レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2014/09訪問 2014/10/01
実に約1年ぶりに再訪しました。
さる日の休日、不意にカキ氷が食べたくなったのだがこの日はあいにくの月曜日。
慈げんも雪みるくも定休日である。
そうだ。折角だから久々に阿左美冷蔵でも行くか。
ここは私の中で最も評価の高い5.0 すなわち満点と言うNO1店だったのだが、自宅から遠いのと前述した慈げんや雪ミルクに足繁く通うようになってからはしばらくご無沙汰している。
約1年経ってからも自分の中で果たしてこの高評価は保てるのか。そういった興味も含めて長瀞の現地に向かった。
この日の天気は快晴で気温も高かった為、行列がどの程度あるのか不安であったがその心配は杞憂だった。
無論、大盛況であった事は間違いないものの、テラス席が幾つか空いていたので無事確保。
数あるメニューから桃氷を選択した。
しばらくしてお目当ての品が到着。日本昔話に出てくるようなてんこ盛りの氷は相変わらずだ。
先ずはたっぷりシロップをかけ一口すくう。
桃の風味、旨味を十分味わえて美味い。
がしかし、甘味が強いきらいがある。ここのみかんやりんごも同様に甘みは強いのだが、この二つは元が淡白なので甘味が強いくらいがちょうどよいし、どっしりした方が氷に負けないので妥当だと思っている。
しかし、桃はそのままでも十分甘味があるので蛇足感は否めない。
無論、レベルは高いのだが次からはりんごか蜜柑を頼もうと思う。
さて、一杯平らげたのだがここまで来てそのまま帰るのはつまらない。
店員さんを呼びメニュー表とにらめっこした結果、芋金時を注文。
黄金色かかったシロップは否が応でも期待が高まる。
こちらは芋の旨み、甘味を余すところなく引き出していた。これは非の打ちどころがない。
甘味は強いものの、芋の風味をいささかも損なわずあっぱれの一言。
小豆は田舎しるこ風なのだが、餅がさりげなく練り込まれていて粘り気があって面白い。
ただ、個人的には芋との相性は思ったほどでもなくこちらはやはり宇治金時の方が良いのかもしれない。
完食した頃にはすっかりお腹も膨れてしまった。
さて、一年ぶりに訪問して思ったのは、決して質が落ちたわけではないのだが、慈げんを食べ慣れてしまうと前のタイトル「非の打ちどころなし」とは流石に言えない。
シロップそのものは芋金時を見ても質は高いのだが、氷の削り方は慈げんや雪ミルクのようなカンナで削るような感じの方が、シロップとの絡み、カキ氷の旨みを引き出せるのではないか?
ただ、そうはいっても蜜柑やりんご、黒糖キャラメルはここの氷(削り方も含めて)と相性も良いし今度はそれを中心にいただいてみようと思っている。
2014年9月下旬再訪
うさぎやを後にして、長瀞に向かった。
とりあえず長瀞神社を参拝したのだが、紅葉はかなり色づいては来たかなぁというものの見頃という状態とはいえずいささか肩すかしを食らう。
そして、この後紅葉と共に長瀞に来たら此処を避けて通れない本命の店へ向かった。
いつもは行列を少しでも回避するため天然氷蔵元 阿左美冷蔵 寶登山道店にお世話になっているのだが、この日の冷え込みからして、並ぶ事は考えづらいのでためらうことなく本店に向かった。一年ぶりの再訪だ。
店内は流石にテラス席に先客は居なかったが、室内はかなりのにぎわいを見せており人気のほどがうかがえる。
今回は悩みながらも限定版の津軽生りんごハチミツ入り(別皿)を注文。
これは凄い。前回のミカン氷をフレッシュなみかんジュースと表現したが、これはそのりんごジュース版と言うべきか。
りんごの甘味・酸味を最大限に引き立たせながら、カキ氷にかけても力負けしないどっしりした甘みを保てる技術力は正に非の打ちどころがない。
ハチミツはシロップをかけてない部分で試してみたのだが、持ったりとしたハチミツの甘味が氷と出会う事によりすっきりと黄金の味に昇華している。これはりんごシロップに混ぜるよりこのままの状態でいただいた方が個人的にはお薦めだ。
夢中で食べてしまったが、折角こちらに来ているのだからぜひもう一品頼みたいと言う気持ちを抑えきれず、先程も気になっていたマロンミルクを追加注文した。
いやはや。参りました。栗の濃厚な風味とコクをミルクの滋味深さで見事にまろやかな味に仕上がっている。
また、これが粉雪のような氷とよく合うんだ。うーん。なんて幸せなんだろう。いろんな店を食べ歩いてきたが頭のてっぺんから足の爪の先まで染みわたるような満足感を味わえる店はそうそうあるものではなく、ここはその中でももっとも満足度の高い店である。
混んでさえいなければ居心地も良いし、これ以上の満足度を得られるとも思えないので満点の5.0を付けさせていただく。
セルフで置かれている黒釜のお茶(名前失念)をひしゃくで救い何杯かいただき身体を温め店を後にした。
近いうちまた行ってみようかな。次は何を食べようか。
(2013年11月上旬再訪)
念願かなってとうとう本店へ行って参りました。
夏場は常に大行列で1.2時間待ちは当たり前という状態なので、どうしても食べたい時は天然氷蔵元 阿左美冷蔵 寶登山道店の御世話になっていたのだが、生憎、この日は20℃前半のはっきりしない天候状態、且つ平日の為「今日は流石に大丈夫だろう」と目星を付けおやつ時に訪問。
入り口で注文を聞かれ、「丸ごとみかん氷」をセレクト。案の定待ち時間なしで建物奥にある店内の席に案内される。
小洒落た和風カフェといった趣でカップルで来るにもイイ感じだ。
待つこと数分、「丸ごとみかん氷」が到着。
「宝登山参道店」は既にシロップがかかった状態で提供されるのだが、本店の場合シロップは別皿で出される為自分で甘味の調整が出来るのがうれしい。
見た目は埜庵や慈げんがカンナで削ったような外観だとすれば、阿左美冷蔵は粉雪という感じ。
でも口の中でふわっと溶ける食感は文句なし(宝登参道店は若干ざらっとしていたような気がする)だ。
シロップをかける前にとりあえず一口、スプーンですくい口に入れる。
フレッシュなみかんジュース(オレンジにあらず)をシロップにした感じ。
流石にそのまま呑むには甘いが、氷にかけると絶妙な酸味・甘味・爽やかさを味わえる。
「宝登山参道店」は半分以上食べ進むとどうしても味が薄まる為、練乳のお世話になるのだがここの氷は自分でシロップを調整できるせいか(あるいは量が多い)最後までみかんの美味さを楽しめた。
最後の一滴まで飲み干した後、注文時に気になっていた「黒糖キャラメル氷」を追加注文する。
「黒落花生ミルク」や定番の「桜あずき」も捨てがたかったのだがこれに決めて正解だった。
まずはそのままかけてみる。うん。黒糖の甘味・旨みが全面に押し出されていてキャラメル感は3歩下がって後から控えめにほんのりくる感じ。黒糖の強烈さを野暮ったくなく上品にしあげる手腕は見事。
京都の甘味処でもこれだけの質のカキ氷を出す店は稀であろう。。ここまでは和菓子テイストな氷。
ところが、練乳を投入するとこれまで補佐役に徹していたキャラメル感が突如として主役に躍り出る。
ミルク成分を混ぜる事によって奥に潜んでいたキャラメル成分をいかんなく引き立てまろやかで滋味あふれる味わいが得られる。
黒糖の強烈さが練乳と出会った事により角が取れてたおやかな甘みとなり黒糖キャラメルの名にふさわしい逸品に仕上がる。
黒糖キャラメルを注文する際は、とりあえずシロップのみをかけて食すとよい
そろそろアクセントをつけたいなぁと思ったころ合いを見て練乳を混ぜ食せば和菓子・洋菓子テイストの2種類を楽しめてお薦め。
「宝登山参道店」に寄ってた時は「わざわざ並んでまで本店に行かなくても」と思ってたけどやはり「直接足を運んで自分の舌で判断しないと駄目なんだなぁ」と改めて痛感した。
今度は「桜あずき氷」でも食べてみよう。でもって天然氷蔵元 阿左美冷蔵 寶登山道店に足を運んで食べ比べしてみたい。
早速、来週にでも行こうかな。
2位
1回
2014/02訪問 2015/01/09
去年の暮半ばに再訪しました。
チャーシューメンを注文したのだが相変わらず安定の美味さだ。
スープはいつもに比べて煮干し感のガツンとくる感じがなく、最初のレビューで感じたような澄んだ味でこれなら煮干しがダメな人でも行けるのではないか?
チャーシューも相変わらずジューシーで美味いし麺との相性もばっちり。今年も足しげく通いたいものだ。
2014年12月中旬再訪
実に1年ぶり(正確にはもっと短いが)の訪問である。
最後に来たのは去年の桜の咲くころ辺りだったのだが、その後タイミングが合わず中々再訪する事がかなわずにいた。
しかし、父の次に入所する施設の候補地が川里周辺だったので母とともにこちらまで足を延ばし昼食をとることとなった。
流石に昼時とあって満杯ではあったものの、運よくテーブル席が一つ空いていたので待たずに座る事が出来た。
久々に来た事もあり私はチャーシュー麺、母は同メニューの麺少なめ(ここは通常の店の2玉分はある)を注文。
チャーシューは分厚く大ぶりの肉が4枚鎮座していて何ともボリューミーだ。
それにしても相変わらず美味い。煮干しの味がガツンとくるがエグミは全く感じられず、濁りのない澄んだ、それでいてコクのある味わいは相変わらずだ。麺も程よい柔らかさでスープと良くからみ美味い。
チャーシューは肩ロースだと思われるが、程良い硬さと脂身のバランスが良くかなり美味い。
やはりここに来た以上はチャーシュー麺を頼むべきであろう。
それにしてもやはり美味い。母もすっかり気に入ったようで(あっさりしすぎずコッテリしすぎず丁度良いらしい)来た甲斐があった。
次もチャーシュー麺で行ってみよう。
(2014年2月下旬再訪)
食べ物の好みは人それぞれ千差万別だが、ラーメンほどそれが顕著に表れてるものも珍しいだろう。
家の近所には埼玉指折りの人気店があり、時間を問わず店外まで凄まじい行列をなしている。
しかし、間をあけて2度ほど食しているのだがなぜあれだけ人気があるのかイマイチ理解不能だ。
こればかりは好みの問題だから良し悪しを論ずるつもりは毛頭ないが、具体的に中身を調べて行かないと地雷を踏む事になりかねない。
ちなみに俺の好みは、細麺もしくは中太ストレート、つるつる感のある喉ごし、あっさり目で且つコクのあるスープの組み合わせが理想的である。
であるから、少し前まで主流だった太麺硬め&コテコテスープは当然好みから外れるし、先ほど触れたあっさりでコクのあるスープという条件を満たす店を探すのは至難の技だった。
数年前、人づてに聞いてこの店にたどり着いたのだが、まさに俺の求めるラーメン像を具現化しており、以来すっかりお世話になっている。
ただ、川里から行田に移転してからうどんにハマった事もあって行く機会がなかったのだが先日、1年ぶりに訪問した。
昼時を外していったものの相変わらずの盛況ぶりで運よく2人掛けのテーブルが空いていたのでいそいそと腰かける。
「中華そば」&ネギ(トッピング)を注文し携帯いじって時間を潰すと程なくして着丼。
他の店の大盛り分は楽にあるであろう麺となみなみと注がれたスープ、チャーシュー一切れ、メンマに海苔、刻んだネギ少々と言うビジュアルは依然と全く変わらない。
まずは麺
細麺ストレート 。コクがありなめらかで麺そのものが美味い。だから具は少なくても問題ない。麺柔らかめが基本なのだが歯応えは十分。ありがちなぐにゃぐにゃ感は皆無。 つるつるとした喉ごしは俺好みだ。
チャーシュー
前に比べて格段に進化している。
所謂本来の意味での焼き豚だが、脂肪分はほとんどないもののジューシーで噛めば噛むほど旨みがジワジワくる。
この手の焼き豚にありがちなパサパサ感は皆無。
スープ
煮干し系のスープでここまで濁らず澄んだ味を出せる腕に心から敬意を覚える。
煮干し臭さ、濁り感はゼロ。
油膜が澄んだスープの味を見事に引き立てており、あっさりすぎず、かと言ってコッテリしすぎずマイルドでコクのある味を引き出している。
油が多すぎるという批判があるのは知ってるしわからなくもない。
確かに食後、口の中がコッテリするので烏龍茶が欲しくなるし、それが不快な人には辛いだろう。
ただ、あの麺の特性を引き出すにはこれくらいのコクは必要不可欠だし濁らず澄んだスープを維持する事を思えば絶妙のバランスを保ってると思う。
他の具材だがメンマも茹で玉子も特筆するほど美味くはないが麺とスープを引き立てる役は果たしてるしこれも必要不可欠だ。
ネギのトッピングは半分あればいいかな。入れ過ぎるとスープの良さがネギの辛さでボケてしまう。
なので2/1で半値にしてくれると嬉しい。
さて、久々に食したが変わってないどころかむしろ前より完成度が増したのではないか。
ご無沙汰した分、取り返さねば・・・
3位
1回
2014/05訪問 2014/06/13
天下一品 総本店を後にして、詩仙堂近辺にある圓光寺を拝観した。
最近では紅葉の隠れた名所として注目されてきているようだが、この時期は時間によってはほぼ貸切状態を楽しめるのがうれしい。
その後、一乗寺駅に向かう道すがら、このエリアに立ち寄る際には必ず訪問する一乗寺中谷で一息つく事に。
いつも注文する中谷パフェか、わらび餅パフェ(これもお薦め)にするか一瞬迷うも気持ち的には前者だったのでそちらを注文した。
内容は今までのレビューで触れているのでそちらを読んでいただきたいのだが、一乗寺中谷のエッセンスが詰まったこのパフェは正に和洋折衷の王道を行ってると言えよう。
次はわらび餅パフェを注文したいものだ。
(2014年5月中旬再訪)
いよいよこの旅行も最終日。今日最初の目的は圓光寺と曼殊院に寄った後、この店で中谷パフェをたべる事にある。
ここは前のレビューでも書いた通り、京都に来た折にはまずここに寄らなきゃ始まらないと言うくらいお気に入りの店なのだ。
前述した両寺院を混雑するであろう昼前に拝観を終え、早速店へ向かった。
店内は盛況ではあったが幸い若干の余裕があったのですぐに座る事が出来た。
前は小上がりとカウンターだったのだが、小上がりの席がテーブル席に模様替えされていた。甘味処は小上がりの座敷があるだけにちょっぴり残念だ。
昼前ではあるが何故か飯と言う気分でもなかったので早速中谷パフェを注文する。
とりあえずこの後のプランを練り直しているとお目当ての品が到着。
豆腐ようかん、豆乳プリン、白玉、ほうじ茶ゼリー ババロア、抹茶ジェラートにソバぼうろのスティック、そしてこの店の看板商品であるでっち羊羹が入ったまさに和洋折衷スイーツの集合体でこれを食べる為に京都に来る価値があると言ってもいいすぎでないほど美味い。
すっかり満足してお会計のレジに向かうとショーケースに新商品のパイ大福がデーンと置かれており試食もできたので早速食べると想像以上に美味かったのでその場で食べさせてもらう事にした。
焼きたてのパイ生地があんことよく合い大福のモチモチ感とパイ皮のサクサク感とのコントラストが楽しい。
いつもパフェしか食べてないがここのケーキも一通り制覇してみたいものである。
(2013年5月上旬再訪)
京の魅力に取りつかれてかれこれ10年近く経つがこれだけ頻繁に通っていると行きつけの店はそれなりに増えてくる。
中でもこの一乗寺中谷は絶対に外せない店の一つだ。
でっち羊羹の老舗なのだが、ここのお薦めは何と言っても和洋折衷のスイーツ。とりわけ「中谷パフェ」は今まで食べたパフェの中でも最も好きな逸品である。
もっとも、いつもこればかりを注文しているのでたまには違うものを注文してみようと思い立ち、昼時の時間ともあって、「彩御膳」と「わらび餅パフェ」を頼む事に決めた。
曼殊院を拝観した後、昼前に立ち寄ったのだが紅葉シーズンとも相まって店は大盛況。
いつもは夕方辺りに行く為、席は選び放題なのだがこの日はカウンターが数席空いてるのみだったのでそちらに案内される。
しばらく待つと「彩御膳」が到着。
赤飯 白味噌雑煮 ひじき 昆布佃煮 ごま豆腐という内容なのだが「白味噌雑煮」はかねてより一度食べてみたいと思っていた。
赤飯は塩気がさほどないがもちもちさ加減はちょうど良く美味い。
付け合わせの小鉢も中々の出来である。
さて、肝心の白味噌雑煮。噂には聞いていたが本当に甘い。ただ、嫌味というか不自然さはなく京都らしく上品な仕上がりで柔らかめの餅と実に良く合う。ご飯との一緒に味わうものではないが雑煮として食べるにはこういうのもありかという感じで悪くない。
甘味処の雑煮はかくあるべし。
食後のタイミングを見計らい「わらび餅パフェ」が到着。
豆乳プリン 抹茶、バニラアイス 玄米粒々あられ そばボウロスティックの組み合わせなのだがこれがまた絶品だった。
まずは本蕨でつくったわらび餅。いやはや。本蕨とはかくも美味いものなのか。俺は未だかつてこれほど美味いわらび餅に出会った事がない。
みつばちの寒天にも同じことが言えるのだが餅そのものには味がないはずなのになぜこうも歴然と違うのだろう。
ぷるんとした食感が官能に訴えかけるのか?わらび餅だけ頼むと¥500で食べられるのだがこうなると茶寮 宝泉はえらくハードル上がるなぁ。
豆乳プリンも黒蜜と相性が良く、抹茶ジェラート&バニラアイスの組み合わせも中々。
また、玄米あられも侮れないアクセントになっており、これが¥780で食べられるのだから素晴らしい。
ただ、パフェとしては中谷パフェの方が完成度は高いので今度はこれとわらび餅をセットで頼もうと思っている。
82012年11月下旬)
4位
6回
2018/05訪問 2021/09/04
既に2か月前の訪問になりますが、忘れないうちにレビューしたいと思います。
さる日の休日、久々にBERGに行こうと思い立った。この時期は再び、感染拡大傾向にあったものの、まだ緊急事態宣言には至っておらず酒類の提供も問題なかった。
どうせ一人だし、BERGは間仕切りもして入店時間は30分以内となっているし、まあなんとかなるだろう。そう判断し、早速湘南新宿ラインに乗り新宿駅に向かった。
東口改札口を降りたルミネ地下にあるこちらの店は盛況ではあったが、思ったほど列もなく、テーブル席こそ埋まっていたもののカウンター立ち飲みスペースにはだいぶ余裕がある。良かった。
並んでいる間に何を注文するか思考を纏める。約8か月ぶりなのでどれも食べたいのだが、こういう時こそシンプルに今もっとも食べたいものを食べるに限る。と言う事で定番のジャーマンセットにビール(黒ラベル)をつけ、更に去年あたりから力を入れているジビエメニューから鹿メンチカツをセレクト。
カウンタースペースに陣取り早速いただく。
ジャーマンセット(味の感想は変わらないのでコピペにて失礼します)
ライ麦パン フランスパン
噛めば噛むほどライ麦のコクのある濃厚でどっしりとした味が楽しめ何とも美味い。 これは何もつけなくても楽しめる。
フランスパンは軽くトーストしてあるのだがカリッとした食感でレバーペーストを付けると更に旨みが引き立つ。
レバーペースト
レバー特有の臭みを全く感じないにもかかわらずレバーの旨みを最大限に引き出している。
濃厚かつ爽やかな口当たりでパンにつけてもいいしビールの友にも最適。
ポークアスピック
ふわっとした爽やかでクリーミーかつ濃厚なコクを味わえる逸品。表現力が皆無な為、これの美味さを上手く伝えられないのが何とも歯がゆいのだが、ここに来たら絶対にこれは注文するべき。
ベーコン
ローストした肉のうまみが口いっぱいに広がる。噛めば噛むほど味が出て美味い。
ザワークラフト
キャベツのドイツ風酢の物みたいなものなのだが程よい酸味で箸休めにもなるし、ビールにもよく合う。
酸っぱさが目立たないので酢の物が苦手な人でもこれならイケる。
ビールもたまらん。
更に限定販売のソラチも追加。
メモ取ってないので詳細は言えませんがたまらなく美味し。
鹿メンチ
しつこくなくオーソドックスに美味し。
そうこうしているうちに時間が迫ってきたので後ろ髪を引かれる思いで後にしたが、早くここでホットドッグやジャーマンセットを肴にエーデルピルスが呑みたい。
シネマートで「タクシー運転手」を鑑賞した後、早速いつものBERGに足を運んだ。
やはり新宿に来てここに寄るのは義務であり権利である。
先ずはホットドックセット(ポテトとビールが付く)を注文しビールは黒ラベル。
黒ラベルは最初の一杯が美味い。
ホットドック
前回のコピペで済まさせていただく。
ホットドックと皮付きポテト、ピクルスの組み合わせ。
ドッグは咀嚼すると口いっぱいにコクのある旨味が広がりパンもソーセージの旨味をしっかり受け止めている。ピクルスもたまらなく美味し。ポテトは芋の甘味が広がり強めの塩気としっかり融合しビールに最高。
その後、ハーフ&ハーフとミックスナッツ、クラフトビールを注文。
ミックスナッツは¥180で量たっぷり。これだけでつまみは完結してしまう。
クラフトビールは松本のメーカーとどこかのコラボのようだ。
所謂IPA系のフルーティな味わい。美味し。
最後にプリンを注文したが、これもどっしりとした甘みと玉子の旨味で最高。
やはりBERGは何を食べても飲んでも美味い。出来たら毎週入り浸りたいと思いつつ、次なる店へ向かった。
逗子駅を後にして、お目当てのBERGがある新宿駅に向かった。
蒲田で降りようかと思ったが、半年ご無沙汰なのと、月一限定の骨付きハムが食べられる日ということで後者を選択した。
東口中央改札を降り、現地に辿り着くと思いの外行列ができておらず拍子抜け。
レジカウンターでホットドックビアセットとお目当ての骨付きハムを注文し、立ち飲みカウンターエリアへ。
ホットドッグビアセット
ホットドックと皮付きポテト、ピクルスの組み合わせ。
ドッグは咀嚼すると口いっぱいにコクのある旨味が広がりパンもソーセージの旨味をしっかり受け止めている。ピクルスもたまらなく美味し。ポテトは芋の甘味が広がり強めの塩気としっかり融合しビールに最高。
骨付きハム
お目当てのハムは噛めば噛むほど肉肉しくて最高。無論、ビールも進むが今度はワインと一緒にやってみたい。
ハーフ&ハーフ
美味し。
ここで奇跡的にテーブル席が空いたので移動。以下注文したのはこちらの品。
エーデルピルス
エビスとはまた違った美味み。こちらの方が爽やかな感じ。
黒エビス
ああうまい。これほどうまい黒は初めてじゃないだろうか。たまらん。
更に大福を注文。スイーツ系を注文したのは初めてだが、思った以上に美味し。
この後行きたい店があったのでここで打ち止めにしたが、やはり何度いっても素晴らしい店である。
Twitterのタイムラインを眺めていたら、「明日はBERG開店27周年記念でエビス一杯¥220」というツイートが流れてきた。しかも「骨付きハム」も販売するというではないか!
丁度その日は休日。骨付きハムの日は常に仕事だったため、いただく機会がなく今に至っていたのだが、ちょうどよい。行ってみるか。予定外の出費は痛いが、お祝いでもあることだし四の五の言わずはせ参じようと決意した。
翌日、サリュートで遅い昼食を摂った後、湘南新宿ラインで新宿へ向かった。
時刻は丁度、夕方17時過ぎ。東口を降りルミネ1階にある店にたどり着くといつものように盛況ではあるものの、想像したほどの混雑ぶりはなく拍子抜け。カウンターの列に並び、予め注文するつもりである「エビス」と「骨付きハム」の他に頼む品について思案を巡らす。結局、毎度ながら結論が出ぬまま私の順番が回ってきたため、上記の他にポテトを注文。
品を受け取り立ち飲みエリアに足を向けようとした瞬間、テーブル席の客が席を立ったので運よく席を確保することが叶った。
早速、いただく。
エビスはガチで美味い。ここより美味いビールってライオンくらいではないか(しかも値段はベルクのほうがはるかに安い)。
骨付きハム
脂身のジューシーさと肉の肉肉しさがたまらない。
塩気が力強い肉の旨み補強。これはワインにもよいかも
ポテト
ジャガイモの甘味と塩コショウの味付けが絶妙。ああ、エビスとの相性は涙が出るくらい最高だ。
結局、上限の一人3杯(エビス)を飲み干し店を出たが、やはりここは素晴らしい。
出来たら1か月に一度は足を運びたいものなのだが・・・・
少し前にも触れたが、食べログレビューに熱心になればなるほど新規店レビューを追い求める事が自己目的化してしまうきらいがある(無論、新規レビュー開拓する人が皆そうだというわけではないが)。私は正にその食べログ病患者の一人であり、700件近いレビューの中で再訪した店はせいぜい4分の一程度が関の山だ。
それもほぼ、地元の埼玉県内が主で、他府県の割合になるとおそらく1割強に留まるのではないか。
今回、紹介するBERGはその数少ない店の中でも断トツの再訪数を誇っており、トータルのレビュー数でも今回で8度目(実際はもっと通っている)を数え歴代再訪数BEST3にランクインしている。新宿に足を運んだ際は必ず足を運ぶ事が義務付けられている店なのだ。
讃岐うどん大使 東京麺通団を後にして本日の締めであるBERGに向かった。半年ぶりなのでいつものジャーマンセットでもと思ったが、現地に付き、列の最後尾に並んだ時、折角だから本日のおつまみ(名前失念だがそのような)とホットドック系にビールでもと思い立ち、それで行くことに決定。
満を持してカウンターでその旨注文すると何と本日のおつまみは終わりとの返答がかえってきた。
うわー。今さら、ジャーマンセットという気分でもないので気を取り直し、改めてメニュー表を眺めるが、気ばかりあせって頭が真っ白になってしまった(後ろの行列が何気にプレッシャーに感じてしまう)。
それでもソーセージ盛り合わせセットとクワトロドッグハーフ&ハーフを注文し、カウンターに向かった。
クワトロドッグ
数種類(三種類以上)のチーズにニンニクを加えただけあってチーズはコクがあり濃厚でソーセージとの相性もめっぽう良い。パンもいい感じに香ばしく正に三位一体のうまさだ。これはビールと最高に良く合う。
ソーセージ盛り合わせ(感想は一緒なので前回のをコピペ)
正に粗引きソーセージという感じでガツンとした肉肉しさが噛めば噛むほど迫ってくる。これは最高に美味い。
もう一つもじんわりとしたソーセージの旨みが広がり美味い。フレンチポテトもホコホコして塩気も効き美味し。
そしてその後、運よく席が空いたのでエーデルピルス(ビール)を注文した後、スモークタンとセレブレーションエール(ベルギーのビール)を追加注文した。
スモークタンはタンを生ハムにしたような食感で燻製の香ばしさがうまみを増しビールのつまみには最高である。
セレブレーションエール。
フルーティーなのだが、どっしりコクがあり何とも美味い。
クラフトビールにこの手の系統が多いような気がするが、これは掛け値なしにお薦めだ(今現在はメニューにないだろうが)。
お腹も膨れすっかり満足した所で閉店となったのでお開きにしたが、やはり何度来ても素晴らしい。
次はいつ行けるのだろうか。今すぐ飛んでいきたい心境である。
マリオ ジェラテリア 新宿伊勢丹店でウィンドウショッピングした後、東口改札前のこちらの店に向かった。
新宿に立ち寄る以上はここに来るのは私の中で不文律となっている。
行列は相変わらずだが、さほど待たずに入れるので無問題だ。
とりあえず、いつものジャーマンセット(ビールはエビス)を注文しレジ近くのカウンターでいただく。
相変わらず美味い(詳細は最初のレビューをお読みくださいまし)。
そしていつか頼もうと思っていたソーセージ盛り合わせとハーフ&ハーフを追加注文した。
正に粗引きソーセージという感じでガツンとした肉肉しさが噛めば噛むほど迫ってくる。これは最高に美味い。
もう一つもじんわりとしたソーセージの旨みが広がり美味い。ポテトも安定のうまさ。
ビールをお替りし飲み干すと時間が迫ってきたのであわてて京王新宿に向かったがやっぱりここは最高だ。
(2016年6月25日再訪)
実に一年ぶりの再訪である。
毎年恒例の上洛新緑シーズン上洛旅行を夜行バスを使いバスタ新宿から出立する為、新宿駅に下車した。
今年の冬に訪れた時は時間切れで立ち寄れなかった為に今回はモチベーションも否が応でも上がる。
今回頼んだのは定石通り、ジャーマンセット(ビールはエーデルピルス)。
やはり相変わらず美味い(詳細は以前のレビュー参照されたし)。
続いてハーフ&ハーフとマイスターベーコンドッグ。
これは美味い。玉ねぎの鮮烈さとベーコンのコクのある深み、トーストしたパンが三位一体となってたまらない。
ペッパーがいい仕事をしている。
さらにエビスとソーセージ入りポテト。
フレンチポテトはホコホコした揚げ加減と塩気がいい感じに美味い。茹でソーセージもぷりぷりでビールによく合う。
まだ、呑みたいが明日の事も考えるとこの辺にしておかねば・・・・
後ろ髪惹かれる思いで店を後にした。
2016年5月上旬再訪
渋谷西村 フルーツパーラーを出た後、とりあえず渋谷で飲むか恵比寿に行くか悩んだが、新宿にあるキリンシティプラス 新宿東南口店が気になっていたので、結局新宿へ向かった。
南口を降り立ち、アルタ方面に向かう途上でお目当ての店を見つけたが、生憎の満席で泣く泣く断念。
どうしよう。新大久保のコリアンタウンに向かおうと思うもそちらまで足を延ばすのはめんどくさい。
どうせなら、いつものこちらの店でじっくり呑もうか、どの道最後は寄るつもりだったのだから丁度いいではないか。
という事で、早速東口中央の地下へ向かったのだが、いつものジャーマンセット(ビールはエーデルピルス)を注文し、スタンディングゾーンに向かおうと思った瞬間、目の前の席に座っていたOL二人組が席を立つではないか!
早速、立ち去ったのを確認するや席を確保。何度となく通っているがまさか席に座ってビールが飲めるなんて却ってこちらにして良かった。腰を据えていただくことにしよう。
ジャーマンセットは相変わらず美味いが(詳細は前のレビューを参考にされたし)、せっかく席を確保したんだ。
今日は気のすむまで入り浸ることにしよう。考えてみたら、ジャーマンセットの他にはモーニングセットとせいぜいベルクドック(こちらはそれほど感心しないが)しか頼んでない。
さて、何にしようかと順番待ちをしている最中に頭を悩ましていると、おつまみ3種盛り(正式名称は失念)とボードに書き込まれている文字が飛び込んできた。この日はビーンズリエット、スペシャルサラミ、チキンマジックであった。
よし、これにしよう。ビールはエビスのハーフ&ハーフを注文。
3種盛り
それにしてもボリューミーだ。これだけでビール3杯イケてしまうのではないか。
まずはビーンズリエット
豆は程良い塩気と素材の旨みを引き立てて酒が進み美味い。
脂身は多分、ポークアスピックに使われているものだと思うが、甘美な旨みでいやったらしさが皆無だ。
スペシャルサラミ
脂身のくどさがなくジューシーで酒が進む。
チキンマジック
チキンを上質なサラミにした感じで、脂身と肉の旨みを最大限に引き立てている。
ジューシーでチーズがアクセントとなりすっかり気に入った。
エビスのハーフ&ハーフを飲みほした後、案の定つまみがあまり、エビスの黒を注文したが、正直私はギネスよりこちらの方が好みである。
それにしてもすっかり堪能した。もう少し呑もうかと思ったが、久々に桂花ラーメン 新宿東口駅前店に行きたくなったのでここで打ち止めに。
いやはや。今日は何ともツイている。それにしても今回の会計も¥2000前後なのだからほんとに素晴らしい店である。
次も座って呑みたいものだ。
(2015年1月上旬再訪)
瀬戸内編(京都&近江)から始まった18きっぷの旅も最後の一日を残すのみとなった。
中央本線沿線で出来るだけ遠くに行けてなおかつ観光もそれなりに時間をかけられる場所を探していたのだが、ふと中学の林間学校で食べた清泉寮のソフトクリームが食べたくなり、小海線を乗り継ぎ清里に行く事に決した。
何故清泉寮のソフトなのかはおいおい語るとして、中央線沿線を基軸に選んだ理由に新宿発小淵沢行きオール二階建ての臨時快速「ホリデービューやまなし」にかねてより乗ってみたいと思っていたので、その目的からしても今回の行程はうってつけなのだ。
その「ホリデービューやまなし」の出発時間は午前9時なので割と余裕がある。
それならばここに寄らない手はないでしょう。と言う事で早速、東口改札を出て目的地に向かった。
ここは新宿に来るたびに何度となく利用しているのだが、よくよく考えてみると日中に立ち寄った事はなかったので丁度良い。
店内は夜と変わらない盛況ぶりで相変わらずレジ前は行列をなしている。
さて、朝食タイムと言う事でモーニングセットを¥486(税込)を注文。
会計を済まし、壁際の立ち飲みスペースを確保し早速いただく。
大ぶりのトーストが2切れ、ポテサラ、ハム、コーンにレタスが一切れのラインナップなのだが、パンは相変わらず香ばしくコクがあり美味いし、ポテサラも文句ない。コーンも甘くていい感じでハムは深みがあり朝からビールが欲しくなってしまう。
ビールと言えば、朝からホットドッグなどをアテにビールを呑んでいる客がちらほら。
この光景もこの店ならではだろう。
さて、最後に珈琲。ここの珈琲は初めてなのだが、酸味、苦みを抑えた程良いコクと深みですっかり気に入った。
やはりベルク。何を頼んでも外れはないし、珈琲も期待以上の味だった。
すっかり堪能し、お腹も満たされた所で「ホリデービューやまなし」に乗るべくホームに向かった。
2014年9月上旬再訪 青春18きっぷの旅清里編続く
韓流館 ソウル市場を出てしばしコリアンタウン界隈を徘徊した後、職安通りの両班の姉妹店である居酒屋(両班キムチ天国)で一杯やった。生中が¥390でつまみも手ごろ。キムチとチヂミをアテにチャミスルをロックでいただき店を出る(登録してないのでとりあえずレビューはしません)。
お目当ての麺屋海神に行く前に「新宿に来たからにはこちらの店に寄らないわけにはいかない」とこちらの店に立ち寄った。
今回もジャーマンセット(ビールはエビスハーフ&ハーフ)を注文した。
うん。相変わらず美味い。いつものようにビールを追加で頼もうかと思ったがこの後件のラーメン屋に行きたかったのでグッとその気持ちを抑えた。今度来る時こそ違うメニューを頼まねば。
(2013年11月末再訪)
新大久保を後にして、歌舞伎町を抜けいよいよ今日のメインイベントであるベルクへ。
店内は相変わらずの混雑ぶりだが、立ち飲みスペースに2人分のスペースがあったので早速確保。
それにしても数か月ぶりだ。
都内勤務でないせいもあって中々来る機会がないのだが出来れば一週間に一度は来てみたいと常々思っている。
そうすれば色々メニューを試せるのに・・・・
ちなみに今回も前回とそっくり同じメニュー(てか、これは外せない)なので詳細は前回のレビューを読んでいただきたいが、相変わらず美味い。また近いうち訪れたいものだ。
2013 3月下旬再訪
初めてここを利用したのが丁度2か月前になる。
前評判に違わぬ、いやそれ以上の美味さにひたすら感動し、数え切れぬほど新宿を足を運びながらここを素通りした事を後悔したものだ。
しかし、それから足を運ぶ機会がなく約一週間前ようやく訪れたのだが、到着早々に朗報を得る事が出来た。
新宿駅東口中央改札口を出ると程なくして御目当ての店はある。
時間は午後9時に差し掛かっていたが、店の外まで行列は続いていた。もうちょっと時間ずらすべきだったか・・・
そう思いつつ、店内に目をやると店の外の壁に「祝、営業継続!」と言う正月の門出を祝うイラスト入りのボードが飾ってあった。
「マジっすか!ホントなら一安心」と思ってる内に順番が回ってきたのでこないだ食べて感動した「ジャーマンセット」 ビールを「エーデル・ピルス」に変更して注文する。
出来上がるのを待ってる間に「ご報告」と言う(家主である)ルミネとの一連のやり取りを報告する張り紙(写真一)を眺めていたのだが、まずは一安心。
長くなるので経緯は省くが(写真一にざっと書いてるので興味がある人はそちらを見てください)これほど新宿駅に根付いた店を立ち退かすなんて正気とは思えないだけに妥当な結果だろう。
程なくして注文の品が来たので料金を払い、カウンターテーブルを確保して早速いただく。
ポークアスピック&レバーペースト、フランスパン、ライ麦パンとローストしたベーコン、ハムにザワークラフト、そして飲み物はビール。そうそう、これが食べたかったのよ。
ライ麦パン フランスパン
噛めば噛むほどライ麦のコクのある濃厚でどっしりとした味が楽しめ何とも美味い。 これは何もつけなくても楽しめる。
フランスパンは軽くトーストしてあるのだがカリッとした食感でレバーペーストを付けると更に旨みが引き立つ。
レバーペースト
レバー特有の臭みを全く感じないにもかかわらずレバーの旨みを最大限に引き出している。
濃厚かつ爽やかな口当たりでパンにつけてもいいしビールの友にも最適。
ポークアスピック
ふわっとした爽やかでクリーミーかつ濃厚なコクを味わえる逸品。表現力が皆無な為、これの美味さを上手く伝えられないのが何とも歯がゆいのだが、ここに来たら絶対にこれは注文するべき。
ベーコン
ローストした肉のうまみが口いっぱいに広がる。噛めば噛むほど味が出て美味い。
ザワークラフト
キャベツのドイツ風酢の物みたいなものなのだが程よい酸味で箸休めにもなるし、ビールにもよく合う。
酸っぱさが目立たないので酢の物が苦手な人でもこれならイケる。
更にハーフ&ハーフを注文したのだがジャーマンセット¥808(通常¥714だがビールをエーデルピルスにした分上乗せ)と合わせて締めて¥1146。
これだけのクオリティでこの値段。俺の知る限り、まさに千べろの最高峰と言っても過言ではあるまい。
事実上存続が確定した事だし、これからは新宿へ行く度に楽しむ事が出来るわけだ。次の訪問が待ち遠しい。
5位
9回
2023/05訪問 2023/10/11
遊亀 祇園店とともに、私の中で上洛する際には必ず寄る義務のある店である。
10年ほど前に初めて訪れて以来、ほぼ毎回足を運んでいて今回も当然立ち寄ったのは言うまでもない。
立ち飲み やみーを後にして、次なる目的地としてここを選択した。本当はその前に寄りたい店もあったのだが、正直連食する時間の余裕はない。優先順位を考えると必然的にここに寄らざるを得ない。市バスで河原町今出川停留所で下車し現地にたどり着いたのはちょうどおやつ時の15時半。
おやつ時とあって店は満席だったが、入れ替わりに一組の客が出て行ったので難なく座ることができた。早速メニュー表とにらめっこし、この時期の名物である「あんず氷」を選択しようと思ったものの、気分はあんみつだったのでいつもの「抹茶クリームあんみつ」を選択。
抹茶クリームあんみつ
抹茶クリームあんみつ
ああ、抹茶の濃厚な甘みとコクが口腔内に広がり何とも幸せな気分に浸る。寒天も磯の香りが仄かに漂いたまらない。他の店とミツバチの決定的な違いは寒天なのだと思う。
この南房総の千倉産の自家製寒天より美味い寒天を私は他に知らない。
それに加えて黒蜜の甘味、赤えんどうのしょっぱさが絶妙のバランスとなり至高のあんみつが完成するのだろう(感想は一緒なのでいつものコピぺ)。
食している最中にゲリラ豪雨が来襲し、数十分ほど足止めを食らうハプニングに見舞われたが、夏場ではちょくちょくある事。違う店に来たらここに来る余裕は完全になくなっていただけにいい選択をした。今度はいつ来られるだろうか。
遊亀 祇園店とともに上洛する度に必ず足を運ぶ店がこちらの「みつばち」である。
特にこの店は甘味処の本場である京都でも替えが聞かないほどお気に入りの店なので何はなくとも必ず寄らなければならない義務と言うか不文律があるのだ。
中華そば 高安を後にして叡電で出町柳まで戻ったので、河原町通りにあるこちらの店に向かった。程なくして現地に到着して店内をのぞくと手前の2人掛けのテーブル席に空きがあった。早速メニュー表とにらめっこ。ぜんざいとミニあんみつセットにするか迷ったが、この日の気分は何と言ってもあんみつなのでいつものように抹茶クリームあんみつを注文した。
抹茶クリームあんみつ
ああ、抹茶の濃厚な甘みとコクが口腔内に広がり何とも幸せな気分に浸る。寒天も磯の香りが仄かに漂いたまらない。他の店とミツバチの決定的な違いは寒天なのだと思う。
この南房総の千倉産の自家製寒天より美味い寒天を私は他に知らない。
それに加えて黒蜜の甘味、赤えんどうのしょっぱさが絶妙のバランスとなり至高のあんみつが完成するのだろう(感想は一緒なのでいつものコピぺ)。
ほうじ茶(これが旨い)をお替りししばしまったりした後、次なる目的地に向かった。
上洛する度に必ず足を運ぶ店が3つほどあり、先日のまるき製パン所と共に「みつばち」はその中の一つである。
立ちのみ 賀花を後にして取りあえずもう一軒酒でもと思ったものの、まだ本調子ではないし、むしろ甘いものが欲しい気分だったので足を延ばしてこちらの店に行くことにした。丁度下鴨神社へ行くつもりだったのでちょうどよい。
河原町今出川で下車していざ現地へ。店はいつも通り盛況であったが、1テーブル分あったので待たずに確保することが出来た。この日はミニクリームあんみつ&ぜんざいセットを注文。
ミニクリームあんみつ&ぜんざいセット(感想は同じなので数年前のレビューからコピぺ)
お汁粉は甘味はしっかりしているが、後を引かず小豆の旨味をしっかり引き出している。
白玉も絶妙の柔らかさ、美味さだ。ここの汁粉は掛け値なしにお薦めだ。
続いてミニクリームあんみつ。今回は抹茶を選択。
ああ、抹茶の濃厚な甘みとコクが口腔内に広がり何とも幸せな気分に浸る。寒天も磯の香りが仄かに漂いたまらない。
黒蜜の甘味、赤えんどうのしょっぱさが絶妙のバランスでこれ以上美味いあんみつを私は他に知らない。
美味かった。やっぱりここは外せないよなぁと心の中でつぶやきつつ次なる目的へ向かった。
高倉屋商店を後にして向かった先はこちらの店。
遊亀 祇園店と共に上洛すると必ず訪問するほどお気に入りの店である。
次の予定が洛北の蓮華寺と言う事もあり、出町柳近くの河原町今出川バス停で下車し「みつばち」へ向かった。デザートが食べたい気分だったのでちょうどよい。正午だったが、ここはランチは当然やってないのでまあ、何とかなるだろうと思い何の疑いもなく店に入ったがよもやの満席。
マジか。しかし、程なくしてテーブルが空いたのでさほど待つことなく座ることが出来た。
いつものようにメニュー表とにらめっこしたが、注文するものは決まっている。
クリームあんみつを注文しアイスはいつものように抹茶をチョイス。
抹茶クリームあんみつ(感想は同じなので前回のコピペ)
ああ、抹茶の濃厚な甘みとコクが口腔内に広がり何とも幸せな気分に浸る。寒天も磯の香りが仄かに漂いたまらない。他の店とミツバチの決定的な違いは寒天なのだと思う。
この南房総の千倉産の自家製寒天より美味い寒天を私は他に知らない。
それに加えて黒蜜の甘味、赤えんどうのしょっぱさが絶妙のバランスとなり至高のあんみつが完成するのだろう。
ああ、美味い。やっぱり京都に来たらここは外せないよなぁと心の中でつぶやきつつ、食後のお茶を飲み干し店を後にした。
ますたに 今出川店を後にして次なる目的地の店に向かった。
上洛した際は遊亀 祇園店と並んで必ず訪れる「みつばち」である。
個人的には日本一と思っているほどお気に入りの甘味処で、中でもお薦めは抹茶クリームあんみつである。わざわざこれだけの為に京都に足を運びたいと思うほどなのだ。
出町柳駅前のバス停に降り立ち、徒歩で河原町通りにある現地に向かった。
店に入ると生憎の満席。しかし、待ち人は私だけだったので当然の如く待つ。と言うか待たない選択肢はない。案の定、数分待つと席が空いたので早速メニュー表とにらめっこ。
しかし頼む品は決まっているので当然の如く「抹茶クリームあんみつ」を注文。お汁粉も食べたかったしこれのセットもあるのだが、あんみつがミニサイズになってしまうのでガッツリ食べたい身としては断念せざるを得ない(お汁粉もお薦めです)。
抹茶クリームあんみつ(感想は同じなので前回のコピペ)
ああ、抹茶の濃厚な甘みとコクが口腔内に広がり何とも幸せな気分に浸る。寒天も磯の香りが仄かに漂いたまらない。他の店とミツバチの決定的な違いは寒天なのだと思う。
この南房総の千倉産の自家製寒天より美味い寒天を私は他に知らない。
それに加えて黒蜜の甘味、赤えんどうのしょっぱさが絶妙のバランスとなり至高のあんみつが完成するのだろう。
ああ、美味い。やっぱり京都に来たらここは外せないよなぁと心の中でつぶやきつつ、食後のお茶を飲み干し店を後にした。
上洛する度に必ず足を運ぶ店が3つほどあるが、「みつばち」はその中の一つである。
しかし、1年前はタイミングが合わず訪問できないという失態を犯してしまったので今回は何としてでも行かねばならない。
志津屋 祇園店を後にして糺の森近辺にある旧三井別邸に立ち寄ってから足を運ぶつもりだったのだが、その三井別邸は休館日。なんてこった。
取りあえず昼食を摂ってから行こうと思い、桝形商店街の中にある満寿形屋に足を運ぶも定休日。まあ、こちらの方は何となく寄ってみただけなのでショックはさほどないが、いい加減下調べする習慣付けないとなぁ(一応してるつもりなのだが徹底してない為こういう事になる)。
では他の店で食べようと思ったものの考えてみたら、朝食を摂ってからさほど時間が経ってないので腹は減っていない。ならば直接「みつばち」に行こうと思い現地に到着すると既に満席状態だったので仕方なく待つことにした。
十数分ほど待っただろうか。テーブル席が空いたので早速陣取り、抹茶あんみつとミニあんず氷セットを注文。
抹茶クリームあんみつ
ああ、抹茶の濃厚な甘みとコクが口腔内に広がり何とも幸せな気分に浸る。寒天も磯の香りが仄かに漂いたまらない。他の店とミツバチの決定的な違いは寒天なのだと思う。
この南房総の千倉産の自家製寒天より美味い寒天を私は他に知らない。
それに加えて黒蜜の甘味、赤えんどうのしょっぱさが絶妙のバランスとなり至高のあんみつが完成するのだろう。
ミニ杏氷
ドロッとしたシロップは杏の旨味を凝縮している。ただ、氷の掻き方が雑いというか、くちどけ感がイマイチ(昔風)なのでかき氷としての完成度に不満があるが、それでも夏場に足を運ぶ際は必ず食べたい逸品だ。私的にはミニ氷がちょうどよい量である。
食後のお茶を飲んだ後に店を後にしたが、年末の上洛も必ず寄る所存である。
大原を後にして、出町柳行のバスを途中下車し蓮華寺を拝観。
その後、出町柳でバスを降り、徒歩数分圏内にある「みつばち」に立ち寄った。
この「みつばち」私が密かに日本一だと思っている「あんみつ」のある甘味処で上洛する度に立ち寄っている。しかし、去年の夏はタイミング悪く訪問が叶わなかったので今回は何が何でも立ち寄るつもりだった。
時刻は17時を回っていたが、まだ閉店の時間ではないので安心して店内に入りテーブル席を確保した。
メニュー表とにらめっこした結果、久々にミニあんみつセットを注文。
お汁粉は甘味はしっかりしているが、後を引かず小豆の旨味をしっかり引き出している。
白玉も絶妙の柔らかさ、美味さだ。ここの汁粉は掛け値なしにお薦めだ。
続いてミニクリームあんみつ。今回は抹茶を選択。
ああ、抹茶の濃厚な甘みとコクが口腔内に広がり何とも幸せな気分に浸る。寒天も磯の香りが仄かに漂いたまらない。
黒蜜の甘味、赤えんどうのしょっぱさが絶妙のバランスでこれ以上美味いあんみつを私は他に知らない(コスパ込みなら上野のみはし 上野本店だが)。
締めにお茶をいただき飲み干した後店を後にしたが、何度来ても素晴らしい。次の上洛が楽しみである。
かねよを後にして、三条河原町で市バスに乗り込み、「みつばち」の最寄りである「今出川河原町停留所」で下車した。京都に行くと必ず立ち寄る店の一つである。数日間のスケジュールのどこかに必ずこの店を組み込むので、時として効率的でない行程になりがちなのだが、それでもこの店は絶対に訪問するのが私の中での不文律。なにせ私が足を運んだ700数店舗の中でNO1なのだから是が非でも足を運ばねばならないのである。
到着時間は丁度午後1時。店は盛況であったが、テーブル席が一卓分空いていたので無事座ることができた。
問題は何を注文するかである。いつものぜんざい(ミニあんみつ)セットにしようかと悩んだが、あんみつをガッツリ行きたい気分だったのでまずはクリームあんみつに決定。問題はアイスクリーム選択である抹茶かきな粉か・・・
いつもの抹茶で行くべきか、たまにはきな粉で行くべきか。どうにも決まらないのだが、あまり悩んでいてもらちが明かないので思い切ってきな粉を選択した。
しばらくしておめあての品が到着。ビジュアル的には抹茶に及ばないが、問題は味である。
先ずはいつものように何もつけずに寒天と豆、小豆を放り込む。
噛みしめると磯の香り広がる寒天にちょうど良い甘さの餡がベストマッチング。赤えんどうがいいアクセントになり相変わらずうまい。黒蜜をかけると正にTHEあんみつ。これほどうまいあんみつは他にあるまい。
さて、次に問題のきな粉アイスをいただく。きな粉の風味がアイスの甘味を引き立てイイ感じだ。
しかしながら、個人的には抹茶のほうが好みかなぁ。きな粉だとちょっとやぼったいというかもっさりした感が否めない。
そうはいっても文句ないクリームあんみつであるのは間違いないので次の上洛も必ず足を運びたいものである。
高桐院を後にし、とりあえず三条河原町まで戻って喫茶ガボールで玉子サンドでもと思ったが、調べてみると昼食時は営業していないようだ。そうなると予定はだいぶ変わってくる。これから洛北方面に行きたいので出町柳周辺で探すことにしよう。
しかし、昼食後はこの「みつばち」にも寄りたいからそうなると効率も悪いし、時間がもったいない。いっそ、「みつばち」を先にしてしまおうと決断し最寄りのバス停で降り立ち、店に着いた。昼前ともあって難なく席を確保し、早速メニュー表とにらめっこ。
しかし、ほぼ頼む品は決まっているので「ミニクリームあんみつ」&「ぜんざい」セットを注文(アイスは抹茶)。
詳細は最初のレビューと変わらないのでそちらを参照していただきたいが、ぜんざいもさることながら抹茶白玉が神がかって美味い。
抹茶の風味は過不足なく味わえるが、しつこくなく白玉のモチモチした旨みを十全に引き立てている。
抹茶と言えばクリームあんみつの抹茶アイスも絶品でこれより美味い抹茶アイスを探すのは至難の業かなぁと思うくらい、抹茶の配分が絶妙だった[パウダーをふりかけているのだがそれは問題ではない)。
磯薫る寒天に濃厚で力強い黒蜜、小豆の旨み、ジューシーな杏とどれも非の打ちどころがなく正に最強のクリームあんみつ。
ああ、こんな店が地元にあればと思いつつ、すっかり満足して店を後にした。
2016年11月中旬再訪
実に一年半ぶりの再訪である。
前回の京都はスケジュールが大幅に狂い、涙を飲んで断念せざるをえなかった為、今回は何としても足を運ばねばならない。
正午前だっただろうか、テンションあがりすぎてバス停を何故か一つ前で降りてしまうハプニングがあったが、店には待ち時間なしで滑り込むことが出来た。それにしても何を食べようか。前回の冷やしぜんざい&ミニあんみつセットにするかなどと思いつつ、漠然とメニューを眺めているとなんとミニ氷セットも出来るではないか!ここの杏氷は一度食べてみたかったので今回もセットにプラスして頼もうかと思っていただけにこれは嬉しい。
当然の如く、ミニ氷から杏をセレクトしあんみつセットを選択した。
しばらく待つとお目当ての品が到着。
橙色がかった氷はなんとも艶めいて思わず見とれてしまう。これこれ!これが食べたかったんですよ!
先ずは一口いただく。杏特有の甘酸っぱい酸味、甘味が口腔内にたなびく。
これは美味い。甘味はしっかり確保しつつ、素材の旨みを甘味で殺すことなく十全に引き立てている。
杏系って割と甘味を抑え過ぎてその点が不満なのだが、ここの氷は杏のフルーティさをしっかり味わいつつ甘党を満足させるのだからやはりすごい。
氷は昔懐かしのジャリジャリ系という書き込みがあったが、さほど気になる事も違和感も感じず最後まで美味しくいただけた。
あんみつは詳細は省くものの、千倉(千葉県)の磯の香り野趣あふれる寒天(ここの寒天は個人的に日本一だと思っている)と黒蜜、餡、抹茶アイス(これも極私的NO1)すべて完ぺきでお互いの良さを引き立て合って正に日本一のあんみつ(極私的見解です)だ。
すっかり満足して、店を出たが今度来られるのはいつのことだろうか。ああ、これを日常的に食べられる京都人がうらやましい。
2016年8月下旬再訪
両川を後にして、向かった先はひつじ。
しかし、生憎の定休日で涙を飲んで店を立ち去る(調べとけよって話だが)。
その後柳桜園茶舗でほうじ茶を購入し、次なる目的地のこちらへ足を運んだ。
小豆が大好きな私が最も愛する店の一つなのだが、去年の秋の上洛時は訪問出来なかったので今回は何としてでも行かねばならない。
先程のひつじで懲りたので、今度はしっかり営業日を確認し店へ向かった。
店内は相変わらずの盛況だが、テーブル席が2つ分空いていて待たずに座ることが出来た。
今回注文したのは抹茶クリームあんみつだ。単品で頼んだことはなかったので、今回はこれをがっつり行くことに決めた。
しばらく待つとお目当ての品が到着。
うん。相変わらず美味い。寒天の磯の香り、抹茶アイスの風味と旨み。こりゃたまらんらん。
蜜をかけなくても美味いが、この蜜も美味いのでたっぷりかけさせてもらう。
ああ、幸せだ。この店が埼玉にあれば週一で通うのに・・・・
すっかり堪能したところでほうじ茶をお替りして冷えた体を温め店を出た。
上洛初日編続く
2015年5月中旬再訪
生まれてこの方、自信と言うものをとんと持ち合わせた事がない私ではあるが、そんな自分が確信を持ってお薦め出来る店がこちらの店である。
初めてここのあんみつと杏寒天(詳細は下のレビューを参照されたし)を食べた時の感激は今持って忘れられない。
そこまで書いておきながら何故だか1年以上訪れてなかったのだが、今回再訪してみてなんともったいない事をしたのだろうと改めて思い知る事となった。
上賀茂神社と社家町を後にして昼食を摂るべく御所方面へ向かったのだが、ふとこちらの「みつばち」の存在を思い出し無性に食べたくなった。昼飯も特に何を食べようと決めてるわけでもなし。どの道一保堂茶舗 喫茶室 嘉木へ寄るつもりだから丁度いい。
出町柳駅を越えて直ぐのバス停(名前失念)を下車して、目と鼻の先の店へ入店した。
幸いにもテーブルが一席空いていたので待たずに確保する事がかなった。
メニュー表を眺めながら何にするかしばし迷う。
一度あんず氷を食べてみたかったが、さりとて今日はカキ氷と言う気分でもないし、久々に冷やしぜんざいでも行ってみるかと「冷白玉ぜんざいセット」を注文。今回はミニあんみつではなくところてんを関西風に黒蜜(三杯酢も選択可)を選択した。
しばらくするとお目当ての品が到着。
冷やし白玉ぜんざい
小豆は粒がしっかり残っている分、餡子特有の重さが少なくすっきりとした小豆本来の旨みを味わえる。
それでいてどっしりとした甘みも感じられるのだからたまらない。最初のレビューでも触れたが、餡子嫌いの友人もこれならイケると絶賛していた。
白玉はモチモチしていて加水率も丁度いい塩梅でクオリティが高く、抹茶白玉も抹茶の旨みを十二分に引き出している。
ところてん
私が知る限りここの寒天より美味い寒天を食せる店を他に知らない。
下のレビューでも触れたが房総半島(千葉)の千倉で採れた天草を使用した寒天は、雑味がなく磯の香りがほんのり漂い、雑味を全く感じない為、豆かんとして味わうにはこれ以上ない素材なのである。
したがって同じ天草を使っているところてんの美味さは言うまでもない。
黒蜜をかけるとどっしりとした旨みが味わえ何とも言えない気分になる。
ただ、ふと思ったのだが、この素材であれば三杯酢の方がよりところてんとしてのポテンシャルを発揮できそうなので今度は三杯酢を選択するのありかな。
さて、久々のみつばちだったがクオリティの高さは相変わらずであった。
小豆や豆かんが好きならば四の五の言わずにぜひ一度は足を運んでいただきたい。特にまめかんに関しては少なくとも時間の無駄だったと思う事は先ずないはず。
これからは上洛する毎に立ち寄らなくてはならないと想う今日この頃である。
(2014年7月下旬再訪)
「喜み家」で豆かんを食べたら、どうしてもこちらの「豆かん」が気になってしまい急遽、予定を変更して訪れる事にした。
夏場に「ミニあんみつ&お汁粉セット」を頼んでからと言うもの、絶対にここの「杏豆かん」を食べようと思っていたので、こうなったら矢も楯もたまらない。
結論から言うと期待以上の味でスケジュールを変更した甲斐があった。
冒頭で触れた通り、「杏豆かん」の小豆トッピングを注文したのだが、まず寒天が素晴らしい。
千葉県の千倉で採れた天草を使っているのだが、雑味が全くないと言う事に加え、磯の味がしてまさにこれぞ寒天を食べている実感を味わえる。
杏もジューシーで程よい酸味と甘さが素晴らしく、夏場限定の杏氷に否が応でも思いを寄せてしまう。
小豆の甘味は夏場に食べたお汁粉からすると控えめなのだが、豆かんと組み合わせるにはちょうど良いのかもしれない。
赤えんどう豆も、黒蜜のバランスも申し分なく喜み家と比較しても勝るとも劣らない逸品で一度食べたら忘れられない味だ。
さて、今度はこれに加えて杏氷行ってみよう。
(2012年11月下旬再訪)
食べログで知ってからと言うもの、かねてより訪れてみたかった「みつばち」。
スケジュールが合わなかったり、現地に着いたはいいが運悪く臨時休業の張り紙が張ってあったり巡り合わせが悪く、今年の夏に至るまで縁のなかった御店なのだが、この日はしっかり開店の有無を確認したのでふられる心配はない。
昼に四条河原町で友人2人と落ち合い、店に着いたのが丁度午後1時。
運よく、テーブル席が一卓分開いていたので待たずに座れた。お目当ては「あんず氷」 杏のシロップをたっぷりとカキ氷にかけた逸品なのだが、先ほど待ち合わせ場所に向かうバスの途上で「みつばち」の前をさしかかった時、ウェイトレスが「あんず氷」を運んでいる姿が視界に入ってからというもの、濃厚な橙色(この表現がしっくりくる)の物体が俺の心をとらえて離さない。
「あんみつ」も気にはなるがここは「あんず氷」でしょ。
メニュー表見るまでもないけど他の品も気になるのがあれば次来た時の参考にと表紙を開くと「あんず氷は終了しました」との張り紙が・・・・
なんてこったぁぁ!!つい30分前にバスの中からみた時は有ったじゃないかぁと後悔するも時すでに遅し。
気を取り直して、「ミニあんみつと冷やし白玉ぜんざい」を注文するも連れの一人は小豆が苦手。
あんず氷をえさに説いたのにかわいそうな事をした。ドリンクは置いてないので1人は「抹茶クリームぜんざい」 小豆嫌いの連れは「冷やし白玉ぜんざい」を泣く泣く注文。
結論から言うと却ってこの方が良かったようだ。
白玉もさることながら小豆はサラサラっと口にたなびくような甘さで俺が今まで食べた汁粉の中では最も美味いと言っても過言ではない。小豆嫌いの連れも「これなら俺も大丈夫」と絶賛していた。
最近こそだいぶ改善してきた感があるが、俺の若いころの小豆はて後味がベタっとするような質の悪い品が横行していた事もあり周囲にも餡子嫌いが多い。「みつばち」の水準とは言わないまでも良質な餡子を提供していれば状況はかなり変わっていたのではないか・・・
そんな事を改めて考えてしまった(日本酒にも同様な事がいえる)。
さて、セットに付いていたあんみつもまさに絶品だった。
まず寒天が素晴らしい。喜み家でまめかんを食べて以来、この四角い半透明な品の良さを知ったがこれに関しては「みつばち」の方が上なのではと言う気がする。
添えられている杏もよい。ジューシーさをしっかり残していてたとえるなら一夜干しと言ったところだろうか。
「あんずまめかん」というメニューもあるようだから今度はこれを頼もうかな。
抹茶アイスも良かった。バニラアイスに抹茶パウダーをまぶしてあるのだがこの配分が絶妙で「抹茶クリームぜんざい」を注文したもう一人の連れも「小豆との相性が素晴らしい」と感激していた。
それにしても京都における甘味処の底深さを改めて実感させられた。まだまだ気になる店が山ほどあるんだよな。
これを制覇するにはこの地に住まわないと難しいのではないか。まあ、とりあえず今年の紅葉シーズンに再訪決定したのは言うまでもない。
6位
1回
2012/11訪問 2012/12/12
今年の夏に訪れて以来、約3か月ぶりの再訪だ。
今回は久々に「豆かん」を注文した。純粋に豆かんを味わいたいのでトッピングは白玉だけに留める。
それにしても白玉もあるとはいえ寒天と赤えんどう豆に黒蜜をかけただけのものがなぜこんなに美味いのだろうか?
孤独のグルメで主人公の井の頭五郎が「豆と寒天が美味い店は信用できる。焼肉屋でいえばキムチのような店の試金石だ」と言うセリフをはいていたのを思い出した。
前回のレビューでも書いたようにここのカキ氷も絶品だし、お汁粉系も美味いらしいので今度は豆かんとともに注文してみるか。
(2012.11月下旬再訪)
今年の初夏、豆かんを食べに訪問した折、琥珀氷(べっ甲飴を溶かしたシロップ)と言う名の魅惑的なカキ氷があるのを知り8月下旬再び上洛したのを機に意気揚々と訪れたのだが、店の外の張り紙を見ると「氷すだち」始めましたとの文字が飛び込んできた。
フルーツ系氷、特に柑橘系の氷が大好きな俺にとって「すだち」の三文字はずっと旅行前から心に秘めていた琥珀氷への想いを揺るがすに十分な魔力を秘めていた。
おりしも、季節は8月の真っただ中。誰もが知っての通り盆地である京都の夏は半端ない暑さである。
ちなみにこの日の気温は30度後半。ただでさえ、身体はさっぱりとした冷たいものを欲していた。
しばし悩みつつも大好物の柑橘系&うだるような暑さという2つの条件が重なり「氷すだち」を注文。
結果的にこれが大当たりだった。一口含むとすだちの酸味と爽快さが身体中に浸み渡る。美味い。
素材を最大限に生かしつつ、程よい甘さに仕上げる手腕は端倪すべからざるものがある。数年前、桂離宮前にある老舗「中村軒」でも同じものを食したのだがそれよりも数段勝っている。
少なくとも俺のイメージでは喜み家=豆かんだったのだがここまでレベルの高いカキ氷が食べられるとは思わなかった。
ちなみに俺の住む埼玉県も「阿佐美冷蔵」と言う名店があるのだが(熊谷名物雪くまも中々である)この名店にもひけをとらないと言っても過言ではない。
すっかり満たされてしまい「琥珀氷」を注文しなかったのが今となっては悔やまれる。
これこそ、京都の甘味処を体現する氷だと思ってるだけに無理してでも食べるべきだった(元来、お腹が弱くて前回の訪問も泣く泣く断念した経緯がある)。また、来年の宿題にしよう。
あ、そうそう。忘れてはいけない。「豆かん」である。
実はこの甘味を食べたのは喜み家が初めてなのだが、これほど美味いものなのかと我ながら驚いた。
寒天・赤えんどう豆・黒蜜が織りなす正に三位一体のハーモニーは寒天に関する見方を根底から覆すだけの価値がある。
当時はそれほど美味いものなのかという疑念がぬぐえなかったのでバニラアイスをトッピングしたのだが正直、却って邪魔かもしれない。
それにしても京都の甘味処の実力は日本一だと思う。なかんずく「喜み家」のような店が一つでも近所にあれば休み毎に通うのになぁ。 うらやましいぞ京都人。
7位
1回
2012/12訪問 2012/12/14
友人と高台寺のライトアップを見た後、京都駅で別の友人と待ち合わせして合流したのだが、時刻は夜の10時に差し掛かっていて駅ビルの店はどこも閉店準備を始めていて途方に暮れる。
じゃあ、とりあえず烏丸口へ出てその辺の店を探すかと言う流れになったのだがふと七条にこの店があったのを思い出し早速訪問する事にした。
烏丸通りを北上し、七条通りを西に入ると程なくして「リド飲食街」を見つけた。
昭和26年に営業を始めたそうだが絵に描いたような昭和感漂うディープな雰囲気に一同たじろぐ。
店はカウンター席のみで背を反らすとすぐに引き戸にぶつかるような狭さである。
それでも無事、3人分確保できたのでとりあえずハーフ&ハーフを注文。
少し経つとホタルイカの沖漬とチーズを練り込んだマッシュポテトとバケット一切れのお通しが目の前に置かれた。
沖漬は上に生姜が載っているのだが、両者の相性の良さに目を剥いた。
マッシュポテトもいい。チーズの風味が口いっぱいに広がりビールのアテにピッタリ。バケットに挟んで食べるとより美味さが引き立つ。
これはワインと一緒にやっつけてもいいかもしれない。
続いて頼んだ牛筋のチリソースも良かった。
エビチリよりスパイシーなソースは牛筋の味をいかんなく引き立てている。
ねぎとろ海苔巻(名前忘れた)。
ネギトロをチーズとキュウリと合わせてノリでまいたのだがネギトロとチーズがこれほど相性が良いとは驚いた。
チーズの酒盗
カマンベールチーズのとろりとした食感とイカの塩辛は日本酒のアテにピッタリ。
その後、タコスとメキシカンチャーハンを頼んだのだがタコスは今まで食べた中で最も美味かったし、チャーハンも丁度良いスパイシーさで文句なし。
一品一品は決して安いとは言えないが、値段に見合った、いやそれ以上の味なので後悔はしないはず。
またひとつお気に入りの店を見つけてしまった。今度は隣の客が食べていたナポリタンを注文してみよう。振りかけてあるパルジャーノチーズがいい感じに溶けていた。あれは絶対に美味いはず。
8位
1回
2012/12訪問 2012/12/23
所沢の用事が思いのほか早く片付いた為、昼飯は川越で摂る事にしたが気分的にうどんが食べたかったのでこちらを選ぶことにした。
大宮の本店は何度となく来てはいるもののこちらは本当に久しぶりだ(まあ本店も御無沙汰なのだが)。
2人掛けのテーブルが空いていた為、そこへ陣取り当然のごとく「肉汁うどん中」を注文。
ぶっかけてんぷらうどんも美味いし、キノコ汁も気になるのだがやはり久々に来た以上はこれでないとね。
注文後、数分で早速到着。
これだけ早いと言う事は茹で置きなのだろうが、再び湯にくぐらせているのだろうか?見た目は艶々だ。
早速、汁にくぐらせて一口啜る。
茹で置き特有のニチャッとした食感は感じられず言われなければそれとはわからない出来栄えだ。
(他のレビューアーさんのレビューによると常に麺をゆでている為、すぐに出せる状態にあるらしいので茹で置きではないようだ)
麺そのものも武蔵野うどん特有の弾力があって美味い。大宮店は麺がふにゃふにゃな食感でそこが欠点だったのだがこれなら何の問題もない。
肉汁の肉は豚バラ肉なのだが茹で加減がちょうどよく、肉の旨み、ジューシーさを十二分に残している。
他店の肉汁は肉がパサパサで「出汁ガラなんじゃねーの!?」と思う事がしばしばあるのだがここのは文句なしの美味さだ。
少し脂身が多くてくどいという向きもあると思うが、うどんと一緒に食べれば問題ない。
また、一緒に添えられてるネギと油揚げが良い仕事をしているし、出汁もしっかりとれているので最後の一滴まで飲み干してしまう(まあ、これは薦められないがw)。
久々の藤店だが個人的には川越店がストライクゾーンど真ん中。文句なく肉汁うどんの最高峰である。
9位
1回
2012/10訪問 2013/12/01
久々の再訪である。この前訪れた時は岩畳まで寄ってる間がなくて行けずじまいだったが長瀞に来てここに寄らないなんて高松に行ってうどんを食わずに帰ってくるようなものだ(ちょっと言い過ぎか。長瀞で言えはさしずめ阿左美冷蔵だろう)。
阿左美冷蔵 金崎本店を後にして荒川沿いの道を歩き岩畳を目指した。
この辺りの紅葉はところどころで中々の色づきを見せており道行く人々(ほとんど私以外いなかったが)の目を楽しませてくれる。
しばらく歩き岩畳を散策した後(残念ながら私の滞在した時の紅葉はイマイチだった)、こちらの店へ向かった。
閉店時間近くだったので開いているか不安だったがなんとか間に合った。
今回は前回と同じそら豆の甘納豆きな粉和えと何の豆かは不覚にも失念してしまったが小粒の甘納豆を購入。
前回同様、各商品を試食していると花豆の甘納豆に混ざって存在していた豆が美味くてお店の人に「これって売ってないのですか?」と聞くと、「それは白花豆と言って花豆とミックスで売ってたんだけどもう売り切れちゃった。」 うーん。残念。
しかし、余った白花豆をサービスでいただいてしまった。前回のしゃくしな漬といい本当に素晴らしいサービスぶりである。
帰宅して早速、早速いただく。
小粒の甘納豆は黒豆を甘納豆にしたような味だがこれがまた美味い。
きな粉豆もそら豆のホコホコした食感ときな粉の相性が素晴らしくこれを食べなくては始まらないと言う程気にいっている味だ。
白花豆は車の中で食べてしまったが金時豆を甘納豆にしたような上品な甘みで今度訪問した際は絶対にこれを買うつもりである。
やはり長瀞に言ったら阿左美冷蔵とここは外せない。
(2013年11月上旬再訪)
長瀞名物と言ったら真っ先に名前が挙がるのが阿左美冷蔵 金崎本店天然氷蔵元 阿左美冷蔵 寶登山道店だが、個人的にはこの2つの他に「豆の大沢屋」を推したい。
長瀞駅から岩畳に向かう商店街の一角にあるのだが、数年前、ぶらりと入店し試食して以来というものすっかりとりこになってしまい、以来この地を訪れる度に立ち寄っている。
この店の良さは何と言っても看板品のきな粉豆・甘納豆やしゃくし菜漬を試食できるばかりか、甘くなった舌をお茶のサービスで口直し出来るところである。
店のおばちゃんに「遠慮なく食べて行ってね」と勧められるし、お茶も気軽に飲めるのでついついお言葉に甘えてしまう。
こちとら購入するのは決まってるので大手を振るって試食できるしね。
先日、訪問して「きな粉豆」、「甘納豆」を購入した時は閉店間際だったせいか、店の試供品として置いてあった「しゃくし菜漬」を「捨てるのももったいないから良かったら持って行って」とサービスしてもらった。
その日のうちに開封したのだがあいかわらずこれが美味い。
甘納豆
しっとりしていて、ほこほこした食感。
甘いのだが,砂糖で誤魔化さず、豆の甘味を最大限にひきたて上品に仕上がっている(砂糖は補助的な感じ)。 無添加だけの事はある。
きなこ豆
上記で書いた豆の甘味がわかるのがこれ。
砂糖の代わりにきな粉をまぶしているのだが甘味は可不足ないし、きな粉との相性も最高。
しゃくし菜漬
見た目は野沢菜に似ているが、前者よりしょっぱくなく代わりに酸味があるがこれがご飯の友には最高なのである。日本酒のアテとしても良い。
常温で一週間ほどの日持ちではあるが、豆のほっこり感が残るその日に食べるのがお薦め。
うちの家族一同も大ファンです。
10位
1回
2014/07訪問 2014/09/15
実に一年ぶりの再訪である。
ここは最終日の楽しみとして取っておいているのだが、去年の夏は最終日にそれどころではない事態が出来した為寄れずじまいで、今年の初夏は定休日であった為これまたお預けとなった。
なので今年はぜひ寄ろうと決めていた。
一保堂茶舗 喫茶室 嘉木を出て、四条京阪のバス停で降り八坂神社→石塀小路→二年坂・三年坂をぶらついた後、夕刻近くになった為こちらの店へ立ち寄った。
夕飯時より若干早いせいもありテーブル席は幾分余裕があったので無事確保する事が出来た。
さて、メニューは既に決めてある。
過去のレビューで夏場は鱧の箱寿司が食べてみたいと触れた通り、何はなくともこれはいただかなくてはならない。
夏場ならではなメニューと言う事で鯵寿司と箱寿司の盛り合わせ(正式名称失念)とビール大瓶(サッポロ黒ラベル)を注文。
また、鮎の姿寿司(これまた正式名称失念)もかねてより気になっていたのでそれも追加で注文した。
ビールをちびりちびりとやりながら待っているとお目当ての品が到着。
鯵寿司は締まった味で大葉がアクセントとなりビールが進む。
¥100回転すしの鯵は締りがなく大味なので敬遠しているのだがこちらは流石である(比べちゃいけないのはわかっているがw)
箱寿司は鱧のすり身を使ったものなのだが、鱧のホコホコした旨味と練り込んだタレ(この表現でいいのか自信ないが)の甘味が相まって絶妙な美味さだ。鰆も良かったがこちらも負けていない。
更に鮎寿司。
鮎の姿焼きを寿司にした逸品なのだが、淡白ながら力強い旨味がたまらない。
焼き加減も絶妙で蓼酢の酸味と相性も抜群である。これは美味い。鮎そのものも美味いがこれを寿司として昇華させるとは流石はいづ重。旅の締めにふさわしい晩餐であった。
さて、3泊4日における青春18きっぷの旅もこれで最終回。
実に28回のロングランレビューだった為、きちんと終われるか不安だったが「案ずるより産むが易し」なんとかなるもんだ。
時として冗長な駄文と化したレビューに付き合っていただいた読者の皆さま、ありがとうございました。
がしかし、実は最終日は新幹線で帰宅した為、2日分残っていたのである。
ですので日帰りで2日間、静岡と山梨(清里)へ訪れているのでまだまだ青春18きっぷシリーズは続きます。
しつこいようですがこれに懲りずお付き合いいただければ幸いです。
(2014年7月下旬再訪)
しのだやを後にし、「福井みすや針」で母に頼まれた「まち針」を購入した後高台寺の圓徳院を拝観。
後は埼玉に帰るだけなのだがその前に最後に寄らなければならない店がある。
鯖寿司で知られる名店「いづ重」前回食べて以来、京都に来たら必ず食べようと心に誓った店なのだが今回は帰りの新幹線でビールとともにいただくつもりなのだ。
八坂神社を抜け、店内に入るとテイクアウト用の鯖寿司がレジカウンターに積まれてあったのでさほど待たずに買う事が出来た。
その後、京都駅改札前のスバコでビールとつまみを購入し車中で早速いただく。
毎度ながら京都を後にする時は満足感と寂寥感が入り混じるアンビバレントな気分にさせられるのだが今回はこの鯖寿司が食べられる楽しみで寂寥感が薄らいだ感がある。
さて、それはともかくとして竹皮の包み(これが京の名店らしくていいじゃないか)をはがして食べる半年ぶりのサバ鮨は相変わらず美味い(詳細は前回のレビュー見てください)。
今度は盆明け辺りに行こうと思ってるがその時は鯖鮨とともに鱧の箱寿司をいただくつもりである。
2013年5月上旬再訪
京都に行く度にぜひ寄ろうと思いながらタイミングが合わず願いがかなわなかったこのお店。とうとう行ってきました。
下鴨神社を参拝し、京阪線で四条に降り立ち店に着いたのは午後2時過ぎ。
今なら待たずに入れるかなぁと淡い期待を抱いていたのだが、生憎の満席。
この後のスケジュールを考えるとあまり待ちに時間を割きたくはないのだがこの日は旅行最終日。この機会を逃すといつ食べられるかわからない。 ここは腹をくくらねば・・・・
幸い、5分もしないうちにテーブルが空いたのであらかじめ決めておいた鯖&箱寿司のセットとエビスの小瓶を注文。
ビールをちびりちびりやりながら待っていると憧れの鯖寿司が到着した。
テーブルに醤油が見当たらないし小皿も来なかったのでどうやらそのまま食べるのが正しいようだ。
鯖寿司
まずは昆布をはがして食べる。シャリも身も大ぶり。鯖はジューシーで酢の締め加減も絶妙。赤垣屋のきづしを思い出した。酢の酸味も最小限に抑えてある。安い鯖寿司だと酢の加減が強すぎるのだがここのは絶妙だ。
ビールとの相性も良い。
続いて箱寿司。
ネタは鰆。箱寿司だけあって正方形に切ってある。
鰆はアナゴに似た味と言ったらいいのだろうか。淡白ながら力強い味で美味い。
鯖寿司もさることながらこちらは本当に絶品だ。
鯖寿司なんて高いだけで大したことないんじゃないかとの思いが心のどこかであり、それが冒頭で触れたように中々足を運ばなかった原因の一つになっていたのだが、「百聞は一見にしかず」ではないが実際食べてみるとその疑念は完全に氷解した。
値段も他店に比べるとリーズナブルだし他にもいなりや鯵など気になるメニューが目白押しなので次回の訪問が楽しみである。
2012年11月下旬訪問
食べログを始めて早4か月。
レビューする前は不安もあり中々踏み出す事が出来ませんでしたが始めてみれば「案ずるより産むが易し」
レビューも50件に達する勢いで思いのほかハイペースで進んでおりそれなりに満足感はあります。
件数をみると和菓子・甘味処を筆頭にラーメン、うどんの順で高級感はほぼ皆無に近いのですが、これも自然体で行きたい店・身の丈に合った店を選んだ結果なので俺らしいかなぁと(まあ、高級店に行くにも先立つものが・・・・)。
来年も同じような感じでマッタリやって行こうと思っているので皆さん、暇があれば読んでやってください。