おふくろ作、盆料理。
この3つの料理が無いと、盆が来た気がしない。
いずれも、里の郷土料理。
・たらおさ
鱈の身を取った後、エラや胃袋と骨だけになったものの干物、
それが、たらおさ。大分県西部でしか売っていないかも。
盆前になると、スーパーに山積みしているが、けっこう高い。
春先に干しまくった筍と一緒に3日間程度煮込む。
骨やエラからスルメを思わせるような出汁が出て、
干し筍に染みて、日本酒がすすむ。
骨やエラもパクパク食える。
結局、美味しいものは煮〆色。
酒は八鹿か亀の井の2択。
・地きゅうり
地這胡瓜、地面にゴロンっと横たわる大きな胡瓜。
大分と熊本の山間部でしか見た事がない夏野菜。
盆を過ぎると黄色くなって、夏の終わりを感じる。
生姜と大葉と一緒に、軽い酢漬け。
大葉は庭からもいで来るので安心安全。
舌触りなめらかで瓜のよう、味はキュウリに近い。
爽やか軽やか上品な味。
出来れば年中食べたい。
※大葉は虫がつきやすいから、農薬使用量がとても多い。
おふくろは大葉を食べにくるオンブバッタがかわいいらしい。
・盆だんご
餅米だんごを、ひねり八の字型、そんな感じの形にして、
黄な粉をかけた、だけ。
この形も珍しい気がする。
他の家のは甘いけど、うちのは甘くなく、
何個でもイケてしまうので、危険。
激しく好物。
毎年食べて、こういうので育った。
評価するなら、5点満点で10点だな。
この料理を食べられるお店は知らない。