リEガンさんのマイ★ベストレストラン 2018

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リEガンのレストランガイド

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リEガン (60代後半・男性・東京都) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

「マイ★ベストレストラン」は、料理の美味しさはもちろんのこと、何より居心地の良さを重視した結果です。健やかで穏やかな時間をいただいた次第。「ICHI」と「水無月」が19回で18年の訪店最多でした。

マイ★ベストレストラン

1位

ICHI (藤崎、西新 / 焼き鳥)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2021/08訪問 2021/08/25

わんわん忠臣蔵

大学進学で上京した時に、福岡焼き鳥ではスタンダードの“(豚)バラ”とサービスの“(ざく切り)キャベツ”が東京にはないと知って驚いた。望郷の念が余計に募り、帰省するたびに実家近くの焼鳥屋をハシゴしていたが、やがてこの店の美味しさに出逢う。以来優に四半世紀を超えるお付き合いとなった。
「家康」「信長」「副将軍」「初陣」「風林火山」…福岡の焼鳥屋はなぜか時代劇にちなんだ店名が多いが、この店も以前は「忠臣蔵」だった。09年春に代替わりして屋号を「ICHI」に。これも時代劇つながりで『座頭市』からだろうか。それとも一番を目指しての『一』なのか、焼き方を担う姉さん店長の愛称からか。いずれにしても、それまでと何の変わりもなく若いスタッフが明るく気持ちの良い接客で迎えてくれる。大きなカウンターと小上りにテーブル席で30人前後入る店内は厨房がまた広く、ホッと落ち着ける居心地が嬉しい。
肉厚加減がちょうど良く臭みのないバラとカリカリに焼いて香ばしい皮がまずはおススメ。酢ベースのさっぱりしたタレがかかったサービス・キャベツと一緒に食べれば絶妙な味わいが秀逸だ。そして、鳥豚牛肉、魚介類、野菜の串焼きはもちろん、“豆腐サラダ”や“牛ホルモン鉄板”といったメニューまで、どれもが満足この上ない。具が日替わりになる味噌汁は注文されてから作る丁寧な仕事ぶりで、疲れた胃に優しい締めとなってくれる。
しかも安い。
今回は芋焼酎[黒島美人]のキープ・ボトルがあったが、[キリン一番搾り]中瓶を一本飲んで、冷奴と串9本に鯖を焼いてもらい、ご飯(添えられた沢庵と梅干までもが美味しい)と味噌汁で2600円(12年9月現在)。久しぶりに先代のご主人が顔を出されお話ができたが、お元気そうで何よりだった。
昔はあったマカロニサラダと[サッポロビール]がなくなったことだけ残念だが、自分にとっておそらくはいつまでも福岡で一番好きな焼鳥屋さん。

  • 鯖塩焼白飯味噌汁漬物〆絶品

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2位

つくし (茶山、藤崎、金山 / 中華料理、食堂)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2021/08訪問 2021/08/25

ノスタルジア

子供時代に慣れ親しんだ味は記憶に深く刻まれ、郷愁導く懐かしさが点数を高くする。
一杯400円(12年9月現在)のラーメンは、とんこつでも味噌でも醤油でもない、この店でしか味わえない透明なスープに、柔らかいチャーシュー2枚ともやし、刻み青ネギが散らされただけのシンプルな細麺。炒飯(500円)かオムライス(550円)と一緒に食べれば、お腹も心も常に満足をいただける。
40年近くのお付き合いになるが、ご夫婦が営む小さな中華屋さんは味も雰囲気も全然変わらない。軒に下がった赤ちょうちんが迎えてくれる店内はカウンターとテーブルで15人も入ればいっぱいになる。周辺は住宅街だけに出前注文も多く、鳴り響くのは昔ながらのダイヤル電話。たまに訪れれば、『仕事で帰って来たとね』などと声をかけてくれる女将さんがまた嬉しい。
店前に広がる田んぼは今、頭をたれる前の稲穂が緑の香りを漂わせ、赤とんぼがその上を飛び交っている。そんな風景を眺めながら食べるラーメンはやっぱり最高。自分にとっては愛おしいお店だ。
ジャンルは「中華料理」でしょう。

  • (説明なし)

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3位

酒とつまみ 水無月 (幡ケ谷、初台、笹塚 / 居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2020/12訪問 2021/01/14

300〈スリーハンドレッド〉

冠には『つまみ』とあるが、それでは謙虚過ぎる『料理』極上の隠れ居酒屋。しかも、安い。
薬味だけでなく岩のりとかつお節にあげ玉が散らされた冷奴。一枚をシンプルに焼いて短冊切りにし、青ネギ生姜をのせた油揚げ。干し海老を潜ませて花山大吉も絶賛間違いなしのおから。いずれもスタンダードな大豆メニューだが、他とは一線を画すアイデアと手間暇がかけられて、実に旨い。そして、これがどれも驚きの300円(2016年11月現在)。『デルポイの神託』でも授かって設定したような良心価格に心が騒ぐ。とりあえずの[サッポロラガー]大瓶が瞬く間に空となるのも当然。宮城の[乾坤一]、大阪の[秋鹿]、福岡の[庭のうぐいす]、佐賀の[能古見]などキレのある甘露が揃うだけに、[島美人]の水割りをチェイサー替わりに日本酒への移行が早い。天ぷらや煮物など日替わりのお通しは250円だし、それ以外の肴も500円前後ばかり。冷やしトマトはまるごと1個にミニトマトまでが添えられる。゛湯豆腐”はメインを霞ませる大きな鶏肉が2個も入っていて、まさに過少申告のミラー。秋が旬の隼人瓜を豚バラや玉ねぎと一緒にオイスターソースで炒めれば白飯が欲しくなる美味しさで、異なる食感のアンサンブルも楽しい。梨とさつま芋をナッツと共にマスカルポーネチーズで和えたサラダは10月のマイブームだった。〆は、ホワホワ玉子の親子丼かじゃこ入り焼きめしかでいつも迷っている。飲み過ぎて食べ過ぎて、引き締まった腹筋など望むべくもない。
下北沢から玉川上水の緑道をのんびり散歩しながら訪れている。首都高を右に仰ぎつつ幡ヶ谷駅の交差点から甲州街道を新宿方面に進み、持ち帰り可能を謳うファミレスの赤い看板を目印に左折。入った路地を突き当れば左手ビルの急な階段を2階に上がる。正面の暖簾をくぐって引き戸を開けると、年季と温もりを感じさせる昭和レトロな雰囲気が渋い。まずは6人程度のテーブル席があって、右に細長いレイアウトで厨房を囲むようなL字カウンターに10席ある。ご夫婦だろうか、キャップを被った口髭の長身男性が物静かにお酒を、時々髪に金メッシュを入れる面差し柔らかい素敵な女性が厨房を担当。つかず離れずの接客はそつがなく居心地良い。禁煙でないことだけが残念無念。

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4位

鳥みつ (西武新宿、新宿西口、新宿三丁目 / 焼き鳥)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2019/05訪問 2019/10/11

お茶漬けの味

新宿にゴジラが出現した。靖国通りからセントラルロードの突き当りに見える等身大?の頭。かなりの迫力で咆哮が轟くようだ。歌舞伎町を見下ろす偉容がランドマークとなった高層の商業施設。映画館とホテルをメインに、パチンコやラーメン、うどん、寿司、焼肉、お好み焼き、ドーナツ、北海道グルメなどがぐるりとひしめく。そのにぎやかなビルの正面から右の側道に進むとすぐ右手に怪しげな短い路地。やたらと並ぶスタンド看板が道を塞いで通りにくい。それでもそこにこっそりと、極上の焼き鳥屋が潜んでいた。
白い暖簾をくぐってサッシの引き戸を開ければ、カウンター2席とテーブル10席の小さく狭い店内。しかし、限られたスペースをうまく利用して窮屈さをあまり感じさせない。愛らしい手書きの予約プレートや黒板のメニュー、チープでも機能的な調度、清潔に整えられたトイレ、完全禁煙に豊富な果実酒が女性客にも安心の居心地となっている。厨房では寡黙なご主人が一本一本丁寧に鳥を焼き、常に笑みをたたえた女性は最後の挨拶まで細やかな接客。ご夫婦だろうか。若い二人の共同作業が息の合った連携を見せて清々しく、すれ違いもブレもない。
いつも串5、6本をおまかせでお願いしている。゛白れば”は新鮮で臭みのない甘さが秀逸。山葵をのせた゛ささみ”は鶏肉本来の旨みを伝える。゛はらみ”は香ばしさににんにくが効いてえも言われない。皮パリパリで食べ応え十分の゛手羽元”。心臓と肝臓の間にある部位の゛なると”は初めての食感と味わいが絶品で、一本で五羽分を費やすだけにあれば当たり!となる。その日その日で内容は微妙に異なり、どれもが大ぶりで想像以上に美味しい。焼き鳥以外のメニューも充実。近江牛を使ったトロトロのすじ煮込みは塩味さっぱりでコクもある。玉子とポテトのサラダはアイスクリームみたいな真ん丸形状が微笑ましい。カリカリのたまねぎを細かく散らしたトマトや自家製の浅漬け三種盛りは箸休めに最適。それぞれの塩梅が確実に酒量を加速させる。そして最後は何と言ってもお茶漬けだ。滋味滋養たっぷりの鶏ガラスープに浸したご飯が生海苔や三つ葉と見事に相まって感動この上ない。アッと言う間にかき込んでホッと息をつき、グッとくる幸せ気分もご馳走様、となる。
高級店も多い都内の焼き鳥屋の中で今一番好きな『狭いながらも楽しい呑み屋』は、予約必須。


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5位

捏製作所 (藤崎、室見 / 居酒屋、鳥料理、日本酒バー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2020/10訪問 2021/01/14

007 サンダーボール作戦

今夏の出逢い。人喰い鮫対美女の海洋サスペンス映画に涼を得て、天神からのんびりママチャリで帰宅中、あと少しの所でにわか雨に見舞われた。スコールのような雨音に雷鳴が重なる。急ぎ逃げ込んだのは二階のベランダが軒下となった建物。その一角に黒い壁とガラス扉に下がる白い暖簾の佇まいがあった。洒落た雰囲気に期待感が湧き出す。何しろまだ午後の4時ちょっと過ぎ。時間は早い、外は明るい、なのにすでに開店、とならば入らずにはいられない。店内はカウンターにテーブル席と小上りがあって、福岡らしくスペースに余裕あるレイアウト。[サッポロ生ビール]に喜んでメニューを眺めれば、つくねが10種類もある。気づかなかったが店名に『捏』。『コネリー』、ではなく『こねる』の漢字だが『つくねる』とも読むそうで、何とも珍しいつくね主役の居酒屋バーだった。
つくねはおまかせの盛り合わせが5個で850円(2016年11月現在)。まるでたこ焼きのような丸い形状が横一列に並んで愛らしい。たとえ箸で取り損なって転がってもドミノ倒しにはならないだろう。中身は日替わり。ホタテと海苔、イカとめょうが、海老とパクチーといったコンビネーションの妙やニラ玉やごぼう味噌が入るなど、口中に投じるまで味覚の想像を様々に掻き立ててくれる。いずれもしっかりと捏ねられて柔らかく、驚きとホクホクの美味しさ。ひとつひとつが丁寧で真面目な仕事ぶりを感じさせる。おそらくはご夫婦だろう、男女二人のサーヴも息が合って齟齬がない。楽しい徳利で供される日本酒をはじめアルコール類も豊富に揃い、そのあても充実。キムチと納豆を絡めた冷しトマトや蒸してピリ辛が優しい麻婆春雨、パリパリの皮が堪らない骨付き鶏の唐揚げで、お店オリジナルの甘いハイボール゛つくね屋のボール”がすぐにおかわり!となる。〆は仕込みを復活させた糸島の気鋭「ミツル醤油」を使った中華そば。シンプルだが、これがまた絶品の一杯で満足この上ない。だからいつも食べ過ぎて飲み過ぎる。
地下鉄の藤崎駅1番口を出て猿田彦神社を右に見ながら、コンビニがある最初の角を右折。まっすぐ進んで公園に突き当たったら右手のビルにある。駅から自転車で3分、徒歩7分前後。周辺はアパートやマンション、一軒家が連なる住宅街だけに、知る人ぞ知る、まさに隠れ家だが、福岡新名物の大ヒット店として早々に名を馳せるのは間違いない。

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6位

しゃけ小島 本店 (代田橋、笹塚、明大前 / 食堂、海鮮、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2020/08訪問 2021/01/14

砂漠でサーモン・フィッシング

北海道は釧路から直送の新鮮な鮭を様々に、そして存分に楽しめる。こんな定食呑み屋を待っていた。“鮭の皮揚げ”を肴に[サッポロラガー]がやめられない、止まらない。
京王線の代田橋駅を北口に出て甲州街道を歩道橋で渡り、笹塚方面へと進めば左に『沖縄タウン』こと和泉明店街。琉球チックな龍模様の赤いポールゲートをくぐって緩やかな坂を下りきると、左手に小さなシーサーが番をする建物がある。軒には『めんそ~れ 大都市場』の文字。狭くて薄暗いその中に足を踏み入れれば、右手角に据えられたお洒落な看板灯が出迎えてくれる。昭和の食堂をイメージしたかのような引き戸。渋い色合いの内装は落ち着いて居心地良く、割烹着姿のお姉さんたちがまた愛らしい。ちなみにトイレ。鍵を借りて細い路地を抜け一旦建物の外に出る。なかなか開かないことと締め忘れにはご注意を。
いつも何を頼むか迷っている。例えば〆に“鮭いくら丼”を想定した場合、件の皮揚げをポリポリと味わいながら、やはりビールが進む“豚のしょうが焼き”。大根を丁寧に擦って臭みがない“しらすおろし”が箸休めに堪らない。メイン料理には味噌汁はもちろん、漬物にひじき煮といった小鉢まで付いているので満腹は必至となる。例えば“ハムカツ”や“肉豆腐”、“つぶ貝串焼”といった非鮭メニューから始めた場合、〆には“いくら”と“鮭バターライス”。ケチャップの酸味が利いた『赤』もいいが、シンプルな『白』は炒めたライスの真ん中にほぐした鮭がのって、まるで砂上に咲くハイビスカスのよう…には見えないか。いずれにしても極上の満足をいただける。だからやっぱり注文が悩ましい。
なぜか福岡の中洲に支店。であい橋通り沿いで、昔の玉屋デパート跡裏に潜んでいる。レトロな雰囲気は同様だが、喫煙可。九州一の歓楽街にあっては仕方がない。トイレは店内にある。

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7位

ニセコカリー小屋 (比羅夫 / スープカレー)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2019/02訪問 2019/10/11

お熱いのがお好き

完璧な人間はいないが、完璧なスープカレーはある…気がする。
98年からほぼ毎年スキーを楽しんでいる北海道。当初は定山渓や留寿都、トマムにも足を運んだが、ここ10年余りはニセコに落ち着いた。アンヌプリ、東山、ひらふを擁して、広く、長く、雪質は最高。スキーの醍醐味を存分に堪能できる。そして、ニセコから離れられないもうひとつの理由が、倶知安町のジンギスカンとこのお店のスープカリーだ。
プリンスがヒルトンに替わった東山から山頂経由でひらふに滑り下り、板を置いてタクシー。ひらふ坂から十字路を左折して、道道343号を倶知安方面に進み、山田の交差点信号を左折すれば、左手に幟と『カリー小屋』の看板が見える。一軒家のコテージが四つ集まる「アルバータロッジ」のひと棟。やや急な階段を上がって2階の店内に入れば、木の温もりと窓から差し込む明るい陽射しが気分を盛り上げる。カウンター席が4つにテーブルふたつ。繁忙期の昼時は満席必至だが、状況次第でロッジ本棟のダイニング・スペースに案内されたりもする。
ブームになる前から自慢のスープカリーは、スパイシーとタイ風の2種類。鶏や豚や海老、時には駝鳥や鹿などが野菜と絡む。辛さは10段階に加えて超辛3段階からの選択。片手土鍋で供されるルーからは、ぐつぐつと煮立つ音が聞こえてスパイスの香りが漂い、食欲を一気にそそる。あっつ熱!を一口すすれば、辛さの中に深みのある極上の味わい。サフランライスを浸した“チキン野菜・超辛3”1150円+100円(14年2月現在)は、体内温度を急上昇させる。汗と涙と鼻水の洪水。
トッピング・メニューにある伊予名物の“じゃこ天”や“じゃこカツ”が[サッポロ黒ラベル]に嬉しい。今回は季節限定の“小河豚のフライ”も注文。あっさりパリパリの衣をまとう白身魚の淡白さがルーの辛さと旨味をさらに引き立てていた。満足この上ない。
朝から爆走の疲れを癒して午後いっぱいシュプールを描くエネルギーをいただける、これぞ北海道発祥の元祖スープカレー。手作りレトルトも販売している。

  • (説明なし)

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8位

BEER BAR Bitter (飯田橋、牛込神楽坂、神楽坂 / バー、ダイニングバー、ビアバー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2020/12訪問 2021/01/14

ふたり

夏過ぎて秋も深まり、黒い蹄のスペイン豚が帰って来た。肴の主役が揃って、『暑さ』は去ってもますますビールが飲みたくなる季節だ。
今年オープン6周年となるベルギーをメインにしたビアバー。
カウンター10席と、最大6~7名座れる三角テーブル、入口横と窓際にはスタンディング・スペースもあるお店を、讀賣ファンのきれいなお姉さんと愛らしい妹さんの美人姉妹が営んでいる。
ヒューガルデン村の生ビールは初めてここで飲んだ。国産ビールにはない爽やかな味わいがいたく気に入ったが、程なくして大手メーカーが販売権を取得。興味を失う。
今は、白くま印の[ヴェデット・エクストラ・ホワイト]や雛鳥印の[グリゼット・ブロンシェ]のドラフトにハマっている。共に口当たりの良さと優しい風味が、空腹時のファースト・チョイスには最適。尿酸値が高いにもかかわらず、ビールの奥深さを知り、ますます好きになってしまう。おかわりを止めてくれ。
フードメニューも美味しい。
今回は定番のサラダと初夏以来の生ハムに、“鶏味噌そぼろとじゃがいものミルクグラタン”。やや多めの牛乳に控えめなチーズとそぼろの味噌が素朴なじゃがいもを引き立てる。工夫をこらした肴は何よりお酒の友だが、この夏いただいた“鶏ささみと夏野菜のごちそう冷奴”は絶品だった。一人客にはハーフサイズの配慮がまた嬉しい。
神楽坂から本多横丁に入って軽子坂を過ぎ、右手の電信柱から覗く赤ランプを見つけたら、そのビルの2階。知る人ぞ知る隠れ家バーだけに常連が多いが、一見でも問題なく心地良いビールが楽しめる。ちなみに、ビールはもちろんベルギー中心だが、日本、ドイツ、チェコ、アイルランドなどもあり、なかなか日本では飲めない珍しい銘柄が多い。価格は500mlボトルで1300円前後。また、ウィスキーやワイン、焼酎など、他のアルコールも種類豊富にある。
飯田橋・神楽坂界隈で足繁く通うお店のひとつ。

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9位

萬福 (東銀座、新富町、銀座一丁目 / 中華料理、ラーメン、餃子)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2022/06訪問 2022/06/29

ブルースが聞こえる

30年ほど前、レトロ・ムードを湛えた大きな看板に惹かれ、引き戸を開けて暖簾をくぐった。狭くてやや暗めの店内。初代はご健在で、中華そばに浮かぶ三角形の薄焼き玉子が珍しかった。福岡生まれとして醤油味のラーメンは最初こそ抵抗があったものの、老舗の底力かなぜか不思議と足が向くようになる。今では最後の一滴までスープを飲み干すほど大好きだ。
やがておばちゃんたちが店を切り盛りし、三代目にバトンタッチされたが、建物のリニューアルで一時休業。素敵な今の佇まいになって営業再開するまで数年待たされた気がする。
店舗だけでなく、以前と比べて大きく変わったのがメニュー。麺・飯中心から様々な中華料理も供されるようになって酒飲みにはありがたい。訪店が昼から夜への移行も宜なるかなだった。骨から身がきれいに取れるほど煮込んだ鶏の手羽先や、甘酸っぱさとピリッとした刺激が食欲を増進させる“トマトと玉子の炒め”、そして、調理スタッフが変わるのか、3度ほど違う味わいを楽しんだ麻婆豆腐が特にお気に入りで、[サッポロラガー]中瓶550円(12年10月現在)を3本は飲んでしまう。締めはもちろん“中華そば”か、野菜たっぷりの“もやしそば”だ。
お腹をいっぱいにして、一人カウンターで甕仕込みの芋焼酎を飲みつつジャジーなBGMに耳を傾ければ、満足も一入の気分になれる。

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10位

とり田 博多本店 (中洲川端、呉服町、櫛田神社前 / 水炊き、鳥料理)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 ¥5,000~¥5,999

2020/02訪問 2020/03/10

タイタニック

炊いた肉を野菜と一緒にポン酢で食べる福岡の家庭団欒料理、水炊き。市内には高級志向の老舗や予約必須の人気店が多い。関東から福岡に上陸し、究極の隠れ家レストラン「手島邸」で一世を風靡した後、薬院六つ角に水炊き「とり田」を、中洲にはファーストクラスの屋台を標榜する「中島町倶楽部」を、最近では美野島に担々麺屋をオープンした気鋭のオーナーシェフが、14年の晩夏に満を持して、中洲は博多座の裏と言う好立地に開いたその旗艦店。
これまでは、スープが美味しくても鶏肉は旨みを出し尽くしたようにパサパサの食感で、実はポン酢ダレの味しかしない処が多かった。お酒の銘柄も肴も少なく、水炊きだけ食べればそれでお終いと言った印象。接客も忙しさによくかまける。そこで、美味の追求は無論のこと、店の雰囲気やインテリア、有田焼の器にホスピタリティを徹底的にこだわり、温故知新で独自のスタイルを構築した。吟味尽くした九州産の朝引き鶏と野菜を、鶏ガラではなく丸鶏のままじっくり取ったスープで煮込み、自家製の柚子胡椒と゛黄金ぽん酢”でひと口食べれば滋味滋養の深さ濃さに驚きを隠せない。博多ネギや甘いミンチがまた絶品。目の前で丁寧に鍋を仕上げていくスタッフの所作が美しく、微に入り細を穿つ気配りに王様にでもなった気分さえ味わえる。日本酒、ワイン、焼酎、ウイスキーと豊富なアルコール・メニューに、八女は星野村の茶葉によるプレミアムティーやデザート類も充実。文句のつけようがない。
今回はお正月に゛水炊きランチ”税抜2800円(2016年1月現在)をいただいた。一人鍋でも変わらないサービスが嬉しい。まずは単品で別に゛とり天”を注文し、赤星と[黒ラベル]の生ビールで前哨戦。お腹が許せばゴマさばや肉味噌にのった半熟玉子も頼みたいところだ。いよいよ鍋から炊いた肉が供されて、10年ほど前に復活した芋焼酎[池の露]の消費が加速する。〆の雑炊まで箸は止まることを知らず、極上の1時間半。満足この上ない。新年早々明るい心持ちと腹持ちになって、ご馳走様、だった。
伝統の心は生き続け、新しい水炊きの歴史が始まっている。

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