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リEガンのレストランガイド
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リEガン (60代後半・男性・東京都) 認証済
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1回
昼の点数:4.0
2019/09 訪問
博多っ子純情
濁音の『だぢづでど』がなまる博多弁で名付けられたこのお店にちなんで、『せき、こえ、のろに、あさらあめ』と永六輔氏が語る浅田飴のTVCMがあった。子供心にもいたく県民スピリッツを高めて感動したことを覚えている。但し、中洲川端はまだ遠く、うどん屋に行くとすれば西新はとや通りの「まあちゃんうどん」だった。高校の後輩と初デートは1974年の夏。話題騒然だった大ヒット映画「エクソシスト」を観た。今や大阪の「美々卯」を彷彿する“うどんすき”の高級和食店に変貌した天神の「大福うどん」は、当時は普通のうどん屋さん。福岡ピカデリー劇場に行く前一緒に丸天うどんを食べたが、思えば『つやつけん』性格だったと言うか、ただ幼かっただけと言うべきか。大学、就職と東京生活。醤油のような濃い色をしたつゆのうどんには手が出ない。だから遅い便で里帰りした時は、実家近くで別府橋通り沿いにある「庄屋」までママチャリを飛ばす。広々とした厨房では、手打ちで作った麺を、大きな釜で茹で上げ、大きな網ですくい、ひと玉ずつ丁寧に作り置き。24時間営業が嬉しい。『豚骨』『長浜』『屋台』と博多名物ではいち早く全国区になったラーメンだが、福岡はうどん文化でもある。昔は蕎麦屋よりもうどん屋が圧倒的に多かった。司馬遼太郎もその著書「播磨灘物語」で言及しているが、うどんは13世紀半ばに宋の国に渡った僧・円爾が帰国した際に饅頭など共に伝えたとされ、博多駅近くの承天寺には『饂飩蕎麦発祥之地』の石碑がある。円爾は山笠の起源にも繋がる博多文化の重要人物。諡号で聖一国師と称した。明治15年創業、今年130年になるこのお店は、そんな福岡のうどん文化を代表している。老舗ならではの雰囲気に包まれた佇まいは、店名通りバス停留所前の『角』。店内には、西島伊三雄氏や長谷川法世氏のイラスト色紙などが飾られ、使い込まれたテーブルや柱、調度品はその歴史を物語る。博多方言の番付てのごい(手拭)も販売。地元だけでなく、観光客で賑わうのも当然だろう。今回も、“ごぼう天うどん”に丸天をトッピングして630円(12年11月現在)。入れ放題の青ネギに、ややモチッとした柔らかい麺と、羅臼昆布で取った出汁の透明なつゆが見事に絡んで絶品の美味しさだ。240円で一皿2個の“かしわおにぎり”と3個の“いなりずし”も福岡うどんの定番メニューで、どちらにするかいつも悩ましい。暖簾の脇にある大きな板に書かれた言葉あり。『かろのうろんやに わくろうが三匹 ふくろうろっとったげな(角のうどん屋にガマガエルが三匹うずくまっていたとさ)』わくろうは、確かに看板や入口にいる。
2019/10/11 更新
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一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
濁音の『だぢづでど』がなまる博多弁で名付けられたこのお店にちなんで、『せき、こえ、のろに、あさらあめ』と永六輔氏が語る浅田飴のTVCMがあった。子供心にもいたく県民スピリッツを高めて感動したことを覚えている。但し、中洲川端はまだ遠く、うどん屋に行くとすれば西新はとや通りの「まあちゃんうどん」だった。
高校の後輩と初デートは1974年の夏。話題騒然だった大ヒット映画「エクソシスト」を観た。今や大阪の「美々卯」を彷彿する“うどんすき”の高級和食店に変貌した天神の「大福うどん」は、当時は普通のうどん屋さん。福岡ピカデリー劇場に行く前一緒に丸天うどんを食べたが、思えば『つやつけん』性格だったと言うか、ただ幼かっただけと言うべきか。
大学、就職と東京生活。醤油のような濃い色をしたつゆのうどんには手が出ない。だから遅い便で里帰りした時は、実家近くで別府橋通り沿いにある「庄屋」までママチャリを飛ばす。広々とした厨房では、手打ちで作った麺を、大きな釜で茹で上げ、大きな網ですくい、ひと玉ずつ丁寧に作り置き。24時間営業が嬉しい。
『豚骨』『長浜』『屋台』と博多名物ではいち早く全国区になったラーメンだが、福岡はうどん文化でもある。昔は蕎麦屋よりもうどん屋が圧倒的に多かった。
司馬遼太郎もその著書「播磨灘物語」で言及しているが、うどんは13世紀半ばに宋の国に渡った僧・円爾が帰国した際に饅頭など共に伝えたとされ、博多駅近くの承天寺には『饂飩蕎麦発祥之地』の石碑がある。円爾は山笠の起源にも繋がる博多文化の重要人物。諡号で聖一国師と称した。
明治15年創業、今年130年になるこのお店は、そんな福岡のうどん文化を代表している。老舗ならではの雰囲気に包まれた佇まいは、店名通りバス停留所前の『角』。店内には、西島伊三雄氏や長谷川法世氏のイラスト色紙などが飾られ、使い込まれたテーブルや柱、調度品はその歴史を物語る。博多方言の番付てのごい(手拭)も販売。地元だけでなく、観光客で賑わうのも当然だろう。
今回も、“ごぼう天うどん”に丸天をトッピングして630円(12年11月現在)。入れ放題の青ネギに、ややモチッとした柔らかい麺と、羅臼昆布で取った出汁の透明なつゆが見事に絡んで絶品の美味しさだ。240円で一皿2個の“かしわおにぎり”と3個の“いなりずし”も福岡うどんの定番メニューで、どちらにするかいつも悩ましい。
暖簾の脇にある大きな板に書かれた言葉あり。
『かろのうろんやに わくろうが三匹 ふくろうろっとったげな(角のうどん屋にガマガエルが三匹うずくまっていたとさ)』
わくろうは、確かに看板や入口にいる。