2回
2024/07 訪問
こだわりの食材を大将が創造性高い技術で見事な江戸前鮨に!
六本木駅から徒歩5分圏内で、ミッドタウンサイドから向かうのが1番近い抜群のロケーションにある鮨龍馬さんへ。
様々な名店で研鑽を積んだ大将が紡ぐ渾身の鮨を堪能させて貰いました。
石川県能登町の岩もずくや4ヶ月漬け込んだクリームチーズの西京漬け、甘みと香りが半端ないもろこし豆腐など、手間を惜しまない仕事が感じられる前菜からスタートし期待値も上がる内容。
6日熟成させた千葉県竹岡の平目は舌に乗ってくる濃厚な旨みと味わいが凄い!
天草の小肌は6日熟成を掛けコントラストの美しい黄身おぼろをトッピングして、心地良い酸味と溢れる旨味が抜群です。
白烏賊は湯煎を掛け表面に食感と見た目に個性を持たせつつ、中に潜むのは何と紫雲丹!
ねっとりし過ぎない白烏賊の口当たりと雲丹の極上の甘みのコントラストが印象深い1品。
茶碗蒸しはスパークリングで3時間蒸した鮑をゴロゴロと入れ込んでいて、卵の優しい味わいと鮑の柔らかくも程良い食感のある口当たりが抜群でした。
天草の存在感ある車海老には何と中に牡丹海老を合わせて、食感の違いとあとから甘さが襲ってくる時間差の旨味攻撃が凄かったなぁ…
雲丹は根室産の馬糞雲丹と紫雲丹をダブルで軍艦からこぼれ落ちる程に盛り付けてまぁ大変!
異なる食感と甘みの違いを楽しみながら、負けない位の有明の海苔の風味が絶妙なバランス感で海の幸を余す事なく頂くイメージです。
巻物は炙った中トロをシャリと合わせて、トッピングにたっぷりのトロタクを盛り付ける鮪尽くしの巻物!
鮪の異なる旨さと風味の違いを海苔がバランス感良くまとめ上げていて思わずおかわり!と言いたくなる美味しさでした!
〆は海老をオリーブオイルで炒めて旨みを出してから、京都と仙台の赤味噌で仕上げ存在感抜群のなめこをたっぷり入れた赤出汁でほっこり。
ふわふわの食感と優しさ甘さを感じる穴子と共にいただくともうすっかり落ち着いて鮨の美味さの余韻に浸ってしまいついつい長居してしまう…
素材へのこだわりと、熟成を有効的に活用して食材の旨みを引き出す創作性の高い鮨を堪能して大満足のディナーでした!
ご馳走様でした!
2024/08/06 更新
六本木駅から徒歩2分、ミッドタウンサイドからもアクセス抜群の好立地に佇む「鮨 龍馬」さんへ久しぶりの再訪。
数々の名店で腕を磨き、国内外で経験を積んだ大将が織りなす熟成鮨の世界を堪能させていただきました。
沖縄細もずくを筆頭に3種の前菜からスタート。
細く繊細なもずくが口の中でほどけて、海の香りがふわっと広がる爽やかな一品。
子持ち昆布はプチプチと弾ける食感が楽しく、昆布の旨味がじんわりと染み渡る。
濃厚胡麻豆腐はまるでデザートのような滑らかさで、胡麻の香ばしさが余韻まで続く。
熟成5日をかけた天草の小肌は、酸味のバランスが絶妙で、口の中で旨味が溢れ出す。
昆布締めにしたヒラメは6日熟成で昆布の香りがしっかりと乗り、上に添えられたえんがわの脂が全体を包み込むような美味しさ。
福岡玄界灘の白烏賊は、表面に湯煎をかけて食感と見た目に個性を持たせつつ、中には礼文島の紫雲丹が潜むサプライズが!
ねっとりしすぎない烏賊の口当たりと、雲丹の濃厚な甘みが見事なコントラスト。
車海老はぷりぷりの食感の中に、富山産の白エビが隠れていて、時間差で甘みが押し寄せる旨味の二重奏といった印象。
松茸と小柱の茶碗蒸しは秋の香りが立ち上る一品で、卵の優しさと小柱の旨味が調和する。
ズワイ蟹は日高見に浸けて酔っ払い仕立てに。
日本酒の香りを纏った蟹の甘みと酒の余韻が絶妙で、和のマリネのような趣きが。
厚岸鮪は12日熟成で赤身の旨味が凝縮され舌の上でとろけるような濃厚さ。
大トロは絹のような滑らかさで、脂が口の中で溶けて甘みが広がる。
赤身漬けはムチムチとした弾力が心地よく、漬けの加減も絶妙でした!
丼ものは長崎県産のどぐろ(熟成6日)に馬糞雲丹、小トロを合わせた贅沢すぎる三重奏。
のどぐろの脂、雲丹の濃厚さ、小トロのとろける食感が一体となって押し寄せてくるんです!
雲丹はこんとび海苔(青さ入り)と合わせて軍艦スタイル。
磯の香りが立ち上る海苔と雲丹の組み合わせは、青さの爽やかさが雲丹の甘みを引き立ててくれる。
巻物は炙りトロにいくらをたっぷりと乗せた贅沢仕様で!
炙りの香ばしさといくらの弾ける食感が口の中で旨味を爆発させる。
赤出汁は京都と仙台の赤味噌を合わせて染み渡る滋味深い味わいでおもわずホッとしてしまう。
鰻は素焼きしてから蒸して翡翠山椒を添えて。
鰻の香ばしさと山椒の爽やかな刺激が、鮨の余韻を締めくくる1品。
素材へのこだわりと、熟成を巧みに活かした創造性溢れる鮨の数々に、心から満たされるディナーでした。
ご馳走様でした!