この口コミは、Fisher.Lionさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数：5.0
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￥1,000～￥1,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク 4.5
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昼の点数：5.0
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￥1,000～￥1,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク 4.5
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［ 料理・味5.0
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| サービス4.0
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| 酒・ドリンク4.5 ］
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［ 料理・味5.0
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| サービス4.0
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| CP5.0
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| 酒・ドリンク4.5 ］
大分カレー18 アジャンタ出身3 curry phantom 大分を食べよう
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チヌのカレー
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お茶とマーマレードミント添え
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柿のライタ
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アチャールとパパド
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サフランライスとチヌのカレー
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ブーリとラッシー
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チヌの身
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チャイとマンゴープリン
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2012/12/25 更新
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2012.12
チャイハナ海花のセット 1500円
(通常2000円)
焼き物等通常より品数が少ないため。
ようやく大分カレーの真打ち登場です。訪問難易度はトップクラス。最寄り駅はありません。そもそも鉄道が通っていません。大分市内、別府市内、由布院から、車で一時間半程度はかかります。まわりにはこれと言って何もありません。お店の目前の海岸でマテガイがとれる程度。営業は完全予約制で、お昼の12時から夕方の5時まで。地元の方でない限り、このお店で食べる目的で半日以上つぶす覚悟が必要です。それでも九州のカレーファンからリスペクトされているお店。
以前は大分市中心部の大分合同新聞社近くでサルナートを出しておられた瀬口さんのお店。銀座アショカや九段下アジャンタで修行された方。(両店ともに今はありません)
サルナートの頃に何度か伺ってますが、いつの間にか無くなっていて、お店をたたんだとばかり思っていました。が、マイレビュアーの方にこちらで店名を変えてやっておられると教えて頂きました。食べログにはお店すら登録されてなくて私が登録しました。ずっと行きたかったんですが、ようやく行けました。
長閑な海岸沿いの半農半漁と言った集落。昔ながらの民家がお店です。北風が強いのか、沖縄の民家に似た風情。小さな看板しかありません。駐車場を探していると奥さんが出てきて誘導してくれました。
完全予約制で、メニューはコースの一種類だけ。ご主人が良い食材を選んできているようです。
この日のメインはチヌ(黒鯛)のカレー。クロダイの旬は3月～4月と言われたり、9月と言われたりですが、真冬も身が締まって美味しいお魚。大分ではもっとも良く釣られている魚で、大分らしい魚でもあります。ただし、良く似た真鯛に比べると少しクセがあります。
・自家製カボスのジャムミント添えとお茶
カボスのマーマレードがなんとも大分らしい。山間部の私の故郷では柚子ですが、海沿いはカボスなんです。お茶も数種ブレンドした日本茶でホッとする味。
・柿のライタ
熟柿寸前のシャキっと感を残した甘い柿。ヨーグルトは、なんと、アショカからもらったインド産の菌を30年間守って作っています。すっきりした酸味、甘さは柿のみ。美味しい。ヨーグルトは夏にはもっと酸っぱく硬くなるようです。
・パパドとアチャール
パパドはアジャンタ系の塩加減の良い一品。アチャールは地元のイキイキした野菜、瑞々しく味の濃い野菜をマリネで潰さず、活かした美味しさ。こりゃ好きですわー。
・チヌのカレーとサフランライス
・チャパティとラッシー
大ぶりなチヌの切り身がゴロゴロゴロ三切れ、ナスも入ってます。カレーはカルダモン、クミン、タマリンド、シャキっとした赤唐辛子、結構辛いです。サラサラしたフレッシュなスープにクロダイの甘さがあります、シャープです。クロダイの身はホクホクモッチリ、煮込み過ぎず浅過ぎずで煮魚としても上品な煮加減。スパイスの辛さ爽やかさが魚の臭みを消して、甘さを引き出してます。和食で臭みのあるクロダイなら、なかなか難しいところと思えるのに、素晴らしいです。お箸も用意されていたので、インド料理っぽく無いですが綺麗に食べられました。
サフランがフンワリ香る日本米、新米でしょう。艶々して米の香りも豊か。魚のカレーをかけて絶妙な美味しさ。
チャパティもしっかり小麦の味がして美味しい。けど、この魚のカレーにはやっぱりお米が好きかな。
ラッシーは甘みをおさえた、濃い味。辛いカレーに良く合います。
・マンゴープリンとチャイ
シタールの増田さんはインドに農園を持っているようで、そこで栽培されたマンゴーを増田さんの会社から仕入れて作ったと聞きました。とても濃いマンゴープリン。ほぼマンゴー。めちゃめちゃ好きな味です。
チャイにはカルダモンとコリアンダーかな？が、入っていて、優しく爽やか。良い〆でした。
料理を運んでくれるたびに、奥さんやご主人と楽しく会話させていただきました。日本のインド料理の歴史や大分の変遷を垣間見れるお話でとても興味深かったです。現在は晴耕雨読の生活を送っていらっしゃるのでしょうか、穏やかな雰囲気です。
お料理は地元大分の食材を活かした、シャープな南インド料理。食後もスッキリ。ナーガルジュナが日本の食材を活かした北インドの名店なら、こちらは日本の食材を活かした南インドの名店です。日本人シェフのインド料理にはこうあって欲しい期待を具現。しかも大分の活きの良い食材です。私には一番のカレー屋さん。
これだけの内容で1500円ですよ。感覚的には、最安値、カルチャーショック。大分ならではの大分価格。本来なら焼き物等、まだあって、2000円だそうな。それでも安いです。
9月にカレー番長水野さんのテレビ番組に、シタールやアンジュナとともに出たそうな。見たかったです。ゴスペラーズの方もかなりのカレー好きで、こちらのファンだとか。恐るべしカレー好きの嗅覚ですね。
幻の名店、ここにありでした。
ごちそうさまでした。
また必ず行きます。
次はできれば岩牡蠣、マテガイでも。ハゲ(カワハギ)の肝も食べたい。魚介カレーがお得意なご主人のカレーに期待が膨らみます。