東北物産展で、とある人気店の行列に並んでいたのです。
行列は自然に整然と作られていて、
通路をクロスする位置では通行路を開ける形で列がつくられていましたw
お店の方の手が空くと、”次の方どうぞ~^^w”と言われて、
欲しいものを告げると袋に入れてくれて、お金を支払うというスムーズな流れが出来ています。
私も普通に並んで順番待ちをしていたわけですが、
推定60台と思われるやや体格と血色のいいおばちゃんが列の先頭の方で何かを言っていたんです。
ちょっと離れていたので、一瞬何を言っているのかわからなかったのですが、
よく聞いてみると、商品を指さして、”これ買うのも並ばなきゃいけないの?”という内容の事を
いっていたのだと思います。
お店の方はちょっと困惑した顔で、他のお客さまがこちらに並んでおられますのでという
意味の事を言っていたの思うので、たぶんそんなやり取りだったと思います。
単にそれだけのことで、その時はぼんやりと、
”船橋のおばちゃんってたまにこういう人いるよな(`・◇・´)”くらいに思っていたのですが、
後々よく考えてみると、ひっかかることがふつふつとわきあがってきました。
普通に考えれば、ちょっと小ずるいおばちゃんで、そのへんに普通にいそうですが、
この会場は東北の物産展なのですよね・・・
震災の被害を受けて、身内で亡くなった方も多数いて、いろいろ生産がストップして、
生きるだけでも大変な状況からやっと物が作れるようになって、
やっとの思いで千葉のこの地まで商品を売りに来ているわけなのです。
当然人員も豊富にさける訳でもなく、
少ない人数の店員さんが朝から晩まで行列をさばき続けて大変だろうと思うのです。
そんなことをふと思い出したら、
なんか情けなく自分まで恥ずかしくなってしまいました(;w;)
これだけ年を重ねて、自分が相手の身で同じことを言われたらと置き換えて考える事は
できないものなのだろうかと・・・
こういう人の立場を思いやれない言動を子供が見ていて反面教師としてくれればいいのですが、
真似したらどうなってしまうのだろうかと・・・
お店の方は商売なので上手に受け流していましたが、内心どんな気持ちだったろうかと・・・
いろいろ・・・
しばらく暗澹たる気持ちでしたが、
まぁ、自分も人のことは言えない様な事をしてしまっているかもしれませんので、
人のことは言えません。
いろいろ考えるいい機会になったことだけは確かです。
きっとあのおばちゃんは、反面教師として人に色々考えさせる、
黒い天使のような存在だったのだと考えることにしました (^^;;