1回
2019/06 訪問
ここまでやる！？おもてなしの心が見える、絶品焼肉店＊焼肉 うしみつ 恵比寿店
2019/07/15 更新
ランキングと口コミで探せるグルメサイト
グルメキュレーションサイト
毎日の外食が楽しくなるグルメ情報
「おもてなし」という言葉が、日本の代名詞になった昨今
その先端を行くのが、飲食業界なのかもしれません
今や、安い、旨いは当たり前。それプラス何かが無ければなかなか集客率に繋がらない
それが個性なのか、素材なのか・・・
簡単に個性と言っても、じゃあ何？
でもあったのです。そんな個性と素材に拘り、最上級のおもてなしをしてくれる店が
それがここ
あの西麻布の「けんしろう」の系列店でもあり
じゃあ旨くて当たり前、そして敷居もお値段も高いというイメージがありますよね
でもその内容を知れば、きっと高いとは思わない筈
名店ならではの、おもてなしに溢れた、大満足の時間を過ごす事ができる所なのです
ＪＲ 恵比寿駅西口改札から 徒歩3分の所にあるビルの2階
店内に入ると、テーブルごとに区切られたスペースが
ちょっと無機質な雰囲気ですが、私たちは贅沢にも個室を使わせて頂きました
今回は、フレンチ出身の統括料理長&料理開発責任者の西田鷹直シェフがオススメするコースを頂く事に
しかもお客が焼くのではなく、１つ１つ丁寧にスタッフが焼いて下さるスタイル
何とこのお店には、美味しくお肉を焼く焼肉職人「焼師」さんがいらっしゃるんです
さて、まずは泡で乾杯です
ピノ シャルドネ ブリュット
フレッシュ & フルーティなイタリアの辛口スパークリング
食前の乾杯にピッタリです
前菜：キャビタン
真っ白な器に入れられた不思議なお料理
卵黄のエスプーマの下に、湯引きした黒毛和牛のタンの千切りが。そしてキャビア
そうキャビアとタンで、キャビタンww
卵黄がたっぷりとタンに絡まって、優しいお味
お店の人いわく、大人のカルボナーラだそうです
うん、こんな贅沢なカルボナーラ、子供には食べさせられない
あら、どこかにピクニックにでも行かれるの？
テーブルの上に置かれたバスケット
中から出てきたのは、シャンパンドレッシングのジャーサラダ
サニーレタス、トマト、カリフラワー、コーン、キヌアなど
ジャーをしっかりシャッフルして蓋をあけましょう
シャンパンビネガードレッシングが爽やかで、食が進みます
次に出てきたものも、また不思議なもの
缶の蓋をパカッと開けると出てきたのは、キラキラの海鮮たち
いくら・ウニ・ホタテの缶詰ユッケ
ん？でも、どこがユッケなの
蓋を開けただけではわからなかったのですが、海鮮の下には
亀の子という赤身肉をユッケしたものが入っているのです
そしてチューブに入っている、醤油、トロロ、卵黄を使ったオリジナルソースを付けて頂きます
焼肉店なのに、こんなに美味しい海鮮が食べられるとは
しかも肉と魚のコラボ。面白過ぎ
さて、いよいよ肉といきますか
サーロインの一門焼き
最初にサーロインを出して来ましたか！強気ですね
もちろん焼師さんが焼いて下さいます
片面だけ、サクッと焼いて・・・
付けダレがまたお洒落
コンソメのジュレに、パクチー、キュウリ、ミント、レモンのシャーベットを合わせたもの
このタレを考えた人は凄いですね
焼肉屋でこんなの普通は出てこない。最上級の美味しさでした
そして、来た～～～ア
これ、けんしろうさんの所でもありました
シャトーブリアンのけんしろう焼
最高級シャトーブリアンに相応しい演出が、今回も登場
テンションが上がりますね
桜チップでスモークされた宮崎牛は、さすがと言ってしまう上品な柔らかさ
醤油漬けにした生粒胡椒が、アクセントになっていて、口に広がるスモークの芳ばしさと
肉の旨みがたっぷりと味わえる一品です
塩肉：サガリとシンシン
ハラミと同じく内臓部分に当たるサガリ
大好きなハラミですが、更にその上を行くサガリ
赤身で肉質の柔らかさが特徴です
大根おろしと黒七味のタレで頂きましたが、何とも言えない柔らかさ
でも厚みがあるので、食べ応えもしっかりとあります
シンシンはモモ肉
モモ肉でありながらその中でもとても柔らかく、キメも細かい部位ですね
こちらはキウイフルーツソースで
フルーツには、タンパク質分解酵素で肉を柔らかくするなどといった働きがあるので
更に美味しく頂けました
しかも、キウイフルーツを食べると消化が促進されて、胃もたれが軽減するそうで
そんな意味も込めて、このソースなのでしょうか
それよりも何より、美味しい組み合わせである事に間違いありません
シャトーブリアンのカツサンド
シャトーブリアンをカツサンドにしてしまうなんて・・・
なんて贅沢、こんなの食べたら、普通のカツサンドが食べられなくなるではないですかww
サクサクふわふわのブリオッシュやソースも絶妙！肉も柔らか〜い
食べるのに夢中で、うっかり飲み物のタイミングを失っていました
これはトマトハイ
お店のオススメでしたが、確かに肉料理に合いました
箸休め：カニ酢と岩もずく
これを箸休めと言ってしまうのが、このお店らしいですね
サッパリと口の中をリセットして・・・
タレ肉：ヒレのうしみつ焼き ハラミすき
最初にソースが、網の上乗せられ
宮崎牛のヒレとハラミノ2種類が出てきました
これをどうやって食べるかというと
ヒレは、先ほど温めた、ウニと白ワインのソースにデップして頂き
ハラミは、焼きあがったものに、その場で大量のトリュフがかけられ
卵黄と一緒に頂きます
この発想、本当に凄いですね
肉のつけダレ、付け合わせだけで一体何種類あるのでしょう
フレンチ出身のシェフが考案しただけあって、肉そのものの旨みのみならず
それに合わせるものとのハーモニーまで、ちゃんと計算して作られているんです
お見事です
大きなＴボーンステーキが登場
もう食べ切る自信が無いんだけれど
もう１つ出されたのが
ナス・玉ねぎ・トマト・パプリカ・ズッキーニなどの夏野菜と
ヒレが入った、石焼きドライカレー
Ｔボーンステーキを綺麗にカットして、ドライカレーの上に乗せ
その上から自家製のカレースープをかけて
Ｔボーンステーキの夏野菜キーマカレーの出来あがり
ここでも、手の込んだ技を見せつけられました
デザート：白桃とマンゴーのスノーパウダーケーキ
やっと最後のデザートにたどり着きましたww
と言っても、このデザートも只者ではない
白桃とマンゴーと、うしみつのロゴ付きのもなかが乗った可愛いケーキ
が、それだけじゃない
とろーり、マスカルポーネの生クリームがかかっていて、その下にはなんとふわふわのかき氷
そしてかき氷の中には、ペタクリスピーというパチパチとするものが入っているんです
昔、口に入れるとパチパチとなるお菓子がありましたよね
あれです。あれです
いやいや最後まで本当に美味しく、また楽しい料理でした
最近「イノベーティブフュージョン」という言葉をよく耳にするようになりましたが
フレンチとかイタリアンとか和食とか、それぞれの伝統や文化に根差した食材や調理法にとらわれず
自由な発想で料理を提供してくれる料理店
まさにこのお店がその１つじゃないでしょうか
実はおもてなしはこれだけに終わらず
特別な日のお客様に対して、マジックのサービスがあるんです
もちろん要予約ですが、お店に専属のマジシャンが居て
本格的なカードマジックを観る事が出来ます
本当に、どこまでやるのかい！と最後まで驚かせっぱなし
次の特別な日にも、また訪れたいお店
ごちそうさまでした