yousu648さんが投稿した初音鮨(東京/蒲田)の口コミ詳細

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六本木探検隊

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初音鮨蒲田、蓮沼、京急蒲田/寿司

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥50,000~¥59,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2019/05 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥50,000~¥59,999
    / 1人

一生分の贅沢を、2時間ノンストップ鮨エンターテイメント。

創業125年、ミシュラン10年連続2つ星。
一生のうちに一度は行きたいと思っていた「初音鮨」さんに行ってきました。

店構えはむしろフレンチ、白い可愛らしい洋館。
10分前の時点でタキシード姿のソムリエさんが扉の前でお出迎えしてくれます。

「山」という部屋に通されます、8席のカウンターのみ。
全員が店主を囲めるように配慮された構成。

店内に入ると漂っている蒸し釜で炊かれているシャリの香り、、、もう美味い。

最初にドリンクを注文、メニュー表はなくソムリエの方が希望に合わせておススメしてくれます。
鮨に合う白だと、ムルソーかモンラッシェがおススメとのことでムルソーを注文、美味い。

飲み始めた頃に、店主「中治勝」さんのご登場、噂通りお客さん一人一人とグータッチ!
一気にとってもウェルカムな雰囲気に、初伺いの自分もすっかり緊張がほぐれました。

初音鮨さんが凄かったのは、中治さんが登場されたこの瞬間から、
2時間ノンストップの寿司エンターテイメントが展開されるという事。

休む暇もなく次から次へお客を満足させるための創意工夫が展開され、
お客さんの心を満たしていきます。

一品一品の流れるような楽しく面白い解説はもちろん、魅せる調理、果ては仕入れ伝票の公開など、
本当に顧客満足を追求してたどり着いたエンターテイメントという感じ。


さて食事が始まります。まず「熱いの入ります!」と炭火が登場。
それで烏賊を串焼きにしてさっと炙り、分葱を載せて頂く、この分葱がまた美味い。

次に若葉と水で封をされたお重が登場。
この中にお造りが5種類入っていますが、これに度肝を抜かれました。

本当に全部がめちゃくちゃ美味い!
中でも鰻の白焼きと黒アワビは感動すらします。

黒アワビは800グラム、鰻は2キロとのこと、スケールが違う。。
初音鮨は1人前45,000円〜という価格設定ですが、
一貫の原価が5,000円以上するネタもあったので、
原価も多分びっくりするくらいの金額がかかってると思います。。

さぁ、そんな鰻だから、今まで食べたことのない身厚さ!
香ばしい皮目、さっと塩が振られた表面、中身、とそれぞれで全く違う食感と旨味。
鰻の白焼きでは自分史上最高の美味しさでした。。。

黒アワビも超身厚、歯を入れて噛み切るまでの時間がマジで長い。
弾力ある食感ながら、大きいからといって大味な事はなく噛むごとにめちゃくちゃ旨味爆発。
そして、この黒アワビの肝と炊きたての銀シャリを和えた一品は表現が難しいほど美味い。。。

お重でこれだけの感動がありながら、本番の握りは銀シャリの炊きあがったこれから。

目の前でお焦げを落とし、美しく輝く銀シャリに酢をあわせていきます。
この瞬間から酢飯の味は刻々と変わるそうで、それを計算し尽くした上での各ネタの提供、心踊ります。

握りは全てが異次元に美味しいのですが、特に感動したやつを。

最初の烏賊の握りは外せない。
烏賊は身の厚みが超大事でそこに旨味が凝縮されるのだという、
なのでこちらも超大物をこだわって仕入れられてます。

口に入れて5秒噛まずに舌で味わうのが初音鮨流。
舌を丸ごと覆う烏賊の甘み、隠し包丁が甘さを一層引き立てる。
そして烏賊の甘みの後から舌に触れる酢飯の美味さ、、、これは感動。

そして、コラボ中の鮨猪股の「猪股健史」さんだから仕入れられるという雲丹がやばい!

きたむらさき雲丹とのことですが、一粒一粒の大きさが異常なほどデカい。
口に入れるとかつてない雲丹に溺れるという感覚。
贅沢の極みのような一貫、これを超える雲丹はあるのか?

そして小柱、これまたネタが大きくてもはや大柱!
噛んだ後、口の中で身の繊維が解けていく時の食感と旨味たるや別格の美味さ。

そして怒涛の鮪ラッシュ。
本日の鮪は和歌山県那智勝浦産、仕入れ伝票のお値段見てびっくり。。

赤身、赤身漬け、中とろ、中とろ漬けと全て最高としか言いようがないお味、
漬けは最初に切り分けて30.9度の温度で維持された釜で漬けられていたもの。

中でも藁焼き鮪の握りが本日のMVP!

猪股さんの握りを堪能しながら、中治さんが屋上で藁で焼いてるのをライブ中継で見るというパフォーマンス後に、味が落ちないようにダッシュで戻られた中治さんが握られます。

香りが旨味に昇華する不思議な体験、なんていうかもうめちゃくちゃ美味いの一言です。

そして、その藁焼き鮪を含めた、本日の鮪全部のせ手巻きもやばい。
食感はもうレアで焼き上げた肉塊、それに藁焼きの香ばしさが加わり、
各鮪の旨み・漬けの旨みがもう洪水の如く溢れる、キングオブ贅沢。

最後は玉子焼き、甘い上質なカステラのそれに芝エビの風味と旨味が舌に残る。

超堪能しました、大満足、死ぬほど美味しかった。。。


一通り堪能し余韻に浸っている中で、「海」という部屋に移動。
こちらもカウンターのみ8席、海っぽい爽やかな空間にてデザート&ティータイム。

デザートは葛切り、そして最後までさすが初音鮨さんなのは、
目の前で葛切りを一から作っちゃうところ。

その出来立ての葛切りを、老舗の和菓子屋でも使われているという西表島産の黒糖黒蜜で頂く。
本当にめっちゃ美味い、文句なしで人生で一番美味い屑切り。

そしてこの黒糖黒蜜をバニラアイスにかけちゃうからもう大変、異次元に美味い。

最後に何十年と女将に中治さん自ら淹れているというコーヒーで〆。
ふぅぅ、、、最後の最後まで全力で楽しみすぎて逆に疲れました。。


女将は本当に楽しそうに働かれていて、最高の笑顔でずっと微笑んでらっしゃったのが印象的でした。
スタッフの皆さんが頑張って働いているのを見るのが本当に嬉しいとのこと、素晴らしいお店。

中治さんの「あったかいんだから〜」に対し、「寿司屋なのに古いネタやってるね」と抜群の切り返し、完成された芸を感じました。

今まで食べログでどの項目でも「5」をつけさせて頂いたことないのですが、初音鮨さんのサービスはさすがに「5」です。

自分の一番好きな鮨をテーマに、これ以上のサービスにはおそらく出会えないと思います。
仮に店主が変わられて素晴らしいサービスを提供されても、中治さんと同じことは出来ないと思います。

今回、本当に中治さんが営む初音鮨さんに来れて良かったです。

もう、一生分の贅沢をしたなぁと感じましたが、やっぱりまた来たいです。
また必ず伺います。

  • トイレも高級ホテルさながら

2019/05/26 更新

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