4回
2024/04 訪問
一歩一歩
東急田園都市線 青葉台駅から大通りを北へ直進
桜台交差点の坂を少し登ったところに位置する素敵ビストロ。
ビストロ パザパさんへ再訪。
「Pas a Pas」はフランス語で「一歩一歩」という意味
ボードや店内にさりげなく足跡があるのが素敵。
おまかせコースがないお店は
アラカルトの構成考えるのがとても楽しいです。
相方様とのスケジュールが合わず一人訪問でしたが
女性一人でも気軽にふらっと立ち寄られるビストロ。
完全ワンオペなので混雑状況にもよりますが、
メニューデフォルトのポーションの量や
前菜やチーズの調整も相談くださるフレキシブルさがある。
これはソロ訪者にとってはとても嬉しいことです。
以下の構成でお願いしました。
●キャロットのヴルーテ
●冷前菜の盛り合わせ
●甘鯛の鱗焼き ヴァンブラン
●山形豚のコンフィ
●ちょこっとチーズ(好みのシェーブルはリクエスト)
◯グラススパークリングワイン
◯グラス白(シャルドネ)
◯グラス赤(ピノ・ノワール)
ハウスワイン3杯くらいで
ガッツリお腹一杯食べて一万円以内に収まるイメージ。
都内では中々出来ない価格設定かと。
因みに私は多分良く食べる方で
一般的な女性だと前菜と温菜とメインの三皿、
もしくは前菜とメインの二皿でも十分かもです。
ワイン一杯だけでもウェルカムとのことなので
それもビストロならでの気安さでありがたいです。
キャロットのヴルーテは人参ならではの優しい甘み。
個人的にはとうもろこしの方が好きかもです。
前菜の盛り合わせはいつもながらビジュアル系。
色使いがとても美しいと思います。
今回はブラッドオレンジのサラダ
牡蠣とオリーブのマリネ
スペシャリテの鳥白レバパテのキャラメリゼ。
ドライブラックオリーブは香りやコクだけでなく、
視覚的にも畑の土を感じさせるし、
少しとろりとしたバルサミコソースとの相性も好き。
ピンクペッパーの使い方もお洒落だなと感じます。
カウンター内調理場の真後にオーブンがあって
火の加減はとても丁寧に見られるようにしてるんだなと。
シェフは飄々として大変さを見せないけど大変な事だと思う。
目の前に現れたアマダイの鱗は美しく立ってサクサク。
ナイフを入れるとシャリシャリって綺麗な音がするの。
丁寧に調理された子達は綺麗。美しい。
山形豚コンフィも外はカリカリ、中はじゅわん。
付け合わせは筍と甘味が強いお芋(多分)でした。
チーズはフルではトゥーマッチですが少し欲しい。
シェーブルだけリクエストして後はお勧めを少し。
ちょっと長め熟成のミモレットとウォッシュで。
こちらの魅力の一つ。
これで3回目の訪問になりますが、
いらっしゃるお客様皆様が穏やかで和やかだと感じました。
初めてお会いしたお客様とも不思議と会話を楽しめる。
これもシェフの持つ雰囲気の賜物かもしれません。
お店はお客様より学ぶこともあると思うし
客側もお店から色々と学べることがあると思う。
一歩一歩、作り手さんも食べ手側も成長していくのかなと。
そんな風に感じる夜でした。
楽しく美味しい時間をありがとうございました。
今度は相方様と二人で伺いたいです。
御馳走様でした。
2024/04/24 更新
2024/02 訪問
冬の輪舞曲✴︎隠しキャラを楽しむ夜
Bistro Pas à pas(ビストロ パザパ)さん
飄々としたイケメンシェフが完全ワンオペで切り盛りされる
隠れ屋的な素敵ビストロ。半年振りの再訪となります。
何度か予約試みるもタイミング悪くフラれること数回。
秋の味覚は逃しましたが冬の味覚には滑り込めました。
ご相談の上、今回は以下を頂きました。
ヴルーテ以外は相方様とシェアです。
●ズワイガニとカリフラワーのヴルーテx 2つ
●冷前菜の盛り合わせ
(ピクルス・イチゴと生ハムのサラダ・牡蠣のハーブオイルマリネ・レバパテのキャラメリゼ)
●白子とポワロのグラタン
●アンガス牛ザブトンのロティ
●チーズの盛り合わせ
◯キリンラガー瓶 x 2(相方様用)
◯グラススパークリングワイン x 1
◯グラス白 x 2
◯グラス赤 x 2
今宵もワクワクなお皿を心躍りながら頂きました。楽しい!
一つ一つのお皿に遊び心があって、複雑な味がして、
隠しキャラを豪快に間違えながら楽しみました。
二人なので結果的には冷菜あと一品、温菜あと一品くらい
追加してのオーダー構成がちょうど良かったかもしれません。
カクテルグラスに
コンソメジュレとキャビアがあしらわれたヴルーテ。
今宵のヴルーテはズワイガニとカリフラワーが中に入ってます
ヴルーテはまろみがあり、ズワイガニが甘く柑橘香が爽やか。
隠しスパイスは豪快に間違えて照れ笑い。
ピクルスは、金柑のピクルスが特に好みでした。
イチゴのサラダにはバルサミコを煮詰めたソース。
ドライブラックオリーブと生ハムの塩気が
イチゴの甘酸っぱさを引き立てる名バイプレイヤーに。
ムチっとした牡蠣に複雑なスパイスのオイル漬けはニヤけた
上部を軽くキャラメリゼされたレバパテは言わずもがな。好き
白子は外側はパリッと香ばしく中はゆるゆるっと。
ボトムに敷かれたポワロが甘くてトロリと優しく絡まる。
チヂミほうれん草のほろ苦さとケッパーの酸味。むふー。
ロティはとても丁寧に焼き上げてくださったと思います。
そして、やっぱりフレンチはソース凄いと改めて思う。
マディラとトリュフのソースが濃厚。
お肉自体も甘味があって
それがこのソースの酸味と濃ゆい香に負けない。
チーズの盛り合わせはお酒が回り撮り忘れましたが
灰をまぶしてあるシェーブルがモチモチして美味しかった。
今宵のパザパさんのお料理は
ロンド(輪舞曲)のように感じました。
同じスパイスでも使い方によって、お皿によって、
クルクルと表情を変える。華やかで楽しくてわくわくします。
お料理も楽しいのですが。
手が空くと構ってくれるシェフの会話もとても楽しいです。
気取らず肩の力が抜けて、リラックスしてお酒を楽しめる。
相方様も楽しかったようで、帰路の会話では
また近いうちにお邪魔したいね、と
だけどアナタ、お酒は程々にね、とも(*_*)。
春の味覚も楽しみにしたいと思います。
とても美味しかったです。御馳走様でした!
2024/02/12 更新
2023/07 訪問
スパイスの魔術師のよう✴︎新感覚ビストロで夏を堪能
Bistro Pas à pas(ビストロ パザパ)さん
久しぶりに胸が躍るほどの素敵なお店との出逢いでした。
2023年1月にオープンされたようです。
田園都市線青葉台駅から環状4号を北に
桜台交差点を右に曲がって坂を登ると右手にあります。
訪問日は酷暑。更に徒歩。汗だくで入店。
メニューを拝見して目に飛び込んだのはクラフトビールだった
本能がビールを欲している。
初めての白馬IPAはシトラス感じ、爽やかに喉を潤す
オーナーシェフがワンオペで切り盛りされているようで
頂くお皿も一つ一つ相談することができました。
まずはとうもろこしのヴルーテとジュレ。
オマールが隠れてました。コクがあるのにとても爽やか。
不思議な香りを伺ったところアニス使用とのこと。なるほど!
アメリカンチェリーと生ハムのサラダは瑞々しく
鶏レバのパテとキャラメリゼは濃厚ねっとりパリパリ
甘さとほろ苦さのハーモニーに顔がニヤつきます。
鰹のカルパチョのソースには舌を巻きました。何これ凄い。
オイルソースが複雑。多種のスパイスを感じます。
茗荷のお酢の入り方もサッパリして爽やかでした。
鮎のパートブリック包み焼きはパリサクホワンホワン
大山鶏のフリカッセもソースに旨味が詰まって濃厚です。
お会計の際、良心的なお値段で思わず二度見しました。
白馬IPA 1本、ロワールの白2杯、フランスのピノを1杯、カリフォルニアのカベルネ1杯、
食中計5杯頂きましたが1万円しませんでした。ありがたや。
初のお店なのにオーナーシェフも
常連さんと見受けられるお客様も初めて会った気がしない
気取らずとてもアットホームで居心地の良い不思議な感覚。
必ずリピりたいです。
とっても美味しかったです。御馳走様でした。
2023/08/03 更新
地元年末お礼参りその3
クリスマスシーズンですが
イヴや当日は避けて訪問しました
2024は残念ながら相方様多忙でぼっちクリスマス
クリスマス時期
面白そうなメニューあるかなとの期待もあり
女性一人でもお伺いしやすく居心地の良い
Bistro Pas a pasさんへソロ訪です
今回は以下の構成でお願いした記憶です
タイムラグがあり
記憶違いがあったらすみません
●ズワイガニ・カリフラワーのヴルーテ
●冷前菜の盛り合わせ
●助宗ダラのポシェ(海老芋を添えて)
●鴨とフォアグラ ロッシーニ風
◯スパークリング・赤・白等 数杯
ヴルーテは季節毎に食材は変わりますが
スターターとして必ずお願いします
今回はコリアンダーの他にレモンもあわせられ
ズワイガニが引き立っている感じがしました
冷前菜もレギュラーメンバーがいるのは嬉しい
サラダはイチゴのサラダ。
土に模したブラックオリーブパウダーや
バルサミコ、葉野菜が混じり視覚を楽しませる
鳥レバキャラメリゼは好物です。
薄いバゲットにあいます。ワイン進みます。
牡蠣のオイル漬けにふっくらオリーブ
今回のニューフェイスはサーモン
タプナードソースとセミドライトマトのペースト
ビジュアルは勿論
この前菜達さんは安定感がありとても好きです
今回のお魚とお肉は
正直に申し上げると
私の好みとは少し異なりました
好みやタイミング
また特殊な時期ということからかもしれません
でも助宗に柚子を使ったりするアイディアなど
とても面白いなと思いました
お料理だけではなくて
私がとても好きなのはPas a pasさんの雰囲気
テーブル数席とL字型のカウンター席
初めてお会いしたお客様と
適度な距離感で会話を楽しめる雰囲気が毎回ある
これはシェフの持つ魅力のお一つだと思います
今回も素敵な御夫婦との
素敵な会話の時間を頂戴することが出来ました。
特殊なシーズン
シーズンメニューだったこともあり
今回は評点も控えたいと思います。
また相方様と共にお伺いしたいと思います。
他のお皿も楽しみたいと思います。
有難う御座います。御馳走様でした。