無料会員登録/ログイン
閉じる
この口コミは、かずともくんさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する
1回
夜の点数:4.5
昼の点数:4.5
2013/05 訪問
夜の点数:4.5
昼の点数:4.5
素晴らしき哉、人生!!絶品料理の丸仙旅館が宮古で再開。被災地食堂応援シリーズ第112回
2013/05/29 更新
エリアから探す
開く
閉じる
ジャンルから探す
05月24日12時14分再訪問
宮古市で再開された【丸仙】さんに行ってきましたよ♪
感激の再会に至るまで経緯は初口コミ時のエピソードをご覧ください!
新築された店舗は黒を基調としてシックな外観です。
今日は暖簾が出ている!
(皆さんお元気かな?)
田老町で営業されていた民宿でお世話になって五年ぶり訪問になります。
連れと二人でカウンターに座りました。
(懐かしいなあ…)
色んな想いを胸に秘めたまま食事を戴いて静かに帰るつもりでしたが、
こみ上げてくる気持ちに勝てず話しかけてしまいました。
僕は馴染みってわけじゃなかったけど、女将さんに親切にしてくださった事や、
震災後に田老にあったお店を訪ねてみたことなどを伝えました。
食べログにその経緯を書いたんですよ、と話すと偶然にも女将さんが僕の口コミを読んだと教えてくれました。
『私が親切にしたって書いてあったけど勘違いじゃないの?と皆が笑うのよ〜(^-^)』と女将さんが言いました。
ひまわりのように明るい女将さんです!!
田老の民宿には六回程お世話になりましたが、
親しく話をさせて貰ったのは今回が初めてです。
ご主人から震災当日から宮古で再開されるまでの苦難の過程を詳しく話して貰いました。
僕は出来る限りの想像力を働かせて聞きました。
話は変わって…
ご主人は浅草や日本橋のお店で修行されたそうですが
立ち振る舞いと云いますかもうこの方は職人さん以外には有り得ない凄いオーラを感じます!
(和食の職人でなければ植木職人の親方か落語家か茶道の家元みたいな【和】のオーソリティ的な雰囲気があります!)
僕はお寿司には詳しくないけれど、この日いただいた『梅』←予算が無いもんで(^^;)の握りとちらしは素晴らしかったです!!
ま、並みが美味しいお店は良い店と云うじゃないですか!
次回は小遣いを貯めて夜にお邪魔してガッツリ飲み食いしたいと思います!
戴いたのに【湯呑み】大事にしますよ!!
再開心からお喜び申し上げます!
以下は初口コミです!!
【丸仙】さんは震災まで田老で割烹民宿を営業されていました。
七年前の真冬の事でした。
仕事の都合で急きょ田老で宿泊先を探さなくてはならなくなりました。
あちこち電話をしてみたものも断れ続け車中泊を覚悟で田老の港にたどり着きました。
お腹が減ったよー、寒いなあー、そんな心細い気持ちでした。
ザクッ、ザクッと足元の雪を踏みしめながら明かりを目指して歩きます。
身を切るよう風が吹き付け耳が千切れそうです(>_<)
扉を開けるとカウンターや座敷には浴衣姿のお客さんが沢山いて、夕食の宴の真っ最中です。
ここで断られたら車中泊決定です。
民宿は食材の準備の問題で直前の予約は嫌うのは知っています。
ホテルでは空き部屋があるにも係わらず平気で高い部屋に通されたりしました。
『寒かったでしょ。早く中にどうぞ!』と女将さんの思いがけない返事が!!
地獄で仏とはこの事です!!
お風呂をいただいて食堂に降りていくと二の膳付きの豪勢な食事が準備されていました。
宮古近辺の民宿が共同で企画した一泊二食税込みで六千三百円だと説明されたました。
大袈裟に例えると、朝食が千三百円で夕食が五千円で無料で宿泊出来る!
みたいなお得感でした。
この夜の僥倖が丸仙とのお付き合いの始まりでした。
その後、沿岸に出張の際には必ず丸仙さんにおじゃましたした。
もてなしの心遣いと料理の質は変わることなくいつも満点でした。
そして、大震災…
昨年の五月に再び田老を訪ねました。
絶望的な状況を目の当たりにして僕はただ立ち尽くすだけでした。
そして、今月の初めに丸仙さんが宮古再開されたと知りました。
早速訪ねてみると店には『暫く休ませて戴きます』と貼り紙が…
建物は新築されたばかりです。
何があったんだろう…
田老では民宿でしたが、ランチ営業もされているようで、
お寿司屋さんに様変わりしたようです。
当時の味と価格を知っていただきたくて民宿時代の評価をそのままを載せました。
また、訪問して最新の感想を紹介します!
山口の年金基金事務所の向かいにあります。