まかにゃん☆さんが投稿したオテル・ド・ヨシノ(和歌山/宮前)の口コミ詳細

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飲兵衛☆まかにゃん☆ママになっても美と美食を追求!(したいなw)

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オテル・ド・ヨシノ宮前、田中口/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.9

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.8
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2018/08 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

クラシック・フレンチの継承者:手島シェフ☆伝統と古典の技で和歌山食材の魅力を凝縮。古典的なフランス料理への愛が素晴らしい!

和歌山にタテルヨシノ氏がプロデュースするガストロノミーがある。大阪から電車でゴトゴト、和歌山駅からはタクシーですぐ。

グルメお師匠様も3年ぶりだそうで、「自信がないから、松岡さん(以前のシェフソムリエ、現:柏屋)に予約をお願いして、ランチ時間に夜メニューにしてもらって、夏の看板料理“オコゼのファルシ”と“鮑のパイ包み”をお願いしておいた」とのこと。ちょうど『2018年7月専門料理』に手島シェフが載っていたので♡予習しながらウキウキしておりましたw
しかし、その朝、お師匠様に「朝オコゼが入荷できず申し訳ありません」の電話があったそうです。自然のものですからしかたないですね。

レストランはビルの12階にあり大変見晴らしが良い。この日はお天気もよく、清々しいまでに開放感のあるレストランでした。器はフランスの名窯ベルナルド♡。お店の雰囲気やスタッフさん達のきちんとした立ち振舞い☆エレガントな空気感が素敵です。

最初はグシュール。
グラン・ブラン・ド・ノワール エクストラ・ブリュット NVゴッセで乾杯~♡

*タチウオのリエットのタルトレット
・・・カチョカバロチーズの器に、オーストラリアの黒トリュフ(南半球は季節が逆ですもんね!厚切りでよく香る)、リエットの旨味が濃く一口の満足感が凄い。

*カワツエビのビスク
・・・海老好きとしてはたまらない・・・浸りたいですw
*甲殻類のジュレ 雲丹とキャビア アボカドのエスプーマ
・・・雲丹のまろやかな味とキャビアの塩味にふわっと包み込むようなアボカド。バランスが素敵です。

*鴨のコンソメ
・・・紀州、シャラン鴨など濃厚にとられたコンソメスープは、フランス料理の粋。じわじわ来る美味しさではなく、一口目からガツンと美味しい。ラビオリには、内臓もミックスされたスパイスの香りがいいミンチ肉が、小麦の香りもしっかりしていて、しっかりしたコンソメとのバランスがいい。スープと思いきや食べごたえのある一皿。

*和歌山のマナガツオのポアレとソース ブールブラン
・・・ノルマンディー産のイズニーバターと白ワイン!酸味が大人。豆の青い香りとよく合い爽やか。定番なのに新鮮な美味しさでした。

*鮑のパイ包み ジロール茸
・・・なんて綺麗なのでしょう~。完璧なパイ生地に、フォアグラ、トリュフ、ミンチ肉(鴨かな)。エレガントで深みのある肝のソース。伝統に則った古典的なフランス料理と和歌山の食材との融合。さすが手島シェフのフレンチです。
*フロマージュ

*お口直し 牛乳のソルベ
・・・山で放牧酪農されている牛さんの牛乳。パッケージ化して販売して欲しいw

*瀧本農園のマンゴーとバジルのソルベ
・・・最後まで、エレガントな味わい。

*ハーブティーと小菓子・・・カヌレもすごく美味しい~。

ワインはお師匠様がソムリエさんと相談して「オスピス・ド・ボーヌ・コルトン・クロ・デュ・ロワ2012」をチョイス。ふくよかで奥深い味わいは、今回のコースによく合いました。

イノベーティブなフレンチにスポットライトが当ることが多い昨今ですが、手島シェフは、連綿と続く伝統料理、古典料理を徹底追求することで自信のアイデンティティを見出そうとしています。古典料理の本質を変えずに、現代の人々が食べも美味しい!と思える料理に、どう着地させるのか?、そこに、手島シェフが作るクラシック・フレンチの醍醐味があると思います。

完璧な料理をいただくと、心が充足感で満たされますよね。私は、本当に「こういう時間」が大好きです。グルメお師匠様、いつも本当にありがとうございます(*^^*)

和歌山という、けしてアクセスのいい場所ではない町に、こんな素晴らしいフレンチレストランがある事にとても驚きました。「わざわざ時間をかけて(タイヤをすり減らして)真に美味しい料理を食べに行く」という意味で、これこそミシュランだな。と、思いました。

オコゼのファルシは再チャレンジしたいですし、冬には和歌山の鹿や猪など~手島シェフのジビエ料理も食べてみたい。また、是非お伺いしたいです\(^o^)/!

2019/01/28 更新

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