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1回
夜の点数：-
昼の点数：3.7
2015/11 訪問
夜の点数：-
昼の点数：3.7
【早朝・牛うどん】ココロもカラダもホッとする甘辛牛うどん
2017/11/30 更新
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営業時間が5:30～9:00だけだというお店があるという。場所は港区海岸、高速高架下の海岸通り沿い。もう完全に深夜ドライバーの朝食専用店じゃないか…ドライブインしかりこういうお店は絶対ウマイに違いない、行きたいなーと思っても時間も場所もなかなか難しい…そんなある日、朝まで残業して腹ペコボロボロの身体が「何か温かくて美味しいものを！でもチェーン店はイヤ！！」と訴えるので帰り道、自転車で遠回りしてGO！
初めて伺った日は、真冬の寒い日。まだ外は暗く開いてる店舗もない海岸通りをひた走る、このあたりかというところでふんわりと明かりの灯る店舗が見えた。しかし、看板も暖簾もない。店内が見えるガラス窓も湯気で曇ってよく見えない…。恐る恐る入ってみるが店内の温度が高くて、今度は私の眼鏡が曇ってしまい、そのうえ勝手もわからずワタワタするが、狭くてそんなスペースもなく反射的に目の前のイスに座る。そうすると、かなり高齢のオヤジさんがコトンと目の前にお茶を置いてくれて、なんだかホッとした。メニューは、壁に張ってある「牛めし」「牛うどん」あとはお味噌汁やおしんこ、玉子など至ってシンプルだ。
寒さから迷うことなく「牛うどん」「玉子」を注文。すると、冷蔵庫から懐かしのソフト麺を一袋取り出し、お鍋でささっと湯通し、どんぶりに盛り付けその上からめんつゆと牛スジやホルモンを甘辛く煮込んだものをかけネギをのせる。さらに追加のたまごをONしてあっという間に私の前へ。なんともノスタルジックで魅力的な丼構えでしょう。
アッチアチのつゆと柔らかい麺がすとんっと胃の中に、ああ～温かい。少し甘い牛ホルモンは徹夜明けでぐったりのカラダに染みる。学生の頃、お母さんが作ってくれた夜食の肉うどんもなんだか少し甘かったな。コシなどの皆無な麺は、学食を思い出す。無性にこういうのが食べたい日ってある、深夜の仕事帰りだったり接待飲みで疲労困憊の朝だったり…そんな日にこのうどんは「まあ、温かいの食べて今日はもう寝ちゃいな」と言っているようだ。やっと一息つけた私は、48時間ぶりのベットでぐっすり寝ることができた。
＊その後何度か伺ってますが。なんせ店主がご高齢の様子なのでやっているかいつも心配になります。ずっとこのうどんが食べれるようにそっと通います。