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夜の点数:4.8
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.8
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|サービス 3.0
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|雰囲気 3.5
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク -
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昼の点数:4.7
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.7
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|サービス 3.5
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|雰囲気 3.5
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.8
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| サービス3.0
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| 雰囲気3.5
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク- ]
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[ 料理・味4.7
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| サービス3.5
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| 雰囲気3.5
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク- ]
藪そばから連想されるイメージの最高の具現
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(new)2015.07・せいろ大盛り 950円
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(new)2015.07・せいろ大盛り 950円
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(new)2015.07・せいろ大盛り 950円
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(new)2015.07・そば流し 500円
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(new)2015.07・市内で豊後高田産蕎麦殻の枕を買ってみた、幸せな蕎麦の香り
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2014.09・せいろ大盛り 950円
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2014.09・せいろ大盛り 950円
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2014.09・そば煎餅とそば茶
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2014.09・そば湯
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2015/07/30 更新
2015.07 夜
全部で 1450円
・せいろ大盛り 950円
・そば流し 500円
衝撃のそば体験から10ヶ月。春蕎麦の新蕎麦が出回る季節。初訪時は侮っていて、トンカチで殴られたくらいの衝撃が走ったお店です。満を持して春蕎麦をいただきに。
こちらは豊後高田蕎麦認定店であり十割そばのお店。豊後高田蕎麦認定は達磨の高橋さん等の審査に合格し、豊後高田産蕎麦使用で、挽き立て、打ち立て、茹で立てであるお店。豊後高田産の蕎麦は春秋の二期作。これだけ聞けば、美味しいのは当然だろうと思われますが、初訪時はなーんにも知らなかった。腰が抜けるほど驚いた。
日曜夜の開店と同時に入ったのですが、お客は僕ら夫婦と他1組だけ。ゆったり。注文後に打ち始めたのは前回と一緒です。打ちに約20分かかります。今回もせいろ大盛り、それとそば流しを。
・せいろ大盛り (4.8)
グレーで小さな星があり、薄緑にしっとり艶やかなそばがうず高く盛られて。汁はどこまでも黒く、まさに漆黒。
藪そばから連想されるイメージの最高の具現、僕にはそう感じます。みっちりと密度高く、ツルツルとしなやか。それでいて、塊感を感じるコシ。喉越しだけで香りが充満し、噛めば蕎麦の甘さも押し寄せる。
汁はまさに藪流の辛汁で、出汁かえしともに濃くバランスがとれたものに少し変わっているような、進化した印象。藪系老舗と違うのは、汁がたっぷりあるところ。そばを手繰って下にちょんとしか漬けないんだけどね。薬味にも抜かりなく、特に山葵。ツンと鼻から抜ける爽やかな香りに甘さも感じる。もちろん山葵は箸先につけてそばを手繰り、汁に山葵を漬けないで食べます。山葵の辛さは揮発性だからね、汁に漬けちゃ意味が無い。九州では残念ながら、山葵を汁に溶くのは良く見かける光景だったりする。
全体が高いバランスでまとまった、素晴らしいそば。夏に食べる蕎麦としては過去の経験上断トツで、他の追随すら許さない凄みを感じる。
・そば流し (4.5)
山芋とそば粉のおやき。
箸でしっかり掴める硬さではあるけど、口の中でフワリとトロケて蕎麦の甘味、山芋の風味が広がる。ネギがシャキっとしたアクセントを加える。大根おろしはもう少し辛い方が好きかな。醤油がかなり美味い。さすがに良いそば屋が使う醤油。醤油とそば流しの相性は抜群でした。
若い方なのだが、理想はっきり、研究しっかりな印象。美味しいなぁ。
接客がもう少し丁寧になると、なお良しだと思う。
こういう美味しいそばの認定店が10店以上ある豊後高田。
ごちそうさまでした。
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2014.09 昼
・せいろ大盛り 950円
大分県豊後高田市。昭和レトロな町として有名。釣り師的には釣竿工場があった町で印象深い。良い竹がとれる事の名残であったわけだが、今は釣竿工場も閉鎖され寂しくもある。県内では耶馬溪とともに名前が通った蕎麦処だが、そばを食べたのは初めて。ここいらでは蕎麦は二期作、そう、春と秋の年二回収穫されている。地元産の、いつでも香り高いそばがいただける。
奥さんとそばを食べようと行ってみた。商店街の路地裏のような場所に洒落た店構え。比較的新しい蕎麦屋だと思う。若い方がやっていた。
カウンターに座ると調理の一部始終が拝見でき、安心感がある。ここまで見せる蕎麦屋は滅多に無いと思う。拍手を送りたい。数量限定の粗挽きせいろを食べたかったが売り切れらしい。メニューでは普通のせいろだったとおもうが、それの大盛りを。洒落た店は量が少ない事がままあるので、迷いなく大盛りだ。
・せいろ大盛り (4.7)
なんと、注文後にそばを打ち始めた。たまたまのようですけど、そう言う時もあるようです。提供されるまで30分近くかかっただろうか。時間に余裕が無いと辛いが、打ちたて、茹でたては保証される。楽しみに待ちます。待っている間にそば生地を油で揚げて塩をふったそば煎餅と、冷たいそば茶を頂いた。油切れはいまいちながら、蕎麦の甘さと玄とした香りありの煎餅にすっきり香るそば茶、良い組み合わせだ。
打ち終わったそばは注文順の一組づつ茹でられる。流水と氷できっちり〆られ、笊で緩めに水切り。しっとり感を幾分残して提供。そして、大盛りは予想外に山盛りだ。こんもりとうず高く盛り上がっている。最後まで乾きにくくて良い。
老舗の藪蕎麦よりは濃く、田舎そばと言うほど濃くは無く。星は見当たらず、挽き加減はかなり粒度が細かいように見える。機械切りでは無いので若干太さが異なる部分もあり微笑ましい。折れた短いそばはほとんど無い。
きめ細かさからくる、つるりとした喉越し、それと中庸な硬さは見た目通り藪蕎麦を連想させるが、老舗藪蕎麦より、香りも甘味も2ランク程度は上回る。高次元のバランス良さ。ずずずと音を立てて空気を含ませそばと汁の香りの調和を楽しもう。凍り水で〆てはいてもキンキンに冷えているわけではなく、口中の体温ですぐに暖まり、暖まる事で香るそば。噛めばソリッド感と柔らかさがこれまた良いバランスで、モソモソやボソボソした歯応えではなく、粘りすら感じる。もちろん、噛めばいっそうの甘味香り。
汁はかえし強め、出汁少し弱め。かえしの強さもこれまた藪蕎麦風だが、藪蕎麦ほどの醤油の強さは無い。出汁が強ければもっと美味しいように感じた。ネギとワサビは鮮烈そのもの、特にワサビは単品でかなり美味いが、蕎麦の甘さを引き立て、香りと馴染む。薬味の意味を強く感じる取り合わせ。このそばが大盛り。満足感の高さは言うまでもない。
蕎麦湯は大窯の茹で汁のみを掬って、そばが終わる頃、そつないタイミングで提供される。茹で汁だけだが、割りと白くとろみあり。かえしの甘辛い味と蕎麦の甘味が溶け合い飽きない〆。
若い方だが、驚く程のしっかりしたそば。コンニャクのような透明感を出したそばに走る事も無く、ソリッド感に拘っている風も無く、つなぎ要らずの蕎麦の澱粉部分の一番粉が多い訳でも無く、これで十割。素晴らしいバランスだと思う。かなり好みにも合う。大分の蕎麦の産地に見合う、大分県民好みなそばだと思う。
只事ではない美味さに後からいろいろ調べてみた。豊後高田市はそばに力を入れているらしく、豊後高田市産の蕎麦を使い、石臼挽き、手打ちで三たてのお店には、豊後高田市の手打ち認定店と言う制度があるらしい。蕎麦栽培にもマイスターがいるらしく力を入れてる。地産地消で、デリケートな蕎麦に移動などでストレスをかけずに素早くそばにして提供する。町ぐるみの取り組み、素晴らしいではないか。取り組みの成果が味に現れていると思う。
豊後高田の蕎麦は年に1度講師を招いて向上に励んでいるようだ。東京豊島区にあった名店「翁」のご主人であった方も指導していたらしい。今はその方、広島でお店を土日だけ開いているとの事だが、豊後高田に移り住む噂もあるとか。各地に○○翁と言うお弟子さん方のお店があり、どちらも好評だ。翁系は通常二八のそばなのだが、こちらは十割。十割の翁と言えるかもしれない。それだけでも素晴らしさを想像できると言うもの。由布院の名店「泉」のご主人も指導にあたられているらしい。そば好きなら、まさに注目すべき場所、それが豊後高田ですね。
一度しか行ってないので、安定感があるのか気になる部分もあります。夏の終わり、普通なら蕎麦が一番残念な時期にこのそばは衝撃でした。出来るだけ行きたい、積極的に行きたいお店です。他の豊後高田市の手打ち認定店にも行ってみたいです。家から遠いのだけが難点。
ごちそうさまでした。