『日系ブラジル人』セルジさんの日記

３年前NYを訪れた時友人になった、サン・パウロ在住のブラジル人が最初にかけてくれた一言が↓
「知ってる？サン・パウロには世界一大きな日本人街があるんだよ。
　日本人何人か知ってるけど、とっても礼儀正しくていい人たちだよね。」
あなたが知ってるのは日本人じゃなくて日系ブラジル人でしょう？と思いつつも、地球の裏側の国ブラジルで日本人の評判を上げてくれている同胞に、心の中でそっと感謝した。

ブラジル旅行をするには、ブラジル領事館にビザ取得手続に行かなくてはならない。平日の昼間に2回も。
かなりダルかったけど、期せずしてここで初めて日系ブラジル人に会った（係員がたぶん全員日系ブラジル人だった）。
同胞なはずなのに、なんとも異国情緒を感じさせる素朴な彼ら。
これから彼らの国に行くのかと、未知の国への思いが高まった。
まさにブラジル旅行の入り口って感じでテンションが上がった。

実際に、サン・パウロで会った日系ブラジル人たち。
ラテン系の明るさを持ち合わせてるブラジル人ぽい人がいたり。一方、優しくてソフトな人当たりの良い人がいたり。
ポルトガル語で話しかけてくれるのが妙な違和感＾＾ほとんどの人は日本語できなそう。
背景に持っているものがたった100年でも違うと、こんなにも違う人種って感じがするのかと新鮮だった。
もはや完全に外国人。私たち日本人と韓国人や中国人くらいの違いを感じた。

ブエノス・アイレスにタンゴを見に行ったとき、たまたま隣に座ったのが日系ブラジル人の女性だった。
とってもふくよかでしぐさもラテン系。なので話かけられるまで日系人とは気付かなかった＾＾；
どうやら2世のようで、親戚が神奈川県に住んでるけど、日本に行ったことはないらしい。
自分のルーツに興味があるのか、私たちに興味を持ってくれたのがとってもうれしかった！！
私たちはポルトガル語ができず、彼女は英語と日本語ができず。
ほとんどコミュニケーションが取れなかったのが残念だった。。