指定の時刻に伺うとカウンターの奥にはイケメンの蔵元さんと見たこともない酒瓶がなんと12本。。。席も指定されておりましたが、佐々山さんのカウンターが全部埋った光景はなかなか見事なものです。。。

【オーダー内容】
・ お任せコース(18,000円)

 酒蔵会とは蔵元さんが選び抜いた自慢のお酒をご主人が独自の感性で順番に提供しただき、料理とのペアリングを楽しむコース。。。
 この日の酒造は愛媛県は西条市の成龍酒造という小規模ながらも、その道では非常に高評価な酒蔵。。。ご一緒した皆様は非常に詳しそうなんで、サラリーマン生活で鍛えあげた無難なリアクション(知ったかぶりともいう)で凌ごうと決意したのはここだけの話ですwww

 なお、料理や日本酒の記憶については折角取ったメモを紛失してしまい、記憶している限りとなりますことをご容赦ください。。。

・ 伊予賀儀屋 純米壱(新酒)

 まずは毎年年明け最初に作るというブランドの代表ともいえる新酒で乾杯!!かすかな酸味とフルーティーな甘味が濃い非常に美味しい一杯です。。。

・ かわはぎと蕪餡

 一品目からご主人の技がさえまくった感じ。。。蒸したカワハギの濃厚なうまさを擦り下ろした蕪の餡が優しく包み込み、添えられた赤かぶの爽やかな旨さが加わった食欲を更に促進させる味わい。。。

・ 牡蠣のオリーブオイル漬け
・ 伊予賀儀屋 純米さくらひめ

 牡蠣をオリーブオイルとスパイスで漬け込んだというエスニック風味の味わいが日本酒と不思議なペアリングながらも相性抜群。。。
 地元の特殊な麹をつかったという爽やかな味わいも素晴らしい。。。

・ 生雲丹の出汁ジュレ
・ 伊予賀儀屋 純米おりがらみ生(新酒)
・ 伊予賀儀屋 純米おりがらみ活性生(1年熟成)

 新鮮な生雲丹は日本酒のつまみにピッタリなのは言うまでもないですが、素晴らしい味わいのジュレと合わせることで食感も含め、素晴らしい体験。。。
 飲み比べでいただいたのは、蔵元さんの弟が作った生酒の新酒と1年熟成酒。。。ラベルにはそれぞれ”活性”、”挑戦”の文字が刻まれておりますが、どちらも素晴らしい味わい。。。同じ製法、原料で作られたという事ですが、一年という月日が産む差分に驚きがありますね。。。

・ 太刀魚と平目のポン酢ジュレ

 シンプルながらも日本酒と相性抜群のお造りもご主人の手に掛かれば、立派な創作料理に。。。
爽やかなポン酢のジュレと見事な技で捌かれた魚の旨さは格別です。。。

・ カマトロちらし
・ 成龍”然” 純米生うららか

 全店舗からの定番カマトロちらしがここで登場。。。相変わらずのうまさに舌鼓を打つとはこのことでしょうか。。。
 合わせたのは、エチケット張り紙まで手作業で詰めたという限定酒。。。春の季節を感じさせるラベルは、地元の伊予の山麗を模したという地元愛にあふれた一本。。。味わいも爽やかでまさに初春を感じる一杯。。。

・ 蕎麦の実の椀もの
・ 御代栄 本醸造 朱

 とろみの付いた餡の中で、蕎麦の実と米を合わせる食感のハーモニーが絶妙。。。薄味ながらもしっかりしたフグ出汁の調味具合が素晴らしい。。。
 レトロ感のある本醸造酒ですが、代々伝統的に作っている商品だとか。。。どこかレトロ感を感じる風味がかえって新鮮に感じました。。。

・ 金目鯛とモズクの椀
・ 伊予 賀儀屋 純米大吟醸 グリーンラベル

 脂の乗った金目の味わいが絶品。。。皮目の色合いの鮮やかさとコクがたまりませんね。。。普通の煮つけの甘辛い味わいもいいですが、見た目の美しさをこれほど感じのは初めてかもしません。。。
 合わせたのは、こちらの酒造の看板商品。。。ラベルの色が特徴的な大吟醸ですが、熟成酒としてのレベルの高さにびっくりします。。。

・ マッシュポテトの煮穴子乗せ

 以前近いものをいただいた記憶がありますが、とろけるように柔らかく煮込まれた穴子のコクとクリーミーなポテトの組み合わせはまさに和洋折衷。。。

・ 蛍烏賊のみそ焼き
・ 伊予 賀儀屋 純米吟醸 黒ラベル
 
旬の蛍烏賊といえば、酢味噌で食べるものと勝手に決めてましたが、濃厚な味噌味でいただくとまた違った魅力が引き出されます。。。濃厚な味噌にも負けない旬の味わいと独特の食感のマッチングが素晴らしい。。。
 黒ラベルですが、グリーンからさらに米の風味が強くなっただけでなく、鮮烈さも追加されたような。。。。

・ ペリカンの食パンとラムキーマ乗せ
・ 伊予 賀儀屋 純米 赤ラベル

 新店舗の近所となった名店の食パンを使ったメニューを今回も楽しむことができました。。。ラム肉をキーマカレー風にスパイスで炒め、レモンバームを添えるエスニック系の美味さ。。。強烈な具材を受け止めてかつ、主張しゅる食パンのうまさを再確認した次第。。。
 最後の決め手は赤ラベルはこの味わいを受け止め、かつ自ら主張するような存在感でした。。。

・ 烏賊と小松菜のオイスターソース
・ 伊予 賀儀屋 純米原酒 限定醸成

 最後のつまみはまさかの中華風。。。ご主人の抽斗は留まることを知りません。。。味わいはシンプルながらも素材のうまさを活かした炒め具合。。。これは酒のつまみとしては完璧です。。。
 そして合わせたのはこの日のために持ってきてもらったという限定醸成ボトル。。。熟成された酒の美味さとはここまでになるものなんですね。。。

・ 鶏と葱の温蕎麦

 〆はこちらの熟成蕎麦を温蕎麦で。。。鶏肉と青いネギに薄口の汁でいただき、さっぱりと締めることができました。。。

 さて、最後まで場違い感は拭えなかったのですが、参加者の皆様からも大変親切にしていただき、初心者ながらも楽しい時間を過ごすことができました。。。
 周りの方曰く、コアなファンが付いた酒造でも裾野を広げていく必要があり、そのためにはこういった酒会は非常に重要とのこと。。。わたしのような初心者でも楽しめる会を通じ、さらにファンの裾野を開拓していきたいとのことです。。。
 
 正直、勢いと気分に任せて参加した酒蔵会でしたが、期待以上に学びが多い体験となりました。。。
ご主人の料理のクオリティはもちろんのこと、アドリブに近い感じで12種の酒とのペアリングを決めるライブ感に脱帽。。。また機会がありましたら是非参加したいと思います。。。
 ごちそうさまでした。

2025/03/11 更新

1回目

2025/01 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.1
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

新店舗でも素晴らしい体験が。。。

東京メトロ田原町駅から徒歩2分ほど。。。2024年12月にオープンしたお店です。
 
 こちらは以前吉原に近い日本堤に在った”山介”が、建物取り壊しに伴い約1年ほど前に閉店となってしまいましたが、この場所にて復活!!!移転を機に店名もリニューアルされました!!

 昨年末にご主人から新店舗開店の連絡をいただき、閉店前にご一緒したレビュアー様にお声がけし、新年会もかねて訪問した際のレビューです。

 とある平日の19時半に訪問。。。前店舗同様、完全予約制となってます。。。以前の隠れ家的な内装とは異なり、モダンで非常に明るいつくり。。。皆様を待つ間にご主人と少しお話させてもらいましたが、今度の店舗も自ら手掛けられたとか。。。カウンターの木材も山介から移設したとのことで。。。

【オーダー内容】
・ お任せコース(17,000円)

 前店舗同様、渾身の料理と厳選された日本酒のペアリングが楽しめるお任せコースのみ。。。物価高騰の折、以前より値下げで提供いただけるのは本当にありがたいことです。。。
 なお、料理や日本酒の記憶については正直、写真を頼りに遡っているため、あいまいな部分も多いので、詳細はこの後アップされるであろうご一緒された方のレビューを参考にしていただきたいです。。。

・ 新政No.6 New Year-type

 秋田の人気酒造から発泡系のお酒で乾杯。。。毎年元旦に出荷される生酒ですが、エチケットも著名なデザイナーが手掛けられた希少なボトルとのこと。。すっきりした酸味が実に美味しく、一気にお腹が空いてきましたww

・ 煮穴子と芝海老入り百合根饅頭

 最初に一品からご主人の技がさえる逸品。。。とろけるほど柔らかく煮込まれた穴子と、ほくほくした百合根饅頭の対比が絶妙。。。芝海老の香ばしい風味も加わり、さすがの一言という味わい。。。食材を包む餡には千葉県の白子玉ねぎを使っており、独特の塩気と甘味を醸しだしております。。。

・ 赤カブ・小肌・帆立の小鉢
・ 松みどり 純米吟醸 S.tokyo2024

 2品目は柔らかく炊いた赤カブと、酢で〆た小肌の細切り、同じ細さにカットされた新鮮な帆立を一緒にした小鉢。。。絶妙な〆加減の小肌の酸味と帆立の身の甘さ。。。そこに赤カブの自然な甘味ととろけるような食感の組み合わせが絶妙でした。。。
 
 合わせたお酒はまるでワインのような外観が印象的な神奈川県は中澤酒造の純米吟醸酒。。。
現存する酵母の中で2番目に古い幻の酵母を使用したという、まるで白ワインを思わせる上品な甘さと酸味が素晴らしい。。。

・ 鶴松純米大吟醸

 ちょうど訪問の前日に酒倉会をやっていたとのことで、ご相伴預かった一杯。。。新潟県産越淡麗を100%使用し低温発酵により米の旨味を引き出したという柔らかい口当たりとすっきりした味わい。。。一緒に仕込み水もいただき、すっかりいい気分にwww

・ 平目酒蒸しと白茄子 ウルイソース
・ 磯自慢 大吟醸 一滴入魂

 平目の酒蒸しを白茄子に乗せ、見た目も鮮やかなウルイのソースにしっかり味付けをしたコゴミを乗せた逸品。。。走りとはいえ、山菜の野性味と淡泊な平目や茄子の相性は完璧です。。。

 相対するのはかつて洞爺湖サミットで乾杯酒と提供された超有名な静岡県の磯自慢。。。蔵元をして最も磯自慢の方向性を端的に味わえるとした一本。。。果実系の味わいが口中に爽快に広がります。

・ 佐々山式 酒肴盛り合わせ

 うまく表現ができないので、居酒屋メニューぽい表現となってしまいましたが、鰻肝の山椒煮、椎茸といった定番ともいえるメニューから、栗のコーヒー煮、金柑の蜜煮、鶯豆のマスカルポーネチーズ和えとった甘処も混ぜたラインアップは異色かなとも思いましたが、これが意外と酒にあう!!
 あわせたのは前述した鶴松純米大吟醸ですが、また新しい世界を教えてもらった気がします。。。

・ 蕗味噌そばのロックチャップ乗せ
・ 雨後の月 特別純米 十三夜

 ここから怒涛の食事メニューラッシュ。。。最初は固めに茹でた蕎麦に上質な油をたっぷり使い蕗をたっぷり混ぜた味噌で和えた蕎麦。。。超上品な汁無し担々麵とでもいいましょうか、走りの蕗のほろ苦さと上品な味噌ダレの味わいは絶品でした。

 あわせたのは広島県のアルコール度数13%という純米原酒。。。
“十三夜”とは、古来より十五夜の満月よりも少し欠けた“十三夜”にお月見を楽しむ風習があり、完全な満月と比べて少しだけ足りないもの、欠けたものを良しと「不足の美」「未完成の美」という日本人の美学とアルコール度数13%から名付けられたそうですが、ふわっとした優しい甘みとお米の旨みがじわっと口の中に広がり、爽やかな酸味が軽やか印象を与えてくれます。

・ カマトロのちらし寿司
・ 片野桜 新米新酒 純米吟醸生原酒 五百万石 直汲み

 旧店舗時代からお得意のカマトロを使ったちらし寿司。。。炙りやビンチョウ鮪を組み合わせと、トップに雲丹まで乗せたが豪華版。。。濃厚さと爽やかさが両方味わえます。
 今回は更にサッと炙った海苔までいただき、手巻き寿司風にいただくこともでき、更に満足度がアップしました。。。
 
 お酒は、大阪は山野酒造の限定酒。。。グラスに注いだ瞬間に広がるメロンを思わす瑞々しく爽やかな香り、口に含めば上品な甘味や米の旨味が感じられ、後半にかけてスッキリと抜けていきます。

・ 白子のすり流し
・ 鶴の友 純米酒

 濃厚さとうまさしか感じなかった逸品。。生命のうまさを濃縮したかのような濃厚さ。。。わずかに振りかけられた柚子の爽やかさが格別です。。。スープ仕立てなのにお酒が進んで仕方なかった。。。
 相対するのは、何と10年以上熟成された純米酒。。。芳醇な香りに熟成された重厚な味わいが素晴らしく白子の濃厚さに太刀打ちするにはこのくらい酒でないと無理ですね。。。

・ 厚切りトーストのあん肝・海老・アボガド乗せ

 写真を失念してしまったが、お店の近所にある人気店”ペリカン”の食パンを分厚く切って、ペースト状にしたあん肝、天使の海老を焼いたもの、アボガドのスライスが乗った和食店あることを忘れさせるような逸品。。。
 濃厚で強烈なラインアップをこれまた極上の食パンがしっかりと受け止めた新店舗にふさわしい一品です。。。

・ うすい豆の炊き込みご飯と香箱蟹のかに玉
・ 黒龍 純吟垂れ口

 特製の釜で炊いた自慢のご飯ものは、うすい豆を使った爽やかな味わい。。。合わせたのは北海道産の香箱蟹を使ったという超贅沢なカニ玉www
 内子も外子のすべて使い切り、半熟仕上げの卵で包み込む旨さは官能的ともいえる旨さ。。。ご飯と一緒にかっ込むのは控え目に行って今年最高の贅沢な体験でした。。。
 
 最後の一杯は福井県の黒龍酒造から、純⽶吟醸のうすにごり新酒。。。槽⼝から流れるものを⽣のまま瓶詰したという、しぼりたて原酒独特のみずみずしさ溢れる味わいが〆にぴったり。。。

・ なめこおろしそば

 最後の蕎麦はお得意の黒そば。。。通常のもりの他、この日はなめこおろしもできるとのことですので、こちらをチョイス。。。熟成蕎麦ならではのもちもちした食感とごついまでの食べ応え。。。なめこや大根おろしによるさっぱり感が加わると更に美味しく感じました。。。
 最後は直接椀に蕎麦湯を注いでいただき、すっきりと食事を〆ることができました。

 さて、新店舗でのコースは、途中で和え蕎麦やトーストも加わり、以前にも増してボリューミー。。。食後には動くのも億劫になるほどの満腹感でしたが、ご主人の技の冴えと厳選された日本酒のチョイスには感服。。。
 ご一緒させていただきました皆様との楽しい会話も相まって、いつも以上に楽しい夜となりました。

 以前に増して、ジャンルの垣根を超えた世界を堪能できた気がしますし、ご主人の抽斗はまだまだありそうな気がしますので、また季節を変えて再訪したいですね。。。ごちそうさまでした。

 文末で大変失礼ですが、ご一緒いただきました皆様には改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
 
 

2025/02/08 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ