花ちゃんDON!さんが投稿したTTOAHISU（福岡/大濠公園）の口コミ詳細

最近忙しくて、というか、疲れてて！？食べログレビューが停滞気味です＾＾；
こちらも、1か月ほど前にランチで伺った際のレビューです。
記憶がすでに曖昧になりつつあるのですが、簡単に残しておいたメモを頼りにレビューします。
料理は画像をご参考ください。

主人と二人でランチ（4000円外税）を予約して伺いました。
ランチはかなり人気で、1か月前くらいに土日で空いている日を‥とお願いしたら
ほぼ1か月先の土曜日が空いていました・・でも、良かった～。

まずは、ドリンク。暑い日でしたので、最初からスパークリングワインをボトルで発注です。
選んでくださったのは、ローヌのワイン。
青りんごのような酸味と香りが爽やかで美味しい、休日ランチにぴったりですね！

最初に提供されるのは熱々のコンソメ。以前は、豚骨、あごだし、鶏肉、野菜だったのですが、
鶏肉を鴨肉に変えたとのこと。若干色も濃い目になりコクが増した感じです。

ヴィシソワーズ、これが私のお気に入り。
ランチしか提供されないスペシャリテなんです。
これを主人にも食べてもらいたくてランチを予約したようなもの。
冷たくまろやかなジャガイモのスープに隠れているのは、
カラスミ、砕いたアーモンド、コーヒーのパンナコッタ、パセリソース・・
味は勿論ですが、いろんな食感と香りとを楽しめるステキな一品です。

ヤイトガツオ シブースト ハワサビ オクラ 大和イモ
脂が乗っていてカツオ、皮目の炙りも香ばしいし、カツオ独特の臭みもなく美味しいです。
もっちりとした大和イモとはワサビのシャキッとした食感も良いです。

アマダイ、しじみとアサリのお出汁 菊 アスパラ
甘鯛のお椀！？フレンチとは思えない一品。
甘鯛のみが柔らかく本当に甘みを感じます、そしてお出汁が美味しい〜〜

ウォッシュチーズと自家製レーズンパン
レーズンパンにチーズをのせて炙ったもの。これだけでワインが進みますよ。

豚のパテ
カレー風味の香辛料が効いたポークハンバーグに
まろやかでクリーミーなズッキーニのソースとたっぷりのペコリーノロマーノチーズが
かけられていて、これがメインと言われてもいいくらいのものです。

メインは、黒豚 青梗菜とシイタケのリゾット
豚肉はしっとりと柔らか。
生姜とゴマ、クミンの香りがするソースが美味しいです。

デザートはヨーグルトのアイス、・・ニッキの香りもしますね。
ブラッドオレンジ スイカ チェリーなどのフルーツも入っていてさっぱりと美味しいです。

濃厚なガトーショコラとコーヒーをいただき。。
（コーヒーちょっとフルーティーになったかな？）
ごちそうさまでした。

4000円でいただくには素晴らしい内容のランチです。
私は食事で「香り」や「風味」に結構ポイント置くのですが、
こちらの料理はそこを突いてくるんですよね～。
毎回、「この香りは何？」「これは何を使っているの？」と考えながら食べるのがとても楽しいです。
ランチのスペシャリテ、ヴィシソワーズはその典型的な一品かも。また食べたいです！
そして、サービスもとても素晴らしい！毎回毎回楽しく気持ちよく食事ができます！
また伺います。ごちそうさまでした！大満足！

主人が誕生日祝いにどこか食事でも、と言ってくれたので（もう1か月くらい前ですが）
ランチで伺って気に入ったこちらのお店にディナーに予約して伺いました。
ディナーコースは税別1万円のおまかせコースのみ。

予約時刻に伺うと、既に二組のお客様が・・私たちはまたランチの時と同じテーブルでした。
テーブルにはディナー用の富士山のウェルカムプレートが・・美しいですね。

まずはスパークリングワイン（900円）で乾杯です。
リンゴのような香り、でもすっきりとした飲み口のスパークリングワイン。

ほぼ同時にアツアツのトリプルコンソメ（丸鶏、豚骨、あごだし）。
ランチでもいただきましたが、今宵も美味しくって温まります。

アミューズのタルティーヌ。
パルミジャーノチーズを練りこんだ自家製カンパーニュに、あめ色にソテーしたオニオン、
刻んだクルミ、ジャガイモの細切りの揚げたものを乗せたもの。
ナイフとフォークでいただきます。
玉ねぎの風味が素晴らしい、揚げたジャガイモ、ほんのり香るチーズ、香りが良く美味しい。

ここらへんで5000円くらいでボトルワインを選んでいただきました。
ブルゴーニュのシャルドネワイン。
ほんのり黄金色、香りがよく、単にすっきり辛口だけでなく、深みのある味わいで好みです。

前菜は、6日寝かせた！ヒラメの切り身に、くるみ、トマトジュレ。
優しい酸味のある出汁のジュレと一緒に食べるヒラメ。
適度な弾力とねっとりした旨みもあり、美味しいです。

お次は、ヨコワ（クロマグロの幼魚）と揚げなすの肉醤和え、松の実、生姜、ミョウガが薬味です。
肉醤とは魚醤の肉版、動物の内臓に塩して得た調味料のようです。
こんなものと、ヨコワを組み合わせるなんて・・すごい発想ですね。
勿論、肉臭さとかは一切なく、ちょうどよい塩加減、まろやかさえ感じます。
薬味と揚げ茄子、ヨコワを一緒にいただくと美味しい。
細かく刻まれた松の実も風味アップに絶大な効果あります。

そして魚料理。
蒸した牡蠣、オマールえびと聖護院大根のソース、青ネギ油、ピリッと唐辛子が聞いています。
ソースのエビの旨みがもの凄いのですが、牡蠣といただくと牡蠣の旨みが口の中いっぱいに広がって、ソースがもったいないくらい。
ちなみに、牡蠣が苦手と伝えておいた主人には、牡蠣の代わりにタラの白子。
白子大好きな私はちょっとうらやましい。
ちょっと味見をさせていただきましたが、白子もとっても美味しかったです。

魚料理は白菜と甘鯛の鶏白湯バタースープ仕立て、トリュフがたっぷりかかっています。
甘鯛の身が柔らかい、皮は香ばしく焼かれています。
それぞれの素材も良いものでしょうが、
甘鯛、白菜、トリュフ、スープを一緒にいただくと、香りの幅が広がって本当に美味しいです。
ああ、やっぱりここの料理は香り立つ和フレンチ♪

肉料理は牛ヒレ肉。クミン、グレープフルーツ、トマト、 ぎんなん、 九条ねぎ、マイタケ。
ヒレ肉の下にはリゾット。
ほんのり酸味を感じるソースをつけつつ、ヒレ肉とリゾットをいただきます。
ヒレ肉も柔らかく美味しい。

デザートはなんと3品出ます。

まずは、あまおうイチゴのアイス、ソースの色が鮮やか、イチゴの香り豊かな美味しいアイス。

次は安納芋のペースト、カスタードソース、黒ゴマのアイス。
既にお腹がいっぱいなので、固形物でなくてよかった・・が、濃厚なデザートですよ。
カスタードと安納芋のコクのある甘みと黒ゴマの風味が良く合って美味しい～。
このデザートともにコーヒーが飲みたい～と思っていたところに、やってきましたよ、コーヒー。
ジャストなタイミング、さすがです！
濃い目のコーヒーが濃厚なデザートによく合います。
コーヒーはサレドコーヒーから取り寄せているんですって。

そして、ガトーショコラ。
なんと、会話で先日誕生日だった・・と一言話していたら、
プレートにハッピーバースデーのメッセージを入れてくださいました。
もうお祝いしてもらうほどの年齢ではないのですが、嬉しいですね。
濃厚な味わいのガトーショコラ。美味しいです。

ああ～もうお腹いっぱい～。
前回と同様、楽しくステキな接客で気持ちよく食事ができました。
シェフにも見送られ、幸せな気分でお店を後にしました。
本当に美味しかった、ここ、大好きです。
ディナーも良かったけど、お気に入りのヴィシソワーズはランチのみ、なんですね。
定期的にランチを責めたいと思ったのでした。

この日はずっと行きたかったこちらのお店でのランチ。
福岡フレンチ屈指の予約が取りづらいといわれるお店。
こちらのご常連でもあるマイレビさまが予約を取ってくださいました。
まさに他力本願でラッキーな訪問となりました、本当に感謝です＾＾ｖ
マイレビさまからの事前のご案内通り、12時ぴったりに開店。
席に案内されます。

この日は12月だというのにとても温かく・・私はまずはビール、マイレビさまは泡で乾杯です。
グラスが薄くて口当たりがいいですね。

すぐにコンソメスープが・・
「熱々だからスプーンんでいただきましょう」とマイレビさま
え、そういえば・・お箸以外のカトラリーがない・・と戸惑う私に、
「そうそう、カトラリーは引き出しにあるのよ」とマイレビさま・・
テーブルの引き出しを開けると・・カトラリーが一そろい・・ステキな演出ですね。

コンソメは、鶏出汁、豚骨、あごだしで取ったもの。
豚骨！？、あごだし！？・・すでにコンソメの概念を外れていて驚きです。
香り良く、優しい味わいのコンソメ、美味しいです。ホッとします。
ほんのり感じるまろやかさが豚骨のなせる業なのでしょうか・・
体がぼわ～と熱くなったのか、途端に汗が＾＾；
サービスの方がすぐに室内の温度を下げてくれました。。
すみません。汗かきのオバちゃんのために・・涙
この後も、とても機転の利くサービスと美味しいワインを選んでくださりましたよ。

そして、次は、冷たいヴィシソワーズ。
マイレビ様曰く、こちらの名物なのだそう。
ビシソワーズ、大好きなんです！
がこちらのは、単なるジャガイモのスープではなく、
滑らかなジャガイモスープの中にカラスミ入りのコーヒーゼリーとアーモンドが・・
最初「コーヒーゼリー・・」と説明を聞いたとき、間違いじゃないの？と思ったのですが、
こちらのお料理にも詳しいマイレビさまに確認したところ、間違いなくコーヒーゼリーとのこと。
が、カラスミの塩味と旨みを感じるもので、コーヒーは主張せず、美味しい。
そしてアーモンドのザクザク感とまろやかなジャガイモスープの対比。
これは、言葉で説明しづらい・・「とにかく美味しいから飲んで（食べて）みて」と言いたくなるスープです。

ここらへんで、白ワインをいただきます。
選んでくださったのは香りのよいシャルドネのワイン。
すっきりだけじゃなく、コクも感じられるワインで美味しいです。

そして、次は鰆。炙った鰆に滑らかにペーストされた菊芋のソース、そしてその上に
揚げた柿のフレークがかかっています。
お箸でどうぞと言われます。
説明を聞くだけでは、フレンチとは思えない一品ですね。
柿のフレークがサクサク、菊芋のペーストが滑らか・・そして炙った鰆が感ともよい香りで
柔らかい・・美味しい、美味しい。二切れ、あっという間になくなっちゃいました。
このソース残すの勿体ないです・・お箸で必死ですくいましたよ。
マイレビさまは、スパークリングの後、鍋島を飲まれていました。
そう、ここは日本酒も置いてるんです。
しかも、この料理は最高に日本酒に合うでしょうね～。
ちょっと後悔しつつも、白ワインにも合いましたよ～

そして、次はギンダラのポワレ。
春菊のスープ、ゴマ油、レモングラス、山椒、そしてパクチーも。
ギンダラのプリッとした身と味わいは生かしたまま、スープの春菊とパクチーの香り、
最後に山椒の香りとピリリとした辛味が残るんです。
こちらも器からそのまま出汁をいただいちゃいました。

お肉料理に合わせて赤ワインをいただきました。
ボルドーの果実味もあり、のしっかり目ワイン。美味しいですよ。

パンは桜の塩漬けを使ったふっくらとした白パン。
香りが良く、美味しいです。

次は、豚肉のパテ、といっても見た目はハンバーグ目玉焼き添え、という感じ。
豚肉のハンバーグはジューシーな豚肉の旨みを味わえます。
ほんのりカレーのようなスパイスを感じます。
たっぷりかけられたパルミジャーノチーズの香りもすごい・・
目玉焼きの白味はオレンジカリフラワーのソース、まろやかな味わい。
黄身は勿論卵黄ですが、とろとろです。。
美味しいです。。これがメインでもいいような一皿でした。

そして、メイン。
通常のコースなら豚肉だったらしいのですが、
マイレビ様とともにこの日は牛肉でおねがいしてありました。
大き目にカットされた長崎牛の下には、リゾットが・・
エシャロットやキノコ（エノキの茶色いの）のシャキシャキとした食感と、
これまたクミンなどのスパイスが何とも良い香り。
牛肉は適度な弾力がありますが、噛むごとに肉汁があり、美味しいです。

こういうスパイス遣いで思い出したのが、ジョエル・ロブションの料理だったのですが・・
後で調べたら、なんとこちらのシェフはジョエルロブションで修業されているんですね・・
なんかとっても納得しちゃいました。

デザートは、バニラのアイスとブラマンジェ。美味しい。

コーヒーとガトーショコラ。
滑らかなガトーショコラ、チョコと卵黄と生クリームで作る良質なお味で美味しいです。
もうお腹がはちきれそう・・苦笑

お昼のコースは4000円（来年から値上げされるようです）というのも素晴らしいですが、
今回はメインを牛肉に変更したことで6000円、そしてビール、白＆赤ワインを1杯ずついただいて
8900円となりました。
とっても満足。

美味しいお料理とともに、マイレビさまとのおしゃべりも弾み、
ステキな時間を過ごすことができました。
お料理だけではなく、サービスもとても心地よくって‥本当に素敵なお店。
是非再訪したいお店です。

ごちそうさまでした！