7th_bluemoonさんが投稿したAKAI(広島/宮島口)の口コミ詳細

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AKAI広電宮島口、宮島口、広電阿品/イノベーティブ

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2024/03 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

透明感

今回の広島旅行で私が一番楽しみにしていたのはAKAIさん
赤井シェフの織り成すお料理を楽しむこと。
今の時代、ミシュランやお料理マガジンは勿論、
様々なSNS媒体から溢れるほどの情報が。
食の好みは人それぞれだと思うので
どの情報が信頼出来る(私の好みに近い)のか迷うことが多い。
百聞は一食に如かず。
ただ、小市民な私は肩を落とす経験は少ない方が良い。
広島県のレストランのレビューが素敵でとても参考になり
フォローさせてもらうレビュアー様がいらっしゃいます。
その方の文章を拝読する度に素敵だなと感じ
その方が絶賛されるAKAIさんに憧れるようになりました。
今年の春旅が広島に決まった瞬間
いそいそとポケコンから予約しました。席枠GETだぜ。

ロケーションは宮島口から踏切渡り山間を少し登った古民家。
相方様とお酒も楽しみたく、ホテルからタクシーで向かう。
丁度雨がシトシト降る夜で、軒下から竹林を見るも風流。
玄関先に赤のガーベラと野花が生けてありました。
これは狙いではなく、全くの偶然でしょうが
雨に濡れた猫ちゃんの泥のついた足跡が残っていて
それが妙に可愛らしくてホワンとしました。
多分、ここから好きだ。好きなアトモスフィアなのです。

一枚板のカウンターにゲストは2名3組、計6名。
コースはおまかせのみで定刻開始です。
調理は勿論、赤井シェフ。
メインの接客とドリンクサーブに女性スタッフ様が2名。
温かいおしぼりをいただき、其々に今宵のドリンクのご相談。
実は相方様はワインは得意ではない。日本酒が好き。
私はワインも日本酒も楽しみたい。
酒量やタイミングを見計らいながら薦めて頂きました。
前置きが長いですが、以下、当日のラインナップです。

●蕗の薹のお餅と粕汁
●活きサザエと菜の花
●サヨリ
●アマダイ
●猪のソーセージ
●大根・春菊・原木椎茸のお椀
●蝦夷ジカ
●アスパラガスと玉子のご飯
●リコッタチーズのアイスクリーム
●プリン
◯日日 x 2
◯Sattlerhofソーヴィニヨンブラン(私)
◯賀茂金秀(相方様)
◯日 x 2
◯ L’Arco Rubeo(私)
◯神雷RISING SUN(相方様)
◯ハーブティ(相方様)
◯コーヒー(私)

一皿ずつ丁寧に記録したら恐ろしい長さになるので、
出来るだけシンプルに。

最初の蕗の薹のお餅と粕汁から心持ってかれました。
まぁるいの。蕗の薹の香りは逞しい春の力ある香り。
お餅は柔っこくて優しくて
合わせてくれた日本酒の日日もまぁるくて優しくて。
まさに日々是好日なのです。

サザエと菜の花は相方様が絶賛してました。
コリッコリでシャクッシャク。
日本料理テイストかと思いきや洋の要素もあったと思います
私の舌は結構あほぅなので自信ありませんが。

サヨリは長い溜息が出ました。
語彙力が無い私が精一杯表現するとしたら
「とてもストイックな透明な味わい」
雑味がなくストレートに飛び込むけど
アフターが恐ろしく長い。シミシミジワジワ。
食材そのものだけではないストイックなお仕事を感じるのです
例えるならば
すんごい可愛い子なんだけど、クセあるところを隠す的な
スッピン一番だけど限りなくスッピンに見せる
究極のナチュラルメイクみたいな。
(表現が稚拙すぎてすみません)
私はサヨリさんの透明肌に口福感じました。

アマダイは炭火でじっくりゆっくり丁寧に。
皮はカリっと。身は甘みも弾力も。
下に敷いたお米に私はニヤニヤ。
これもう、おかいさん(粥)って言っていいですかね。
ポリッジっていうよりも、とても優しいおかいさんなの。
優しい。幸せ。

猪は、木の実を沢山食べた動物の味のイメージ。逞しい。
下に引いたピュレの味がとても気になり質問しました。
黄色ニンジンとのこと。初体験!
サツマイモ?とか聞いた私が恥ずかしいよ。
でもでもとても甘くて柔こくて、優しいヴェールのようでした

大根と春菊と椎茸のお椀でお口をリセットして。

蝦夷鹿は火の入り方がとても繊細だと感じました。
じわり。もっちり。舌に吸い付くよう。
藁の香りも感じられて、深呼吸したくなる。
ソースはワインやベリーの酸味感じられるのですが、
重厚というよりも、優しめなふくよかさと爽やかさを感じ。

締めはアスパラとふるふるの卵黄のご飯!
このご飯は日常で食べるご飯でも卵かけご飯でもなく。
芯を仄かに残した米粒。リゾット。まろやかな。

アマダイのおかいさんにはゆるりやわっと心が解け
締めの卵かけご飯のこの米粒には口が蕩けました。

デザートはリコッタチーズのアイスに
固くしっかりしたプリンに
大人の苦さとスパイシーなカラメルソース
そして赤井シェフ自ら入れてくださるドリップコーヒー。

ロイヤルコペンハーゲンのコーヒーカップが
金継ぎだったのに相方様が気づき。
「綺麗だね」と、呟いた。洋と和の美しさ。
私もとても綺麗な時間だったと感じました。清々しさも。
アテンドくださった女性は柔らかく、
生憎の連日の雨模様にも雨の日の厳島の風情を教えてくれた。
言葉一つ、見方一つ。
さりげないようでとても素敵なホスピタリティーを感じました

とても素敵な時間をありがとうございます。
また必ずお伺いしたいです。
御馳走様でした。

2024/03/30 更新

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