リEガンさんのマイ★ベストレストラン 2013

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リEガンのレストランガイド

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リEガン (60代後半・男性・東京都) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

ICHI (藤崎、西新 / 焼き鳥)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2021/08訪問 2021/08/25

わんわん忠臣蔵

大学進学で上京した時に、福岡焼き鳥ではスタンダードの“(豚)バラ”とサービスの“(ざく切り)キャベツ”が東京にはないと知って驚いた。望郷の念が余計に募り、帰省するたびに実家近くの焼鳥屋をハシゴしていたが、やがてこの店の美味しさに出逢う。以来優に四半世紀を超えるお付き合いとなった。
「家康」「信長」「副将軍」「初陣」「風林火山」…福岡の焼鳥屋はなぜか時代劇にちなんだ店名が多いが、この店も以前は「忠臣蔵」だった。09年春に代替わりして屋号を「ICHI」に。これも時代劇つながりで『座頭市』からだろうか。それとも一番を目指しての『一』なのか、焼き方を担う姉さん店長の愛称からか。いずれにしても、それまでと何の変わりもなく若いスタッフが明るく気持ちの良い接客で迎えてくれる。大きなカウンターと小上りにテーブル席で30人前後入る店内は厨房がまた広く、ホッと落ち着ける居心地が嬉しい。
肉厚加減がちょうど良く臭みのないバラとカリカリに焼いて香ばしい皮がまずはおススメ。酢ベースのさっぱりしたタレがかかったサービス・キャベツと一緒に食べれば絶妙な味わいが秀逸だ。そして、鳥豚牛肉、魚介類、野菜の串焼きはもちろん、“豆腐サラダ”や“牛ホルモン鉄板”といったメニューまで、どれもが満足この上ない。具が日替わりになる味噌汁は注文されてから作る丁寧な仕事ぶりで、疲れた胃に優しい締めとなってくれる。
しかも安い。
今回は芋焼酎[黒島美人]のキープ・ボトルがあったが、[キリン一番搾り]中瓶を一本飲んで、冷奴と串9本に鯖を焼いてもらい、ご飯(添えられた沢庵と梅干までもが美味しい)と味噌汁で2600円(12年9月現在)。久しぶりに先代のご主人が顔を出されお話ができたが、お元気そうで何よりだった。
昔はあったマカロニサラダと[サッポロビール]がなくなったことだけ残念だが、自分にとっておそらくはいつまでも福岡で一番好きな焼鳥屋さん。

  • 鯖塩焼白飯味噌汁漬物〆絶品

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2位

つくし (茶山、藤崎、金山 / 中華料理、食堂)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2021/08訪問 2021/08/25

ノスタルジア

子供時代に慣れ親しんだ味は記憶に深く刻まれ、郷愁導く懐かしさが点数を高くする。
一杯400円(12年9月現在)のラーメンは、とんこつでも味噌でも醤油でもない、この店でしか味わえない透明なスープに、柔らかいチャーシュー2枚ともやし、刻み青ネギが散らされただけのシンプルな細麺。炒飯(500円)かオムライス(550円)と一緒に食べれば、お腹も心も常に満足をいただける。
40年近くのお付き合いになるが、ご夫婦が営む小さな中華屋さんは味も雰囲気も全然変わらない。軒に下がった赤ちょうちんが迎えてくれる店内はカウンターとテーブルで15人も入ればいっぱいになる。周辺は住宅街だけに出前注文も多く、鳴り響くのは昔ながらのダイヤル電話。たまに訪れれば、『仕事で帰って来たとね』などと声をかけてくれる女将さんがまた嬉しい。
店前に広がる田んぼは今、頭をたれる前の稲穂が緑の香りを漂わせ、赤とんぼがその上を飛び交っている。そんな風景を眺めながら食べるラーメンはやっぱり最高。自分にとっては愛おしいお店だ。
ジャンルは「中華料理」でしょう。

  • (説明なし)

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3位

BEER BAR Bitter (飯田橋、牛込神楽坂、神楽坂 / バー、ダイニングバー、ビアバー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2020/12訪問 2021/01/14

ふたり

夏過ぎて秋も深まり、黒い蹄のスペイン豚が帰って来た。肴の主役が揃って、『暑さ』は去ってもますますビールが飲みたくなる季節だ。
今年オープン6周年となるベルギーをメインにしたビアバー。
カウンター10席と、最大6~7名座れる三角テーブル、入口横と窓際にはスタンディング・スペースもあるお店を、讀賣ファンのきれいなお姉さんと愛らしい妹さんの美人姉妹が営んでいる。
ヒューガルデン村の生ビールは初めてここで飲んだ。国産ビールにはない爽やかな味わいがいたく気に入ったが、程なくして大手メーカーが販売権を取得。興味を失う。
今は、白くま印の[ヴェデット・エクストラ・ホワイト]や雛鳥印の[グリゼット・ブロンシェ]のドラフトにハマっている。共に口当たりの良さと優しい風味が、空腹時のファースト・チョイスには最適。尿酸値が高いにもかかわらず、ビールの奥深さを知り、ますます好きになってしまう。おかわりを止めてくれ。
フードメニューも美味しい。
今回は定番のサラダと初夏以来の生ハムに、“鶏味噌そぼろとじゃがいものミルクグラタン”。やや多めの牛乳に控えめなチーズとそぼろの味噌が素朴なじゃがいもを引き立てる。工夫をこらした肴は何よりお酒の友だが、この夏いただいた“鶏ささみと夏野菜のごちそう冷奴”は絶品だった。一人客にはハーフサイズの配慮がまた嬉しい。
神楽坂から本多横丁に入って軽子坂を過ぎ、右手の電信柱から覗く赤ランプを見つけたら、そのビルの2階。知る人ぞ知る隠れ家バーだけに常連が多いが、一見でも問題なく心地良いビールが楽しめる。ちなみに、ビールはもちろんベルギー中心だが、日本、ドイツ、チェコ、アイルランドなどもあり、なかなか日本では飲めない珍しい銘柄が多い。価格は500mlボトルで1300円前後。また、ウィスキーやワイン、焼酎など、他のアルコールも種類豊富にある。
飯田橋・神楽坂界隈で足繁く通うお店のひとつ。

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4位

高太郎 (渋谷、神泉、代官山 / 居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2015/03訪問 2015/04/15

嵐を呼ぶ男

渋谷駅の西口から歩道橋で国道246号線を渡れば、そこは桜丘。街並み狭く、路地は入り組み、急坂が多いが、渋谷と言う繁華街にあって喧騒と若者を遠くに、静かで落ち着ける雰囲気が気に入っている。バーや立ち飲み、B級グルメの数々が楽しく、住宅街には意外なお店がこっそり。お寿司屋さんこそイマイチだが、イタリアンやフレンチなど国際色豊かで、エスニック料理の宝庫でもある。
そんな桜丘の入口にある「ファミリーマート」の右手をなだらかに上り、左に大学キャンパス、上方に球体を観ながら、やがて焼肉、お寿司、バーが軒を並べるブロックを左折すれば、小さな雪洞だけが目印の呑み喰い処。渋谷摩天楼、セルリアンタワーの裏手になる。
店内はカウンター席とテーブルが三つ。20人も入ればいっぱいだ。最近は奥に大きく豪快な書が掲げられている。
坊主頭で眼鏡をかけたご主人の高太郎さんはまだお若い。しかし、名前を看板にするその矜持は、ひとつひとつの料理ともてなしの真摯な姿勢に反映されていて、決して『居酒屋』と侮るなかれ。美味しい上に安くて、敷居と値段だけ高いありがちな和食店より、技術も意識も格段に素晴らしい。そりゃ、惚れるわな。
だからいつも安心しておまかせコースにしている。今回は、ズッキーニと豆のお浸し、鯛、鰹、海老のお刺身3種、定番の燻製玉子がのったポテトサラダと肉汁たっぷりのメンチカツ、牛すじ大根の塩煮、そして毎度の締めとなる、ご主人の故郷・讃岐と言えばのぶっかけうどん。追加で頼んだとうもろこしのかき揚げやあさりのしぐれ煮もまた絶品で、赤星[サッポロラガー]700円(13年7月現在)で始めるお酒が、日本酒、焼酎とついつい進んでしまった。至福の時間を今夜も有難う。
深夜遅くまでの営業も嬉しいが、人気店だけに予約は必須。ひと月前からの受付となっている。大切な人との大切な宴に、渋谷では貴重なお店だ。

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5位

かろのうろん (櫛田神社前、祇園、中洲川端 / うどん、おにぎり、そば)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2019/09訪問 2019/10/11

博多っ子純情

濁音の『だぢづでど』がなまる博多弁で名付けられたこのお店にちなんで、『せき、こえ、のろに、あさらあめ』と永六輔氏が語る浅田飴のTVCMがあった。子供心にもいたく県民スピリッツを高めて感動したことを覚えている。但し、中洲川端はまだ遠く、うどん屋に行くとすれば西新はとや通りの「まあちゃんうどん」だった。
高校の後輩と初デートは1974年の夏。話題騒然だった大ヒット映画「エクソシスト」を観た。今や大阪の「美々卯」を彷彿する“うどんすき”の高級和食店に変貌した天神の「大福うどん」は、当時は普通のうどん屋さん。福岡ピカデリー劇場に行く前一緒に丸天うどんを食べたが、思えば『つやつけん』性格だったと言うか、ただ幼かっただけと言うべきか。
大学、就職と東京生活。醤油のような濃い色をしたつゆのうどんには手が出ない。だから遅い便で里帰りした時は、実家近くで別府橋通り沿いにある「庄屋」までママチャリを飛ばす。広々とした厨房では、手打ちで作った麺を、大きな釜で茹で上げ、大きな網ですくい、ひと玉ずつ丁寧に作り置き。24時間営業が嬉しい。
『豚骨』『長浜』『屋台』と博多名物ではいち早く全国区になったラーメンだが、福岡はうどん文化でもある。昔は蕎麦屋よりもうどん屋が圧倒的に多かった。
司馬遼太郎もその著書「播磨灘物語」で言及しているが、うどんは13世紀半ばに宋の国に渡った僧・円爾が帰国した際に饅頭など共に伝えたとされ、博多駅近くの承天寺には『饂飩蕎麦発祥之地』の石碑がある。円爾は山笠の起源にも繋がる博多文化の重要人物。諡号で聖一国師と称した。
明治15年創業、今年130年になるこのお店は、そんな福岡のうどん文化を代表している。老舗ならではの雰囲気に包まれた佇まいは、店名通りバス停留所前の『角』。店内には、西島伊三雄氏や長谷川法世氏のイラスト色紙などが飾られ、使い込まれたテーブルや柱、調度品はその歴史を物語る。博多方言の番付てのごい(手拭)も販売。地元だけでなく、観光客で賑わうのも当然だろう。
今回も、“ごぼう天うどん”に丸天をトッピングして630円(12年11月現在)。入れ放題の青ネギに、ややモチッとした柔らかい麺と、羅臼昆布で取った出汁の透明なつゆが見事に絡んで絶品の美味しさだ。240円で一皿2個の“かしわおにぎり”と3個の“いなりずし”も福岡うどんの定番メニューで、どちらにするかいつも悩ましい。
暖簾の脇にある大きな板に書かれた言葉あり。
『かろのうろんやに わくろうが三匹 ふくろうろっとったげな(角のうどん屋にガマガエルが三匹うずくまっていたとさ)』
わくろうは、確かに看板や入口にいる。

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6位

カフェ オブスキュラ (三軒茶屋、西太子堂 / カフェ、ケーキ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2019/09訪問 2019/10/11

しあわせの隠れ場所

店名はピンホールカメラのことか、場所がわかりにくいからだろう。三軒茶屋栄通りを下馬方面に向かってまっすぐ進み、やがて右手にスタンド看板が見えたら路地に入って、住宅街の一角にある。
店内は打ちっぱなしのコンクリートで、配管もむき出しになっているが、家具調度類に木製が多いせいか冷たい雰囲気は感じられない。
実は紅茶党。コーヒーはほとんど敬遠していた。それがこのお店では、なぜか飲まずにはいられない。グァテマラ、ケニア、マンダリン、コロンビア…いろいろな国の豊かな豆の香りと、ポコポコとサイフォンが奏でる音が心地好さを増幅する。ガラス貼りの窓側ソファーを指定席に体を深く沈めて読書に没頭すれば、いつのまにかもう一杯。お代りの半額300円(12年10月現在)がまた嬉しい。
今回は、中南米コスタリカ産のストレイトコーヒーとチキンベジタブルのサンドイッチをランチセットでいただく。FOODもGOODだ。以前はアルコールやおつまみのメニューもそれなりにあったと思うが、仕方がない、あくまでもコーヒーに集中にしよう。
目の前には灰色の合金壁。再来年の春には11階建てのマンションになるらしい。混雑必至が想像に難くないが、ならば今のうちに足繁く。

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7位

八乃州 (西新、別府 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2015/05訪問 2015/06/26

スウォーム

おそらくはご夫婦が営む小さな居酒屋。九州沖縄八県の名物名産料理と名酒の数々がいただける。
脇山口から早良街道を南下して、祖原の信号を左折すると、やがて右手に見える格子塀が目印。団地や住宅に囲まれてひっそりと佇んでいる。履物を脱いで上がる店内も同様。華美な装いはなく、やや暗めの照明に、板間と竹でしつらえた天井が穏やかな雰囲気を醸し出す。掘りごたつ式のカウンター席と囲炉裏テーブルがふたつ。20人も入ればいっぱいで、なぜか姿見がある。
今回味わったのは、福岡佐賀長崎熊本大分に鹿児島の芋焼酎。沖縄の泡盛と宮崎の冷や汁はまたのお楽しみだ。
冷奴の付き出しの後に、日田産の“みょうがときゅうりのサラダ”と壱岐の塩ウニが新じゃがとバターの上にのった“ウニジャガ”で[サッポロ生]のグラスがすぐ空になる。[島美人]の水割りに変えて、佐賀の“トロトロ温トウフ”。温かい豆乳に浸された豆腐にゴマとネギを散らして胃にも優しい甘みがたまらない。丼サイズでもさらにおかわりが欲しくなる。『多くの声をいただいて復活』のコピーも宜なるかな。
そして極めつけは、鍋料理800円(13年5月現在)。一度は絶滅した幻の軍鶏[天草大王]の博多水炊きと、有害菌がほとんどないため魚より刺身でも安心と言う南島原産[芳寿豚]のしゃぶしゃぶは、どちらも高級な肉本来の旨味に加えて、体の隅々にまでその滋養が染み渡るよう。一人客にかぎり、一人仕立てOKのサービスも嬉しい。
帰省した時に一度は足を運ぶ近所の隠れた名店。

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8位

楽椿 (神泉、渋谷、駒場東大前 / 居酒屋、鳥料理、おでん)

1回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2014/04訪問 2014/07/02

椿三十郎

神泉駅の南口から道玄坂方面に坂を上り、突き当たった三叉路を右折して下れば、右に大きな白ちょうちんと暖簾が目印の大衆酒場。12年秋にオープンした。
まず驚かされるのが、[サッポロ黒ラベル]の小瓶、中瓶、大瓶がどれも504円(13年8月現在)均一だということ。小瓶注文の奇特な方はカウンター上の黒板に名前が記されるが、自分にそんな殊勝な機会は永遠に来ないだろう。いつもスタートは遠慮なく大瓶をオーダーしている。
ビールだけでなく、厳選された日本酒も安い。焼酎はあらかじめ6:4の水割りにした“わり水焼酎”が367円。肴も105円からある良心的な値段設定で、男性はところてん、女性がサラダのお通しは210円だ。新鮮な朝獲れ日替わりのお刺身は一皿472円だが、ふた皿頼めば840円とお得。鳥の半身揚げは、パリパリの皮とジューシーな身に塩が利いて美味しくボリュームもあり、添えられたキャベツがちょうど良い箸休めになっている。この塩素揚げを“白”として、この夏からはコチジャンで辛口に仕上げた“赤”が登場した。本来の鶏の旨味に加えてHOTな味わいがアルコールの消費を加速させる。その店名をつけただけあって自信と自慢のメニューといったところだろう。
『赤い楽椿白い楽椿と食べにけり』って感じかな。
おかげさまでついつい飲み過ぎて食べ過ぎがちだが、さらに嬉しいサービス。卓上にあるポットの中身は鶏スープで、ワカメとゴマが入ったカップに注いで飲めば、荒れかかった胃が癒されて、もう一杯と飲むぞ!と元気が復活する。これがタダで飲み放題。ありがたいあまり落涙して土下座の気分になる。
若いスタッフの接客も無理なく丁寧で、客の懐にもお腹にも心にも優しい隠れ居酒屋だが、個人的には早くも『神泉に名店あり』と声を上げたい。

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9位

珈穂音 (新宿三丁目、新宿、新宿西口 / 日本料理、食堂、洋食)

1回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2019/11訪問 2020/01/27

アンタッチャブル

看板に『和風レストラン』、箸袋には『酒膳処』と謳う、禁酒でも禁煙でもない、定食とアルコールが楽しめる料理店。新宿紀伊國屋書店の地下1階で北端のアドホック側にある。
一人で訪れることが多いため、テーブル席ではなく、喫茶店にあるような不思議な半円カウンターに坐ることが多い。目の前には水槽。ヒレをユラユラさせながら大きな魚が優雅に泳いでいる。聞くところによるとかなり凶暴な性格らしい。確かにガラスをコンコンたたくと突如として向かって来た。鑑賞と干渉は無用のご様子で桑原桑原。
壁際には珍しい銘柄の日本酒や焼酎の一升瓶が所狭しと並び、ワインボトルも寝ている。メニューブックは定食と酒肴の2種類。オススメや新入荷の札書きもあちらこちらに貼ってある。値段はやや高めでボリュームもソコソコあるだけに、多くの注文は控えざるを得ず、目移り必至が悩ましい。
今回は、まずお通しと冷奴でビールを飲んで、『特盛中』の生ウニと、この季節ならではの生ガキ三つ。新鮮な美味しさで、しかも共に840円(13年11月現在)がありがたい。野菜炒めチックな“豚肉生姜焼き定食”にしらすおろしとミニ野菜サラダのサイドメニューを追加して芋焼酎の水割りを飲めば、ほろ酔いの幸せをいただける。ただ、満腹になりながらも、銀ダラの煮付けやサンマ焼きも良かったなと感じてしまうのが、やはり何とも悩ましい。
厨房二人、接客三人の家族的なスタッフ構成。手狭で導線が細い店内事情でも無理なく無駄のない接客が居心地良い。上のフロアで本を買って早速ページを繰りながら、ゆっくりじっくり杯を傾ける。この夜はジェフリー・アーチャーの新作文庫を読みふけた。やがて活字に集中できなくなったらお会計。
昭和39年の創業は、おそらく紀伊國屋本社ビルが竣工して以来と言うことだろう。日本を代表する本屋さんと共に新宿の老舗として末永く頑張って欲しい。

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10位

サンダーバード カフェ お茶の水店 (神保町、新御茶ノ水、小川町 / カフェ、バー)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2013/09訪問 2013/12/12

人形の家

池袋で偶然に見つけた[NICOLE]ブランドのスキーウェア。胸前や両腕をサンダバード1号~5号が飛び交い、背中ではパーカーがペネロープとアランを乗せてロールス・ロイス“FAB-1”を運転していた。ためらうことなく購入。98年シーズンから愛用して北海道のニセコを中心に今でも暴走している。国際救助隊は世界的にも有名で、カナダのバンフではやたらに『THUNDERBIRDS are Go!』と声を掛けられた。
スティングレイやキャプテン・スカーレットも好きだったが、スーパーマリオネーションの中ではやはり図抜けて印象深い。
だから昨年、神保町のすずらん通り入口に出現したこのカフェにはびっくり。のぼりも立つ賑々しいカラオケ屋さんのビルに、トレーシー一家勢揃いの看板があり、普通の店舗では考えられないほど窮屈な階段が南国カモフラージュの地下へと導く。秘密基地のムードぷんぷんに胸躍った。そして『IR』マークの扉を開ければ、1号に乗ったスコットが出迎えてくれ、指令室イメージのインテリアや随所に飾られたメカニックの模型にダイジェスト版のモニター上映が一気に懐かしさを蘇らせる。
いつも最初はとりあえず、泡をドリルに見立てた“特製ジェットモグラ・ビール”の[一番搾りフローズン生]680円(13年9月現在)。ネーミングや意匠は多少のこじつけ感が否めないものの、遊び心に溢れたメニューはやっぱり楽しい。機体の色に合わせたのだろう、バージルの2号はグリーンピース、ゴードンの4号がとうもろこしのスープとは笑える。ジョンの5号を模したデザートはドーナツにチョコたっぷり。ミンミンのサラダはヘルシーなオリエンタル風で、パチパチと音をたてるブレインズのコーラにはおなじみの眼鏡が付いている。ウインナーが3号のように佇立したナポリタンはアランの大好物だそうだが、個人的にはもっとトマトトマトしたソースがいいかな。
地下にあってもここは確かにトレーシー・アイランド。「サンダーバード」はもちろん、その生みの親ジェリー&シルヴィア・アンダーソン夫妻による実写ドラマの名作「謎の円盤UFO」のテーマ音楽もBGMで流れて、それがまた嬉しい。
訪店につき1枚もらえるサンダーバード機のコースターは垂涎。
未来世界が思い出ある過去へと誘ってくれる。

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