5回
2019/01 訪問
なんて和なミールス、牛肉とゴボウ登場
2019.01 昼
・筑前インドスペシャル定食 1800円
・筑前インド定食 1150円
何度目か分からないけど、
行き難い割りに行っている。
去年、秋月に復活してからは2度目。
お客さんが多かったりして、
諦めた事もあって、
久しぶりになっちゃった。
高度安定の秋月ミールス。
水の良さ、野菜の良さ、確かな腕。
安心感がある良いお味です。
僕がスペシャル定食で、奥さんがインド定食。
・筑前インドスペシャル定食 (4.6)
・筑前インド定食 (4.6)
スペシャルは本日のカレーにすると、
値段が少し上がります。
違いは、メインのカレーが増え、
飲み物が追加される点。
どれにも妥協が無い。
普段は普通としか感じ無いパパドですら、
焦がさないよう、油っぽくならないよう、
そんな配慮が感じられる。
スペシャル定食の構成は、
2カレー、旬の野菜カレー、ラッサム、ポリヤル、
十穀ごはん、アチャール、パパド、サラダ、
飲み物。
インド定食の構成は、
1カレー、旬の野菜カレー、ラッサム、ポリヤル、
十穀ごはん、アチャール、パパド、サラダ。
◎+本日のカレー(牛肉とごぼう)
初物。ゴボウが良かったので、
合わせるなら牛肉かなぁと店主さん。
牛肉たくさんとゴボウの隙間に、
南インドベースの酸っぱ辛い汁。
多少トロみありでリッチ。
☆ポークビンダルー
現状、このビンダルーが一番好き。
スッキリコクあり豚味あり。
☆アサリカレー
旬のアサリ、肉厚で出汁タップリ。
アサリカレーでこんなに美味しいって、
比類無き孤高なお味。
◎+旬の野菜カレー
サンバル。
野菜タップリ。
◎+ラッサム
胡麻はスパイスです。
和魂印才たんどーるの塚本さんのお味を
少し思いだす。
◎ポリヤル
優しいお味で、サンバルにピッタリ。
◎アチャール
辛さ控えめのアチャール。
☆十穀ごはん
ご飯単体で美味しく、
炊き加減も絶妙の硬さ。
汁気たっぷりかけてもフヤけない。
◎パパド
焦げてないから苦味が無い、
油っぽさ控えめでベトつかない。
◎+サラダ
冬は野菜の選択が難しそう。
○+飲み物
チャイにした。
甘さ控えめ、優しいスパイス加減。
こちら、
インド料理屋で間違いなくベストなお水。
水もとても美味しい。
・筑前インドスペシャル定食 1800円
・筑前インド定食 1150円
◎+本日のカレー(牛肉とごぼう)
☆ポークビンダルー
☆アサリカレー
◎+ラッサム
◎+旬の野菜カレー
◎ポリヤル
◎+サラダ
◎アチャール 辛さ控えめのアチャール、☆十穀ごはん
○+飲み物
・紙オシボリ
2019/03/19 更新
2018/03 訪問
よりクリアに復活した月と亀
2018.03 昼
・筑前インドスペシャル定食 1650円
・筑前インド定食 1150円
福岡県朝倉市秋月に復活。
2017年暮れから2018年初頭のみ、
東京都葛飾区堀切で「スパイス喫茶 コーヒーロー」で
カレーを出していた店主さん。
3月からは、秋月にて月と亀復活です。
復活初日から満員御礼だったようで。
この日も2時前に売り切れ。
ギリギリセーフでした。
味は東京のコーヒーローで食べた時は、
正直、窮屈そうな、苦労していそうな味でした。
水も野菜も、厳しそうだなってお味で。
秋月に戻られてからは、ふっ切れたようなシャープさ。
東京で美味しいと感じた方々には申し訳無いけど、
全然レベルが違う。そこは店主さんも認めていた。
東京と秋月との違いを言うなら、
普通の具材をスパイスでより美味しく感じさせる料理から、
美味しい具材をスパイスでさらに美味しく感じさせる。
野菜や魚介や肉が伸び伸び、活き活きしてるんですね。
チビっと大人味にシフトしてもいます。
以前は筑前インド定食と単品カレーでしたが、
スペシャル定食がラインナップに増えています。
鶏、豚、アサリが定番カレーで、本日のカレーもあり。
値段は少し上がったかな。
スペシャルで、ポークビンダルー、あさりカレーに。
本日のは鯛のツミレカレーだったけど売り切れ。
スペシャルは飲み物付きでコーヒーはオールドビーンズ。
奥さんは筑前インド定食に。
・筑前インドスペシャル定食 (4.5)
具材をより引き立て、シンプルな味の方向にギアを入れて。
結果、スパイス感は以前より少し立って、
具材の美味しさがグッときますよ。
おそらく、水も大きく影響してます。
ピッチャーで提供された水を全部飲みほした。
水も美味しい。喉が渇いたわけじゃない。
構成は、
ポークビンダルー、アサリカレー、ラッサム、
旬の野菜カレー(サンバル)、ポリヤル、アチャール、
パパド、サラダ、十穀米、飲み物。
それぞれがそのまま美味しく、混ぜても美味しく。
そういう優しさは以前のまま。
☆ポークビンダルー
気合いじゅうぶん。
すごく気を使っているのが分かる味。
上亀時代から比べると倍くらい美味しくなってる気がする。
◎+アサリカレー
アサリの出汁が汁に良く出て。
生姜が良い具合に効いて。
◎+ラッサム
爽快感2割り増し。
日本的ラッサムでは一番好き。
◎+旬の野菜カレー(サンバル)
野菜がうまいっちゃー。
野菜毎に最適になるような処理。
◎ポリヤル
柔らかいココナツ風味で、
なれていない人にも違和感無し。
以前より少し増えて、よりミールスらしくなった。
◎アチャール
辛さは優しい。
美味しい漬物のイメージ。
○パパド
普通。
☆サラダ
サラっとしたビネガーのサラダ。
野菜の美味しさがグっと来る。
☆十穀米
水車石臼で精米した凝った米。
熱が加わらずに精米しているので、
米の美味しさバッチリ。
○+飲み物
オールドビーンのコーヒー。
小松さんらしい優しく古い味。
お客さんとコミュニケーション出来るし、
東京時代より活き活きしてましたよ。
上亀時代から食べている僕としては、ここが一番良いと思う。
奥さんは、たぶんここのカレーが一番好き。
復活万歳です。
ここから、また進化するのかなって期待も。
・筑前インドスペシャル定食 1650円
・筑前インド定食 1150円
☆ポークビンダルー
◎+アサリカレー
◎+ラッサム
◎+旬の野菜カレー(サンバル)
◎ポリヤル
◎アチャール、○パパド、☆十穀米
☆サラダ
○+飲み物
・サービスでいただいたデザート、上のマーマレードジャムがすごく美味しい
・ガブガブ飲んだ水、紙オシボリあり
2018/03/27 更新
2017/05 訪問
ゆっくり確実に広がり続ける月と亀ワールド
2017.05 昼
・筑前インド定食 1050円
半年ぶりの月と亀。
昼遅い時間だったので、他に客は無し。
静かに食べられて良い。
日本人らしさ、筑前らしさに溢れるミールス。
日本人だから出来る事をしっかり押さえてる。
日本らしさって、引き算、剥ぎ取りスカチューンだと思う。
具材、日本の魚、日本の野菜、使い方ね。
南インドに油や砂糖などイージーよね。
なんでも盛る事と、日本人が出来る事とは違う。
季節毎の何が美味しい、どうすれば美味しいって、
ここまで季節感に溢れるミールスは唯一無二ですよ。
少しずつ、ゆっくり確実に広がっている月と亀ワールド。
特に魚介使いが素晴らしい。
魚なんて自分で釣ってさばいて食うのが当たり前の僕。
エスニックの魚介など、日本人コックじゃなきゃ恐ろしくて。
ほんと、レジェンドなコックさんと言われる人でも、
辛過ぎる思いをした事もあるし。
でも、九州の日本人コックさんのインド料理だと違うね。
一部だけだとは思うけど、そう来たかって驚きの味がある。
こちらの店主さんのご実家は東京深川の居酒屋だったしね。
良い魚を選んで、美味しくなる調理をしてくる。
・筑前インド定食 (4.5)
メインのカレー、ラッサム、豆と旬野菜のカレー、サラダ、十穀ごはん、パパド、ポリヤル、アチャール。
メインのカレーは定番物と本日の。
本日のカレーがサバで、お願いしたかったけど、奥さんにとられた。
仕方なく、アサリカレー。
メインのカレー以外は安定安心の味で、野菜の味がしっかり。
野菜のイキが違うし、味付けが和風で日本の野菜の味を綺麗に立たせて。
パパドはちょっと油っぽいのがご愛嬌。
油の質が良いから、そんなに気にならない。
メインのカレーが毎回の楽しみなんですよ。
アサリは安定の味で、小さいながらに汁にアサリ出汁がきっちり出て。
サバがすごかった。プルス風酸味ありコクあり。
もちろんマサバで、30cmくらいの小さいのを使用。
分かってるなーって感じがハンパ無い。
マサバの旬は晩秋~冬で、冬なら大きいほど脂が乗ってて美味しい。
逆に春夏のマサバなんて、大きかったらペショっとして食えたもんじゃない。
大きくなければ、これからだ!って感じでキュっと締まった身質で。
そういうマサバを臭みなく、ホクホクした食感で、
サバらしい旨味をちゃんと引き出して。
脂が乗ったサバならこうは行かない。
素晴らしい。僕もサバカレーにすれば良かった。
店主さんは、サバを使ってみたかったんですよーとおっしゃっていた。
夏のマサバなど釣れてもヒラキが関の山だったけど、
さすがにプロは違いますね。
良い魚に良い野菜が求める味、九州で日本人だから出来る味ですよ。
2017/06/20 更新
2016/10 訪問
筑前インド定食(水と野菜と魚で進化した深川インド定食)
2016.10 昼
2016.05 昼
2015.07 昼×2
2015.02 昼
2014.12 昼
2014.08 昼
・筑前インド定食 1000円
・筍のピクルス 200円 2016.05
東京深川・森下の上亀(居酒屋)で、日曜日の昼のみ深川インド定食として出していた、南インドの定食、ミールス。秋月にお店をかまえて、筑前インド定食として同じ構成で和風ミールスを出されてます。
東京にいらっしゃった頃は、平日はスープカレー屋 鴻 神田駿河台店にて腕をふるい、日曜だけ実家の居酒屋上亀でミールスを出していたんですが、今年(2014年)春頃、深川インド定食はやめて、その後にこちら秋月に移り、月と亀を始められたようです。
深川インド定食の頃は、深川と言う土地柄(深川めしの浅蜊が有名)、実家が居酒屋、と言う利を活かしているかのような、魚介カレーを含んだミールスを出されてました。定食と言う名前から連想されるように、和食のテイストを取り入れた優しい味で、アジャンタ系の和を取り入れた名店たんどーるに近いものも感じていました。秋月に移り、良い水、地元の野菜、地元の魚を使い、進化しています。
奥さんのお気に入りでもあり、レビューには書いていませんが、かれこれ10度くらいは訪問したような。
2016.10
・筑前インド定食 (4.5)
構成は変わらず。日替わりは売り切れ。メインはポークビンダルーに。奥さんはアサリカレーに。
安心の安定感。誰が食べても、初めて食べても美味しいと思えるビンダルー。凄いことだと思う。
もちろん野菜も美味しい。ここほど安定感のあるお店はそうそう無いと思うよ。
2016.05
・筑前インド定食 (4.5)
構成は変わらず。日替わりは売り切れ。メインはポークビンダルーに。
ポークビンダルーがさらに美味しく安定してきたような。
個人的ビンダルーランキングで、トップに並びそうな勢い。
ビンダルーのトップは東京、高幡不動アンジュナの藤井さんのビンダルー。
味は違うんですけど、共通項は豚が美味しく感じられる事。
奥さんは浅利カレー。深川の居酒屋がご実家だけあって、深川飯(あさりご飯)で手馴れたものですね。
浅利カレーは東京時代から、変わらずにずっと美味しいです。浅利の出汁がカレーに良く出てる。
春らしい具材がちゃんとあって、日本人らしい季節感と美味しさがあって、満足。
筍のピクルスは漬け過ぎず、清々しい筍の風味を活かした味。筍は、これだよって感じ。
乃木坂の特級厨師の中華屋の筍はまったく清々しさが無く、こちらの筍で
日本人である事のアイデンティティは素材選びにもあると実感した。
2015.07 ×2
・筑前インド定食 (4.5)
構成は変わらず。メインは日替わりのヤズカレーに。それとオプションで1回目はアサリカレーを追加、2回目はポークビンダルーを追加。
ヤズはブリの40cmくらいの幼魚、関東での名前はイナダ。ヤズカレーと呼んでいたので、店主さんともどもすっかり九州人になられたようで。
このヤズカレー、1回目は最高でした。単品評価だと(5.0)。過去食べた青魚カレーとしては最高傑作です。脂が乗ってないからどうかなーとおっしゃっていたが、脂が少なく、あっさりしたヤズの味が上品に出ているのが良い。皮も骨も入っていて、生臭さは無く、旨味濃厚。少し前に錦糸町の南インド店で食べたイワシカレーが人生最低点の1.0で、青魚カレーが嫌いになるところだったのだが、見事にトラウマを払拭してくれた。味付けはプルス系日本風味。2回目は1回目に比べると風味が劣った。鮮魚だから日むらは仕方無いかな。
アサリカレーも旨味たっぷり。味付けはヤズカレーと同じ方向のプルス系日本風味なんだけど、アサリもヤズも旨味がしっかりグレービーに出ていて、まったく味が違う。楽しい魚介カレー達。
ポークビンダルーはますます安定して美味しくなってました。サラダは相変わらず野菜の味が濃くて美味しい。
もちろん毎度の満足。(評価を少しアップ 4.4->4.5)
2015.02
・筑前インド定食 (4.4)
構成は変わらず。メインはポークビンダルーに。
このビンダルーが美味い。酸味、豚の味、シャバシャバ感、タマネギの風味と口の中での転がり感、単品でも充分に美味しい。混ぜるのがもったいないくらい。また腕を上げましたね?っと言う感じ。店主さん、ビンダルーにはかなり気を使っていて、バランスにこだわっているそうな。出す時にハラハラする事もあると。失敗する事もあるとか。真面目な方ですね。
奥さんはアサリカレーにして、ちょっともらったのだが、アサリの出汁がちゃんと出てるし、アサリはゴロゴロ入っているし。これも満足感が高そうです。本当はアサリカレーにしたかったのだが、奥さんが選んだので、ポークビンダルーにしたのでした。
相変わらず大満足。うるさい長男も一緒だったのだが、何も言わずに食べたから、満足のようだ。間違い無く福岡でも3指に入るインド料理店だと思う。
2014.12
・筑前インド定食 (4.4)
構成は変わらず、サラダ、10穀米、パパド、ポリヤル、アチャール、ラッサム、サンバル、メインカレー。
この日のメインは、これを待っていました、の、鰤カレー。これまた和風な、などと思ってはいけない。インドの海辺では定番的にヒラスカレー(キングフィッシュ、ヒラマサ)があるんです。そう、福岡でもおなじみのヒラス。それがブリに変わっただけで基本的な味は同じ。甘味と酸味のあるグレービー。ブリは小さめで九州ではヤズ(関東ではイナダ)サイズ、魚自体はすっきりした味。もちろんこれだけでも美味しい。でも、混ぜたら、もっと美味しい。そこがミールス。奥さんが「なんで先に言わないの」と言っていた。
やはり、こちらのコックさんの魚を扱う腕は確かだ。(評価を少しアップ 4.3->4.4)
2014.08
・筑前インド定食 (4.3)
構成は、サラダ、10穀米、パパド、ポリヤル、アチャール、ラッサム、サンバル、メインカレー。ポリヤルとアチャールが漬物的なもの。ラッサムは酸っぱいスープ(カレー)。サンバルは豆ベースの野菜のスープ(カレー)、ダルと言っても良いかもしれません。メインは数種の中から選べます。私はポークビンダルー(酢豚カレー)、奥さんは(浅蜊カレー)。
サラダにまず驚き。ドレッシングはたぶん自家製で塩分控えめ、酸味強め、野菜に対して量少なめ。一見薄味。しかしながら野菜の味が濃い。薄いドレッシングの味でも美味しいんです。野菜の美味しさで食べられる健康的な味。インド料理セットの一般的なサラダからすると、ずば抜けた良さ。東京じゃ難しそうな味。
パパドは油っぽく塩分強めかな、と思いながら、齧りながら、カレーやご飯にふりかけて。ラッサムは酸味が効いてコクのあるお味。サンバルも酸味が効いて、ラッサムと重なるのが少し残念ながら、野菜の味がしっかり濃くて。単品としては十分に美味しいサンバルではありますが。味が重なる方向だと、ミールスとして混ぜる楽しみが減るんですよね。残念なのはその点だけ。ポークビンダルーはこれまた酸味が効いたカレーで、自分で選んだので、酸味が重なっても気にしない。ポークの身質が柔らか、かつ、しっかりした塊感と旨みがあり、なかなかの火加減。お酢で肉が柔らかくなっているのもあるかと。グレービーの豚の風味と酸味がダイレクトに良い感じ。こりゃなかなか美味い、かなり好みのポークビンダルーですよ。深川の頃より好き。
後は適当に混ぜながら食べて。全体的には、スパイス控えめ、辛さ控えめ。物足りないかと言えば、決してそうではなく、野菜や肉の味がしっかり前面に出ている。スパイスの魅力は、安い素材でも美味しく食べられるように出来る事にもあると思いますが、こちら、素材がしっかりしていて、スパイスはあくまで淡く引き立て役に徹して。
さらに重要なのは店主さんが言っておられたが、水、かも。インド料理は西洋や肉料理と同じく硬水前提の料理だと思うんです。硬水だと、煮崩れさせずに、アクをしっかり出して、まろやかな味に仕上がり、香りも出やすい。軟水はと言えば、和食向きで、野菜に染みやすいし、旨み成分が水に出やすい。旨み重視の日本茶なら軟水、香り重視のコーヒーなら硬水と言う感じ。秋月は水が良い場所でもあってもちろん軟水、濃い味の野菜の旨みがしっかり出ている、そう感じます。和食の基本を踏まえた、インド人には真似出来ない日本人のインド料理。カレーマニアじゃなくても美味しく、マニアでも満足出来る、そういう美味しさ。
深川時代よりも秋月の方が目指す事がやれているのでは無いでしょうか。かなり美味しくなっていると思います。成長した旧友に会ったかのような印象でした。今後の進化にも期待させられる味、日本のインド料理の可能性を感じさせる味。
サービスで豆乳チャイもいただきました。大豆味チャイもなかなかです。
深川時代は、かなりの人気で、日曜日には深川にいつも行列が出来ていました。ここ秋月では待った事がありません。深川時代はかなり忙しそうなご夫婦でしたが、今はゆっくりじっくり、自分達のやりたい事を自信を持って追求していらっしゃるような、素敵な雰囲気です。
店主さんは実は魚カレーも上手でした。深川時代に梶木(魚のカジキ)のカレーを食べたのですが、これが梶木のイメージを覆す美味しさでして。秋月に移り九州の魚を使い、より美味しくなっていると思います。
カレーリーフやパクチーのインド料理で使うべきハーブの代わりに、山椒や芹を使ったら面白いかもしれないと、想像力も働きました。カレーリーフは山椒の仲間、芹はパクチーの仲間ですしね。おそらく近所にたくさんあると思うんです。
かなり行き辛い場所なんですが、山間の小さな小さな城下町、町中に渓流の清水が流れ、古い佇まいが当たり前に残る情緒豊かな町。いつになるか分かりませんが、ぜひまた行きたいと思います。近くの江川ダムで昔は良く釣りもしてましたし。次は釣り竿も持って行こうか。
(new)2016.10・筑前インド定食 1000円
・アサリカレー
・ポークビンダルー
2016.05・筑前インド定食 1000円
2016.05・筍のピクルス 200円
2015.07・筑前インド定食 1000円 ポークビンダルー追加
2015.07・ヤズカレー2回目
2015.07・ポークビンダルー
2015.07・筑前インド定食 1000円
2015.07・ヤズカレー1回目
2015.07・アサリカレー
2015.07・サラダ
2015.02・筑前インド定食 1000円
2015.02・筑前インド定食 ポークビンダルー
2015.02・筑前インド定食 サンバル
2015.02・筑前インド定食 ラッサム
2014.12・筑前インド定食 1000円
2014.12・筑前インド定食 ブリカレー
2014.12・筑前インド定食 野菜カレー
2014.12・筑前インド定食 サラダ
2014.12・筑前インド定食 10穀米
2014.08・筑前インド定食 1000円
2014.08・筑前インド定食 ラッサム
2014.08・筑前インド定食 ポークビンダルー
2014.08・筑前インド定食 サンバルと言うかダルと言うか
2014.08・浅蜊カレー
2014.08・豆乳チャイ
2014.08・とてもインド料理屋には見えません
2016/10/14 更新
2020.02 昼
2人分
・筑前インドスペシャル定食 1800円
・筑前インド定食 1150円
福岡県朝倉市秋月。
久しぶりにどうしても食べたくなって。
日替わりの魚カレーが売り切れや、
そもそも全部売り切れ、など遭遇し、
気合を入れて早めに行って。
安定の野菜の美味しさに加え、
魚介の美味しさが飛びぬけて。
東京深川の居酒屋「上亀(閉店)」さんの
息子さんなので、
魚の目利きも良いし、扱いも上手い。
深川と言えば浅利、
なのでかどうか知らないけど、
浅利カレーは常時ある。
日替わりで魚カレーがある、事もある。
何の料理でも、具が美味しいのが好き。
具を美味しく感じない味付けはつまらない。
・筑前インドスペシャル定食 (4.7)
・筑前インド定食 (-.-)
インド定食は、選ぶカレー1つに、
旬の野菜カレー(サンバル)、ラッサム、ポリヤル、
十穀ごはん、アチャール、パパド、サラダ。
スペシャルは、選ぶカレー2つに、
インド定食と同じ構成+飲み物。
日替わりカレーは値段が少し高い事もある。
ようやく日替わりで魚がある時に当たり、
迷わず魚カレー+浅利カレーを選んだ。
魚はハマチ。大分南部の漁師言葉で言えば、
トク(シュントク)のカレー。天然。
南インドでは出汁は使わない、
こちらの魚介カレーも出汁は使わないけど、
調理でシュントクや浅利から出汁がドバ。
南インドのミールスらしい酸味と、
日本の素材が絶妙にマッチしていて、
質の良い水で、とても澄んだ味わい。
激しくなく辛くもなく、これくらいなら、
カード(ヨーグルト)はなくても良いかな。
いきなり混ぜるのではなく、
単品ごとにご飯にかけながら、
単品の味を楽しみ、自然に混ざり、
変化を楽しんだ。浅利だー、トクだー。
混ざってもどちらも負けて無い。
野菜が入っても消えない、すげっっ。
浅利シュントク野菜カレーは最高です。
☆+本日のカレー(ハマチ)
身の年輪模様から、2歳魚だと思う。
ブリは成長がとても速いので、
3歳で80cm超と大きくなるし。
天然なので、脂乗せ過ぎもなく、
身が引き締まりキシュっと良い歯ごたえ、
出汁がドバっと出て旨味バッチリ。
青物だと感じがちな臭みも皆無。
プルス仕立ての酸味でキュン、超美味い。
☆アサリカレー
旬のアサリ、肉厚で出汁タップリ。
海の貝類ってしょっぱくなりがちだけど、
ちゃんと最適塩分に抑えて、さすがプロ。
食べやすいし、凄く美味しい。
◎+旬の野菜カレー
サンバル。
野菜タップリ。
◎+ラッサム
胡麻はスパイスです。
キュっと引き締まったお味。
◎ポリヤル
レンコン。
優しいお味で、サンバルにピッタリ。
◎アチャール
辛さ控えめのアチャール。
☆十穀ごはん
ご飯単体で美味しく、
炊き加減も絶妙の硬さ。
汁気たっぷりかけてもフヤけない。
◎パパド
焦げてないから苦味が無い、
油っぽさ控えめでベトつかない。
◎+サラダ
ほぼお酢のみで味の濃い野菜。
○+飲み物
チャイにした。
甘さ控えめ、優しい豆乳とスパイス加減。
美味しい浅利の見分け方って知ってるかい?
厚みがあって、貝殻が黒っぽいヤツさ。
食べる前からヨダレじるじるポイントね。
掘れば分かるけど、そう言うのって、
海藻の下にいがち。なるほどねーって。
ここの黒っぽい貝殻に、流石だなって。
野菜の美味しさを押さえた上で、
日本の魚介の美味しさをプラス、無敵。
珍しくビンダルーじゃなかったですねって、
すごいな、ちゃんと覚えてくれていた。
うまかったなーっと駐車場で余韻に浸る、
見上げれば、
電柱にパンダカラス(カササギ)の巣。
パンダカラスの巣は初めて見たかも。
ヨーロッパ、アメリカ、アジア、と
とても広く分布しているのに、
日本では筑後平野佐賀平野しか見ない。
カササギを見ると、チッゴ川だなって思う。