ぐるまに2020さんが投稿した美会(東京/六本木)の口コミ詳細

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ぐるまに〜元パティシエの反動グルメ〜

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ぐるまに2020 (30代後半・男性・東京都) 認証済

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美会乃木坂、六本木、青山一丁目/イノベーティブ、日本料理、タイ料理

1

  • 夜の点数:4.8

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.8
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク 4.8
1回目

2025/11 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

タイ×日本の融合!唯一無二の世界

【美会(ビア)】/六本木
◆おまかせコース 33,000円 (税込
 +ペアリング 14,500円
【訪問時間】平日20:30
【並び時間】予約必須

✏️付近のお店はこちら→ #ぐるまに_六本木

感想
この二人の目には、いったい何が映っているのだろう。
ど〜も!!ぐるまにです。

料理人・草場さんが紡ぐ、日本の季節と出汁。
そしてタイ出身のビアさんが感じ取る、香りと発酵の世界。

カウンターの向こうでふたりの呼吸が重なる瞬間、
そこに生まれるのは“料理”ではなく、“文化”そのもの。

ビアさんは元々、日本各地のごはんを食べ歩き、
地方の風土や人の温度を自分の中に刻んできた人。
その記憶に、タイのハーブや発酵の感性が交わることで、
出汁とスパイス、日本の旬とタイの生命力が一皿に溶け合う。
そして、美会を語る上で欠かせないのが“器”の存在。
伊万里や九谷、タイの黄金の陶器――
どれも文化の象徴でありながら、不思議と自然に並んでいる。

“美しさと文化の掛け合わせ”が、当たり前のように呼吸している空間。
その中心に立つのが、味わう人=ビアさんと作る人=草場さん。
ふたりの感性が交わるからこそ生まれる、
唯一無二の料理の世界。

▶︎▶︎▶︎▶︎▶︎いただきます◀︎◀︎◀︎◀︎◀︎

◆クンチェーナンプラー 牡丹海老×発酵青マンゴー
一品目から完全に心を奪われた。
ナンプラーに漬けた牡丹海老の濃厚な旨みに、自家製の発酵青マンゴーがシャキッと酸を添える。
上には艶やかな卵、下には梨とバイマックル出汁のジュレ、さらに焼き茄子のピューレが静かに広がる。
口に入れた瞬間、南国の風が吹き抜け、
「うわ、これもうすごい」と思わず声が漏れた。

◆トムヤムクン 鱧×淡路産百合根
二皿目で、もう完全にこの世界に引き込まれた。
オニテナガエビの出汁が効いたトムヤムクンの下には、淡路の百合根をマッシュにした優しい甘み。
酸味・辛味・旨み、その全部が静かに調和して、鱧の繊細な身がふわりと溶けていく。
そしてこの器がまた、たまらなく粋。
上には江戸時代に“象が見たい”と呼び寄せられた
吉宗の逸話をもとに描かれたであろう伊万里焼、下にはまるで富嶽三十六景のような有田焼。
日本とタイ、歴史と現在
すべてがこの一皿の上で対話しているようだった。

◆ポピアトート 鰻
海うなぎを春巻き仕立てにした、香ばしさ全開の一皿。
中にはタイ米と日本のもち米、さつまいもの優しい甘み。
クラチャイ(ごぼうと生姜の間のようなハーブ)の香りがふわっと抜けて、後味に心地よい清涼感を残す。
発酵卵のパウダーと木の芽のソースが奥行きを添え、
噛むたびに“サクッ”と衣の中から旨みが溶け出す。
器はまるで座布団のように愛らしく、
遊び心と格式が同居する、“粋”な一皿。

◆オップウンセン フカヒレ
気仙沼のフカヒレを、すっぽんと鶏白湯の出汁で炊き上げ、
黒酢が香る春雨と合わせた一皿。
深みのある旨みをまろやかにまとめる黒酢がとにかく秀逸。
仕上げにビアさんがこだわりにこだわった黒酢をひと滴
その瞬間、味がふわっと広がる。
そして結構多めにかけてもまろやかさが勝ちめちゃくちゃ美味しくてスプーンで最後まで拭ってしまった!!
記憶に残る逸品でしたわ

◆パッタイ 黒鮑
黒鮑を主役に据えた、贅沢すぎるパッタイ。
下には鮑の肝ソース、上には黒鮑の身と桜エビの天ぷら。
麺は繊細で、もっちりとした弾力が絶妙。
普通のパッタイのように“べちゃっ”とせず、一筋一筋がしっかり立っていて香りまで軽やか。
黄ニラの風味が鮑の旨みを引き立て、口に運ぶたびに上品な余韻が残る。
完成度が高すぎて、思わず無言で噛み締めた一皿。

◆ミアン・プラー 太刀魚(小柴産)
エゴマの葉で包まれた太刀魚のミアン・プラー。
一口で広がるぷちぷちのエゴマの実、発酵茗荷や冬瓜の爽やかさ、
そして太刀魚の脂の甘み。
ハーブや野菜の香りが重なって、口の中で“森のような景色”が広がる。
噛むたびに味が変わっていく多層構造で、
一皿の中に“香り・酸味・食感”が共鳴する。
箸を止めたくなくなる、幸福感のある一品。

◆ラープ 近江牛×神戸ビーフ
近江牛と神戸ビーフを贅沢に掛け合わせた特製ラープ。
スプーンを入れると、ほぐれるほどに柔らかく、口に運ぶとハーブとライムの香りがふわっと広がる。
肉の旨みがしっかりしているのに、後味は驚くほど軽やかで“旨辛の余韻”がクセになる。
スパイスと出汁のバランスが絶妙で、食べ終わってもしばらく香りが残る“静かな衝撃”の一皿。

第2部
◆サムラップ・アーハーン・タイトムセープ ~本来のタイ料理体験~
◇トムセープ タイハーブ帆立
◇ガイヤーンクミン ターメリック(朴葉 黒さつま鶏)
◇パッパクブン・ファイデーン(空心菜備長炭)
◇オースワン 鱧
◇秋刀魚のグリーンカレー
◇炊き立てジャスミン米

ここからは第2部、いよいよ“本来のタイ料理”へ。
タイではおかずとご飯を最初から一緒に楽しむ文化があり、
同じ体験をしてほしいと、炊き立ての南部鉄器ジャスミン米が登場。
帆立のタイハーブ蒸し、朴葉に包んだ黒さつま鶏のガイヤーン、
備長炭で香り付けした空芯菜、鱧のオースワン、
そして秋刀魚のグリーンカレー――。
レモングラス香る一番出汁のスープに心がほどけて、
気づけば“炭酸とご飯”という異国のリズムに包まれていた。
つい、ご飯おかわりしてしまうほどの多幸感。

◆デザート
◇カノムピアックプーン
◇できたてアイスパイナップル ジャスミ
最後は、優しさに包まれる時間。
タイ風くず寄せ「カノムピアックプーン」は、
ココナッツクリームとパンダンリーフの香りがふわり。
葛餅のようで、枝豆のようでもある不思議な食感に心がほどける。
続く“できたてアイス”は、パイナップルとジャスミン。
一口で南国の風と花の香りが広がって、
さっきまでのスパイスの余韻がやさしく溶けていく。
食後のお茶までもが香りのフィナーレ。
まさに“幸せのデザート”。

▶︎▶︎▶︎▶︎▶︎ごちそうさまでした◀︎◀︎◀︎◀︎◀︎

この店の料理は「混ぜる」でも「融合」でもない。
日本とタイという二つの文化を軸に、
そこから世界へと手を伸ばし、“食をいただいている”。
出汁もスパイスも、器も発酵も――
どれもがお互いを尊重し合い、調和している。
草場さんの丁寧な仕事と、ビアさんの自由な感性。
その呼吸が重なった瞬間にだけ生まれる味が、ここにある。

2025/11/08 更新

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